JP2012194315A - トナー補給装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジもしくは現像装置にトナーを好適に補給することのできるトナー補給装置および画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 シール部材250は,トナー補給装置200の開口部202を塞ぐように配置されている。シール部材250は,シール部材250を圧迫する圧迫力が強いほど通気性の程度が低くなる材質のものである。レバー260は,シール部材を圧迫するためのものである。そして,カム270の回転軸272以外の箇所261に固定されている。レバー260は,カム270が回転するにつれて,シール部材250の圧迫を強くする。トナー補給装置200では,トナーの補給時間の累積値が小さい間には,シール部材250を圧迫する圧迫力を弱くするとともに,トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,シール部材250を圧迫する圧迫力を強くする。
【選択図】図4

Description

本発明は,トナー補給装置および画像形成装置に関する。さらに詳細には,画像形成装置に装着される現像装置にトナーを好適に補給することのできるトナー補給装置および画像形成装置に関するものである。
一般に,電子写真方式を用いた画像形成装置では,静電潜像を形成される感光体ドラムと,静電潜像にトナーを付与して現像する現像装置とを有している。これらの画像形成装置のうちには,感光体ドラムを含む感光体ユニットと,現像装置を含む現像ユニットとを有するものがある。そして,現像装置が感光体ドラムにトナーを付与することで,現像装置の内部のトナーは減少する。そのため,トナーの不足している現像装置にトナーを補給するトナー補給装置が別途設けられていることもある。
トナー補給装置から現像装置へのトナーの補給は,現像装置におけるトナーの消費量に応じてなされることが好ましい。現像装置の内部に収容されているトナーが多いと,カブリが生じやすいからである。逆に,トナーが少ないと,画像の濃度が低いことがあるからである。また,トナーの補給が好適に行われなかった場合には,現像装置の内部におけるトナーの分布に偏りが生じることがある。この偏りは,濃度むら等の画質不良の原因となる。
一方,トナー補給装置から現像装置へ流入するトナー補給量は,種々の条件に依存して変化する。そのため,ほぼ一定のトナーを補給することのできるトナー補給装置が開発されてきている。例えば,特許文献1には,吸い込み型の粉体ポンプを有するトナー補給装置が開示されている(特許文献1の段落[0024]および図2等参照)。特許文献1では,トナーを前回補給してからの経過時間に基づいて,粉体ポンプの駆動時間を算出するのである(特許文献1の段落[0039],[0042]および図9等参照)。その算出した駆動時間だけ粉体ポンプを作動させることにより,ほぼ一定のトナーを現像装置に供給することができるとしている。
特開2003−195618号公報
一方,トナー補給装置には,粉体ポンプ等の吸引装置を用いないタイプのものがある。例えば,トナー補給口を開放状態と閉鎖状態とにする,シャッターを有するものである。そして,シャッターが開いている期間内に搬送スクリューが回転することにより,トナー補給装置から現像装置へとトナーを補給するのである。このトナーの補給により,現像装置内のトナーの量をほぼ一定とすることが好ましい。前述した画像の濃度の低下や濃度むら等を防止するためである。
このように吸引装置を用いていないトナー補給装置では,トナー補給装置の内部におけるトナーの残量に応じて,補給時にトナー補給装置から単位時間当たりに排出されるトナーの量が異なる。例えば,ある程度気密性の高いトナー補給装置からトナーが減少すると,トナー補給装置は現像装置に対して負圧になる。トナー補給装置が現像装置に対して負圧になると,トナー補給装置から現像装置へのトナーの補給量は減少する傾向にある。このように,単位時間当たりに現像装置に補給されるトナーの量は一定ではない。そのため,トナー補給装置内のトナーの残量によらず現像装置の内部にほぼ一定量のトナーが収容されるようにトナーを補給することは困難である。
本発明は,前述した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジもしくは現像装置にトナーを好適に補給することのできるトナー補給装置および画像形成装置を提供することである。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の一態様におけるトナー補給装置は,現像装置へトナーを補給するためのトナー補給口と,トナー補給口を開閉するためのトナー補給口開閉部とを有するものである。また,トナー補給口とは別の開口部と,開口部を塞ぐシール部材と,シール部材を圧迫する圧迫部と,圧迫部がシール部材を圧迫する圧迫力を調整する圧迫調整部とを有している。そして,シール部材は,圧迫力が強いほど通気性の程度が低くなる材質のものであり,圧迫調整部は,トナーの補給時間の累積値が小さい間には圧迫力を弱くするとともに,トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,圧迫力を強くするものである。かかるトナー補給装置では,トナー補給装置の内部のトナーの残量が減少するとともに,トナー補給装置の気密性を高くすることができる。トナー補給装置の内部のトナーの残量によらず,現像装置への単位時間当たりのトナーの補給量をほぼ一定とすることができる。
上記に記載のトナー補給装置において,収容されているトナーをトナー補給口に搬送する搬送部材と,画像形成装置本体から駆動力を得て搬送部材に駆動力を伝達するドッキングギアとを有し,圧迫調整部は,ドッキングギアからの駆動を受けるものであるとよい。トナー補給装置の内部のトナーの残量が減少するにつれて,圧迫調整部によるシール部材への圧迫を強めることができるからである。
また,本発明の別の態様における画像形成装置は,静電潜像を担持するための像担持体と,像担持体の静電潜像にトナーを付与して現像する現像装置と,現像装置にトナーを補給するトナー補給装置とを有するものである。また,トナー補給装置は,現像装置へトナーを補給するためのトナー補給口と,トナー補給口を開閉するためのトナー補給口開閉部とを有するとともに,トナー補給口とは別の開口部と,開口部を塞ぐシール部材と,シール部材を圧迫する圧迫部と,圧迫部がシール部材を圧迫する圧迫力を調整する圧迫調整部とを有している。そして,シール部材は,圧迫力が強いほど通気性の程度が低くなる材質のものであり,圧迫調整部は,トナーの補給時間の累積値が小さい間には圧迫力を弱くするとともに,トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,圧迫力を強くするものである。かかる画像形成装置では,トナー補給装置の内部のトナーの残量が減少するとともに,トナー補給装置の気密性を高くすることができる。トナー補給装置の内部のトナーの残量によらず,現像装置への単位時間当たりのトナーの補給量をほぼ一定とすることができる。
上記に記載の画像形成装置において,収容されているトナーをトナー補給口に搬送する搬送部材と,画像形成装置本体から駆動力を得て搬送部材に駆動力を伝達するドッキングギアとを有し,圧迫調整部は,ドッキングギアからの駆動を受けるものであるとよい。トナー補給装置の内部のトナーの残量が減少するにつれて,圧迫調整部によるシール部材への圧迫を強めることができるからである。
本発明によれば,画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジもしくは現像装置にトナーを好適に補給することのできるトナー補給装置および画像形成装置が提供されている。
実施形態に係る画像形成装置の概略構成を説明するための概略構成図である。 実施形態に係る画像形成装置における画像形成部の構成を説明するための概略構成図である。 実施形態に係るトナー補給装置の概略構成を説明するための概略構成図である。 実施形態に係るトナー補給装置の概略構成を説明するための部分破断断面図である。 実施形態に係るトナー補給装置におけるトナーの累積補給時間とトナーの補給量との関係を示すグラフである。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,トナー補給装置および画像形成装置について,本発明を具体化したものである。本形態のトナー補給装置は,トナー補給装置のトナーの残量によらず,ほぼ一定量のトナーを現像装置へ補給することのできる点に特徴のあるものである。
1.画像形成装置
1−1.画像形成装置の概略構成
本形態の画像形成装置100は,図1にその概略構成を示すように,中間転写ベルト101を有する,いわゆるタンデム方式のカラーコピー機である。中間転写ベルト101は,無端状ベルト部材であり,その図中両端部がローラ102,103によって支持され,図1中の矢印Xの向きに回転するようになっている。中間転写ベルト101の図中下部に沿って,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色の画像形成部1Y,1M,1C,1Kが配置されている。
各色の画像形成部1Y,1M,1C,1Kはいずれも同様の構成である。それぞれ,感光体ユニット20と,露光装置30と,現像ユニット10とを有している。感光体ユニット20は,感光体ドラム21を有している。露光装置30は,感光体ドラム21に静電潜像を描きこむためのものである。現像ユニット10は,感光体ドラム21の静電潜像にトナーを付与して現像するための現像装置である。また,中間転写ベルト101を挟んで感光体ドラム21に対向する位置に,1次転写ローラ111が配置されている。図1中では画像形成部1Yによって代表してこれらの各装置の符号を示している。
図1中で下方に配置されているのは,用紙Pを収容する給紙カセット112である。給紙カセット112の上部には,用紙Pを送り出す給紙ローラ113が設けられている。用紙Pは,給紙カセット112から用紙搬送経路114に沿って上方へ送られる。用紙搬送経路114を挟んで,ローラ103と対面する位置に,2次転写ローラ115が配置されている。さらにその下流側(図1中上方)には,定着装置130が配置されている。定着装置130は,加圧ローラ131,定着ローラ132のローラ対を有している。
定着装置130より用紙搬送経路114のさらに下流側には,排紙ローラ116および排紙トレイ117が配置されている。排紙ローラ116のさらに上方には,折り返し用ローラ119および折り返し用トレイ120が配置されている。そして,折り返し用ローラ119は,用紙搬送経路114の他に用紙搬送経路118ともつながっている。用紙搬送経路118は,両面印刷を行う場合に用いられる搬送経路である。
1−2.感光体ユニットおよび現像ユニット
図2に,画像形成部1を示す。画像形成部1は,感光体ユニット20と,現像ユニット10と,露光装置30とを有している。感光体ユニット20は,感光体ドラム21と,クリーナ23と,帯電装置50とを有している。現像ユニット10は,現像ローラ11と,供給ローラ12と,攪拌部材13と,規制ブレード14とを有する現像装置である。
感光体ドラム21は,静電潜像を担持するための像担持体である。感光体ドラム21は,画像形成時に図2の矢印Bの向きに回転する。クリーナ23は,感光体ドラム21の表面に付着している現像残トナーを回収するためのものである。帯電装置50は,感光体ドラム21の表面を一様に帯電させるためのものである。
現像ローラ11は,感光体ドラム21に形成された静電潜像にトナーを付与するための現像部材である。現像ローラ11は,画像形成時に感光体ドラム21のカウンタ回り(図2の矢印Cの向き)に回転する。供給ローラ12は,現像ローラ11にトナーを供給するための供給部材である。攪拌部材13は,現像ユニット10の内部のトナーを攪拌するためのものである。規制ブレード14は,現像ローラ11が感光体ドラム21に付与するトナーの量を規制するための規制部材である。
1−3.画像形成装置の基本的動作
次に,本形態の画像形成装置100の基本的な動作を簡単に説明する。この画像形成装置100では,コピーを行うジョブを受け付けると,画像読取部が原稿の画像情報を読み取る。その際には,原稿に光を照射し,その反射波を画像情報として読み取る。
画像形成の指示を受けると,その画像信号から各色の画像データを生成する。生成された各色の画像データは,対応する画像形成部1Y,1M,1C,1Kにそれぞれ送出される。各色の画像形成部1Y,1M,1C,1Kは,画像データに基づいて,静電潜像を形成する。さらに,形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する。
形成されたトナー像は,順次,1次転写ローラ111によって中間転写ベルト101に転写され,重ね合わせられる。中間転写ベルト101に重ね合わせられたトナー像は,2次転写ローラ115によって用紙Pに転写される。トナー像を担持した用紙Pは,さらに搬送されて定着装置130に至り,定着装置130によって加熱されるとともに加圧される。これによりトナー像が用紙Pに定着される。トナー像が定着された用紙Pは,排紙ローラ116によって排紙トレイ117に排出される。以上が,画像形成装置100の基本的な動作である。
2.トナー補給装置
画像形成装置100には,図1に示すように,各画像形成部1(1Y,1M,1C,1K)の各現像ユニット10にトナーを補給するトナー補給装置200が配置されている。トナー補給装置200にはそれぞれ,各色に対応するトナーが収容されている。
トナー補給装置200は,図3に示すように,トナー補給口210と,シャッター211と,ドッキングギア220と,攪拌部材230と,搬送スクリュー240とを有している。
トナー補給口210は,実際に現像ユニット10の内部にトナーを補給するためのものである。シャッター211は,トナー補給口210の開閉をするためのトナー補給口開閉部である。そのため,開放状態と,閉鎖状態とをとることができるようになっている。したがってシャッター211が開放状態のときに,トナーは現像ユニット10に補給される。ドッキングギア220は,画像形成装置100の本体から,攪拌部材230や搬送スクリュー240に駆動力を伝達するためのものである。そのため,ドッキングギア220は,画像形成装置100の本体のドッキングギアと接続されている。画像形成装置100の本体から駆動力を得るためである。
攪拌部材230は,トナー補給装置200の内部のトナーを攪拌するためのものである。搬送スクリュー240は,トナー補給口210にトナーを搬送するための搬送部材である。シャッター211が開放状態にあるときに搬送スクリュー240が回転することで,トナー補給装置200の内部に収容されているトナーは現像ユニット10に供給される。
また,図4の部分破断断面図に示すように,トナー補給装置200は,上記のもの以外にシール部材250と,レバー260と,カム270とを有している。トナー補給装置200の筐体201には,開口部202が設けられている。この開口部202はもちろん,トナー補給口210とは別の開口部である。そして,その開口部202は,シール部材250で塞がれている。シール部材250は,トナー補給装置200の開口部202の縁の内側に,開口部202を塞ぐように貼り付けられている。開口部202を塞ぐとともに,開口部202から抜けないようなっていればよいからである。つまり,シール部材250の一方の面はトナー補給装置200の内部に面しており,他方の面はトナー補給装置200の外部に面している。
シール部材250は,多孔性の部材である。そしてシール部材250は,通常時には空気を通す。しかし,何らかの力を受けると多孔の少なくとも一部は塞がれる。そして空気を通しにくくなる。そのため本形態では,レバー260がシール部材250を圧迫する圧迫力が強いほど,シール部材250の孔は塞がれていく。つまり,空気はより通りにくくなる。このようにシール部材250は,シール部材250を圧迫する圧迫力が強いほど,通気性の程度が低くなる材質のものである。したがって,レバー260によるシール部材250への圧迫力が大きいほど,トナー補給装置200の気密性は高いものとなる。逆に,レバー260によるシール部材250への圧迫力が小さいほど,トナー補給装置200の気密性は低いものとなる。
レバー260は,シール部材250を圧迫するための圧迫部である。そして,レバー260はカム270に固定されている。その固定されている箇所261は,カム270の回転軸272からずれた位置にある。そのため,レバー260は,カム270の回転とともに動くようになっている。
カム270は,回転軸272の回りに回転するものである。そしてその回転位置により,レバー260によりシール部材250を圧迫する圧迫力を調整する圧迫調整部である。カム270には,突出部271が設けられている。レバー260は,この突出部271の軸261の箇所で,カム270に固定されている。カム270は,ドッキングギア220に接続されている。したがって,ドッキングギア220からの駆動を受けて,ドッキングギアの回転とともにカム270も回転する。ただし,カム270の回転数は,ドッキングギア220の回転数よりも非常に少ない。これは,ドッキングギア220とカム270とのギア比の設定により行うことができる。
カム270は,レバー260を回転させるためのものである。カム270は,ドッキングギア220の駆動により,図4の矢印D1の向きに回転するようになっている。カム270が図4中の矢印D1の向きに回転すると,それにつれてレバー260によるシール部材250の圧迫力は徐々に強くなっていく。これにより,トナー補給装置200の気密状態は,徐々に高くなっていく。つまり,ドッキングギア220の回転とともに,トナー補給装置200の気密状態は高くなるのである。
3.トナー補給装置の気密性とトナー補給量との関係
トナー補給装置200の内圧と,トナー補給装置200から現像ユニット10へのトナーの補給量には相関がある。つまり,トナー補給装置200の内圧が低いほど,トナー補給装置200から現像ユニット10へ単位時間当たりに供給されるトナーの量は少なくなる。一方,トナー補給装置200の内圧が高いほど,トナー補給装置200から現像ユニット10へ単位時間当たりに供給されるトナーの量は多くなる。
図5は,トナー補給装置200の気密性と,トナー補給装置200から現像ユニット10への単位時間当たりのトナーの補給量との関係を示すグラフである。図5の横軸は,累積補給時間を示している。具体的には,シャッター211が開いているとともに搬送スクリュー240が回転している時間の累積値である。この累積値は,トナー補給装置200の交換をしてからカウントし始めたものである。図5の縦軸は,単位時間あたりのトナーの落下量である。すなわち,シャッター211が開放状態にあるときに,トナー補給装置200のトナー補給口210から実際に排出されたトナーの量である。
図5中の「×」印のグラフは,トナー補給装置200の気密性が小さい場合を示している。図5中の「△」印のグラフは,トナー補給装置200の気密性が中くらいの場合を示している。図5中の「○」印のグラフは,トナー補給装置200の気密性が大きい場合を示している。これら気密性の「大」,「中」,「小」は,比較のための目安である。
図5中に示すように,気密性の小さい場合では,気密性の大きい場合に比べて,単位時間当たりのトナーの落下量が多い傾向にある。トナー補給装置200が現像装置に対して負圧になりにくいからである。そして,補給時間の累積値が大きくならないうちにトナーを消費してしまう傾向にある。一方,気密性の大きい場合には,トナー補給装置200は現像装置に対して負圧になりやすい。したがって,単位時間当たりのトナーの落下量は,全体的に少ない。
図5中に示すように,気密性の大小によらずいずれの場合においても,トナーの補給における耐久寿命の初期では,耐久寿命の中期に比べて,単位時間当たりのトナーの落下量は少ない。ここで,耐久寿命とは,トナー補給装置200から現像装置へのトナーの補給の開始からトナーがなくなるまでの期間のことをいう。そのため,耐久寿命の初期とは,図5においてトナーの累積補給時間の値が小さい時期である。トナーの累積補給時間の値が小さい場合には,トナー補給装置200が負圧になりやすいからである。なぜならば,トナー補給装置200の内部で空気の占有する体積が小さいからである。そのため,トナー補給装置200から同じ量のトナーが減少した場合に,耐久寿命の初期のほうが負圧になりやすい。
そして,累積補給時間の値が大きくなるとともに徐々に単位時間当たりのトナーの落下量が増大する。これは,トナー補給装置200におけるトナーの減少とともに,トナー補給装置200が現像装置に対して負圧になりにくくなるからである。
そして,寿命の末期に,単位時間当たりのトナーの落下量は減少に転じる。これは,トナー補給装置200の内部のトナーがほとんどなくなるからである。
4.トナーの補給方法
本形態では,トナー補給装置200から現像装置への単位時間当たりのトナーの補給量をほぼ一定とする。画像の濃度の低下や画像むらを防止するためである。例えば,単位時間当たりの現像装置へのトナーの補給量を1.0(g/秒)とする。
そのため,トナーの累積補給時間に応じて,トナー補給装置200の気密性を変化させる。つまり,累積補給時間が長くなるほど,トナー補給装置200の気密性を高くするのである。具体的には,累積補給時間が0〜50秒までの範囲内においては,気密性を「中」(図5の領域R1参照)とする。
累積補給時間が50〜300秒までの範囲内においては,気密性が,「大」,「中」,「小」のいずれであっても,単位時間当たりのトナーの落下量が0.1(g/秒)とならない。そこで,気密性を「中」と「大」の中間程度(図5の領域R2参照)とすればよい。図5より,気密性が「中」と「大」の中間に,単位時間当たりのトナーの落下量が0.1(g/秒)となる程度が存在すると考えられるからである。
そして,累積補給時間が300〜600秒までの範囲内においては,気密性を「大」(図5の領域R3参照)とする。そして,600秒以上では,気密性を「大」(図5の領域R4参照)のままか,可能であればそれよりも高い気密性とする。
この気密性の調整は,レバー260がシール部材250を圧迫する力を調整してやればよい。これは,カム270とドッキングギア220とのギア比を調整すればよい。これにより,トナー補給装置200は,トナーの補給時間の累積値が小さい間には,シール部材250を圧迫する圧迫力を弱くするとともに,トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,シール部材250を圧迫する圧迫力を強くすることとなる。なお,単位時間当たりの現像装置へのトナーの補給量を0.1(g/秒)以外とする場合においても,累積補給時間が長くなるほど,気密性を高くすればよいことに変わりない。
以上詳細に説明したように,トナーの累積補給時間に応じて,密閉性を変化させることのできるトナー補給装置が実現されている。つまり,トナーの累積補給時間が長くなるほど,トナー補給装置の密閉性を高くする。これにより,ほぼ一定量のトナーを現像ユニット10に補給することのできる画像形成装置が実現されている。
5.変形例
5−1.トナーの累積補給回数
本形態では,トナー補給装置200から現像ユニット10に補給されたトナーの累積補給時間が長くなるほど,トナー補給装置200の密閉性を高いものとすることとした。しかし,トナーの累積補給時間の代わりに,トナーの補給回数の累積値を用いてもよい。トナーの累積補給回数が多くなるほど,トナー補給装置200の密閉性を高くすることとすればよい。
5−2.トナーの残量
上記の方法とは別に,トナーの残量に応じて,トナー補給装置200の密閉性を変えることとしてもよい。トナーの残量が少なくなるほど,トナー補給装置200の密閉性を高くすることとすればよい。これにより,トナー補給装置200から現像ユニット10にほぼ一定量のトナーを供給することができることに変わりないからである。
5−3.圧迫のための動力
本形態では,カム270が回転するための動力を,ドッキングギア220から得ることとした。しかし,カム270の回転のための動力を,ドッキングギア220以外から得ることとしてもよい。例えば,そのためのモータを設けることとしてもよい。また,画像形成装置100の本体から,ドッキングギア220を介さないで得ることとしてもよい。このようにしても,レバー260をシール部材250に圧迫することができることに変わりないからである。
6.まとめ
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係るトナー補給装置200は,シール部材250と,シール部材250を押圧するレバー260と,レバー260を調整するカム270とを有するものである。シール部材250は,強く押圧されるほど,通気性の低くなる材質のものである。そのため,トナーの累積補給時間に応じて,密閉性を変化させることのできるトナー補給装置が実現されている。つまり,トナーの累積補給時間が長くなるほど,トナー補給装置の密閉性を高くする。これにより,ほぼ一定量のトナーを現像ユニット10に補給することのできるトナー補給装置および画像形成装置が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,画像形成装置は,片面印刷のものであっても,両面印刷のものであってもよい。また,カラー印刷のものに限らない。そして,画像形成装置は,プリンタやスキャナであってもよい。また,公衆回線から印刷ジョブを受信して画像形成する機能を備えた画像形成装置やその他の画像を形成する装置に適用することができる。もちろん,複合機であってもよい。また,トナーの種類によらず適用できる。さらに,画像形成部は電子写真方式のものに限らない。インク方式の画像形成装置であっても同様に本発明を適用することができる。
また,本形態では,現像ローラを用いたが,それ以外の現像部材を用いることとしてもよい。そして,現像ローラの回転する向きも,図2に示した向きと逆向きであってもよい。また,本形態ではトナー補給装置200の内側からシール部材250を圧迫することとした。しかし,トナー補給装置200の外側からシール部材250を圧迫することとしてもよい。この場合には,シール部材250やカム270やレバー260を,トナー補給装置200の本体の外側に配置することとなる。もしくは,シール部材250が抜けないように強く接着しておけば,シール部材250をトナー補給装置の外側と内側との境目に配置することとしてもよい。また,搬送スクリュー240は必ずしも設ける必要はない。
1(1Y,1M,1C,1K)…画像形成部
10…現像ユニット
20…感光体ユニット
21…感光体ドラム
100…画像形成装置
200(200Y,200M,200C,200K)…トナー補給装置
210…トナー補給口
220…ドッキングギア
230…攪拌部材
240…搬送スクリュー
250…シール部材
260…レバー
270…カム

Claims (4)

  1. 現像装置へトナーを補給するためのトナー補給口と,
    前記トナー補給口を開閉するためのトナー補給口開閉部とを有するトナー補給装置であって,
    前記トナー補給口とは別の開口部と,
    前記開口部を塞ぐシール部材と,
    前記シール部材を圧迫する圧迫部と,
    前記圧迫部が前記シール部材を圧迫する圧迫力を調整する圧迫調整部とを有し,
    前記シール部材は,
    前記圧迫力が強いほど通気性の程度が低くなる材質のものであり,
    前記圧迫調整部は,
    トナーの補給時間の累積値が小さい間には前記圧迫力を弱くするとともに,
    トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,前記圧迫力を強くするものであることを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置であって,
    収容されているトナーを前記トナー補給口に搬送する搬送部材と,
    画像形成装置本体から駆動力を得て前記搬送部材に駆動力を伝達するドッキングギアとを有し,
    前記圧迫調整部は,
    前記ドッキングギアからの駆動を受けるものであることを特徴とするトナー補給装置。
  3. 静電潜像を担持するための像担持体と,
    前記像担持体の静電潜像にトナーを付与して現像する現像装置と,
    前記現像装置にトナーを補給するトナー補給装置とを有する画像形成装置であって,
    前記トナー補給装置は,
    現像装置へトナーを補給するためのトナー補給口と,
    前記トナー補給口を開閉するためのトナー補給口開閉部とを有するとともに,
    前記トナー補給口とは別の開口部と,
    前記開口部を塞ぐシール部材と,
    前記シール部材を圧迫する圧迫部と,
    前記圧迫部が前記シール部材を圧迫する圧迫力を調整する圧迫調整部とを有し,
    前記シール部材は,
    前記圧迫力が強いほど通気性の程度が低くなる材質のものであり,
    前記圧迫調整部は,
    トナーの補給時間の累積値が小さい間には前記圧迫力を弱くするとともに,
    トナーの補給時間の累積値が大きくなるにしたがい,前記圧迫力を強くするものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって,
    収容されているトナーを前記トナー補給口に搬送する搬送部材と,
    画像形成装置本体から駆動力を得て前記搬送部材に駆動力を伝達するドッキングギアとを有し,
    前記圧迫調整部は,
    前記ドッキングギアからの駆動を受けるものであることを特徴とする画像形成装置。
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