JP2012181929A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ふきこぼれの広がり速度によらず、ふきこぼれを確実に検知できる加熱調理器を提供する。
【解決手段】天板の下面に設置された複数の電極16に生じる静電容量を測定し、かつ、静電容量に基づいて電圧を検出する静電容量測定回路11と、静電容量測定回路11により検出される電圧をサンプリングして所定の処理を行い、その処理に係る値と所定閾値とを比較し、前記処理に係る値が所定閾値より大きいときにはふきこぼれと判定するふきこぼれ監視回路12とを備え、ふきこぼれ監視回路12は、所定の処理から判定処理までを異なる2以上の監視周期で行っている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、被加熱物を加熱コイルにて誘導加熱する加熱調理器に関するものである。
従来の加熱調理器として、加熱コイルの周囲の天板の下面に複数の電極を配置し、各電極に生じる静電容量の変化からふきこぼれを検出して、加熱停止あるいは火力を低下させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、静電容量の変化率を用いて所定閾値以上変化した場合にふきこぼれと判定し火力を制御する加熱調理器もある(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−159494号公報(第10頁、図12) WO2010/084752号公報(第3−4頁、図1)
しかしながら、前述した従来の技術では、電極上の天板に載置されたものが水であるか鍋、あるいは人体(手)などの誘電率の異なるものであるか分からないため、鍋が載置された場合でも加熱を途中で止めてしまうという誤検知を起こす可能性があった。また、水が電極上の天板にふきこぼれた場合でも電極上に水の占める割合で出力値が異なるため、変化量を用いてふきこぼれを検知する方法では、ふきこぼれた後の水の広がりが緩やかな場合にはふきこぼれを検知するタイミングが遅くなる、もしくは検知できないという不具合があった。
本発明は、前述のような課題を解決するためになされたものであり、ふきこぼれの広がり速度によらず、ふきこぼれを確実に検知できる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物が載置される天板と、天板の下方に設けられ、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、交流電圧を高周波電圧に変換して加熱コイルに高周波電流を供給する駆動回路と、駆動回路を制御する制御回路と、天板の下面に設置された複数の電極と、電極に生じる静電容量を測定し、かつ、静電容量に基づいて電圧を検出する静電容量測定回路と、静電容量測定回路により検出される電圧をサンプリングして所定の処理を行い、該処理に係る値と所定閾値とを比較し、前記処理に係る値が所定閾値より大きいときにはふきこぼれと判定するふきこぼれ監視回路とを備え、ふきこぼれ監視回路は、所定の処理から判定処理までを異なる2以上の監視周期で行っている。
本発明においては、静電容量測定回路により検出される電圧をサンプリングして所定の処理を行い、該処理に係る値と所定閾値とを比較し、前記処理に係る値が所定閾値より大きいときにはふきこぼれと判定する。これを、所定の処理から判定処理までを異なる2以上の監視周期で行うようにしているので、ふきこぼれの広がり速度によらず、ふきこぼれを確実に検知でき、そのため、被加熱物からふきこぼれる量を最小限に抑えることができる。
実施の形態1における加熱調理器の上面図である。 実施の形態1における加熱調理器の加熱部の部分断面図およびブロック回路図である。 火力設定の大小によるふきこぼれ時の静電容量の変化推移を示す図である。 一般的な誘電体の比誘電率を示す図である。 実施の形態1の加熱調理器におけるふきこぼれ監視回路の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る加熱調理器の上面操作部の一部を示す平面図である。
実施の形態1.
図1は実施の形態1における加熱調理器の上面図、図2は実施の形態1における加熱調理器の加熱部の部分断面図およびブロック回路図である。
図1、2において、調理器本体1の上部には、被加熱物である鍋7の載置位置を示す例えば3つの円形形状の加熱部2a、2b、2cが施された天板2と、天板2の前縁部に設けられ、各加熱部2a、2b、2cに対応して各種のキースイッチ3a、3b、3cがそれぞれ配置された上面操作部3と、天板2の後縁部に設けられ、吸気口5aおよび排気口5bを有する吸排気カバー5とが備えられている。前述の天板2は、例えば耐熱強化ガラスよりなり、前部側には各加熱部2a、2b、2cに対応して設けられた表示部4a、4b、4cの表示窓が施されている。調理器本体1の前面には、図示していないが、前後に摺動可能なグリル扉と、グリル扉に隣接して配置され、各加熱部2a、2b、2cの火力を調節するための操作ダイヤルや電源スイッチ等を有する前面操作部とが設けられている。
また、調理器本体1には、図2に示すように、加熱部2a、2bにそれぞれ対向配置された加熱コイル10と、交流電圧を高周波電圧に変換してそれぞれ加熱コイル10に高周波電流を供給する駆動回路14と、各駆動回路14の動作をそれぞれ制御する制御回路15と、加熱部2a、2bのほぼ中央の下面に接触して設置された鍋温度検出用の温度センサー9と、加熱部2a、2bの下方にそれぞれ配置された赤外線センサー8と、加熱部2a、2bの外周に位置する天板2の下面にそれぞれ接触して配置された例えば4個ずつの電極16と、静電容量測定回路11と、ふきこぼれ監視回路12と、記憶部13とが設けられている。前述のふきこぼれ監視回路12には、図示していないが、1つのタイマーが設けられている。
なお、中央の加熱部2cの下方に設置される加熱源として、前述の加熱コイル10より径の小さい加熱コイル、あるいはラジエントヒーターの何れでも良い。加熱源が加熱コイルの場合、加熱コイルの中央に温度センサーが設けられ、また、ラジエントヒーターの場合は、そのヒーターの外側に温度センサーが設けられる。
前述した電極16は、鍋7や被調理物である食材や水、さらには人体などの誘電体が電極16上の天板2に触れることにより、その誘電体との間に発生する静電容量を静電容量測定回路11に入力する。静電容量測定回路11は、入力される静電容量を分圧して電圧に変換し、その検出電圧をデータとして記憶部13に保存する。静電容量測定回路11における静電容量に対する検出電圧は、鍋7からふきこぼれる湯の量が多いほど低下する。
ふきこぼれ監視回路12は、加熱開始から一定時間(例えば5秒)経過後に、静電容量測定回路11により検出される電圧のサンプリングを開始して所定周期毎(例えば0.1秒毎)にサンプリングを繰り返す。そして、ふきこぼれ監視回路12は、サンプリングを開始してから第1の所定時間(例えば1秒)を経過したときには、最短の監視周期として、サンプリングした電圧から平均値を算出して前回の平均値との差分を算出する(これを所定の処理という)。その後、ふきこぼれ監視回路12は、その差分値と所定閾値(例えば1.5V)とを比較し、差分値が所定閾値より大きいときには制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出す。この場合は、鍋7から勢いよく多くの湯がふきこぼれたときに検知される。
さらに、ふきこぼれ監視回路12は、第1の所定時間(1秒)経過する毎に算出した前記差分値が所定閾値(1.5V)以下のときには、第2の所定時間(例えば3秒)を経過したかどうかを判定し、第2の所定時間を経過していないときには、所定周期(0.1秒毎)で静電容量測定回路11により検出される電圧をサンプリングする。そして、ふきこぼれ監視回路12は、第1の所定時間経過後における前記差分値が所定閾値(1.5V)以下のときに第2の所定時間を経過したときには、他の監視周期として、その第2の所定時間の間にサンプリングした電圧から平均値を算出して前回の平均値との差分を算出する(これを所定の処理という)。その後、ふきこぼれ監視回路12は、その差分値と所定閾値(1.5V)とを比較し、差分値が所定閾値より大きいときには制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出す。この場合は、鍋7から緩やかに湯がふきこぼれたときに検知される。
また、ふきこぼれ監視回路12は、加熱開始の前に、静電容量測定回路11により検出される電圧を読み込んで、その検出電圧が所定の電圧範囲内に入っているかどうかを判定し、検出電圧が所定の電圧範囲内に入っていない状態が連続しているときには電極16が故障しているとして、表示部4a、4bの何れかにエラー表示をする。
次に、本実施の形態1の加熱調理器の動作について簡単に説明をする。
使用者によって、前面操作部の電源スイッチがオンされた後に、例えば加熱部2aの火力が上面操作部3のキースイッチ3aにより同加熱部2aの火力が設定され、次いで、加熱開始のスイッチがオンされると、その操作部3から加熱開始信号が出力されると共に、設定火力に応じた火力指令信号が制御回路15に出力される。一方、制御回路15は、加熱開始信号および火力指令信号の入力を検知すると、加熱部2aに対向配置された加熱コイル10から設定火力が出力されるように駆動回路14を制御する。この時、駆動回路14は、制御回路15の制御に基づいて交流電圧を高周波電圧に変換して加熱コイル10に高周波電流を供給する。
その加熱コイル10に高周波電流が流れると磁力線が発生し、その磁力線によって加熱部2a上の鍋7底に渦電流が発生する。その渦電流と鍋7底の電気抵抗とによって鍋7自体が発熱する。その発熱により、鍋7に収容された食品や水、油が熱伝導により加熱される。鍋7が加熱されると、鍋7と天板2が接触していることから熱伝導し、その熱を天板2の下面に設置された温度センサー9が検出し、鍋7の温度として制御回路15に入力する。また、加熱コイル10の下方に設置された赤外線センサー8が鍋7底から発する赤外線を天板2を透過して検出し、その赤外線量に応じた例えば電圧を制御回路15に入力する。温度センサー9の検出温度は、例えば湯沸かしが設定されている場合に温度情報として使用し、赤外線センサー8は、例えば鍋7底が上方に反っている場合に温度センサー9の検出温度を補正するのに使用されている。
鍋7に収容された例えば素麺やパスタなどの麺類を茹でる際や、牛乳などの粘性の高い被調理物を加熱する場合には、火力が強く調理温度が高いために、鍋7から湯や被調理物がふきこぼれてしまうことがある。このような場合に対して天板2の下面に設置された複数の電極16および静電容量測定回路11と、ふきこぼれ監視回路12とによって、天板2上にふきこぼれていないかどうかを監視している。ふきこぼれ監視回路12がふきこぼれを検知したときには、前述したように、加熱停止あるいは火力低下の指示を制御回路15に出して、ふきこぼれの量を最小限に抑えている。
ところで、通常の加熱においては鍋7の大きさや水量、火力などは毎回異なってどのようにふきこぼれるか分からない。水量が多い場合や火力が強い場合、高温度時に食材を投入したときには、ふきこぼれる量が多く勢いよく天板2上に流れる。これに対し、水量が少なく、火力が弱いときにふきこぼれが発生した場合には、ふきこぼれる量が少なく広がる勢いはゆっくりであり、前述の高火力の場合とは明らかな違いがある。
図3に火力設定の違いによる静電容量の変化推移を示す。図3ではふきこぼれの広がり速度の違いにより、つまり火力設定の大小によるふきこぼれの量の違いによって電極16に生じる静電容量が変化していることがわかる。前述したように何れのふきこぼれであってもふきこぼれを検知し、加熱停止あるいは火力を低下させるようにする必要がある。
本実施の形態においては、鍋7から湯などが勢い良く多量にふきこぼれるような場合に対して、ふきこぼれが起こっているかどうかを監視するための監視周期(第1の所定時間)を例えば0.5秒〜1.5秒程度とし、また、緩やかなふきこぼれに対する監視周期として前述の時間の整数倍(第2の所定時間)としている。前述したように一例として、第1の所定時間を1秒、第2の所定時間を3秒としている。
静電容量と電極16、誘電体との関係式は以下に示す。
C=εS/d ・・・(1)
V=Qd/εS ・・・(2)
ここで、Cは静電容量、Sは電極16の表面積、dは電極16間の距離、εは誘電率を示す。図4に一般的な誘電体の比誘電率kを示す。水の比誘電率と比較すると、例えばガラスでは比誘電率7程度に対して水は比誘電率80という大きな値を有している。また、鍋7は金属のため、加熱を行うと加熱コイル10からの磁力線により鍋7底には渦電流が流れ、電極16上に鍋7が載置された場合の出力(静電容量測定回路11により検出される電圧)は水や油、ガラスとは異なる挙動となる。これからも明らかなように、水と鍋7とが載置されている場合の判別は可能となる。また、ガラスやプラスチックなどの場合も、水の比誘電率と比べ小さく、この比誘電率の違いから出力(静電容量測定回路11の検出電圧)の変化が異なってくるため、切り分けることが可能である。
また、前述の式(1)に記載の通り、電極16間の距離dは載置物に一番近い設置条件でも天板2に接するという条件となり、天板2の厚みである4mm程度のギャップよりも近づくことはできない。そこで、電極16の表面積を大きくすることで大きな値の静電容量を得ることが可能となり、その静電容量を分圧して電圧を検出する場合は、その電圧の変動が大きくなるため感度の向上につながる。そのため、本実施の形態では電極16の表面積を極力大きくしている。
しかしながら、電極16上の天板2に誘電体が載置されている割合が静電容量に影響するため、電極16を大きく取った場合に、ふきこぼれの広がり速度が緩やかなときには、電極16上に水の占める割合が緩やかに増していくため、静電容量測定回路11が検出する電圧の変化としては緩やかに減少していくことになる。前述したように,本実施の形態におけるふきこぼれの判定は、鍋7の設置状態の影響や初期条件(天板2が濡れていても加熱開始ができる)による誤検知の回避や、鍋7が電極16上に載置されている場合の挙動検知のために、静電容量測定回路11の検出電圧から求めた平均値を利用している。その判定については、この後で述べる動作の説明で詳述する。
ここで、ふきこぼれ監視回路12の動作について図5のフローチャートを用いて説明する。
図5は実施の形態1の加熱調理器におけるふきこぼれ監視回路の動作を示すフローチャートである。
使用者により電源スイッチがオンされると(S100)、制御回路15は待機状態となる。一方、ふきこぼれ監視回路12は、静電容量測定回路11からの出力(検出電圧)が短絡あるいは開放を示すような異常出力かどうかを判定する(S101)。ふきこぼれ監視回路12は、その判定を行う場合には、例えば左側の加熱部2aの周囲に配置された4個の電極16に静電容量測定回路11から電圧を印加させる。この時、静電容量測定回路11は、その電圧により生じる各電極16の静電容量を読み込んでそれぞれ分圧し、かつ、分圧した静電容量から電圧を検出する。一方、ふきこぼれ監視回路12は、静電容量測定回路11により検出される各電極16の検出電圧を読み込んで所定の電圧範囲内に入っているかどうかを判定する。ふきこぼれ監視回路12は、前記電圧が所定の電圧範囲内に入っていない状態が連続しているときには電極16が故障しているとして、表示部4aにエラー表示をする(S118)。
なお、表示部4aにエラー表示をする際、何れの電極16が故障しているかを表示するようにしても良い。その場合、各電極16に対してアドレスなどを付しておき、電極16の故障を検知したときには,そのアドレスから何れの電極16が故障したかを表示する。所定の電圧範囲のうち上限値は電極16に印加した電圧と同等であり、下限値はGND電圧と同等である。つまり、上限値と下限値の間に検出電圧が入っているかどうかで電極16が故障しているかを判定する。
また、ふきこぼれ監視回路12は、左側の電極16の状態を確認した後、右側の加熱部2bの周囲に配置された4個の電極16の状態を前記と同様にして確認を行う。本実施の形態では、ふきこぼれ監視回路12は、電極16が故障と判定したときにエラー表示するようにしているが、各電極16が故障していないと判定したときにはその旨を表示部4a、4bに表示するようにしても良い。
電極16に故障がないときに、使用者によって上面操作部3の例えばキースイッチ3aの操作によって火力が設定され(S102)、次いで加熱開始の操作がなされると(S103)、その操作部3から設定火力に応じた火力指令信号および加熱開始信号が制御回路15に出力される。制御回路15は、加熱開始信号の入力を検知したときにふきこぼれ監視回路12にその旨を通知すると共に、火力指令信号から火力を判定し、その火力が加熱コイル10から出力されるように駆動回路14を制御する。その制御により、加熱コイル10に高周波電流が流れ鍋7が誘導加熱される。
一方、ふきこぼれ監視回路12は、静電容量測定回路11からの各電極16の検出電圧を読み込むことなく、加熱開始から一定時間(例えば5秒)を経過したかどうかを判定する(S104)。これは、加熱初期は電磁ノイズの影響があり、この影響によって各電極16に生じる静電容量が安定しないからである。ふきこぼれ監視回路12は、一定時間が経過したときには、例えば、1秒経過(第1の所定時間)するまで0.1秒間隔で静電容量測定回路11より得られる各電極16の検出電圧をサンプリングし、データとして記憶部13に保存する(S105)〜(S107)。ふきこぼれ監視回路12は、サンプリング開始から1秒(最短の監視周期)を経過したときには、記憶部13に保存した1秒前(前回)の電圧値(平均値)をF(n−1)とし(S108)、0.1秒間隔でサンプリングして記憶部13に保存した過去10個のデータ(検出電圧)の平均値を算出して、現在の電圧値F(n)とする(S109)。
そして、ふきこぼれ監視回路12は、1秒前の電圧値F(n―1)から現在の電圧値F(n)を減算して差分値ΔFを算出し(S110)、差分値ΔFと例えば1.5V(所定閾値)と比較する(S111)。ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5Vより大きいときには、鍋7からふきこぼれが起きていると判定して、加熱停止の指示信号を制御回路15に出力する(S112)。この場合のふきこぼれは、湯などの量が多く勢いよく天板2上に流れた状態である。一方、制御回路15は、その指示信号に応じて駆動回路14の制御を停止し、加熱コイル10への高周波電流を遮断する。なお、ふきこぼれ監視回路12は、加熱停止に代えて火力低下の指示信号を制御回路15に出力するようにしても良い。その場合、制御回路15は、予め設定された火力、つまり鍋7からふきこぼれが起きない火力となるように駆動回路14を制御する。
また、ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5V以下のときには、前述の1秒より整数倍長い3秒(第2の所定時間)を経過したかどうかを判定する(S113)。ふきこぼれ監視回路12は、3秒を経過していないときには、0.1秒間隔で静電容量測定回路11より得られる各電極16の検出電圧をサンプリングし、データとして記憶部13に保存する(S105)〜(S107)。
ふきこぼれ監視回路12は、1秒を経過したときには、再び、記憶部13に保存した1秒前(前回)の電圧値(平均値)をF(n−1)とし(S108)、0.1秒間隔でサンプリングして記憶部13に保存した過去10個のデータ(検出電圧)の平均値を算出して、現在の電圧値F(n)とする(S109)。そして、ふきこぼれ監視回路12は、1秒前の電圧値F(n―1)から現在の電圧値F(n)を減算して差分値ΔFを算出し(S110)、差分値ΔFと1.5V(所定閾値)と比較する(S111)。ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5Vより大きいときには、鍋7からふきこぼれが起きていると判定してS112に進む。また、ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5V以下のときには、再び、3秒を経過したかどうかを判定する(S113)。
そして、ふきこぼれ監視回路12は、1秒後に算出した差分値ΔFが1.5V以下のときに3秒を経過したときには、記憶部13に保存した3秒前(前回)の電圧値(平均値)をF(3m−1)とし(S114)、0.1秒間隔でサンプリングして記憶部13に保存した過去30個のデータ(検出電圧)の平均値を算出して、現在の電圧値F(3m)とする(S115)。
その後、ふきこぼれ監視回路12は、3秒前の電圧値F(3m―1)から現在の電圧値F(3m)を減算して差分値ΔFを算出し(S116)、差分値ΔFと前述の1.5V(所定閾値)と比較する(S117)。ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5Vより大きいときには、前記と同様に鍋7からふきこぼれが起きていると判定して、加熱停止の指示信号あるいは火力低下の指示信号を制御回路15に出力する(S112)。この場合のふきこぼれは、湯などの量が少なく緩やかに天板2上に流れた状態である。また、ふきこぼれ監視回路12は、差分値ΔFが1.5V以下のときにはS105に戻って、前述した一連の動作を繰り返し行う。
以上のように本実施の形態においては、加熱開始から一定時間経過後に、静電容量測定回路11により検出される電圧のサンプリングを開始して0.1秒毎にサンプリングを繰り返す。そして、サンプリングを開始してから1秒を経過したときには、最短の監視周期として、サンプリングした電圧から平均値を算出して前回の平均値との差分を算出する。次いで、その差分値と1.5Vとを比較し、差分値が1.5Vより大きいときには制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すようにする。また、1秒経過する毎に算出した差分値が1.5V以下のときには、3秒を経過したかどうかを判定し、3秒を経過していないときには、0.1秒毎に静電容量測定回路11により検出される電圧をサンプリングする。そして、1秒経過後における差分値が1.5V以下のときに3秒を経過したときには、他の監視周期として、その3秒間にサンプリングした電圧から平均値を算出して前回の平均値(3秒前の平均値)との差分を算出する。次いで、その差分値と1.5Vとを比較し、差分値が1.5Vより大きいときには制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すようにする。
これにより、鍋7からふきこぼれた湯などの広がりを最小限に抑えることが可能になり、そのため、使用者が火傷を負うような危険性がなくなる。また、ふきこぼれを最小限に抑えることができるので、上面操作部3や奧側の吸排気口5a、5bへの浸入を防止でき、調理器本体1の故障の要因となるようなことがなくなる。さらに、例えば隣の加熱部2bにて加熱が行われているときに、加熱部2a側にふきこぼれた場合でも、鍋7の下への浸入を防止でき、そのため、ふきこぼれの浸入による加熱部2bの焦げ付きを防止できる。
また、本実施の形態においては、1秒と3秒の2つの監視周期で加熱中の鍋7のふきこぼれを監視するようにしているので、鍋7からふきこぼれる量が多くても、また、ふきこぼれる量が少なくても確実に検知できる。
また、本実施の形態においては、前述したように加熱開始から一定時間(5秒)経過後に、静電容量測定回路11により検出される電圧をサンプリングし、さらに、サンプリングした電圧の平均値を用いてふきこぼれの有無の判定を行うようにしている。そのため、加熱コイル10から発生する電磁ノイズの影響を殆ど受けることがなくなり、誤検出を防止できる。
さらに、本実施の形態においては、監視周期を1秒、3秒としているので、ふきこぼれ監視回路12に設けられたタイマーは1つで済み、記憶部13に保存するデータ量も少なくて済み,ふきこぼれ監視回路12の負荷を軽減できる。
なお、本実施の形態では、前述のように監視周期を1秒、3秒の2つとしているが、例えば1秒、3秒、5秒の3つの監視周期でふきこぼれを監視するようにしてもよく、監視周期は限定されるものではない。
また、本実施の形態では、監視周期が3秒の場合、3秒間で測定した30個のデータの平均値を用いて、前回の平均値と今回の平均値の差分を算出しているが、これに限定されるものではなく、3秒前に測定した10個のデータの平均値と今回測定した10個のデータの平均値との差分を判定に用いても良い。
また、本実施の形態では、電源スイッチがオンされた後に、電極16が故障しているかどうかを判定するようにしたが、これに限定されるものではない。例えば、加熱開始信号が入力された後に、電極16が故障しているかどうかを判定するようにしても良い。
また、本実施の形態では、電極16が故障しているかどうかを判定する際、加熱部2a、2bの周囲に設けられた全ての電極16に対して行うようにしたが、使用する加熱部の周囲の電極16のみに対して故障しているかどうかを判定するようにしても良い。
実施の形態2.
本実施の形態は、ふきこぼれが起きやすい食材を調理する場合、ふきこぼれ監視回路を強制的に実行させる専用キースイッチを例えば上面操作部3に設けたものである。
図6は実施の形態2に係る加熱調理器の上面操作部の一部を示す平面図である。
実施の形態2の加熱調理器においては、一例として、ふきこぼれの起きやすい「麺ゆで」といった使用者にとって直感的に捉えやすい標記の専用キースイッチ31としている。その専用キースイッチ31のオン操作をふきこぼれ監視回路12が検知した場合、差分値と比較する所定閾値(1.5V)を変更する。例えば、その所定閾値より小さい電圧値を閾値として設定し、検知感度を上げる。これにより、ふきこぼれの有無をより早期に検知することができる。
なお、本実施の形態では、専用キースイッチ31がオンされたとき、所定閾値の値を上げるようにしたが、専用キースイッチ31がオンされたときのみふきこぼれの監視に入るようにしても良い。その場合、所定閾値は、1.5Vでも良いし、それ以上の値でも良い。
前述した実施の形態1、2では、サンプリングした電圧の平均値を算出して、前回の平均値との差分を求め、その差分値と所定閾値とを比較するようにしたが、1秒間および3秒間にサンプリングした電圧を積算して,その積算値が所定閾値より大きいときに制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すようにしても良い。その場合、その閾値は,実施の形態1、2で述べた所定閾値より大きく、1秒のときの閾値と3秒のときの閾値は異なる。
また、1秒間および3秒間にサンプリングした電圧のうち最も値の大きい電圧と所定閾値とを比較し、電圧の最大値が所定閾値より大きいときに制御回路15に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すようにしても良い。その場合も実施の形態1、2で述べた所定閾値より大きく設定される。
さらに、0.1秒毎のサンプリングの平均値を用いるのではなく、1秒あるいは3秒の等間隔で測定したサンプリング値の前後の差分、又は任意のタイミングにおいて一定の間隔で測定した2点のサンプリング値の差分を判定に用いても良い。なお、このサンプリング値は測定タイミングで連続に複数回測定した平均値を用いても良い。
また、実施の形態1、2では、ふきこぼれ監視回路12でふきこぼれを監視するようにしたが、その監視回路12の監視機能を制御回路15に持たせても良い。
さらに、実施の形態1、2では、3つの加熱部2a、2b、2cを有する加熱調理器について述べたが、1つの加熱部2aあるいは2つの加熱部2a、2bを有する加熱調理器に本発明を適用しても良い。
本発明の活用例として、家庭用あるいは業務用の加熱調理器などの用途に適用でき、使用者にとって、食材加熱時に鍋7から食材がふきこぼれてもふきこぼれの状態を検知し、加熱停止あるいは火力低下させることで安全性と利便性が保たれる。また、これまでふきこぼれ検知が困難であったふきこぼれ時に広がり速度がゆっくりである場合でもふきこぼれの検知が可能となり、更なる安全性・利便性が向上した加熱調理器を提供できる。
1 調理器本体、2 天板、2a、2b、2c 加熱部、3 上面操作部、31 専用キースイッチ、4 表示部、5 吸排気カバー、7 鍋、8 赤外線センサー、9 温度センサー、10 加熱コイル、11 静電容量測定回路、12 ふきこぼれ監視回路、13 記憶部、14 駆動回路、15 制御回路、16 電極。

Claims (9)

  1. 被加熱物が載置される天板と、
    該天板の下方に設けられ、前記被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    交流電圧を高周波電圧に変換して前記加熱コイルに高周波電流を供給する駆動回路と、
    該駆動回路を制御する制御回路と、
    前記天板の下面に設置された複数の電極と、
    前記電極に生じる静電容量を測定し、かつ、該静電容量に基づいて電圧を検出する静電容量測定回路と、
    前記静電容量測定回路により検出される電圧をサンプリングして所定の処理を行い、該処理に係る値と所定閾値とを比較し、前記処理に係る値が前記所定閾値より大きいときにはふきこぼれと判定するふきこぼれ監視回路とを備え、
    前記ふきこぼれ監視回路は、前記所定の処理から前記判定処理までを異なる2以上の監視周期で行っていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記監視周期のうち最短の監視周期として、前記電圧のサンプリングの開始から第1の所定時間毎とし、他の監視周期として、前記電圧のサンプリングの開始から前記第1の所定時間よりも整数倍長い第2の所定時間毎とすることを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記ふきこぼれ監視回路は、前記サンプリングした電圧の平均値を算出し、前回の平均値との差分を、前記所定の処理に係る値として算出する処理を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 異なる2以上の監視周期において、それぞれ平均値を算出して前回の平均値との差分を算出し、各監視周期の差分値と所定閾値との比較結果に基づいて前記制御回路に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すかどうかを判定することを特徴とする請求項3記載の加熱調理器。
  5. 前記ふきこぼれ監視回路は、前記第1の所定時間経過する毎に算出した前記差分値が前記所定閾値以下のときには、前記第2の所定時間を経過したかどうかを判定し、第2の所定時間を経過していないときには、前記静電容量測定回路により検出される電圧をサンプリングし、前記第1の所定時間経過後における前記差分値が前記所定閾以下のときに前記第2の所定時間を経過したときには、その第2の所定時間の間にサンプリングした電圧から平均値を算出して前回の平均値との差分を算出し、かつ、その差分値と前記所定閾値とを比較し、差分値が前記所定閾値より大きいときには前記制御回路に加熱停止あるいは火力低下の指示を出すことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の加熱調理器。
  6. 前記ふきこぼれ監視回路は、加熱開始から一定時間経過後に、前記静電容量測定回路により検出される電圧をサンプリングすることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の加熱調理器。
  7. 表示部を備え、
    前記ふきこぼれ監視回路は、加熱開始の前に、前記静電容量測定回路により検出される電圧を読み込んで、その電圧が所定の電圧範囲内に入っているかどうかを判定し、前記電圧が所定の電圧範囲内に入っていない状態が連続しているときには前記電極が故障しているとして、前記表示部にエラー表示をすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の加熱調理器。
  8. 前記ふきこぼれ監視回路を強制的に実行させる専用スイッチを操作部に設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の加熱調理器。
  9. 前記ふきこぼれ監視回路は、前記専用スイッチのオン操作を検知したときには、差分値と比較する前記所定閾値を変更することを特徴とする請求項8記載の加熱調理器。
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