JP2012187845A - 筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】可逆熱変色層を容易に熱変色でき、かつ螺着操作時の視覚的面白さが増加する筆記具を提供する。
【解決手段】前端孔31及び先細状の前端部32を備えた前軸3と、該前軸3の後端部に螺着される後軸4とからなる軸筒2と、該軸筒2内に収容され且つ前記前軸3の前端孔31より外部に突出されるペン先61を備えた筆記体6とからなる。前軸3の先細状の前端部32の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層9を設ける。可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】前端孔31及び先細状の前端部32を備えた前軸3と、該前軸3の後端部に螺着される後軸4とからなる軸筒2と、該軸筒2内に収容され且つ前記前軸3の前端孔31より外部に突出されるペン先61を備えた筆記体6とからなる。前軸3の先細状の前端部32の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層9を設ける。可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、筆記具に関する。
従来、特許文献1には、文房具表面の適宜位置に、手先の接触乃至摩擦により変色する可逆熱変色層を設けた文房具が開示されている。また、特許文献1には、前記文房具が筆記具の場合、可逆熱変色層を軸筒の表面部分に設けることが記載されている。
また、特許文献2には、軸筒前部の外面に、滑り止め機能をもつ可逆熱変色性を有する外皮を設けたことが記載されている、
前記特許文献1において、単に軸筒表面に可逆熱変色層を設ける場合、可逆熱変色層を容易に熱変色できないおそれがある。
また、特許文献2の場合、可逆熱変色性を有する外皮が、滑り止めを有する外皮であるため、光沢感が乏しく、高級感を有する外観を得ることとは困難である。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、可逆熱変色層を容易に熱変色でき、かつ螺着操作時の視覚的な面白さが増加する筆記具を提供しようとするものである。
また、本発明は、前軸の前端部の装飾性が向上し、高級感を有する外観が得られる筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
また、本発明は、前軸の前端部の装飾性が向上し、高級感を有する外観が得られる筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。
本願の第1の発明は、前端孔31及び先細状の前端部32を備えた前軸3と、該前軸3の後端部に螺着される後軸4とからなる軸筒2と、該軸筒2内に収容され且つ前記前軸3の前端孔31より外部に突出されるペン先61を備えた筆記体6とからなる筆記具であって、前記前軸3の先細状の前端部32の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層9を設けたことを要件とする。
前記第1の発明の筆記具1は、前軸3の先細状の前端部32の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層9を設けたことにより、先細状の前端部32を手指で摘んだ状態で筆記具と手指とを引き離し、その際に発生する摩擦熱により可逆熱変色層9を容易に熱変色させることが可能となる。また、前記第1の発明の筆記具1は、前軸3と後軸4の螺着操作時(即ち前軸3と後軸4とを螺着する際あるいは前軸3と後軸4との螺着状態を解除する際)、前軸3の先細状の前端部32を手指の接触により容易に熱変色させることができ、螺着操作時の視覚的な面白さが増加する。
本願の第2の発明は、前記第1の発明の筆記具1において、前記可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成したことを要件とする。
前記第2の発明の筆記具1は、前記可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成したことにより、前軸3の前端部32の装飾性が向上し、高級感を有する外観が得られる。
・可逆熱変色層
前記可逆熱変色層9中に含まれる可逆熱変色性組成物としては、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を含む可逆熱変色性組成物が有効であり、発色状態からの加熱により消色する加熱消色型可逆熱変色性組成物としては、特公昭51−44706号公報、特公昭51−44707号公報、特公平1−29398号公報等に記載の組成物が利用できる。
前記可逆熱変色層9中に含まれる可逆熱変色性組成物としては、従来より公知の(イ)電子供与性呈色性有機化合物、(ロ)電子受容性化合物、及び(ハ)前記両者の呈色反応の生起温度を決める反応媒体、の必須三成分を含む可逆熱変色性組成物が有効であり、発色状態からの加熱により消色する加熱消色型可逆熱変色性組成物としては、特公昭51−44706号公報、特公昭51−44707号公報、特公平1−29398号公報等に記載の組成物が利用できる。
前記組成物は、所定の温度(変色点)を境としてその前後で変色し、完全消色温度以上の温度域で消色状態を呈し、完全発色温度以下の温度域で発色状態を呈し、前記両状態のうち常温域では特定の一方の状態しか存在しない。即ち、もう一方の状態は、その状態が発現するのに要した熱又は冷熱が適用されている間は維持されるが、前記熱又は冷熱の適用がなくなれば常温域で呈する状態に戻る、ヒステリシス幅が比較的小さい特性を有する。
又、加熱消色型可逆熱変色性組成物として、特公平4−17154号公報、特開平7−179777号公報、特開平7−33997号公報、特開平8−39936号公報等に記載された、温度変化による着色濃度の変化をプロットした曲線の形状が、温度を変色温度域より低温側から上昇させていく場合と、逆に変色温度域より高温側から下降させていく場合とで大きく異なる経路を辿って変色し、完全発色温度以下の低温域での発色状態、又は、完全消色温度以上の高温域での消色状態が特定温度域で互変化的に記憶保持できるヒステリシス幅が比較的大きい特性を有する色彩記憶保持型可逆熱変色性顔料も利用できる。
更には、消色状態からの加熱により発色し、温度降下により消色する加熱発色型可逆熱変色性組成物も利用でき、電子受容性化合物として、炭素数3乃至18の直鎖又は側鎖アルキル基を有する特定のアルコキシフェノール化合物を適用した系(特開平11−129623号公報、特開平11−5973号公報)、特定のヒドロキシ安息香酸エステルを適用した系(特開2001−105732号公報)、特定の没食子酸エステル等を適用した系(特開2003−253149号公報)が挙げられる。
前記した可逆熱変色性組成物は、そのままの適用でも有効であるが、マイクロカプセルに内包して使用するのが好ましい。それは、種々の使用条件において可逆熱変色性組成物は同一の組成に保たれ、同一の作用効果を奏することができるからである。前記微小カプセルに内包させることにより、化学的、物理的に安定なマイクロカプセル顔料を構成でき、粒子径0.1〜30μm、好ましくは0.5〜10μmの範囲が実用性を満たす。
尚、マイクロカプセル化は、従来より公知の界面重合法、in
Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
Situ重合法、液中硬化被覆法、水溶液からの相分離法、有機溶媒からの相分離法、融解分散冷却法、気中懸濁被覆法、スプレードライング法等があり、用途に応じて適宜選択される。更にマイクロカプセルの表面には、目的に応じて更に二次的な樹脂皮膜を設けて耐久性を付与させたり、表面特性を改質させて実用に供することもできる。
前記可逆熱変色性組成物をビヒクル中に分散したインキや塗料を用いて、従来より公知の方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により、前軸3の先細状の前端部32の表面に可逆熱変色層9を形成できる。更には、前記可逆熱変色性組成物を内包したマイクロカプセル顔料を、熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を可逆熱変色層9として用いてもよい。更に、各層が成形体により形成される場合は、各層を接着して積層体が得られる。前記した可逆熱変色層9には、非熱変色性有色染顔料の適宜量を混在させて熱変色層の色変化を多彩に構成することもできる。
また、前記可逆熱変色層9は、可逆熱変色性組成物をビヒクル中に分散したインキや塗料を用いて、適宜の文字、数字、記号、図形、図柄等を形成してもよい。また、前記可逆熱変色層9の下層に、非熱変色性有色染顔料による非熱変色層を形成し、該非熱変色層を前記可逆熱変色層9により隠顕させる構成にしてもよい。また、前記可逆熱変色層9の上層に非変色層を形成してもよい。前記非熱変色層は、適宜の文字、数字、記号、図形、図柄等からなるものでもよい。
・金属光沢層
前記透明性金属光沢顔料は、天然雲母、合成雲母、偏平ガラス片、薄片状酸化アルミニウム等から選ばれる透明性芯物質を金属酸化物で被覆したもの、あるいは視点により色調が変化するカラーフロップ性を有する金属光沢顔料(例えばコレステリック液晶型光輝性顔料)が挙げられる。
前記透明性金属光沢顔料は、天然雲母、合成雲母、偏平ガラス片、薄片状酸化アルミニウム等から選ばれる透明性芯物質を金属酸化物で被覆したもの、あるいは視点により色調が変化するカラーフロップ性を有する金属光沢顔料(例えばコレステリック液晶型光輝性顔料)が挙げられる。
前記透明性金属光沢顔料をビヒクル中に分散したインキや塗料を用いて、従来より公知の方法、例えば、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビヤ印刷、コーター、タンポ印刷、転写等の印刷手段、刷毛塗り、スプレー塗装、静電塗装、電着塗装、流し塗り、ローラー塗り、浸漬塗装等の手段により、前軸3の先細状の前端部32の表面の可逆熱変色層9の上面に金属光沢層を形成できる。更には、前記金属光沢顔料を熱可塑性樹脂或いは熱硬化性樹脂中にブレンドして形成した成形体を金属光沢層として用いてもよい。
本発明の筆記具は、可逆熱変色層を容易に熱変色でき、かつ螺着操作時の視覚的面白さが増加する。
図1乃至図3に本発明の実施の形態を示す。
本実施の形態の筆記具1は、軸筒2内に複数本(具体的には4本)の筆記体6が前後方向に移動可能に収容されている。前記各々の筆記体6は、弾発体8(具体的には圧縮コイルスプリング)により、後方に付勢されている。前記軸筒2内に収容する複数本の筆記体6は、4本以外にも、例えば、2本、3本、5本、6本であってもよい。尚、本発明では、前記筆記体6は、前後に移動可能とする必要はなく、例えば、筆記体6のペン先61が前端孔31より外部に常時突出してもよい。
・軸筒
軸筒2が、前軸3と、該前軸3と螺着される後軸4とからなる。前記前軸3は、合成樹脂または金属よりなる。前記前軸3は、先細状の前端部32を有する。前記前軸3に前端には、前記筆記体6のペン先61が出没可能な前端孔31が前後方向に貫設される。前記先細状の前端部32表面は、前方に向かうに従い縮径する形状であればよく、例えば、円錐面、凸曲面、凹曲面が挙げられる。前記前軸3と前記後軸4とを着脱自在に螺着することにより、軸筒2内の筆記体6が交換可能となる。
軸筒2が、前軸3と、該前軸3と螺着される後軸4とからなる。前記前軸3は、合成樹脂または金属よりなる。前記前軸3は、先細状の前端部32を有する。前記前軸3に前端には、前記筆記体6のペン先61が出没可能な前端孔31が前後方向に貫設される。前記先細状の前端部32表面は、前方に向かうに従い縮径する形状であればよく、例えば、円錐面、凸曲面、凹曲面が挙げられる。前記前軸3と前記後軸4とを着脱自在に螺着することにより、軸筒2内の筆記体6が交換可能となる。
前記先細状の前端部32の表面には、可逆熱変色層9が形成される。前記可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層が形成される。前記可逆熱変色層9は、手指の接触(即ち手指の体温または手指と可逆熱変色層9との摩擦熱)により熱変色可能である。
前記後軸4の側壁には、複数本(具体的には2本)の前後方向に延びる細長状の窓孔41が径方向に貫設される。また、前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁内面には、前後方向に延びるリブよりなる係止壁部42が形成され、前記係止壁部42に、ペン先61が突出した際の筆記体6の操作体7の後端が係止される。前記後軸4の窓孔41の相互間の側壁外面には、クリップ(図示せず)が設けられる。
・可逆熱変色層
前記可逆熱変色層9は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(30℃以下で黒色、30℃以上で無色)10部、及び、バインダー樹脂を含む溶剤系インキビヒクル90部に分散させて可逆熱変色性溶剤系スプレーインキを調整した。前記可逆熱変色性溶剤系スプレーインキをスプレーガンにて先細状の前端部32の表面にスプレー塗装を行い、乾燥硬化後、可逆熱変色層9とした。
前記可逆熱変色層9は、可逆熱変色性マイクロカプセル顔料(30℃以下で黒色、30℃以上で無色)10部、及び、バインダー樹脂を含む溶剤系インキビヒクル90部に分散させて可逆熱変色性溶剤系スプレーインキを調整した。前記可逆熱変色性溶剤系スプレーインキをスプレーガンにて先細状の前端部32の表面にスプレー塗装を行い、乾燥硬化後、可逆熱変色層9とした。
前記金属光沢層は、フレーク状酸化珪素を酸化鉄で被覆した透明性金属光沢顔料〔メルク社製、Colorstream F10−00(Autumn Mystery)粒子径5〜50μm〕10部とバインダー樹脂を含む溶剤系インキビヒクル90部に分散させて金属光沢調溶剤系スプレーインキを調整した。前記金属光沢調溶剤系スプレーインキをスプレーガンにて前記可逆熱変色層9上にスプレー塗装を行い、乾燥硬化後、金属光沢層を形成させた。
・筆記体
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、インキが収容される。前記インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
前記各々の筆記体6は、ボールペンレフィルであり、前端にボールが回転可能に抱持されたボールペンチップ(即ちペン先61)と、該ボールペンチップを前端に備え且つ後端が開口されたインキ収容管62とからなる。前記インキ収容管62の内部には、インキが収容される。前記インキ収容管62内のインキの後端には、インキの消費に伴い前進する高粘度流体からなる追従体が充填される。
・操作体
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部32に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。
前記各々の筆記体6の後端(即ちインキ収容管62の後端開口部)には、操作体7が取り付けられる。前記各々の操作体7は、後端部に形成され且つ軸筒2の窓孔41から外部に突出する操作部71と、該操作部71の反対側に設けられる後側突出部73と、該操作部71の反対側の後側突出部73の前方に設けられる前側突出部72と、前端部32に形成され且つインキ収容管62の後端開口部に嵌入される嵌入部74と、該嵌入部74の後方に形成される鍔部75とを備える。前記鍔部75の前面には、弾発体8の後端が係止される。
前記筆記体6のペン先61が没入状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2(後軸4)後端部の当接壁部43に衝止される。一方、筆記体6のペン先61が突出状態のとき、その筆記体6に取り付けられた操作体7の後端部は、軸筒2(後軸4)の内壁に形成された係止壁部42に係止される。
ペン先没入状態にある筆記体6の後端に連結された操作体7の前側突出部72は、その操作体7の操作部71を前方にスライド操作した際、先にペン先突出状態にある他の筆記体6の後端に連結された操作体7の後側突出部73と当接され、他の筆記体6のペン先突出状態が解除される。
即ち、本実施の形態の筆記具1は、軸筒2内に筆記体6を前後方向に移動可能に収容し、前記筆記体6を弾発体8により後方に付勢し、前記筆記体6の後端に操作体7を接続し、前記軸筒2の側壁に前後方向に延びる窓孔41を径方向に貫設し、前記窓孔41から径方向外方に前記操作体7の操作部71を突出させ、前記操作部71を前方に押圧操作し前記操作体7を前記窓孔41に沿って前方にスライドさせることにより前記筆記体6のペン先61を前記軸筒2の前端孔31から突出させる出没式筆記具(多芯筆記具)である。
本実施の形態の筆記具1は、前軸3の先細状の前端部32の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層9を設けたことにより、先細状の前端部32を手指で摘んだ状態で筆記具1と手指とを引き離すことができ、その際に発生する摩擦熱により可逆熱変色層9を容易に熱変色させることが可能となる。また、本実施の形態の筆記具1は、前軸3と後軸4の螺着操作時(即ち前軸3と後軸4とを螺着する際あるいは前軸3と後軸4との螺着状態を解除する際)、前軸3の先細状の前端部32を手指の接触により容易に熱変色させることができ、螺着操作時の視覚的面白さが増加する。
また、本実施の形態の筆記具1は、前記可逆熱変色層9の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成したことにより、前軸3の前端部32の装飾性が向上し、高級感を有する外観が得られる。
1 筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
32 前端部
4 後軸
41 窓孔
42 係止壁部
43 当接壁部
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 弾発体
9 可逆熱変色層
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
32 前端部
4 後軸
41 窓孔
42 係止壁部
43 当接壁部
6 筆記体
61 ペン先
62 インキ収容管
7 操作体
71 操作部
72 前側突出部
73 後側突出部
74 嵌入部
75 鍔部
8 弾発体
9 可逆熱変色層
Claims (2)
- 前端孔及び先細状の前端部を備えた前軸と、該前軸の後端部に螺着される後軸とからなる軸筒と、該軸筒内に収容され且つ前記前軸の前端孔より外部に突出されるペン先を備えた筆記体とからなる筆記具であって、
前記前軸の先細状の前端部の表面に、手指の接触により熱変色可能な可逆熱変色層を設けたことを特徴とする筆記具。 - 前記可逆熱変色層の上面に透明性金属光沢顔料を含む金属光沢層を形成した請求項1記載の筆記具。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011054042A JP2012187845A (ja) | 2011-03-11 | 2011-03-11 | 筆記具 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2019197544A1 (en) * | 2018-04-11 | 2019-10-17 | Societe Bic | A manual device with two heads |
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2011
- 2011-03-11 JP JP2011054042A patent/JP2012187845A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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WO2019197544A1 (en) * | 2018-04-11 | 2019-10-17 | Societe Bic | A manual device with two heads |
FR3080059A1 (fr) * | 2018-04-11 | 2019-10-18 | Societe Bic | Dispositif manuel muni de deux tetes |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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