JP2012176848A - 用紙後処理装置、および画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】、必要なときだけ搬送方向の再度の揃え処理を行うようにして用紙の揃え不良を効率よく低減する。
【解決手段】画像形成装置本体PRからの搬送された用紙が積み重ねられるステイプルトレイ54と、ステイプルトレイ54に積み重ねられた用紙の揃え処理をする叩きコロ12と、ステイプルトレイ54に配置された用紙の搬送方向の揃え不良を検出するセンサー81と、放出爪52aを用紙の一端に接触させつつ移動させて用紙を前記処理トレイから搬出する放出処理を行うとともに、放出処理の前に放出爪52aを用紙の他端縁に接触して前記用紙の再度の揃え処理を行う放出手段とを備え、制御部410は、センサー81が叩きコロ12での揃え処理後に用紙の搬送方向の揃え不良を検出したとき、放出手段で用紙の搬送方向の再度の揃え処理を行わせる。
【選択図】図3

Description

本発明は用紙後処理装置、および画像形成システムに係り、特に画像形成装置からの用紙に揃え処理、とじ処理等を施す用紙後処理装置、およびこの用紙後処理装置を備える画像形成システムに関する。
複写機やプリンター等の画像形成装置から排出される用紙に、整合処理(揃え処理)、とじ処理等を施す用紙後処理装置では、とじ処理用のステイプルトレイへ用紙が一枚排出されるたびに、叩きコロで用紙を叩きき、用紙の後端をストッパーに突き当てることで、搬送方向の揃え処理を行っている。また、ステイプル処理が発生する部と部との間でステイプル処理を行うときに、間が空くと、生産性が低下するため、用紙搬送経路上に用紙を複数枚滞留させ、これらを同時にステイプルトレイへ搬送させることでステイプル処理時間を短縮させ、生産性を向上させている。
特許文献1には、用紙の搬送方向の揃え処理を行う目的で、放出ベルトを用紙放出方向と逆に回転させることにより放出爪で用紙の上端を叩きき、ストッパーに突き当てて揃えを行うものが記載されている。すなわち特許文献1には、用紙束をとじるステイプル手段と、とじ処理を施される用紙端部を揃えるストッパーと、用紙の幅方向の揃えを行う用紙揃え手段と、用紙を放出する放出手段と、放出手段に付設された突起部材を備える用紙後処理装置において、複数枚を重ねた状態で該用紙束をステイプル手段のトレイに排出する場合の搬送方向の用紙端揃え動作を、突起部材を反用紙放出方向に移動させ用紙端をストッパーに突き当てる動作のみによって行う後処理装置が記載されている。
ここで、用紙処理装置としては、叩きコロだけで搬送方向の揃え処理を行うもののほか、通常は叩ききコロによって搬送方向の揃え処理を行い、複数枚のシートが同時にステイプルトレイへ排出されるときは、シートを排出するための放出爪でシート上端を叩きき、搬送方向の揃え処理を行うものがある。
しかしながら、従来の用紙後処理装置、特に叩ききコロと放出爪で2回の揃え処理を行う用紙後処理装置にあっては、すべての用紙に対して2回の揃え処理を行うため、その効率が高くないという問題がある。
本発明は、用紙束の搬送方向の揃え処理を行うに際して、必要なときだけ搬送方向の再度の揃え処理を行うようにして用紙の揃え不良を効率よく低減することを目的とする。
前記課題を解決する請求項1の発明は、画像形成装置から搬送された用紙が積み重ねられる処理トレイと、前記処理トレイに積み重ねられた用紙の紙面に接触して用紙を搬送方向に整合させる揃え処理をなす用紙揃え手段と、前記処理トレイに積載された用紙の搬送方向の揃え不良を検出する検出手段と、前記処理トレイに配置された用紙の搬送方向の一端および他端に接触可能に駆動される放出爪を備え、前記放出爪を前記用紙の一端に接触させつつ移動させて前記用紙を前記処理トレイから搬出する放出処理を行うとともに、前記放出処理の前に前記放出爪を前記用紙の他端縁に接触して前記用紙の再度の揃え処理を行う放出手段と、を備える用紙後処理装置であって、前記検出手段が用紙の搬送方向の揃え不良を検出したとき、前記放出手段を駆動して用紙の搬送方向の再度の揃え処理を行わせる制御手段を備えることを特徴とする用紙後処理装置である。
同じく請求項2の発明は、請求項1に記載の用紙後処理装置において、前記制御手段は、前記用紙揃え手段による揃え処理が終わった後、前記検出手段が揃え不良を検出したとき、前記放出手段に再度の揃え処理を行わせることを特徴とする。
同じく請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置において、前記検出手段が、用紙のサイズに対応して複数配置されていることを特徴とする。
同じく請求項4の発明は、請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置において、前記検出手段が、用紙のサイズに対応して移動可能に配置されていることを特徴とする。
同じく請求項5の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の用紙後処理装置と、前記用紙処理装置に搬送する用紙に画像を形成する画像形成処理部を備える画像形成装置とを備えることを特徴とする画像形成システムである。
本発明によれば、処理トレイ上で用紙搬送方向の揃え不良が発生したときだけ放出爪による再度の揃え処理を行うので、高い精度の揃え処理を高い効率で行うことができる。
実施例1に係る画像形成システムの概略構成と用紙後処理装置の構成を示す断面図である。 同じく用紙後処理装置のステイプルトレイの周辺の構成を示す斜視図である。 同じくステイプルトレイの放出ベルト放出爪の動作を示す側面図である。 実施例2に係る用紙後処理装置のステイプルトレイ周辺の構成を示す斜視図である。 同じく用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。 同じく用紙後処理装置の動作を示すフローチャートである。 実施例3に係る用紙後処理装置のステイプルトレイ周辺の構成を示す斜視図である。 実施例3に係る用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。
実施形態に係る用紙後処理装置、および画像形成システムは、画像形成装置から搬送された用紙が積み重ねられる処理トレイと、前記処理トレイに積み重ねられた用紙の紙面に接触して用紙を搬送方向に整合させる揃え処理をなす用紙揃え手段と、前記処理トレイに積載された用紙の搬送方向の揃え不良を検出する検出手段と、前記処理トレイに配置された用紙の搬送方向の一端および他端に接触可能に駆動される放出爪を備え、前記放出爪を前記用紙の一端に接触させつつ移動させて前記用紙を前記処理トレイから搬出する放出処理を行うとともに、前記放出処理の前に前記放出爪を前記用紙の他端縁に接触して前記用紙の再度の揃え処理を行う放出手段とを備える。そして、制御手段は、前記検出手段が用紙揃え手段での用紙の揃え処理を行った後、検出手段が用紙の揃え不良を検出したとき、前記放出手段を駆動して用紙の搬送方向の再度の揃え処理を行わせる。
以下、本発明の実施例(以下では単に実施例と記載する)に係る用紙後処理装置、および画像形成システムについて説明する。以下、いくつかの例について説明するが、本発明はこれらに限定されず、かつ本発明の真の趣旨および範囲から逸脱せずに、数多くの改良、変更、変形、置換をなすことおよび応用例を想到することが当業者には可能であろう。
<実施例1>
以下、実施例1に係る用紙後処理装置、および画像形成システムについて説明する。実施例1に係る用紙後処理装置は、ステイプルトレイ上の用紙の搬送方向の揃え処理に際して、以下の制御を行う。すなわち、用紙後処理装置は、ステイプルトレイ上で叩ききコロによる用紙搬送方向の揃えを行った後でも用紙搬送方向の揃え不良を検知するセンサーがこれを検知したとき、制御手段が、放出爪でステイプルトレイ上の用紙の上端を叩きき再度の揃え処理を行う。
図1は実施例1に係る画像形成システムの概略構成と用紙後処理装置の構成を示す断面図である。画像形成システムPSは、画像形成装置本体PRと、用紙後処理装置PDとを組み合わせて構成される。用紙後処理装置PDは、画像形成装置本体PRの側部に取り付けられており、画像形成装置本体PRから排出された用紙は用紙後処理装置PDに送り込まれる。用紙後処理装置PDに送り込まれた用紙は、用紙に1枚ずつ穿孔する穿孔手段としてのパンチユニット100を有する搬送路A、この搬送路Aを通り、上トレイ201へ用紙を導く搬送路B、シフトトレイ202へ用紙を導く搬送路C、用紙に対し整合およびステイプルとじ等を行うとじ処理部Fへ導く搬送路Dのいずれかに分岐爪15および分岐爪16によって振り分けられる。
画像形成装置本体PRは、特に図示しないが入力される画像データを印字可能な画像データに変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き込みを行う光書き込み装置、光書き込み装置により感光体に形成された潜像をトナーで現像する現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像を用紙に転写する転写装置、および、用紙に転写されたトナー像を定着させる定着装置を少なくとも備えている。画像形成装置本体PRでトナー像が定着された用紙を用紙後処理装置PDに送り出し、用紙後処理装置PDによって所望の後処理が行われる。画像形成装置本体PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、インクジェット方式、熱転写方式などの公知の方式がすべて使用できる。なお、本実施形態では、画像処理回路、感光体、光書き込み装置、現像装置、転写装置、および定着装置などが画像形成手段を構成している。
搬送路Aおよび搬送路Dを経てとじ処理部Fへ導かれ、このとじ処理部Fで整合処理およびステイプル処理等を施された用紙は、ガイド部材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路Cや、用紙に対し折り等を施す中折り処理トレイG(以下、単に「中折り処理トレイ」とも称する)へ振り分けられる。中折り処理トレイGで折り等を施された用紙は搬送路Hを通り下トレイ203へ導かれる。
また、搬送路D内には分岐爪17が配置され、図示しない低荷重バネにより図1に示した状態に保持されており、搬送ローラ7によって搬送される用紙の後端が分岐爪17を通過した後、搬送ローラ9、搬送ローラ10、ステイプル排紙ローラ(ブラシローラ)11のうち少なくとも搬送ローラ9を逆転させ、用紙をターンガイド8に沿って逆行させる。これにより、用紙後端から用紙を用紙収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次用紙と重ね合わせて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって2枚以上の用紙を重ね合わせて搬送することも可能である。
搬送路B、搬送路Cおよび搬送路Dの上流でおのおのに対し共通な搬送路Aには、画像形成装置本体PRから受け入れる用紙を検出する入口センサー301、その入口センサー301よりも用紙搬送方向下流側に、入口ローラ対1、パンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ対2、分岐爪15および分岐爪16が順次配置されている。分岐爪15や分岐爪16は図示しないバネにより図1に示した状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、分岐爪15や分岐爪16をそれぞれ駆動させ、両者の位置の組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路Cまたは搬送路Dのいずれかへ用紙を振り分ける。
搬送路Bへ用紙を導く場合は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、搬送路Cへ用紙を導く場合は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより分岐爪15を上方に分岐爪16を下方にそれぞれ回動した状態となり、搬送ローラ対3から排紙ローラ対4を経て上トレイ201に用紙を排出する。搬送路Dへ用紙を導く場合は、分岐爪16は図1の状態で前記ソレノイドはOFF、分岐爪15は図1の状態から前記ソレノイドをONすることにより上方に回動した状態となり、搬送ローラ対5およびシフト排紙ローラ対6(駆動ローラ6aと従動ローラ6b)を経て用紙をシフトトレイ202側に搬送する。
この用紙後処理装置では、用紙に対して、孔開け(パンチユニット100)、用紙揃え、および端部とじ(ジョガーフェンス53、端面とじステイプラS1)、用紙の仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りブレード74、折りローラ対80)などの各処理を行うことができる。
図1に示すように、この用紙後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部は、シフト排紙ローラ対6(駆動ローラ6aと従動ローラ6b)と、戻しコロ13と、紙面検知センサー330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ202を用紙搬送方向に直交する方向に往復運動させるシフト機構と、シフトトレイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とにより構成される。
図1において、戻しコロ13はシフト排紙ローラ対6から排出された用紙と接して用紙の後端をエンドフェンスに突き当てて揃えるためのスポンジ製のコロで構成される。この戻しコロ13は、シフト排紙ローラ対6の回転力で回転するようになっている。戻しコロ13の近傍にはトレイ上昇リミットスイッチが設けられており、シフトトレイ202が上昇して戻しコロ13を押し上げると、前記トレイ上昇リミットスイッチがオンしてトレイ昇降モータが停止する。これによりシフトトレイ202のオーバーランが防止される。
また、戻しコロ13の近傍には、図1に示すように、シフトトレイ202上に排紙された用紙もしくは用紙束の紙面位置を検知する紙面位置検知手段としての紙面検知センサー330が設けられ、用紙の積載量が所定の高さに達したことが紙面検知センサー330によって検知されると、シフトトレイ202はトレイ昇降モータの駆動により所定量下降する。これにより、シフトトレイ202の紙面位置は略一定に保たれる。
シフト排紙ローラ対6は駆動ローラ6aと従動ローラ6bとからなり、用紙排出方向上流側が支持され上下方向に回動自在設けられた開閉ガイド板60の自由端部に従動ローラ6bが回転自在に支持されている。従動ローラ6bは自重または付勢力により駆動ローラ6aに接触しており、用紙は駆動ローラ6aと従動ローラ6bとの間に挟まれて排出される。
とじ処理された用紙束が排出されるときは、開閉ガイド板60が上方に回動し、所定のタイミングで戻されるようになっており、このタイミングはシフト排紙センサー303の検知信号に基づいて決定される。その停止位置は図示しない開閉ガイド板開閉センサーの検知信号に基づいて決定され、図示しない開閉ガイド板開閉モータにより駆動される。
ステイプル排紙ローラ11によってとじ処理部Fへ導かれた用紙は、ステイプルトレイ54上に順次積載される。この場合、用紙ごとに叩ききコロ12で縦方向(用紙搬送方向)に戻され、後端フェンス51に突き当てて整合され、ジョガーフェンス53によって横方向(用紙搬送方向と直交する方向であり用紙幅方向とも称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、用紙束の最終紙から次の用紙束先頭紙までの間で、用紙後処理装置PDに設けられた図示しない制御回路からのステイプル信号により端面とじステイプラS1が駆動され、用紙束に対してとじ処理が行われる。なお、符号110は端面とじステイプラS1によってとじるときに用紙端面を押さえる用紙押さえを示している。
放出爪52aは、放出ベルトHPセンサー311によりホームポジションが検知されるようになっており、この放出ベルトHPセンサー311は放出ベルト52に設けられた放出爪52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪52aが配置され、とじ処理部Fに収容された用紙束を交互に移動搬送する。
また、放出ベルト52のベルト幅方向の中心は用紙幅方向の整合中心に位置し、駆動プーリと従動プーリ間に張架されて駆動される。また、複数の放出ローラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設けられ、従動コロとして機能している。
叩きコロ12は支点12aを中心に叩ききSOLによって振り子運動を与えられ、とじ処理部Fのステイプルトレイ54に送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙後端を後端フェンス51に突き当てる。実施例1では、この叩きコロが搬送方向の用紙の揃え処理を行う搬送方向揃え手段を構成する。なお、叩きコロ12は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、前後(幅方向の端部)に一対設けられ、正逆転可能な図示しないジョガーモータによりタイミングベルトを介して駆動されて用紙幅方向に往復移動する。端面とじステイプラST1は、正逆転可能な図示しないステイプラ移動モータによりタイミングベルトを介して駆動され、用紙端部の所定位置をとじるために用紙幅方向に移動する。なお、図1において、符号73は可動後端フェンスである。
次に実施例1に係る用紙後処理装置において、ステイプルトレイ上で叩ききコロ12での揃え処理後においても用紙搬送方向の揃え不良が発生している場合に、放出爪を使用して用紙搬送方向の揃え処理を行う制御について説明する。図2は実施例1に係る用紙後処理装置のステイプルトレイの周辺の構成を示す斜視図、図3は同じくステイプルトレイの放出ベルト放出爪の側面図である。
とじ処理部Fに配置されるステイプルトレイ54には、ステイプルトレイ54に排紙されてきた用紙70の搬送方向の揃え不良を検出するための検出手段であるセンサー81が設けられている。センサー81の位置は、ステイプルトレイ54上の用紙70の上端よりも、やや上の位置となっている。なお、図2中符号40はジョガーフェンス53駆動用のベルト、同じく158はベルト40を駆動してジョガーフェンス53を移動させるジョガーフェンス駆動用モータ、同じく170は叩ききコロ12を駆動するソレノイドを示している。
そのため、図3(a)に示すように、用紙70が後端フェンス51に突き当たって搬送方向の揃え不良がない状態では、用紙70の上端はセンサー81に到達しないため用紙は検出されないが、図3(b)に示すように、用紙70が後端フェンス51に突き当たっておらず上方向にずれ、搬送方向の揃え不良が発生している状態では、用紙70の上端がセンサー81に到達し、揃え不良が検出できるように構成されている。
用紙にステイプル処理を行う場合、図2に示すステイプル排紙ローラ11により、ステイプルトレイ54へ用紙が順次排紙され積載されていく。ステイプル排紙ローラ11により、ステイプルトレイ54へ排紙された直後の用紙は、叩きコロ12による揃え処理が行われるまでは、排紙時の勢いの影響によりステイプルトレイ54上で上方向にずれ、瞬間的にセンサー81の位置に到達してしまうこともある。そのため、センサー81は用紙がステイプルトレイ54へ排紙され、叩きコロ12により揃え処理が行われるまでの間は、揃え不良として検出しないよう制御される。
用紙がステイプルトレイ54に排出されると、叩きコロ12により用紙が叩きかれ、後端フェンス51に突き当てられ搬送方向の揃え処理が行われる。このとき、叩きコロ12が用紙を後端フェンス51に突き当たる位置まで移動させることができないと、図3(b)に示すように用紙70が上方向にずれる。すると用紙70の上端がセンサー81により検出され、揃え不良と判断し、放出ベルト52が用紙排出方向とは逆方向に回転し、用紙70の上方の待機位置に待機していた放出爪52aが用紙70の上端を叩きき、用紙70を後端フェンス51に突き当てることにより搬送方向の揃えを行う。搬送方向の揃えを行った後、放出爪52aは再び待機位置に戻り停止する。
叩きコロ12による揃え処理が正常に行われ、用紙70の上端がセンサー81によって検出されなかった場合は、放出ベルト52は停止したままで放出爪52aによる再度の揃え処理は行われない。
よって、実施例1に係る用紙後処理装置においては、叩きコロ12による揃え処理が十分でない場合のみ、放出爪52aによる再度の揃え処理を行うので、高い精度の揃え処理を高い効率で行うことができ、また消費電力も低減できる。
また、放出爪52aによる揃え処理は複数回数にわたり行うようにしても良い。放出爪52aによる揃え処理を行った直後に、揃え不良が解消されておらず、センサー81がONのままでOFFとなっていなければ、再度、放出爪52aによる揃え処理を行う。2回目の揃え処理を行っても、揃え不良が解消されておらず、センサー81がONのままでOFFとならなければ、異常と判断し停止する。
<実施例2>
実施例1では、ステイプルトレイ54に1つのセンサー81を配置したものである。実際に使用される用紙後処理装置では、画像形成装置本体PRから搬送される用紙がさまざまなサイズであることに対処している。すなわち、実施例2に係る用紙後処理装置は3種類の搬送方向のサイズに対応するようにしている。図4は実施例2に係る用紙後処理装置のステイプルトレイ周辺の構成を示す斜視図である。実施例3に係る用紙後処理装置は、ステイプルトレイ54に3つの検出手段であるセンサー81a、81b、81cを配置したものである。
すなわち、実施例2においては、第1センサー81aは大サイズの用紙の揃え不良を検出するのに適した位置に配置されており、同様に第2センサー81bは中サイズの用紙、第3センサー81cは小サイズの用紙の揃え不良を検出するのに適した位置に配置されている。
以下用紙後処理装置の制御について説明する。図5は実施例2に係る用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。本実施形態の用紙後処理装置PDでは、ステイプル排紙ローラ11を駆動するステイプル排紙モータ411と、用紙の揃えを行う叩きコロ12を駆動するソレノイド140と、放出ベルト52を駆動する放出モータ412と、ステイプルトレイ54上の用紙の搬送方向の異なる位置に配置され、揃え不良を検出する3つのセンサー、すなわち第1センサー81a、第2センサー81b、第3センサー81cが、制御手段としての制御部410に接続されている。なお、実施例1の場合は、センサー81だけが配置される。また、用紙後処理装置PDの制御部410は、用紙後処理装置PDと組み合わせる画像形成装置本体PRの制御部420とインターフェースケーブル430で接続されており、用紙サイズ、ステイプルの有無等の情報が、画像形成装置本体PRとの間でやり取りされる。
次に実施例2に係る用紙後処理装置PDの動作について説明する。図6は実施例2に係る用紙後処理装置の動作を示すフローチャートである。画像形成装置本体PRから用紙後処理装置PDへ用紙サイズの情報が伝達される(ステップS1)と、伝達された用紙サイズに対応したセンサーが、第1センサー81a、第2センサー81b、第3センサー81cから選択される(ステップS2)。なお、実施例1に係る用紙後処理装置では、ステップS1、ステップS2の処理は必要ない。
ステイプルトレイ54に用紙が排紙されると(ステップS3)、叩きコロ12による用紙揃え処理が行われる(ステップS4)。ステップS2で選択されたセンサー、例えば第1センサー81aが用紙の上端を検出した場合(S5でYES)、揃え不良が発生したと判断する。
そして、同じ用紙に対して揃え不良を検出するのが3回目未満(ステップS6のYES)なら、放出爪52aが用紙の上端を叩きき、再度の揃え処理を行い(ステップS7)、その後待機位置へ移動する(ステップS8)。
同じ用紙に対して揃え不良を検出するのが3回目なら(ステップS6でNO)なら、放出爪52aによる再度の揃え処理は行わず、揃え不良が解消できないと判断し停止する(ステップS9)。
第1センサー81aが用紙の上端を検出しなかった場合(ステップS5でNO)、揃え不良が発生していないと判断し、放出爪52aによる再度の揃え処理は行われない。
以上のように、実施例1および実施例2に係る用紙後処理装置によれば、叩きコロによる揃え処理が十分でない場合のみ、放出爪による再度の揃え処理を行うので、高い精度の揃え処理を高い効率で行うことができ、また消費電力も低減できる。さらに、実施例2に係る用紙後処理装置PDによれば、複数の用紙サイズに対応して高精度の揃え処理を行うことができる。
<実施例3>
次に実施例3に係る用紙後処理装置について説明する。図7は実施例3に係る用紙後処理装置の斜視図である。実施例3に係る用紙後処理装置は、複数サイズの用紙の揃え不良に対応できるように、揃え不良検出用のセンサーを移動式にしたものである。すなわち、実施例3に係る用紙後処理装置では、図3に示すように、ステイプルトレイ54に長方形の開口部を設け、センサー81dが開口部を上下に移動できるようにしている。
次に実施例3に係る用紙後処理装置の制御について説明する。図8は実施例3に係る用紙後処理装置の制御系を示すブロック図である。実施例4に係る用紙後処理装置PDでは、ステイプル排紙ローラ11を駆動するステイプル排紙モータ411と、用紙の揃えを行う叩きコロ12を駆動するソレノイド140と、放出ベルト52を駆動する放出モータ412と、ステイプルトレイ54上の用紙の搬送方向の揃え不良を検出するセンサー81dと、センサー81dを用紙サイズに適した位置に移動させるセンサー移動用モータ413とが、用紙後処理装置PDの制御部410に接続されている。また、用紙後処理装置PDの制御部410は、用紙後処理装置PDと組み合わせる画像形成装置本体PRの制御部420とインターフェースケーブル430で接続されており、用紙サイズ、ステイプルの有無等の情報が、画像形成装置本体PRとの間でやり取りされる。
実施例3に係る用紙後処理装置では、画像形成装置本体PRから用紙後処理装置PDへ用紙サイズの情報が伝達されるとこの用紙サイズに対応してセンサー移動用モータ413が駆動される。これにより、センサー81dで使用される用紙での揃え不良を検出することができるようになる。それ以降の処理は実施例2に示したもの(図6参照)と同じである。
以上のように実施例3に係る用紙後処理装置によれば、叩きコロによる揃え処理が十分でない場合のみ、放出爪による再度の揃え処理を行うので、複数の用紙サイズに対応して高い精度の揃え処理を高い効率で行うことができ、また消費電力も低減できる。
1 入口ローラ対
2 搬送ローラ対
3 搬送ローラ対
4 排紙ローラ対
5 搬送ローラ対
6 シフト排紙ローラ対
6a 駆動ローラ
6b 従動ローラ
7 搬送ローラ
8 ターンガイド
9 搬送ローラ
10 搬送ローラ
11 排紙ローラ
12 叩きコロ(用紙揃え手段)
12a 支点
13 戻しコロ
15 分岐爪
16 分岐爪
17 分岐爪
40 ベルト
44 ガイド部材
51 後端フェンス
52 放出ベルト
52a 放出爪
53 ジョガーフェンス
54 ステイプルトレイ(処理トレイ)
56 放出ローラ
60 開閉ガイド板
70 用紙
73 可動端フェンス
74 折りブレード
80 折りローラ対
81 センサー(検出手段)
81a 第1センサー(検出手段)
81b 第2センサー(検出手段)
81c 第3センサー(検出手段)
81d センサー(検出手段)
100 パンチユニット
101 パンチかすホッパ
110 用紙押さえ
140 ソレノイド
201 上トレイ
202 シフトトレイ
203 下トレイ
301 入口センサー
303 シフト排紙センサー
311 放出ベルトHPセンサー
330 紙面検知センサー
410 制御部(制御手段)
411 ステイプル排紙モータ
412 放出モータ
413 センサー移動用モータ
420 制御部
430 インターフェースケーブル
A 搬送路
B 搬送路
C 搬送路
D 搬送路
E 用紙収容部
F とじ処理部
G 中折り処理トレイ
H 搬送路
PD 用紙後処理装置
PR 画像形成装置本体
PS 画像形成システム
ST1 ステイプラ
特開2006−137581号公報

Claims (5)

  1. 画像形成装置から搬送された用紙が積み重ねられる処理トレイと、
    前記処理トレイに積み重ねられた用紙の紙面に接触して用紙を搬送方向に整合させる揃え処理を行う用紙揃え手段と、
    前記処理トレイに積載された用紙の搬送方向の揃え不良を検出する検出手段と、
    前記処理トレイに配置された用紙の搬送方向の一端および他端に接触可能に駆動される放出爪を備え、前記放出爪を前記用紙の一端に接触させつつ移動させて前記用紙を前記処理トレイから搬出する放出処理を行うとともに、前記放出処理の前に前記放出爪を前記用紙の他端縁に接触して前記用紙の再度の揃え処理を行う放出手段と、
    を備える用紙後処理装置であって、
    前記検出手段が用紙の搬送方向の揃え不良を検出したとき、前記放出手段を駆動して用紙の搬送方向の再度の揃え処理を行わせる制御手段を備えることを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記用紙揃え手段による揃え処理が終わった後、前記検出手段が揃え不良を検出したとき、前記放出手段に再度の揃え処理を行わせることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記検出手段が、用紙のサイズに対応して複数配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記検出手段が、用紙のサイズに対応して移動可能に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の用紙後処理装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の用紙後処理装置と、前記用紙処理装置に搬送する用紙に画像を形成する画像形成処理部を備える画像形成装置とを備えることを特徴とする画像形成システム。
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