JP2012175339A - 立体映像信号処理装置及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】左眼用映像信号と右眼用映像信号の輝度に関する特性をできる限り近づけて、立体視を良好に維持できるようにした立体映像信号処理装置及び処理方法を提供する。
【解決手段】ヒストグラム検出器で立体表示用の第1と第2の各映像信号から第1と第2の各ヒストグラムデータを検出する。トーンカーブ設定回路は、前記第1のヒストグラムデータに基づく第1のトーンカーブ用データを生成する。一方、補正パラメータ検出器が前記第2の映像信号輝度レベルを前記第1の映像信号輝度レベルに近づけるための補正パラメータを検出し、トーンカーブ補正回路が前記第1のトーンカーブ用データを補正することで第2のトーンカーブ用データを生成し、映像信号調整ブロックが前記第1のトーンカーブ用データによって前記第1の映像信号の輝度レベルを調整し、前記補正で得られた第2のトーンカーブ用データによって前記第2の映像信号の輝度レベルを調整する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は立体映像信号処理装置及び処理方法に関する。
最近、テレビジョン技術の分野では立体映像表示装置が製品として販売されている。また立体映像信号の放送も行われるようになった。
立体映像信号として両眼視差方式(2眼方式とも称される)があり、この方式は、左眼用の画像と右眼用の視差のある画像を左眼と右眼とでそれぞれ見えるようにした方式である。両眼視差方式を実現するために、左右のカメラで撮像した左眼用映像信号と右眼用映像信号とを立体映像信号として用いる方式がある。
特開2003−158751号公報 特開平10−224822号公報
2台のカメラで撮像した立体視表示用の左眼用映像信号と右眼用映像信号とは、必ずしも黒レベル及びダイナミックレンジが同じとは限らない。2台のカメラ間の撮像素子のばらつき、温度変化による特性などが原因で、左眼用映像信号と右眼用映像信号の両者の黒レベル及びダイナミックレンジを完全に一致させることは困難である。
そこでこの発明では、左眼用映像信号と右眼用映像信号の輝度に関する特性をできる限り近づけて、立体視を良好に維持できるようにした立体映像信号処理装置及び処理方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、ヒストグラム検出器が立体表示用の第1の映像信号から第1のヒストグラムデータを検出し、立体表示用の第2の映像信号から第2のヒストグラムデータを検出する。トーンカーブ設定回路は、前記第1のヒストグラムデータに基づく第1のトーンカーブ用データを生成する。一方、補正パラメータ検出器が前記第1および第2のヒストグラムデータを用いて前記第2の映像信号の輝度レベルを前記第1の映像信号の輝度レベルに近づけるための補正パラメータを検出する。そして、トーンカーブ補正回路が前記補正パラメータにより前記第1のトーンカーブ用データを補正することで第2のトーンカーブ用データを生成し、映像信号調整ブロックが前記第1のトーンカーブ用データによって前記第1の映像信号の輝度レベルを調整し、前記補正で得られた第2のトーンカーブ用データによって前記第2の映像信号の輝度レベルを調整するものである。
実施形態に係る立体映像表示装置の概略を示す図である。 立体映像表示装置が一体化したテレビジョン放送受信装置の全体構成例を示す図である。 3D処理モジュールの構成例を示す図である。 3D処理モジュールの他の構成例を示す図である。 3D処理モジュールの代表的な動作例を説明するために示した動作説明図である。 立体映像表示装置が一体化した3Dカメラの全体構成例を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。先ず、立体映像表示について説明する。図1は、眼鏡を使用して立体映像を観察できる2眼式の立体映像表示装置の例である。図1には、2つの2眼方式を同時に示している。
第1の方式は、左眼用の映像(L)と右眼用の映像(R)がフレーム毎に交互にテレビジョン受信装置2100で表示される例である。左眼用の映像(L)の信号と右眼用の映像(R)の信号は、外部から送られて来るものであっても、また、テレビジョン受信装置の内部で2D表示用映像信号から擬似的に生成されるものであってもよい。
テレビジョン受信装置2100からは、現在表示されている映像が、右目用映像と左目用映像のどちらであるかを示す識別情報が出力される。左右識別情報の搬送媒体は、有線、電波あるいは赤外線のいずれであってもよい。3D眼鏡3000は、受信機3001を有し、この受信機3001は識別情報を受信し、左と右の液晶眼鏡のシャッター動作を制御し表示された左右映像に同期させる。これにより視聴者は、右眼用の映像を右眼で左眼用の映像を左眼で観察し、立体映像を知覚することができる。
第2の方式は、左眼用の映像(L)がフレームの左半分に配置され、右眼用の映像(R)がフレームの右半分に配置されてテレビジョン受信装置2100で表示される例である。この左眼用の映像(L)の信号、右眼用の映像(R)の信号も、外部から送られて来るものであっても、また、テレビジョン受信装置の内部で2D表示用映像信号から擬似的に生成されるものであってもよい。この方式はサイドバイサイドと称されることもある。左と右の映像による出射光は、例えば偏光方向が異なり、3D眼鏡3000は、偏光眼鏡が使用され、左と右のガラスが偏光性を有し、左のガラスは左の映像を透過し、右のガラスが右の映像を透過する。これにより視聴者は、右眼用の映像を右眼で左眼用の映像を左眼で観察し、立体映像を知覚することができる。さらに各種の立体映像表示方式があるがここでは、省略する。
または、3D眼鏡3000の左と右の液晶眼鏡のシャッター動作を制御し表示された左右映像に同期させるようにしてもよい。
図2は、実施形態が適用された装置の一例でありテレビジョン放送受信装置2100の信号処理系を概略的に示している。デジタルテレビジョン放送受信用のアンテナ222で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子223を介してチューナ224に供給される。このチューナ224は、入力されたデジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。チューナ224から出力された信号は、デコーダ225に供給されて、例えばMPEG(moving picture experts group)2デコード処理が施された後、セレクタ226に供給される。
またチューナ224の出力は、直接セレクタ226に供給されている。この信号から映像・音声情報などが分離され、この映像・音声情報が制御部235を介して記録・再生信号処理器255で処理され、ハードディスクドライブ(HDD)257にて記録されることも可能である。HDD257は、ユニットとして端子256を介して記録・再生信号処理器255に接続されており、交換することも可能である。またHDD257は、信号の記録器、読み取り器を含む。
アナログテレビジョン放送受信用のアンテナ227で受信したアナログテレビジョン放送信号は、入力端子228を介してチューナ229に供給される。このチューナ229は、入力されたアナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの信号を選局し復調している。そして、このチューナ229から出力された信号は、A/D(analog/digital)コンバータ230によりデジタル化された後、セレクタ226に出力される。
また、例えばVTRなどの機器が接続されるアナログ信号用の入力端子231に供給されたアナログの映像及び音声信号は、A/Dコンバータ232に供給されてデジタル化された後、セレクタ226に出力される。さらに、例えばHDMI(High Definition Multimedia Interface)261を介して光ディスクあるいは磁気記録媒体再生装置などの外部機器が接続されるデジタル信号用の入力端子233に供給されたデジタルの映像及び音声信号は、そのままセレクタ226に供給される。
A/D変換された信号が、HDD257にて記録される場合は、セレクタ226に付随しているエンコーダ・デコーダ236内のエンコーダにより、所定のフォーマット例えばMoving Picture Experts Group(MPEG)2方式による圧縮処理が施された後、記録・再生信号処理器255を介してHDD257に記録される。記録・再生信号処理器255は、記録制御器235aと相俟って、HDD257に情報を記録する場合、例えばHDD257の何処のディレクトリに対してどのような情報を記録するかを予めプログラムされている。したがってストリームファイルをストリームディレクトリに格納するときの条件、識別情報を録画リストファイルに格納するときの条件などが設定されている。
セレクタ226は、4種類の入力デジタル映像及び音声信号から1つを選択して、信号処理器234に供給している。この信号処理器234は、入力されたデジタル映像信号からオーディオ情報、ビデオ情報を分離し、所定の信号処理を施している。信号処理としては、オーディオ情報に関しては、オーディオデコード・音質調整・ミックス処理などが任意に行われる。ビデオ情報に関しては、カラー・輝度分離処理、カラー調整処理、画質調整処理などが行われる。
また信号処理器234内には、3D処理モジュール80も含まれる。ビデオ出力回路239では、3D・2Dの切り替えに応じて3D信号出力又は2D信号出力の切り替えが行われる。またビデオ出力部239は、制御ブロック235からのグラフィック映像、文字・図形・記号・等の映像、ユーザインターフェース映像、番組表の映像などをメイン映像に多重する合成部も含む。ビデオ出力回路239は、走査線数変換を含んでもよい。
オーディオ情報は、オーディオ出力回路237でアナログ化され、音量、チャンネルバランスなどの調整を受けた後、出力端子238を介してスピーカ装置2102に出力される。
ビデオ情報は、ビデオ出力回路239にて、画素の合成処理、走査線数変換など受けたのち、出力端子242を介して表示装置2103へ出力される。
このテレビジョン放送受信装置2100は、各種の受信動作を含む種々の動作を制御ブロック235によって統括的に制御されている。この制御ブロック235は、CPU(central processing unit)等を内蔵したマイクロプロセッサの集合である。制御ブロック235は、操作部247からの操作情報、または、リモートコントローラ2104から送信された操作情報がリモコン信号受信部248を取得され、これにより、その操作内容が反映されるように各種ブロックをそれぞれ制御している。
制御ブロック235は、メモリ249を使用している。このメモリ249は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)と、該CPUに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリとを備えている。
またこの装置はインターネットを介して外部サーバーとの通信を行うことも可能である。接続端子244からのダウンストリーム信号は、送・受信器245で復調され変調・復調器246で復調され、制御ブロック235に入力される。またアップストリーム信号は、変調・復調器246で変調され、送・受信器245で送信信号に変換され接続端子244に出力される。
制御ブロック235は、外部サーバーからダウンロードされた動画像あるいはサービス情報を変換処理し、ビデオ出力回路239に供給することができる。また制御ブロック235は、リモコン操作に応答して、外部サーバーに向けてサービス要求信号を送信することもできる。
さらに制御ブロック235は、コネクタ251に装着されたカードタイプメモリ252のデータを読み取ることも可能である。このために本装置は、例えば、カードタイプメモリ252から写真画像データを取り込み、表示装置2104に表示することが可能である。また特殊なカラー調整などを行う際に、カードタイプメモリ252からの画像データを標準データ或いは参照データとして用いることも可能である。
上記装置において、ユーザは、デジタルテレビジョン放送信号の所望の番組を視聴すると共に、HDD257に保存したいと思う場合、リモートコントローラ2104を操作することによりチューナ224を制御し、番組選択を行う。
チューナ224の出力は、デコーダ225でデコードされベースバンド映像信号に復号され、このベースバンド映像信号は、セレクタ226から信号処理器234に入力する。これによりユーザは、所望の番組を表示装置2103で見ることができる。
また選択された番組のストリーム(多数のパケットからなる)は、セレクタ226を介して制御ブロック235に入力する。ユーザが録画操作を行えば、記録制御器35aは、前記番組のストリームを選択して記録・再生信号処理器255に供給する。記録制御器235a及び記録・再生信号処理器255の動作により、例えば前記番組のストリームに対してファイル番号が付され、ストリームファイルとしてHDD257のファイルディレクトリに格納される。
また、ユーザがHDD257に記録されているストリームファイルを再生して視聴したい場合、例えばリモートコントローラ2104を操作して、例えば録画リストファイルの表示を指定する(この録画リストファイルについては後でさらに詳しく説明する)。
録画リストファイルは、HDD257にどのようなストリームファイルが記録されているのかを示すファイル番号やファイル名(識別情報と称する)のテーブルを有する。ユーザが録画リストファイルの表示を指定すると、録画リストがメニューとして表示されるので、ユーザは、表示されたリストの中の希望の番組名あるいはファイル番号の位置にカーソルを移動させ、決定ボタンを操作する。すると、所望のストリームファイルの再生が開始される。
指定されたストリームファイルは、再生制御器235bの制御のもとで、HDD257から読み出され、記録・再生信号処理器255で復号され、制御ブロック235、セレクタ226を経由して信号処理器234に入力される。
ここで、制御ブロック235は、記録制御器235a、再生制御器235b、及び3D関連制御器235c、表示制御器235dを含む。表示制御器235dは、例えばチャンネル番号データ、メッセージデータ、番組表データ、字幕データなどを処理して、ビデオ出力回路239に供給する。
図3は、3D処理モジュール80の構成例を示す図である。入力端子81からの立体視表示用の映像信号(左眼用映像信号、右眼用映像信号)は、分離器82で分離される。例えば左眼用の映像信号は時間調整回路91Lを介して、映像信号調整ブロック83内の第1の映像信号調整回路83Lに入力され、右眼用の映像信号は時間調整回路91Rを介して映像信号調整ブロック83内の第2の映像信号調整回路83Rに入力される。第1及び第2の映像信号調整回路83L,83Rは、それぞれ第1、第2のトーンカーブ用データに基づいて、第1、第2の映像信号の輝度を調整する。例えば、輝度の入出力特性において、画像が暗い部分(輝度の値が小さいエリア)のゲインをリニアなゲインに比べて高くする。これにより、暗い背景の中で、黒い物体(例えば輝度の低い物体)が見やすくなる。また輝度の入出力特性において、映像が明るい部分(例えば輝度の値が大きいエリア)のゲインをリニアなゲインに比べて抑圧する。これにより、明るい背景で、白い物体(輝度の高い物体)が見やすくなる。
この装置は、ヒストグラムから得た情報をトーンカーブ特性に反映させている。このために、左眼用映像信号、右眼用映像信号は、それぞれヒストグラム検出器84内のヒストグラム検出器84L,84Rに入力される。
左系統のヒストグラム検出器84Lは、取得したヒストグラムデータAをヒストグラム適用回路86に入力する。ヒストグラム適用回路86は入力したヒストグラムデータAに応じてトーンカーブ設定回路87から出力されるトーンカーブ設定データを修正することができる。例えば、ヒストグラムデータAが、映像の輝度が画面の全体的に暗いことを示す場合、ヒストグラム適用回路86は、輝度のダイナミックレンジが拡大されるように、トーンカーブ設定データを動的に修正することができる。このように修正されたトーンカーブ設定データは、映像信号調整回路83Lにセットされる。トーンカーブ設定回路87から出力されるトーンカーブ設定データによるトーンカーブをここでトーンカーブCとする。
またトーンカーブ設定回路87から出力されたトーンカーブ設定データは、トーンカーブ補正回路89に入力される。トーンカーブ補正回路89は、入力したトーンカーブ設定データを、後述する補正パラメータに基づいて補正し、補正されたトーンカーブ設定データを右側系統の映像信号調整回路83Rにセットする。
補正されたトーンカーブ設定データを映像信号調整回路83Rにセットする理由は、左眼用映像信号と右眼用映像信号の輝度に関する特性をできる限り近づけて、立体視を良好に維持できるようにするためである。
補正パラメータは、以下のように作成される。左眼用映像信号と右眼用映像信号は、ヒストグラム検出器84L、84Rに入力される。ヒストグラム検出器84L、84Rで取得された第1、第2のヒストグラムデータA,Bは、補正パラメータ検出器88に入力される。
補正パラメータ検出器88は、第1、第2のヒストグラムデータを用いて、第1の映像信号のコントラストの最低値と第2の映像信号のコントラストの最低値との差Dを検出する。また補正パラメータ検出器88は、第1、第2のヒストグラムデータを用いて、第1の映像信号のコントラストEと、第2の映像信号のコントラストFを検出する。
上記差Dを用いて、まずトーンカーブCの最低値を補正する。実際には、トーンカーブ設定データの値にバイアスを与えて補正している。次に、第1、第2の映像信号のコントラスト比(E/F)を用いてトーンカーブCの傾斜特性を補正する。実際には、トーンカーブ設定データによる入力対出力特性のカーブ変化率を補正している。この補正により生じたトーンカーブGとして示す。
上記のように補正されたトーンカーブ設定データは、映像信号調整回路83Rにセットされる。
2台のカメラ(撮像装置)間の撮像素子のばらつき、温度変化による特性などが原因で、左眼用映像信号と右眼用映像信号の両者の黒レベル及びダイナミックレンジがずれて、立体視映像の品位が低下する。しかし本実施例によると、映像信号調整回路83L、83Rから出力される左眼用映像信号と右眼用映像信号は、両者の黒レベル及びダイナミックレンジができる限り同じとなり、立体視映像の品位を向上する。
図4は、映像信号調整回路83L、83Rの各映像信号に対してトーンカーブに基づく調整が行われる経過をさらに示している。ヒストグラム検出器84L、84Rで取得された第1、第2のヒストグラムデータA,Bは、補正パラメータ検出器88に入力される。ここで、第1、第2のヒストグラムデータA,Bに対して、同じレベルのスレッシュホールドレベルThを適用し、処理しやすいデータにする。第1のヒストグラムデータAは、ヒストグラム適用回路86を介して、トーンカーブ設定回路87における例えばトーンカーブCの設定データを指定する。
なお、第1のヒストグラムデータAの内容に応じて、トーンカーブC1,或いはC2などの設定データが指定される場合もあることに留意されたい。
今は、トーンカーブCの設定データが指定されたとする。このトーンカーブCの設定データは、左眼用映像信号を調整するために、映像信号調整回路83Lに設定される。
次に、トーンカーブCの設定データは、トーンカーブ補正回路89において補正されトーンカーブGの設定データとなる。トーンカーブCをトーンカーブGに補正するためには、補正パラメータが適用される。
補正パラメータとしては、先に説明したように、次のように求められる。即ち、第1と第2のヒストグラムデータA,Bが使用され、第1、2の映像信号のコントラストの最低値の差Dと、第1、2の映像信号のコントラストE、Fから得られたコントラスト比(E/F)が補正パラメータとして求められる。
補正パラメータにより、トーンカーブCがトーンカーブGとなるように映像信号調整回路83Rに与えられるトーンカーブ設定データが補正される。即ち差Dを用いて、まずトーンカーブCの最低値を補正する。実際には、トーンカーブ設定データの値にバイアスを与えて補正する。次に、第1、第2の映像信号のコントラスト比(E/F)を用いてトーンカーブCの傾斜特性を補正する。実際には、トーンカーブ設定データによる入力対出力特性のカーブ変化率を補正する。この補正により生じたトーンカーブ設定データにより決まるカーブをトーンカーブGとして示す。
上記の処理により、入力した左眼用映像信号と右眼用映像信号のコントラストに誤差があっても、出力側における左眼用映像信号と右眼用映像信号のコントラストが同じになるように調整される。
図3の構成は、左用映像信号と右眼用映像信号がフレーム毎に交互に入力する方式であるが、本発明は、サイドバイサイド方式の立体視用映像信号に対しても適用できることは勿論である。
図5には、サイドバイサイド方式の立体視用映像信号の左右映像信号のコントラストを調整する実施形態を示している。図3の構成と同一機能部分には同一符号を付している。
入力端子81に入力された立体視表示用の映像信号は、分離器82に入力されるとともに、時間調整回路91を介して、映像信号調整ブロック83(83L、83Rを含む)に入力される。
分離器82で分離された左眼用映像信号、右眼用映像信号は、ヒストグラム検出器84内のヒストグラム検出器84L、84Rに入力される。ヒストグラム検出器84Lで検出されたヒストグラムデータは、ヒストグラム適用回路86を介してトーンカーブ設定回路87のトーンカーブ設定データを指定する。トーンカーブ設定データは、セレクタSL2を介して、映像信号調整ブロック83にセットされる。
ヒストグラム検出器84L、84Pで検出されたヒストグラムデータは、補正パラメータ検出器88に入力される。補正パラメータ検出器88で得られた補正パラメータは、トーンカーブ補正回路89に入力されて、トーンカーブ設定データを補正する。この補正において、例えば図4で説明したようにトーンカーブCがトーンカーブGに補正される。
トーンカーブ補正回路89で補正されたトーンカーブ設定データは、セレクタSL2を介して映像信号調整ブロック83にセットされる。
セレクタSL2は、画面の左半分の映像信号に対しては、トーンカーブCの特性が得られるように、また画面の右半分の映像に対しては、トーンカーブGの特性が得られるように映像信号調整ブロック83の利得を設定する。映像信号調整ブロック83に設定された利得は、例えば、フレームメモリに書き込まれるときの画像データに適用される。
上記したように左眼用映像信号と右眼用映像信号の輝度に関する特性をできる限り近づけて、立体視を良好に維持することができる。
上記の実施形態は、テレビジョン放送受信装置のチューナから、立体視表示用の映像信号を取り込んだ。しかし本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、撮像カメラから取り込んだ立体視表示用の左眼用映像信号と右眼用映像信号を処理する装置として、カメラに組み込むことも可能である。
図6は立体映像信号処理装置が立体映像撮像装置に適用された場合の代表的な構成例を示している。左右のレンズ71L,71Rから入射した左右の光学像は、撮像部を構成する基板73上に配置された撮像素子72L,72Rに結像する。撮像素子72L,72Rは、ドライブ回路74により駆動さされ、光学像を電気信号に変換する。カメラ信号処理ブロック75は、撮像素子72L,72Rから出力された電気信号を、立体視表示用の第1第2の映像信号に変換し、分離器82に供給する。分離器82から後段の構成及び信号処理は、図3で説明した内容と同じであるから、ここでは省略する。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
224・・・チューナ、225・・・デコーダ、234・・・信号処理器、235・・・制御ブロック、235c・・・3D関連制御器、80・・・3D処理モジュール、82・・・分離器、83・・・映像信号調整ブロック、84・・・ヒストグラム検出器、87・・・トーンカーブ設定回路、88・・・補正パラメータ検出器、89・・・トーンカーブ補正回路。

Claims (9)

  1. 立体視表示用の第1の映像信号から第1のヒストグラムデータを検出し、立体視表示用の第2の映像信号から第2のヒストグラムデータを検出するヒストグラム検出器と、
    前記第1のヒストグラムデータに基づく第1のトーンカーブ用データを生成するトーンカーブ設定回路と、
    前記第1および第2のヒストグラムデータを用いて前記第2の映像信号の輝度レベルを前記第1の映像信号の輝度レベルに近づけるための補正パラメータを検出する補正パラメータ検出器と、
    前記補正パラメータにより前記第1のトーンカーブ用データを補正することで第2のトーンカーブ用データを生成するトーンカーブ補正回路と、
    前記第1のトーンカーブ用データによって前記第1の映像信号の輝度レベルを調整し、前記第2のトーンカーブ用データによって前記第2の映像信号の輝度レベルを調整する映像信号調整ブロックを有する立体映像信号処理装置。
  2. 前記補正パラメータ検出器は、前記第1のヒストグラムと第2のヒストグラムから、前記第1の映像信号のコントラストの最低値と第2の映像信号のコントラストの最低値の差(D)と、前記第1の映像信号のコントラスト(E)と前記第2の映像信号のコントラスト(F)のコントラスト比(E/F)を検出する請求項1記載の立体映像信号処理装置。
  3. 前記トーンカーブ補正回路は、前記差(D)に応じて、前記第1のトーンカーブ用データにバイアスを与え、前記コントラスト比(E/F)に応じて前記第1のトーンカーブ用データの入出力特性のカーブ変化率を補正する請求項2記載の立体映像信号処理装置。
  4. 前記第1の映像信号と第2の映像信号はフレーム毎に交互に入力し、分離器により分離されて前記ヒストグラム検出器に供給される請求項1記載の立体映像信号処理装置。
  5. 前記第1の映像信号と第2の映像信号はフレームの右側と左側に配置されて入力し、分離器により分離されて前記ヒストグラム検出器に供給される請求項1記載の立体映像信号処理装置。
  6. さらにチューナと、
    前記チューナの出力をデコードし、前記第1の映像信号および第2の映像信号を得るデコーダを有する請求項3記載の立体映像信号処理装置。
  7. さらに撮像素子と、
    前記撮像素子からの撮像信号を前記調整前の前記第1の映像信号および第2の映像信号に変換するカメラ信号処理部を有する請求項3記載の立体映像信号処理装置。
  8. ヒストグラム検出器により、立体表示用の第1の映像信号から第1のヒストグラムデータを検出し、立体表示用の第2の映像信号から第2のヒストグラムデータを検出し、
    トーンカーブ設定回路により、前記第1のヒストグラムデータに基づく前記第1のトーンカーブ用データを生成し、
    補正パラメータ検出器により、前記第1のヒストグラムデータおよび前記第2のヒストグラムデータを用いて前記第2の映像信号の輝度レベルを前記第1の映像信号の輝度レベルに近づけるための補正パラメータとして、前記第1の映像信号のコントラストの最低値と第2の映像信号のコントラストの最低値の差(D)と、前記第1の映像信号のコントラスト(E)と前記第2の映像信号のコントラスト(F)のコントラスト比(E/F)を検出し、
    トーンカーブ補正回路により、前記補正パラメータにより前記第1のトーンカーブ用データを補正することで第2のトーンカーブ用データを生成し、
    映像信号調整ブロックにより、前記第1のトーンカーブ用データによって前記第1の映像信号の輝度レベルを調整し、前記補正で得られた前記第2のトーンカーブ用データによって前記第2の映像信号の輝度レベルを調整する立体映像信号処理方法。
  9. 前記差(D)に応じて、前記トーンカーブ用データにバイアスを与え、前記コントラスト比(E/F)に応じてトーンカーブ用データの入出力特性のカーブ変化率を補正する請求項8記載の立体映像信号処理方法。
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