JP2012197869A - 管継手 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】拡径部材6が、2部品から成り、拡径本体61と仮補強片62とから構成され、締付環体5に挟持されている。
【選択図】図4
Description
例えば、図14〜図17に示すように、被接続用のパイプ31の端部に挿入される挿入筒部32を有する継手本体33と、上記挿入筒部32の凹周溝34に装着されるシール材35と、上記挿入筒部32に外嵌された上記パイプ31の端部を弾発的な締め付け力F36で締め付けるためのスリット付きの締付環体36と、該締付環体36の弾発力に抗して該締付環体36を拡径するように上記スリットの端部に離脱可能に挟持されて、挿入される上記パイプ31の先端部に当接して離脱する拡径片37と、上記挿入筒部32に外嵌された上記パイプ31の外周面に抜け止め状態に内周面が掛止する抜け止めリング38と、を具備し、該抜け止めリング38の内周側には、周方向に等間隔に切り込み形成された複数個の歯部39が設けられた管継手を、提案している(特許文献1参照)。
本発明は、上述した多くの問題点を解決することを目的とする。
また、上記内層クランプリングのスリットと、上記外層クランプリングのスリットとを、周方向に 180°位置を相違させて相互に嵌合させた。
また、上記拡径本体は、硬度がHRC45以上の鋼鉄製であり、かつ、破損促進用の応力集中発生ノッチを形成して成るものである。
図1と図2に於て、1は被接続用のパイプであって、その端部1Aが矢印Aのように本発明に係る管継手Jに差込まれる。2は継手本体であって、パイプ1の端部1Aの内周面に挿入される挿入筒部3を一体に有している。
そして、挿入筒部3に外嵌されたパイプ端部1Aを(図2と図3と図4に示すように)弾発的な締め付け力で締め付けるための締付環体5と、この締付環体5の弾発力に抗して締付環体5を拡径するように離脱可能に挟持された拡径部材6を、備えている。この拡径部材6は、後述するように、複数(2個)の部品を仮組みしてユニット化した小部材であって、複数(2個)の部品は巧妙な機能と作動を各々行って、図1から図2(A)(B)のように挿入されてくるパイプ1の先端部1Bを検知して締付環体5の挟持から離脱する。
また、内層クランプリング51と外層クランプリング52とを相互に連結する、ピンやリベットやボルトやバンド等の連結部材を省略している。
なお、図5(A)に示すように、内層スリット51Aと外層スリット52Aとを同方向に一致させて、同一位置にて組立てるようにするも自由である。
さらに、挿入筒部3の外周面に突設された多数本の低い三角突条8の軸心方向中間位置には、低い丸山型のシール用丸突条9が配設されている。この丸山型のシール用丸突条9が低いとは、その高さ寸法H9 が 0.1mm〜 0.3mmであると定義する。このように、三角突条8とシール用丸突条9の高さ寸法H8 ,H9 は略等しく設定され、従来公知のタケノ子状三角突条よりも十分に低く設定した。
このとき、一ピッチ分だけ矢印E′のように移動した凹溝13が存在しない平坦円周面が、丸突条9に対応して丸い凹状に弾性変形して密接状態となり、しかも、摩耗傷のない上記平坦円周面が丸い凹状に弾性変形するので、流体の外部漏洩が生じず、安定した密封性を発揮する。
なお、三角突条8は、図6に示すように、管継手内方側に軸心直交状の辺18を有する直角三角形とするのが望ましい。
また、三角突条8としては、(図示省略するが)頂部を丸型や平坦付きの丸型を有する断面形状として、係止機能の他に、シール(密封)機能を同時に具備するようにしても良い。
具体的には、図3と図4に示す実施の形態では、内層クランプリング51のスリット51Aに拡径本体61が挟持され、パイプ未挿入状態では、仮補強片62によって、このような破損(破壊)を防止するように補強している。このとき、前記弾発力Fxは、2重構造の締付環体5の内層クランプリング51と外層クランプリング52の両者から発生する弾発的な外力である。
仮補強片62は略矩形状の孔70を有する、同一肉厚寸法の板片から成り、全体が略矩形枠型であって、図3のように締付環体5に組立てた状態で外層クランプリング52の外周面と同一面状乃至僅かにラジアル内方位置にあるような円弧辺71に形成する。さらに、図8(A)でも明らかなように、貫通状の孔70の左右側辺72,72は、相互に平行な線部72Aと、間隔がラジアル内方向(図8の下方向)へ拡大する傾斜部72Bとから成る。このようにすることで、図1から図2(A)のように、さらには図2(B)のように、仮補強片62が、パイプ1の先端部1Bに押圧されて、しだいに傾斜してゆく際の抵抗力を低減して、軽い力で仮補強片62が拡径本体61の突片部65,65から、離脱する。
また、図2の状態からも判るように、梃子の原理を用いているため、パイプ1から矢印A方向に仮補強片62の一部62Aに付与すべき力は、一層小さくて済む。
2重構造である締付環体5の内層クランプリング51は、(1重の厚肉のものと比較して)バネ鋼材等をC型に塑性加工が容易であり、かつ、正確な真円状とすることも容易である。他方、外層クランプリング52も、(1重の厚肉のものと比較して)バネ鋼材等にてC型に塑性加工が容易であると共に、真円度は、それ程、厳密でなくて済むので、作製が容易で、十分に幅寸法W52と肉厚寸法T52を大きくしても、作製可能となるという利点を有する。
言い換えると、特に厚さ寸法の大きいバネ鋼帯板を、内径を10mm強〜30mm強の小径筒型に塑性変形させようとすれば、製作中に破壊してしまう問題、真円状に加工することが至難であるという問題、及び、径寸法の変化に伴って弾発力(締め付け力)が極端に大小変化してしまうという問題があり、従来から、不可能と考えられていたのである。
また、図1,図2に例示した雄ネジアダプター型に限らず、雌ネジアダプターやソケットやチーズ等の各種の形式の管継手に応用自由である。
1A 端部
1B 先端部
3 挿入筒部
5 締付環体
6 拡径部材
51 内層クランプリング
52 外層クランプリング
51A,52A スリット
61 拡径本体
62 仮補強片
N ノッチ
Claims (4)
- 被接続用のパイプ(1)の端部(1A)に挿入される挿入筒部(3)を有する継手本体(2)と、上記挿入筒部(3)に外嵌された上記パイプ(1)の端部(1A)を弾発的な締め付け力で締め付けるための締付環体(5)と、該締付環体(5)の弾発力に抗して該締付環体(5)を拡径するように挟持された拡径部材(6)と、を具備してなる管継手に於て、
上記拡径部材(6)は、上記締付環体(5)からの上記弾発力によって破損する強度に設定された拡径本体(61)と、該拡径本体(61)が上記弾発力によって破損しないように仮組みされると共に挿入されてくる上記パイプ(1)の先端部(1B)を検出して上記拡径本体(61)から分離し上記拡径本体(61)を破損させ上記締付環体(5)から離脱させる仮補強片(62)とを、具備していることを特徴とする管継手。 - 上記締付環体(5)が内層クランプリング(51)と外層クランプリング(52)の2重構造とした請求項1記載の管継手。
- 上記内層クランプリング(51)のスリット(51A)と、上記外層クランプリング(52)のスリット(52A)とを、周方向に180°位置を相違させて相互に嵌合させた請求項2記載の管継手。
- 上記拡径本体(61)は、硬度がHRC45以上の鋼鉄製であり、かつ、破損促進用の応力集中発生ノッチ(N)を形成して成る請求項1記載の管継手。
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