JP2012181733A - 情報端末および携帯情報端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を軽減することが可能な情報端末を提供する。
【解決手段】スマートフォン100(情報端末)は、ユーザから情報を受け付けるための複数の入力項目を表示する表示部2と、複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部2に表示する制御を行うCPU5とを備える。
【選択図】図2

Description

この発明は、情報端末および携帯情報端末に関し、特に、複数の入力項目を表示可能な情報端末および携帯情報端末に関する。
従来、複数の入力項目を表示可能な情報端末が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、ユーザから情報を受け付けるための複数のGUI(グラフィカルユーザインタフェース)要素(入力項目)を表示する表示部と、GUI要素とマウスポインタとの距離を検出するプロセッサ(制御部)とを備えたコンピュータ(情報端末)が開示されている。このコンピュータは、ユーザがマウスポインタを移動することによってGUI要素とマウスポインタとの距離が所定の距離以下になった場合に、そのGUI要素を次の入力項目として強調表示するとともにマウスポインタをそのGUI要素上に移動する制御を行うように構成されている。これにより、情報を入力する際のユーザの負担を軽減している。
特開2000−305685号公報
しかしながら、上記特許文献1のコンピュータ(情報端末)では、ユーザは、情報を入力する際に、次に情報を入力するGUI要素(入力項目)にマウスポインタを近づける操作を自ら行うことによって次のGUI要素を選択する必要があるので、入力項目に情報を入力する際に、ユーザに負担が掛かるという不都合がある。このため、上記特許文献1のコンピュータ(情報端末)では、入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を十分に軽減することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、複数の入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を軽減することが可能な情報端末および携帯情報端末を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による情報端末は、ユーザから情報を受け付けるための複数の入力項目を表示する表示部と、複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示する制御を行う制御部とを備える。
この発明の第1の局面による情報端末では、上記のように、複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示する制御を行う制御部を設けることによって、ユーザが選択状態にある入力項目に情報を入力した場合に、制御部により、自動的に次の入力項目が情報を入力可能な選択状態で表示されるので、ユーザは、マウスポインタを移動させるなど、次の入力項目を選択する操作を自ら行う必要がない。これにより、複数の入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を軽減することができる。
上記第1の局面による情報端末において、好ましくは、制御部は、複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示することによって、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示させるように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を介して、容易に、次の入力項目に情報を入力することができるので、ユーザの負担をより軽減することができる。
この場合、好ましくは、制御部は、複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目が表示部の表示領域外に位置している場合には、次の入力項目を表示部の表示領域内に移動することによって、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示させるように構成されている。このように構成すれば、次の入力項目が表示領域外に位置している場合でも、制御部により、自動的に次の入力項目が表示領域内に移動されるので、ユーザ自らが、画面をスクロールさせるなど、次の入力項目を表示領域内に移動する操作を行う必要がない。その結果、次の入力項目が表示領域外に位置している場合でも、ユーザに負担が掛かるのを抑制することができる。この効果は、特に、画面が小さいために入力項目の全てを画面に表示することができない携帯型の情報端末に有効な効果である。
上記情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示する構成において、好ましくは、次の入力項目に対応する情報を選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、次の入力項目に対応する情報の選択リストを含み、次の入力項目に対応する情報を書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、次の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを含む。このように構成すれば、ユーザは、選択リストから所望の情報を選択するだけで容易に次の入力項目に情報を入力することができるとともに、カーソルが表示された位置に文字情報を書き込むだけで容易に次の入力項目に文字情報を入力することができる。
上記情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示する構成において、好ましくは、制御部は、複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目を表示する第1表示領域とは異なる第2表示領域に、直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示するとともに、第1表示領域および第2表示領域とは異なる第3表示領域に、次の入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、次の入力項目に対応するグラフィカルユーザインタフェース要素に加えて、直前に選択状態であった入力項目に対応するグラフィカルユーザインタフェース要素も表示されるので、ユーザは、直前に選択状態であった入力項目に対して、グラフィカルユーザインタフェース要素を介して容易に情報を入力し直すことができる。
上記第2表示領域に直前に選択状態であった入力項目のグラフィカルユーザインタフェース要素を表示する構成において、好ましくは、第2表示領域に表示される直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素には、ユーザにより選択済みの情報以外の他の情報が選択可能に表示されるように構成されている。このように構成すれば、直前に選択状態であった入力項目に対して選択済みの情報が表示されない分、限られたスペースの第2表示領域に選択済みの情報以外の他の情報(他の選択肢)をより多く表示することができる。
上記第1の局面による情報端末において、好ましくは、制御部は、複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目を表示する表示領域の中央部近傍に次の入力項目を移動する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、表示領域内の最も目立つ中央部近傍に次の入力項目が表示されるので、次の入力項目をユーザに容易に認識させることができる。
この発明の第2の局面による携帯情報端末は、ユーザから情報を受け付けるための複数の入力項目のうちの一部の入力項目を同一画面上に表示可能な大きさの表示部と、複数の入力項目のうち、ユーザが情報を入力可能な選択状態にある入力項目に情報を入力した場合に、複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示する制御を行う制御部とを備える。
この発明の第2の局面による携帯情報端末では、上記のように、複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部に表示する制御を行う制御部を設けることによって、ユーザが選択状態にある入力項目に情報を入力した場合に、制御部により、自動的に次の入力項目が情報を入力可能な選択状態で表示されるので、ユーザは、マウスポインタを移動させるなど、次の入力項目を選択する操作を自ら行う必要がない。これにより、複数の入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を軽減することができる。また、同一画面上に複数の入力項目のうちの一部の入力項目しか表示することができない小型の表示部を備えた携帯情報端末においては、表示画面上でのユーザの操作を減らすことによってユーザの負担を軽減可能な本発明はより有効である。
本発明の第1および第2実施形態によるスマートフォンを示した正面図である。 本発明の第1および第2実施形態によるスマートフォンの構成を示したブロック図である。 本発明の第1および第2実施形態によるスマートフォンがウェブページを表示した状態を示した図である。 本発明の第1および第2実施形態によるスマートフォンにより表示可能なウェブページ全体を示した図である。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンの情報入力時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンにおいてチェックインの日にちのコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンにおいてクーポン番号のテキストボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンにおいてチェックアウトの月のコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンにおいて予算のコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第1実施形態によるスマートフォンにおいて一部屋ご利用人数のコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第2実施形態によるスマートフォンにおいて予算のコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第2実施形態によるスマートフォンにおいて一部屋ご利用人数のコンボボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第2実施形態によるスマートフォンにおいてクーポン番号のテキストボックスが選択状態である画面を示した図である。 本発明の第2実施形態によるスマートフォンの情報入力時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1実施形態の変形例のスマートフォンによる情報入力時の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
まず、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態によるスマートフォン100の構成について説明する。なお、スマートフォン100は、本発明の「情報端末」および「携帯情報端末」の一例である。
本発明の第1実施形態によるスマートフォン100は、図1に示すように、正面から見て略矩形形状の本体部1と、本体部1の正面側に配置されたタッチパネル式の表示部2とを備えている。また、スマートフォン100の本体部1の内部には、図2に示すように、表示部2に文字や画像などの情報を表示する情報表示部3と、ユーザにより指示されたタッチパネル上の位置情報を受け付ける位置情報受付部4と、各部を制御するCPU5とを備えている。なお、CPU5は、本発明の「制御部」の一例である。
表示部2は、図1に示すように、略矩形形状を有している。また、表示部2は、HTML(HyperText Markup Language)により記載されたウェブページを表示可能に構成されている。具体的には、表示部2は、図3に示すように、HTMLにより記載されたPC(パーソナルコンピュータ)画面110(図4参照)用のウェブページを表示可能に構成されている。なお、表示部2は、PC画面110に比べて表示領域が小さいため、PC画面110に表示可能な範囲の一部だけが表示されるように構成されている。たとえば、図4に示す宿泊施設の検索ページのように複数の入力項目(コンボボックス111〜118およびテキストボックス119)を含むウェブページの場合には、図3に示すように、表示部2には、PC画面110に表示可能な複数の入力項目のうちの一部の入力項目だけが表示される。
情報表示部3および位置情報受付部4は、図2に示すように、I/F(インタフェース)6を介してCPU5に接続されている。また、情報表示部3および位置情報受付部4は、互いに重ね合わされた状態で表示部2に設けられている。
CPU5は、ROM7に格納されたプログラムを実行することによって各種の処理を実行するように構成されている。また、CPU5は、各種の処理を実行する際に、RAM8に一時的に情報を記憶させるように構成されている。
次に、図3〜図10を参照して、本発明の第1実施形態によるスマートフォン100のCPU5により実行される情報入力時の処理について説明する。
まず、図5のステップS1において、CPU5は、図3に示すように、表示部2に初期画面を表示する制御を行う。そして、CPU5は、ステップS2において、ユーザによる操作があったか否かを判断し、操作があるまでこの判断を繰り返す。ユーザによる操作があると、ステップS3において、CPU5は、操作内容が決定ボタン120(図4参照)の押下であるか否かを判断し、決定ボタン120が押下された場合には、そのまま情報入力時の処理を終了する。第1実施形態の宿泊施設の検索画面において、決定ボタン120が押下されると、表示部2の表示が宿泊施設の検索画面から別のウェブページに移行される。
ユーザによる操作が決定ボタン120の押下ではない場合、CPU5は、ステップS4において、ユーザによる操作が選択状態の入力項目に情報を入力する操作であるか否かを判断する。ここで、選択状態の入力項目とは、情報を入力することが可能な状態の入力項目(コンボボックスおよびテキストボックス)であり、第1実施形態では、複数の入力項目のうちのいずれか1つの入力項目だけが選択状態になる。すなわち、同時に、複数の入力項目が選択状態にはならない。また、第1実施形態では、選択状態の入力項目は、図6〜図10に示すように、他の入力項目と識別可能なように色分けされて強調表示される。また、初期画面では、図3に示すように、いずれの入力項目も選択状態にはなっていない。そのため、ユーザによる操作が初期画面において行われた場合には、CPU5は、ステップS4において、選択状態の入力項目には情報が入力されていないと判断して、ステップS5の動作に進む。
そして、CPU5は、ステップS5において、ユーザによる操作がいずれかの入力項目を押下(選択)する操作であるか否かを判断する。ユーザが入力項目を押下(選択)した場合には、CPU5は、ステップS6において、ユーザにより押下(選択)された入力項目を選択状態に変更する。具体的には、図3に示す初期画面において、ユーザがチェックインの日にちのコンボボックス21(入力項目)を押下(選択)した場合には、CPU5は、図6に示すように、そのコンボボックス21を選択状態にして強調表示する制御を行う。また、CPU5は、ステップS7において、選択状態の入力項目に対応する選択リストまたは選択状態の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを表示する制御を行う。図6に示す例では、選択状態であるチェックインの日にちのコンボボックス21に対応する選択リスト21aが、コンボボックス21の一部に重なるように表示される。また、図7に示すように、テキストボックス22が選択状態になると、テキストボックス22内に文字情報を書き込み可能なカーソル22aが表示される。
また、ユーザが入力項目を押下していなければ、CPU5は、ステップ8において、選択状態にされた入力項目に対してその選択状態を解除する。すなわち、ユーザによる操作が、決定ボタン120(図4参照)の押下、選択状態の入力項目への情報入力、および、入力項目の押下(選択)のいずれでもない場合に、CPU5は、ステップS8に進んで入力項目の選択状態を解除する。これにより、いずれの入力項目も選択されていない状態になる。また、ステップS8に進む場合のユーザの操作例としては、宿泊施設の検索ページ内の入力項目および決定ボタン120(図4参照)以外の余白部分をタッチする操作である。
また、CPU5は、ステップS4の判断において、選択状態の入力項目に情報が入力されたと判断した場合には、ステップS9において、その入力内容を受け付ける。たとえば、ユーザが図6の選択リスト21aからチェックインの日にちとして「29日」を選択(入力)した場合には、CPU5は、図8に示すように、チェックインの日にちのコンボボックス21に「29日」を表示させる。また、CPU5は、ステップS10において、次の入力項目を表示領域の中央部に移動する。すなわち、次の入力項目が表示領域の中央部になるように宿泊施設の検索ページの表示範囲を移動する。具体的には、図6に示すチェックインの日にちのコンボボックス21(入力項目)に情報が入力された場合には、図8に示すように、次の入力項目としてのチェックアウトの月のコンボボックス23を表示領域の中央部に移動する。なお、第1実施形態では、CPU5は、そのウェブページのHTMLの記載順序に基づいて、次の入力項目を判断している。
また、ステップS11において、CPU5は、表示領域の中央部に位置する次の入力項目(図8の例ではコンボボックス23)を選択状態にして強調表示する制御を行う。さらに、CPU5は、ステップS7において、選択状態の入力項目に対応する選択リストまたは選択状態の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを表示する制御を行う。図8に示す例では、選択状態であるチェックアウトの月のコンボボックス23に対応する選択リスト23aが、コンボボックス23の一部に重なるように表示される。
また、第1実施形態では、ステップS9〜S11の動作において、情報が受け付けられた入力項目の次の入力項目が表示領域内に位置していない(表示領域外に位置している)場合でもあっても、CPU5は、次の入力項目が表示領域内に位置している場合と同様に、次の入力項目が表示領域の中央部に位置するように表示範囲をずらすとともに、次の入力項目を選択状態に変更する。具体的には、図9に示すように、表示領域の下部に位置する予算のコンボボックス24に対して情報が入力された(選択リスト24aから情報が選択された)場合に、表示領域外に位置する次の入力項目(一部屋ご利用人数のコンボボックス25)を、図10に示すように、表示領域の中央部に移動する。そして、CPU5は、図8の例と同様に、次の入力項目(一部屋ご利用人数のコンボボックス25)を強調表示するとともに、次の入力項目に対応する選択リスト25aを表示する制御を行う。
第1実施形態では、上記のように、複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部2に表示する制御を行うCPU5を設けることによって、ユーザが選択状態にある入力項目に情報を入力した場合に、CPU5により、自動的に次の入力項目が情報を入力可能な選択状態で表示されるので、ユーザは、マウスポインタを移動させるなど、次の入力項目を選択する操作を自ら行う必要がない。これにより、複数の入力項目に情報を入力する際に、ユーザの負担を軽減することができる。また、同一画面上に複数の入力項目のうちの一部の入力項目しか表示することができない小型の表示部2を備えた第1実施形態によるスマートフォン100においては、表示画面上でのユーザの操作を減らすことによってユーザの負担を軽減可能な本発明はより有効である。
また、第1実施形態では、選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目に対応する情報を選択可能な選択リスト、または、次の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを表示することによって、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部2に表示させるようにCPU5を構成する。このように構成すれば、ユーザは、選択リストから所望の情報を選択するだけで容易に次の入力項目に情報を入力することができるとともに、カーソルが表示された位置に文字情報を書き込むだけで容易に次の入力項目に文字情報を入力することができる。
また、第1実施形態では、選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目が表示部2の表示領域外に位置している場合には、次の入力項目を表示部2の表示領域内に移動することによって、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部2に表示させるようにCPU5を構成する。このように構成すれば、次の入力項目が表示領域外に位置している場合でも、CPU5により、自動的に次の入力項目が表示領域内に移動されるので、ユーザ自らが、画面をスクロールさせるなど、次の入力項目を表示領域内に移動する操作を行う必要がない。その結果、次の入力項目が表示領域外に位置している場合でも、ユーザに負担が掛かるのを抑制することができる。この効果は、特に、画面が小さいために入力項目の全てを画面に表示することができない小型の表示部2を備えた第1実施形態によるスマートフォン100に有効な効果である。
また、第1実施形態では、選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、複数の入力項目を表示する表示領域の中央部に次の入力項目を移動する制御を行うようにCPU5を構成する。このように構成すれば、表示領域内の最も目立つ中央部に次の入力項目が表示されるので、次の入力項目をユーザに容易に認識させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態とは異なり、選択状態の入力項目に対応する選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルを表示するとともに、直前に選択状態であった入力項目に対応する選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルを表示する構成について説明する。
第2実施形態では、CPU5は、いずれかの入力項目が選択状態である場合に、図11〜図13に示すように、表示部2全体の表示領域を第1表示領域201、第2表示領域202および第3表示領域203の3つの表示領域に分割する制御を行うように構成されている。第1表示領域201は、表示部2全体の表示領域の下部を除いた部分(中央部および上部を含む部分)に配置される。また、第2表示領域202は、表示部2全体の表示領域の下部の左側部分に配置され、第3表示領域203は、表示部2全体の表示領域の下部の右側部分に配置される。
次に、図11〜図14を参照して、本発明の第2実施形態によるスマートフォン100のCPU5により実行される情報入力時の処理について説明する。
図14のステップS21〜S23までの動作は、それぞれ、上記第1実施形態のステップS1〜S3(図5参照)までの動作と同様であるため、その説明を省略する。ステップS23の後、ステップS24において、CPU5は、ユーザによる操作がいずれかの入力項目に情報を入力する操作であるか否かを判断する。ユーザの操作がいずれかの入力項目に情報を入力する操作ではない場合には、CPU5は、上記第1実施形態のステップS5およびS6の動作と同様に、それぞれ、ステップS25およびS26の動作を実行する。
ここで、第2実施形態では、CPU5は、ステップS26で入力項目を選択状態に変更した後、ステップS27において、選択状態の入力項目に対応する選択リストまたは選択状態の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを第3表示領域203に表示する制御を行う。そして、CPU5は、ステップS28において、直前に選択状態であった入力項目に対応する選択リストまたは選択状態の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを第2表示領域202に表示する制御を行う。この際、第1表示領域201には、複数の入力項目が表示される。たとえば、図11に示すように、ユーザが予算のコンボボックス24(入力項目)を押下(選択)した場合には、第3表示領域203に予算のコンボボックス24に対応する選択リスト24aが表示される。この際、直前に選択状態であった入力項目が存在しない場合には、図11に示すように、第2表示領域202は空白となる。また、直前に選択状態であった入力項目が存在する場合には、図12に示す例のように、第3表示領域203には、選択状態の入力項目(一部屋ご利用人数のコンボボックス25)に対応する選択リスト25aが表示され、第2表示領域202には、直前に選択状態であった入力項目(予算のコンボボックス24)の選択リスト24aが表示される。また、CPU5は、第2表示領域202および第3表示領域203が表示されていない状態(図3参照)であれば、第2表示領域202および第3表示領域203を作成して表示領域を3つに分割した上で、ステップS27およびS28の動作を実行する。
ユーザによる操作が、決定ボタン120(図4参照)の押下、いずれかの入力項目への情報入力、および、入力項目の押下(選択)のいずれでもない場合に、CPU5は、ステップS29に進んで入力項目の選択状態を解除する。これにより、いずれの入力項目も選択されていない状態になる。また、CPU5は、ステップS30において、第2表示領域202および第3表示領域203を非表示にする。これにより、図3に示すように、表示部2の表示領域の分割が解除され、表示部2の表示領域全体に複数の入力項目が表示される。
また、CPU5は、ステップS24の判断において、いずれかの入力項目に情報が入力されたと判断した場合には、ステップS31において、ユーザの操作が選択状態の入力項目に情報を入力する操作であるか否かを判断する。選択状態の入力項目への情報の入力の場合には、CPU5は、ステップS32において、その入力内容を受け付ける。そして、CPU5は、ステップS33において、次の入力項目を第1表示領域201の中央部に移動する。具体的には、図11に示す予算のコンボボックス24(入力項目)に情報が入力された場合には、図12に示すように、次の入力項目としての一部屋ご利用人数のコンボボックス25を第1表示領域201の中央部に移動する。
また、ステップS34において、CPU5は、第1表示領域201の中央部に位置する次の入力項目(図12の例ではコンボボックス25)を選択状態にして強調表示する制御を行う。さらに、CPU5は、ステップS27において、選択状態の入力項目に対応する選択リストまたは選択状態の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを第3表示領域203に表示するとともに、直前に選択状態であった入力項目に対応する選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルを第2表示領域202に表示する制御を行う。図12に示す例では、選択状態である一部屋ご利用人数のコンボボックス25に対応する選択リスト25aが第3表示領域203に表示されるとともに、直前に選択状態であった予算のコンボボックス24に対応する選択リスト24aが第2表示領域202に表示される。この際、第2表示領域202に表示される選択リストには、ユーザにより選択済みの情報以外の情報だけが含まれる。すなわち、図12の例では、直前に選択状態であった入力項目としての予算のコンボボックス24に「5000円〜10000円」が選択されている場合、第2表示領域202には、「5000円〜10000円」の選択肢は表示されない。なお、ユーザは、一旦入力した情報を他の情報(選択肢)に変更する際に、第2表示領域202の選択リストを用いるので、第2表示領域202には、選択済みの情報を表示する必要がない。また、選択状態の入力項目が、図13に示すように、文字情報を入力するテキストボックス22の場合には、第3表示領域203には、文字情報を書き込み可能なカーソル22aが表示される。
一方、ユーザが直前に選択状態であった入力項目に対して情報を入力した場合には、CPU5は、ステップS31の判断の後、ステップS35において、その入力内容(変更内容)を受け付ける。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態では、上記第1実施形態と同様に、選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で表示部2に表示することによって、次の入力項目を選択する操作をユーザ自らが行う必要がないので、ユーザの負担を軽減することができるとともに、上記のように、CPU5を、選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、第2表示領域202に、直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択可能な選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルを表示するとともに、第3表示領域203に、次の入力項目に対応する情報を選択可能な選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルを表示する制御を行うように構成する。このように構成すれば、直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択可能な選択リストまたは文字情報を書き込み可能なカーソルが表示されるので、ユーザは、直前に選択状態であった入力項目に対して、選択リストまたはカーソルを介して容易に情報を入力し直すことができる。
また、第2実施形態では、第2表示領域202に表示される直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択可能な選択リストには、ユーザにより選択済みの情報以外の他の情報が選択可能に表示されるように構成する。このように構成すれば、直前に選択状態であった入力項目に対して選択済みの情報が表示されない分、限られたスペースの第2表示領域202に選択済みの情報以外の他の情報(他の選択肢)をより多く表示することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、情報端末および携帯情報端末の一例として、スマートフォンを示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、PDA(Personal Digital Assistants)やノート型PC(パーソナルコンピュータ)など、スマートフォン以外の携帯情報端末であってもよい。また、本発明を、携帯情報端末に限らず、据え置き型のPC(パーソナルコンピュータ)に適用してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、制御部としてのCPUが、HTMLの記載順序に基づいて次の入力項目を判断する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部が、ユーザにより予め設定された順序に基づいて次の入力項目を判断してもよいし、HTMLの記載順序およびユーザにより設定された順序以外の順序に基づいて、次の入力項目を判断してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、表示部の一例として、タッチパネル式の表示部を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、ユーザがマウスやキーボードなどを用いて情報を入力する、タッチパネル式以外の表示部であってもよい。
また、上記第1実施形態では、制御部としてのCPUにより、次の入力項目が表示領域外であるか否かに拘わらず、次の入力項目を表示領域の中央部に移動する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、次の入力項目を表示領域の中央部に移動する制御は行わず、次の入力項目が表示領域外に位置する場合にだけ、次の入力項目を表示領域内に移動する構成であってもよい。
次に、上記第1実施形態の変形例による情報入力時の処理について、図15を参照して説明する。なお、この第1実施形態の変形例による情報入力時の処理では、ステップS1〜S9およびS11における処理は、上記第1実施形態と同様であるため、その説明を省略する。CPU5は、ステップS9で入力内容を受け付けた後、ステップS40において、次の入力項目が表示領域内にあるか否かを判断する。次の入力項目が表示領域内にある場合には、ステップS11に進んで次の入力項目を選択状態に変更する。すなわち、次の入力項目が表示領域内にある場合には、次の入力項目の位置は移動されずに選択状態に変更される。一方、次の入力項目が表示領域外に位置する場合には、CPU5は、ステップS41において、次の入力項目を表示領域内に移動した後、ステップS11において、次の入力項目を選択状態に変更する。
また、上記第1および第2実施形態では、説明の便宜上、制御部としてのCPUの処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限らない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
2 表示部
5 CPU(制御部)
21、23、24、25 コンボボックス(入力項目)
21a、23a、24a、25a 選択リスト
22a カーソル
100 スマートフォン(情報端末、携帯情報端末)
201 第1表示領域
202 第2表示領域
203 第3表示領域

Claims (8)

  1. ユーザから情報を受け付けるための複数の入力項目を表示する表示部と、
    前記複数の入力項目のうちの情報を入力可能な選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、前記複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で前記表示部に表示する制御を行う制御部とを備える、情報端末。
  2. 前記制御部は、前記複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、前記次の入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示することによって、前記次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で前記表示部に表示させるように構成されている、請求項1に記載の情報端末。
  3. 前記制御部は、前記複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、前記次の入力項目が前記表示部の表示領域外に位置している場合には、前記次の入力項目を前記表示部の表示領域内に移動することによって、前記次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で前記表示部に表示させるように構成されている、請求項2に記載の情報端末。
  4. 前記次の入力項目に対応する情報を選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記次の入力項目に対応する情報の選択リストを含み、
    前記次の入力項目に対応する情報を書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素は、前記次の入力項目に対応する文字情報を書き込み可能なカーソルを含む、請求項2または3に記載の情報端末。
  5. 前記制御部は、前記複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、前記複数の入力項目を表示する第1表示領域とは異なる第2表示領域に、直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示するとともに、前記第1表示領域および前記第2表示領域とは異なる第3表示領域に、前記次の入力項目に対応する情報を選択または書き込み可能なグラフィカルユーザインタフェース要素を表示する制御を行うように構成されている、請求項2〜4のいずれか1項に記載の情報端末。
  6. 前記第2表示領域に表示される前記直前に選択状態であった入力項目に対応する情報を選択可能なグラフィカルユーザインタフェース要素には、ユーザにより選択済みの情報以外の他の情報が選択可能に表示されるように構成されている、請求項5に記載の情報端末。
  7. 前記制御部は、前記複数の入力項目のうちの選択状態にある入力項目にユーザが情報を入力した場合に、前記複数の入力項目を表示する表示領域の中央部近傍に前記次の入力項目を移動する制御を行うように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の情報端末。
  8. ユーザから情報を受け付けるための複数の入力項目のうちの一部の入力項目を同一画面上に表示可能な大きさの表示部と、
    前記複数の入力項目のうち、ユーザが情報を入力可能な選択状態にある入力項目に情報を入力した場合に、前記複数の入力項目の所定の順序に基づいて、入力された入力項目の次の入力項目をユーザが情報を入力可能な選択状態で前記表示部に表示する制御を行う制御部とを備える、携帯情報端末。
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