JP2012179591A - 脱水汚泥成形器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】脱水された汚泥を乾燥処理する前に当該汚泥を紐状に成形するための脱水汚泥成形器1である。脱水汚泥成形器1は、脱水汚泥が圧入される供給口2a、および下方に向かって開口する開口部2bを有する本体ケース2と、開口部2bに取り付けられ複数の孔7が形成された多孔板3と、を備える。多孔板3に形成された孔7から脱水汚泥が紐状となって下方に押し出されて落下する。
【選択図】図2
Description
特許文献3に記載された乾燥装置も、板状の脱水汚泥を切断ローラを利用してサイコロ状に成形している。
特許文献3に記載された乾燥装置では、汚泥の切断のために切断ローラを使用するため、特許文献2同様に切断ローラへの脱水汚泥の付着等が懸念される。
図1を参照しつつ本発明の一実施形態に係る脱水汚泥成形器1を備える汚泥乾燥装置100について説明する。図1に示すように、本実施形態の汚泥乾燥装置100は、乾燥処理部51と図示しない乾燥空気発生部とを有する。なお、汚泥乾燥装置100は、乾燥空気発生部と乾燥処理部51とが別々に分かれていても、一体化していてもよい。
乾燥空気発生部は、乾燥処理部51内に高温の乾燥空気を送風するための装置である。高温の乾燥空気としては40〜240℃に加熱した空気を利用することができる。なお、高温の乾燥空気として、臭気を抑える観点から40〜90℃に加熱(低温の熱源を利用する)した空気を使用することが好ましい。また、加熱前の空気としては予め除湿した乾燥空気を用いることが好ましい。
乾燥処理部51は、その外部から供給された脱水汚泥に対して、乾燥空気発生部から供給された高温の乾燥空気と接触させて脱水汚泥を乾燥させる装置である。この乾燥処理部51は、脱水汚泥が供給される側から順に、脱水汚泥成形器1、上段側ベルトコンベア16、下段側ベルトコンベア17、および汚泥排出装置18を備えている。上段側ベルトコンベア16のベルト16aには、脱水汚泥が落下しない大きさの多数のスリット(孔)が形成されており、空気が通過しやすいようになっている(下段側ベルトコンベア17のベルト17aについても同様)。脱水汚泥成形器1へは、例えば回転容積式一軸偏心ねじポンプにより脱水汚泥を圧入供給する。
乾燥処理部51の脱水汚泥成形器1に圧入された脱水汚泥は、紐状となって上段側ベルトコンベア16上に落下し、上段側ベルトコンベア16のベルト16a上を搬送される。上段側ベルトコンベア16の下流側端部まで搬送された脱水汚泥は、下段側ベルトコンベア17のベルト17a上に落下してさらに搬送される。ベルト16aおよびベルト17a上を搬送される際に、乾燥空気発生部からの高温の乾燥空気と接触することで脱水汚泥は乾燥する。乾燥汚泥は、汚泥排出装置18で排出される。
次に、図2および図3を参照しつつ脱水汚泥成形器1について説明する。図2(b)は図2(a)のA−A矢視図である。脱水汚泥成形器1は、本体ケース2と多孔板3とを備えている。
図2に示したように、本体ケース2は、その縦断面(内部空間)が下方(下流)に向かって広がる二等辺三角形状の容器であり、下方に向かって広がるように配置された2枚の側板4と、鉛直方向に配置された二等辺三角形状の2枚の側板5とを有する。なお、「下方」には、鉛直下向きだけでなく、斜め下向きも含む(以下の「下方」も同様)。二等辺三角形の頂角に位置する部分に、脱水汚泥が圧入される供給口2aが設けられている。二等辺三角形の底辺に位置する部分は開口部2bとされており、この部分に多孔板3が取り付けられている。供給口2aにはフランジ19が取り付けられている。このフランジ19を介して本体ケースの供給口2aに、汚泥配管20が接続され、一軸偏心ねじポンプPから脱水汚泥が圧入される。供給口2aの口径は、汚泥配管20の口径と等しい。
図3に示したように、多孔板3は、複数の孔7が形成されたプレートである。この多孔板3から脱水汚泥が紐状となって下方に押し出されて落下する。なお、多孔板3は、本体ケース2(図2参照)に対して着脱容易に固定される。具体的には、多孔板3は、本体ケース2に対して例えばネジ止め固定される。多孔板3を本体ケース2から取り外すことで、多孔板3を容易に洗浄できる。
次に、脱水汚泥を乾燥処理する際の前処理として脱水汚泥成形器1を用いる場合と、脱水汚泥成形器1を用いない場合とで、汚泥乾燥装置100の乾燥性能にどの程度の差が生じるか比較実験を行った。なお、脱水汚泥成形器1を用いない場合とは、汚泥乾燥装置100に脱水汚泥成形器1が無い場合、すなわち、一軸偏心ねじポンプPから上段側ベルトコンベア16へ脱水汚泥を直接投入した場合のことをいう。
幅W:100mm×長さL:520mm×厚み9mm
孔7の入口直径Din:7.6mm、出口直径Dout:8mm
孔7の形状・配置・個数:図3の通り
成形対象である脱水汚泥(乾燥前)の含水率:78〜82wt%
図7を参照して、変形例の脱水汚泥成形器201等について、上記実施形態との相違点を説明する。なお、図7の図示の向きは図2(a)と同じであり、図7の矢印A2の向きは図2(a)の矢印Aの向きに対応する。図2(a)に示す脱水汚泥成形器1では、本体ケース2に1つの供給口2aが設けられた。一方、図7に示す脱水汚泥成形器201では、本体ケース2に複数の供給口2aが設けられる。また、複数の供給口2aに圧入される汚泥の圧力は制御弁221で制御される。以下、上記相違点をさらに説明する。
一方、図7に示す脱水汚泥成形器201では、本体ケース2に複数の供給口2aが設けられている。よって、本体ケース2の開口部2bの面積を広くした場合でも、複数の孔7(図3参照)から排出される汚泥の量を均等にできる。
2:本体ケース
2a:供給口
2b:開口部
3:多孔板
6:邪魔板
221:制御弁(圧力制御手段)
100:汚泥乾燥装置
P:ポンプ(圧力制御手段)
Claims (12)
- 脱水された汚泥を乾燥処理する前に当該汚泥を成形するための脱水汚泥成形器であって、
前記汚泥が圧入される供給口、および下方に向かって開口する開口部を有する本体ケースと、
前記開口部に取り付けられ、複数の孔が形成された多孔板と、
を備え、
前記多孔板に形成された孔から前記汚泥が紐状となって下方に押し出されて落下することを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1に記載の脱水汚泥成形器において、
前記供給口は、前記本体ケースの上端部に設けられており、
前記本体ケースは、上部から下部に向かって内部空間が広がるように形成されていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項2に記載の脱水汚泥成形器において、
前記本体ケースの縦断面が前記供給口を頂角の位置とする二等辺三角形状となるように、前記本体ケースが形成されていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記本体ケースの側板の内面に前記汚泥を分散させる邪魔板が取り付けられていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記多孔板のうち、前記本体ケースに圧入される前記汚泥により前記多孔板が受ける圧力が低い部分は、圧力が高い部分よりも開口率が大きくされていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記多孔板に形成された複数の孔の汚泥入口端の孔面積の合計は、前記供給口の断面積以上の面積とされていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記多孔板に形成された孔の直径が5mm以上20mm以下とされていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記多孔板に形成された孔は、汚泥出口端の直径が汚泥入口端の直径よりも大きくされていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記多孔板の厚みが、当該多孔板に形成された複数の孔の汚泥入口端の最小直径の1/2よりも大きく、かつ、当該多孔板に形成された複数の孔の汚泥出口端の最大直径の1.5倍よりも小さくされていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の脱水汚泥成形器において、
前記供給口は、前記本体ケースに複数設けられていることを特徴とする、脱水汚泥成形器。 - 請求項10に記載の脱水汚泥成形器において、
複数の前記供給口に圧入される前記汚泥の圧力を制御する圧力制御手段を備える、脱水汚泥成形器。 - 請求項1〜11のいずれかに記載の脱水汚泥成形器を備える汚泥乾燥装置。
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