以下、図面を参照して一実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る注文処理システム100の構成を示す図である。
この注文処理システム100は、飲食店や販売店などのような顧客の注文に応じて飲食サービスや商品販売サービスなどの様々なサービスを提供する様々な施設で利用可能である。ただし以下においては、飲食店での利用に適応するものとして構成された注文処理システム100について説明することとする。
注文処理システム100は、複数の情報端末1、複数のハンディ端末2、複数の伝票プリンタ3およびステーション4をLAN(local area network)5にそれぞれ接続して構成される。ただし、ハンディ端末2は、無線アクセスポイント6を介してLAN5に接続される。情報端末1、ハンディ端末2および伝票プリンタ3は、図1では2つずつを図示しているが、その数はそれぞれに任意である。情報端末1、ハンディ端末2および伝票プリンタ3は、1つのみが設けられても良い。
情報端末1は、例えば接客フロアやチェックアウトカウンタに設置される。情報端末1は、顧客に対する案内、受注、給仕(配膳)、あるいは会計などの各種の業務に関する処理を行う。そして、接客フロアに設置された情報端末1においては、案内、受注および給仕(配膳)に関する処理が主として利用される。またチェックアウトカウンタに設置された情報端末1においては、さらに会計に関する処理が利用される。なお、情報端末1は、上記の業務の一部のみに関する処理を行うことにより、特定の用途に特化したものとしても良い。
ハンディ端末2は、オーダー入力のための店員の操作を入力するための端末装置である。ハンディ端末2は、入力した操作に従ってオーダー情報を生成し、このオーダー情報を無線送信する。ハンディ端末2から無線送信されたオーダー情報は、無線アクセスポイント6およびLAN5を介してステーション4に伝送される。ハンディ端末2は、入力ずみのオーダーの内容やオーダー品目の提供状況などを店員に確認させるために表示する端末装置でもある。これらの店員に確認させる情報は、ステーション4からLAN5および無線アクセスポイント6を介してハンディ端末2へと伝送される。
伝票プリンタ3は、例えば接客フロアやキッチンに設置される。接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、オーダー情報に基づく注文伝票を顧客のために印刷する。すなわち、接客フロアに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるカスタマープリンタである。またキッチンに設置された伝票プリンタ3は、オーダー情報に基づく調理指示伝票を調理人のために印刷する。すなわち、キッチンに設置された伝票プリンタ3は、いわゆるキッチンプリンタである。
ステーション4は、例えばバックヤードに設置され、情報端末1やハンディ端末2から送信された各種の情報を集計処理し、飲食店の営業に拘わる管理業務に関する処理を行う。またステーション4は、店員に確認させる情報を生成し、ハンディ端末2へと送信する。なおステーション4は、複数の情報端末1で共通に利用される情報の管理処理を行うこともある。
図2はハンディ端末2およびステーション4のブロック図である。
ハンディ端末2は、CPU(central processing unit)2a、ROM(read-only memory)2b、RAM(random-access memory)2c、大容量メモリ2d、LCD(liquid crystal display)2e、LED(light emitting diode)2f、表示コントローラ2g、タッチセンサ2h,2i、ボタンユニット2j、入力コントローラ2kおよび無線LAN通信部2mを含む。このうち、CPU2a、ROM2b、RAM2c、大容量メモリ2d、表示コントローラ2g、入力コントローラ2kおよび無線LAN通信部2mは、バスラインにそれぞれ接続されている。LCD2eおよびLED2fは表示コントローラ2gに接続されている。タッチセンサ2h,2iおよびボタンユニット2jは、入力コントローラ2kに接続されている。
CPU2aは、ROM2bや大容量メモリ2dに記憶されたプログラムに従って、前述した各種の業務に関する各種の処理や後述する処理を実行する。
ROM2bは、CPU2aの処理手順を記述したプログラムや、CPU2aが各種の処理を実行する上で必要なデータなどを記憶している。
RAM2cは、CPU2aが各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。例えばRAM2cには、LCD2eで表示するユーザインタフェース画像を表す画像データを記憶する。またRAM2cは、CPU2aが各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
大容量メモリ2dは、不揮発性で、かつ書き替え可能な半導体メモリであり、典型的にはフラッシュメモリが利用できる。大容量メモリ2dは、CPU2aの処理手順を記述したプログラムや、CPU2aが各種の処理を実行する上で必要な各種のファイルを記憶する。
LCD2eは、表示コントローラ2gにより駆動されて画像を表示する。
LED2fは、表示コントローラ2gにより駆動されて点灯する。
表示コントローラ2gは、CPU2aの制御の下に転送されてくる画像データに応じた画像が表示されるようにLCD2eを駆動する。表示コントローラ2gは、CPU2aの制御の下に、LED2fの点灯/消灯を制御する。
タッチセンサ2hは、LCD2eの表示面および複数の機能のそれぞれが対応付けられた機能ボタンや複数の置数ボタンを表した印刷面に積層配置される。タッチセンサ2hは、LCD2eの表示画面や上記の印刷面への店員によるタッチがなされた際に、そのタッチ位置に応じた検出信号を出力する。
タッチセンサ2iは、複数の機能のそれぞれが対応付けられた機能ボタンが印刷などにより表されたシートに積層配置される。タッチセンサ2iは、上記のシートに表された機能ボタンへの店員によるタッチがなされた際に、そのタッチ位置に応じた検出信号を出力する。
ボタンユニット2jは、複数のボタンスイッチを含む。
入力コントローラ2kは、タッチセンサ2h,2iから出力された検出信号に基づいて上記のタッチ位置を表す座標情報を求め、この座標情報をCPU2aへ送る。座標情報は、タッチセンサ2h,2iのどちらがタッチされたのかも識別可能である。
無線LAN通信部2mは、無線アクセスポイント6と周知の無線LAN規格に従って無線通信する。これにより無線LAN通信部2mは、CPU2aが無線アクセスポイント6およびLAN5を介してステーション4と通信可能とする。無線LAN通信部2mとしては、IEEE(The institute of electrical and engineers, Inc.)により策定されたIEEE 802.11などに準拠した既存の通信ユニットを利用できる。
図3はハンディ端末2の外観の一例を示す平面図である。なお、図3において図2と同一部分には同一符号を付している。
ハンディ端末2は、2つの筐体2n,2pを有する。筐体2n,2pは、図示しないシャフトによって連結されている。筐体2pは、シャフトを回転軸として揺動可能であり、筐体2n,2pを並列させた図3に示すような展開状態と、筐体2n,2pを互いに重ね合わせた折り畳み状態とをとり得る。筐体2nは、LCD2e、LED2f、タッチセンサ2hおよびボタンユニット2jを支持する。筐体2pは、タッチセンサ2iを支持する。CPU2a、ROM2b、RAM2c、大容量メモリ2d、表示コントローラ2g、入力コントローラ2kおよび無線LAN通信部2mは、筐体2n,2pのいずれかに収容される。また、ハンディ端末2は、筐体2n,2pのいずれかに収容されたバッテリ(図示せず)を有し、ハンディ端末2の各部はこのバッテリが出力する電力により動作する。
図2に示すようにステーション4は、CPU4a、ROM4b、RAM4c、HDD(hard disk drive)4dおよび通信インタフェース(通信I/F)4eを含む。
CPU4aは、ROM4bやHDD4dに記憶されたプログラムに従って、前述した各種の業務に関する各種の処理や後述する処理を実行する。
ROM4bは、CPU4aの処理手順を記述したプログラムや、CPU4aが各種の処理を実行する上で必要なデータなどを記憶している。
RAM4cは、CPU4aが各種の処理を実行する上で必要なデータを必要に応じて記憶する。RAM4cは、CPU4aが各種の処理を行う際のワークエリアとしても利用される。
HDD4dは、CPU4aの処理手順を記述したプログラムや、CPU4aが各種の処理を実行する上で必要な各種のファイルを記憶する。HDD4dが記憶するファイルの1つは、注文処理システム100が設置されている飲食店で提供される品目に関するデータベースを表す。HDD4dが記憶するファイルの1つは、メニュー内品目に関するオーダーを管理するためのデータテーブル(以下、第1のオーダーテーブルと記す)を表す。メニュー内品目に関するオーダーを管理するためのデータテーブルは、既存の注文処理システムで使用されているものと同様なもので良い。しかし、そのような既存のデータテーブルとは異なる、独自のデータテーブルを用いても良い。HDD4dが記憶するファイルの1つは、メニュー外品目に関するオーダーを管理するためのデータテーブル(以下、第2のオーダーテーブルと記す)を表す。なお、HDD4dに代えて、あるいはHDD4dに加えて、大容量かつ不揮発性の半導体メモリまたはSSD(solid state drive)を用いても良い。
図4は第2のオーダーテーブルの一例を示す図である。
図4に示す第2のオーダーテーブルは、端末番号、席番、オーダー時刻および複数の品目のそれぞれのデータフィールドを含んだデータレコードを複数記述可能である。端末番号フィールドには、オーダーの入力に用いられたハンディ端末2を識別するための端末番号を記述する。席番フィールドには、オーダーした顧客の居る客席を識別するための客席番号を記述する。オーダー時刻フィールドには、オーダーが入力された時刻を記述する。品目フィールドには、オーダーされた品目の名称、数量および提供済みフラグが記述される。
通信インタフェース4eは、ハンディ端末2および伝票プリンタ3とLAN5を介して通信する。無線LAN通信部2mとしては、イーサネット(登録商標)などの汎用規格に準拠した既存のインタフェース回路を利用できる。
なお、ステーション4は、例えば汎用のサーバ装置やコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることができる。このときにステーション4は、必要なプログラムが上記のサーバ装置やコンピュータ装置に予め記憶された状態にて販売や譲渡がなされても良いし、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介した通信により販売または譲渡されたプログラムが任意に上記のサーバ装置やコンピュータ装置にインストールされても良い。
次に以上のように構成された注文処理システム100の動作について説明する。
筐体2pに取り付けられたシートに表されている機能ボタンのいずれかを店員がタッチすると、タッチセンサ2iからの検出信号出力に応じた座標情報が入力コントローラ2kからCPU2aへと与えられる。これに応じてCPU2aは、座標情報と機能ボタンとの関連付けを記述したデータテーブル(例えば大容量メモリ2dに記憶される)を参照することなどによって、タッチされた機能ボタンを判定する。そしてCPU2aは、タッチされた機能ボタンに応じたユーザインタフェース画像を表示するように表示コントローラ2gに指示する。この指示を受けて表示コントローラ2gは、該当するユーザインタフェース画像を表示するようにLCD2eを駆動する。なお、各種のユーザインタフェース画像を表す画像データは、例えば大容量メモリ2dに記憶される。
例えば、図3に示す機能ボタンB1がタッチされた場合、CPU2aは図3に示すようなユーザインタフェース画像IM1をLCD2eに表示させる。ユーザインタフェース画像IM1は、メニュー外品目の注文を入力するためのものである。
オーダーされた品目を指定するようにユーザインタフェース画像IM1が表示された画面に店員がタッチすると、タッチセンサ2hからの検出信号出力に応じた座標情報が入力コントローラ2kからCPU2aへと与えられる。これに応じてCPU2aは、座標情報と品目との関連付けを記述したデータテーブル(例えば大容量メモリ2dに記憶される)を参照することなどによって、オーダーされた品目を判定する。そしてCPU2aは、オーダーされた品目のリストを表したオーダーリストファイルをRAM2cに作成する。具体的には例えば、ユーザインタフェース画像において品目の品名が表されたボタンをタッチしてから、数値を入力するように置数ボタンをタッチするような操作が店員によりなされたならば、CPU2aは、その入力された数値を数量として品名に関連付けた情報をオーダーリストファイルに追加する。なお、例えばユーザインタフェース画像IM1において品目の品名が表されたボタンをタッチしてから、取消ボタンB2をタッチするような操作が店員によりなされたならば、CPU2aは、タッチされたボタンに表された品名の品目に関する情報をオーダーリストファイルから除外する。
一方、図3に示す機能ボタンB3を店員がタッチすると、CPU2aは確認用のユーザインタフェース画像をステーション4に要求する。この要求に応じてCPU4aは、例えば図5に示すようなユーザインタフェース画像IM2を表す画像データを作成し、この画像データを要求元のハンディ端末2へと送信する。そしてCPU2aは、この画像データに基づいてユーザインタフェース画像IM2を図5に示すようにLCD2eに表示させる。ユーザインタフェース画像は、オーダー済みの品目の一覧を示す。またユーザインタフェース画像IM2は、オーダー済みの品目のそれぞれに並べてチェックボックスを表している。提供済みの品目に並べられたチェックボックスには、チェックマークが表される。未提供の品目に並べられたチェックボックスは、空欄である。
ユーザインタフェース画像IM2に表された品目をタッチしてから、取消ボタンB2をタッチするような操作が店員によりなされたならば、CPU2aは、タッチされたボタンに表された品名の品目に関する情報を削除品目として表すオーダーリストファイルをRAM2cに作成する。
送信ボタンB4を店員がタッチすると、CPU2aはRAM2cに上記のように作成したオーダリストファイルを含んだオーダー情報をステーション4に送信する。オーダー情報には、ハンディ端末2の端末番号や、オーダーした顧客が居る客席の席番なども含む。
ハンディ端末2から送信されたオーダー情報は、通信インタフェース4eが受信してRAM4cまたはHDD4dに書き込む。そしてこのことをトリガとして、CPU4aは図6に示す処理を開始する。
ステップSa1においてCPU4aは、メニュー内品目に関する情報がオーダー情報に含まれるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa1からステップSa2に進む。
ステップSa2においてCPU4aは、オーダーテーブルに追加登録すべきメニュー内品目があるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa2からステップSa3へ進む。ステップSa3においてCPU4aは、オーダーテーブルに追加登録すべきメニュー内品目に関する情報(例えば、席番、品名および数量など)をオーダー情報から抽出し、これをオーダー情報が受信した時刻などの他の必要な情報と関連付けたデータレコードとして第1のオーダーテーブルに登録する。こののち、CPU4aはステップSa4へ進む。なお、ステップSa2においてNOと判定したならばCPU4aは、ステップSa2からステップSa3を行うことなくステップSa4へ進む。
ステップSa4においてCPU4aは、オーダーテーブルから削除すべきメニュー内品目があるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa4からステップSa5へ進む。ステップSa5においてCPU4aは、オーダーテーブルから削除すべきメニュー内品目に関する情報(例えば、席番および品名)をオーダー情報から抽出し、その情報により特定されるメニュー内品目の情報を第1のオーダーテーブルから削除する。こののち、CPU4aはステップSa6へ進む。なお、ステップSa4においてNOと判定したならばCPU4aは、ステップSa4からステップSa5を行うことなくステップSa6へ進む。
ステップSa6においてCPU4は、メニュー内品目の新たなオーダーやオーダー済みのメニュー内品目に関する取り消しなどの内容を表した注文伝票や調理指示伝票を印刷させるために、伝票情報を伝票プリンタ3に送信する。なお、この処理としては、周知の処理をそのまま適用できる。
伝票情報を送信し終えたならばCPU4aは、ステップSa6からステップSa7へ進む。ところで、ステップSa1においてNOと判定した場合、すなわちメニュー内品目に関する情報がオーダー情報に含まれない場合には、CPU4aはステップSa1からステップSa2乃至Sa6の処理を行うことなくステップSa7へ進む。
ステップSa7においてCPU4aは、メニュー外品目に関する情報がオーダー情報に含まれるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa7からステップSa8に進む。
ステップSa8においてCPU4aは、オーダーテーブルに追加登録すべきメニュー外品目があるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa8からステップSa9へ進む。ステップSa9においてCPU4aは、オーダーテーブルに追加登録すべきメニュー外品目に関する情報(例えば、席番、品名および数量など)をオーダー情報から抽出し、これをオーダー情報が受信した時刻などの他の必要な情報と関連付けたデータレコードとして第2のオーダーテーブルに登録する。なおこのときに提供済みフラグは、未提供を表す状態(例えば「0」)としておく。こののち、CPU4aはステップSa10へ進む。なお、ステップSa8においてNOと判定したならばCPU4aは、ステップSa8からステップSa9を行うことなくステップSa10へ進む。
ステップSa10においてCPU4aは、オーダーテーブルから削除すべきメニュー外品目があるか否かを確認する。そしてここでYESと判定したならばCPU4aは、ステップSa10からステップSa11へ進む。ステップSa11においてCPU4aは、オーダーテーブルから削除すべきメニュー外品目に関する情報(例えば、席番および品名)をオーダー情報から抽出し、その情報により特定されるメニュー内品目の情報を第2のオーダーテーブルから削除する。
そして、ステップSa11の処理を完了したならばCPU4aは、図6に示す処理を終了する。なお、ステップSa7においてNOと判定した場合、すなわちメニュー外品目に関する情報がオーダー情報に含まれない場合には、CPU4aはステップSa7からステップSa8乃至Sa11を行うことなしに図6に示す処理を終了する。またステップSa10においてNOと判定した場合、すなわちオーダーテーブルから削除すべきメニュー外品目がない場合には、CPU4aはステップSa10からステップSa11を行うことなしに図6に示す9処理を終了する。
以上のようにして、ハンディ端末2での店員の操作に応じてメニュー内品目およびメニュー外品目のそれぞれについてのオーダーの状況がハンディ端末2においてCPU2aにより判定される。そして、メニュー内品目についてのオーダーの状況が第1のオーダーテーブルによって管理される。またメニュー外品目についてのオーダーの状況が第2のオーダーテーブルによって管理される。
さて、ハンディ端末2において図5に示したようにユーザインタフェース画像IM2を表示している状態で、空欄のチェックボックスが店員によりタッチされた場合にCPU2aは、タッチされたチェックボックスが並べられた品目の提供が完了したことを示す情報をステーション4に送る。この情報を通信インタフェース4eがRAM4cまたはHDD4dに書き込んだことに応じてCPU4aは、その情報に基づいて、該当する品目の提供が完了したことを認識可能なように第1のオーダーテーブルまたは第2のオーダーテーブルを更新する。第2のオーダーテーブルに関しては、CPU4aは提供済みフラグを提供済みを表す状態(例えば「1」)に変更する。そしてこの場合にCPU4aは、変更後の第1および第2のオーダーテーブルの内容を反映するようにユーザインタフェース画像IM2を更新し、その画像データをハンディ端末2へと送る。かくして、ハンディ端末2で表示されるユーザインタフェース画像IM2は、店員がタッチしたチェックボックスにチェックマークを付加して表すように更新される。
かくして、ユーザインタフェース画像IM2を目視することによって店員は、オーダー済みの品目が提供済みであるか否かを、その品目がメニュー内品目およびメニュー外品目のいずれであるかに拘わらずに確認することができる。
ところでCPU4aは、チェックタイミングが到来する毎に図7に示す処理を開始する。なお、チェックタイミングは、任意のタイミングとして定めれば良いが、例えば一定時間(1分程度)間隔とすることが想定される。
ステップSb1においてCPU4aは、第2のオーダーテーブルに含まれるデータレコードのうちで今回の処理の中でまだ選択していないものを1つ選択し、それをチェックレコードとする。
ステップSb2においてCPU4aは、チェックレコードに含まれるオーダー時刻から現時点までの経過時間を算出する。
ステップSb3においてCPU4aは、経過時間が第1の許容値を超えているか否かを確認する。なお、第1の許容値は任意であって良いが、数分程度とすることが想定される。そしてYESと判定した場合にCPU4aは、ステップSb3からステップSb4へ進む。
ステップSb4においてCPU4aは、チェックレコードに含まれた端末番号で識別されるハンディ端末2に警告表示情報を送信する。警告表示情報は、ハンディ端末2にて表示させる警告画像を表す情報である。該当するハンディ端末2では、無線LAN通信部2mが警告表示情報を受信してRAM2cまたは大容量メモリ2dに書き込む。そしてこれに応じてCPU2aは、警告表示情報に基づく警告画像を表示するように表示コントローラ2gに指示する。表示コントローラ2gは、CPU2aからの指示に応じて警告画像を表示するようにLCD2eを駆動する。このときに表示コントローラ2gが、LED2fを点灯させるようにしても良い。
図8は警告画像IM3の表示例を示す図である。
警告画像IM3を目視することによって店員は、オーダーを受けたメニュー外品目についての提供をまだ完了していないことと、それがどの客席に関するかを認識することができる。そして、提供していないメニュー外品目は、機能ボタンB3を店員がタッチすることによって、前述したように図5に示すようなユーザインタフェース画像IM2を表示させることにより店員が確認することが可能である。なお、警告画像IM3の中に、チェックレコードに含まれた品名を現しても良い。このようにすれば、店員は警告画像IM3から提供していないメニュー外品目が何であるかを判断できる。
続いてステップSb5においてCPU4aは、経過時間が第2の許容値を超えているか否かを確認する。なお、第2の許容値は任意であって良いが、第1の許容値よりも大きい。そしてYESと判定した場合にCPU4aは、ステップSb5からステップSb6へ進む。
ステップSb6においてCPU4aは、予め管理者端末として定められたハンディ端末2に警告表示情報を送信する。ここで送信する警告表示情報は、ステップSb3で送信する警告表示情報と同内容であっても良いし、異なる内容であっても良い。該当するハンディ端末2では、無線LAN通信部2mが警告表示情報を受信してRAM2cまたは大容量メモリ2dに書き込む。そしてこれに応じてCPU2aは、警告表示情報に基づく警告画像を表示するように表示コントローラ2gに指示する。表示コントローラ2gは、CPU2aからの指示に応じて警告画像を表示するようにLCD2eを駆動する。このときに表示コントローラ2gが、LED2fを点灯させるようにしても良い。
図9は警告画像IM4の表示例を示す図である。
警告画像IM3は、警告画像IM3が表す情報に加えて、長時間に渡り提供していないメニュー外品目のオーダーの受け付けに使用されたハンディ端末2の端末番号を表す。従って警告画像IM4を目視することによって管理者は、オーダーを受けたメニュー外品目についての提供をまだ完了していないことと、それがどの客席に関するかの他に、どの店員がメニュー外品目の提供を適切に行っていないのかを確認することができる。
ステップSb6の処理を完了したならばCPU4aは、ステップSb6からステップSb7へ進む。ステップSb3でNOと判定した場合、すなわち経過時間が第1の許容値以下であるならばCPU4aは、ステップSb3からステップSb4乃至Sb6を行うことなしにステップSb7へ進む。また、ステップSb5でNOと判定した場合、経過時間が第2の許容値以下であるならばCPU4aは、ステップSb5からステップSb6を行うことなしにステップSb7へ進む。
ステップSb7においてCPU4aは、未選択のデータレコードがあるか否かを確認する。そしてYESと判定したならばCPU4aは、ステップSb1以降の処理を繰り返すことにより、第2のオーダーテーブルに含まれる各データレコードをそれぞれチェックレコードとして前述の処理を繰り返す。そして第2のオーダーテーブルに含まれる全てのデータレコードをそれぞれチェックレコードとして前述の処理をし終えたならば、CPU4aはステップSb7においてNOと判定し、図7に示す処理を終了する。
なお、第1の許容値および第2の許容値は、固定的に定められても良いし、注文処理システム100のユーザが指定する任意の値を適用しても良い。そして、注文処理システム100のユーザが指定する任意の値を適用すれば、ユーザニーズに応じた動作が可能となる。
さて、以上のような処理がチェックタイミング毎に繰り返されるので、経過時間が第1の許容値や第2の許容値を超えている場合には、既に警告画像IM3,IM4の表示を行ったか否かに拘わらずに、チェックタイミング毎に警告画像IM3,IM4の表示が繰り返し行われる。これにより、警告画像IM3,IM4を表示したにも拘わらずに該当するメニュー外品目の提供がなされない状態が継続するならば、そのことの警告が繰り返し行われることになり、そのような状況を店員や管理者に確実に認識させることができる。ただし、予め定められた回数に渡り警告画像IM3,IM4を表示したならば、それ以降は警告画像IM3,IM4を表示しないこととしても良い。この場合の表示回数を、注文処理システム100のユーザが指定する任意の回数とすれば、ユーザニーズに応じた動作が可能となる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
1つのハンディ端末2の大容量メモリ2dに、そのハンディ端末2でオーダーされたことが判定されたメニュー外品目についてのみ記述したオーダーテーブルを記憶しておいて、ユーザインタフェース画像IM2の表示のための処理や警告画像IM3の表示のための処理をCPU2aにおいて行っても良い。
複数のステーション4を設けて、これら複数のステーション4において上述したステーション4における処理を分担して行っても良い。またステーション4は、店舗内に設けられなくても良い。
このよう注文処理システムの実現には、クラウドコンピューティングを利用できる。より具体的には、software as a service(SaaS)と称されるソフトウェア提供形態が適する。
図10は注文処理システム200の構成を示す図である。なお、図10において図1と同一部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この注文処理システム200は、注文処理システム100におけるステーション4に代えてクラウド21を利用する
クラウド21はさらに、複数のサーバ装置21aを含む。これら複数のサーバ装置21aは互いに通信可能に構成される。ただしサーバ装置21aは、1つのみであっても良い。
ハンディ端末2は、前述したような専用のハンディ端末を用いずに、デスクトップタイプやノートブックタイプなどの種々のコンピュータ、携帯電話装置、携帯情報端末(PDA)、あるいはスマートフォンなどの各種の情報機器をハードウェアとして利用できる。タブレット型の携帯情報端末などは、ハンディ端末2の代わりに用いるのに好適である。これらの情報機器を利用してハンディ端末2を実現する場合、上述のハンディ端末2が備える各種の機能を実現するためのプログラムは、ハンディ端末2としての情報機器が有する記憶ユニットに予め記憶させておいても良いし、上記のプログラムをクラウド21が有する記憶ユニットに記憶しておき、必要に応じてクラウド21からハンディ端末2としての情報機器へと与えるようにしても良い。上記のプログラムをクラウド21からハンディ端末2としての情報機器へと与える場合には、サーバ装置21aのうちの少なくとも1つに、上記のプログラムをハンディ端末2へと送信する機能を備える。
報知動作は、警報音の発生、音声メッセージの出力、あるいはバイブレータによる振動などのような表示以外の動作を表示に代えて、あるいは表示と組み合わせて行っても良い。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。