JP2012199269A - 電子部品及びその製造方法と、配線基板 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板の第1の面に位置する第1のランドと、第1の面に位置し、第1の方向において第1のランドと離れた状態で隣り合う第2のランドと、第1の電極と第2の電極とを有し、第1の電極が第1のランドに接続されると共に、第2の電極が第2のランドに接続される素子と、を備え、第1のランドは第2のランドと向かい合う第1の辺を有し、第2のランドは第1のランドと向かい合う第2の辺を有し、第1の辺は第1の中央部と第1の端とを含み、第2の辺は第2の中央部と第2の端とを含み、第1の方向において、第1の中央部と第2の中央部とが向かい合いと共に、第1の端と第2の端とが向かい合い、第1の端と第2の端との間の第1の距離は、第1の中央部と第2の中央部との間の第2の距離よりも長い。
【選択図】図1
Description
なお、この種の形態は、例えば特許文献1の図1等にも開示されている。
しかしながら、上記の実装工程では、素子190と配線基板150との位置合わせや、位置合わせ後に素子190を配線基板150上に配置する過程、又は、その後のリフローの過程で、図13に示すように、素子190が回転して位置ズレが生じてしまうことがある。
そこで、この発明の幾つかの態様は、このような事情に鑑みてなされたものであって、θズレの許容範囲を広げることを可能とした電子部品及びその製造方法と、配線基板の提供を目的の一つとする。
(1)第1実施形態
図1(a)及び(b)は、本発明の第1実施形態に係る配線基板10と電子部品100の各構成例を示す平面図である。
図1(a)に示すように、この配線基板10は、ベース基板1と、ベース基板1の表面1aに設けられた第1の配線11と、第2の配線15と、これら第1の配線11及び第2の配線15をそれぞれ部分的に覆って保護するソルダーレジスト20とを有する。第1の配線11のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第1のランド12が設けられており、第2の配線15のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第2のランド16が設けられている。
図1(a)に示すように、第1のランド12の辺であって第2のランド16と向かい合う辺を第1の辺13とし、第2のランド16の辺であって第1のランド12と向かい合う辺を第2の辺17とする。このとき、第1の辺13の中央部13aと第2の辺17の中央部17aはY軸方向において向かい合っている。同様に、第1の辺13の一端13bと第2の辺17の一端17bもY軸方向において向かい合っており、第1の辺13の他端13cと第2の辺17の他端17cもY軸方向において向かい合っている。
そして、この状態で、配線基板10及び素子30をリフロー炉に通す。これにより、クリームはんだ21´が溶融し、第1の電極31がはんだ21を介して第1のランド12に接合されると共に、第2の電極32がはんだ21を介して第2のランド16に接合される。このような工程を経て、図1(b)や図2に示した電子部品100が完成する。
上記の第1実施形態では、第1のランドと第2のランドのそれぞれの平面視による形状(即ち、平面形状)が台形である場合を例示した。しかしながら、本発明において、第1のランドの平面形状と、第2のランドの平面形状は台形に限られることはない。
図5(a)及び(b)は、本発明の第2実施形態に係る配線基板40と、この配線基板40を備えた電子部品110の各構成例を示す平面図である。図5(a)に示すように、この配線基板40では、第1の配線11のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第1のランド42が設けられており、第2の配線15のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第2のランド46が設けられている。そして、これら第1のランド42と第2のランド46のそれぞれの平面形状は二等辺三角形となっている。
このような構成であっても、図5(b)に示すように、第1のランド42に第1の電極31が重なり、且つ、第2のランド46に第2の電極32が重なるように、配線基板40に素子30を実装することができる。
これにより、第1の電極31や第2の電極32を介して、第1のランド42と第2のランド46とがショートすることを防ぐことができる。従って、第1の実施形態と同様に、θズレの許容範囲を広げることができる。
上記の第1、第2実施形態では、第1のランドと第2のランドがそれぞれ台形又は三角形であり、第1の辺と第2の辺がそれぞれ直線である場合を例示した。しかしながら、本発明において、第1の辺と第2の辺は直線ではなく、少なくともその一部に曲線を含んだ構成であってもよい。
図7(a)及び(b)は、本発明の第3実施形態に係る配線基板50と、この配線基板50を備えた電子部品120の各構成例を示す平面図である。図7(a)に示すように、この配線基板50では、第1の配線11のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第1のランド52が設けられており、第2の配線15のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第2のランド56が設けられている。ここで、第1のランド52の第1の辺53と第2のランド56の第2の辺57は、それぞれ曲線となっている。
このような構成であっても、図7(b)に示すように、第1のランド52に第1の電極31が重なり、且つ、第2のランド56に第2の電極32が重なるように、配線基板50に素子30を実装することができる。
これにより、第1の電極31や第2の電極32を介して、第1のランド52と第2のランド56とがショートすることを防ぐことができる。従って、第1、第2の実施形態と同様に、θズレの許容範囲を広げることができる。
上記の第1〜第3実施形態では、第1の辺の中央部とその両端との間に平面視で段差は無く、第1の辺はその中央部から両端にかけて徐々に後退している場合を例示した。第2の辺についても同様の傾向を例示した。しかしながら、本発明において、第1、第2の辺の中央部とその両端との間には、平面視で段差があってもよい。
図9は、本発明の第4実施形態に係る配線基板60の構成例を示す平面図である。図9(a)に示すように、この配線基板60では、第1の配線11のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第1のランド62が設けられており、第2の配線15のソルダーレジスト20から露出している部分の先端には第2のランド66が設けられている。
第1の辺63の両端63b、63cと、第2の辺67の両端67b、67cはそれぞれ後退しているため、素子が±θ方向に位置ズレした場合でも、第1のランド62に第2の電極が接触したり、第2のランド66に第1の電極が接触したりすることを防ぐことができる。このため、第1〜第3の実施形態と同様に、θズレの許容範囲を広げることができる。
上記の第1〜第4実施形態では、Y軸方向における第1の辺と第2の辺との間の距離(即ち、離間距離)について、その始点が第1の辺の中央部の中心であり、その終点が第2の辺の中央部の中心であるときに最小である場合を例示した。ここで、中心とは、例えばX軸方向において、両端からの距離が等しい位置のことを意味する。しかしながら、本発明において、上記の離間距離は必ずしも中心間で最小となる必要は無い。
また、上記の第1〜第5実施形態では、第1のランドと第2のランドの平面形状が同一である場合を図示した。しかしながら、本発明において、第1のランドと第2のランドの平面形状は必ずしも同一である必要は無い。例えば、図11に示す第6実施形態に係る配線基板80のように、第1実施形態で説明した第1のランド12と、第3実施形態で説明した第2のランド56とが、Y軸方向において離れた状態で隣り合っていてもよい。
なお、本発明において、ベース基板1はフレキシブル基板に限定されるものではなく、リジッド基板であってもよい。また、ベース基板1の材料は、ポリイミドに限定されるものではなく、フェノール、エポキシ、ガラスエポキシ、テフロン(登録商標)、アルミナ、PET(ポリエチレンテレフタラート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などの各絶縁材を用いることができる。
また、本発明において、素子30はコンデンサに限定されるものではない。素子30は、例えば抵抗素子などでもよく、その場合は第1の電極31と第2の電極32との間に抵抗体が配置される。
なお、本発明は、LW逆転タイプの素子と、このような素子が実装される配線基板とに適用して極めて好適である。これは、LW逆転タイプでは、素子は横方向に長い(つまり、回転の半径が大きい)ため、僅かなθズレでも、素子の横方向の端部は大きく回転移動してしまうからである。
32 第2の電極、33 誘電体、64、68 段差、73d、77d 中央外縁、100、110、120 電子部品。
Claims (6)
- 基板と、
前記基板の第1の面に位置する第1のランドと、
前記第1の面に位置し、第1の方向において前記第1のランドと離れた状態で隣り合う第2のランドと、
第1の電極と第2の電極とを有し、前記第1の電極が前記第1のランドに接続されると共に、前記第2の電極が前記第2のランドに接続される素子と、を備え、
前記第1のランドは前記第2のランドと向かい合う第1の辺を有し、
前記第2のランドは前記第1のランドと向かい合う第2の辺を有し、
前記第1の辺は第1の中央部と第1の端とを含み、
前記第2の辺は第2の中央部と第2の端とを含み、
前記第1の方向において、前記第1の中央部と前記第2の中央部とが向かい合うと共に、前記第1の端と前記第2の端とが向かい合い、
前記第1の端と前記第2の端との間の第1の距離は、前記第1の中央部と前記第2の中央部との間の第2の距離よりも長いことを特徴とする電子部品。 - 前記第1の方向における前記第1の辺と前記第2の辺との間の距離は、
当該距離の始点が前記第1の中央部から前記第1の端へ移ると共に、当該距離の終点が前記第2の中央部から前記第2の端へ移るに従って大きくなることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 前記第1のランドと前記第2のランドは、同一の形状で同一の大きさを有し、
前記第1のランドと前記第2のランドとの間を通る中間線を軸に対称となるように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品。 - 前記素子の前記第1の方向における長さよりも、前記素子の前記第1の方向と平面視で交差する第2の方向における長さの方が長いことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の電子部品。
- 基板と、前記基板の第1の面に位置する第1のランドと、前記第1の面に位置し、第1の方向において前記第1のランドと離れた状態で隣り合う第2のランドと、を備え、前記第1のランドは前記第2のランドと向かい合う第1の辺を有し、前記第2のランドは前記第1のランドと向かい合う第2の辺を有し、前記第1の辺は第1の中央部と第1の端とを含み、前記第2の辺は第2の中央部と第2の端とを含み、前記第1の方向において、前記第1の中央部と前記第2の中央部とが向かい合いと共に、前記第1の端と前記第2の端とが向かい合い、前記第1の端と前記第2の端との間の第1の距離は、前記第1の中央部と前記第2の中央部との間の第2の距離よりも長い配線基板を用意する工程と、
第1の電極と第2の電極とを有する素子を用意する工程と、
前記第1の電極を前記第1のランドに接続し、前記第2の電極を前記第2のランドに接続する工程と、を含むことを特徴とする電子部品の製造方法。 - 基板と、
前記基板の第1の面に位置する第1のランドと、
前記第1の面に位置し、第1の方向において前記第1のランドと離れた状態で隣り合う第2のランドと、を備え、
前記第1のランドは前記第2のランドと向かい合う第1の辺を有し、
前記第2のランドは前記第1のランドと向かい合う第2の辺を有し、
前記第1の辺は第1の中央部と第1の端とを含み、
前記第2の辺は第2の中央部と第2の端とを含み、
前記第1の方向において、前記第1の中央部と前記第2の中央部とが向かい合いと共に、前記第1の端と前記第2の端とが向かい合い、
前記第1の端と前記第2の端との間の第1の距離は、前記第1の中央部と前記第2の中央部との間の第2の距離よりも長いことを特徴とする配線基板。
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JP2011060488A JP2012199269A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | 電子部品及びその製造方法と、配線基板 |
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2011
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