JP2012189231A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

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純平 林
Masaki Takachi
正喜 高地
Yasushi Akutsu
靖 阿久津
Kazuya Sayama
和也 佐山
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Abstract

【課題】屋外給水栓の凍結を防止して、年間を通して利用可能な屋外給水栓を備えたヒートポンプ式給湯機を提供する。
【解決手段】外気温の低下では貯湯タンク2下部の湯水を循環ポンプ10を駆動して、ヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12、バイパス管14、貯湯タンク2下部に戻す循環をさせて、更に外気温が低下するとヒートポンプユニット3を駆動して高温水を、ヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、ヒーポン戻り管12、バイパス管14、貯湯タンク2下部に循環させて凍結を防止する凍結予防運転を行わせる給湯制御部27とを備えたもので、前記バイパス管14を貯湯タンク2に給水する給水管11に接続し、凍結防止用の湯水を貯湯タンク2下部に戻すと共に、このバイパス管14には貯湯タンクユニット1外に突出する給水栓33に給水を供給する連通管34が接続したことで、給水栓33の凍結が防止され年間を通しての使用が出来る。
【選択図】 図2

Description

この発明は、花壇の水やりや洗車時に使用勝手が良い屋外給水栓を備えたヒートポンプ式給湯機に関するものである。
従来よりこの種の屋外給水栓を備えた給湯機では、花や盆栽、花壇への水やりや車の洗車等に水が利用出来て極めて便利であった。(例えば、特許文献1参照。)
又屋外設置されるケースがほとんどのヒートポンプ式給湯機では、貯湯タンクユニットに直接給水栓を取り付けて使用されるものであった。(例えば、特許文献2参照。)
特開平9−287816号公報 特開平3−111853号公報
ところでこの従来のものでは、冬季等の低温下では給水栓や給水栓まで給水を運ぶ連通管が凍結して、使用できなくなると言う不具合があり、又これを防止する為に凍結防止ヒータを取り付ければ、その分割高となるものであった。
この発明は上記課題を解決するために、特にその構成を、湯水を貯湯する貯湯タンクを収納した貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する水冷媒熱交換器を備えたヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内下部の湯水を前記水冷媒熱交換器に流入させるヒーポン往き管と、前記水冷媒熱交換器で加熱された高温水を貯湯タンクの上部に戻すヒーポン戻り管と、前記貯湯タンクの湯水をヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器との間で循環させる循環ポンプと、前記ヒーポン戻り管の途中に流路切換手段を介して接続され湯水を貯湯タンク下部に戻すバイパス管と、外気温の低下では貯湯タンク下部の湯水を循環ポンプを駆動して、ヒーポン往き管、水冷媒熱交換器、ヒーポン戻り管、バイパス管、貯湯タンク下部に戻す循環をさせ、更に外気温が低下するとヒートポンプユニットを駆動して高温水を、ヒーポン往き管、水冷媒熱交換器、ヒーポン戻り管、バイパス管、貯湯タンク下部に循環させて凍結を防止する凍結予防運転を行わせる給湯制御部とを備えたものに於いて、前記バイパス管を貯湯タンクに給水する給水管に接続し、凍結防止用の湯水を貯湯タンク下部に戻すと共に、このバイパス管には貯湯タンクユニット外に突出する給水栓に給水を供給する連通管が接続したものである。
この発明によれば、連通管が連通するバイパス管や周囲に位置するヒーポン戻り管、タンク給水管には、外気温が低下して凍結の危険があると、低温水や高温水の循環があって直接加熱されたり、雰囲気温度の上昇で間接的に加熱されるので、連通管は勿論、この連通管からの熱伝導で給水栓も加熱されて、凍結する危険がなくなり常に安心して使用出来るものであり、連通管の接続位置を改善しただけでの簡単な構造で、安価に提供することが出来るものである。
この発明の一実施形態のヒートポンプ式給湯機の概略構成図。 同凍結予防運転状態を説明する概略構成図。
次にこの発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク2等を収納する貯湯タンクユニット、3は貯湯タンク2内の湯水を加熱する加熱手段としてのヒートポンプユニットで、内部には圧縮機4と凝縮器としての水冷媒熱交換器5と減圧装置としての電子膨張弁6と強制空冷式の蒸発器7とで構成され、このヒートポンプユニット3の冷凍サイクルには冷媒として二酸化炭素が用いられて超臨界ヒートポンプサイクルを構成しているものである。また、前記圧縮機4や電子膨張弁6等によりヒートポンプサイクルを駆動制御するヒーポン制御部8を設けている。
9は前記貯湯タンク2の下部と水冷媒熱交換器5を接続するヒーポン往き管で、循環ポンプ10が取り付けられている。
11は前記貯湯タンク2の下部に水道を接続し、水道水を供給する給水管である。
12は前記水冷媒熱交換器5と貯湯タンク2の上部とを接続するヒーポン戻り管である。
13は前記ヒーポン戻り管12の途中に備えられた三方弁からなる流路切換手段で、ヒーポン側の第1ヒーポン戻り管12aからの湯水をタンク側の第2ヒーポン戻り管12bに流すか、給水管14を介して貯湯タンク2下部と連通するバイパス管14に流すかを切替るもので、後述する外気温センサにより凍結危険温度が検知されると、循環ポンプ10が駆動され流路切換手段13は第1ヒーポン戻り管12aからの湯水をバイパス管14側に流し、貯湯タンク2下部からヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、第1ヒーポン戻り管12a、バイパス管14から貯湯タンク2下部に戻る循環を繰り返して凍結を防止するものであり、更に温度低下して凍結の危険が高くなった時には、ヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10を駆動して高温水を、ヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、第1ヒーポン戻り管12a、バイパス管14を循環させるようにするものである。
15は前記貯湯タンク2の上部に接続され貯湯されている高温水を出湯する出湯管、16は前記給水管11から出湯側へ水道水を導く給水バイパス管、17は前記出湯管15からの湯水と前記給水バイパス管16からの水道水を給湯設定温度に混合する給湯混合弁、18は前記給湯混合弁17から給湯栓19に湯を供給する給湯管である。
20は給湯管18に設けた給湯温度センサ、21は出湯管15に設け一日の出湯量をカウントする出湯流量センサ、22は前記給水管11に備えられ手動で給水の開閉を行う止水栓。23は前記給水管11に備えられ水道圧を減圧する減圧弁、24は前記給水バイパス管16と貯湯タンク2とを結ぶ給水管11途中に備えられた逆止弁で、貯湯タンク2内及びバイパス管14の湯水が水道側に逆流することを防止する。
25は前記出湯管15に接続された過圧逃し弁、26は台所等に設置され、給湯装置の運転停止や給湯温度の設定や各種運転モードの設定を行うリモコンで、前記貯湯タンクユニット1と接続されている。27は前記ヒーポン制御部8やリモコン26と接続され給湯装置全体の制御を行う給湯制御部で、貯湯タンク2内の湯水の沸き上げ運転や凍結予防運転も制御するものである。
28は前記貯湯タンク2の側面上下方向に多数のサーミスタセンサを備えた貯湯温度センサで、貯湯タンク2内の湯水の温度と湯量を検知するものである。
29は前記蒸発器7の熱交換を行うためにプロペラファンにて送風する送風機、30は前記蒸発器7の風上側に設けられ外気温を測定する外気温センサ、31は前記水冷媒熱交換器5とヒーポン往き管9の接続部分に設けた入口温度センサで、加熱する前の冷水温度を検知する。32は前記水冷媒熱交換器5とヒーポン戻り管12接続部分に設けた出口温度センサで、加熱後の湯水温度を検知するものである。
33は貯湯タンクユニット1から突出して備えられた屋外で使用される給水栓で、連通管34を介してバイパス管14に接続されており、給水管11からの水道水を、バイパス管14及び連通管34を経由して供給されるものであり、このバイパス管14の給水管11との接続部分から、貯湯タンク2下部までの給水管11中には、逆止弁35を備えて貯湯タンク2内の湯水が給水栓33に流出するのを防止しており、又バイパス管14は前記したように凍結防止で湯水及び高温水が循環するので、バイパス管14に接続した連通管34も同時に加熱されて凍結防止すると共に、該連通管34からの熱伝導を受けて給水栓33も加熱されて凍結防止されるものである。
前記リモコン26には押圧式の電源スイッチ36、給湯設定温度を設定する温度設定スイッチ37、浴槽(図示せず)への湯張りを指示する湯張りスイッチ38、湯張り量を設定する湯張り量設定スイッチ39、及び給湯可能な残時間を表示させる残時間表示スイッチ40とを有した操作部41と、ドットマトリクス型の蛍光表示管よりなる表示部42と、これら操作部41及び表示部42を制御すると共に、前記給湯制御部27と通信を行うマイクロコンピュータを主に構成されたリモコン制御部(図示せず)を備えており、通常運転時は前記表示部42に操作部41で設定された給湯設定温度や時刻情報および貯湯温度センサ28で検知する残り貯湯量等が表示されるものである。なお、前記表示部42はドットマトリクス型の液晶表示部としても良い。
ここで、給湯機の電源は時間帯別電灯であり、夜間(ここでは23時から翌朝7時まで)が割安な電力料金設定となっているもので、この割安な夜間電力を用いて夜間に一日に必要な貯湯熱量を沸き上げて使用するものであり、また、この時間帯別電灯では昼間(7時から23時まで)にも電力は供給され、残湯量が少なくなったときに追加の沸き増しが行われるものであり、更に沸き上げ運転中に、外気温センサ30が凍結危険温度以下を検知しても、沸き上げ運転中で凍結の危険がないので、凍結予防運転には入らないようにしているものである。
次にこの一実施形態の作動を説明すれば、上記の時間帯で給湯制御部27からの制御信号により、沸き上げ運転が開始される。
この沸き上げ運転は、ヒートポンプユニット3及び循環ポンプ10の駆動で、貯湯タンク2下部の低温水をヒーポン往き管9から水冷媒熱交換器5に流入させ、ここで加熱した高温水をヒーポン戻り管12を介して貯湯タンク2上部に戻し、順次この循環を繰り返して貯湯タンク2内に高温水を貯湯して沸き上げ運転を終了するものである。
そして給湯栓19を開成することで、貯湯タンク2内の高温水が出湯管15から給湯混合弁17に流通し、ここでリモコン26で設定された給湯温度になるように給湯温度センサ20で給湯温度を見ながら、給水バスパス管16からの給水と混合して、給湯設定温度の良好な給湯が行われるものであり、貯湯タンク2内には使用された高温水分の給水が下部の給水管11から供給されるものである。
一方貯湯タンクユニット1から突出した給水栓33を開成すれば、給水管11からの水道水がバイパス管14、連通管34を流通して給水栓33より放出され、ホース等を接続して花や盆栽、花壇への水やりや車の洗車等に使用され極めて使用勝手が良いものである。
次に沸き上げ運転終了後に外気温が低下し外気温センサ30が凍結危険温度以下を検知した場合には、給湯制御部27が循環ポンプ10のみを駆動させると共に、流路切換手段13を第2ヒーポン戻り管12b側からバイパス管14側に流路切換させ、貯湯タンク2下部の低温水をヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、第1ヒーポン戻り管12a、流路切換手段13、連通管34が接続したバイパス管14から貯湯タンク2下部に戻す循環を繰り返して、この回路の凍結を防止すると共に連通管34の凍結も同時に防止されるものである。
更に外気温が低下した場合には、この温度を外気温センサ30が検知することで、給湯制御部27が循環ポンプ10だけでなくヒートポンプユニット3も駆動させて、高温水をヒーポン往き管9、水冷媒熱交換器5、第1ヒーポン戻り管12a、流路切換手段13、連通管34が接続したバイパス管14から貯湯タンク2下部に戻す循環を繰り返して、外気温が低下した時も循環回路の凍結を確実に防止するものであり、又連通管34はバイパス管14を高温水が流通することによる直接的な加熱と、各回路を高温水が流通することによる雰囲気温度の上昇の間接的な加熱とにより、良好に加熱されて凍結も防止されるものであり、又給水栓33についても連通管34が加熱されることによる熱伝導によって、温度上昇して凍結が防止されることで、冬季間の給水栓33の凍結による使用不能を回避出来、年間を通して屋外給水栓33が使用出来て極めて使用勝手が良いものである。
1 貯湯タンクユニット
2 貯湯タンク
3 ヒートポンプユニット
5 水冷媒熱交換器
9 ヒーポン往き管
10 循環ポンプ
11 給水管
12 ヒーポン戻り管
13 流路切換手段
14 バイパス管
27 給湯制御部
30 外気温センサ
33 給水栓
34 連通管

Claims (1)

  1. 湯水を貯湯する貯湯タンクを収納した貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンク内の湯水を加熱する水冷媒熱交換器を備えたヒートポンプユニットと、前記貯湯タンク内下部の湯水を前記水冷媒熱交換器に流入させるヒーポン往き管と、前記水冷媒熱交換器で加熱された高温水を貯湯タンクの上部に戻すヒーポン戻り管と、前記貯湯タンクの湯水をヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器との間で循環させる循環ポンプと、前記ヒーポン戻り管の途中に流路切換手段を介して接続され湯水を貯湯タンク下部に戻すバイパス管と、外気温の低下では貯湯タンク下部の湯水を循環ポンプを駆動して、ヒーポン往き管、水冷媒熱交換器、ヒーポン戻り管、バイパス管、貯湯タンク下部に戻す循環をさせて、更に外気温が低下するとヒートポンプユニットを駆動して高温水を、ヒーポン往き管、水冷媒熱交換器、ヒーポン戻り管、バイパス管、貯湯タンク下部に循環させて凍結を防止する凍結予防運転を行わせる給湯制御部とを備えたものに於いて、前記バイパス管を貯湯タンクに給水する給水管に接続し、凍結防止用の湯水を貯湯タンク下部に戻すと共に、このバイパス管には貯湯タンクユニット外に突出する給水栓に給水を供給する連通管が接続した事を特徴とするヒートポンプ式給湯機。
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JP2014160352A (ja) * 2013-02-19 2014-09-04 Mitsubishi Electric Corp 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム
JP2020060359A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置

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