JP2012187644A - 研磨シート及びその作製方法、並びにレンズ研磨皿の作製方法 - Google Patents

研磨シート及びその作製方法、並びにレンズ研磨皿の作製方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012187644A
JP2012187644A JP2011050822A JP2011050822A JP2012187644A JP 2012187644 A JP2012187644 A JP 2012187644A JP 2011050822 A JP2011050822 A JP 2011050822A JP 2011050822 A JP2011050822 A JP 2011050822A JP 2012187644 A JP2012187644 A JP 2012187644A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
sheet
polishing sheet
lens
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011050822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5809816B2 (ja
Inventor
Kazuo Ushiyama
一雄 牛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2011050822A priority Critical patent/JP5809816B2/ja
Publication of JP2012187644A publication Critical patent/JP2012187644A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5809816B2 publication Critical patent/JP5809816B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)

Abstract

【課題】研磨台皿からの剥がれを抑制することができる研磨シート及びその作製方法、並びに、レンズ研磨皿の作製方法を提供する。
【解決手段】研磨シートは、レンズ研磨皿の研磨台皿に貼り付けて使用される研磨シート20であって、外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込み22により周縁部21が複数の花弁状に分割された花冠形状を有し、該周縁部21は湾曲している。この研磨シート20は、研磨シートの原材料である研磨シート部材から花冠形状を成形し、該花冠形状に成形された研磨シート部材を、第1の型に設けられた第1の湾曲面、及び第1の型と対をなす第2の型に設けられ、第1の湾曲面に対応する形状を有する第2の湾曲面により挟んだ状態で所定時間保持して湾曲させることにより作製される。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ研磨皿において用いられる研磨シート及びその作製方法、並びに、レンズ研磨皿の作製方法に関する。
レンズ等の研磨においては、研磨対象であるレンズ部材の最終仕上げ面に応じた形状(例えば球面形状)の基体(台皿)に研磨シートを貼り付けたレンズ研磨皿が用いられる。研磨シートは、例えば発砲ポリウレタンや発砲ポリエステル等の多孔質材料に研磨剤を含浸させたシート状部材からなり、円形状の外周側から複数の切り込みを入れて複数の花弁状に分割した花冠状に成形して用いられる(例えば、特許文献1参照)。レンズ研磨皿は、例えば、このような研磨シートを接着剤により台皿に貼り付け、さらに、研磨面成形用の型皿を用いて押圧し、台皿に密着させることにより作製される。
特開2001−162502号公報
ところが、従来のレンズ研磨皿においては、研磨シートを台皿に接着した後、研磨シートの端部が台皿から剥がれてしまう場合があった。このような剥がれを防止するために、例えば特許文献1においては、研磨シートを成形する際の切り込みの形状を工夫することが提案されている。
しかしながら、平面状の研磨シートを台皿に沿って湾曲させると復元力が生じるため、切り込みの形状を工夫したとしても、研磨シートの端部における剥がれを防止することはやはり困難である。特に、微小なレンズ(マイクロレンズ)用の小型のレンズ研磨皿においては、径が小さくなるほど剥がれが生じ易くなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、台皿からの端部の剥がれを抑制することができる研磨シート及びその作製方法、並びに、そのような研磨シートを用いたレンズ研磨皿の作製方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る研磨シートは、レンズ研磨用の台皿に貼り付けて使用される研磨シートであって、外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を有し、前記周縁部は湾曲していることを特徴とする。
上記研磨シートにおいて、前記周縁部は熱塑性変形されていることを特徴とする。
また、上記研磨シートにおいて、前記周縁部は圧縮変形されていることを特徴とする。
また、上記研磨シートにおいて、前記周縁部は球面形状に沿って湾曲していることを特徴とする。
本発明に係る研磨シートの作製方法は、レンズ研磨用の台皿に貼り付けて使用される研磨シートの作製方法であって、研磨シートの原材料である研磨シート部材から、前記研磨シート部材の外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を成形する工程(a)と、前記花冠形状に成形された前記研磨シート部材を、第1の型に設けられた第1の湾曲面、及び前記第1の型と対をなす第2の型に設けられ、前記第1の湾曲面に対応する形状を有する第2の湾曲面によって挟んだ状態で所定時間保持することにより湾曲させる工程(b)とを含むことを特徴とする。
上記研磨シートの作製方法において、前記工程(b)は、前記研磨シート部材を、前記第1及び第2の湾曲面によって挟んだ状態で、前記研磨シート部材の融点よりも低い温度で加熱することを特徴とする。
上記研磨シートの作製方法において、前記工程(b)は、前記第1及び第2の型によって前記研磨シート部材を圧縮することを特徴とする。
上記研磨シートの作製方法において、前記工程(b)は、前記第1及び第2の型の間に、前記第1及び第2の湾曲面の間隔を所定の厚さに維持するスペーサを配置することを特徴とする。
本発明に係るレンズ研磨皿の作製方法は、外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を有する研磨シートであって、前記周縁部が湾曲している研磨シートの一方の面と、レンズ研磨用の台皿に設けられた第1の湾曲面との内の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程(c)と、前記研磨シートの前記一方の面を前記第1の湾曲面に当接させると共に、前記研磨シートの他方の面を、研磨面成形用の型皿に設けられた第2の湾曲面であって、前記第1の湾曲面に対応する形状を有する第2の湾曲面に当接させる工程(d)と、前記研磨シートを前記第1及び第2の湾曲面に当接させた状態で、前記接着剤を硬化させる工程(e)とを含むことを特徴とする。
上記レンズ研磨皿の作製方法において、前記工程(e)は、前記研磨シートを、前記第1及び第2の湾曲面に当接させた状態で、該研磨シートの融点よりも低い温度で加熱することを特徴とする。
上記レンズ研磨皿の作製方法において、前記工程(e)は、前記研磨シートを圧縮することを特徴とする。
上記レンズ研磨皿の作製方法において、前記研磨シートは、前記第2の湾曲面と同じ形状の湾曲面を有する型を用いて湾曲加工されていることを特徴とする。
本発明によれば、花冠形状に成形された研磨シートの周縁部を湾曲させるので、研磨シートをレンズ研磨用の台皿に接着した際に、研磨シートの端部における剥がれを抑制することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係るレンズ研磨皿の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る研磨シートの外観を示す斜視図である。 図3は、レンズ研磨皿作製装置の構造を示す模式図である。 図4は、図3に示す型皿の外観を示す模式図である。 図5は、本発明の実施の形態1に係る研磨シートの作製方法を示すフローチャートである。 図6Aは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図6Bは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図6Cは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図6Dは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図6Eは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図6Fは、研磨シートの作製方法を説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係るレンズ研磨皿の作製方法を示すフローチャートである。 図8Aは、レンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図8Bは、レンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図8Cは、レンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図8Dは、レンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図9Aは、本発明の実施の形態1の比較例を説明する図である。 図9Bは、本発明の実施の形態1の実施例を説明する図である。 図10は、本発明の実施の形態1の変形例を説明する図である。 図11Aは、本発明の実施の形態2に係る研磨シートの作製方法を説明する図である。 図11Bは、本発明の実施の形態2に係る研磨シートの作製方法を説明する図である。 図12Aは、本発明の実施の形態3に係るレンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図12Bは、本発明の実施の形態3に係るレンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図12Cは、本発明の実施の形態3に係るレンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。 図12Dは、本発明の実施の形態3に係るレンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、これら実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図面の記載において、同一部分には同一の符号を付して示している。図面は模式的なものであり、各部の寸法の関係や比率は、現実と異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るレンズ研磨皿の外観を示す模式図である。図1に示すように、レンズ研磨皿1は、研磨台皿11及び支持部12を含む研磨皿基体10と、研磨台皿11に貼り付けられた研磨シート20とを備える。
研磨台皿11は、研磨対象であるレンズ部材の最終仕上げ面に対応する曲面形状(図1においては凸の球面形状)の研磨面(研磨シート20の貼付面)11aを有する。
支持部12は、研磨皿基体10を研磨装置や後述するレンズ研磨皿作製装置に取り付ける際に用いられる。支持部12は、略円柱形状を有し、側面の一部には、研磨皿基体10の向きを識別するため、平面状にカットした平面部13が設けられている。さらに、支持部12の研磨台皿11とは反対側の底面中央部には、凹状の受け部14が設けられている。
このような研磨皿基体10は、例えば真鍮、ステンレス等の合金によって形成される。
研磨シート20は、発砲ポリウレタンや発砲ポリエステル等の多孔質材料に研磨剤を含浸させたシート状の部材からなる。研磨シート20は、ビニール系又はエポキシ系等の接着剤を介して研磨面11aに貼り付けられている。また、研磨シート20の表面は、研磨対象のレンズ部材の最終仕上げ面に対応する曲面形状となるよう、型皿を用いて圧縮及び成形されている。
図2は、研磨シート20の外観を示す斜視図であり、図1と上下を逆転させた図である。図2に示すように、研磨シート20は、原材料である研磨シート部材(例えば円形状)の外周側から中心に向け複数の切り込み22を入れて花弁状に分割した複数の周縁部21と、周縁部21の内周側に位置する中心部23とを有する花冠形状をなす。また、研磨シート20の形状は、研磨対象の最終仕上げ面の形状に対応した形状をなし、例えば、球面状に湾曲している。なお、切り込み22を入れる前の状態での研磨シート20の平面形状及びサイズは、研磨シート20を研磨台皿11に貼付した際に研磨面11aを縁まで覆うことができる形状及びサイズであれば特に限定されない。即ち、切り込み22を入れる前の状態での研磨シート20は、少なくとも、研磨面11aの中心と研磨面11aの縁とを結ぶ経線の長さを半径とする円形を包含する形状及びサイズを有していれば良く、例えば、該円形よりも径が大きい円形状や、該円形が内接する又は該円形を包含する多角形等であっても良い。
次に、図2に示す研磨シート20、及びこの研磨シート20を用いたレンズ研磨皿1の作製方法を説明する。
図3は、研磨シート20及びレンズ研磨皿1の作製に用いられるレンズ研磨皿作製装置の構造を示す一部断面正面図である。図3に示すレンズ研磨皿作製装置50は、水平に配置された基台である第1支持部材51と、該第1支持部材51の上方に平行に配置された第2支持部材52と、これらの第1、第2支持部材51、52の対向面の両側に植立固定されて第1、第2支持部材51、52を互いに連結する柱状の連結部材53とからなる成形枠体を有する。第1支持部材51上の略中央部には、内周面に雌ネジが刻設された円筒形状の型皿受け54が固設され、この型皿受け54に、研磨台皿11と対をなす型皿30が螺合して装着される。レンズ研磨皿1の作製時には、型皿30に設けられた凹部に研磨シート20が載置され、この研磨シート20を、接着剤を塗布した研磨台皿11で上方から押圧するようになっている。
第2支持部材52の略中央部には、内周面に雌ネジが刻設され、外周面に指標55aが記されたネジ環55が嵌合して固着されている。このネジ環55には、上部(略上半分)の外周に雄ネジ部(図示せず)が形成された押圧棒56が螺合している。この押圧棒56の下部(略下半分)は第2支持部材52の下面から突出している。押圧棒56の下端面は、レンズ研磨皿1の作製時に研磨皿基体10の受け部14に配置される剛球57の対向面となっている。押圧棒56の下端面には凹部56aが設けられており、これにより、剛球57を介して研磨皿基体10を安定して押圧することができる。
押圧棒56の上端はネジ環55から突出しており、この突出端部に操作部58が一体的に固定されている。この操作部58を回転操作することにより、押圧棒56がネジ環55内を上下に移動する。また、操作部58は、操作し易い角形(例えば6角形)に形成されており、その下部には、目盛環59が一体的に設けられている。この目盛環59の周面には、押圧棒56を上下動させる寸法に対応した目盛59aが刻設されている。この目盛59aをネジ環55上の指標55aを基準として読み取ることにより、押圧棒56の移動量を検知することができる。
このようなレンズ研磨皿作製装置50において、型皿30及び研磨皿基体10は、互いに中心軸が互いに一致するように配置される。
図4は、図3に示す型皿30の外観を示す模式図である。型皿30は、研磨シート20の作製時や、研磨皿基体10への研磨シート20の貼付時に使用される研磨面成形用の型であり、例えば鉄やステンレス等の金属又は合金によって形成される。図4に示すように、型皿30は、円盤状の皿部31及び該皿部31を支持する脚部32を含む。
皿部31の上面中央部には、凹部33が設けられる。この凹部33の内壁面(シート成形面)34は、研磨対象のレンズ部材の最終仕上げ面と同様の球面形状を有する。また、皿部31の外周側面には、型皿30を型皿受け54に螺合し、或いは螺合を解除する際にスパナ等を嵌合させるため、一部を平面状にカットした平面部35が例えば2箇所に設けられる。
一方、脚部32は円柱状を有し、脚部32の側面には、型皿30を第1支持部材51に羅合するためのネジ部36が設けられる。
図5は、研磨シート20の作製方法を示すフローチャートである。また、図6A〜図6Fは、研磨シート20の作製方法を説明する図である。以下においては、一例としてレンズ研磨皿作製装置50を用いる場合を説明する。
まず、工程S11において、研磨シート20の原材料として、発砲ポリウレタンや発砲ポリエステル等の多孔質材料に研磨剤を含浸させた平面状のシート部材を用意し、このシート部材を、円形状の外周側から中心に向け複数の切り込み22を入れて周縁部21を複数の花弁状に分割した花冠形状にカットする(図6Aの研磨シート部材24)。なお、研磨シート部材24の厚さT(例えば、0.5〜0.6mm程度)は、後の工程における圧縮量及び研磨台皿11への貼付時における最終的な厚さT(例えば、0.4mm程度)を考慮して決定すると良い。また、切り込み22の形状及び長さは、研磨面11aの球面形状を展開した形状に基づいて決定される。
なお、切り込み22を入れる前の研磨シート部材は、研磨シート20を研磨台皿11に貼付した際に研磨台皿11の球面(研磨面11a)を縁まで覆うことができる形状及びサイズを少なくとも有していれば良い。研磨シート20を研磨台皿11に貼付した際に研磨面11aの縁からはみ出した部分については、貼付後に切り取ることができる。
続く工程S12において、図6Bに示すように、花冠形状にカットした研磨シート部材24を、その中心24aが型皿30の中心軸Oと略一致するように、凹部33上に配置する。このとき、レンズ研磨皿作製装置50には、図3に示す研磨皿基体10の代わりに、予備台皿41及び支持部42を含む予備工具40を取り付けておく。なお、その際、操作者の手又は図示しないガイド等によって予備工具40を保持しておくと良い。
予備工具40は、研磨シート20を作製する際に用いられる型である。予備台皿41は、型皿30のシート成形面34に対応する球面形状の押圧面43を有する。この押圧面43の曲率半径Rは、型皿30のシート成形面34の曲率半径Rと、作製する研磨シート20の厚さ(研磨台皿11への貼付前の厚さ)Tに応じて、R=R−Tとなるように設計される。また、支持部42は、支持部12と同様の円柱形状を有し、予備台皿41とは反対側の底面の中央部には、剛球57を受ける凹状の受け部44が設けられる。このような予備工具40は、研磨皿基体10と同様に、真鍮やステンレス等の合金によって形成される。
また、予備工具40をレンズ研磨皿作製装置50に取り付けた際には、予め、押圧面43と型皿30のシート成形面34との間に何も挟まない状態で、両者が接触するように操作部58を回転操作し、このとき指標55aが指す目盛59aの値を読み取っておく。そして、このときの読み取り値を基準とし、操作部58を回転操作して押圧面43とシート成形面34との間隔がTとなるように予備工具40を引き上げた状態(例えば、押圧面43とシート成形面34との間に厚さTの部材を挟んだ状態)での指標55aが指す目盛59aの値を読み取る。この目盛59aの値が、研磨シート部材24の押圧時に操作部58を回転操作する際の目標値となる。
工程S13において、操作部58を回転操作することにより予備工具40を下方に移動させ、予備台皿41によって研磨シート部材24を型皿30の凹部33内に押し込む。さらに、目盛59aが上記目標値となるように操作部58を回転操作して、研磨シート部材24の厚さをTに維持する。
工程S14において、図6Cに示すように、予備台皿41の押圧面43及び型皿30のシート成形面34によって研磨シート部材24を挟み、研磨シート部材24を湾曲させた状態のまま所定時間、研磨シート部材24を加熱する。このときの加熱温度は、常温以上、研磨シート部材24の融点未満の範囲とする。それにより、研磨シート部材24を熱塑性変形させる。
このとき、予備台皿41により研磨シート部材24を押圧して圧縮変形させても良いし、研磨シート部材24を圧縮せずに、湾曲した状態を保持するだけでも良い。前者の場合、研磨台皿11への研磨シート20の貼付工程(後述)における圧縮の余地を残すため、工程S14においては、圧縮後の研磨シート部材24の厚さTが、研磨台皿11に研磨シート20を貼り付けた後の最終的な厚さT(例えば、0.4mm程度)よりも厚くなるように、圧縮量(T−T)を留めておく(図6D参照)。ここで、最終的な厚さTは、研磨台皿11の研磨面11aの曲率半径Rと、型皿30のシート成形面34の曲率半径Rとによって決まるため(T=R−R)、T>Tとするためには、押圧面43の曲率半径Rを、研磨面11aの曲率半径Rよりも小さくしておけば良い。
また、加熱時間及び加熱温度は、研磨シート部材の材料や厚さ等の条件に応じて調整すると良い。本実施の形態1においては、約160℃の雰囲気中に、図6Cに示すレンズ研磨皿作製装置50ごと約15分間放置する。
工程S15において、レンズ研磨皿作製装置50への加熱を停止し、研磨シート部材24を常温まで冷却させる。その後、図6Eに示すように、操作部58を回転操作して押圧棒56を引き上げ、型皿30から予備台皿41を取り外して研磨シート部材24を取り出す。それにより、図6Fに示すように、球面形状に沿って湾曲した研磨シート20が得られる。
なお、型皿30から取り出した後、研磨シート20の曲率半径Rがシート成形面34の曲率半径Rよりも若干広がる場合があるが、周縁部が湾曲した状態を維持できれば問題ない。研磨シート20の曲率半径Rをシート成形面34の曲率半径R近傍に維持するためには、工程S14において加熱する時間を長くするか、加熱温度を、研磨シート部材24の融点を超えない範囲で高くすれば良い。
次に、レンズ研磨皿1の作製方法を説明する。図7は、レンズ研磨皿1の作製方法を示すフローチャートである。また、図8A〜図8Dは、レンズ研磨皿1の作製方法を説明する図である。
まず、工程S21において、図8Aに示すように、研磨シート20を、その中心20aが型皿30の中心軸Oと略一致するように、凹部33内に配置する。このとき、研磨シート20の一部が凹部33からはみ出していても構わない。
また、工程S22において、研磨台皿11の表面(研磨面11a)にビニール系又はエポキシ系等の接着剤15を塗布し、研磨皿基体10をレンズ研磨皿作製装置50に取り付ける。なお、この際、操作者の手又は図示しないガイド等によって研磨皿基体10を保持しておくと良い。
また、研磨皿基体10をレンズ研磨皿作製装置50に取り付けた際には、ステップS12において説明したものと同様に、予め、研磨面11aと型皿30のシート成形面34とを接触させた状態で指標55aが指す目盛59aの値を読み取っておく。そして、このときの読み取り値を基準とし、操作部58を回転操作して研磨面11aとシート成形面34との間隔がTとなるように研磨皿基体10を引き上げた状態(例えば、研磨面11aとシート成形面34との間に厚さTの部材を挟んだ状態)での指標55aが指す目盛59aの値を読み取る。この目盛59aの値が、研磨シート20の押圧時に操作部58を回転操作する際の最終目標値となる。
工程S23において、図8Bに示すように、操作部58を回転操作することにより研磨皿基体10を下方に移動させ、接着剤15の塗布面(研磨面11a)及びシート成形面34を研磨シート20の両面にそれぞれ当接させる。さらに、目盛59aが上記最終目標値となるように操作部58を回転操作して、研磨台皿11により研磨シート20をシート成形面34に向けて押圧する。それにより、図8Cに示すように、研磨シート20を最終的な厚さTまで均一に圧縮する。なお、図8B及び図8Cにおいては、接着剤15の記載を省略している。
工程S24において、研磨シート20を圧縮しながら所定時間保持することにより、接着剤15を硬化させる。このとき、研磨シート20の材料、圧縮量、接着剤の種類等の条件に応じて、研磨シート20を加熱しても良い。本実施の形態1においては、約195℃の雰囲気中に、図8Bに示すレンズ研磨皿作製装置50ごと約30分間放置する。
工程S25において、接着剤が硬化した後(研磨シート20を加熱する場合には、加熱を停止して研磨シート20を常温まで冷却させた後)、図8Dに示すように、操作部58を回転操作して押圧棒56を引き上げ、型皿30から研磨皿基体10を離型する。それにより、シート成形面34の球面形状が転写されると共に、所望の厚さに圧縮された研磨シート20が研磨台皿11に貼付されたレンズ研磨皿1が完成する。
なお、研磨面11aに対してサイズが大きい研磨シート部材を用いて研磨シート20を作製した場合には(工程S11参照)、この段階で、研磨面11aからはみ出した研磨シート20の部分を切り取れば良い。
以上説明したように、実施の形態1においては、平面状の研磨シート部材24の周縁部を湾曲させることにより研磨シート20を作製し、この研磨シート20を研磨台皿11に貼付することによりレンズ研磨皿1を作製する。そのため、研磨シート20を研磨台皿11に貼付した際に、研磨シート20の周縁部が平面に戻ろうとする復元力を抑制することができ、研磨台皿11からの研磨シート20の剥がれを抑制することが可能となる。特に、本実施の形態1によれば、研磨シート20の厚さTに対して研磨台皿11の曲率半径Rが小さい(例えば、R/Tが約5/0.5以下)レンズ研磨皿1(例えば、小型の凹レンズ研磨用のレンズ研磨皿)においても、研磨シート20の端部における剥がれを良好に抑制することが可能である。
従って、このようなレンズ研磨皿1を用いることにより、球面レンズ等の光学素子を安定的に精度よく研磨することが可能となる。
また、実施の形態1においては、熱塑性変形により研磨シート20を湾曲させるため、予備台皿41及び型皿30から研磨シート20を外した後においても、周縁部が湾曲した状態を確実に維持することが可能となる。また、加熱により、湾曲によって生じた応力が緩和されるので、研磨シート20を研磨台皿11に貼り付けた際、変形量が大きい領域(例えば、研磨シート20の端部)においても、研磨台皿11からの剥がれや研磨シート20自体の破損等を抑制することが可能となる。
さらに、実施の形態1によれば、研磨シート20を研磨台皿11に貼付する際に位置ずれを抑制できるという効果もある。
例えば図9Aの比較例に示すように、平面状の研磨シート90を研磨台皿11に貼付する場合、研磨シート90の中心90aを型皿30の中心軸Oに正確に合わせる必要があるが(図9Aの(a))、ガイド等がなければこの位置合わせは困難である。また、研磨台皿11を用いて研磨シート90を凹部33内に押し込む際に、平面状の研磨シート90を湾曲させる必要があるが、研磨シート90の復元力等が抵抗となって押し込み難い。そして、この際に、研磨面11aの中心11bに対する研磨シート90の中心90aの位置がずれ、ずれた状態のまま研磨シート90が研磨台皿11に貼付される結果、研磨面11aの一部が剥き出しになってしまう場合がある(図9Aの(b))。それに対し、図9Bに示すように、研磨シート20においては周縁部も湾曲しているため、研磨シート20の中心20aを型皿30の中心軸Oに容易に合わせることができる(図9Bの(a))。また、研磨シート20の湾曲形状は元々型皿30を用いて成形されているので、研磨台皿11により研磨シート20を凹部33内に容易に押し込むことができ、その際に位置ずれも生じ難い。従って、研磨面11a全体が研磨シート20により覆われたレンズ研磨皿1を、容易に作製することが可能となる(図9Bの(b))。なお、図9A及び図9Bにおいては、接着剤の記載を省略している。
また、実施の形態1によれば、平面状の研磨シート部材を花冠形状にカットした後で湾曲させるので、大量の研磨シート20を容易且つ低コストで作製することが可能となる。
なお、実施の形態1においては、レンズ研磨皿作製装置50ごと加熱することにより研磨シート20を熱塑性変形させたが(工程S14)、熱塑性変形させる方法はこれに限定されない。例えば、予め加熱しておいた型皿30及び予備台皿41の間に研磨シート部材24を挟み、所定時間保持するといった方法を用いても良い。
また、実施の形態1においては、レンズ研磨皿作製装置50によって研磨シート20及びレンズ研磨皿1を作製したが、研磨台皿11及びこれと対になる予備台皿41又は型皿30の間に押圧力を印加することができれば、どのような構成の装置を用いても良い。
また、実施の形態1においては、レンズ研磨皿1を作製する際に、研磨台皿11側に接着剤15を塗布したが、研磨シート20側に接着剤を塗布しても良いし、研磨台皿11及び研磨シート20の両方に接着剤を塗布しても良い。
(変形例)
実施の形態1においては、曲率半径Rが研磨台皿11の曲率半径Rよりも小さい予備台皿41を使用することにより、研磨シート20の厚さTを、均一且つ最終的な厚さTよりも厚くなるようにした(工程S13)。しかしながら、作製するレンズ研磨皿1の形状によっては、予備台皿41の代わりに研磨台皿11を用いても良い。
この場合、花冠形状に成形した研磨シート部材24を湾曲させる際、図10に示すように、型皿30の凹部33に対して研磨台皿11を規定位置P(研磨台皿11と型皿30との間隔が均一な厚さTとなる位置)よりも浅い位置まで押し込む。それにより、研磨シート部材24の中心24aにおいては、圧縮後の厚さTが最終的な厚さTよりも厚くなる。
このとき、研磨シート部材24の厚さは、研磨シート部材24の中心24aから端部に向かって徐々に薄くなる。しかしながら、中心24a近傍の領域D(厚さがTよりも厚い範囲)においては厚さの差がそれほど顕著ではないため、この領域Dの部分を研磨シート20として使用することができる。研磨シート20を研磨台皿11に貼付する際の圧縮により、厚さの差を吸収することができるからである。
このように、レンズ研磨皿1のカーブが浅い場合(曲率半径に対して研磨に使用する領域が小さい場合)には、研磨シート20の作製のために予備台皿41(予備工具40)を別途用意する必要がなくなる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。図11A及び図11Bは、実施の形態2に係る研磨シートの作製方法を説明する図である。
図11Aに示すレンズ研磨皿作製装置50には、凹部38が設けられた型皿37と、
予備台皿46及び支持部47を含む予備工具45とが取り付けられている。予備台皿46の押圧面48の曲率半径Rは、凹部38内のシート成形面39の曲率半径Rから、研磨シート20(図2参照)の厚さTを差し引いた大きさとなっている。また、予備台皿46の上部には、外周方向に突出して周回するフランジ部49が設けられている。
型皿37上には、リング状の間座(スペーサ)60が凹部38を囲むように設置されている。図11Bに示すように、間座60は、予備台皿46によって厚さTの研磨シート部材24を押圧する際に、シート成形面39と押圧面48との間に一定の厚さTの空間が確保されるようにフランジ部49を支持する。
以上説明した実施の形態2によれば、シート成形面39と押圧面48と間を一定の間隔に保持することができるので、均一な厚さの研磨シート20を容易且つ正確に作製することが可能となる。従って、このような研磨シートが貼付されたレンズ研磨皿を用いることにより、レンズ等の光学素子を精度良く研磨することが可能となる。
また、実施の形態2によれば、研磨シート20の厚さTの制御が容易となるので、予め研磨シート20の厚さTを、研磨台皿11への貼付後の最終的な厚さTに近付けておくことにより、貼付時における研磨シート20の変形を極力低減し、レンズ研磨皿1からの研磨シート20端部の剥がれや隙間の発生をさらに抑制することが可能となる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。図12A〜図12Dは、実施の形態3に係るレンズ研磨皿の作製方法を説明する図である。実施の形態3においては、凸レンズ研磨用のレンズ研磨皿を作製する。なお、研磨シート20の作製方法は、実施の形態1又は2と同様である。
まず、図12Aに示すように、レンズ研磨皿作製装置50の型皿受け54に、凹状の研磨面(研磨シート貼付面)71を有する凹部72が設けられた研磨台皿70を取り付けると共に、その上方に、研磨面71に対応する凸状のシート成形面81を有する型皿80を配置する。なお、この際、操作者の手又は図示しないガイド等によって型皿80を保持しておくと良い。また、操作部58を回転操作する際の最終目標値(目盛59aの値)は、工程S22において説明したものと同様にして予め取得しておく。
続いて、図12Bに示すように、研磨面71に接着剤82を塗布し、研磨シート20を、その中心20aが研磨台皿70の中心軸Oと略一致するように、凹部72内に配置する。このとき、研磨シート20の一部が凹部72からはみ出していても構わない。また、研磨面71の代わりに、研磨シート20側に接着剤82を塗布しても良いし、研磨面71及び研磨シート20の両方に接着剤82を塗布しても構わない。
そして、操作部58を回転操作して型皿80を下方に移動させることにより、研磨面71及びシート成形面81を研磨シート20の両面にそれぞれ当接させる。そして、図12Cに示すように、研磨台皿70及び型皿80により研磨シート20を圧縮しながら接着剤82を硬化させる。このとき、研磨シート20の材料、圧縮量、接着剤の種類等の条件に応じて、研磨シート20を所定時間、所定温度で加熱しても良い。なお、図12Cの二点鎖線は、圧縮前の研磨シート20を示している。
接着剤82が硬化した後(研磨シート20を加熱した場合には、加熱を停止して研磨シート20を常温まで冷却させた後)、図12Dに示すように、型皿80を上方に引き上げる。それにより、シート成形面81の球面形状が転写されると共に、所望の厚さに圧縮された研磨シート20が研磨台皿70に貼付されたレンズ研磨皿2が完成する。
以上説明した実施の形態3によれば、凸レンズ研磨用のレンズ研磨皿2においても、研磨面71に対する研磨シート20の位置ずれを抑制することができる。そのため、研磨面71の一部が剥き出しになるといった事態を防止することができる。従って、このようなレンズ研磨皿を用いることにより、凸レンズ等の光学素子を安定的に精度良く研磨することが可能となる。
以上の実施の形態1〜3において使用したレンズ研磨皿作製装置50は、上述した形態に限定されない。例えば、型皿30及び研磨皿基体10の位置関係(上下関係)を逆転させ、研磨台皿11上に研磨シート20を被せ、その上を型皿30の凹部33によって覆い、型皿30側から研磨台皿11に向けて研磨シート20を押圧する形態としても良い。
1 レンズ研磨皿
10 研磨皿基体
11、70 研磨台皿
11a、71 研磨面
11b 研磨面の中心
12、42、47 支持部
13 平面部
14、44 受け部
15、82 接着剤
20、90 研磨シート
20a、90a 研磨シートの中心
21 周縁部
22 切り込み
23 花冠形状の中心部
24 研磨シート部材
24a 研磨シート部材の中心
30、37、80 型皿
31 皿部
32 脚部
33、38、72 凹部
34、39、81 シート成形面
35 平面部
36 ネジ部
40、45 予備工具
41、46 予備台皿
43、48 押圧面
49 フランジ部
50 レンズ研磨皿作製装置
51 第1支持部材
52 第2支持部材
53 連結部材
54 型皿受け
55 ネジ環
55a 指標
56 押圧棒
56a 凹部
57 剛球
58 操作部
59 目盛環
59a 目盛
60 間座

Claims (12)

  1. レンズ研磨用の台皿に貼り付けて使用される研磨シートであって、
    外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を有し、
    前記周縁部は湾曲していることを特徴とする研磨シート。
  2. 前記周縁部は、熱塑性変形されていることを特徴とする請求項1に記載の研磨シート。
  3. 前記周縁部は、圧縮変形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨シート。
  4. 前記周縁部は、球面形状に沿って湾曲していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の研磨シート。
  5. レンズ研磨用の台皿に貼り付けて使用される研磨シートの作製方法であって、
    研磨シートの原材料である研磨シート部材から、前記研磨シート部材の外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を成形する工程(a)と、
    前記花冠形状に成形された前記研磨シート部材を、第1の型に設けられた第1の湾曲面、及び前記第1の型と対をなす第2の型に設けられ、前記第1の湾曲面に対応する形状を有する第2の湾曲面によって挟んだ状態で所定時間保持することにより湾曲させる工程(b)と、
    を含むことを特徴とする研磨シートの作製方法。
  6. 前記工程(b)は、前記研磨シート部材を、前記第1及び第2の湾曲面によって挟んだ状態で、前記研磨シート部材の融点よりも低い温度で加熱することを特徴とする請求項5に記載の研磨シートの作製方法。
  7. 前記工程(b)は、前記第1及び第2の型によって前記研磨シート部材を圧縮することを特徴とする請求項5又は6に記載の研磨シートの作製方法。
  8. 前記工程(b)は、前記第1及び第2の型の間に、前記第1及び第2の湾曲面の間隔を所定の厚さに維持するスペーサを配置することを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の研磨シートの作製方法。
  9. 外周側から中心に向けて入れられた複数の切り込みにより周縁部が複数の花弁状に分割された花冠形状を有する研磨シートであって、前記周縁部が湾曲している研磨シートの一方の面と、レンズ研磨用の台皿に設けられた第1の湾曲面との内の少なくとも一方に接着剤を塗布する工程(c)と、
    前記研磨シートの前記一方の面を前記第1の湾曲面に当接させると共に、前記研磨シートの他方の面を、研磨面成形用の型皿に設けられた第2の湾曲面であって、前記第1の湾曲面に対応する形状を有する第2の湾曲面に当接させる工程(d)と、
    前記研磨シートを前記第1及び第2の湾曲面に当接させた状態で、前記接着剤を硬化させる工程(e)と、
    を含むことを特徴とするレンズ研磨皿の作製方法。
  10. 前記工程(e)は、前記研磨シートを、前記第1及び第2の湾曲面に当接させた状態で、該研磨シートの融点よりも低い温度で加熱することを特徴とする請求項9に記載のレンズ研磨皿の作製方法。
  11. 前記工程(e)は、前記研磨シートを圧縮することを特徴とする請求項9又は10に記載のレンズ研磨皿の作製方法。
  12. 前記研磨シートは、前記第2の湾曲面と同じ形状の湾曲面を有する型を用いて湾曲加工されていることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のレンズ研磨皿の作製方法。

JP2011050822A 2011-03-08 2011-03-08 レンズ研磨皿の作製方法 Expired - Fee Related JP5809816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050822A JP5809816B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 レンズ研磨皿の作製方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050822A JP5809816B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 レンズ研磨皿の作製方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012187644A true JP2012187644A (ja) 2012-10-04
JP5809816B2 JP5809816B2 (ja) 2015-11-11

Family

ID=47081381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011050822A Expired - Fee Related JP5809816B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 レンズ研磨皿の作製方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5809816B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107243798A (zh) * 2017-08-08 2017-10-13 福建福光光电科技有限公司 凹面小裂边打磨治具
WO2021179515A1 (zh) * 2020-03-11 2021-09-16 苏州大学 一种拼接法铣磨大口径非球面的方法与装置及抛光方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016006741A1 (de) * 2016-06-06 2017-12-07 Schneider Gmbh & Co. Kg Werkzeug, Vorrichtung und Verfahren zum Polieren von Linsen
CN110802467A (zh) * 2019-11-13 2020-02-18 大英彰骏光电科技有限公司 一种镜片砂挂用治具

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252855A (ja) * 2000-03-06 2001-09-18 Olympus Optical Co Ltd レンズ研磨皿の成型方法およびその装置
JP2006520273A (ja) * 2003-03-14 2006-09-07 株式会社荏原製作所 研磨工具および研磨装置
WO2009085248A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-09 Corning Incorporated Methods and apparatus for forming a slurry polishing pad

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001252855A (ja) * 2000-03-06 2001-09-18 Olympus Optical Co Ltd レンズ研磨皿の成型方法およびその装置
JP2006520273A (ja) * 2003-03-14 2006-09-07 株式会社荏原製作所 研磨工具および研磨装置
WO2009085248A1 (en) * 2007-12-31 2009-07-09 Corning Incorporated Methods and apparatus for forming a slurry polishing pad

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107243798A (zh) * 2017-08-08 2017-10-13 福建福光光电科技有限公司 凹面小裂边打磨治具
WO2021179515A1 (zh) * 2020-03-11 2021-09-16 苏州大学 一种拼接法铣磨大口径非球面的方法与装置及抛光方法
US11969805B2 (en) 2020-03-11 2024-04-30 Soochow University Method and device for milling large-diameter aspheric surface by using splicing method and polishing method

Also Published As

Publication number Publication date
JP5809816B2 (ja) 2015-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5809816B2 (ja) レンズ研磨皿の作製方法
JP5927637B1 (ja) プレス成形用ガラス素材、プレス成形用ガラス素材の製造方法、及び光学素子の製造方法
CN106231829B (zh) 电子产品、玻璃外壳及其制造设备和方法
JP6222082B2 (ja) 曲面形状を有するガラス板の製造方法及び曲面形状を有するガラス板
WO2016184086A1 (zh) 保压夹具
KR20120124700A (ko) 기판 흡착용 패드 및 이의 제조방법
CN104889874A (zh) 一种蓝宝石抛光用吸附垫及其制备方法
US20130255860A1 (en) Method for producing an ophthalmic lens comprising a base lens and a film structure
CN105619237A (zh) 一种无腊抛光吸附垫及其制造方法
KR101652812B1 (ko) 유리 성형 금형 및 이를 이용한 유리 성형방법
CN101386465A (zh) 模造玻璃的模具
CN106059383B (zh) 压电双晶片执行器的集成柔性边界
KR101121276B1 (ko) 편광 수지제 렌즈 및 그 제조 방법
JPS6051623A (ja) 光学素子の成形方法
JP5734721B2 (ja) レンズ研磨皿作製装置及び作製方法
JP2008285374A (ja) 接合光学素子及びその製造方法
US3064401A (en) Method of making aspheric optical elements
JP2008285377A (ja) 接合光学素子
JP2013198988A (ja) 眼鏡用プラスチックレンズの製造方法
CN112976623A (zh) 用于对包含柔软可变形内膜的层压件薄片进行边缘密封的方法、设备、和系统
JP5312968B2 (ja) 光学部品、及び光学部品の製造方法
CA3094041A1 (en) Space ring, lens system, method for manufacturing space ring, and method for assembling lens system
JP4671725B2 (ja) 成形用型の製造方法
JP2012254491A (ja) レンズ研磨皿作製装置及び方法
WO2013022042A1 (ja) マイクロレンズアレイ用成形型、その製造方法及びマイクロレンズアレイ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150512

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150731

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20150811

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150914

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5809816

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees