JP2012168558A - トナーカートリッジ - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置に装着されたトナーカートリッジの種別を正確に判別できるトナーカートリッジを提供する。
【解決手段】トナー収容部と、トナー補給口と、搬送部材と、駆動部材と、攪拌部材と、被駆動部材と、回転体とを有する。被駆動部材は、駆動部材に連動して回転し、攪拌部材を回転駆動し、回転速度R2(rad/s)が駆動部材の回転速度R1(rad/s)より遅い。回転体は、被駆動部材の回転に応じて回転する筒状体で構成され、筒状体の外周に、回転方向に等間隔で設けられ、R1(rad/s)、R2(rad/s)の比をK=R2/R1とした場合、1/K個以上の光入射部が形成される。
【選択図】図6
【解決手段】トナー収容部と、トナー補給口と、搬送部材と、駆動部材と、攪拌部材と、被駆動部材と、回転体とを有する。被駆動部材は、駆動部材に連動して回転し、攪拌部材を回転駆動し、回転速度R2(rad/s)が駆動部材の回転速度R1(rad/s)より遅い。回転体は、被駆動部材の回転に応じて回転する筒状体で構成され、筒状体の外周に、回転方向に等間隔で設けられ、R1(rad/s)、R2(rad/s)の比をK=R2/R1とした場合、1/K個以上の光入射部が形成される。
【選択図】図6
Description
本発明は、画像形成装置にトナーを補給するためのトナーカートリッジに関する。
画像形成装置は、装置にトナーを補給するためのトナーカートリッジを有している。このトナーカートリッジは上記画像形成装置に対して着脱可能に装着され、トナーカートリッジ内のトナーが無くなったときにユーザが自ら交換できるようになっている。また、トナーカートリッジには充填口が設けられており、この充填口からトナーの充填が行われており、トナーカートリッジ内では、常にミキサを回転させ、トナーカートリッジ内でトナーが固まらないようにしている。
また、このようなトナーカートリッジに関しては、純正品を含めたメーカ推奨品が設定されていることが多い。推奨品以外のトナーカートリッジの使用は、画像形成装置に不具合を生じさせることも考えられるからである。また、カラー画像形成装置では、トナーの色に応じて適切な位置にトナーカートリッジを装着する必要がある。そのため、装着されたトナーカートリッジが推奨品か否かといったことや、トナーの種類等、トナーカートリッジの種別を判別するように構成された画像形成装置もある。
特許文献1には、各トナーカートリッジに、パドルの回転軸の軸上に取り付けられて周方向に所定の間隔でスリットが形成されると伴に、スリット間隔が相互に異なって形成されたスリット盤を設けることが開示されている。フォトセンサが、このスリットを検出し、検出信号からトナーカートリッジの種別を検出することができる。
特許文献2には、パドルの駆動方法として、トナーを搬送するためのオーガの一端に駆動ギアを配置し、この駆動ギアから間接ギアを介して、パドルの一端に設けた従動ギアを回転させることが開示されている。
特開2001―255728号公報
USP6542709号
しかしながら、特許文献1に開示されたようなスリットの形成されたパドルの軸を回転させてスリットの検出をするにあたり、パドルの回転力が特許文献2に示されるようなオーガの回転に基づく従動回転力である場合には、スリットの検出を確実に行なうために必要な回転を考慮する必要がある。ところが、この点が考慮されたものは存在しておらず、誤検知につながっていた。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、目的とするところは、画像形成装置に装着されたトナーカートリッジの種別を正確に判別できるトナーカートリッジを提供することにある。
実施形態に係るトナーカートリッジは、トナー収容部と、トナー補給口と、搬送部材と、駆動部材と、攪拌部材と、被駆動部材と、回転体とを有する。前記トナー収容部は、トナーを収容する。前記トナー補給口は、前記トナー収容部に形成され、前記トナーを画像形成装置に供給する。前記搬送部材は、前記トナー収容部内で、前記トナーを前記トナー補給口へ向けて回転しながら搬送する。前記駆動部材は、前記搬送部材を回転駆動する。前記攪拌部材は、前記トナー収容部内で、回転しながら前記トナーを攪拌する。前記被駆動部材は、前記駆動部材に連動して回転し、前記攪拌部材を回転駆動し、回転速度R2(rad/s)が前記駆動部材の回転速度R1(rad/s)より遅い。前記回転体は、前記被駆動部材の回転に応じて回転する筒状体で構成され、前記筒状体の外周に、回転方向に等間隔で設けられ、前記R1(rad/s)、前記R2(rad/s)の比をK=R2/R1とした場合、1/K個以上の光入射部が形成される。
本発明によれば、画像形成装置に装着されたトナーカートリッジの種別を正確に判別できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す概略図を示す斜視図である。図1に示すように、この画像形成装置1は4連タンデム方式のカラーコピー機であり、複写機本体100、プラテンカバー200、コントロールパネル300、及び複数の給紙カセット400を備えている。
複写機本体100は、画像形成に関する主な役割を担うものであり、その前面にはカバー100aが開閉可能に設けられている。このカバー100aを開くと、その上部側には第1〜第4のトナーカートリッジ501〜504が並設されている。プラテンカバー200は、複写機本体100上に一側端を中心として回動可能に設けられている。コントロールパネル300は、コピー操作のための入力部であり、複写機本体100の上面に設けられている。給紙カセット400は、用紙を収納するためのものであり、複写機本体100の下側に着脱可能に設けられている。また、排紙ユニット600は、第1〜第4のトナーカートリッジ501〜504が並設された上部に設けられている。
それぞれ第1〜第4のトナーカートリッジ501〜504は、カートリッジ保持機構505に対して着脱可能に設けられている。第1〜第4のトナーカートリッジ501〜504は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを補給するものである。
次に図2を参照しながら第1のトナーカートリッジ501の構成について説明する。なお、第2〜第4のトナーカートリッジ502〜504は、第1のトナーカートリッジ501と殆んど構成が同じであるため、その説明を省略することとする。
図2は同実施形態に係る第1のトナーカートリッジ501の全体構成を前面側から示す斜視図である。ここで、第1のトナーカートリッジ501についてキャップ501nがある面を前面側、攪拌部材としてのミキサギア501lがある面を背面側とする。
図2に示すように、第1のトナーカートリッジ501は、トナーを収容するトナー収容部としてのカートリッジ本体501aを備えている。このカートリッジ本体501aは、容器体501bと蓋体501cから構成され、その背面側にはトナー情報を判別するための第1、第2の判別突起部601、602が設けられている。
容器体501bは断面U字状、蓋体501cは矩形板状をしている。容器体501bの前面側には、カートリッジ本体501a内のトナーを排出し、画像形成装置1にトナーを供給するトナー補給口としての排出部501gが設けられている。この排出部501gは、容器体501bの底面から下方に突出しており、その下端部には排出部501gに形成された排出口(図示しない)を開閉するシャッター501hが設けられている。
容器体501bの内底部には、カートリッジ本体501a内のトナーを排出部501gに搬送するための搬送部材としてのスクリュー501iが設けられている。スクリュー501iの背面側の端部には、容器体501bの外側において駆動部材としてのカップリング部材501jが設けられている。このカップリング部材501jは、複写機本体100に設けられた図7に示す駆動装置700に連結され、トナー補給のたびに回転駆動される。
カートリッジ本体501aの内部には、カートリッジ本体501a内のトナーを攪拌するためのミキサ501kが設けられている。ミキサ501kの背面側の端部には、ミキサギア501lが容器体501bの外側に設けられている。このミキサギア501lは、スクリュー501iに設けられたギアとしてのカップリング部材501jと噛合しており、スクリュー501iを回転させると、それに連動してミキサ501kが回転するようになっている。
容器体501bの前面側には、カートリッジ本体501aにトナーを充填するための充填口501mが形成されている。この充填口501mは円形をしており、キャップ501nにより密閉されている。
図3は、第1のトナーカートリッジ501を上面から見た図である。また、図4は、図3の1−1に沿った第1のトナーカートリッジ501の断面図を示す。ミキサ501kの固定は、以下のようになされている。第1のトナーカートリッジ501の背面側では、ミキサ501kは、ミキサギア501lとカップリング部を介して接続している。また、第1のトナーカートリッジ501の前面側では、ミキサ501kは、凸状に形成された凸部501tを端部に有し、容器体の前面側に設けられた凹部501sに嵌っている。
ここで、凹部501sの内径は、凸部501tの外径より僅かに大きい径を有している。そのため、ミキサ501kが回転してトナーを攪拌すると、凸部501tと凹部501sとの僅かな隙間にトナーが入り込む。これにより、凸部501tと凹部501sの摩擦は軽減し、潤滑にミキサ501kが回転することが可能となる。
図5は、図3の2―2に沿った第1のトナーカートリッジ501の断面図を示す。蓋体501cは、蓋体突起部501qを有している。蓋体突起部501qは、蓋体501cを容器体501bに装着したときの容器体501bの上端に設けられている。蓋体突起部501qは、蓋体501cと容器体501bとの接合部から幅方向に所定長の辺a、蓋体501cと容器体501bとの接合部から容器体501bに向かって、辺aとほぼ直交関係にある所定長の辺b、そして、これら2辺から決定される斜辺cで囲まれた断面三角形状の突起である。
また、蓋体突起部501qの所定長の辺bと蓋体501cの長手方向で囲まれる面は、蓋体501cを容器体501bに装着したときに、容器体501bとの間に隙間が生じることなく接するように形成されている。
トナーカートリッジ本体501aのトナー量が少なくなると、ミキサ501kの外周部と容器体501bの内壁との間には隙間が生じるため、この隙間に残ったトナーはミキサ501kにより搬送することはできない。しかし、この実施形態であると、蓋体突起部501qは、容器体501bと蓋体501cの接合部に生じる隙間を埋めるため、この隙間へのトナーの残留を防ぐことができる。
さらに、蓋体突起部501qは、斜辺cを有した面が設けられているため、蓋体突起部501qに付着したトナーは、容器体501bの底部に流れ落ちやすくなり、トナーの付着も起きにくい。
また、図5に示すように、掃出しシート501oは、ミキサ501kの外周部である取付面501rに固定されている。また、掃出しシート501oの取付面501rに固定されていない自由端である掃出し部501pは、ミキサ501kの外周部から更に延在方向に突出している。ミキサ501kは、第1のトナーカートリッジ501を前面側から見た断面図である図5において反時計回りで回転する。そのため、掃出し部501pは、容器体501bの底部に接触する。
さらに、図2に示すようにミキサ501kの取付面501rには、長手方向にわたって掃出しシート501oが取り付けられている。また、掃出しシート501oには、回転軸と略平行な方向において、幅方向全長に亘って所定間隔で、図2に示す複数の切り込み部501xが形成されている。
図7に示す駆動装置700から駆動力が伝達されカップリング部材501jが回転駆動すると、これと一体にスクリュー501iが回転駆動するとともに、ミキサギア501lを介してミキサ501kが回転駆動する。これにより、ミキサ501kがトナーを撹拝するとともにスクリュー501iに送り出し、搬送されてきたトナーをスクリュー501iが排出部501gまで搬送する。そして、トナーは、排出部501gから排出される。第1のトナーカートリッジ501の使い始めの頃は、容器体501b内のトナー量は多いが、ミキサ501kと一体に掃出しシート501oが回転しても、掃出し部501pに当接するトナーは、切り込み部501xを通って掃出し部501pの後方へ流動するため、掃出しシート501oがミキサ501kの回転の抵抗になることはない。
また、第1のトナーカートリッジ501のトナー量が少なくなると、ミキサ501kの外周部と容器体501bの内壁との間には隙間が形成されているため、この隙間に残ったトナーはミキサ501kにより搬送することはできない。しかし、掃出しシート501oが、容器体501bの底部に接触するため、隙間に残ったトナーをスクリュー501iへ送り出すことができる。これにより、第1のトナーカートリッジ501のトナー残量を減少させることができる。
次に、図6〜図8を用いて、本実施形態の重要な部分である回転体501vとその周辺について説明する。また、図6〜図8を用いて、第1のトナーカートリッジ501におけるカップリング部材501j、それに伴うミキサギア501lの駆動、複写機本体100に設置されているカップリング部材501jを駆動させる駆動装置700及び複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501の種別を判別する方法についても説明する。ここでは、第1のトナーカートリッジ501の種別の判別として、純正品か否かの判別を例にとる。
図6は、本実施形態に係る第1のトナーカートリッジ501の全体構成を背面側から見た斜視図である。図6では、回転力が加えられるカップリング部材501jが表れている。カップリング部材501jが回転駆動されると、ミキサギア501lが回転し、ミキサギア501lと同軸的に設けられた回転体501vが回転する。
図7は、カップリング部材501jを回転させる駆動装置700及び光検出器702を前面側から見た斜視図である。図7では、駆動装置700、この駆動装置700によって回転する第1の駆動ギア701b、第2の駆動ギア701cが表れている。第1の駆動ギア701bは、同軸的に駆動カップリング部材701aを有し、この駆動カップリング部材701aは、先のカップリング部材501jと結合することができる。このとき、光検出器702の発光素子702aと受光素子702bの間に、回転体501vの一部が侵入する。
図8は、第1のトナーカートリッジ501のカップリング部材501jと、駆動装置700によりギアを介して回転駆動する駆動カップリング部材701aが接続した様子を背面側から見た斜視図である。図8では、回転体501vと発光素子702a,受光素子702bの関係が表れている。
今、第1のトナーカートリッジ501をカートリッジ保持機構505の所定のスロットに図6、図7に示す矢印の方向に挿入して装着する。図6に示す略円筒状のカップリング部材501jと図7に示す略円筒状の駆動カップリング部材701aの中心軸が同軸上に位置し、互いに対向する。第1のトナーカートリッジ501の装着が完了すると、駆動カップリング部材701aとカップリング部材501jは嵌合する。そのため、駆動カップリング部材701aが回転すると、それに従いカップリング部材501jも同じ回転速度で回転する。
また、駆動カップリング部材701aの第1のトナーカートリッジ501のカップリング部材501jと嵌合する面とは逆の面には、第1の駆動ギア701bが同軸的に結合されている。駆動装置700は、その回転軸の先端に第2の駆動ギア701cが取り付けられている。第2の駆動ギア701cが回転すると、それに従い、第1の駆動ギア701bが回転するように第1及び第2の駆動ギア701b、701cの外周面に切り込まれたギアは、互いに噛合している。
そのため、駆動装置700が第2の駆動ギア701cを回転させると、それに従い第1の駆動ギア701bが回転し、第1の駆動ギア701bと結合している駆動カップリング部材701aも回転する。さらに、駆動カップリング部材701aと嵌合した第1のトナーカートリッジ501のカップリング部材501jも回転する。
第1のトナーカートリッジ501では、駆動装置700の駆動力が伝達されカップリング部材501jが回転駆動すると、これと一体にスクリュー501iが回転駆動する。そして、カップリング部材501jの外周面に切り込まれたギアとミキサギア501lの外周面に切り込まれたギアが噛合し、ミキサギア501lも回転駆動する。
これにより、ミキサ501kがトナーを攪拌すると伴にスクリュー501iに送り出し、搬送されてきたトナーをスクリュー501iが排出部501gまで搬送する。
また、図6に示すように、ミキサギア501lには、ミキサギア501lと同心かつミキサギア501lより外径の小さい円筒状の回転体501vが結合している。回転体501vは、ミキサギア501lの第1のトナーカートリッジ501に対して外側を向いた面から突出しており、第1のトナーカートリッジ501に対して同軸的であって、延在方向に所定の高さを有した略円筒形状である。
回転体501vには、中心軸から外周面に向かって等間隔の放射状に光入射部としての複数のスリットが形成されている。回転体501vの軸と平行な高さ方向に入っている複数のスリットは、第1のトナーカートリッジ501の装着が完了したときに、後述する発光素子702a(例えば発光ダイオード)からの発光される光を受光素子702b(例えばフォトダイオード)で受光することを阻害しない深さまで入っていればよい。
図7,図8に示すように、複写機本体100には、光検出器702が設置されている。光検出器702は、発光素子702aと受光素子702b(発光素子が702bで受光素子が702cでもよい)とを含む。発光素子702aと受光素子702bは、所定間隔離間して、互いに対向している。
発光素子702aは、可視光、赤外光を発するいずれの素子でもよい。また、光検出器702としては、レーザによる検出器を用いてもよい。
第1のトナーカートリッジ501の装着が完了するとき、発光素子702aは、回転体501vの例えば中心軸上に位置するように、かつ回転体501vの内部に接触しないように配置される。また、受光素子702bは、発光素子702aと回転体501vの一部を挟む位置、つまり回転体501vの外周側に位置する。受光素子702bは、発光素子702aからの光を受光する。
ここで、カップリング部材501jの回転速度と、ミキサギア501lの回転速度は外径が異なるため同一ではない。スクリュー501iは、トナーを排出部501gに順々に搬送しないといけないため、速く回転する必要がある。ミキサkによるトナーの攪拌は、トナーへのストレスや容器体501b及び蓋体501cの内壁への付着を防ぐためにゆっくりと行う必要がある。したがって、ミキサ501kの回転速度は、スクリュー501iの回転速度よりも遅い。言い換えると、ミキサ501kと接続しているミキサギア501lの回転速度は、スクリュー501iに接続しているカップリング部材501jの回転速度よりも遅くなる。つまり、カップリング部材501jと噛合して回転するミキサギア501lの外径は、カップリング部材501jの外径よりも大きくなる。
そのため、ミキサ501kと結合した回転体501vの回転速度も同様にカップリング部材501jの回転速度よりも遅くなる。本実施形態においては、歯車比は、1:3.7であるので、ミキサギア501lはカップリング部材501jの3.7倍遅くなる。
ミキサ501k(及び回転体501v)の回転速度は、上記した理由により速くできない。一方で、回転体501vの検出に要する時間は短いことが必要である。なぜなら、回転体501vの検出に要する時間が長くなると、ミキサ501kの回転のその3.7倍スクリュー501iが回転してしまい、検出の間に必要以上のトナーが排出部501gへ補給されてしまう。必要以上のトナーの補給は、画質を低下させる要因となる。このような理由により、本実施形態では、回転体501vに形成するスリットの数を工夫することで、短時間で、正確な光検出器702による検出を行っている。
例えば、カップリング部材501jの回転速度とミキサギア501lの回転速度とを考慮しないで、回転体501vに適当な開き角度で、一周360度に対して等間隔に2箇所にスリットを形成したとする。ミキサギア501lの回転速度は遅く、スリットとスリットの間隔が大きいため、光検出器702による検出時間が長くなったり、逆に検出時間を短くしようとすれば検出精度を欠いたりしてしまう。
そのため、精度の高い検出を確実にするために、スリットとスリットの間隔狭めるために適切なスリット数を決める必要がある。そこで、カップリング部材501jの回転速度とミキサギア501lの回転速度による回転速度の比により、適切なスリット数を決めることができる。カップリング部材501jの回転速度をR1(rad/s)、ミキサギア501lの回転速度をR2(rad/s)とする。両者の回転速度の比をK=R2/R1とした場合、1/K本以上のスリットを回転体501vに形成すればよい。本実施例では、カップリング部材501jの回転速度R1対ミキサギア501lの回転速度R2が3.7対1である。したがって、本実施形態では、3.7を切り上げ、4本のスリットを形成する場合を示している。このように構成することで、カップリング部材501jが1回転する間に、回転体501vの回転の検出を確実に行うことができる。
図6または、図8に示すように、回転体501vの外周面には、一周360度に対して等間隔に4箇所にスリットを形成している。このスリットの開き角度は、例えば30度である。ここで、カップリング部材501j、ミキサギア501l、回転体501vの形状は、4色ある第1〜第4のトナーカートリッジ501、502、503、504に対してすべて同一である。
第1のトナーカートリッジ501が複写機本体100の所定位置に装着されると、駆動装置700が第2の駆動ギア701cを回転させ、外周面に切り込まれたギアが噛合し、第1の駆動ギア701bが回転し、第1の駆動ギア701bに結合している駆動カップリング部材701aも回転する。そして、駆動カップリング部材701aと嵌合した第1のトナーカートリッジ501のカップリング部材501jも回転する。それに伴い、カップリング部材501jの外周面に切り込まれたギアとミキサギア501lの外周面に切り込まれたギアが噛合しているため、ミキサギア501lも回転駆動し、ミキサギア501lと結合している複数のスリットが切り込まれた回転体501vも回転する。
また、図8に示すように、発光素子702aは、回転体501vの内部に接触しないように収容され,受光素子702bは、発光素子702aと回転体501vを挟む位置つまり回転体501vの外周に位置している。
回転体501vが回転すると、回転体501vの外周面には複数のスリットが切り込まれているため、受光素子702bは、発光素子702aからの光を回転体501vによって遮られて受光できない場合と、回転体501vのスリットを光が透過し、受光できる場合とが生じる。光検出器702は、ミキサギア501lの回転による発光素子702からの光の遮光と同期した受光素子702bによる受光に応じて、図示しない制御部にレベルの変化する信号を供給している。
光検出器702は、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光しない時は、
信号H、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光した時は、信号Lの信号を制御部に出力する。本実施例では、回転体501vの外周面には、一周360度に対して等間隔に30度ずつ4箇所にスリットが入っている。
信号H、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光した時は、信号Lの信号を制御部に出力する。本実施例では、回転体501vの外周面には、一周360度に対して等間隔に30度ずつ4箇所にスリットが入っている。
光検出器702から制御部に出力される信号H及びLの変化は、回転体501vの回転と同期して図9に示す波形となる。ここで、光検出器702が制御部に対して信号Hを出力したときの出力時間をH時間、信号Lを出力したときの出力時間をL時間とする。
また、理想的には、回転体501vの外周面には、一周360度に対して等間隔に30度ずつ4箇所にスリットが入っているため、L時間/H時間=0.5となる。ここで、回転体501vのスリットが形成されている箇所と形成されていない箇所との境界付近での若干の検出誤差等を考慮して、例えばL時間/H時間=0.2〜0.8になった場合、制御部は、複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501は純正品であると判断する。L時間/H時間が0.2〜0.8以外であれば、制御部は、複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501は純正品でないと判断する。
図10は、上記光検出器702が複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501が純正品であるか否かの判断をフローチャートに示したものである。
駆動装置700bが起動すると、回転体501vは、第2の駆動ギア701c、第1の駆動ギア701b、駆動カップリング部材701a、ミキサギア501lを介して回転する。
光検出器702は、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光しない時は、
信号H、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光した時は、信号Lの信号を制御部に出力する。そして、制御部は、光検出器702が制御部に対して信号Hを出力したときの出力時間をH時間、信号Lを出力したときの出力時間をL時間として検出する(S102)。
信号H、受光素子702bが発光素子702aからの光を受光した時は、信号Lの信号を制御部に出力する。そして、制御部は、光検出器702が制御部に対して信号Hを出力したときの出力時間をH時間、信号Lを出力したときの出力時間をL時間として検出する(S102)。
このとき、L時間/H時間=0.2〜0.8になった場合(S103、YES)、制御部は、複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501は、純正品であると判断する(S104)。
L時間/H時間が0.2〜0.8以外であれば(S103、NO)、制御部は、複写機本体100に第1のトナーカートリッジ501が装着されていないか、または第1のトナーカートリッジ501は純正品でないと判断する(S105)。
制御部は、複写機本体100に装着された第1のトナーカートリッジ501が純正品か否かの判定結果をコントロールパネル300に表示することでユーザに知らせ、注意を促すこともできる。
上記のように、本実施形態では回転体501vのスリットの形状により、第1のトナーカートリッジ501の種別を短時間で正確に判別することが可能である。第1のトナーカートリッジ501の種別は、色、仕向け、その他に変更することができるのは言うまでもない。
この発明に係る第1のトナーカートリッジ501において、回転体501vと光検出器702を用いる構成は、このような実施形態に限定されるものではない。例えば、回転体501vをドラム状の回転体として、その外周面に光入射部としての反射部と非反射部とを等間隔で設けても良い。そして回転体の外側から、発光素子から光を回転体の外周面に照射し、反射部から反射した光を受光素子で受光する構成であってもよい。
また、回転体501vはミキサギア501lと同軸的な配置のみならず、連動するように設けられてもよい。
本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
1…画像形成装置、100…複写機本体、200…プラテンカバー、300…コントロールパネル、400…給紙カセット、501…第1のトナーカートリッジ、501a…トナーカートリッジ本体、501b…容器体、501c…蓋体、501g…排出部、501h…シャッター、501i…スクリュー、501j…カップリング部材、501k…ミキサ、501l…ミキサギア、501m…充填口、501n…キャップ、501o…掃出しシート、501p…掃出し部、501q…蓋体突起部、501r…取付面、501s…凹部、501t…凸部、501x…切り込み部、502…第2のトナーカートリッジ、503…第3のトナーカートリッジ、504…第4のトナーカートリッジ、505…カートリッジ保持機構、601…第1の判別突起部、602…第2の判別突起部、600…排紙ユニット、700…駆動装置、701a…駆動カップリング部材、701b…第1の駆動ギア、701c…第2の駆動ギア、702…光検出器、702a…発光素子、702b…受光素子。
Claims (2)
- トナーを収容するトナー収容部と、
前記トナー収容部に形成され、前記トナーを画像形成装置に供給するためのトナー補給口と、
前記トナー収容部内で、前記トナーを前記トナー補給口へ向けて回転しながら搬送する搬送部材と、
前記搬送部材を回転駆動するための駆動部材と、
前記トナー収容部内で、回転しながら前記トナーを攪拌するための攪拌部材と、
前記駆動部材に連動して回転し、前記攪拌部材を回転駆動し、回転速度R2(rad/s)が前記駆動部材の回転速度R1(rad/s)より遅い被駆動部材と、
前記被駆動部材の回転に応じて回転する筒状体で構成され、前記筒状体の外周に、回転方向に等間隔で設けられ、前記R1(rad/s)、前記R2(rad/s)の比をK=R2/R1とした場合、1/K個以上の光入射部が形成された回転体と、
を有するトナーカートリッジ。 - 前記光入射部は、スリットまたは反射部である、請求項1記載のトナーカートリッジ。
Priority Applications (1)
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- 2012-05-10 JP JP2012108465A patent/JP2012168558A/ja active Pending
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A02 | Decision of refusal |
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