JP2012191559A - 水晶振動片及び水晶デバイス - Google Patents

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Yuichi Sato
雄一 佐藤
Masato Ogawa
真人 小川
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Abstract

【課題】 インダクタを水晶デバイスのサポート台座に形成する水晶デバイスを提供する。
【解決手段】 実装面に形成された一対の外部電極(51,52)と実装面の反対側の底面に形成され外部電極に導通する一対の第1接続電極(35)とを有するベース(10)を備える。ベースにはサポート部材(40)が載置される。サポート部材は、第1面に形成され第1接続と接続する一対の第2接続電極(36)と、第1面の反対面に形成された一対の第3接続電極(37)と、第2接続部と第3接続部とを導通する一対の配線電極(32)とを有する。水晶デバイスは、励振電極とこの励振電極に導通する引出電極とを有するとともに、第3接続電極に塗布された接着剤(15)を介して引出電極がサポート部材に固定される水晶振動片(20)と、を備える。一対の配線電極の少なくとも一方は、流れる電流によって形成される磁場にエネルギーを蓄えるインダクタを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水晶振動片を支えるサポート台座にインダクタを備えた水晶デバイスに関する。
例えばATカットなどの厚みすべり振動の水晶デバイスは、一般に水晶振動片の表裏面に一対の励振電極を正対向して形成し、当該励振電極に交番電圧を印加する構成である。水晶振動片の両主面には励振電極と、励振電極から引き出された引出電極と、引出電極を実装端子(パッケージの外側に形成された端子)と導通するためのパッケージ内部の接続電極とが形成されている。水晶振動片は表裏どちらでもパッケージ内の接続電極に接続できるように、引出電極は表裏面に形成されている。
水晶デバイスの周波数を調整しやすくするために、水晶デバイスが実装されるプリント基板に伸長コイルを水晶デバイスに直列に実装している。周波数可変量を増やす伸長コイルはディスクリート部品のため、プリント基板の実装スペースが少なくなってしまう。また、伸長コイルはインダクタンス値の偏差の幅が大きく周波数偏差のばらつきの要因になっている。このような問題点を解決するため、特許文献1は、水晶振動片の励振電極への引出電極にパターンコイルを設ける技術を開示している。
また特許文献2に開示される水晶振動片は、パッケージベースにサポート台座を介して保持している。このサポート台座は水晶振動片がベースに固定される際の応力や、パッケージングの際の応力が水晶振動片にかかることを抑制している。
特開平9−162681号公報 特開2007−195138号公報
しかしながら、特許文献1による方法ではパターンコイルの領域を大きくすると励振電極を小さくせざるを得ない。これでは水晶振動片の振動領域の振動特性が悪化するおそれがある。その一方でサポート台座は水晶振動片を支える役目だけに特化しており、周波数可変量を増やす機能としては使用されていなかった。
本発明は、水晶デバイスの周波数を可変するインダクタを水晶デバイスのサポート台座に形成することによってスペースを小さくした水晶デバイスを提供することを目的とする。
第1観点の水晶デバイスは、実装面に形成された一対の外部電極と実装面の反対側の底面に形成され外部電極に導通する一対の第1接続電極とを有するベースを備える。またベースにサポート部材が載置される。サポート部材は、第1面に形成され第1接続と接続する一対の第2接続電極と、第1面の反対面に形成された一対の第3接続電極と、第2接続部と第3接続部とを導通する一対の配線電極とを有する。また水晶デバイスは、励振電極とこの励振電極に導通する引出電極とを有するとともに、第3接続電極に塗布された接着剤を介して引出電極がサポート部材に固定される水晶振動片と、を備える。そして一対の配線電極の少なくとも一方は、流れる電流によって形成される磁場にエネルギーを蓄えるインダクタを形成する。
第2の観点の水晶デバイスは、一対の配線電極は第1面に形成される。また、一対の配線電極の少なくとも一方は、第1面又は第2面で渦巻き状に形成されている。また、一対の配線電極の両方が第1面及び第2面で渦巻き状に形成されていてもよい。さらに、サポート部材は矩形形状であり、第3接続電極が矩形形状の角隅に設けられている。
本発明の水晶デバイスによれば、周波数可変量を増加でき、周波数を容易に調整することができる。またこの水晶デバイスは小型化の要望に応えることができる。
(a)は、リッド5を取り除いた状態の第1水晶デバイス100の平面図である。 (b)は、図1(a)のA−A’断面図である。 (c)は、サポート台座40の平面図である。 インダクタンスの違いにより周波数可変量が変わることを示す図である。 (a)は、リッド5を取り除いた状態の第2水晶デバイス110の平面図である。 (b)は、図3(a)のB−B’断面図である。 (a)は、サポート台座50の平面図である。 (b)は、図4(a)のC−C’断面図である。 (a)は、リッド5を取り除いた状態の第3水晶デバイス120の平面図である。 (b)は、図5(a)のD−D’断面図である。 (c)は、サポート台座60−1の平面図である。 (a)は、サポート台座60−1の表面の平面図である。 (b)は、サポート台座60−1の裏面の平面図である。 (c)は、図6(a)のE−E’断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態では、水晶振動片としてATカットの水晶振動片が使われている。ATカットの水晶振動片は、ATカットの水晶振動片の主面が人工水晶の結晶軸(XYZ)のY軸に対して、X軸を中心としてZ軸からY軸方向に35度15分傾斜されている。以下の実施形態で示す水晶デバイス100〜120は、その長辺方向をx軸方向、短辺方向をz’軸方向、上下方向をy’軸方向としている。このため、リッド、ベース及びATカットの水晶振動片についても同様な軸方向として説明する。
(第1実施形態)
<第1水晶デバイス100の構成>
図1(a)は、リッド5を取り除いた状態の第1実施例の第1水晶デバイス100の平面図である。図1(b)は図1(a)のA−A’断面図であり、(c)は、サポート台座40の平面図である。図1(a)及び(b)に示されるように、第1水晶振動デバイス100は、ATカット水晶振動片20と、ATカット水晶振動片20を支持するサポート台座40と、サポート台座40を保持するベース10と、気密封止するためのリッド5とで構成されている。第1水晶振動デバイス100は、ベース10とリッド5とで形成された空間に、ATカット水晶振動片20を装着している。
図1(a)及び(b)に示されるように、ATカット水晶振動片20は、Y方向両端部がベベル又はコンベクス等の端面処理がなされており、その第1主面に第1励振電極25が第2主面に第2励振電極26が形成されている。第1励振電極25は引出電極21と電極パッド23とに接続しており、第2励振電極26も第2主面側に形成された引出電極22と電極パッド24とに接続している。第2主面側の電極は、理解しやすくするため点線で描かれている。これらに交番電流(交互に入れ替わる正負の電流)が加えられるとATカット水晶振動片20は所定の周波数で振動する。
図1に示されるATカット水晶振動片20は、端面加工された低周波の振動片であるが、サポート台座40に端面処理の無い高周波のATカット水晶振動片20を導電性接着剤15でサポート台座40に固定してもよい。そのほかに逆メサタイプのATカット水晶振動片も同様にサポート台座40に固定することができる。
図1(a)に示されたようにリッド5は、ベース10の枠部セラミック層11の上端に形成された封止材19の上に載置され、ATカット水晶振動片20を収納するキャビティが形成される。また、キャビティは不活性ガスで満たされたり又は真空状態に密封されたりする。
ベース10は例えばセラミックからなり、複数枚のセラミックシートを積層して箱状になった状態で焼結される。ベース10の内面底部には一対の第1接続電極35が形成され、ベース10の外側底部には外部電極51,52が形成される。第1接続電極35と外部電極51、52とは導通している。このようなベース10を使用することにより、第1水晶振動デバイス100は表面実装(SMD:Surface Mount Device)できるタイプとなる。ベース10の大きさは、例えばx方向の長さが2.0mm程度、z‘方向の長さが1.6mm程度である。
サポート台座40は矩形形状の水晶からできている。図1(b)に示されるように、サポート台座40はATカット水晶振動片20を載置する一対の凸部18を角隅に有する。サポート台座40の大きさは、Y方向の長さが1.4mm程度、X方向の長さが1.0mm程度である。サポート台座40の厚み(Z方向)は約0.16mmである。また凸部18を高さはサポート台座40の上面から0.06mm程度である。
サポート台座40は一対の凸部18の上面に第3接続電極37、38を備える。図1(c)に示されるように、サポート台座40の上面に第1配線電極32と第3接続電極37とスルーホール電極28とを備える。サポート台座40の側面及び底面に第2接続電極36を備える。
図1(b)に示されるように、サポート台座40は、ベース10の第1接続電極35に塗布した2点の導電性接着剤13と、サポート台座40の中央又はベース10に塗布された1点のベース用接着剤16とによって固定されている。また、ATカット水晶振動片20とサポート台座40とは、導電性接着剤15を用いて固定されている。
この固定に際しては、例えば、サポート台座40はベース3上に塗布した2点の導電性接着剤13と1点のベース用接着剤16との上に載置した状態で、導電性接着剤13とベース用接着剤16とが硬化させられる。ベース10とATカット水晶振動片20とサポート台座40とは、導電性接着剤15及び導電性接着剤13を用いて電気的機械的に接合し、ベース用接着剤16により接合する。
これにより、サポート台座40を介して第3接続電極37から外部電極51までが接合され、ATカット水晶振動片20の引出電極21と第1電極パッド23とはベース10の外部電極51に電気的に接続される。
また、図1(c)に示されるように、サポート台座40には、渦巻き状に形成された第1配線電極32が形成されている。第1配線電極32は、一端に第2接続電極37で他端にスルーホール電極28が接続されている。スルーホール電極28はサポート台座40の表裏を貫通する。これら第1接続電極35、第2接続電極36、第3接続電極37,38、第1配線電極32及びスルーホール電極28はクロム層の上に金層を重ねた金属層からなる。
なお、サポート台座40の上面に形成された第1配線電極32及びスルーホール電極28は、導電性接着剤15の流れ込みによる短絡を防ぐため絶縁被膜などの不図示の保護膜が形成されてもよい。
このような構成であるため、第3接続電極37からサポート台座40に電流が流れる場合には、以下のように電流が流れる。
サポート台座40の第3接続電極37に入った電流は、渦巻き状の第1配線電極32を流れる。第1配線電極32の電流の向きは、矢印で示されるように反時計回りに流れる。その電流はスルーホール電極28及びを通って第1接続電極35に流れる。第1接続電極35に入った電流は、図示されていない回路を通り外部電極52へ流れる。サポート台座40の第1配線電極32の電流は一定の方向を向いて流れる。第1配線電極32の電流の向きは、同じ電流の向きになりインダクタンスが強められる。
図2は、渦巻き状の第1配線電極32の有無に起因してインダクタンスの違いが生じ、そのインダクタンスの違いにより周波数可変量が変わることを示す図である。縦軸に周波数変化量Δf(ppm)を示し、横軸に電圧Vc(V)を示す。渦巻き状の第1配線電極32がない場合の計算結果を点線で示し、100nH(ヘンリー)相当の渦巻き状の第1配線電極32を形成した場合の計算結果を実線で示した。図に示す通り、周波数変化量Δf(ppm)は、100nHの第1配線電極32を形成した場合において第1配線電極32がない場合の1.5倍に増加する。第1配線電極32は発振回路の負荷容量を直列にするための伸長コイルの役目を有する。
(第2実施形態)
<第2水晶デバイス110の構成>
図3(a)は、リッド5を取り除いた状態の第2実施例の第2水晶デバイス110の平面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B’断面図である。第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図3(a)及び(b)に示されるように、第2水晶振動デバイス110は、ATカット水晶振動片20と、セラミックパッケージ10と、気密封止するためのガラスから成るリッド5とで構成されている。第2水晶振動デバイス110は、ベース10とリッド5とで形成された空間に、ATカット水晶振動片20を装着している。ATカット水晶振動片20は、第1実施形態と同じ機能のため同じ符号を付して重複する説明を省略する。第1水晶デバイス100と第2水晶デバイス110との違いは、サポート台座40に代わり別のサポート台座50が用いられている点である。
ベース10の内面底部には第1接続電極35が形成され、ベース10の外側底部には外部電極51,52が形成される。一対の第1接続電極35と外部電極51、52とは導通している。第1接続電極35の位置は、後述するスルーホール電極28,29の位置に対応する位置に形成されている。
サポート台座50の上面に第1配線電極32と第2配線電極33とスルーホール電極28、29(図4(a)参照)とを備える。第1配線電極32及び第2配線電極33は、渦巻き状に形成されている。
図4(a)は、サポート台座50の平面図であり、(b)は、図4(a)のC−C’断面図である。図4(b)には第1接続電極35の仮想線及び導電性接着剤13の仮想線が示されている。
サポート台座50の上面に第1配線電極32及び第2配線電極33並びにスルーホール電極28、29が形成されている。第1配線電極32及び第2配線電極33は、+z’軸方向から−z’軸方向に見て、ともに外側から内側へ時計回りの渦巻き状に形成されている。
サポート台座50に渦巻き状に形成された第1配線電極32は、一端に第3接続電極37が他端にスルーホール電極28が接続されている。スルーホール電極28は、サポート台座50表裏面を貫通している。この第2配線電極33は、一端に第3接続電極38で他端にスルーホール電極29が接続されている。スルーホール電極29は、サポート台座50の表裏面を貫通している。図4(b)に示されるように、スルーホール電極28及び29の下端(本明細書では第2接続電極36と同じ役割)は第1接続電極35に導電性接着剤13で接続される。
このような構成であるため、第3接続電極37,38からサポート台座50に電流が流れる場合には、以下のように電流が流れる。なお、第3接続電極37,38には交番電流が印加される。このため第3接続電極37,38にはプラス電位、マイナス電位が交互に印加される。ここでは第3接続電極37がマイナス電位である場合を説明する。
まずサポート台座50の第3接続電極37に入った電流の向きは、矢印で示されるように第1配線電極32を時計回りに流れる。そして電流はスルーホール電極28を通って一方の第1接続電極35に流れる。他方の第1接続電極35に入った電流は、スルーホール電極29から第2配線電極33に流れる。第2配線電極33の電流の向きは矢印に示されるように反時計回りに流れる。そして電流は第3接続電極38を介してATカット水晶振動片20へ流れる。サポート台座40の第1配線電極32の電流は渦巻き状に同じ向きになりインダクタンスが強められる。第2配線電極33の電流も同様にインダクタンスが強められる。ここで、第1配線電極32と第2配線電極33との電流の向きは、サポート台座50の中央領域では同じ向きになっている。このため、第1配線電極32と第2配線電極33とはインダクタンスが強められる。
(第3実施形態)
<第3水晶デバイス120の構成>
図5(a)は、リッド5を取り除いた状態の第3水晶デバイス120の平面図であり、(b)は、図5(a)のD−D’断面図であり、(c)は、サポート台座60−1の平面図である。第1実施形態と同じ構成要件には同じ符号を付して重複する説明を省略する。
図5(a)及び(b)に示されるように、第3水晶振動デバイス120も、ATカット水晶振動片20と、セラミックパッケージ10と、リッド5とで構成されている。第3水晶振動デバイス120は、ベース10とリッド5とで形成された空間に、ATカット水晶振動片20を装着している。ATカット水晶振動片20及びベース10は、第1実施形態と同じ機能のため同じ符号を付して重複する説明を省略する。第1水晶デバイス100と第3水晶デバイス120との違いは、サポート台座40に代わりに別のサポート台座60が用いられている点である。図5(b)は、理解を助けるため、サポート台座60が分離されて描かれている。
サポート台座60は第1サポート台座60−1と第2サポート台座60−2の二層からなる。図5に示されるように、第1サポート台座60−1の上面に第1配線電極32と第3接続電極37,38とが形成される。第1サポート台座60−1の下面に第2配線電極33が形成されている。第1配線電極32と第2配線電極33とは第1サポート台座60−1を貫通するスルーホール電極28を介して電気的に接続している。第1配線電極32と第2配線電極33とは渦巻き状に形成されている。第2サポート台座60−2は、側面及び底面に第2接続電極36を備える。第1サポート台座60−1と第2サポート台座60−2とは低融点ガラスなどの絶縁体で接合されている。
図5(b)に示されるように、サポート台座60は、ベース10の第1接続電極35に塗布した2点の導電性接着剤13とベース10の底面に塗布された1点のベース用接着剤16とによって固定されている。これにより、サポート台座60を介して第3接続電極37から外部電極51,52までが接合され、ATカット水晶振動片20の引出電極21と第1電極パッド23とはベース10の外部電極51に電気的に接続される。
図5(c)は、第1配線電極32と第2配線電極33との電流の向きを示している。また裏面の第2配線電極33は点線で描かれている。第1配線電極32と第2配線電極33との電流の向きは、反時計回りである。図6に第1配線電極32と第2配線電極33とを表裏に分けて描いている。
図6(a)は、サポート台座60−1の表面の平面図であり、(b)は、サポート台座60−1の裏面の平面図であり、(c)は、図6(a)のE−E’断面図である。図6(a)に示されるように、第1配線電極32は渦巻き状に形成されている。スルーホール電極28は、サポート台座60−1の表裏面を貫通し、サポート台座60−1の下面の第2配線電極33に接続されている(図6(c)参照)。そして図6(b)に示されるように、第2配線電極33も渦巻き状に形成されている。
このような構成であるため、第3接続電極37からサポート台座60に電流が流れてくる場合には、以下のように電流が流れる。
まず、サポート台座60−1の第3接続電極37と第1配線電極32とに入った電流の向きは、矢印で示されるように反時計回りに流れる。その電流はスルーホール電極28を通って第2配線電極33に流れる。図6(b)では電流の向きは時計回りであるが図5(c)に示されるように同一方向から見れば反時計回りである。第2配線電極33に入った電流は、第3接続電極38を介して外部電極52へ流れる。ここで、第1配線電極32と第2配線電極33との電流の向きは同じ向きになっている。このため、第1配線電極32と第2配線電極33とはインダクタンスが強められる。
以上、本発明の好適実施例について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において上記各実施例に様々な変更・変形を加えて実施することができる。例えば、上記実施形態ではATカット水晶振動片で説明したが、水晶の切断方向は、BTカット、SCカット、ITカットなどの切断方向でもよい。また、音叉型水晶振動片(未図示)を用い、導電性接着剤15を使用しないで、非導電性接着剤で水晶振動片を固定するとともに第2接続電極41、42と音叉型水晶振動片とをワイヤーボンディングで接続してもよい。
5 リッド
10 ベース
11 枠部セラミック層
13、15 導電性接着剤
16 ベース用接着剤
18 凸部
19 封止材
20 ATカット水晶振動片
21,22 引出電極
23,24 第1電極パッド、第2電極パッド
25,26 第1励振電極、第2励振電極
28,29 スルーホール電極
32,33 第1配線電極、第2配線電極
35 第1接続電極
36 第2接続電極
37、38 第3接続電極
40,50,60(60−1,60−2) サポート台座
51,52 外部電極
100,110、120 第1、第2、第3水晶デバイス

Claims (5)

  1. 実装面に形成された一対の外部電極と前記実装面の反対側の底面に形成され前記外部電極に導通する一対の第1接続電極とを有するベースと、
    前記第1面に形成され前記第1接続と接続する一対の第2接続電極と、前記第1面の反対面に形成された一対の第3接続電極と、前記第2接続部と前記第3接続部とを導通する一対の配線電極とを有し、前記ベース上に固定されるサポート部材と、
    励振電極とこの励振電極に導通する引出電極とを有するとともに、前記第3接続電極に塗布された接着剤を介して前記引出電極が前記サポート部材に固定される水晶振動片と、を備え、
    前記一対の配線電極の少なくとも一方は、流れる電流によって形成される磁場にエネルギーを蓄えるインダクタを形成する水晶デバイス。
  2. 前記一対の配線電極は前記第1面に形成される請求項1に記載の水晶デバイス。
  3. 前記一対の配線電極の少なくとも一方は、前記第1面又は前記第2面で渦巻き状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の水晶デバイス。
  4. 前記一対の配線電極の両方は、前記第1面及び前記第2面で渦巻き状に形成されている請求項1又は請求項2に記載の水晶デバイス。
  5. 前記サポート部材は矩形形状であり、前記第3接続電極は前記矩形形状の角隅に設けられている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水晶デバイス。
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