JP2012134655A - 画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度に映像信号の奥行きデータを生成可能な画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置は、動き検出部と、奥行き生成部とを備える。動き検出部は、映像信号の動きベクトルを検出する。奥行き生成部は、前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する奥行き生成手段であって、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成する。
【選択図】図3
【解決手段】実施形態によれば、画像処理装置は、動き検出部と、奥行き生成部とを備える。動き検出部は、映像信号の動きベクトルを検出する。奥行き生成部は、前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する奥行き生成手段であって、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成する。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置に関する。
近年、映像信号を立体的に表示する立体画像表示装置が普及しつつある。立体画像表示装置では、視点が異なる複数の視差画像が表示されており、左目と右目で異なる視差画像を見ることにより、映像信号が立体的に見える。視差画像は映像信号の各画素の奥行きデータに基づいて生成される場合があるが、映像信号が奥行きデータを有さないときには、映像信号を解析して奥行きデータを生成しなければならない。従来提案されている手法では、必ずしも高精度に奥行きデータを生成できるとは限らない。
高精度に映像信号の奥行きデータを生成可能な画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置を提供する。
実施形態によれば、画像処理装置は、動き検出部と、奥行き生成部とを備える。動き検出部は、映像信号の動きベクトルを検出する。奥行き生成部は、前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する奥行き生成手段であって、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成する。
以下、画像処理装置、画像処理方法および画像表示装置の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
図1は、一実施形態に係る画像表示装置110を含む画像表示システムの概略ブロック図である。
画像表示装置110は、各部の動作を制御する制御部156と、操作部116と、受光部118とを備えている。制御部156は、ROM(Read Only Memory)157と、RAM(Random Access Memory)158と、CPU(Central Processing Unit)159と、フラッシュメモリ160とを有する。
制御部156は、操作部116から入力される操作信号や、リモートコントローラ117から送信され受光部118を介して入力される操作信号に応じて、ROM157に予め記憶されたシステム制御プログラムおよび各種処理プログラムを起動させる。制御部156は、RAM158をCPU159のワークメモリとし、起動したプログラムに従って各部の動作を制御する。また制御部156は、各種設定に必要な情報等を例えばNANDフラッシュメモリ等のような不揮発性のメモリであるフラッシュメモリ160に格納して使用する。
また、画像表示装置110は、入力端子144と、チューナ145と、PSK(Phase Shift Keying)復調器146と、TS(Transport Stream)復号器147aと、信号処理部120とを備えている。
入力端子144は、BS/CSデジタル放送受信用のアンテナ143が受信した衛星デジタルテレビジョン放送信号を、衛星デジタル放送用のチューナ145に送信する。チューナ145は、受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングされたデジタル放送信号をPSK復調器146に送信する。PSK復調器146は、デジタル放送信号からTSを復調し、復調されたTSをTS復号器147aに送信する。TS復号器147aは、TSをデジタル映像信号、デジタル音声信号、およびデータ信号を含むデジタル信号に復号した後、信号処理部120にこれらを送信する。
ここでのデジタル映像信号とは、画像表示装置110が出力可能な映像に関するデジタル信号であり、デジタル音声信号とは、画像表示装置110が出力可能な音声に関するデジタル信号である。またデータ信号とは、復調されたサービスについての各種情報を示すデジタル信号である。
また、画像表示装置110は、入力端子149と、2つのチューナ150a,150bを有するチューナ部150と、2つのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)復調器151と、2つのTS復号器147bと、アナログチューナ168と、アナログ復調器169とを備えている。
入力端子149は、地上波デジタル放送受信用のアンテナ148が受信した地上波デジタルテレビジョン放送信号を、地上波デジタル放送用のチューナ部150に送信する。チューナ部150のチューナ150a,150bは、それぞれ受信したデジタル放送信号のチューニングを行い、チューニングされたデジタル放送信号を、2つ存在するOFDM復調器151に送信する。OFDM復調器151は、デジタル放送からTSを復調し、復調されたTSをそれぞれ対応するTS復号器147bに送信する。TS復号器147bは、TSをデジタル映像信号および音声信号等に復号した後、信号処理部120にこれらを送信する。チューナ部150のチューナ150a,150bのそれぞれで取得した地上波デジタルテレビジョン放送は、2つずつのOFDM復調器151、TS復号器147bによってそれぞれ同時にデジタル映像信号、デジタル音声信号、およびデータ信号を含むデジタル信号として復号された後に、信号処理部120に送信されることが可能である。
アンテナ148は、地上波アナログテレビジョン放送信号も受信可能である。受信された地上波アナログテレビジョン放送信号は、図示しない分配器によって分配されて、アナログチューナ168に送信される。アナログチューナ168は、受信したアナログ放送信号のチューニングを行い、チューニングされたアナログ放送信号をアナログ復調器169に送信する。アナログ復調器169はアナログ放送信号の復調を行い、復調されたアナログ放送信号を信号処理部120に送信する。また、画像表示装置110は、一例として、アンテナ148が接続される入力端子149にCATV(Common Antenna Television)用のチューナを接続することによってCATVも視聴できる。
また、画像表示装置110は、ライン入力端子137と、音声処理部153と、スピーカ115と、グラフィック処理部152と、OSD(On Screen Display)信号生成部154と、映像処理部155と、と、表示部200とを備えている。
信号処理部120は、TS復号器147a、147b、または制御部156から送信されたデジタル信号に、適切な信号処理を施す。より具体的には、信号処理部120はデジタル信号をデジタル映像信号、デジタル音声信号、およびデータ信号に分離する。分離されたデジタル映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に送信される。また信号処理部120は、アナログ復調器169から送信された放送信号を、所定のデジタルフォーマットの映像信号および音声信号に変換する。デジタルに変換された映像信号はグラフィック処理部152に、音声信号は音声処理部153に送信される。また信号処理部120は、ライン入力端子137からの入力信号にも所定のデジタル信号処理を施す。
音声処理部153は、入力された音声信号を、スピーカ115で再生可能なフォーマットのアナログ音声信号に変換する。アナログ音声信号は、スピーカ115に送信されて再生される。
OSD信号生成部154は、制御部156の制御に従って、UI(ユーザ・インタフェース)画面などを表示するためのOSD信号を生成する。また信号処理部120においてデジタル放送信号から分離されたデータ信号は、OSD信号生成部154により適切なフォーマットのOSD信号に変換され、グラフィック処理部152に送信される。
グラフィック処理部152は、信号処理部120から送信されるデジタル映像信号のデコード処理を行う。デコードされた映像信号は、OSD信号生成部154から送信されたOSD信号と重ね合わせて合成され、映像処理部155に送信される。グラフィック処理部152は、デコードされた映像信号またはOSD信号を、映像処理部155に選択的に送信することもできる。
また、グラフィック処理部152はデジタル映像信号を立体表示するために、視点がそれぞれ異なる複数の視差画像(間に視差が存在する画像)を生成する。これについては、後に詳しく説明する。
映像処理部155は、グラフィック処理部152から送信された信号を、表示部200で表示可能なフォーマットのアナログ映像信号に変換する。アナログ映像信号は、表示部200に送信されて表示される。表示部200は、例えば12インチや20インチの液晶ディスプレイである。
さらに、画像表示装置110は、LAN(Local Area Network)端子131と、LAN I/F(Interface)164と、USB(Universal Serial Bus)端子133と、USB I/F165と、HDD(Hard Disk Drive)170とを備えている。
LAN端子131はLAN I/F164を介して制御部156に接続されている。LAN端子131はイーサネット(登録商標)を用いた一般的なLAN対応ポートとして使用される。本実施形態において、LAN端子131にはLANケーブルが接続されており、インターネット130と通信可能となっている。
USB端子133はUSB I/F165を介して制御部156に接続されている。USB端子133は、一般的なUSB対応ポートとして使用される。USB端子133には、例えばハブを介して、携帯電話、デジタルカメラ、各種メモリカードに対するカードリーダ/ライタ、HDD、キーボード等が接続される。制御部156は、USB端子133を介して接続される機器との間で、情報の通信(送受信)を行うことができる。
HDD170は画像表示装置110に内蔵される磁気記憶媒体であって、画像表示装置110が有する各種情報を記憶する機能を有する。
次に、本実施形態の特徴の1つである視差画像生成装置100について説明する。図2は、視差画像生成装置100の内部構成の一例を示す概略ブロック図である。視差画像生成装置100は、映像信号を解析して奥行きデータを生成し、生成された奥行きデータに基づいて、複数の視差画像を生成するものである。視差画像生成装置100は、例えば半導体チップで構成され、グラフィック処理部152に内蔵される。
視差画像生成装置100は、マトリクス変換部1と、フレームメモリ2と、動き検出部3と、奥行き生成部4と、視差画像生成部5とを備えている。これらの各部は、図示しないEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)に記憶されるプログラムを実行することにより、制御される。
マトリクス変換部1は、RGBフォーマットのデジタル映像信号(以下、単に映像信号という)を、所定のマトリクス係数を用いて、YCbCr(輝度および色差)フォーマットに変換する。なお、映像信号が初めからYCbCrフォーマットで入力される場合、この処理は不要である。YCbCrフォーマットの映像信号はフレームメモリ2に送信され、フレームメモリ2は、これをフレーム単位で記憶する。
動き検出部3は、フレームメモリ2から輝度Yを読み出し、映像信号が静止画であるか否かを判定する。そして、動き検出部3は、判定結果に基づいて、映像信号における各ブロック(フレーム内の複数画素(例えば4×4画素)からなる矩形領域)の動きベクトルを生成する。生成された動きベクトルは、奥行き生成部4に送信される。このように、本実施形態では、静止画であるか否かの判定結果に基づいて、動きベクトルを生成する。以下、動き検出部3について、より詳しく説明する。
図3は、動き検出部3の内部構成の一例を示す概略ブロック図である。動き検出部3は、画像メモリ11と、メモリコントローラ12と、動き検出用SAD(Sum of Absolute Differences)算出部13と、静止画判定用SAD算出部14と、動きベクトル生成部15と、過去動きベクトルメモリ16とを有する。
画像メモリ11は、図2のフレームメモリ2から出力される現在のフレームの輝度Yおよび過去(例えば1フレーム前)のフレームの輝度Yを記憶する。画像メモリ11の書き込みおよび読み出しは、メモリコントローラ12により制御される。
動き検出用SAD算出部12は、現在のフレームと過去のフレームとのブロックマッチングを行い、「仮の」動きベクトルを生成する。より具体的には、現在のフレームにおける動き検出対象ブロックと、過去のフレームにおける複数のブロックのそれぞれと、について、画素毎に輝度Yの差分絶対値を算出してブロック内で積算することにより、差分絶対値和SAD1を算出する。そして、差分絶対値和SAD1が最小となるブロックに対応する動きベクトルを、動き検出対象ブロックの「仮の」動きベクトルとして、動きベクトル生成部15に出力する。「仮の」動きベクトルは、現在のフレームのブロック毎に生成される。
映像信号が静止画である場合、現在のフレームと過去のフレームとがほぼ等しい画像となる。そのため、現在のフレームの動き検出対象ブロックと、過去のフレームにおける当該動き検出対象ブロックと対応する位置のブロックと、の差分絶対値和SAD1が最小となる。その結果、動きベクトルはゼロベクトルとなる。
静止画判定用SAD算出部14は、現在のフレームと過去のフレームとを比較して、映像信号が静止画であるか否かを判定する。より具体的には、現在のフレームにおけるある画素の輝度Yと、過去のフレームにおける当該画素と対応する位置の画素の輝度Yと、の差分絶対値を算出し、フレーム全体で積算することにより、差分絶対値和SAD2を算出する。そして、差分絶対値和SAD2が予め定めた閾値より小さければ、静止画であると判定する。すなわち、厳密に静止画ではなくても、現在のフレームと過去のフレームとの差異が小さい場合は静止画とみなす。
動きベクトル生成部15は、静止画判定の結果に基づいて動きベクトルを生成し、過去動きベクトルメモリ16に記憶するとともに、図2の奥行き生成部4に出力する。より具体的には、映像信号が静止画でないと判定された場合、動き検出用SAD算出部13から出力される「仮の」動きベクトルを、動きベクトルとする。また、静止画であると判定された場合、過去動きベクトルメモリに記憶された、過去の動きベクトルを動きベクトルとする。
映像信号が静止画である場合、上述のように、動き検出用SAD算出部13で検出される動きベクトルはゼロベクトルとなるが、動きベクトル生成部15から過去の動きベクトルを出力できる。
図4は、動き検出部3の処理動作の一例を示すフローチャートである。まず、動き検出用SAD算出部13および静止画判定用SAD算出部14は、差分絶対値和SAD1,SAD2をそれぞれ算出する(ステップS1)。次に、静止画判定用SAD算出部14は、差分絶対値和SAD2と、予め定めた閾値とを比較し、映像信号が静止画か否かを判定する(ステップS2)。静止画でないと判定された場合(ステップS2のNO)、動きベクトル生成部15は、動き検出用SAD算出部13が生成する、差分絶対値和SAD1に基づく動きベクトルを出力する(ステップS3)。一方、静止画であると判定された場合(ステップS3のYES)、動きベクトル生成部15は過去動きベクトルメモリ16に記憶された過去の動きベクトルを出力する(ステップS4)。
このようにして生成された動きベクトルに基づき、図2の奥行き生成部4は映像信号の奥行きデータを生成する。例えば、奥行き生成部4は、動きベクトルが大きいブロックほど手前にあり、小さいブロックほど奥にあるものとして、奥行きデータを生成する。奥行きデータに対し、時間フィルタ処理や空間フィルタ処理を施して整形してもよい。奥行きデータは、手前および奥のいずれの方向に、どれだけ奥行き(又は飛び出し)があるのか、という情報を含む。
視差画像生成部5は、生成された奥行きデータを用いて、映像信号の複数の視差画像を生成する。例えば、左の方向から見た視差画像の場合、手前にある物体は奥にある物体より右側にずれて見える。よって、視差画像生成部5は手前にある物体を右側にずらす処理を行う。奥行きデータが大きいほど、ずらす量を大きくする。そして、もともと物体があった場所は、周辺の画素を用いて適宜補間する。めがね式立体表示用に左目用の視差画像と右目用の視差画像とを生成してもよいし、裸眼式立体表示用に例えば9枚の視差画像を生成してもよい。
図5は、映像信号、動きベクトルおよび表示部200の出力の関係を模式的に示す図である。
図5(a)は、初めのフレームF1における映像信号および表示部200の出力を示している。フレームF1では、映像信号中のある物体Objが位置P1にあり、表示部200の対応する位置P1に物体Objが表示される。
図5(b)は、フレームF1に引き続く2番目のフレームF2における映像信号、動きベクトルおよび表示部200の出力を示している。フレームF2では、物体Objが位置P2に移動したとする。このとき、映像信号は静止画ではないので、動き検出部3は、過去(フレームF1)の位置P1から現在(フレームF2)の位置P2へ向かう動きベクトルMV1を生成する。この動きベクトルMV1に基づいて、奥行き生成部4は図5の奥行きデータDepth1を生成する。その結果、図示のように、表示部200から飛び出した位置P2’に見えるよう、物体Objは表示される。なお、動きベクトルMV1は過去動きベクトルメモリ16に記憶される。
図5(c)は、フレームF2に引き続く3番目のフレームF3における映像信号、動きベクトルおよび表示部200の出力を示している。フレームF2からフレームF3にかけて、物体Objは位置P2に静止していたとする。このとき、映像信号は静止画なので、動き検出部3は、過去動きベクトルメモリ16に記憶された動きベクトルMV1を、フレームF3の動きベクトルMV2として、出力する。そして、奥行きデータDepth1と等しい奥行きデータDepth2が生成される。その結果、やはり、図示のように、表示部200から飛び出した位置P2’に見えるよう、物体Objは表示される。
仮に静止画判定を行わない場合、フレームF3では動きベクトルはゼロベクトルとなり、奥行きデータも、物体Objが立体表示されないことを示す値となる。結果として、フレームF3では物体Objは立体表示されず、表示部200の位置P2に表示されることになる。フレームF2からフレームF3にかけて物体Objは静止しているにも関わらず、見える位置や奥行きが変化してしまい、不自然な表示となってしまう。
これに対し、本実施形態では、静止画判定を行って動きベクトルを生成するため、フレームF2とフレームF3とで、物体Objが同じ位置に見えるよう表示できる。
このように、本実施形態では、動き検出部3内に動き検出用SAD算出部13および静止画判定用SAD算出部14を設ける。そして、静止画判定用SAD算出部14が算出する差分絶対値和SAD2に基づいて静止画判定を行い、静止画でないと判定された場合は動き検出用SAD算出部13で算出される差分絶対値和SAD1に基づいて動きベクトルを生成する一方、静止画であると判定された場合は過去に生成された動きベクトルを出力する。したがって、静止画である場合でも立体表示に適した動きベクトルが生成され、映像信号を立体表示するための奥行きデータを高精度に生成できる。
なお、静止画判定は、フレーム全体が静止しているか否かを判定してもよいし、フレーム全体より小さい単位、例えばブロックやフレーム内のオブジェクトのそれぞれについて、静止しているか否かを判定してもよい。また、図3の動き検出部3では、映像信号を縮小した画像を用いて動き検出や静止画判定を行ってもよい。これにより、各部の回路規模の小規模化したり、演算量を減らしたりできる。この場合、縮小された画素毎に差分絶対値和SAD1,SAD2を算出すればよい。
また、本実施形態では、視差画像生成装置が画像表示装置に搭載される例を示したが、例えばSTB(Set Top box)等の放送受信装置や記録媒体の再生装置等に搭載して、画像処理装置を構成してもよい。
上述した実施形態で説明した画像処理装置の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、画像処理装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、画像処理装置の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 マトリクス変換部
2 フレームメモリ
3 動き検出部
4 奥行き生成部
5 視差画像生成部
11 画像メモリ
12 メモリコントローラ
13 動き検出用SAD検出部
14 静止画判定用SAD検出部
15 動きベクトル生成部
16 過去動きベクトルメモリ
100 視差画像生成装置
200 表示部
2 フレームメモリ
3 動き検出部
4 奥行き生成部
5 視差画像生成部
11 画像メモリ
12 メモリコントローラ
13 動き検出用SAD検出部
14 静止画判定用SAD検出部
15 動きベクトル生成部
16 過去動きベクトルメモリ
100 視差画像生成装置
200 表示部
実施形態によれば、画像処理装置は、動き検出部と、奥行き生成部とを備える。動き検出部は、映像信号が静止画とみなせるか否かを判別し、静止画とみなせる場合には前記映像信号の動きベクトルを検出して出力し、静止画とみなせない場合には、検出した動きベクトルに代えて、過去に検出された前記映像信号が静止画とみなせない場合の動きベクトルを出力する。奥行き生成部は、前記動き検出部から出力された動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する。
実施形態によれば、画像処理装置は、動き検出部と、奥行き生成部とを備える。動き検出部は、映像信号が静止画とみなせるか否かを判別し、静止画とみなせない場合には前記映像信号の動きベクトルを検出して出力し、静止画とみなせる場合には、検出した動きベクトルに代えて、過去に検出された前記映像信号が静止画とみなせない場合の動きベクトルを出力する。奥行き生成部は、前記動き検出部から出力された動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する。
Claims (14)
- 映像信号の動きベクトルを検出する動き検出部と、
前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する奥行き生成手段であって、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成する奥行き生成部と、を備える画像処理装置。 - 前記奥行き生成部は、前記映像信号が静止画である場合、過去に生成された動きベクトルを前記映像信号の動きベクトルとする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記動き検出部は、前記生成された動きベクトルを記憶する過去動きベクトルメモリを有し、
前記動き検出部は、前記映像信号が静止画である場合、前記過去動きベクトルメモリに記憶された動きベクトルを、前記映像信号の動きベクトルとする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記奥行きデータに基づいて、前記映像信号を立体表示するための複数の視差画像を生成する視差画像生成部を備え、
前記奥行き生成部は、前記映像信号が静止画である場合でも、前記映像信号が立体表示されるよう、前記奥行きデータを生成する請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記動き検出部は、前記映像信号における現在のフレームと、前記現在のフレームより前に入力された過去のフレームと、を比較して前記映像信号が静止画か否かを判定する請求項1に記載の画像処理装置。
- 映像信号の動きベクトルを生成する動き検出部と、
前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成する奥行き生成手段であって、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成する奥行き生成部と、
前記奥行きデータに基づいて、前記映像信号を立体表示するための複数の視差画像を生成する視差画像生成部と、
前記複数の視差画像を表示する表示部と、を備える画像表示装置。 - 前記奥行き生成部は、前記映像信号が静止画である場合、過去に生成された動きベクトルを前記映像信号の動きベクトルとする請求項6に記載の画像表示装置。
- 前記動き検出部は、前記生成された動きベクトルを記憶する過去動きベクトルメモリを有し、
前記動き検出部は、前記映像信号が静止画である場合、前記過去動きベクトルメモリに記憶された動きベクトルを、前記映像信号の動きベクトルとする請求項7に記載の画像表示装置。 - 前記奥行き生成部は、前記映像信号が静止画である場合でも、前記映像信号が立体表示されるよう、前記奥行きデータを生成する請求項6に記載の画像表示装置。
- 前記動き検出部は、前記映像信号における現在のフレームと、前記現在のフレームより前に入力された過去のフレームと、を比較して静止画か否かを判定する請求項6に記載の画像表示装置。
- 映像信号の動きベクトルを生成するステップと、
前記動きベクトルに基づいて、前記映像信号の奥行きデータを生成し、前記映像信号が静止画である場合、前記映像信号に奥行きデータを生成するステップと、を備える画像処理方法。 - 前記奥行きデータを生成するステップは、前記映像信号が静止画である場合、過去に生成された動きベクトルを前記映像信号の動きベクトルとする請求項11に記載の画像処理方法。
- 前記奥行きデータに基づいて、前記映像信号を立体表示するための複数の視差画像を生成するステップを備え、
前記奥行きデータを生成するステップは、前記映像信号が静止画である場合でも、前記映像信号が立体表示されるよう、前記奥行きデータを生成する請求項11に記載の画像処理方法。 - 前記奥行きデータを生成するステップは、前記映像信号における現在のフレームと、前記現在のフレームより前に入力された過去のフレームと、を比較して静止画か否かを判定する請求項11に記載の画像処理方法。
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