JP2012174490A - 二次電池 - Google Patents

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Natsuki Toyoda
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Abstract

【課題】出力特性を維持しつつ、所定外形内での大容量化を実現する。
【解決手段】二次電池1は、正極集電体と負極集電体とがセパレータを介して巻回されて扁平形状に形成された電極体2と、その電極体2を収容する容器3と、その容器3の表面に電極体2の巻回軸に沿う軸方向に並べて設けられた正極端子4及び負極端子5と、容器3内の電極体2の正極集電体と正極端子4とを接続する正極リード6と、容器3内の電極体2の負極集電体と負極端子5とを接続する負極リード7とを備える。電極体2は、電極体2の正極リード6側の角部に位置する正極集電体及び負極集電体が電極体2の内側に折り込まれて形成され、正極リード6が内側を通過する第1の折り込み部R1と、電極体2の負極リード7側の角部に位置する正極集電体及び負極集電体が電極体2の内側に折り込まれて形成され、負極リード7が内側を通過する第2の折り込み部R2とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、二次電池に関する。
携帯電話やパーソナルコンピュータなどの電子機器の進歩に伴い、これら機器に使用される二次電池では、小型化及び軽量化が求められている。それに応えるエネルギー密度が高い二次電池としては、例えば、リチウムイオン二次電池が挙げられる。一方、電気自動車やハイブリッド自動車、電動バイク、フォークリフトなどに代表される乗用車用の大型及び大容量電源としては、鉛蓄電池やニッケル水素電池などの二次電池が用いられている。
ところが、近年では、乗用車用の大型及び大容量電源として、エネルギー密度が高いリチウムイオン二次電池を採用するための開発が盛んに行われている。このリチウムイオン二次電池の開発は、高寿命や安全性などを配慮しながら、大型化及び大容量化の開発が行われている。
特許第4061938号公報 特許第4134521号公報 特開2000−40501号公報
しかしながら、大型化及び大容量化の開発においては、電気自動車やハイブリッド自動車、電動バイク、フォークリフトなどの乗用車の外形は有限であるため、所定外形内での大容量化を行う必要がある。このため、出力特性を損なうことなく所定外形内での更なる大容量化が望まれている。
本発明が解決しようとする課題は、出力特性を維持しつつ、所定外形内での大容量化を実現することができる二次電池を提供することである。
本実施形態に係る二次電池は、表面が正極活物質により被膜されている正極集電体と表面が負極活物質により被膜されている負極集電体とがセパレータを介して巻回されて扁平形状に形成された電極体と、電極体を収容する容器と、容器の表面に電極体の巻回軸に沿う軸方向に並べて設けられた正極端子及び負極端子と、容器内の電極体における軸方向の両端部の一方から電極体の内部に挿入され、正極集電体と正極端子とを接続する正極リードと、容器内の電極体における前述の両端部の他方から電極体の内部に挿入され、負極集電体と負極端子とを接続する負極リードとを備え、電極体は、電極体の正極リード側の角部に位置する正極集電体及び負極集電体が電極体の内側に折り込まれて形成され、正極リードが内側を通過する第1の折り込み部と、電極体の負極リード側の角部に位置する正極集電体及び負極集電体が電極体の内側に折り込まれて形成され、負極リードが内側を通過する第2の折り込み部とを有している。
第1の実施形態に係る二次電池の概略構成を示す断面図である。 図1に示す二次電池が備える電極体を示す外観斜視図である。 図1に示す二次電池に対する比較例の二次電池の概略構成を示す断面図である。 第2の実施形態に係る二次電池が備える電極体を示す外観斜視図である。 図4に示す二次電池が備える電極体に対する切れ込みの入れ方を説明するための説明図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1、図2及び図3を参照して説明する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る二次電池1は、電極体2と、その電極体2を電解液と共に収容する容器3と、一対の正極端子4及び負極端子5と、容器3内の電極体2と正極端子4とをつなぐ正極リード6と、容器3内の電極体2と負極端子5とをつなぐ負極リード7と、容器3と電極体2とを絶縁する内部絶縁体8とを備えている。この二次電池1としては、例えば、リチウムイオン電池などの非水電解質二次電池が挙げられる。
電極体2は、図2に示すように、発電要素である正極シート2a及び負極シート2bがセパレータ2cを介して巻回されて扁平形状に形成されている。なお、正極シート2aは、表面が正極活物質により被膜されている正極集電体であり、負極シート2bは、表面が負極活物質により被膜されている負極集電体である。この電極体2が容器3内に電解液と共に収納されている。
この電極体2の上部端面における巻回軸に沿う軸方向(すなわち巻回軸方向)の両端部(角部)は、電極体2の内側(内周側)に折り込まれている。これにより、電極体2は、その上部端面の一端部に第1の折り込み部R1を有し、その他端部に第2の折り込み部R2を有することになる。これらの折り込み部R1、R2の存在により、電極体2の内部から延びる正極リード6及び負極リード7が電極体2の上部に抜けるための空間が形成される。
なお、第1の折り込み部R1は、電極体2の正極リード6側の角部(図中左上の角部)に位置する正極シート2a及び負極シート2bが電極体2の内側に折り込まれて形成されており、電極体2の軸方向の一端部の上端に位置する。また、第2の折り込み部R2は、電極体2の負極リード7側の角部(図中右上の角部)に位置する正極シート2a及び負極シート2bが電極体2の内側に折り込まれて形成されており、電極体2の軸方向の他端部の上端に位置する。
ここで、前述の角部の折り込みを行わない場合には、正極リード6及び負極リード7は電極体2を避けてその電極体2の外部に延伸してから電極体2の上部に抜けなければならないが、前述の角部の折り込みを行うことで、正極リード6及び負極リード7は真っ直ぐ上に延びて電極体2の上部に抜けることが可能となる(図1参照)。
また、図2に示すように、電極体2の軸方向(巻回軸方向)の一端部、すなわち扁平形状の電極体2の側面は扁平の環形状となっている。その側面において上下方向に延びる二つのシート束S1、S2が存在している。それらのシート束S1、S2の上部には、第1の折り込み部R1が存在しており、その第1の折り込み部R1は各シート束S1、S2の間隔を維持するスペーサとして機能する。なお、もう一方の第2の折り込み部R2も同様にスペーサとして機能する。
このような電極体2において、発電に寄与する発電領域の軸方向の幅はL1であり(図1参照)、電極体2の軸方向の幅より小さい。したがって、正極シート2aの全面に正極用の材料が存在しているわけではなく、発電領域に対応する正極シート2aの部分領域に正極用の材料(正極活物質)が存在している。負極シート2bも同様であり、発電領域に対応する負極シート2bの部分領域に負極用の材料(負極活物質)が存在している。
図1に戻り、容器3は扁平な直方体形状の外装容器であり、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金などの金属材料により形成されている。この容器3は、上端(図1中)が開口する一端開口の容器本体3aと、その容器本体3aの開口を塞ぐ矩形板状の蓋体3bとを有しており、その蓋体3bが容器本体3aに溶接されて液密に形成されている。
正極端子4は蓋体3bの長手方向の一端部に設けられており、負極端子5はその他端部に設けられている。これらの正極端子4及び負極端子5は、電極体2の軸方向に並んでおり、さらに、蓋体3bの表面(上面)から突出している。正極端子4は正極リード6に固着されており、その正極リード6を介して電極体2の正極に電気的に接続されている。また、負極端子5は負極リード7に固着されており、その負極リード7を介して電極体2の負極に電気的に接続されている。
また、正極端子4及び負極端子5は蓋体3b及び内部絶縁体8を貫通して延伸しており、その正極端子4と蓋体3bとの間には、合成樹脂やガラスなどの絶縁体、例えばガスケットと呼ばれるシール材4aが設けられている。同様に、負極端子5と蓋体3bとの間にも、合成樹脂やガラスなどの絶縁体、例えばガスケットと呼ばれるシール材5aが設けられている。これらのシール材4a、5aは、正極端子4及び負極端子5と容器3との間を液密にシールすると共に電気的に絶縁している。
蓋体3bの中央部には、例えば矩形状の安全弁3b1が設けられている。この安全弁3b1は蓋体3bの一部を約半分程度の厚さに薄くして形成されており、その薄い部分の上面中央部には刻印が形成されている。安全弁3b1は、二次電池1の異常などにより容器3内にガスが発生して容器3の内圧が所定値以上に上昇した場合、開状態となって容器3内のガスを放出し、容器3の内圧を下げて二次電池1の破裂などの不具合を防止する。
正極リード6は、金属などの導電性を有する材料により形成されており、電極体2の正極(正極集電体)と正極端子4とを電気的に接続するリード部である。この正極リード6は、容器3の天井面からその側面に沿って延伸し、第1の折り込み部R1の内側を通過して電極体2の内部まで延びている。すなわち、正極リード6は、容器3内の電極体2における軸方向の両端部の一方から電極体2の内部に挿入され、その上下方向に延びる部分が第1の折り込み部R1の内側を通過する位置に配置されている。この正極リード6の電極体2側の端部は超音波溶接により電極体2の正極(正極集電体)に固着されている。なお、この溶接点は容器3の高さ方向においてその高さ中央より上側に位置している。
負極リード7は、金属などの導電性を有する材料により形成されており、電極体2の負極(負極集電体)と負極端子5とを電気的に接続するリード部である。この負極リード7は、容器3の天井面からその側面に沿って延伸し、第2の折り込み部R2の内側を通過して電極体2の内部まで延びている。すなわち、負極リード7は、容器3内の電極体2における前述の両端部の他方から電極体2の内部に挿入され、その上下方向に延びる部分が第2の折り込み部R2の内側を通過する位置に配置されている。この負極リード7の電極体2側の端部は超音波溶接により電極体2の負極(負極集電体)に固着されている。なお、この溶接点は容器3の高さ方向においてその高さ中央より上側に位置している。
内部絶縁体8は、容器3内の底面を覆う底面絶縁体8aと、容器3内の側面を覆う側面絶縁体8bと、容器3内の天井面を覆う天井面絶縁体8cとにより構成されている。これらの底面絶縁体8a、側面絶縁体8b及び天井面絶縁体8cは容器3に固着されている。なお、天井面絶縁体8cには、安全弁3b1に対向する開口が形成されている。
ここで、電極体2の軸方向においては、電極体2の幅をAとし、正極リード6の厚さをaとし、負極リード7の厚さをbとし、側面絶縁体8bの厚さをcとし、容器3の内側寸法をBとすると、A+a+b+2c>Bという関係式を満たす範囲の電極体2、正極リード6、負極リード7及び側面絶縁体8bが容器3内に収納されている。したがって、正極リード6及び負極リード7は電極体2の軸方向の幅内に存在することになる。このため、電極体2の内部から延びる正極リード6は電極体2の第1の折り込み部R1により生成された空間を通過して電極体2の上部に抜けることになり、同様に、電極体2の内部から延びる負極リード7も電極体2の第2の折り込み部R2により生成された空間を通過して電極体2の上部に抜けることになる。
前述のような構成の二次電池1では、電極体2の上部端面、すなわち電極体2の正極端子4及び負極端子5側の端面における軸方向の両端部(角部)は、電極体2の内側に折り込まれている。これにより、電極体2は、その上部端面の両端部の一方に第1の折り込み部R1を有し、その他方に第2の折り込み部R2を有することになる。これらの折り込み部R1、R2によって、電極体2の内部から延びる正極リード6及び負極リード7が電極体2の上部に抜けるための空間が形成されるので、正極リード6及び負極リード7が電極体2の内側に配置される。その結果、電極体2の軸方向の幅を大きくし、電極体2における発電領域の軸方向の幅を大きくすることが可能になるので、出力特性を維持しつつ、所定外形内での大容量化を実現することができる。
ここで、前述の比較例として、図3に示すように、通常の二次電池101では、前述の折り込み部R1、R2は存在しておらず、容器102内の電極体103は扁平形状になっている。このため、電極体103の内部から延びる正極リード104及び負極リード105は、電極体103を避けて一度外部に向かって延びてから電極体103の上部に抜けている。このため、電極体103と容器102との間には、少なくとも正極リード104の厚さ分の空間(スペース)が必要となり、同様に、負極リード105の厚さ分の空間も必要となる。したがって、それらの余分なスペース分だけ電極体103の軸方向の幅を小さくする必要があり、その結果、電極体103における発電領域の軸方向の幅が小さくなってしまう。この電極体103における発電領域の軸方向の幅をL2とすると、前述の二次電池1の電極体2における発電領域の軸方向の幅はL1であり、前述の折り込み部R1、R2の存在により、L1>L2という関係式が成り立つことになる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、電極体2の正極端子4及び負極端子5側の端面における軸方向の両端部(角部)が電極体2の内側に折り込まれている。すなわち、電極体2の正極リード6側の角部に位置する正極シート2a及び負極シート2bが電極体2の内側に折り込まれ、第1の折り込み部R1が形成されており、さらに、電極体2の負極リード7側の角部に位置する正極シート2a及び負極シート2bが電極体2の内側に折り込まれ、第2の折り込み部R2が形成されている。これにより、電極体2の内部から延びる正極リード6及び負極リード7が電極体2の上部に抜けるための空間が形成されるので、正極リード6及び負極リード7を電極体2の内側に配置することが可能になる。その結果、電極体2の軸方向の幅を大きくし、電極体2の発電領域の軸方向の幅を大きくすることが可能となるので、出力特性を維持しつつ、所定外形内での大容量化を実現することができる。
なお、前述の必要な空間を形成するため、電極体2の正極端子4及び負極端子5側の端面、すなわち上部端面における軸方向の両端部に位置する角部分を完全に切り落とすような切断を行った場合には、廃棄物が発生してしまうが、前述のように折り込みにより必要な空間が形成されるので、廃棄物の発生を防止することができる。さらに、切断の際に破片が電極体2に混入してショートなどが発生し、自己放電量が増えることがあるが、折り込みにより廃棄物が発生しないため、破片の混入も防止することができる。
また、第1の折り込み部R1及び第2の折り込み部R2が電極体2の各シート束S1、S2の間隔を維持するスペーサとして機能するため、電極体2の内部から延びる正極リード6及び負極リード7が電極体2の上部に抜けるための空間を確実に形成することが可能となる。これにより、電極体2の内側に正極リード6及び負極リード7を確実にかつ容易に配置することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図4及び図5を参照して説明する。
本発明の第2の実施形態は基本的に第1の実施形態と同様である。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点について説明し、第1の実施形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、その説明も省略する。
図4に示すように、電極体2は、第1の実施形態と同様に、その上部端面の両端部の一方に第1の折り込み部R1を有しており、その他方に第2の折り込み部R2を有している。すなわち、電極体2の上部端面における軸方向の両端部(角部)は電極体2の内側に折り込まれているが、その折り込み前に、両端部に複数の切れ込みK1、K2、K3、K4が入れられている。
二つの切れ込みK1、K2が両端部の一方に存在しており、二つの切れ込みK3、K4がもう一方の端部に存在している。二つの切れ込みK1、K2は、第1の折り込み部R1が前述の空間生成機能及びスペーサ機能を有するように上部(曲げR部)の両側に入れられている。もう一方の二つの切れ込みK3、K4も同様である。なお、図4では、一つの端部に対して二つの切れ込みが入れられているが、その数は限定されるものではない。
図5に示すように、切れ込みK1〜K4はカッターなどの刃物H1により電極体2の内周側から外周側に向けて入れられる。このとき、電極体2の内周側から外周側に向けて刃物H1を移動させることで、刃物H1は電極体2を構成するシート束から抵抗を受けつつ切断することになる。このため、電極体2を押さえるような治具などを必要とせず、電極体2の一部に容易に切れ込みK1〜K4を入れることができる。一方、前述とは逆に、電極体2の外周側から内周側に向けて刃物H1を移動させた場合には、電極体2を構成するシート束が刃物H1から逃げてしまい、刃物H1はシート束からの抵抗をほとんど受けないため、電極体2の一部に切れ込みK1〜K4を入れることは困難となる。
このような切れ込みK1〜K4が電極体2の上部端面における軸方向の両端部(角部)に入れられた後、その両端部が電極体2の内側に折り込まれる。これにより、電極体2は、その上部端面の両端部の一方に第1の折り込み部R1を有し、その他方に第2の折り込み部R2を有することになる。これらの折り込み部R1、R2により、電極体2の内部から延びる正極リード6及び負極リード7が電極体2の上部に抜けるための空間が形成されるので、正極リード6及び負極リード7が電極体2の内側に配置される。その結果、電極体2の軸方向の幅を大きくし、電極体2の発電領域の軸方向の幅を大きくすることが可能となるので、出力特性を維持しつつ、所定外形内での大容量化を実現することができる。また、切れ込みK1〜K4の存在により、前述の折り込み作業を容易に行うことができ、さらに、前述の必要な空間も確実に生成することができる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。さらに、電極体2の上部端面における軸方向の両端部(電極体2の正極集電体及び負極集電体)には、切れ込みK1〜K4が入れられており、その両端部は各切れ込みK1〜K4が利用されて電極体2の内側に折り込まれている。したがって、切れ込みK1〜K4の存在により、折り込み作業が容易になるため、二次電池1の製造を容易にすることができ、さらに、前述の必要な空間も確実に生成することができる。
また、前述の必要な空間を形成するため、電極体2の正極端子4及び負極端子5側の端面、すなわち上部端面における軸方向の両端部に位置する角部分を完全に切り落とすような切断を行った場合に比べ、その両端部に切れ込みK1〜K4を入れるだけで良いため、廃棄物の発生を防止することができ、さらに、廃棄物が発生しないため、破片の混入も防止することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…二次電池、2…電極体、2a…正極シート(正極集電体)、2b…負極シート(負極集電体)、2c…セパレータ、3…容器、4…正極端子、5…負極端子、6…正極リード、7…負極リード、8b…側面絶縁体、K1〜K4…切れ込み、R1…第1の折り込み部、R2…第2の折り込み部

Claims (3)

  1. 表面が正極活物質により被膜されている正極集電体と表面が負極活物質により被膜されている負極集電体とがセパレータを介して巻回されて扁平形状に形成された電極体と、
    前記電極体を収容する容器と、
    前記容器の表面に前記電極体の巻回軸に沿う軸方向に並べて設けられた正極端子及び負極端子と、
    前記容器内の前記電極体における前記軸方向の両端部の一方から前記電極体の内部に挿入され、前記正極集電体と前記正極端子とを接続する正極リードと、
    前記容器内の前記電極体における前記両端部の他方から前記電極体の内部に挿入され、前記負極集電体と前記負極端子とを接続する負極リードと、
    を備え、
    前記電極体は、
    前記電極体の前記正極リード側の角部に位置する前記正極集電体及び前記負極集電体が前記電極体の内側に折り込まれて形成され、前記正極リードが内側を通過する第1の折り込み部と、
    前記電極体の前記負極リード側の角部に位置する前記正極集電体及び前記負極集電体が前記電極体の内側に折り込まれて形成され、前記負極リードが内側を通過する第2の折り込み部と、
    を有していることを特徴とする二次電池。
  2. 前記正極集電体及び前記負極集電体には、切れ込みが入れられており、
    前記正極集電体及び前記負極集電体は、前記切れ込みが利用されて前記電極体の内側に折り込まれていることを特徴とする請求項1記載の二次電池。
  3. 前記容器内の側面を覆う側面絶縁体を備え、
    前記電極体の前記軸方向において、前記電極体の幅をAとし、前記正極リードの厚さをaとし、前記負極リードの厚さをbとし、前記側面絶縁体の厚さをcとし、前記容器の内側寸法をBとすると、A+a+b+2c>Bという関係式を満たす範囲の前記電極体、前記正極リード、前記負極リード及び前記側面絶縁体が前記容器に収納されていることを特徴とする請求項1又は2記載の二次電池。
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