JP2012197015A - 自転車無施錠警告装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】駐輪しようとするときに使用者に施錠を忘れさせないようにする自転車無施錠警告装置を提供する。
【解決手段】自転車無施錠警告装置は、自転車を自立させるスタンドと、スタンドが自転車を自立させているときとそうでないときとで開閉状態が変わるスタンドスイッチ4と、車輪ロック用の錠前と、錠前が車輪をロックしているときとそうでないときとで開閉状態が変わる錠前スイッチ25と、警報装置31を備える。警報装置31は、スタンドスイッチ4が自転車自立時の開閉状態にあるにもかかわらず錠前スイッチ25が車輪ロック時の開閉状態となっていないときに警報を発する。警報装置31の駆動回路33には、スタンドが自転車を自立させた後所定時間経過後に閉状態となるタイマースイッチ34が挿入されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、駐輪しようとするときに自転車が施錠されなかったらそのことを知らせる自転車無施錠警告装置に関する。
自転車の盗難防止対策として、様々な装置が開発されている。その例を特許文献1〜3に見ることができる。
特許文献1には、盗難警報装置を備えた自転車ランプが記載されている。この自転車ランプは、自動点灯のために設けられた振動センサーを警報音発生にも利用する。走行時には切り換えレバーをライト側に切り換える。これで自転車ランプを自動点灯させることができる。駐車時には切り換えレバーをブザー側に切り換える。この状態では、駐車時に自転車が移動されたとき、振動センサーが振動を検出し、警報音が発生する。
特許文献2には、二輪車用盗難防止機能付錠が記載されている。この二輪車用錠はキーの操作によりロック部材を二輪車の車輪をロックするロック位置と二輪車の車輪をロックしない非ロック位置に切り換え可能である。キーが引き抜かれるとキースイッチ手段がスイッチオンとなり、振動検知手段が振動検知態勢となる。振動検知手段が振動検知信号を発すると、警報手段が警報を発生する。
特許文献3には自転車用錠が記載されている。この自転車用錠は、施錠レバーの開錠または施錠時の動作に連動して音声発信器を介し器体外にメロディを発信する。これにより、自転車の使用者に施錠時、開錠時の操作の完了を知らせ、安心感を与える。
特開2000−16363号公報(国際特許分類:B62H5/20、B60Q1/02、B60Q5/00) 特開2000−280944号公報(国際特許分類:B62H5/16) 特開2003−3715号公報(国際特許分類:E05B71/00、B60R25/00、B60R25/10、B62H5/16)
特許文献1に記載された盗難警報装置は、単に警報音を発するだけなので、周囲に人影がない状況であるとか、警報音などを気に掛けない窃盗犯に狙われたときは、盗難を阻止できない。盗難防止対策として効果的なのはやはり施錠である。
特許文献2に記載された二輪車用盗難防止機能付錠は、施錠後は盗難防止の機能を発揮する。しかしながら、施錠を忘れればそれまでである。
特許文献3に記載された自転車用錠は、施錠の動作を行えばメロディが発せられて使用者に安心感を与える。しかしながら、施錠を忘れないようさせる機能はない。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、駐輪しようとするときに使用者に施錠を忘れさせないようにする自転車無施錠警告装置を提供することを目的とする。
本発明の好ましい実施形態によれば、自転車無施錠警告装置は、自転車を自立させるスタンドと、前記スタンドが自転車を自立させているときとそうでないときとで開閉状態が変わるスタンドスイッチと、車輪ロック用の錠前と、前記錠前が車輪をロックしているときとそうでないときとで開閉状態が変わる錠前スイッチと、警報装置とを備え、前記警報装置は、前記スタンドスイッチが自転車自立時の開閉状態にあるにもかかわらず前記錠前スイッチが車輪ロック時の開閉状態となっていないときに警報を発する。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車無施錠警告装置において、前記スタンドスイッチは自転車自立時に閉状態、前記錠前スイッチは前記錠前が車輪をロックした時に開状態となるものであって、前記スタンドスイッチと前記錠前スイッチは互いに直列をなす形で前記警報装置の駆動回路に挿入されるとともに、前記警報装置の駆動回路には、前記スタンドが自転車を自立させた後所定時間経過後に閉状態となるタイマースイッチが挿入されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車無施錠警告装置において、電源となる電池、周囲の明るさを検知する光センサー、及び自転車が走行中であるか否かを検知する振動スイッチを備えた前照灯と、自転車が走行中であることを前記振動センサーが検知しているとき、前記電池によって充電されるコンデンサーを備え、前記スタンドスイッチ、前記錠前スイッチ、及び前記タイマースイッチの三者が閉状態となったとき、前記警報装置は、前記コンデンサーの充電電荷で動作する。
本発明の好ましい実施形態によれば、上記構成の自転車無施錠警告装置において、前記タイマースイッチは、自転車が停止したことを前記振動センサーが検知してから第1の所定時間が経過した後、第2の所定時間だけ閉状態となる。
本発明によると、自転車を停止させ、スタンドで自立させた後、錠前を車輪ロック状態にしないと警報が発せられるから、自転車使用者は施錠を忘れることがなく、盗難が防止される。
前照灯と錠前の構成説明図である。 自転車のスタンド部分の正面図である。 本発明に係る自転車無施錠警告装置のブロック構成図である。 前照灯の一形態を示す側面図である。 図4の前照灯の上面図である。 図4の前照灯の上蓋取り外し状態の上面図である。 前照灯の回路構成例を示すブロック図である。 前照灯の明るさと使用時間の関係を示すグラフである。 前照灯の回路構成の他例を示すブロック図である。 図9の回路構成を備えた前照灯の電池電圧とLEDの明るさの関係を示すグラフである。 前照灯をハンドルに取り付ける取付具であって、前照灯取り外し阻止構造を備えたものの側面図である。 図11の取付具の断面図である。 図11の取付具の後面図である。 図11の取付具をハンドルに取り付ける手順を示す第1の断面図である。 図11の取付具をハンドルに取り付ける手順を示す第2の断面図である。 図11の取付具をハンドルに取り付ける手順を示す第3の断面図である。 図16の取付具に前照灯を取り付ける状況を示す断面図である。 前照灯をハンドルに取り付ける取付具であって、前照灯取り外し防止構造を備えないものの側面図である。 図18の取付具の断面図である。 図18の取付具を前照灯取り外し可能状態とした断面図である。
以下、図1から図3に基づき本発明の第1実施形態に係る自転車無施錠警告装置を説明する。
図1には前照灯10Aと錠前20が描かれている。前照灯10Aは、図2に一部を示す自転車1の前輪部分(ハンドルを含む)に取り付けられる。錠前20は前輪部分または後輪部分に設けられる。自転車1の後輪2にはスタンド3が取り付けられ、このスタンド3で自転車を自立させることができる。図2の破線は自転車自立状態を示す。
スタンド3に対し、図2に示すスタンドスイッチ4が設けられる。スタンドスイッチ4は、スタンド3が自転車1を自立させているときとそうでないときとで開閉状態が変わる。すなわち、スタンド3が自転車1を自立させているとき、スタンドスイッチ4は閉状態となり、スタンド3が自転車1を自立させていないとき、スタンドスイッチ4は開状態となる。スタンドスイッチ4としては、例えば傾斜角度を検知するスイッチなどを用いることができる。
錠前20はいわゆるリング錠であって、円弧状の筐体21の内部から円弧状のデッドボルト22が出没する。デッドボルト22は図示しないスプリングにより常時収納方向(図1の矢印A方向)に附勢されている。筐体21に形成された円弧状のスリット23に沿って移動するつまみ24がデッドボルト22に連結している。つまみ24に指をかけ、スプリングに抗してデッドボルト22を筐体21から押し出して行くと、デッドボルト22は車輪のスポークをくぐり抜け、車輪の回転を止める。デッドボルト22の先端は、最終的には筐体21のデッドボルト迎え入れ部にはまり込む。ここで錠前20のロックメカニズムが働き、デッドボルト22はその状態で維持される。すなわち錠前20は車輪ロック状態となる。図示しないキーで解錠操作を行うと、デッドボルト22はスプリングの弾発力で筐体21に収納され、錠前20は車輪非ロック状態となる。
錠前20の内部には、図1に示す錠前スイッチ25が設けられる。錠前スイッチ25は錠前20が車輪をロックしているときとそうでないときとで開閉状態が変わる。すなわち錠前スイッチ25は、錠前20が車輪をロックしているときに開状態となり、錠前20が車輪をロックしていないときに閉状態となる。
前照灯10Aには、図3に示す次の構成要素が内蔵されている。すなわち、光源となる発光ダイオード(以下「LED」と称する)11、LED11の電源となる電池12、LED11の自動点灯回路を構成する振動スイッチ回路13と光センサー回路14である。
振動スイッチ回路13は、自転車1に生じる振動を検知する振動センサー15と、スイッチ16とを含む。スイッチ16は、振動センサー15が自転車に生じる振動を検知したときに閉状態になる。
光センサー回路14は、自転車1の周囲の明るさを検知する光センサー17と、スイッチ18とを含む。スイッチ18は、光センサー17の検知する周囲の明るさが一定の暗さまで落ちたときに閉状態になる。
電池12に対し振動スイッチ回路13が接続され、振動スイッチ回路13に対し光センサー回路14が接続され、光センサー回路14に対し抵抗19を介してLED11が接続されている。
振動スイッチ回路13にはコンデンサー30が接続される。コンデンサー30は、自転車1が走行中であることを振動により振動センサー15が検知し、スイッチ16が閉状態となっているとき、電池12によって充電される。
コンデンサー30に対し、スタンドスイッチ4、錠前スイッチ25、警報装置31、及びタイマー回路32が、閉ループを描くように接続される。この閉ループが警報装置31の駆動回路33を構成する。スタンドスイッチ4と錠前スイッチ25は、互いに直列をなす形で駆動回路33に挿入されている。
警報装置31は、前照灯10Aに内蔵されるブザーにより構成される。タイマー回路32は振動スイッチ回路13に連動した動作を行うものであって、タイマースイッチ34を含む。
本発明に係る無施錠警告装置の動作は次の通りである。自転車1を走行させると、その時に生じる振動を振動センサー15が検知し、スイッチ16が閉状態となる。自動点灯回路の機能を働かせておけば、周囲が暗くなったことを光センサー17が検知したとき、スイッチ18が閉状態となり、LED11が点灯する。これにより、前照灯10Aが自転車1の前方の路面を照らすので、自転車1を安全に走行させることができる。
LED11が点灯しているか消灯しているかにかかわらず、自転車1が走行中であることを振動センサー15が検知している間、スイッチ16は閉状態となり、コンデンサー30は電池12によって充電される。走行中の自転車1は、当然のことながらスタンド3で自立してはいないため、スタンドスイッチ4は開状態である。またタイマースイッチ34も開状態となっているため、駆動回路33は閉じられておらず、警報装置31は鳴動しない。
自転車1が目的地に到着し、使用者が自転車1を停止させてスタンド3を立てると、スタンドスイッチ4が閉状態となる。この時、タイマースイッチ34はまだ開状態にあり、警報装置31は鳴動しない。
スタンド3を立て、自転車1を自立させると、自転車1に振動が生じなくなり、振動センサー15は自転車1が停止したことを検知する。スイッチ16は開状態となり、点灯していたLED11は消灯し、コンデンサー30の充電も中止される。
自転車1が停止したことを振動センサー15が検知してから第1の所定時間が経過した後、タイマースイッチ34が閉状態となる。この時、錠前20が車輪ロック状態でなければ、錠前スイッチ25は閉状態に維持されているから、スタンドスイッチ4、錠前スイッチ25、及びタイマースイッチ34の三者が閉状態で揃うことになる。これにより駆動回路33が閉じ、コンデンサー30の充電電荷が警報装置31に流れ、警報装置31が鳴動する。これが使用者に対する無施錠の警告となる。
使用者が無施錠に気づいて錠前20を車輪ロック状態にすると、錠前スイッチ25が開状態となり、警報装置31は鳴動を停止する。
このように、スタンド3を立てて自転車1を自立状態にしたとき、錠前20を車輪ロック状態にしないと警報装置31が鳴り出すから、使用者は施錠を忘れることがなく、盗難が防止される。
自転車1が停止したことを振動センサー15が検知した後、第1の所定時間が経過してからタイマースイッチ34が閉状態になるのであるが、使用者が自転車1から遠く離れないうちに警報装置31を鳴動させて使用者を呼び戻す必要があることから、第1の所定時間にはあまり長くない時間(例えば5秒間)を設定しておくのがよい。
第1の所定時間が経過してタイマースイッチ34が閉状態になったとき、警報装置31の鳴動がいつまでも続いたのでは周囲に迷惑である。そこで、タイマースイッチ34の閉状態は、これも比較的短い第2の所定時間(例えば5〜10秒間)だけ維持されるようにしておくとよい。警報装置31が短く鳴動するだけでも、使用者に対する警告の目的は十分に達成される。
警報装置31はコンデンサー30の充電電荷で動作するものであるから、タイマースイッチ34の閉状態がいつまでも続く構成であったとしても、コンデンサー30が放電してしまえば鳴動を停止する。このため、周囲に迷惑をかけ続けることがない。
なおタイマースイッチ34は振動スイッチ回路13に連動した動作を行うようにしているが、スタンドスイッチ4に連動した動作を行うようにしてもよい。すなわち自転車1を自立させたことをスタンドスイッチ4が検知してから第1の所定時間経過後、第2の所定時間だけ閉状態となるようにしてもよい。
前照灯として、前照灯10Aが備える機能以上の機能を備えたものを用いることもできる。そのような前照灯の例を図4から図8に示す。
図4に示す前照灯10Bは筐体40を有する。筐体40は、自転車のハンドルに取付具41で固定される本体40aと、本体40aに対し着脱可能な上蓋40bを備える。
図6は上蓋40bを取り外した状態を示す。本体40aの内部には、2個の電池42が収納される。この2個の電池42が図3の電池12を構成する。電池42は一次電池でも二次電池でもどちらでもよい。
図7はLED11を電池42で点灯させる回路構成を示す。電池42には本体40a内に設けた切替スイッチ48(図6参照)が接続される。切替スイッチ48は、第1昇圧回路と抵抗45を介してLED11に接続される。切替スイッチ48はまた、第2昇圧回路46と抵抗47を介してLED11に接続される。
第1昇圧回路44は、電池42の残存容量(電池電圧)が大きく落ち込んでも、LED11に定電流が流れるように昇圧する回路で、そのためLED11は一定の明るさで点灯する。第2昇圧回路46は、電池42の残存容量の低下に伴いLED11に流れる電流も降下するように昇圧する回路で、LED11は次第に暗くなる。
切替スイッチ48を第1昇圧回路44の側に切り替えた場合は、電池42の残存容量が大きく落ち込むまでLED11は一定の明るさで点灯するが、残存容量がある値以上に落ち込むとLED11に流れる電流は急激に減少し、LED11は消灯に至る。すなわち図8に「第1昇圧回路」と付記したカーブを描くことになる。
切替スイッチ48を第2昇圧回路46の側に切り替えた場合は、電池電圧の自然降下に伴いLED11に流れる電流も降下し、LED11は次第に暗くなる。LED11が暗くなるのと引き替えに、電池42を長い時間使用することができる。すなわち図8に「第2昇圧回路」と付記したカーブを描くことになる。
このように2種類の昇圧回路を用意することにより、電池寿命は短くなっても良いから明るい光が欲しいという使用者のニーズと、光の明るさが暗くなって行くことは我慢するから電池を長く保たせたいという使用者のニーズの、両方に応えることができる。
第1昇圧回路44と第2昇圧回路46の切替は、切替スイッチ48により手動で行ってもよいが、電池42の電圧によって自動的に第1昇圧回路44から第2昇圧回路46へ、またその逆へと切り替えられるようにしてもよい。
図9はその回路を示す。第1昇圧回路44と第2昇圧回路46は、電池電圧検知回路43を介して接続されている。図10はその時の電池電圧(残存容量)とLED11の明るさの関係を示す。
電池電圧検知回路43により電池42の電圧を検知し、電圧が、例えば電池1本の場合1[V]、2本の場合は2[V]以下に低下するまでは、第1昇圧回路44で昇圧して点灯させることにより、LED11を一定の明るさで点灯させる。一定の明るさで点灯した結果、電圧が、電池1本の場合1[V]以下、電池2本の場合は2[V]以下に低下した場合は、第2昇圧回路46を介してLED11を点灯させる。これにより、LED11の明るさは電池電圧に応じて次第に暗くなって行くが、それと引き替えに電池42は寿命が延びることになる。
図10のグラフにおいて、破線で示す部分は、第1昇圧回路44から第2昇圧回路46への切り替えを行わない場合にLED11の明るさが急激に落ちて暗くなる様子を示す。グラフでは、途中(P点)で第1昇圧回路44から第2昇圧回路46に切り替えられており、これにより電池寿命が時間Tだけ延びていることが分かる。
なお、上記した電池1本の場合1[V]、2本の場合は2[V]の値は、定格電圧が1.5[V]のアルカリ乾電池を使用した場合に適用される値であり、ニッケル水素電池等の二次電池が有する定格電圧1.2[V]より若干低く設定されている。この値にすることにより、アルカリ乾電池とニッケル水素電池の特性から、どちらの電池を使用した場合でも一定の明るさを維持できるようになる。
電池式の前照灯は、自転車から取り外して持ち去られることがある。前照灯の取り外し行為を阻止できる取付具の構造を、図11から図17までの図に基づき説明する。
図11から図17に示す取付具50は、特許第4488985号公報に記載された自転車用付属部品取付装置と同様の構造を備える。すなわち取付具50は、自転車のハンドルに取り付けられる固定具60と、固定具60に取り付けられる前照灯ホルダー70が二大構成要素となっている。なお図11において、図の右側が自転車の前方、図の左側が自転車の後方である。
固定具60は、自転車1のハンドルを通すリング部61を有する。リング部61は合成樹脂など、ある程度の弾性を有する材料で形成され、自転車の後方に面する一部が割り開かれている。割り開き箇所には、互いに間隔を置く形で突出片62、63が形成されている。突出片62、63は、突出片62が上、突出片63が下になる形で後方に向かって平行に延びる。突出片62と突出片63には上下方向に整列する貫通穴62a、63a(図12参照)が形成されている。貫通穴62aの上部は、突出片62の上面に垂直に突き出す中空ボス62bとなっている。
リング部61の内部にはCリング64が挿入される。Cリング64は、外層64aの内側に、ゴムや合成樹脂のような弾性物質からなる比較的肉厚の内層64bを積層した構造である。リング部61の上面にはフック先端が前方に向かって突き出したフック部65が形成されている。
前照灯ホルダー70も、合成樹脂など、ある程度の弾性を有する材料で形成される。前照灯ホルダー70の前端には、固定具60のフック部65に係合するフック部71が形成されている。前照灯ホルダー70の後部には、ロックレバー72を垂直面内で回転可能に支持する水平な支持軸73が取り付けられている。
前照灯ホルダー70には、固定具60の中空ボス62bを受け入れる凹部70aが形成される。凹部70aの天井には、上下方向において貫通穴62a、63aに整列する貫通穴70bが形成されている。支持軸73には、上下方向において貫通穴62a、63a及び貫通穴70bに整列するネジ穴73aが形成されている。ネジ穴73aには取付ネジ74がねじ込まれる。取付ネジ74としては、専用工具でないと回せない特殊ネジを使用する。
前照灯ホルダー70の上端には、前後方向に延びる1対のスライド溝75(図13参照)が形成されている。1対のスライド溝75は、互いに向かい合わせとなる形で、間隔を置いて配置されている。
前照灯10Cの下部には、スライド溝75に係合するスライドガイド部80(図13参照)が形成されている。1対のスライド溝75とスライドガイド部80はいわゆる「あり溝」の係合を構成するものであり、スライドガイド部80は前後方向にスライドすることはできるが上方に引き抜くことはできない。
スライドガイド部80には、図12に示す通り、1箇所に係合凹部81が形成されている。前照灯ホルダー70に形成されたロック片76が係合凹部81に係合すると、スライドガイド部80は前後方向にスライドできなくなる。これにより、前照灯10Cは前照灯ホルダー70から取り外せなくなる。
ロック片76は、前照灯ホルダー70に形成された弾性板77の上面から上方に突き出している。弾性板77は、その後端がロックレバー72に形成された押圧部72aにが対峙する形になっている。
ロックレバー72は、中空ボス62bに並ぶ高さのところに矩形の貫通穴72bを有する。貫通穴72bにはL形金具78が挿入される。L形金具78には中空ボス62bを通す貫通穴78aが形成されている。前照灯ホルダー70にはL形金具78を収容する凹部70cが形成されている。L形金具78の短い方の辺が貫通穴72bの縁に係合することにより、ロックレバー72は垂直面内で回動することができなくなる。
自転車のハンドルに取付具50を固定する作業は次の手順で行われる。まず、図14に示す通り、ロックレバー72の貫通穴72bに外側からL形金具78を通し、前照灯ホルダー70の凹部70cにL形金具78を入れる。そしてL形金具78の貫通穴78aを
前照灯ホルダー70の貫通穴70bに整列させる。
上記のようにした前照灯ホルダー70に、図15に示す通り、固定具60を組み合わせる。すなわちフック部71にフック部65を係合させ、中空ボス62bをL形金具78の貫通穴78aに下から挿入する。中空ボス62bは前照灯ホルダー70の凹部70aに受け入れられ、固定具60と前照灯ホルダー70は図16に示す組み合わせ状態となる。この状態で、Cリング64の中にハンドルを通す。
そして、取付ネジ74を下から貫通穴63aに挿入し、貫通穴62aと貫通穴70bを通してネジ穴73aにねじ込み、専用工具で締め付ける。すると、支持軸73と突出片63の間隔が縮まり、Cリング64の内径が小さくなって、ハンドルを圧迫する。これにより、取付具50はハンドルに強固に固定されることになる。
ハンドルに取付具50を固定した後、前照灯10Cのスライドガイド部80を図17に示す通り前方からスライド溝75に挿入する。スライドガイド部80はロック片76を下方に押しのけて進む。スライドガイド部80には行き止まり部80aがあり、そこまでスライド溝75に挿入するとロック片76が係合凹部81に係合する。スライドガイド部80は、行き止まり部80aによりそれ以上押し込むことができず、ロック片76が係合凹部81に係合しているので前方に引き戻すこともできず、勿論スライド溝75から上方に引き抜くこともできないので、前照灯10Cは取付具50に完全に固定されることになる。
図18から図20に示す対比例のように、L形金具78を設けないこととしておけば、図20に示すようにロックレバー72を回動させて押圧部72aで弾性板77を下向きに押すことができる。これにより、ロック片76が係合凹部81から外れるから、前照灯10Cを前方に引き抜くことができる。
これに対し、L形金具78を組み込んだ構成では、ロックレバー72を図20のように回動させることができない。すなわち、前照灯10Cを一旦取付具50にはめ込んでしまうと、前照灯10Cを取り外すことができないので、前照灯10Cのみの盗難を防ぐことができる。
このように、L形金具78を組み合わせるか組み合わせないかによって、取付具50を、前照灯10Cの取り外しが不可能な仕様とすることもできるし、前照灯10Cの取り外しが可能な仕様にすることもできる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、自転車に広く利用可能である。
1 自転車
2 後輪
3 スタンド
4 スタンドスイッチ
10A、10B、10C 前照灯
11 LED
12 電池
13 振動スイッチ回路
14 光センサー回路
15 振動センサー
16 スイッチ
17 光センサー
18 スイッチ
20 錠前
25 錠前スイッチ
30 コンデンサー
31 警報装置
32 タイマー回路
34 タイマースイッチ

Claims (4)

  1. 自転車を自立させるスタンドと、前記スタンドが自転車を自立させているときとそうでないときとで開閉状態が変わるスタンドスイッチと、車輪ロック用の錠前と、前記錠前が車輪をロックしているときとそうでないときとで開閉状態が変わる錠前スイッチと、警報装置とを備え、
    前記警報装置は、前記スタンドスイッチが自転車自立時の開閉状態にあるにもかかわらず前記錠前スイッチが車輪ロック時の開閉状態となっていないときに警報を発することを特徴とする自転車無施錠警告装置。
  2. 前記スタンドスイッチは自転車自立時に閉状態、前記錠前スイッチは前記錠前が車輪をロックした時に開状態となるものであって、前記スタンドスイッチと前記錠前スイッチは互いに直列をなす形で前記警報装置の駆動回路に挿入されるとともに、前記警報装置の駆動回路には、前記スタンドが自転車を自立させた後所定時間経過後に閉状態となるタイマースイッチが挿入されていることを特徴とする請求項1に記載の自転車無施錠警告装置。
  3. 電源となる電池、周囲の明るさを検知する光センサー、及び自転車が走行中であるか否かを検知する振動スイッチを備えた前照灯と、自転車が走行中であることを前記振動センサーが検知しているとき、前記電池によって充電されるコンデンサーを備え、前記スタンドスイッチ、前記錠前スイッチ、及び前記タイマースイッチの三者が閉状態となったとき、前記警報装置は、前記コンデンサーの充電電荷で動作することを特徴とする請求項2に記載の自転車無施錠警告装置。
  4. 前記タイマースイッチは、自転車が停止したことを前記振動センサーが検知してから第1の所定時間が経過した後、第2の所定時間だけ閉状態となることを特徴とする請求項3に記載の自転車無施錠警告装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106033626A (zh) * 2015-03-16 2016-10-19 阿里巴巴集团控股有限公司 信息提醒方法、装置和门锁
CN110796797A (zh) * 2019-11-07 2020-02-14 苏州大成有方数据科技有限公司 一种摩拜单车的防盗窃工作方法

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