JP2012186562A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型無線端末においてパターンダイバーシチ効果を得る。
【解決手段】アンテナ装置は、第1導体と、第2導体と、給電部と、スイッチとを含む。第1導体は面状であり開口部を有する。第2導体は第1導体の面を前記開口部に仮想的に延長した延長面と交わる。給電部は第2導体に電力を供給する。スイッチは、第2導体に流れる電流の向きを変化させる。第2導体に流れる電流と第1導体に誘起される電流とのベクトル和が、スイッチの切り替えによって異なるように配置される。
【選択図】図1
Description
実施形態では特に放射パターンを変化させるダイバーシチアンテナに関して説明する。
本実施形態のアンテナ装置は図1に示すように、給電部101、開口部103を有する導体102、導体104、およびスイッチ105を含む。図1は、第1の実施形態に係るアンテナ装置の概略構成を示す図である。
給電部101はスイッチ105を介して導体104に電力を供給する。
導体104は、導体104に流れる電流と導体102に誘起される電流とのベクトル和が、スイッチ105の切り替えによって異なるように配置される。
アンテナ装置は、導体104の電気長L(スイッチ105を介して給電部101と接続された位置から、導体104の他端までの電気長)が略4分の1波長となる周波数fで共振して電磁波を放射するアンテナ素子である。
第1の実施形態の第1の変形例について図4を参照して説明する。開口部103は、図4のように導体102の一部に切り込みが入ったスリット形状であってもよい。このときの動作原理は上述した第1の実施形態と同様である。すなわち、開口部103の周囲に誘起される電流の向きは給電位置の切り替えによって変わらないのに対し、導体104上の電流の向きは反転するため、ベクトルの合成である放射パターンが変化するのである。
導体104の近接する2つの部分が、所望周波数fに対応する波長の略40分の1以下となると、導体104上には、電流701のように同じ向きの電流が誘起される。すなわち、1つの折返しアンテナとして動作する。実施形態のアンテナ装置の目的は、給電位置の切り替えによって放射パターンを変化させることである。アンテナ装置が1つの折返しアンテナとして動作するとき、上述した動作原理による放射パターン変化は生じず、この目的を達成することが出来なくなる。すなわち、導体104の近接する2つの部位は、所望周波数に対応する波長の40分の1波長以上離して形成されることが望ましい。
第1の実施形態では、導体104と導体102との空間的距離が十分でないとき、アンテナの入力インピーダンスが低くなり、通常50Ωの給電部101との間でインピーダンス不整合が生じる場合がある。そこで、第2の実施形態に係わるアンテナ装置では、給電部101と接続された導体801をさらに有することを特徴とする。
第3の実施形態に係わるアンテナ装置について図10を参照して説明する。本実施形態のアンテナ装置は、インピーダンス素子1001をスイッチの一端に設けることを特徴とする。
インピーダンス素子1001としてキャパシタを取り付けると、VSWR1101のように、VSWRは周波数の高い側へシフトする。また、チップ素子の内部抵抗のためにアンテナの損失が増加しVSWRの幅は広くなる。キャパシタとして可変キャパシタ素子を使用すると、可変キャパシタの可変範囲に対応する周波数fからf’までの範囲で、動作周波数を調整するチューナブルアンテナとして動作させることが可能になる。一方、インピーダンス素子1001としてインダクタを取り付けると、VSWR1102のように、VSWRは周波数の低い側へシフトすることになる。
このように、インピーダンス素子をスイッチ105と導体102との間に設けることで、整合のとれる周波数を容易に調整することができる。ただし、素子の内部抵抗が大きくなると、アンテナの放射効率を劣化させることにもつながるので、必要な放射効率を達成することができる程度に素子の内部抵抗を設定する。
本変形例のアンテナ装置は図8のアンテナ装置に加え、スイッチ105と導体102との間に、インピーダンス素子1001をさらに設けることを特徴とする。インピーダンス素子をスイッチ105と導体102との間に設けることで、図12に示すように整合のとれる周波数を容易に調整することができる。
第3の実施形態のアンテナ装置によれば、インピーダンス素子を装荷することで、共振周波数を容易に設計出来るほか、アンテナ自体のQ値を下げて、動作帯域を広帯域化させることが出来る。したがって、所望周波数でアンテナ装置を動作させることが容易になる。
図13は、アンテナ装置を電池駆動の小型無線通信端末に設置するときの概略を示す図である。電池1301の実装および無線機等を実装することを想定すると、基板上にアンテナを2つ以上配置してパターンダイバーシチを得ることは難しい。しかしながら、上述した実施形態のアンテナ装置を使用することで、アンテナ1つのスペースでパターンダイバーシチ効果を得ることができ、通信品質の向上が見込まれる。
Claims (8)
- 開口部を有する面状の第1導体と、
前記第1導体の面を前記開口部に仮想的に延長した延長面と交わる第2導体と、
前記第2導体に電力を供給する給電部と、
前記第2導体に流れる電流の向きを変化させるスイッチと、を具備し、
前記第2導体は、前記第2導体に流れる電流と前記第1導体に誘起される電流とのベクトル和が、前記スイッチの切り替えによって異なるように配置されることを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第1導体は切り込みが入っていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第1導体は平面状の板状導体であり、前記第2導体は前記延長面に垂直に交わることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
- 前記開口部の周囲長が、所望の周波数fに対応する波長以下であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記延長面上にある複数の第2導体の間の最小の距離は、前記周波数fに対応する波長の40分の1以上であることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
- 前記第1導体に平行な面状の第3導体をさらに具備し、
前記給電部は前記第3導体に接続して該第3導体を介して前記第2導体に電力を供給し、
前記スイッチは、前記第2導体の2つの端のいずれか一方と前記第1導体とを電気的に短絡させることにより前記電流の向きを変化させることを特徴とする請求項5に記載のアンテナ装置。 - 前記給電部および前記スイッチは、前記開口部を挟んで対角線上での前記第2導体上に設置されることを特徴とする請求項6に記載のアンテナ装置。
- 前記スイッチと前記第1導体との間に設置され、該スイッチと該第1導体とを接続するインピーダンス素子をさらに具備することを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
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