JP2012169088A5 - 誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法 - Google Patents
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Description
本発明は、誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法に関する。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、このような分割型の加熱コイルを用いて誘導加熱する際に、ガス雰囲気の状態を効率良く作り出すことができる、誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法は、
円弧状の湾曲部の対で構成された分割型コイルにおいて、該湾曲部のコイル幅方向の両側面に、前記湾曲部の内周面よりも径方向内側まで張り出した遮蔽板を設け、
前記湾曲部の内周面と、前記分割型コイルにより誘導加熱される部材表面と、前記遮蔽板の対とで、ガス雰囲気となる領域を形成する。
円弧状の湾曲部の対で構成された分割型コイルにおいて、該湾曲部のコイル幅方向の両側面に、前記湾曲部の内周面よりも径方向内側まで張り出した遮蔽板を設け、
前記湾曲部の内周面と、前記分割型コイルにより誘導加熱される部材表面と、前記遮蔽板の対とで、ガス雰囲気となる領域を形成する。
上記構成において、前記遮蔽板がセラミック、ガラス繊維その他の絶縁材で形成されている。
上記構成において、前記湾曲部には、前記内周面からガスを噴出するためのガス噴射路が形成されている。
上記構成において、前記湾曲部には、前記内周面からガスを噴出するためのガス噴射路が形成されている。
本発明によれば、ガス雰囲気の状態を効率よく作り出すことができ、ガスの使用量も低減できる。
分割型の加熱コイルを用いてパイプ接合する際、冷却液の液漏れ確認作業を接合作業毎に行う必要がないパイプ接合用加熱コイルを提供するために、パイプ接合用加熱コイルは、円弧状の湾曲部の一端部にリード部を接続してなる分割型コイルを一組備えており、上流路及び下流路が互いにコイル幅方向に並んでリード部及び湾曲部の形状に沿って各分割型コイルに設けられ、折り返し流路が湾曲部の先端部側に設けられており、パイプ部材同士を圧接する状態において接合するパイプ部材の端部の外側に上記各湾曲部が配置されて各湾曲部の先端部同士が接続されることにより、各リード部の間で各湾曲部を経由して通電し、かつ、分割型コイルのそれぞれにおいて、リード部の冷却水導入口から流入した冷却液が、リード部及び湾曲部の上流路を通って折り返し流路で折り返しリード部及び湾曲部の下流路に流れ、リード部の冷却液排出口から排出されることを特徴とする。
ろう付けの際使用する不活性ガスの消費量を少なくし得るパイプ接合用加熱コイルを提供するために、上記パイプ接合用加熱コイルにおいて、ガス導入路を有する導入部が湾曲部の外周面に設けられ、ガス導入路に連通するガス流路が湾曲部に円弧状に沿って内部に設けられ、複数のガス噴射路が、ガス流路から湾曲部の内周面に向けて設けられ、各ガス噴射路の先端を、ガス噴出口として湾曲部の内周面に臨ませる。
さらに、湾曲部のパイプ幅方向の両側面には、湾曲部の内周面よりも径方向内側まで張り出した絶縁性の遮蔽板が設けられており、湾曲部の内周面とパイプ部材の接合する端部と遮蔽板の対とでガス雰囲気となる領域が形成される。
ろう付けの際使用する不活性ガスの消費量を少なくし得るパイプ接合用加熱コイルを提供するために、上記パイプ接合用加熱コイルにおいて、ガス導入路を有する導入部が湾曲部の外周面に設けられ、ガス導入路に連通するガス流路が湾曲部に円弧状に沿って内部に設けられ、複数のガス噴射路が、ガス流路から湾曲部の内周面に向けて設けられ、各ガス噴射路の先端を、ガス噴出口として湾曲部の内周面に臨ませる。
さらに、湾曲部のパイプ幅方向の両側面には、湾曲部の内周面よりも径方向内側まで張り出した絶縁性の遮蔽板が設けられており、湾曲部の内周面とパイプ部材の接合する端部と遮蔽板の対とでガス雰囲気となる領域が形成される。
このパイプ接合用加熱コイルによれば、分割型コイル毎に内部に上流路、折り返し流路及び下流路が設けられており、分割型コイルの組によりワンターンコイルを形成しても、流路が分割型コイル毎に設けられているため、接合作業毎に、冷却水の流路を分離したり接続したりする必要がない。よって、接合作業毎に液漏れ確認を行う必要がない。
また、ガス噴出口がパイプ部材同士の突き合わせ端部などの接合する端部に向けて設けられているパイプ接合用加熱コイルにあっては、パイプ部材同士をろう付けする際、ガス噴出口から、還元性を有するガス又は不活性ガスを噴射することで、加熱された突き合わせ端部などの酸化を防止することができる。そのため、従来のように、パイプ部材同士の突き合わせ端部を囲むように、ガス閉じ込め用のシート等を被せる必要がなく、接合業を効率よく行うことができる。
また、両側面に遮蔽板を装着したパイプ接合用加熱コイルにあっては、ガス雰囲気の状態を効率よく作り出すことができ、ガスの使用量も低減できる。また、少なくとも一方のパイプ部材が直管ではなく、チーズのような湾曲した部材であっても、効率よくガス雰囲気の状態を実現できる。
また、ガス噴出口がパイプ部材同士の突き合わせ端部などの接合する端部に向けて設けられているパイプ接合用加熱コイルにあっては、パイプ部材同士をろう付けする際、ガス噴出口から、還元性を有するガス又は不活性ガスを噴射することで、加熱された突き合わせ端部などの酸化を防止することができる。そのため、従来のように、パイプ部材同士の突き合わせ端部を囲むように、ガス閉じ込め用のシート等を被せる必要がなく、接合業を効率よく行うことができる。
また、両側面に遮蔽板を装着したパイプ接合用加熱コイルにあっては、ガス雰囲気の状態を効率よく作り出すことができ、ガスの使用量も低減できる。また、少なくとも一方のパイプ部材が直管ではなく、チーズのような湾曲した部材であっても、効率よくガス雰囲気の状態を実現できる。
Claims (3)
- 円弧状の湾曲部の対で構成された分割型コイルにおいて、該湾曲部のコイル幅方向の両側面に、前記湾曲部の内周面よりも径方向内側まで張り出した遮蔽板を設け、
前記湾曲部の内周面と、前記分割型コイルにより誘導加熱される部材表面と、前記遮蔽板の対とで、ガス雰囲気となる領域を形成する、誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法。 - 前記遮蔽板がセラミック、ガラス繊維その他の絶縁材で形成されている、誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法。
- 前記湾曲部には、前記内周面からガスを噴出するためのガス噴射路が形成されている、誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法。
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JP2011027894A JP5821089B2 (ja) | 2011-02-10 | 2011-02-10 | 誘導加熱の際にガス雰囲気を形成する方法 |
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