JP2012180331A - 筋損傷の早期回復の誘導用の経口摂取剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明は、競技アスリートの過度なトレーニングなどに伴う筋肉の損傷や、一般のスポーツ愛好者や健常成人の日常的な生活や軽い運動で生じる微細な筋肉の損傷を早期に回復させることを課題とする。
【解決手段】本願発明者等は、筋損傷しやすい者へ、十分量の亜鉛を含む組成物を継続的に投与することで、筋損傷の早期回復を誘導できることを見出し、経口摂取用の筋損傷早期回復剤を提供できた。
【選択図】なし

Description

本願発明は、スポーツなどで損傷した筋回復の分野に関する。更に、具体的には、本願発明は、筋損傷の早期の回復を誘導する筋損傷早期回復剤及び筋損傷早期回復のための組成物に関する。
筋肉には大きく分けて、スポーツなどの運動に関与する骨格筋と、内臓に存在する平滑筋や心筋がある。骨格筋は、筋繊維の収縮と弛緩により、その力を発揮するが、特に伸張性収縮時に力を出す運動において、筋繊維の一部がちぎれるなどの筋肉の損傷を受けやすい。筋肉は損傷を受けると、その回復のために炎症を起こし、この際に、筋肉痛が生じる。
運動によっても、逆に不活動によっても、筋肉の損傷・萎縮は生じることから、運動後にも、不活動後にも、その速やかな回復のため、筋肉のコンディショニングは重要である。筋肉の損傷の回復のための筋肉のコンディショニングは、競技アスリートのパフォーマンスのみならず、高齢者の自立活動能力の維持の観点からも重要である。
以前から、筋肉の損傷の回復のための措置として休息のほか、アイシング、ストレッチ、入浴などの方法が特にスポーツの現場では採用されてきている。また、筋肉の損傷に伴う筋肉痛の改善には、サリチル酸や抗炎症剤が使用されてきた。
筋肉の損傷の治療用・予防用の医薬として、ボツリヌス毒素を使用するもの(特許文献1)、新規アミノ置換ベンゾニトリル誘導体を使用するもの(特許文献2)、N−(3,4、−ジメトキシシンナモイル)アントラニル酸(一般名:トラニスト)を使用するもの(特許文献3)が知られており、筋肉の損傷の治療用・予防用の食用組成物として、アミノ酸組成物(特許文献4)、アントシアニンやアスタキサンチンを含有するもの(特許文献5)が知られている。また、体内の亜鉛の57%が骨格筋内に存在し、筋肉中の可溶性タンパク質の発現に亜鉛が関与していることは知られている(非特許文献1)。
特表2004-518632 特表2007-537236 WO2004-017953 特開2004-168704 特開2008-035714
Arthur Grider et al. Journal of Nutritional Biochemistry (2007),Vol.18,pp.753-759
本願発明は、競技アスリートが過度なトレーニングなどにより、筋肉を損傷した際に、競技アスリートがトレーニングを継続でき、パフォーマンスを維持できるよう、筋肉の損傷(筋損傷)を早期に回復させることを第1の課題とする。
更に、本願発明は、一般のスポーツ愛好者や健常成人が日常的な生活や軽く運動することで生じる微細な筋損傷を早期に回復させることを第2の課題とする。
そして、本願発明は、高齢者の自立的な活動の能力(自立活動能力)の維持のための微細な筋損傷を早期に回復させることを第3の課題とする。
また、本願発明は、合成医薬などを用いることなく、既に安全性が確認されている天然の素材を利用し、長期的な食習慣の観点に基づいて、日常の食生活を改善することで、前記の筋損傷(筋肉の損傷)を早期に回復させることを第4の課題とする。
本願発明者等は、競技アスリートなどの健常者が日常の食生活において、所定量の亜鉛を摂取することで、筋肉を損傷した後において、その筋損傷の早期回復を誘導できることを見出して、本願発明を完成させた。
すなわち、本願発明は、競技アスリートなどの筋損傷しやすい者へ継続的に、十分量の亜鉛を含む組成物を投与することで、筋損傷の早期回復を誘導できる、筋損傷の早期回復誘導用の経口摂取できる筋損傷早期回復剤を包含する。
また、本願発明は、亜鉛の摂取が標準量(男性で8.6〜9.6mg、女性で7.2〜7.4mg)より低いもの、特に高齢者に、十分量の亜鉛を含む組成物を投与することで、筋損傷の早期回復を誘導できる、筋損傷の早期回復誘導用の経口摂取できる筋損傷早期回復剤を包含する。
更に、本願発明は、亜鉛を有効成分とする、筋損傷の早期回復を誘導できる、筋損傷の早期回復誘導用の食品組成物及び飲用組成物を包含する。経口摂取、剤食品組成物及び飲用組成物は、亜鉛の由来や剤形に制約はなく、食品、飲料、栄養剤、サプリメントなどにすることもできる。
本願発明により、筋損傷しやすい競技アスリートや一般の運動愛好家は、継続的に亜鉛を含む組成物(剤)を摂取することで、それら競技アスリートなどがトレーニングを継続できるよう、パフォーマンスを維持できるよう、その筋損傷の早期回復を誘導できる。
また、更に、亜鉛の摂取(投与)量が少ない者や高齢者は、継続的に亜鉛を含む組成物(剤)を摂取することで、その筋損傷の早期回復を誘導でき、ひいては自立活動能力の維持に役立つ。
運動時の筋肉の損傷の状態を模倣した筋損傷モデルマウスにおける、腓腹筋の筋肉再生の状況を示す。
1.はじめに
骨格筋は、筋繊維の収縮と弛緩により、その力を発揮するが、収縮弛緩の繰り返しや、強く収縮している筋肉に伸展が強制されたときなどに、筋繊維が切断したり、筋膜や結合組織が損傷したりすると言われている。日常的な生活や軽い運動でも、筋肉に微細な損傷が生じ、競技アスリートだけではなく、一般のスポーツ愛好者や、健常成人でも、筋損傷の回復は重要である。筋肉痛は筋損傷そのものによって引き起こされるものではないが、打撲による筋挫傷などに比べて筋損傷の回復には時間が掛かると言われている。また、高齢者では、筋損傷を早期に回復させることが自立活動能力の維持に役立つ。
現在のところ、筋損傷の治療として主に、リハビリテーション、局所の血流を改善して治癒を高める物理療法、マッサージ、鍼灸などが行われている。しかしながら、筋損傷を早期に回復できる具体的な手段は存在していない。そこで、筋損傷を早期に回復でき、しかも安全な筋損傷回復剤や筋損傷回復用の食品組成物の提供が望まれている。
2.筋損傷の早期回復のための亜鉛の投与
本願発明者等は、亜鉛を継続的に投与することにより、スポーツなどにより生じる筋損傷を早期に回復できることを見出した。具体的には、亜鉛の摂取(投与)量を成人の標準摂取量より多く、且つ上限以下の摂取量として、標準摂取量の1.1〜4倍、好適には、2〜4倍、より好適には、2〜3倍に設定できることを見出した。なお、亜鉛の摂取(投与)期間として、継続的に2週間以上が好ましく、4週間以上がより好ましく、6週間以上が更に好ましいと考えられる。また、亜鉛の摂取(投与)頻度として、少なくとも1日に1回以上に設定できる。
3.筋損傷早期回復剤:医薬組成物
本願発明には、亜鉛を有効成分として含む筋損傷早期回復剤を包含する。本願発明の早期回復の対象とする損傷には、スポーツによる筋肉の損傷や、日常的な生活や軽い運動に伴う筋肉の使用により生じる、微細な筋肉の損傷を含む。
更に、本願発明の筋損傷早期回復剤では、亜鉛を成人の標準摂取量より多く、且つ上限以下の摂取量となるように含有させることができ、具体的には、標準摂取量の1.1〜4倍、好適には、2〜4倍、より好適には、2〜3倍で摂取できるような亜鉛量を含有させることができる。
日本人の亜鉛の平均摂取量は1日当たり、男性で8.6〜9.6mg、女性で7.2〜7.4mgであり、現在の推奨される亜鉛の標準摂取量は1日当たり10mg、亜鉛の上限の摂取量は1日当たり45mgと設定されていることから、本願発明の筋損傷早期回復剤では、亜鉛量として、3〜35mg/回(又は個)、好適には、5〜30mg/回(又は個)、より好適には、10〜25mg/回(又は個)となるように含有させることができる。
本願発明の筋損傷早期回復剤は、筋損傷を受ける前から、継続的に2週間以上投与することが好ましく、4週間以上で投与することがより好ましく、6週間以上投与することが更に好ましい。また、本願発明の筋損傷早期回復剤は、少なくとも1日に1回以上投与できる。例えば、強い運動や競技のアスリートには、実際に運動(スポーツ)する2週間以上前から、好適には、4週間以上前から、より好適には、6週間以上前から投与することができる。また、軽い運動の愛好家や高齢者、亜鉛の摂取量が少ない者や亜鉛欠乏者には、日常的に投与することもできる。なお、亜鉛の摂取量が少ない者とは、1日当たりの亜鉛の摂取量が現在の推奨される10mg未満の者を意味し、亜鉛欠乏者とは、1日当たりの亜鉛の摂取量が6.5mg未満の者を意味する。
一方、本願発明の亜鉛を有効成分として含む筋損傷早期回復剤では、亜鉛の摂取量が不足している者のための筋損傷早期回復剤として使用することもできる。亜鉛の標準摂取量の10mg/日を下回る亜鉛量しか摂取していない者、より具体的には、7mg/日以下の亜鉛量を摂取している者のために、5mg/日(又は個)以上、好適には、10mg/日(又は個)以上、より好適には、20mg/日(又は個)以上、更に好適には、30mg/日(又は個)以上となるように亜鉛を有効成分として含む筋損傷早期回復剤を本願発明に包含する。
本願発明の亜鉛を有効成分として含む筋損傷早期回復剤では、亜鉛を含む化合物や組成物なども含めて、亜鉛として何れのものでも良いが、例えば、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、無機亜鉛、グルコン酸亜鉛、キレート亜鉛、ピコリン酸亜鉛などを挙げられ、更に亜鉛結合タンパク質、亜鉛結合ペプチドなども挙げられる。
本願発明の筋損傷早期回復剤では、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤など、適宜の剤形とすることがでる。製剤化には、賦形剤、結合剤、崩壊剤、及び滑沢剤など、製剤化のために常用される補助剤を添加することができる。賦形剤では、例えば、デンプン、乳糖、白糖、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、リン酸水素カルシウム、合成ケイ酸アルミニウム、微結晶セルロース、ポリビニルピロリドン(PVP)、ハイドロキシプロピルスターチ(HPS)などがある。 また、結合剤では、デンプン、微結晶セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ポリビニルピロリドン(PVP)、アラビアゴム末、ゼラチン、ブドウ糖、白糖などの水溶液、又はそれらの水・エタノール溶液などがある。崩壊剤では、デンプン、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースカルシウム、微結晶セルロース、ハイドロキシプロピルスターチ、リン酸カルシウムなどがある。滑沢剤では、カルナバロウ、軽質無水ケイ酸、合成ケイ酸アルミニウム、天然ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸マグネシウム、硬化油、硬化植物油誘導体(ステロテックスHM)、ゴマ油、サラシミツロウ、酸化チタン、乾燥水酸化アルミニウム・ゲルステアリン酸、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、リン酸水素カルシウム、及びラウリル硫酸ナトリウムなどがある。
本願発明の筋損傷早期回復剤では、亜鉛の形態に応じ、種々の投与の形態を採ることができるが、好適には、経口投与の形態とすることができる。
4.筋損傷早期回復用の食品組成物 : 健康食品、特定保健用食品又は栄養補助食品
本願発明には、亜鉛を有効成分として含む筋損傷早期回復用の食品組成物及び飲料組成物を包含する。本願発明の筋損傷早期回復用の食品組成物(及び/又は飲料組成物)では、上記3で示した亜鉛量や亜鉛濃度を有効成分として含有させることができ、筋損傷を早期に回復させる食用組成物(又は飲用組成物)を包含する。本願発明の筋損傷早期回復用の食品組成物(及び/又は飲料組成物)では、上記3で示した期間において、食品(又は飲料)として供されるように使用することができる。
本願発明の亜鉛を含む食品組成物(又は飲料組成物)では、亜鉛を含む化合物や組成物なども含めて、亜鉛として何れのものでも良いが、例えば、硫酸亜鉛、塩化亜鉛、無機亜鉛、グルコン酸亜鉛、キレート亜鉛、ピコリン酸亜鉛などを挙げられ、更に亜鉛結合タンパク質、亜鉛結合ペプチドなども挙げられ、これら亜鉛又は亜鉛を含む化合物若しくは組成物を食品又は飲料に所要量で添加することができる。
本願発明の食品組成物では、チーズ、酵母、レバー、肉、及び納豆などの亜鉛を多量に含む食品をそのままで、あるいは処理してから、他の食品又は食品原料に添加して調製することができる。前記の処理には、乾燥、粉砕、裁断などの他の食品又は食品原料に添加しやすい処理を挙げられる。他の食品又は食品原料とは、加工食品を含む食品及び飲料、並びに食用原料及び飲用原料などの何れでも良い。
食事などの方法により亜鉛の摂取量を設定する場合には、例えば、五訂増補 日本食品標準成分表 食品成分表から算出したり、五訂 日本食品標準成分表 分析マニュアルを使用するなどして、各食品中の亜鉛量を実際に測定したりすることで求められる。
本願発明の食品組成物は、健康食品、特定保健用食品、栄養補助食品として実施することができる。前記の食品組成物は、固体状(粉末、顆粒状など)、ペースト状、液状ないし懸濁状などの何れの形態でも良く、例えば、ドリンク剤とする場合には、甘味料、酸味料、ビタミン剤、その他ドリンク剤の製造に常用される添加物を加えることもでき、健康食品、特定保健用食品又は栄養補助食品とする場合には、散剤、顆粒剤、錠剤、カプセル剤、液剤など、適宜の剤形のサプリメントとすることもできる。
更に、本願発明の食品組成物は、亜鉛を有効成分として含有する健康食品、特定保健用食品、又は栄養補助食品を調製するための食品添加剤とすることもできる。
[実施例1]
下記表1に示した亜鉛濃度の異なる食餌(a)〜(c)を、C57BL/6雄性マウスに4週間で摂取させた。(a)〜(c)はそれぞれ、(a)低亜鉛食(亜鉛:8ppm)、(b)対照食(亜鉛:38ppm、AIN-93G相当)、(c)高亜鉛食(亜鉛:190ppm)である。
Figure 2012180331
その後に、マウスの腓腹筋の横断面に沿って、薬剤(カルディオキシン)を注射により投与して、運動時の筋肉の損傷の状態を模倣した筋損傷モデルマウスを作製した(Journal of Biological Chemistry Vol.278,No.10,8826-8836,2003)。
そして、薬剤を投与してから3、5、7、10、14、20日目に剖検して、腓腹筋を摘出した。この腓腹筋の筋肉再生マーカーであるdevelopmental Myosin Heavy Chain(dMHC;筋肉の再生時に一過性に発現量が増加する)の免疫染色を実施して、dMHC陽性の細胞数を測定した。結果を図1に示す。
dMHC陽性の細胞数におけるピーク(発現の時期)は、低亜鉛食の摂取群では、筋損傷の誘導の7日後であったが、対照食の摂取群と高亜鉛食の摂取群では、筋損傷の誘導の3日後や5日後と短期間であった。
また、dMHC陽性の細胞数(ピーク時)は、低亜鉛食の摂取群では、対照食の摂取群や高亜鉛食の摂取群に比べて半分程度と少なかった。このとき、高亜鉛食の摂取群では、特にdMHC陽性の細胞数の総数が多く、より効果的に早く回復していた。
低亜鉛の状態では、dMHC陽性の細胞数における発現の時期が遅延し、dMHC陽性の細胞数が半減していることから、筋損傷からの回復速度や回復力が低下していると言える。
なお、低亜鉛食(亜鉛:7ppm程度)であっても、マウスの体重の変化(成長)には影響しないことは確認済みである。
今回の実験では、対照食(亜鉛:38ppm、AIN-93G相当)が成人の標準摂取量に相当すると考えられることから、亜鉛の摂取(投与)量を成人の標準摂取量より多く、且つ上限以下の摂取量として、標準摂取量の1.1〜4倍、好適には、2〜4倍、より好適には、2〜3倍に設定できると考えられた。つまり、マウスの場合において、高亜鉛食の亜鉛:190ppmを、対照食の亜鉛:38ppmで除した数値が4倍強であることから、成人(ヒト)の場合にも、標準摂取量の約1.1〜4倍を基準として、本発明の効果が得られると考えられた。そして、亜鉛の摂取(投与)期間として、継続的に2週間以上が好ましく、4週間以上がより好ましく、6週間以上が更に好ましいと考えられた。さらに、亜鉛の摂取(投与)頻度として、少なくとも1日に1回以上が望ましいと考えられた。
本願発明は、医薬品、食品、食品用添加物、飲料品及び飲料用添加物として利用することができる。

Claims (6)

  1. 亜鉛を有効成分として含有する筋損傷の早期回復を誘導する経口摂取剤。
  2. 亜鉛を1日当たり3mg以上、14日以上投与するように用いられることを特徴とする請求項1記載の経口摂取剤。
  3. 亜鉛を1日当たり、35mg以下で亜鉛欠乏者に投与するように用いられることを特徴とする請求項1又は2記載の経口摂取剤。
  4. 亜鉛を有効成分として含有する筋損傷の早期回復を誘導する食品組成物又は飲料組成物。
  5. 亜鉛を1日当たり3mg以上、14日以上投与するように用いられることを特徴とする請求項4記載の食品組成物又は飲料組成物。
  6. 亜鉛を1日当たり、35mg以下で亜鉛欠乏者に投与するように用いられることを特徴とする請求項4又は5記載の食品組成物又は飲料組成物。
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