JP2012172600A - オイルパンの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンオイルを冷却する冷却手段を備えたオイルパンの構造において、貯留されているエンジンオイルだけではなくリターンオイルも冷却しつつ、コストの上昇を抑え、効率的にエンジンオイルを冷却することができるオイルパン構造を提供する。
【解決手段】冷却パイプ5は、オイル通路部4の内側を上下方向に延びるように配置されており、下端5aがオイル通路部4より下方のオイルパン1の底面11a近傍、具体的には、エンジンオイルEの規定油面Erよりも下側に位置するように設定されて、上端5bがバッフルプレート2近傍に位置するように設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンオイルを冷却する冷却手段が取り付けられたオイルパンの構造に関し、特に、効率的にエンジンオイルを冷却することができるオイルパンの構造に関するものである。
従来より、下記特許文献1等により、エンジン下部のオイルパン内に、エンジンオイルの劣化を防ぐため、冷却水等によりエンジンオイルを冷却する冷却手段を設置することが知られている。
この特許文献1には、エンジンオイルの飛散や片寄りを抑えつつ、エンジン潤滑後のリターンオイルを受けるバッフルプレートに、冷却水を誘導する冷却水誘導手段を付加的に設けて、バッフルプレートでエンジンオイルを冷却するオイルパン構造が記載されている。
ただし、この特許文献1のオイルパン構造の場合、シリンダーブロック等から滴下するリターンオイルのみを冷却する構造であるため、エンジンオイルと冷却水との接触率が低く、冷却効率が低いという問題がある。
そこで、下記特許文献2では、オイルパン内のエンジンオイルの規定油面よりも下側位置に、平板状の冷却板を設置して、貯留しているエンジンオイルを常時冷却するオイルパン構造が提案されている。このように、貯留しているエンジンオイルを常時冷却することで、エンジンオイルと冷却水との接触率を高めることができ、冷却効率を高めることができる。
特開平4−166602号公報 特開平10−54217号公報
確かに、下記特許文献2のオイルパン構造のように、エンジンオイルの規定油面よりも下側位置に平板状の冷却板を設置すれば、エンジンオイルの冷却効率を高めることができるように思われる。
しかし、エンジンオイルの中で最も高温になるのはリターンオイルであり、このリターンオイルをそのまま貯留したエンジンオイル内に滴下させると、折角、冷却したエンジンオイルが再度温められることになり、エンジンオイルを効果的に冷却できないという問題が生じる。
この問題に対しては、例えば、特許文献1のオイルパン構造のようにバッフルプレートに冷却手段を組み込み、リターンオイルを滴下途中で冷却することが考えられる。
しかし、このようにバッフルプレートに冷却手段を組み込むと、エンジンオイル規定油面より下側に設置した冷却板とは別に、新たな冷却手段を設けることになり、冷却配管等も別途必要になり、コストが上昇するという問題が発生する。
また、リターンオイルと、オイルパンに貯留されるエンジンオイルとは、そもそも、大きく温度が異なり、発熱量も異なるため、同じ温度の冷却水で冷却しても、冷却効率は必ずしも高くならないという問題もある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、エンジンオイルを冷却する冷却手段を備えたオイルパンの構造において、貯留されているエンジンオイルだけではなくリターンオイルも冷却しつつ、コストの上昇を抑え、効率的にエンジンオイルを冷却することができるオイルパン構造を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の発明は、エンジン下部に設置されて、内部のエンジンオイルを冷却する冷却手段を備えたオイルパンの構造であって、前記エンジンから滴下するリターンオイルを受けて所定の位置に案内する略平板状のバッフルプレートと、該バッフルプレートで案内されたリターンオイルをオイルパン下部に導くように設けられた上下方向に延びる略筒状のオイル通路体と、前記オイルパン下部に形成され、滴下する前記リターンオイルも含めエンジンオイルを内部に貯留するオイル貯留部と、該オイル貯留部から上方に延びて前記オイル通路体の内側に位置するように配置され、オイルの冷却を行う冷却手段とを備え、該冷却手段は、冷却媒体を下部から流入させて上部から流出させる冷却経路を有することを特徴としている構成とした。
なお、ここで「オイル通路体」とは、上下方向に延びてリターンオイルをオイルパン下部に導くように構成されているものであれば、どのような形態であってもよく、バッフルプレートに一体的に設けられるものや、バッフルプレートとは別体に設けられるものを含む概念を意味するものである。
また、「冷却手段」についても、オイル貯留部から上方に延びてオイル通路体の内側に位置するように配置されるものであれば、どのようなものであっても良く、形態等について特に限定されるものではない。なお、外部から冷却媒体を供給する補助的な管路等については、特に配置場所が限定されるものではない。
第2の発明は、第1の発明において、前記オイル通路体は、下部が前記オイル貯留部内に位置して、該オイル貯留部をオイル通路体内側の第一オイル貯留室とオイル通路体外側の第二オイル貯留室とに区画しており、前記冷却手段の下部は、前記オイル貯留部の第一オイル貯留室に配置されていることを特徴としている構成とした。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、前記冷却手段は、前記略筒状のオイル通路体に沿って近接して配置される螺旋状の冷却部を備えたことを特徴としている構成とした。
第4の発明は、第3の発明において、前記冷却手段の冷却部の内側には、下部にオイル吸込み口を有する上下方向に延びる吸込管部を備えたオイルストレーナが配置されていることを特徴としている構成とした。
第1の発明によれば、オイル貯留部から上方に延びてオイル通路体の内側に位置するように冷却手段を配置したことにより、バッフルプレートで受けられてオイル通路体に案内されるリターンオイルと、オイル貯留部内のエンジンオイルとを、一つの冷却手段で冷却することができる。
また、この冷却手段は、冷却媒体を下部から流入させて上部から流出させる冷却経路でオイルを冷却するので、始めに冷たい冷却媒体で、比較的低温のオイル貯留部のエンジンオイルを冷却してから、後からやや温まった冷却媒体で、比較的高温のリターンオイルを冷却することになるため、熱交換の効率を高めることができ、エンジンオイルを効率的に冷却することができる。
よって、エンジンオイルを冷却する冷却手段を備えたオイルパンの構造において、貯留されているエンジンオイルだけではなくリターンオイルも効率的に冷却することができるため、コストの上昇を抑えつつ、効率的にエンジンオイルを冷却することができる。
第2の発明によれば、オイル通路体によってオイル貯留部を第一オイル貯留室と第二オイル貯留室とに区画して、冷却手段の下部を第一オイル貯留室内に配置したことで、冷却手段は、貯留されるエンジンオイルの中でリターンオイルが滴下することで、第二オイル貯留室に比較して温度が高くなる第一オイル貯留室内のエンジンオイルを、主に冷却することになる。
よって、冷却手段は、高温のエンジンオイルを効果的に冷却することになるため、熱交換の効率も高めることができ、エンジンオイルをより効率的に冷却することができる。
第3の発明によれば、冷却手段が略筒状のオイル通路体に近接配置される螺旋状の冷却部を備えるため、冷却手段は、オイル通路体に沿って流れるリターンオイルに対して均等に位置することになり、エンジンオイルを均一的に冷却することができる。
よって、エンジンオイルの冷却効果に、リターンオイルが流れ落ちる場所によってムラが生じないため、エンジンオイルの温度変化の差を少なくでき、エンジンオイルをより効率的に冷却することができる。
第4の発明によれば、冷却手段の冷却部の内側に、下部にオイル吸込み口を有する上下方向に延びるオイルストレーナを配置していることから、リターンオイルとして滴下したエンジンオイルは、その途中に位置する冷却手段の近傍を必ず通ってオイルストレーナに吸込まれることになる。
よって、オイルストレーナに吸込まれるエンジンオイルは、必ず冷却手段で冷却されてから吸い込まれることになるため、エンジンオイルの温度上昇をできるだけ抑えることができ、エンジンオイルの劣化を防ぐことができる。
本発明の実施形態1に係るオイルパンの構造を一部断面として示す全体斜視図である。 本発明の実施形態1に係るオイルパンの構造の平面図である。 図2のA−A線矢視に相当する断面図である。 本発明の実施形態1の冷却パイプの斜視図である。 本発明の実施形態1の冷却パイプのオイルパンへの取付部分を示した詳細断面図である。 本発明の実施形態2の冷却コアの斜視図である。 本発明の実施形態3に係るオイルパンの構造の一部断面として示す全体斜視図である。 本発明の実施形態3での隙間調整機構を説明する斜視図である。 本発明の実施形態3での隙間調整機構と冷却パイプとの関係を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1のオイルパンの構造を一部断面として示す全体斜視図である。このオイルパン1は、図示しないエンジンの下部に設置され、周知のようにエンジンオイルE(図3参照)を内部に貯留するものである。
オイルパン1は、異形の略矩形有底筒体で構成した樹脂製の射出成形品で構成しており、下方に大きく膨らむ底壁部11と、その底壁部11の周縁部から上方に延びる側壁部12を備えている。
そして、側壁部12の上端には、図2に示すように、全周を取り囲むように取付フランジ13が設けられている。この取付フランジ13には、オイルパン1を図示しないエンジンのシリンダーブロックに締結固定するためのボルト挿通穴14…が複数形成されている。
オイルパン1の内部には、エンジンオイルEの飛散や片寄りを抑える樹脂製のバッフルプレート2が設けられている。このバッフルプレート2の外側端部2aは、前述の取付フランジ13の内側に隣接した段差部15に載置され、図示しない取付部材でバッフルプレート2がオイルパン1に取り付けられる。
このバッフルプレート2には、オイルパン1下部に貯留されたエンジンオイルE(図3参照)を、図示しないオイルポンプに案内するオイルストレーナ3が一体的に設けられている。
このバッフルプレート2は、図2に示すように、オイルパン1内部を例えば全面で覆うように位置して、図示しないエンジンのシリンダーブロックから滴下するリターンオイルR(図3参照)を受けて、ほぼ中央位置に設けたオイル通路部4に導くように中央を窪ませて形成されている。特に、バッフルプレート2の内、リターンオイルRが多い箇所には、略樋形状のオイル受け凹部21が形成され、このオイル受け凹部21で、リターンオイルRをより確実にオイル通路体としてのオイル通路部4に導くようにしている。
オイル通路体としてのオイル通路部4は、図1及び図2に示すように、バッフルプレート2から下方に延びる略円筒状の筒状部で形成されている。そして、このオイル通路部4によって、オイルパン1の底壁部11の上面11a(図1参照)(以下、オイルパン1の底面11a)側に、リターンオイルRを案内するようにしている。
このオイル通路部4で案内されたリターンオイルRは、図3に示すように、オイルパンの底面11aの上に形成されるオイル貯留部Zに流れ落ちる。このオイル貯留部Zは、オイル通路部4の下側壁4aで、内側の第一オイル貯留室Xと、外側の第二オイル貯留室Yに区画されており、リターンオイルRは、このうち第一オイル貯留室X内に流れ落ちる。
このように、リターンオイルRが第一オイル貯留室X内に流れ落ちることにより、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEは、第二オイル貯留室YのエンジンオイルEよりも温度が高くなる。
すなわち、エンジンからバッフルプレート2に導かれるリターンオイルRが最も高温で、バッフルプレート2からオイル通路部4を通って第一オイル貯留室Xに導かれるエンジンオイルEがリターンオイルRよりも低温だが、やや高温で、第二オイル貯留室YのエンジンオイルEが最も低温になるのである。
リターンオイルRとエンジンオイルEが存在するオイル通路部4の内側には、螺旋状に形成された円形コイル型形状の冷却パイプ5が配置されている。
この冷却パイプ5は、オイル通路部4の内側を上下方向に延びるように配置されており、下端5aがオイルパン1の底面11a近傍、具体的には、エンジンオイルEの規定油面Erよりも下側に位置するように設定されて、上端5bがバッフルプレート2近傍に位置するように設定されている。
また、途中の冷却部としての螺旋円弧部5cは、オイル通路部4の内壁面41に対して、全周が近接する位置関係で配置されて、冷却パイプ5による冷却域をオイル通路部4の内壁面41近傍に均等に形成するように構成している。
すなわち、オイル通路部4のどの内壁面41を沿って滴下するリターンオイルRも、冷却するように螺旋円弧部5cが内壁面41の全域に亘って対向するように設けられているのである。
また、この冷却パイプ5の螺旋円弧部5cの内側(中心側)には、前述したオイルストレーナ3の吸込管部31が配置され、下端の吸込み口32からエンジンオイルEを吸い込むように構成されている。
さらに、この冷却パイプ5には、冷却水を循環させる冷却水回路Cが接続されており、冷たい冷却水が順次、冷却パイプ5に供給されるように構成されている。
冷却パイプ5は、図4に示すように、熱交換の効率を高めるため、真鍮製の円パイプで構成されており、同一ピッチで、例えば、六巻のコイル状に構成している。そして、下部に冷却水wを内部に取り入れる取入管部51と冷却後の水wを外部に出す排出管部52とが設けられている。
取入管部51は端末に冷却水wの取入口51aを備えて、排出管部52は端末に冷却水wの排出口52aを備えている。そして、取入管部51は冷却パイプ5の下端巻き部53に連なり、排出管部52は冷却パイプ5の上端巻き部54に連なるように構成している。
このように構成することで、冷却水wは、冷却パイプ5の下側から上側に流れる冷却経路(具体的には、取入管部51→下端巻き部53→螺旋円弧部5c→上端巻き部54→排出管部52という経路)で流動することになる。
また、取入管部51と排出管部52の間は、水平方向に延びる平板状の梁型連結部55により連結されている。そして、この梁型連結部55の中央位置下方には、上下方向に延びる円柱状のインサートナット56が配置されている。このインサートナット56は、オイルパン1の底面11aに形成した円筒ボス部16に嵌合固定されることで、冷却パイプ5の固定部6を構成している。
そして、このインサートナット56に、梁型連結部55の挿通孔55aを介して、スクリューボルト57を螺合固定することで、梁型連結部55を円筒ボス部16に固定し、冷却パイプ5をオイルパン1に固定するように構成している。
また、取入管部51の端部と排出管部52の端部には、オイルパン1の側壁部12に差込固定するための円筒カラー部材58,58が設けられている。この円筒カラー部材58,58は、金属製の円筒体で構成されており、外周にはゴム製のOリング59(図5参照)を装着する一条の凹溝58a,58aが形成されている。
図5を利用して、取入管部51のオイルパン1の側壁12への取付部分の詳細について説明する。なお、排出管部52の取付部分も、同じ構造であるため、説明を省略する。
前記オイルパン1下部の側壁12には、円筒パイプ状の貫通管部7が一体に形成されている。この貫通管部7は、オイルパン1の内側に、取入管部51を嵌め込む内側嵌込部71を有し、オイルパン1の外側に、冷却水回路Cから延びる管部C1を嵌め込む外側嵌込部72を有している。また、貫通管部7の内壁中央には、環状の係止リブ73を設けて、取入管部51の差込ストッパーとして機能させている。
そして、取入管部51の円筒カラー部材58の後端外周にも、外方に突出する環状の係止フランジ58bを設けて、内側嵌込部71の係止ストッパーとして機能させている。
また、取入管部51の円筒カラー部材58の外周壁面に設けられた凹溝58aにOリング59を装着することで、内側嵌込部71との間のシール性を確保している。さらに、前述したように環状の係止フランジ58bと、環状の係止リブ73とを、取入管部51と貫通管部7との間に設けて、取入管部51と貫通管部7との間を迷路状に構成したことで、いわゆるラビリンス効果によって、両者の間のシール性を高めている。
そして、このように、係止フランジ58bと係止リブ73を設けることで、取入管部51の取付位置が決まるため、取入管部51を内側嵌込部71に嵌め込んだ状態で、前述の梁型連結部55をスクリューボルト57によって螺合固定するだけで、冷却パイプ5はオイルパン1に対して確実に固定される。このため、組み付けが容易になる。
なお、排出管部52は、上端巻き部54から下方に向かって延びていて、取入管部51と平行に配置されているが、他の構造として、上端巻き部54からそのまま横方向に延びて、別に設けた貫通部(図示せず)等に接続することで、冷却水wをオイルパン1の外部に排出するようにしてもよい。
次に、このように構成されたオイルパン1の構造の冷却作用について説明する。
まず、図3に示すように、図示しないエンジンの摺動部(点火タイミング等を制御するカムやバルブユニット等)を潤滑して下方に滴下するリターンオイルRは、オイル受け凹部21で受けられると、バッフルプレート2のほぼ中央位置に案内される。また、オイル受け凹部21以外でバッフルプレート2で受けたリターンオイルRは、全てこの中央位置に集められる。
そして、集められたリターンオイルRは、この中央位置のオイル通路部4に案内されて、そのままオイル通路部4の内壁面41を伝って下方に流れ落ちる。
こうして、リターンオイルRが第一オイル貯留室Xに流れ落ちて、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEと混ざり合うことで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEの温度が高くなり、前述のように、第二オイル貯留室YのエンジンオイルEの温度よりも高くなる。
このとき、冷却パイプ5がオイル通路部4内を上下方向に延びるように位置しているため、この冷却パイプ5で、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEのみならずリターンオイルRも冷却することになる。
すなわち、冷却パイプ5の下端5aが、エンジンオイルEの規定油面Erよりも下側に位置することで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却する。また、冷却パイプ5の螺旋円弧部5cが、オイル通路部4の内壁面41に近接配置され、冷却域を形成することで、オイル通路部4の内壁面41を伝って流れ落ちるリターンオイルRも冷却するのである。
さらに、前述のように、冷却水wが冷却パイプ5の下側から上側に流れるように構成されているため、始めに、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却して、後からリターンオイルRを冷却することになる。
これにより、効率的にエンジンオイルEを冷却することができる。すなわち、リターンオイルRの温度が高く、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEの温度が相対的に低いため、始めに冷たい冷却水wで第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却して、後からやや温まった冷却水wでリターンオイルRを冷却することで、いずれの冷却地点においても、冷却効果を有効に発揮できるのである。
もし、仮に、冷却水wの水路経路が逆の場合、すなわち、始めにリターンオイルRを冷却して、後から第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却する場合には、始めのリターンオイルRの冷却時に、冷却水wが加熱され過ぎてしまい、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却する際には、既に、冷却水wの冷却効果が発揮できない可能性もある。こうしたことから、本実施形態1のような冷却経路で冷却を行うと、冷却水wの冷却効果を効率的に発揮できるのである。
以上のように、この実施形態1では、第一オイル貯留室Xから上方に延びてオイル通路部4の内側に位置するように冷却パイプ5を配置したことにより、バッフルプレート2で受けられてオイル通路部4に案内されるリターンオイルRと、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEとを、一つの冷却パイプ5で冷却することができる。
また、この冷却パイプ5は、冷却水wを下部から取入れて上部から排出する冷却経路でオイルを冷却することで、始めに冷たい冷却水wで低温の第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却して、後からやや温まった冷却水wで高温のリターンオイルRを冷却することになるため、熱交換の効率を高めることができ、効率的にエンジンオイルEを冷却することができる。
よって、エンジンオイルEを冷却する冷却パイプ5を備えたオイルパン1の構造において、貯留されているエンジンオイルEだけではなくリターンオイルRも一つの冷却パイプ5で効率的に冷却することができるため、別々の冷却手段を必要とせずコストの上昇を抑えつつ、また熱交換の効率も高めることができるため、エンジンオイルEを効率的に冷却することができる。
特に、この実施形態1では、オイル通路部4によってオイル貯留部Zを第一オイル貯留室Xと第二オイル貯留室Yとに区画して、冷却パイプ5をオイル貯留部Zに対しては第一オイル貯留室Xだけに配置している。
このため、冷却パイプ5は、貯留されるエンジンオイルEの中でリターンオイルRが滴下して、温度が高まる第一オイル貯留室XのエンジンオイルEだけを、主に冷却することになる。
よって、冷却パイプ5は、比較的高温のエンジンオイルEを効果的に冷却することになるため、熱交換の効率も高めることができ、エンジンオイルEをより効率的に冷却することができる。
また、この実施形態1によれば、冷却パイプ5がオイル通路部4の内壁面41に近接配置される螺旋状のコイル形状であるため、オイル通路部4に沿って流れるリターンオイルRに対して均等に位置することになり、リターンオイルRを均一的に冷却することができる。
よって、エンジンオイルEの冷却効果に、リターンオイルRが流れ落ちる場所によってムラが生じないため、エンジンオイルEの温度変化の差を少なくでき、エンジンオイルEをより効率的に冷却することができる。
また、この実施形態1によれば、オイル通路部4の中央位置に吸込管部31を配置し、冷却パイプ5の内側に吸込み口32を備えたオイルストレーナ3を配置していることから、リターンオイルRとしてオイル通路部4を伝って流れ落ちたエンジンオイルEは、その途中に位置する冷却パイプ5の近傍を必ず通ってオイルストレーナ3に吸込まれることになるので、効果的にエンジンオイルEを冷却できる。
また、樋形状のオイル受け凹部21を通ってオイル通路部4に導かれるリターンオイルRは、冷却パイプ5の上端5bに接触し、さらに冷却パイプ5を伝わりながらオイル通路部4に流れ込むため、効率的に冷却されることになる。
よって、オイルストレーナ3に吸込まれるエンジンオイルEは、必ず冷却パイプ5で冷却されて、吸い込まれることになるため、エンジンオイルEの温度上昇をできるだけ抑えることができ、エンジンオイルEの劣化を防ぐことができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について図6を利用して説明する。この実施形態2は、実施形態1の冷却パイプ5に換えて図6に示す冷却コア105を用いる点が異なるだけで、他の構成要素については全く同一である。このため、同一の構成要素については符号を付して説明を省略する。
この実施形態2では、リターンオイルRとエンジンオイルEを冷却する冷却手段を、図6の冷却コア105で構成している。この冷却コア105は略円筒形状の筒体で構成しており、下部に取入管部151と連なるドーナツ状の入水側タンク153を設け、上部に排出管部152と連なるドーナツ状の出水側タンク154を設け、さらに、中間部にこの両タンク153,154を上下方向に延びて繋ぐ円筒状の熱交換部105cを設けている。
この熱交換部105cは、詳細には図示しないが、いわゆるラジエータ装置のように、微細なフィン(放熱板)とチューブ(水通路)を組み合わせることで、熱交換の効率を高めた構成としている。
このように、冷却コア105に熱交換部105cを設けたことで、実施形態2の冷却コア105は、実施形態1の冷却パイプ5よりも、さらに熱交換の性能を高めることができる。よって、より効果的にリターンオイルR等を冷却することができる。
また、この実施形態2でも、冷却水wが下側から上側に向かって流れる冷却経路(具体的には、取入管部151→入水側タンク153→熱交換部105c→出水側タンク154→排出管部152という経路)で冷却を行うため、実施形態1と同様に、確実に冷却効果を発揮させることができ、効率的にエンジンオイルE等を冷却することができる。
このように、この実施形態2でも、オイル通路部4の内側に位置するように冷却コア105を配置したことにより、リターンオイルRと、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEとを、一つの冷却コア105で冷却することができる。
また、始めに冷たい冷却水wで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEを冷却して、後からやや温まった冷却水wで、リターンオイルRを冷却することになるため、熱交換の効率を高めることができ、効率的にエンジンオイルEを冷却することができる。
さらに、その他の作用効果についても、実施形態1と同様である。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について図7乃至図9を利用して説明する。この実施形態3は、実施形態1の構成要素に開放面積調整機構M(図8参照)を加えたものであり、開放面積調整機構M以外の構成要素については、実施形態1と同様であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
開口面積調整機構Mは、オイル通路部4の下方に形成される開放面積S(上下長さ×円周長=開放面積)(図9参照)の大きさを調整することで、第一オイル貯留室Xと第二オイル貯留室Yとの間のエンジンオイルEの流動状態を変化させるものである。
開放面積調整機構Mは、図8に示すように、オイル通路部4に係合される仕切り壁体200と、この仕切り壁体200に動力を伝達するラック・アンド・ピニオン機構210と、このラック・アンド・ピニオン機構210に動力を与える電動アクチュエータ220と、この電動アクチュエータ220に制御信号を出力する制御ユニット230と、によって構成している。
仕切り壁体200は、略円筒状の樹脂製の射出成型品で構成しており、オイル通路部4の外周側に配置されている。そして、仕切り壁体200は、オイル通路部4に対して、上下方向にスライド自在となっており、オイル通路部4の外壁面42に沿ってスライド移動するように構成されている。
このように仕切り壁体200がスライド移動することで、図9に示すように、オイルパン1の底面11aと仕切り壁体200との間の開放面積Sが変化することになり、オイル通路部4の内側と外側との連通広さが調整される。
なお、図7に示すように仕切り壁体200の下部には、冷却パイプ5の取入管部51と排出管部52との干渉を避けるために、それぞれに対応した切欠きスリット201、201(図7では、取入管部51に対応した切欠きスリットのみを示す。)を上下方向に延びるように設けている。
仕切り壁体200の外壁面202には、ラック・アンド・ピニオン機構210の一部であるラックギア211を、上下方向に並べて設けている。そして、このラックギア211に隣接して上下方向に延びるスリット溝203を設けている。
オイル通路部4には、このスリット溝203に係合するように、外側に突出した上下方向に延びるガイドリブ204を設けている。このガイドリブ204によって、仕切り壁体200が上下方向に安定してスライド移動するようになっている。
また、バッフルプレート2には、ガイドリブ204と同じ長さで下方に延びるガイド腕部205を設けている。そして、このガイドリブ204とガイド腕部205の下端で、ピニオンギア212を両持ち状態で支持するように構成している。
この支持されるピニオンギア212は、ラック・アンド・ピニオン機構210の一部を構成して、前述のラックギア211と噛合することで、電動アクチュエータ220の回転力をラックギア211に伝達している。
電動アクチュエータ220は、ステッピングモータによって構成しており、本体部221をオイルパン1の側壁部12の外面に、二個のインサートナット222,222を組み付けて二本のボルト223,223を介して固定している。そして、オイルパン1の側壁部12を貫通するシャフト224を、オイルパン1内部に導きピニオンギア212まで延びるように設けている。
この電動アクチュエータ220は、制御ユニット230から制御信号を受けて、回転力を発生するように構成している。そして、シャフト224の回転角や回転スピードを制御することによって、ピニオンギア212の回転量や回転スピードを制御して、仕切り壁体200の上下位置や移動スピードを調整するように構成している。
電動アクチュエータ220を制御することによって、図8に示すように仕切り壁体200がオイル通路部4の外壁面42に沿って上下にスライド移動するため、図9のように、オイルパン1の底面11aと仕切り壁体200との間の開放面積Sが、拡がったり(S1)、狭まったり(S2)することになる。
このように実施形態3では、開口面積調整機構Mを設けたことにより、開放面積Sを拡げたり(S1)、狭めたり(S2)制御することになる。これにより、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEと第二オイル貯留室YのエンジンオイルEとの流動状態が変化する。すなわち、開放面積Sが狭まっている(S2)場合には、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEと第二オイル貯留室YのエンジンオイルEは、互いに流動し合うことがないが、開放面積Sが拡がっている(S1)場合には、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEと第二オイル貯留室YのエンジンオイルEは、互いに流動し合うことになるのである。
このため、例えば、エンジン燃費を向上するため、エンジン冷間時において暖機運転の時間を短縮したい場合には、開放面積Sを狭める(S1)制御を行うことで、第一オイル貯留室XのリターンオイルRやリターンオイルRで暖まったエンジンオイルEだけを即座にオイルストレーナ3に吸い込ませるようにすることができる。
また、エンジン回転が上昇して図示しないオイルポンプの吸込み量が増加した場合には、オイル切れを防止するため、開放面積Sを拡げる(S1)制御を行うことで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEだけでなく、第二オイル貯留室YのエンジンオイルEもオイルストレーナ3に吸い込ませるようにすることができる。
また、冷却パイプ5との関係においても、例えば、エンジンオイルEを即座に冷却したい場合には、開放面積Sを狭める(S2)制御を行うことで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEだけを集中的に冷却することができ、冷却パイプ5の効果をさらに高めることができる。
また一方で、この開口面積調整機構Mによる制御と協調して、冷却水回路Cの冷却水wの供給状態を変化させてもよい。例えば、開口面積調整機構Mで、エンジン冷間時において暖機運転の時間を短縮するため、開放面積Sを狭める(S2)制御を行う際には、冷却水wの供給を止めることで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEが冷却されないため、よりエンジンの昇温を早めることができ、より暖機運転の時間を短縮することもできる。
以上のように、この実施形態3においても、実施形態1と同様の構成要素を有するため、実施形態1と同様の効果を奏する。特に、この実施形態3では、開放面積調整機構Mを設けたことで、第一オイル貯留室XのエンジンオイルEと第二オイル貯留室YのエンジンオイルEの流動状態を変化させることができるため、エンジンオイルの冷却及び昇温効果をさらに高めることもできる。
以上、実施形態を説明してきたが、本発明は、その目的の範囲を逸脱しない限りにおいて、適宜、変更をしてもよい。
なお、以上の実施形態では、いずれも、オイル通路部4をバッフルプレート2に一体的に設けたが、必ずしも一体でなくてもよく、別体で構成してもよい。
また、冷却手段も冷却パイプ5と冷却コア105としたが、これに限られるものでなく、例えば、湯たんぽのような冷却水タンク等であってもよい。
さらに、オイル通路部4についても、必ずしも、下部位置で第一オイル貯留室Xと第二オイル貯留室Yとを区分ける程、下方まで延びなくてもよい。
加えて、冷却パイプ5内を流れる冷却水wについても、熱を伝達する流体(媒体)であれば、どのようなものであっても良く、例えば、オイルや液体窒素、さらには、気体等であっても良い。
以上説明したように、本発明にかかるオイルパンの構造によれば、エンジンオイルを冷却する冷却手段を備えたオイルパンの構造に適用できる。
E エンジンオイル
R リターンオイル
X 第一オイル貯留室
Y 第二オイル貯留室
Z オイル貯留部
1 オイルパン
2 バッフルプレート
3 オイルストレーナ
4 オイル通路部(オイル通路体)
5 冷却パイプ(冷却手段)
5c 螺旋円弧部(冷却部)
51 取水管部
52 排水管部
105 冷却コア
151 取水管部
152 排水管部

Claims (4)

  1. エンジン下部に設置されて、内部のエンジンオイル(E)を冷却する冷却手段(5)を備えたオイルパン(1)の構造であって、
    前記エンジンから滴下するリターンオイル(R)を受けて所定の位置に案内する略平板状のバッフルプレート(2)と、
    該バッフルプレート(2)で案内されたリターンオイル(R)をオイルパン(1)下部に導くように設けられた上下方向に延びる略筒状のオイル通路体(4)と、
    前記オイルパン(1)下部に形成され、滴下する前記リターンオイル(R)も含めエンジンオイル(E)を内部に貯留するオイル貯留部(Z)と、
    該オイル貯留部(Z)から上方に延びて前記オイル通路体(4)の内側に位置するように配置され、オイルの冷却を行う冷却手段(5)とを備え、
    該冷却手段(5)は、冷却媒体(w)を下部から流入させて上部から流出させる冷却経路を有する
    ことを特徴とするオイルパンの構造。
  2. 前記オイル通路体(4)は、下部が前記オイル貯留部(Z)内に位置して、該オイル貯留部(Z)をオイル通路体(4)内側の第一オイル貯留室(X)とオイル通路体(4)外側の第二オイル貯留室(Y)とに区画しており、
    前記冷却手段(5)の下部は、前記オイル貯留部(Z)の第一オイル貯留室(X)に配置されている
    ことを特徴とする請求項1記載のオイルパンの構造。
  3. 前記冷却手段(5)は、前記略筒状のオイル通路体(4)に沿って近接して配置される螺旋状の冷却部(5c)を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のオイルパンの構造。
  4. 前記冷却手段(5)の冷却部(5c)の内側には、下部にオイル吸込み口(32)を有する上下方向に延びる吸込管部(31)を備えたオイルストレーナ(3)が配置されている
    ことを特徴とする請求項3記載のオイルパンの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103628950A (zh) * 2013-11-19 2014-03-12 浙江吉利控股集团有限公司 一种带机油冷却功能的油底壳
JP2017137805A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 日野自動車株式会社 廃熱回収用オイルパン構造及び廃熱回収装置
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