JP2012185967A - バッテリ冷却システム - Google Patents

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Takayuki Hirase
貴之 平瀬
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Marelli Corp
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
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Abstract

【課題】ブロワの変形を抑制するバッテリ冷却システムを提供する。
【解決手段】バッテリパック3に冷媒を導入し、バッテリ11を冷却するバッテリ冷却システム1であって、冷媒をバッテリパック3に導入する導入ダクト2と、冷媒をバッテリパック3から排出する排出ダクト4と、冷媒の流れ方向において、バッテリパック3よりも下流側に位置し、冷媒をバッテリパック3内に導入させる冷媒導入手段5と、バッテリパック3内に形成され、導入ダクト2から導入された冷媒をバッテリ11をバイパスして排出ダクト4へ導くバイパス流路13とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はバッテリ冷却システムに関するものである。
従来、バッテリモジュールを冷却する場合に、バッテリモジュールよりも下流側にファンを設け、ファンにより冷却空気を吸い込み、バッテリモジュールを冷却するものが、特許文献1に開示されている。
特開2006−335243号公報
しかし、上記の発明では、バッテリモジュールを冷却することで温度が高くなった空気がファンに流入するために、熱によりファンが変形する、といった問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、バッテリモジュールよりも下流側にファンを設けた場合に、ファンの変形を抑制することを目的とする。
本発明のある態様に係るバッテリ冷却システムは、バッテリを収納したバッテリパックに冷媒を導入し、バッテリを冷却するバッテリ冷却システムであって、冷媒をバッテリパックに導入する導入ダクトと、冷媒をバッテリパックから排出する排出ダクトと、冷媒の流れ方向において、バッテリパックよりも下流側に位置し、冷媒をバッテリパック内に導入させる冷媒導入手段と、バッテリパック内に形成され、導入ダクトから導入された冷媒をバッテリをバイパスして排出ダクトへ導くバイパス流路とを備える。
この態様によると、バイパス流路を通り、温度が比較的低い冷媒が冷媒導入手段に流入するので、熱による冷媒導入手段の変形を抑制することができる。
第1実施形態のバッテリ冷却システムの概略構成図である。 バッテリパックを導入ダクト側から見た場合の概略図である。 図1のIII-III断面の概略図である。 第2実施形態のバッテリ冷却システムの概略構成図である。
本発明の第1実施形態のバッテリ冷却システム1について図1を用いて説明する。図1は、バッテリ冷却システム1の概略構成図である。以下で説明するバッテリ冷却システム1は、モータによって駆動可能な車両に搭載されており、モータに電力を供給するバッテリモジュールを車室内の空気によって冷却する。しかし、これに限られることはなく、冷媒として冷却水などを循環させてバッテリモジュールを冷却してもよい。
バッテリ冷却システム1は、導入ダクト2と、バッテリパック3と、排出ダクト4と、ブロワ5とを備える。
導入ダクト2は、車室内とバッテリパック3とを連通させ、車室内の空気をバッテリパック3に導入する。
排出ダクト4は、バッテリパック3と連通し、バッテリパック3内の空気をバッテリパック3から排出する。
ブロワ5は、排出ダクト4の途中に設けられる。ブロワ5が駆動するとブロワファンが回転し、車室内の空気が吸引され、吸引された空気は導入ダクト2、バッテリパック3、排出ダクト4を流れて、外部へ排出される。本実施形態のバッテリ冷却システム1は、空気の流れ方向において、ブロワ5がバッテリパック3よりも下流側に設けられた、吸い込み方式の冷却システムである。
バッテリパック3は、ケース10と、ケース10内に積層されたバッテリモジュール11と、積層されたバッテリモジュール11間に設けられた冷却流路12と、バッテリモジュール11および冷却流路12をバイパスするバイパス流路13とを備える。
ケース10には、導入ダクト2が連結する導入口14と、排出ダクト4が連結する排出口15とが形成されている。導入口14と排出口15とは、ケース10の壁面16に形成されている。本実施形態においては、導入口14を介してバッテリパック3に導入される空気の流れ方向と、バッテリモジュール11の積層方向とは一致している。
バイパス流路13は、導入口14と排出口15とが形成されるケース10の壁面16側に形成され、導入口14からバッテリパック3に導入された空気の一部を冷却流路12に流すことなく、排出口15へ導く。
ここで、バイパス流路13について図1〜図3を用いて詳しく説明する。図2は、バッテリパック3を導入ダクト2側から見た概略図である。図3は図1のIII-III断面図の一部を示す概略図である。
バイパス流路13は、導入口14を通過する空気の流れ方向に沿って形成された第1壁20と、導入口14が形成されるケース10の壁面16と向かい、第1壁20と連結する第2壁21と、第2壁21からケース10の壁面16側に延設され、壁面16と連結する2つの第3壁22と、第2壁21および2つの第3壁22に連結し、排出口15を通過する空気の流れ方向に沿って形成された第4壁23と、導入口14が形成されたケース10の壁面16の一部とによって形成される。バイパス流路13、特に第2壁21は、断熱部材によって形成されることが望ましい。
バイパス流路13は、導入ダクト2側から見た場合に、図2に示すように導入口14から排出口15まで直線状に延びる流路である。つまりバイパス流路13は、長さが最小となるように形成される。これにより、バイパス流路13に流入した空気を素早くバッテリパック3から排出し、ブロワ5に流入させることができる。
次に本実施形態の作用について説明する。
ブロワ5を駆動することで、車室内の空気が導入ダクト2を介してバッテリパック3に導入される。
バッテリパック3に導入された空気の一部は、導入ダクト2側から見た場合に導入口14に突出する第1壁20によって分岐してバイパス流路13に流入する。バイパス流路13を流れる空気とバイパス流路13側のバッテリモジュール11とは、冷却流路12およびバイパス流路13の第2壁21によって隔離されている。そのため、バッテリモジュール11で発生した熱がバイパス流路13を流れる空気に伝達されることが抑制され、バイパス流路13に流入した空気は比較的低い温度に保たれる。バイパス流路13に流入した空気は、排出ダクト4を通ってブロワ5に流入する。
バイパス流路13に流入しなかった空気は、積層されたバッテリモジュール11間に設けられた冷却流路12に流入する。冷却流路12に流入した空気は、バッテリモジュール11と熱交換を行う。これにより、バッテリモジュール11の温度が下がり、空気の温度が高くなる。温度が高くなった空気は、排出ダクト4を通ってブロワ5に流入する。
ブロワ5に流入した空気は、バイパス流路13を流れた空気と、冷却流路12を流れた空気とが混ざっている。そのため、バイパス流路13を設けない場合と比較して、ブロワ5に吸入される空気の温度は低く、ブロワ5の温度上昇を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
バッテリパック3に流入した空気がバッテリモジュール11および冷却流路12をバイパスするバイパス流路13を設けることで、空気の流れ方向においてバッテリパック3よりも下流側に位置するブロワ5に流入する空気の温度を下げることができる。これにより、温度が高い空気が流入することで生じるブロワ5の変形を抑制することができる。また、ブロワ5に用いられる基盤などの温度上昇を抑制することができる。そのため、ブロワ5の劣化を抑制することができる。
ブロワ5の温度上昇を抑制することができるので、耐熱性のあるガラス混入材などを用いずに、樹脂製部材などでブロワ5を構成することができる。そのため、コストを抑えることができる。
バイパス流路13を導入ダクト2が連結するケース10の壁面16側に設けることで、バッテリモジュール11によって発生する熱がバイパス流路13を流れる空気に伝達されることを抑制することができ、ブロワ5の温度上昇を抑制し、ブロワ5の劣化を抑制することができる。
バイパス流路13を、導入ダクト2側から見た場合に導入口14から排出口15まで直線状に延びるように設けることで、バイパス流路13を流れる空気を素早く排出ダクト4を介してブロワ5に流入させることができる。これにより、温度の低い空気をブロワ5に流入させることができ、ブロワ5の劣化を抑制することができる。
なお、バイパス流路13は、第1壁20または第3壁22を設けずに形成してもよい。
また、導入ダクト2側からバッテリパック3を見た場合に、バイパス流路13がバッテリモジュール11を迂回するように設けてもよい。特に、発熱量が大きいバッテリモジュール11の中心付近を迂回してバイパス流路13を設けてもよい。これにより、バイパス流路13を流れる空気の温度上昇を抑制することができる。
次に本発明の第2実施形態のバッテリ冷却システム30について図4を用いて説明する。図4は、本実施形態のバッテリ冷却システム30の概略構成図である。第2実施形態については第1実施形態と異なる部分を説明する。本実施形態では、排出ダクト31の位置、およびバイパス流路32が第1実施形態と異なっている。他の構成については、第1実施形態と同じ構成なので、図1と同じ符号を付して、ここでの説明は省略する。
排出ダクト31は、導入ダクト2が連結する壁面16とは反対側の壁面33に連結する。
バイパス流路32は、第1流路34と、第1流路34と連結する第2流路35とを備える。
第1流路34は、導入口14近辺で開口し、導入口14を通過する空気の流れ方向に沿って形成される。導入ダクト2によってバッテリパック40に導入される空気の一部は第1流路34に流入する。第1流路34はケース10の壁面36側に形成される。第1流路34に流入しない空気は、第1流路34の外壁に沿って流れ、冷却流路12に流入する。
第2流路35は、空気の流れ方向における下流側の第1流路34の端部から排出ダクト31に向けて延設される。第2流路35は、排出ダクト31が連結するケース10の壁面33側に設けられ、第2流路35を流れる空気と第2流路35側のバッテリモジュール11とは、冷却流路12および第2流路35を形成する壁37とによって隔離されている。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
バイパス流路32は、ケース10の壁面33、36側に設けられており、バイパス流路32に流入した空気がバッテリモジュール11で発生する熱によって温められることを抑制することができる。
第1流路34を導入口14を通過する空気の流れ方向に沿って形成することで、バイパス流路32における流路抵抗を小さくすることができる。
なお、バイパス流路は、第2流路35のみで形成してもよい。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
1、30 バッテリ冷却システム
2 導入ダクト
3 バッテリパック
4、31 排出ダクト
5 ブロワ(冷媒導入手段)
11 バッテリモジュール(バッテリ)
12 冷却流路
13、32 バイパス流路

Claims (2)

  1. バッテリを収納したバッテリパックに冷媒を導入し、前記バッテリを冷却するバッテリ冷却システムであって、
    前記冷媒を前記バッテリパックに導入する導入ダクトと、
    前記冷媒を前記バッテリパックから排出する排出ダクトと、
    前記冷媒の流れ方向において、前記バッテリパックよりも下流側に位置し、前記冷媒を前記バッテリパック内に導入させる冷媒導入手段と、
    前記バッテリパック内に形成され、前記導入ダクトから導入された前記冷媒を前記バッテリをバイパスして前記排出ダクトへ導くバイパス流路とを備えることを特徴とするバッテリ冷却システム。
  2. 前記バイパス流路は、前記バッテリパックの壁面側に形成されることを特徴とする請求項1に記載のバッテリ冷却システム。
JP2011047362A 2011-03-04 2011-03-04 バッテリ冷却システム Withdrawn JP2012185967A (ja)

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