JP2012183704A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 PDLデータを解釈しリソース情報で特定される描画情報をキャッシュする際に、リソース情報の特徴に適応してキャッシュ処理を変更する。
【解決手段】
PDL解釈部が所定のPDLデータから検出するリソース情報に対して描画処理する画像処理装置において、リソース情報を解釈する(S601〜S603)。そして、PDL解釈部が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュ処理を変更することを特徴とする(S604〜S611)。
【選択図】 図5

Description

本発明は、印刷情報を解析して画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関するものである。
近年、画像処理装置が扱う電子フォーマットの一例として、Microsoft社が提唱するXPS(XML Paper Specification)がある(非特許文献1)。XPSは、FixedDocumentSequence、FixedDocument、FixedPageの3つの階層を持っている。それぞれの階層に対して、ResourceDictionary(以下、RDと記す)という描画情報をリソース化することで、繰り返し描画に関する情報を参照することができる。
RDのような、描画コマンドを一度キャッシュし、繰り返し参照する場合、キャッシュする保存形式が印刷速度およびデータサイズとして重要である。従来の技術として、最適な印刷速度を達成するため、キャッシュするイメージデータをエッジ化して保持しておくか、イメージデータのまま圧縮して保持しておく処理を条件に応じて切り替える手段がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−150944号公報
<url: http://www.microsoft.com/whdc/xps/xpsspecdwn.mspx (XPS_1_0.exe)>
ところで、上記XPSのRDは、参照可能なリソースの範囲が指定される仕様となっており、かつ、ページ(FixedPage)を超えるスコープを定義することができない。また、パフォーマンス向上のため、ページを跨いでキャッシュした際には、XPSPrintTicketによるページ例外の印刷設定の影響を受ける。
さらに、XPSのRDは、従来のキャッシュデータと異なり、リソースとして定義できるデータ形式が様々であり多様化された仕様である。
したがって、上記の先行技術のようにキャッシュされるデータを、エッジ化された状態で保持する、または、しないの判断のみでは、データによってキャッシュ効率が悪く、パフォーマンスの高速化効果が十分得られないという課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、PDLデータを解釈しリソース情報で特定される描画情報をキャッシュする際に、リソース情報の特徴に適応してキャッシュ処理を変更できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
所定のPDLデータから検出するリソース情報に対して描画処理する画像処理装置であって、前記リソース情報を解釈する解釈手段と、前記解釈手段が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュ処理を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、PDLデータを解釈しリソース情報で特定される描画情報をキャッシュする際に、リソース情報の特徴に適応してキャッシュ処理を変更できる。
画像処理装置を適用する画像処理システムの一例を示す図である。 画像処理装置の制御装置のソフトウェアモジュールを示す図である。 画像処理装置で処理可能なXPS文書のデータ構成を示す構成図である。 RD記入例を示す図である。 画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。 画像処理装置におけるキャッシュ形式及びその特徴を示す模式図である。 画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。 画像処理装置におけるキャッシュ範囲の変更を示す模式図である。 画像処理装置におけるパフォーマンス効果を示す図である。 画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
<印刷システム概要>
図1は、本実施形態を示す画像処理装置を適用する画像処理システムの一例を示す図である。本例は、画像処理装置を適用する画像形成装置がLAN190を介して複数のデータ処理装置(PC)と通信可能な画像処理システムの例である。なお、本実施形態において、画像形成装置100は、MFP(Multi Function Printer)を例とする。もちろん、画像処理装置を適用可能なSFP(Single Function Printer)やLBP(Laser Beam Printer)で構成してもよい。さらに、本発明は、上記以外のプリント方式のプリンタにも適用可能なものである。また、本実施形態に示す画像処理装置は、所定の電子フォーマットとして、XPS(XML Paper Specification)を例とし、う描画情報を処理する構成例を示す。上述したようにXPSでは、FixedDocumentSequence、FixedDocument、FixedPageの3つの階層を備える構造となっている。
図1において、画像形成装置100は、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)190にて、ホストコンピュータ(本実施形態では第一のデータ処理装置(PC)191、第二のデータ処理装置(PC)192)に接続されている。
画像形成装置100は、リーダ装置(リーダ部)200、プリンタ装置(プリンタ部)300、操作部150、画像記憶部160、これら各構成要素を制御する制御装置(コントローラ部)110によって構成されている。
画像形成装置100は、ROM、RAM、CPU等を有し、CPUがROMまたは他の記憶媒体に格納されたプログラムに基づいて、画像形成装置100全体を統括制御する。なお、前記RAMは、CPUの作業領域として用いられる。リーダ装置200では、画像データの読み取りを行う。プリンタ装置300では、プリンタエンジンを用いて画像データの出力を行う。操作部150は、画像データの入出力操作を行うキーボード、及び画像データや各種機能の表示/設定などを行う液晶パネルを備える。画像記憶部160では、電子文書や画像データなどのデータの格納/保存ができる。
ホストコンピュータ191は、LAN190を介して電子文書を印刷装置100へ送信する。印刷装置100は、制御装置110のCPUを用いて、受信した前記電子文書の解釈および出力画像データの生成処理を行い、プリンタ装置300で紙などの印刷媒体に出力する。ここでは、LAN190を介して電子文書が入力された例を示したが、印刷装置100に接続したUSBメモリ等の可搬メディアや画像記憶部160に保存された電子文書を使用してもよい。
図2は、図1に示した画像処理装置100の制御装置110において動作するソフトウェアモジュール図の一例を示す図である。
図2において、ジョブ制御部200は、印刷ジョブの入力から出力を関数コールやメッセージ通信などの手段による制御する。PDL解析部201/202/203は、画像形成装置100に搭載されるPDLの種類(例えば、PostScript、PCL、XPSなど)だけの数が存在する。PDL解析部201/202/203は、ジョブ制御部200からの制御に従い、PDL受信バッファに格納されたPDLデータを読み込み、解釈処理を実行する。
中間データ(Display List)生成部210は、ジョブ制御部200からの制御とPDL解析部201/202/203から渡された描画情報により描画処理を実行し、生成したDisplay ListをRAM116上に確保されるフレームバッファに格納する。イメージデータ生成部215は、フレームバッファからDisplay Listをロードし、RAM116上でレンダリングしたイメージデータをプリンタ装置300に出力する処理を行う。
本発明におけるRDのキャッシュ形式判定方法について図3から図6を用いて説明する。
図3は、本実施形態を示す画像処理装置で処理可能なXPS文書のデータ構成の一例を示す構成図である。
図3において、XPSのRDは、FixedPageやCanvasといったリソース情報として有効な範囲が指定される。
この記入例の場合は、FixedPageにリソースが従属し、有効範囲は、このFixedPage内である。RDによって円のパスが定義、宣言されている。その後、ストローク幅1、ブラシカラーを黒とした描画情報を付加した状態で、RDを参照し、描画指定している。また、FixedPageが終了した状態で、このリソースの有効範囲は終了し、言語仕様として、それ以降、この円パスを参照することができない。
図4は、図3に示したXPS RDの具体的な記入例を示す図である。
図4の(a)は、座標設定のRDである。1.5倍拡大およびX、Y方向へ20平行移動する座標設定を、再利用可能なようにリソース定義化したものである。
図4の(b)は、塗り指定のRDである。(R,G,B)=(136、136、136)のソリッドカラーブラシの塗り設定を、再利用可能なようにリソース定義化したものである。
図4の(c)は、パス指定のRDである。(20、20)、(120、20)、(120、70)、(20、70)の4点を線形で結ぶ矩形パスを、再利用可能なようにリソース定義化したものである。
図4の(d)は、クリップのかかった文字のRDである。"N"の文字に対して、矩形のクリップがかかった描画オブジェクトを、再利用可能なようにリソース定義化したものである。
図5は、本実施形態を示す画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。本例は、PDLデータから検出するリソース情報に対する描画処理を行う際のキャッシュ形式判定を含むキャッシュ処理例である。また、各ステップは、制御装置110のCPU112がROM114やその他の記憶装置からRAM116にロードする制御プログラム(ジョブ制御部、PDL解釈部、中間データ生成部、イメージデータ生成部等)を実行することにより実現される。
なお、画像形成装置100のCPU112は、PC191、192から受信したPDLデータをRAM116へ書き込む。それをジョブ制御部200が受信し、各PDL解釈部201、202、203へ、ジョブ開始を通知する。この際、ジョブ制御部200は、PDLの種別に対応したPDL解釈部201等へジョブの開始を通知する。説明上、以下、PDL解釈部201へジョブ開始が通知されたものとする。
PDL解釈部201は、S601で、PC191またはPC192から受信したPDLデータをロードする。次に、S602へ進み、XPSデータ内部に含まれ、印刷設定が記載されているPrintTicketを解析する。次に、S603へ進み、RDの解析を行う。
次に、S604で、PDL解釈部201は、RDが描画情報の一部であるかどうか判定する。S604にて、RDが描画情報の一部であるとPDL解釈部201が判定した場合は、S606へ進む。これは、RDが、図4の(a)や図4の(b)のように、描画情報の一部に過ぎない場合は、抽象度の低い描画可能なレベルに落とし込むことができないため、PDL形式でキャッシュまたは、キャッシュしないものとする。
そして、S606で、PDL解釈部201は、XPS解釈部が利用するXMLパーサーの構成モデルがDOM(Document Object Model)か、否かを判定する。ここで、DOMモデルであるとPDL解釈部201が判定した場合は、ランダムアクセスが可能であり、リソースを後から参照する際には、直接そのオブジェクトへアクセスすることが可能であるため、あえてキャッシュせずに、S608へ進む。
一方、S606で、DOMモデルでないとPDL解釈部201が判定した場合、例えばSAX(Simple API XML)のような、各要素をシーケンシャルにパースして、要素を展開する場合は、キャッシュする必要がある。そこで、S609で、PDL解釈部201はPDL形式でキャッシュする。
一方、S604にて、RDが描画情報の一部ではないとPDL解釈部201が判定した場合は、S607へ進む。そして、S607で、PDL解釈部201は、RDが、エッジ、レベル、フィルといったレンダリングに必要な要素で構成されているかどうか判定する。ここで、レンダリングに必要な要素で構成されていないとPDL解釈部201が判定した場合、S610に進む。
そして、S610で、PDL解釈部201は、図6の(2)に示すような、エッジ、レベル情報に分離した、中間データ形式でRAM116上にキャッシュしておく。
一方、S607にて、レンダリングに必要な要素で構成されているとPDL解釈部201が判定した場合、S611に進み、PDL解釈部201は、図6の(3)に示すような、レンダリング後のビットマップイメージ形式でキャッシュしておく。
これは、レンダリング可能な場合は、再利用時の再生時間が早いイメージデータ形式でキャッシュする。一方、レンダリング可能なまで描画要素が揃っていないRDの場合は、その前の中間データの状態でキャッシュ保持することで、パフォーマンス向上を図っている。
図6は、本実施形態を示す画像処理装置におけるキャッシュ形式およびその特徴を示す模式図である。
図5に示したキャッシュ形式判定に関するフローチャートに従うと、図4の(a)から(d)のRDは、図6の(1)から図6の(3)の形式へと分類される。
図6の(1)は、PDL形式でキャッシュされるRDの一例である。
図4の(a)の座標設定を示すものや、図4の(b)のように塗り指定を示すものは、描画情報の一部であり、中間データまで落とし込むことができないため、コマンドレベルのPDL形式でキャッシュされる。PDL形式は、抽象度が高く解像度非依存の状態となっている。
図6の(2)は、中間データ形式でキャッシュされるRDの一例である。中間データ(DisplayList)は、外郭情報を示すエッジ、合成手段や高さを示すレベル、塗り情報を示すフィルで構成され、それぞれがリンクされた状態になってレンダリングが可能となる。
図4の(c)のようにパス指定は、中間データにおけるエッジへと変換可能な描画情報であり、図6の(2)のように座標位置と向き情報をもつエッジ情報へ変換された状態でキャッシュされる。実際に描画される場合は、参照時に、レベルおよびフィル情報が付加されてレンダリングされ、イメージデータとなる。
図6の(3)は、イメージデータ形式でキャッシュされるRDの一例である。レンダリングに必要な全ての情報がResourceDicitonaryにて定義されている場合は、レンダリングした結果のイメージデータにてキャッシュを行う。
図6の(A)は、各キャッシュ形式の特徴を示す表である。PDL形式でキャッシュした場合のメリットとして、解像度に依存しないという点がある。
これにより、キャッシュ参照時によって印刷設定が変わった場合にも、キャッシュデータを作り直さずに対応できる。これに対して、PDL形式でキャッシュした場合のデメリットとして、PDLの解析処理から開始するため、再利用に時間がかかりやすいというものがある。
一方、中間データ形式でキャッシュした場合のメリットとして、PDL解釈処理をスキップし、中間データレベルに落とし込めているので、高速に再利用できるという点がある。これに対して、中間データ形式でキャッシュした場合のデメリットとして、解像度に依存した状態になっている点がある。
したがって、キャッシュ参照時によって印刷設定が変わった場合は、中間データのキャッシュデータを作り直す必要がある。イメージデータ形式でキャッシュした場合のメリットとして、PDL解釈処理をスキップし、中間データをレンダリング済みなので、非常に高速に再利用できるという点がある。
これに対して、イメージデータ形式でキャッシュした場合のデメリットとして、解像度に依存した状態になっている点がある。したがって、キャッシュ参照時によって印刷設定が変わった場合は、中間データのキャッシュデータを作り直す必要がある。さらに、エッジ、レベル、フィルといった描画情報の変更ができないため、描画情報が確定している必要がある。
〔第2実施形態〕
本発明におけるRDのキャッシュ範囲の変更を行う方法について図7から図9を用いて説明する。
図7は、本実施形態を示す画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。本例は、キャッシュ範囲を変更する処理例である。また、各ステップは、制御装置110のCPU112がROM114やその他の記憶装置からRAM116にロードする制御プログラム(ジョブ制御部、PDL解釈部、中間データ生成部、イメージデータ生成部等)を実行することにより実現される。
なお、画像処理装置100のCPU112は、PC191、192から受信したPDLデータをRAM116へ書き込む。それをジョブ制御部200が受信し、各PDL解釈部201、202、203のいずれかに、ジョブ開始を通知する。
S801で、各PDL解釈部201、202、203は、受信したPDLデータをロードする。次に、S802へ進み、各PDL解釈部201、202、203は、XPSデータの解釈を行い、ページ開始であるFixedPageのコマンドを解釈する。次に、S803へ進み、各PDL解釈部201、202、203は、RDの解析を行う。説明上、以下、PDL解釈部201へジョブ開始が通知されたものとする。
次に、S804で、PDL解釈部201は、S803で生成されたRDを参照するコマンドを解釈する。次に、S805で、PDL解釈部201は、そのRDに関連付ける参照回数を示す変数を1つインクリメントする。
次に、S806で、PDL解釈部201は、インクリメントした参照回数が閾値以上かどうか判定する。ここで、参照回数が閾値以上でないとPDL解釈部201が判定した場合は、再利用の回数がまだ少ないためキャッシュされていないものとして、キャッシュ生成処理に進まず、S803へ戻り、PDL解釈部201はXPSデータの解析を続ける。
一方、S806において、参照回数が閾値以上であるとPDL解釈部201が判定した場合は、S807へ進み、PDL解釈部201は、リソースの有効範囲(リソース範囲)をFixedPageから、ページ間を跨いで有効となるジョブ範囲へと変更する。
次に、S808で、PDL解釈部201は、PrintTicketにて、ページ間で異なる印刷設定が存在するかどうか判定する。ここで、PrintTicketにて、ページ間で異なる印刷設定(出力解像度や色変換方法といった)が存在するとPDL解釈部201が判定した場合は、S809へ進む。そして、S809で、PDL解釈部201は、印刷設定に依存しないデータ形式であるPDL形式でRAM116上に描画情報をキャッシュする。
一方、S808で、PrintTicketにて、ページ間で異なる印刷設定(出力解像度や色変換方法といった)が存在しないとPDL解釈部201が判定した場合は、S810へ進む。そして、S810で、PDL解釈部201は、印刷設定するデータ形式であるイメージデータ形式でRAM116上に描画情報をキャッシュする。次に、S811で、PDL解釈部201はFixedPageが終了となり、各ページで一連の処理を繰り返す。
図8は、本実施形態を示す画像処理装置におけるキャッシュ範囲の変更を示す模式図である。
本例は、XPSの仕様上、RDは、FixedPageを超えるスコープで定義せれていない。実際の印刷物には、同じリソースが毎ページ続くことがあり、ページ毎に同一リソースを生成、消去している。それを一定回数以上、同一のリソースがジョブ内で参照される場合に、PDL解釈部201は、有効範囲をFixedPageからジョブ範囲へと広げて、キャッシュする。
PrintTicketよってページ毎に印刷設定が異なる場合は、PDL解釈部201は、図8の(a)のように、出力設定に依存しないPDLレベルで描画情報をRAM116上にキャッシュする。一方、例外設定がない場合は、PDL解釈部201は、図8の(b)のように、出力設定に依存する中間データレベルでRAM116上に描画情報をキャッシュする。
図9は、本実施形態を示す画像処理装置におけるパフォーマンス効果を示す図である。なお、本例は、第1、第2実施形態のパフォーマンス効果の例を示す。
図9の(a)は、第1実施形態のRDの特徴に合わせて、リソースデータのキャッシュ形式を判定する手段をあるテストジョブで適用した場合の処理時間を示す模式図である。
図4の(d)のようなRDをPDL形式でキャッシュする従来手法では、最初のリソース生成時間(RC)は、比較的短くて済むが、リソース再生時間(RR)に中間データ生成、レンダリング時間が含まれるため時間的コストがかかる。
一方、図4の(d)のようなRDをイメージデータ形式でキャッシュする本発明手法では、最初のリソース生成時間(RC)は、中間データ生成、レンダリング時間が含まれる時間的コストがかかるが、リソース再生時間(RR)が短縮されるため、結果として印刷パフォーマンスが向上する。
図9の(b)は、第2実施形態の参照回数の多いRDのキャッシュ有効範囲をFixedPageからページを跨いで参照できるように広げる処理を適用した場合の処理時間を示す模式図である。
FixedPage内でリソース生成、開放を繰り返す従来手法では、図8の(b)に示したような印刷データにおいて、RDの生成、削除をページ内で繰り返すため、それぞれに時間的コストがかかる。一方、参照回数の多いRDのキャッシュ有効範囲をFixedPageからページを跨いで参照できるように広げる本発明手法では、リソース生成時間(RC)が、2ページ目以降で省略できるため、印刷パフォーマンスが向上する。
〔第3実施形態〕
本発明におけるRDのキャッシュ削除を行う方法について図10を用いて説明する。
図10は、本実施形態を示す画像処理装置のデータ処理方法を説明するフローチャートである。本例は、キャッシュ範囲削除処理例である。また、各ステップは、制御装置110のCPU112がROM114やその他の記憶装置からRAM116にロードする制御プログラム(ジョブ制御部、PDL解釈部、中間データ生成部、イメージデータ生成部等)を実行することにより実現される。
なお、画像形成装置100のCPU112は、PC191、192から受信したPDLデータをRAM116へ書き込む。それをジョブ制御部200が受信し、各PDL解釈部201、202、203へ、ジョブ開始を通知する。
S1001で、PDL解釈部201は、ジョブ制御部200が受信したPDLデータをロードする。次に、S1002へ進み、PDL解釈部201は、XPSデータの解釈を行い、RDのコマンドを解析する。次に、S1003へ進み、第1実施形態で説明したフローにそってキャッシュ形式を決定する。説明上、以下、PDL解釈部201へジョブ開始が通知されたものとする。
次に、S1004で、PDL解釈部201はキャッシュを登録するにあたり、RAM116に確保できるメモリが空いているかどうかを判定する。キャッシュ用メモリが空いているとPDL解釈部201はが判定した場合は、S1010に進み、判定されたキャッシュ形式でキャッシュを登録する。
一方、S1004で、キャッシュ用メモリが空いていないとPDL解釈部201が判定した場合は、S1005へ進み、キャッシュ参照順リストの最終要素を参照する。
次に、S1006で、PDL解釈部201はキャッシュ参照順リストの対象要素のサイズを算出する。次に、S1007で、PDL解釈部201は参照リストの要素サイズが必要なキャッシュサイズより大きいかどうか判定する。ここで、参照リストの要素サイズが小さいとPDL解釈部201が判定した場合は、キャッシュ容量として足りないので、リストの次の要素を検索するため、S1008へ進み、参照リストの要素を1つ前へ進め、S1006の判定へ戻る処理を繰り返す。
一方、S1007において、参照リストの要素サイズが必要なキャッシュサイズより大きいとPDL解釈部201が判定した場合は、キャッシュ容量が十分であるので、S1009へ進み、キャッシュ参照順リストからオブジェクトを削除する。次に、S1010へ進み、PDL解釈部201はキャッシュを登録し、一連の処理を終了する。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
100 画像入出力システム
110 制御装置(コントローラ部)
112 CPU
114 ROM
116 RAM
150 操作部
160 画像記憶部
190 LAN
191 ホストコンピュータ
近年、画像処理装置が扱う電子フォーマットの一例として、Microsoft社が提唱するXPS(XML Paper Specification)がある。XPSは、FixedDocumentSequence、FixedDocument、FixedPageの3つの階層を持っている。それぞれの階層に対して、ResourceDictionary(以下、RDと記す)という描画情報をリソース化することで、繰り返し描画に関する情報を参照することができる。
特開2006−150944号公報 米国特許第7716570号明細書

Claims (9)

  1. 所定のPDLデータから検出するリソース情報に対して描画処理する画像処理装置であって、
    前記リソース情報を解釈する解釈手段と、
    前記解釈手段が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュ処理を変更する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記解釈手段が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュデータのキャッシュ形式を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記制御手段は、前記解釈手段が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュデータのキャッシュ範囲を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記解釈手段がリソース情報を解析するためのパーサを備える場合、前記パーサの構成モデルに応じてキャッシュ形式を変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記キャッシュデータのキャッシュ形式は、PDL形式、中間データ形式、イメージ形式を含むことを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 所定のPDLデータは、XPSデータであることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  7. 所定のPDLデータから検出するリソース情報に対して描画処理する画像処理装置の画像処理方法であって、
    前記リソース情報を解釈する解釈工程と、
    前記解釈工程が解釈するリソース情報の特徴に応じて、当該リソース情報に対するキャッシュ処理を変更する制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の画像処理方法。
  8. 請求項6に記載の画像処理装置の画像処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. リソースの参照回数が閾値を超えるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によりリソースの参照回数が閾値を超えると判定された場合、リソース範囲をページ間を跨いで有効となるように変更する変更手段と、
    ページ間で異なる印刷設定が存在する場合、PDL形式でキャッシュし、ページ間で異なる印刷設定が存在しない場合、イメージ形式でキャッシュするキャッシュ手段とを有することを特徴とする画像処理装置。

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