JP2012194791A - 携帯端末装置、及び携帯端末装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】デザイン性を損なうことなく、仮に手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整すること。
【解決手段】本発明にかかる携帯端末装置は、ユーザからの入力を検出するとともに、ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、携帯端末装置1の加速度を検出する加速度検出部と、加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、予め定められた少なくとも1つの感度でタッチパネルによってユーザからの入力が検出されるか否かを判定して、判定結果に基づいてタッチパネルの感度を設定する制御部とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】本発明にかかる携帯端末装置は、ユーザからの入力を検出するとともに、ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、携帯端末装置1の加速度を検出する加速度検出部と、加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、予め定められた少なくとも1つの感度でタッチパネルによってユーザからの入力が検出されるか否かを判定して、判定結果に基づいてタッチパネルの感度を設定する制御部とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯端末装置、及び携帯端末装置の制御方法に関する。
現在、タッチパネルを有する携帯端末装置が多数存在する。このようなタッチパネルは、一般的に、通常のモードでは、素手によるタッチを検出するようになっているが、手袋を装着した状態によるタッチは検出しないようになっている(以下、このようなモードを「通常モード」とする)。そのため、ユーザは、手袋を装着してタッチパネルを操作する場合、タッチパネルの感度を、通常モードよりも高くしたモード(以下、「高感度モード」とする)に変更する必要がある。例えば、静電容量方式のタッチパネルにおいて、素手よりも導電性が低い手袋で操作しようとした場合、このような必要性が生じてしまう。
上述したように、通常モードでは、手袋を着用した状態では入力操作を行うことはできないため、手袋を装着したままタッチパネルを高感度モードに切り替える仕組みとして、機械的なスイッチが考えられる。しかし、この仕組みでは、手袋を装着した状態でも操作できる程度に大きなスイッチが必要となってしまう。大きなスイッチを携帯端末装置に付けてしまうと、携帯端末装置において、コンパクトかつスタイリッシュなデザイン性が強く求められているという実情に反してしまうという問題がある。これに対して、デザイン性を維持した小さなスイッチを携帯端末装置に付けるようにしたとしても、手袋を装着したままでは操作が困難であるため、スイッチを操作するために手袋を外すために手間がかかってしまい、利便性を損なってしまうという問題がある。
また、携帯端末装置には、Standby状態から表示ONの状態への移行を、タッチパネルに対してタッチがされた場合に行うものがある。しかし、このような携帯端末装置でも、Standby状態のときに、タッチパネルが通常モードとなっている場合やタッチパネルがタッチを検出しないモードになっている場合、手袋を装着したままStandby状態から表示ONの状態への移行を可能とする仕組みを考えると、上述と同様の問題に行きついてしまう。
特許文献1には、手袋の有無によらず、オン/オフ操作を正常に行うことができるタッチパネル装置を提供することを目的とした技術が開示されている。特許文献1に開示のタッチパネル装置では、素手で接触したときのタッチセンサの抵抗値に基づき、素手であるか手袋装着状態であるかを判断する基準値が規定されている。タッチパネル装置は、タッチセンサが設けられたメカニカルスイッチが操作された際に、タッチセンサの抵抗値を測定すると共に、測定されたタッチセンサの抵抗値を基準値と比較する。タッチパネル装置は、タッチセンサの抵抗値が基準値より高い場合には、手袋装着状態と判断し、タッチパネルのオン/オフを判断する判断閾値を、素手のときの判断閾値より低く設定して、タッチパネルの感度を向上させる。タッチパネル装置は、タッチセンサの抵抗値が基準値より低い場合には、素手であると判断し、タッチパネルのオン/オフを判断する判断閾値を、素手のときの判断閾値に設定する。
しかし、特許文献1に開示のタッチパネル装置も、上述と同様に、機械的なスイッチが必要となってしまうという問題がある。
特許文献2には、ユーザの感度調整の開始を指示させることなく、静電パッドの感度調整を自動的かつ安全に行うことを目的とした携帯電話機が開示されている。携帯電話機は、傾き及び加速度を検出するモーションセンサを備える。携帯電話機は、携帯電話機がクレードルに取り付けられて充電端子に電圧が印加されたことをトリガーとして、一定期間待機した後、さらに携帯電話機の傾き、携帯電話機の動き及びユーザ操作を一定期間監視する。携帯電話機は、この監視結果が、携帯電話機が静止している等の起動条件を満たしている場合に、静電パッドの感度調整を開始する。
しかし、特許文献2に開示の携帯電話機は、手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整することができるようにすることを目的としたものではない。
以上に説明したように、タッチパネルを有する携帯端末装置では、デザイン性を損なうことなく、手袋を装着したままでもタッチパネルの感度を容易に調整することができていない、という課題がある。
本発明の目的は、上述したような課題を解決するために、デザイン性を損なうことなく、仮に手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整することができる携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法を提供することである。
本発明の第1の態様にかかる携帯端末装置は、ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、当該携帯端末装置の加速度を検出する加速度検出部と、前記加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、予め定められた少なくとも1つの感度で前記タッチパネルによって前記ユーザからの入力が検出されるか否かを判定して、当該判定結果に基づいて前記タッチパネルの感度を設定する制御部と、を備えたものである。
本発明の第2の態様にかかる携帯端末装置は、ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、当該携帯端末装置の加速度を検出する加速度検出部と、前記加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、前記タッチパネルの感度を、より高い感度に設定する制御部と、を備えたものである。
本発明の第3の態様にかかる携帯端末装置の制御方法は、ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルを有する携帯端末装置の制御方法であって、前記携帯端末装置の加速度を検出するステップと、所定の加速度を超える加速度を検出した場合に、予め定められた少なくとも1つの感度で前記タッチパネルによって前記ユーザからの入力が検出されるか否かを判定するステップと、前記判定結果に基づいて、前記タッチパネルの感度を設定するステップと、を備えたものである。
本発明の上述した各態様によれば、デザイン性を損なうことなく、仮に手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整することができる携帯端末装置及び携帯端末装置の制御方法を提供することができる。
発明の実施の形態1.
図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成をより詳細に示した図である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の構成をより詳細に示した図である。
携帯端末装置1は、表示部2、タッチ部3、加速度センサー4、タイマー18、及びMPU19を有する。表示部2は、表示制御部17を有する。携帯端末装置1は、タッチパネルを有する携帯端末装置であれば、どのようなものであってもよい。携帯端末装置は、例えば、携帯電話、PHS(Personal Handyphone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、デジタルカメラ、ノートPC(Personal Computer)等である。
加速度センサー4は、記憶部11、割り込み部12、比較部13、及び検出部14を有する。タッチ部3は、タッチ制御部15及び検出部16を有する。図1に示すように、表示部2と、タッチ部3とは、それぞれの領域の全部又は一部が重複して配置される。つまり、表示部2及びタッチ部3によって、タッチパネルが構成される。
記憶部11は、予め定められた閾値が格納される。この閾値は、ユーザによって意図的に携帯端末装置1が振られた程度の加速度を示す。記憶部11は、例えば、メモリ又はハードディスク等の記憶装置である。
割り込み部12は、比較部13による比較結果に従って、MPU19に割り込み信号を出力する。具体的には、割り込み部12は、比較結果が、加速度検出部14が検出した変動量が、記憶部11に格納された閾値を超えていることを示している場合に、割り込み信号を出力する。
比較部13は、加速度検出部14が検出した変動量と、記憶部11に格納された閾値とを比較する。具体的には、比較部13は、変動量が閾値を超えているか否かを判定する。つまり、加速度検出部14が検出した加速度が、閾値が示す加速度を超えているか否かが判定される。
加速度検出部14は、携帯端末装置1に与えられる重力の変動量を検出する。つまり、加速度検出部14は、変動量として、携帯電話装置1の加速度を検出する。
タッチ制御部15は、タッチ検出部16において、ユーザからのタッチを検出する感度を、通常モードと高感度モードとに切り替える。通常モードは、ユーザからの素手によるタッチを検出することができるが、素手よりも導電性の低い手袋によるタッチは検出することができない感度である。高感度モードは、ユーザからの素手によるタッチ及び手袋によるタッチの両方を検出することができる感度である。
タッチ検出部16は、ユーザからのタッチパネルに対するタッチを検出する。タッチ検出部16は、検出内容をMPU19に通知する。
表示制御部17は、待ち受け画面等の任意の画面を表示する。表示制御部17は、表示部2が有する表示パネルに任意の画面を表示する。表示パネルは、例えば、液晶パネル、プラズマパネル、又は有機ELパネル等である。
タイマー18は、MPU19によって制御されて、一定時間をカウントする。この一定の時間は、予め任意の時間を定めるようにしてよい。タイマー18は、一定時間のカウントが完了したときに、一定時間の計測終了をMPU19に通知する。
MPU19は、加速度センサー4からの割り込み信号の出力に応じて、携帯端末装置1をStandby状態からWakeUp状態に移行させる。このとき、MPU19は、通常モードでユーザからの入力が検出されたか否かに基づいて、タッチ制御部15に対して通常モードから高感度モードへの切り替えを指示する。また、MPU19は、表示部17に対して待ち受け画面の表示を指示する。
続いて、図3を参照して、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1の動作を示すフローチャートである。
ます、携帯端末装置1は、Standby状態であるものとする。携帯端末装置1のStandby状態とは、加速度センサー4がON、タッチ部3がOFF、MPU19がStandby、表示部2がOFFの状態である(S31)。
ここで、加速度センサー4がONの状態とは、加速度センサー4が、携帯端末装置1の加速度を検出し、検出した加速度と記憶部11に記憶された閾値とを比較して、MPU19に割り込み信号を出力できる状態である。タッチ部3がOFFの状態とは、タッチ部3が、タッチ検出部16においてタッチを検出しない非検出モードとなっている状態である。MPU19がStandbyの状態とは、MPU19が動作を停止している状態である。表示部2がOFFの状態とは、画面を非表示としている状態である。
ユーザは、手袋を装着したまま携帯端末装置1を高感度モードとして起動して画面を表示させたい場合、タッチ部3に手袋を装着した手の指又は手のひらの部分が触れるように握って携帯端末装置1を振る。
加速度検出部14は、携帯端末装置14に与えられた加速度を検出して、検出した加速度を示す加速度情報を生成する。加速度検出部14は、生成した加速度情報を比較部13に出力する。比較部13は、加速度検出部14から出力され加速度情報が示す加速度と、記憶部11に格納された閾値とを比較して、加速度が閾値を超えたか否かを判定する(S32)。比較部13は、比較結果を示す比較結果情報を生成して、生成した比較結果情報を割り込み部12に出力する。比較結果情報は、例えば、検出した加速度が閾値を超えているか否かを示す情報である。
比較結果情報が、加速度が閾値を超えたことを示している場合、割り込み部12は、割り込み信号をMPU19に出力する(S32:YES)。比較結果情報が、加速度が閾値を超えていないことを示している場合、割り込み部12は、割り込み信号をMPU19に出力しない(S32:NO)。この場合、後述するステップS33以降の処理は実行されないため、携帯端末装置1はStandby状態を維持する。
MPU19は、割り込み部12からの割り込み信号の出力に応じて、Standby状態からWakeUp状態に移行する。WakeUP状態とは、MPU19が動作している状態である。MPU19は、通常モードでのONを指示する指示情報をタッチ部3に出力する。タッチ部3のタッチ制御部15は、MPU19からの指示情報に応じて、タッチ検出部16を通常モードに切り替える(S33)。通常モードに移行したタッチ検出部16は、ユーザからタッチパネルに対して複数箇所がタッチされているか否かを判定する(S34)。
複数個所のタッチが検出できた場合(S34:NO)、タッチ検出部16は、複数個所のタッチが検出できたことを通知する通知情報をMPU19に出力する。MPU19は、タッチ検出部16からの通知情報に応じて、待ち受け画面の表示を指示する指示情報を表示部2に出力する。表示部2の表示制御部17は、MPU19からの指示情報に応じて、待ち受け画面を表示する。
このように、通常モードでタッチが検出された場合は、ユーザが素手で携帯端末装置1を把持して振ることによって、携帯端末装置1を起動したことになる。そのため、通常モードのまま待ち受け画面を表示して、素手による携帯端末装置1の使用を可能とする。
複数個所のタッチが検出できなかった場合(S34:YES)、タッチ検出部16は、複数個所のタッチが検出できなかったことを通知する通知情報をMPU19に出力する(S35)。MPU19は、タッチ検出部16からの通知情報に応じて、タイマーの開始を指示する指示情報をタイマー18に出力する。タイマー18は、MPU19からの指示情報に応じて、タイマーを開始する(S36)。つまり、所定の時間のカウントが開始される。
さらに、MPU19は、高感度モードへの切り替えを指示する指示情報をタッチ部3に出力する。タッチ部3のタッチ制御部15は、MPU19からの指示情報に応じて、タッチ検出部16を高感度モードに切り替える(S37)。高感度モードに移行したタッチ検出部16は、ユーザからタッチパネルに対して複数箇所がタッチされているか否かを判定する(S38)。
複数個所のタッチが検出できた場合(S38:YES)、タッチ検出部16は、複数個所のタッチが検出できたことを通知する通知情報をMPU19に出力する。MPU19は、タッチ検出部16からの通知情報に応じて、待ち受け画面の表示を指示する指示情報を表示部2に出力する(S39)。表示部2の表示制御部17は、MPU19からの指示情報に応じて、待ち受け画面を表示する。また、MPU19は、タイマーの停止を指示する指示情報をタイマー18に出力する。タイマー18は、MPU19からの指示情報に応じて、タイマーを停止する。つまり、所定の時間のカウントを停止する。これによって、タッチ検出部16は、高感度モードを維持する。
このように、高感度モードでタッチが検出された場合、ユーザが手袋を装着した状態で携帯端末装置1を把持して振ることによって、携帯端末装置1を起動したことになる。そのため、高感度モードのまま待ち受け画面を表示して、手袋による携帯端末装置1の使用を可能とする。また、ここまでの処理のように、素手によるタッチを検出できない場合に、高感度モードに移行させるようにすることで、ユーザが素手であるのに高感度モードに移行させてしまうことを防止することができる。これによれば、高感度モードのタッチパネルに対して手袋をせずに素手でタッチをしてしまうと感度が高すぎ、誤操作が発生してしまうという問題があるが、それを防止することができる。
複数個所のタッチが検出されなかった場合(S38:NO)、複数箇所のタッチの検出(S38)が、タイマー18による所定の時間のカウントが終了するまで継続される(S38:NO、S41:NO)。タイマー18は、所定の時間のカウントが終了した場合(S41:YES)、MPU19に所定の時間が経過したことを通知する通知情報をMPU19に出力する。MPU19は、タイマー18からの通知情報に応じて、タッチパネルのOFFを指示する指示情報をタッチ部3に出力する。タッチ部3のタッチ制御部15は、MPU19からの指示情報に応じて、タッチ検出部16を非検出モードに切り替える。そして、MPU19は、動作を停止してStandby状態に移行する(S31)。
このように所定の時間の間、高感度モードでのユーザからのタッチが検出できなかった場合は、携帯端末装置1を再びStandby状態に移行するようにしている。これによれば、ユーザが携帯端末装置1を持ち運んでいるときに、偶然意図しない振動が携帯端末装置1に与えられた場合であっても、高感度モードに移行して携帯端末装置1が起動してしまうことを防止することができる。または、例えば、極めて厚手の手袋等のように、導電性がほとんどなく、高感度モードでもユーザからタッチを検出できないような手袋をユーザが装着している場合に、携帯端末装置1が起動したままとなってしまうことを防止することができる。また、このように携帯端末装置1の無駄な起動を防止することによって、無駄な消費電力を低減することもできる。
以上に説明したように、本実施の形態1によれば、Standby状態から表示ON状態に移行させるスイッチや、通常モードから高感度モードに切り替えるスイッチを備える必要なく、手袋を装着した場合であっても表示ON、かつ、高感度モードへの切り替えをすることができる。
以上に説明したように、本実施の形態1にかかる携帯端末装置1によれば、加速度センサー4によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、予め定められた少なくとも1つの感度でタッチパネルによってユーザからの入力が検出されるか否かを判定して、判定結果に基づいてタッチパネルの感度を設定するようにしている。
これによれば、例えば、ユーザが携帯端末装置1を把持しながら振る、又は、携帯端末装置1を振ってタッチパネルにタッチするという、簡易な操作でタッチパネルの感度を調整することができる。そのため、デザイン性を損なうことなく、仮に手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整することができる。
また、以上に説明した、本実施の形態1にかかる携帯端末装置1では、加速度センサー4によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、タッチパネルの感度を、通常モードより高い高感度モードに設定するようにしている、とも言える。
これによっても、ユーザが携帯端末装置1を振るという簡易な操作でタッチパネルの感度を調整することができるため、デザイン性を損なうことなく、仮に手袋を装着している場合であってもタッチパネルの感度を容易に調整することができる。
発明の実施の形態2.
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置1の構成は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1と同様であるため、説明を省略する。
続いて、本発明の実施の形態2について説明する。なお、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置1の構成は、本発明の実施の形態1にかかる携帯端末装置1と同様であるため、説明を省略する。
続いて、図4を参照して、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置1の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置1の動作を示すフローチャートである。なお、図3を参照して説明した本発明の実施の形態2にかかる携帯端末装置1の動作と同様の処理については、適宜省略して説明する。
まず、携帯端末装置1は、通常状態であるものとする。携帯端末装置1の通常状態とは、加速度センサー4がON、タッチ部3が通常モード、MPU19がON、表示部2がONの状態である(S51)。MPU19がONの状態とは、MPU19が上述したWakeUP状態となっていることである。表示部2がON状態とは、画面を表示している状態のことである。つまり、通常状態では、素手でタッチ部3をタッチして携帯端末装置1を操作することができる。
ユーザは、この通常状態から、手袋を装着したまま携帯端末装置1を高感度モードに切り替えたい場合、タッチ部3に手袋を装着した手の指又は手のひらの部分が触れるように握って携帯端末装置1を振る。
加速度センサー4は、ステップS32と同様に、携帯端末装置1に与えられた加速度が所定の加速度を超えた場合、割り込み信号をMPU19に出力する(S52:YES)。携帯端末装置1に与えられた加速度が所定の加速度を超えない場合(S52:NO)、加速度センサー4は割り込みを出力せず、後述するステップS53以降の処理は実行されないため、携帯端末装置1は通常状態を維持する(S51)。
MPU19は、通常状態のときに割り込み部12から割り込み信号が出力された場合、タッチされているか否かの判定を指示する指示情報をタッチ検出部16に出力する。タッチ検出部16は、MPU19からの指示情報に応じて、ステップS34と同様に、ユーザからタッチパネルに対して複数箇所がタッチされているか否かを判定して、判定結果を通知する通知情報をMPU19に出力する(S53)。
複数個所のタッチが検出できた場合(S53:NO)、MPU19は、通常状態を維持する(S51)。これによれば、ユーザが素手で携帯端末装置1を操作しているときに偶然意図しない振動が携帯端末装置1に与えられた場合であっても、通常モードを維持して携帯端末装置1の操作を継続することができる。
複数個所のタッチが検出できなかった場合(S53:YES)、MPU19は、ステップS35〜37と同様に、タイマーの開始、及び、高感度モードへの切り替えを行う。そして、タッチ検出部16は、ステップS38、S41と同様に、ユーザからタッチパネルに対して複数箇所がタッチされているか否かを判定する(S54、S59)。
複数個所のタッチが検出できた場合(S57:YES)、MPU19は、実施の形態1と同様に、タッチ検出部16からの通知情報に応じて、タイマーを停止してタッチ検出部16の高感度モードを維持する(S58)。
複数個所のタッチが検出されなかった場合(S57:NO)、ステップS38、S41と同様に、複数箇所のタッチの検出(S57)が、タイマー18による所定の時間のカウントが終了するまで継続される(S57:NO、S59:NO)。タイマー18は、所定の時間のカウントが終了した場合(S59:YES)、MPU19に所定の時間が経過したことを通知する通知情報をMPU19に出力する。MPU19は、タイマー18からの通知情報に応じて、通常モードへの切り替えを指示する指示情報をタッチ部3に出力する。タッチ部3のタッチ制御部15は、MPU19からの指示情報に応じて、タッチ検出部16を通常モードに切り替える(S51)。
このように所定の時間の間、ユーザからのタッチが検出できなかった場合は、携帯端末装置1を再び通常状態に移行するようにしている。これによれば、ユーザが携帯端末装置1を持ち運んでいるとき又は素手で操作しているときに、偶然意図しない振動が携帯端末装置1に与えられた場合であっても、携帯端末装置1が高感度モードに移行することを防止することができる。
実施の形態1では、Standby状態から高感度モードの表示ON状態(高感度状態)に移行する場合について例示したが、本実施の形態2によれば、通常モードの表示ON状態(通常状態)から高感度モードの表示ON状態にも、切り替えるスイッチを備える必要なく、手袋を装着したまま切り替えをすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
本実施の形態では、高感度モードでのユーザからのタッチを、タイマー18によって計測される所定の時間の間に検出されないか否かを判定する(S38、S57)ようにしたが、これに限られない。これと同様に、通常モードでのユーザからのタッチを、タイマー18によって計測される所定の時間の間に検出されないか否かを判定する(S34、S53)ようにしてもよい。
本実施の形態では、通常モードと、高感度モードの2つのモードでのタッチの検出を判定することによって、タッチパネルのモードを決定するようにしているが、これに限られない。3つ以上のモードで判定をするようにしてもよい。例えば、通常モードと、通常モードよりも感度の高い高感度モード1と、高感度モード1よりも感度の高い高感度モード2を用意するようにしてもよい。この場合は、例えば、通常モード及び高感度モード1でタッチを検出できず、高感度モード2でタッチを検出できたときに、タッチパネルを高感度モード2に設定するようにしてもよい。
本実施の形態では、ユーザからのタッチ検出の判定(S34、S38、S53、S57)において、複数個所のタッチを検出するようにしているが、これに限られない。例えば、このように所定数以上の複数個所のタッチを検出したか否かを判定するようにしてもよく、所定の面積以上のタッチを検出したか否かを判定するようにしてもよく、一個所でもタッチを検出したか否かを判定するようにしてもよい。しかし、好ましくは、本実施の形態のように、複数個所のタッチを検出するようにすることで、ユーザが意図せずに偶然に何らかのものが触れてしまってタッチを検出したと判定されてしまう可能性を低減することができる。
本発明の実施の形態にかかる携帯端末装置は、上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを、携帯端末装置が有するCPU(Central Processing Unit)及びMPU等のプロセッサが実行することによって、構成することが可能である。
また、このプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、携帯端末装置に供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によって携帯端末装置に供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムを携帯端末装置に供給できる。
また、携帯端末装置が上述の実施の形態の機能を実現するプログラムを実行することにより、上述の実施の形態の機能が実現される場合だけでなく、このプログラムが、携帯端末装置上で稼動しているOS(Operating System)もしくはアプリケーションソフトウェアと共同して、上述の実施の形態の機能を実現する場合も、本発明の実施の形態に含まれる。さらに、このプログラムの処理の全てもしくは一部が携帯端末装置に挿入された機能拡張ボードや携帯端末装置に接続された機能拡張ユニットによって行われて、上述の実施の形態の機能が実現される場合も、本発明の実施の形態に含まれる。
1 携帯端末装置
2 表示部
3 タッチ部
4 加速度センサー
11 記憶部
12 割り込み部
13 比較部
14 加速度検出部
15 制御部
16 タッチ検出部
17 表示制御部
18 タイマー
19 MPU
2 表示部
3 タッチ部
4 加速度センサー
11 記憶部
12 割り込み部
13 比較部
14 加速度検出部
15 制御部
16 タッチ検出部
17 表示制御部
18 タイマー
19 MPU
Claims (10)
- ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、
当該携帯端末装置の加速度を検出する加速度検出部と、
前記加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、予め定められた少なくとも1つの感度で前記タッチパネルによって前記ユーザからの入力が検出されるか否かを判定して、当該判定結果に基づいて前記タッチパネルの感度を設定する制御部と、
を備えた携帯端末装置。 - 前記制御部は、第1の感度で前記ユーザからの入力が検出されない場合、前記タッチパネルの感度を、当該第1の感度よりも高い第2の感度に設定する、請求項1に記載の携帯端末装置。
- 前記制御部は、前記第1の感度で前記ユーザからの入力が検出された場合、前記タッチパネルの感度を、前記第1の感度に設定する、請求項2に記載の携帯端末装置。
- 前記制御部は、前記第2の感度で前記ユーザからの入力が検出されない場合、前記タッチパネルの感度を、前記所定の加速度を超える加速度の検出前における感度に戻す、請求項2又は3に記載の携帯端末装置。
- 前記携帯端末装置は、所定の時間を計測する計測部をさらに備え、
前記制御部は、前記第2の感度での前記ユーザからの入力を、前記計測部によって計測される所定の時間の間に検出されないか否かによって判定する、
請求項4に記載の携帯端末装置。 - 前記前記所定の加速度を超える加速度の検出前における感度は、前記第1の感度である、請求項4又は5に記載の携帯端末装置。
- 前記制御部は、前記携帯端末装置がスタンバイ状態のときに前記所定の加速度を超える加速度が検出された場合、前記携帯端末装置を当該スタンバイ状態から復帰させるとともに、前記第2の感度で前記ユーザからの入力が検出されない場合、前記携帯端末装置を前記スタンバイ状態に戻す、請求項4乃至6のいずれか1項に記載の携帯端末装置。
- 前記第1の感度は、素手による入力を検出することができるが、当該素手よりも導電性の低い手袋による入力は検出することはできない感度であり、
前記第2の感度は、前記素手による入力、及び、前記手袋による入力を検出することができる感度である、
請求項2乃至7のいずれか1項に記載の携帯端末装置。 - ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルと、
当該携帯端末装置の加速度を検出する加速度検出部と、
前記加速度検出部によって所定の加速度を超える加速度が検出された場合に、前記タッチパネルの感度を、より高い感度に設定する制御部と、
を備えた携帯端末装置。 - ユーザからの入力を検出するとともに、当該ユーザからの入力を検出する感度を設定可能なタッチパネルを有する携帯端末装置の制御方法であって、
前記携帯端末装置の加速度を検出するステップと、
所定の加速度を超える加速度を検出した場合に、予め定められた少なくとも1つの感度で前記タッチパネルによって前記ユーザからの入力が検出されるか否かを判定するステップと、
前記判定結果に基づいて、前記タッチパネルの感度を設定するステップと、
を備えた携帯端末装置の制御方法。
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