JP2012167824A - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱ユニットを備える冷凍装置において加熱量の制御性を向上させる。
【解決手段】冷媒回路10は、主冷媒配管3Faと主冷媒配管3Faから分岐して再び主冷媒配管3Faに戻るバイパス冷媒配管3Fbとを有する。電磁誘導加熱ユニット6は、バイパス冷媒配管3Fbを通過する冷媒を加熱する。バイパス冷媒配管3Fbには、バイパス冷媒配管3Fbを通過する冷媒の流量調整を行う電動弁29が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒を循環させる冷凍装置に関し、特に空気が持つ熱エネルギー以外のエネルギーの供給を受けて、循環する冷媒を加熱する冷凍装置に関する。
冷凍装置には、冷凍サイクルにおいて冷媒の熱を放出させる放熱器や、冷媒に対して熱を与える加熱器などが備えられている。一般的な蒸気圧縮冷凍サイクルでは、例えば暖房のために屋外に設けられた加熱器においては屋外の空気との間で熱交換を行って冷媒が熱を得ており、冷房のために室内に設けられた加熱器においては室内空気との間で熱交換を行って冷媒が熱を得ている。
ところで、特許文献1(特開平11‐211195号公報)には、室内や屋外の空気から熱を得る蒸気圧縮冷凍サイクルの加熱器とは別に設けられた石油冷媒加熱機によって、冷媒が熱を得るシステムが提案されている。この石油冷媒加熱機では、石油を燃焼して、石油冷媒加熱機内に流れる冷媒を加熱する。このような大気中の空気が持つ熱エネルギー以外のエネルギーの供給を受ける石油冷媒加熱機やガスバーナーなどの加熱ユニットを採用すると、冷媒が熱を必要とする場合にはいつでも、室内や屋外の気温等の制約を受けることなく、冷媒を加熱することが可能になる。また、加熱ユニットとして、電気的なエネルギーの供給を受ける電磁誘導加熱方式を冷媒の加熱に採用することもできる。このように、大気の熱エネルギー以外のエネルギー供給を受ける加熱ユニットでは、エネルギーの投入量を増やせば急速な加熱も容易になる。
しかし、上述のような空気が持つ熱エネルギー以外のエネルギーの供給を受けて加熱する加熱ユニットを採用すると、加熱ユニットの加熱に対する冷媒温度の応答特性によって加熱量の制御特性が決まってしまう。そのため、加熱ユニットによる急速な加熱に重点を置いた場合には、加熱ユニットによる精度のよい加熱量の制御が難しくなる。
本発明の課題は、加熱ユニットを備える冷凍装置において加熱量の制御性を向上させることにある。
第1発明に係る冷凍装置は、主冷媒配管と主冷媒配管から分岐して再び主冷媒配管に戻るバイパス冷媒配管とを有する冷媒回路と、バイパス冷媒配管を通過する冷媒を加熱するための加熱ユニットと、バイパス冷媒配管に設けられてバイパス冷媒配管を通過する冷媒の流量調整を行う流量調整弁とを備える。
本発明によれば、バイパス冷媒配管の流量調整を行うことでバイパス冷媒配管において加熱ユニットにより加熱される冷媒の量を調整して、冷媒に与える熱量を調整することができる。そのため、バイパス冷媒配管で加熱された冷媒が再び主冷媒配管に戻ったときに、元々主冷媒配管を流れていた冷媒とバイパス冷媒配管で加熱された冷媒が合流することで、主冷媒配管内の冷媒の温度調節ができる。
第2発明に係る冷凍装置は、第1発明の冷凍装置であって、加熱ユニットは、加熱量が制御可能であり、加熱ユニットの加熱量及び流量調整弁の流量調整を同時に制御可能な制御部をさらに備える。
本発明によれば、バイパス冷媒配管に流れる流量を一定にしても加熱ユニットの加熱量の制御によってバイパス冷媒配管の加熱量を変えてバイパス冷媒配管から冷媒が単位時間に受け取る熱量を変化させることができる。さらに、流量調整弁により冷媒の流量調整を行うことで、加熱ユニットから所定の加熱量を受け取る冷媒の単位時間当たりの量が変化するため、バイパス冷媒配管から冷媒に熱が伝達される際の熱伝達効率を変化させることができる。そのため、加熱ユニットの加熱量と流量調整弁による流量調整を組み合わせることにより、一定量の冷媒が単位時間当たりに受け取る熱量をきめ細かく変化させることができる。
第3発明に係る冷凍装置は、第1発明または第2発明の冷凍装置であって、主冷媒配管にバイパス冷媒配管が戻る位置よりも下流に設けられ、主冷媒配管に流れる冷媒の状態を検出する状態センサをさらに備え、制御部は、状態センサの検出結果に応じて流量調整弁及び加熱ユニットのうちの少なくとも一方を制御する。
本発明によれば、状態センサが主冷媒配管の状態を検出するので、加熱ユニットおよび流量調整弁の調節によって主冷媒配管の冷媒の状態を所望の状態になるように制御し易くなる。
第4発明に係る冷凍装置は、第3発明の冷凍装置において、状態センサは、主冷媒配管の冷媒の温度を測定する温度センサ及び主冷媒配管の冷媒の圧力を測定する圧力センサのうちの少なくとも一方を含む。
本発明によれば、温度センサまたは圧力センサにより、加熱量と相関の高い冷媒の温度または圧力で冷媒の状態を把握して加熱量のフィードバック制御が行い易くなる。
第5発明に係る冷凍装置は、第1発明から第4発明のいずれかの冷凍装置において、バイパス冷媒配管に設けられ、バイパス冷媒配管に流れる冷媒の逆流を防止する逆止弁をさらに備える。
本発明によれば、加熱された冷媒が逆流するのを逆止弁が止めるため、加熱ユニットで同じ冷媒が繰り返し加熱されるのを防止することができる。
第6発明に係る冷凍装置は、加熱ユニットは、バイパス冷媒配管に設けられ、バイパス冷媒配管内を流れる冷媒を電磁誘導加熱により加熱する電磁誘導加熱ユニットを含む。
本発明によれば、電磁誘導加熱により冷媒が加熱されるので、電気エネルギーの量を変えることで加熱量の制御ができ、冷媒の加熱量の制御が容易になる。
第1発明に係る冷凍装置では、バイパス冷媒配管の流量調整が主冷媒配管の温度調整に寄与するため、主冷媒配管を流れる冷媒の加熱量の制御が行い易くなる。
第2発明に係る冷凍装置では、加熱ユニットの加熱量及び流量調整弁の流量調整を同時に制御することで制御のパラメータが増えて柔軟な加熱制御が可能になる。
第3発明に係る冷凍装置では、主冷媒配管の状態に応じた加熱量の制御が可能になり、主冷媒配管の冷媒とバイパス冷媒配管の冷媒を混合した後の冷媒を所望の状態で安定させることができる。
第4発明に係る冷凍装置では、温度センサまたは圧力センサにより温度制御の確度を向上させることができる。
第5発明に係る冷凍装置では、加熱される冷媒の逆流の防止により安定した加熱量の制御が可能になる。
第6発明に係る冷凍装置では、冷媒の流量の制御と合わせて電気的に加熱量の制御ができるので、より一層加熱量の制御性が向上する。
第1実施形態の冷凍装置を構成する冷媒回路を示す概略図。 電磁誘導加熱ユニットの一例の外観を示す斜視図。 図2の電磁誘導加熱ユニットの断面図。 電磁誘導加熱ユニットへの電力供給を示す概念図。 冷媒回路の制御部の構成を示すブロック図。 第2実施形態の冷凍装置の電磁誘導加熱ユニット周辺を示す概念図。
〔第1実施形態〕
〔空気調和装置の概要〕
本発明の第1実施形態に係る空気調和装置の構成の概要について図1を用いて説明する。図1は、空気調和装置1の冷媒回路10を示す冷媒回路図である。空気調和装置1は、室外機2と室内機4とが冷媒配管によって接続された冷媒回路10を備えており、熱源側装置の室外機2から供給される熱エネルギーを使って、利用側装置の室内機4が配置された空間の空気調和を行うものである。
空気調和装置1は、室外機2内に収容されている圧縮機21、四路切換弁22、室外熱交換器23、室外電動膨張弁24、アキュムレータ25、室外ファン26、ホットガスバイパス弁27、キャピラリーチューブ28及び電磁誘導加熱ユニット6などの各種の機器を備えており、また、室内機4内に収容されている室内熱交換器41および室内ファン42などの各種の機器を備えている。
圧縮機21は、圧縮機モータ(図示省略)により回転駆動される。圧縮機モータには、インバータを介して商用電源から電力が供給されている。その際、商用電源からインバータによって所望の周波数の交流に変換される。そして、圧縮機21は、供給する交流の周波数を変更することによって圧縮機モータの回転数が変更され、これによって圧縮機21の吐出量が変更されるよう構成されている。
図1の空気調和装置1においては、上述の各種の機器を接続するため、吐出管3A、室内側ガス管3B、室内側液管3C、室外側液管3D,室外側ガス管3E、戻り配管3F,吸入管3G及びホットガスバイパス回路3Hを冷媒回路10が有している。冷媒を通過させるこれら配管のうち、室内側ガス管3B及び室外側ガス管3Eは、ガス状態のガス冷媒が多く通過するものであるが、通過する冷媒をガス冷媒に限っているものではない。また、室内側液管3C及び室外側液管3Dは、液状態の液冷媒が多く通過するものではあるが、通過する冷媒を液冷媒に限っているものではない。
上述の配管による冷媒回路10の各機器の接続について説明する。吐出管3Aは、圧縮機21の吐出口と四路切換弁22の第1ポートを接続する。室内側ガス管3Bは、四路切換弁22の第2ポートと室内熱交換器41の一端とを接続する。室内側液管3Cは、室内熱交換器41の他端と室外電動膨張弁24の一端とを接続する。室外側液管3Dは、室外電動膨張弁24の他端と室外熱交換器23の一端とを接続する。室外側ガス管3Eは、室外熱交換器23の他端と四路切換弁22の第3ポートを接続する。戻り配管3Fは、四路切換弁22の第4ポートとアキュムレータ25の流入口とを接続する。吸入管3Gは、アキュムレータ25の流出口と圧縮機21の吸入口とを接続する。ホットガスバイパス回路3Hは、吐出管3Aの途中に設けられた分岐点A1と室外側液管3Dの途中に設けられた分岐点D1とを接続する。ホットガスバイパス回路3Hには、その途中に、冷媒の通過を許容する状態と許容しない状態とを切り換えるためのホットガスバイパス弁27が配置されている。
戻り配管3Fは、主冷媒配管3Faと、主冷媒配管3Faを分岐して再び主冷媒配管3Faに戻るバイパス冷媒配管3Fbとからなる。このバイパス冷媒配管3Fbには、電動弁29と逆止弁30と電磁誘導加熱ユニット6が取り付けられている。電動弁29はバイパス冷媒配管3Fbに流れる冷媒の流量を調節し、逆止弁30はアキュムレータ25に向かう方向に流れるように、バイパス冷媒配管3Fbの冷媒の逆流を防止する。
空気調和装置1は、四路切換弁22により、冷房運転サイクルと暖房運転サイクルとを切り換えることができる。図1では、暖房運転を行う際の接続状態を実線で示し、冷房運転を行う際の接続状態を点線で示している。即ち、暖房運転時には、四路切換弁22の第ポートと第2ポートの間及び第3ポートと第4ポートの間に冷媒が通り、室内熱交換器41が冷媒の冷却器(凝縮器)として機能し、室外熱交換器23が冷媒の加熱器(蒸発器)として機能する。一方、冷房運転時には、四路切換弁22の第1ポートと第3ポートの間及び第2ポートと第4ポートの間に冷媒が通り、室外熱交換器23が冷媒の冷却器(凝縮器)として機能し、室内熱交換器41が冷媒の加熱器(蒸発器)として機能する。
空気調和装置1には、その制御を行うための制御部11が備わっている。制御部11は、通信線11aによって接続された室外制御部12と室内制御部13とで構成され、室外制御部12が室外機2内に配置される機器を制御し、室内制御部13が室内機4内に配置される機器を制御する。制御部11を含む制御系統については後述する。
〔電磁誘導加熱ユニットの構成〕
図2は電磁誘導加熱ユニットの外観を示す斜視図であり、図3は電磁誘導加熱ユニットの構成を示す断面図である。電磁誘導加熱ユニット6が取り付けられているところのバイパス冷媒配管3Fbは、内側の銅管3Fb1と外側の磁性体からなるSUS(Stainless Used Steel)管3Fb2とを有する二重管構造となっている。電磁誘導加熱ユニット6の電磁誘導コイル68は、バイパス冷媒配管3Fbの周囲に巻回され、SUS管3Fb2の部分を径方向外側から覆うように配置されている。SUS管3Fb2は、磁性体であり、電磁誘導加熱の際に磁束がその内部に集中するので、SUS管3Fb2を通過する磁束を包むように渦電流が発生してSUS管3Fb2が発熱する。SUS管3Fb2の外側には電流の流れる部材がないため、SUS管3Fb2が被加熱部材になる。ここで、被加熱部材とは、電磁誘導によって流れる電流で直接加熱される部材をいう。このとき、加熱量P(W)は、渦電流I(A)とSUS管3Fb2自体の抵抗値R(Ω)により、P=RI2で与えられる。磁性を有するSUS管3Fb2は、例えばフェライト系ステンレス鋼やマルテンサイト系ステンレス鋼などで形成される。
電磁誘導加熱ユニット6は、第1六角ナット61、第2六角ナット66、第1ボビン蓋63、第2ボビン蓋64、ボビン本体65、第1フェライトケース71、第2フェライトケース72、第3フェライトケース73、第4フェライトケース74、第1フェライト98、第2フェライト99、電磁誘導コイル68、遮蔽カバー75、サーミスタ(図示省略)およびヒューズ(図示省略)を備えている。第1六角ナット61は、樹脂製であって、電磁誘導加熱ユニット6をバイパス冷媒配管3Fbに対して電磁誘導加熱ユニット6の上端近傍で固定する。第2六角ナット66は、樹脂製であって、電磁誘導加熱ユニット6をバイパス冷媒配管3Fbに対して電磁誘導加熱ユニット6の下端近傍で固定する。
第1ボビン蓋63は、樹脂製であって、電磁誘導加熱ユニット6においてバイパス冷媒配管3Fbと電磁誘導コイル68との相対位置を決める部材の1つであり、電磁誘導加熱ユニット6の上方でSUS管3Fb2を周囲から覆う。第2ボビン蓋64は、樹脂製であって、第1ボビン蓋63と同一形状であって、電磁誘導加熱ユニット6の下方でSUS管3Fb2を周囲から覆う。
第1ボビン蓋63は、バイパス冷媒配管3Fbを貫通させつつ、第1六角ナット61と協同してバイパス冷媒配管3Fbと電磁誘導加熱ユニット6とを固定させるための配管用筒状部63cを有している。第1ボビン蓋63は、コイル第1部分68bおよびコイル第2部分68cを通過させつつ保持するために、外周部分から内側に向けて形成された略T字形状のフック形状部63aを有している。第1ボビン蓋63は、ボビン本体65とSUS管3Fb2との間に滞留している熱を外部に放出させるために上下方向に貫通した放熱開口63bを複数有している。
第1ボビン蓋63には、第1〜第4フェライトケース71〜74がネジ69で螺着されている。第1ボビン蓋63からは、サーミスタ及びヒューズが差し込めるようになっている。サーミスタは、SUS管3Fb2の外表面に対して直接接触するように取り付けられ、SUS管3Fb2の外表面の温度に応じた抵抗値を示す。ヒューズは、SUS管3Fb2の外表面に対して直接接触するように取り付けられ、SUS管3Fb2の表面温度が所定値を超えると電磁誘導加熱を停止させるため導通を遮断する。
第1ボビン蓋63の下面側には、ボビン本体65の上端円筒部の内側に位置することでボビン本体65と嵌り合うボビン用筒上部63gが下方に延びている。このボビン用筒上部63gは、上述した放熱開口63bなど必要な開口の貫通状態を閉ざすことないように、各開口の外縁に沿った部分から貫通方向に延びて形成されている。
なお、第1ボビン蓋63が有している開口や形状は、第2ボビン蓋64についても同様であり、第1ボビン蓋63における63番台の各部材番号は第2ボビン蓋64における64番台の部材番号にそれぞれ対応させて示し、説明は省略する。
ボビン本体65は、図3に示すように、電磁誘導コイル68が巻き付けられる円筒状の円筒部65aを有している。また、ボビン本体65は、上端からわずかに下がった部分で径方向に突出して形成される第1巻き止め部65sと、下端からわずかに上がった部分で径方向に突出して形成される第2巻き止め部65tとを有している。第1巻き止め部65sは、コイル第1部分68bを挟み込むために径方向内側に窪んで形成されたコイル保持溝(図示省略)と、コイル第2部分68cを挟み込むために径方向内側に窪んで形成されたコイル保持溝(図示省略)とを有している。ボビン本体65の内側には、SUS管3Fb2との間に空間が形成されている。
電磁誘導コイル68が有しているコイル巻き付け部分68a(図4参照)には、ボビン本体65の外側においてバイパス冷媒配管3Fbの延びる方向を軸方向として螺旋状に巻き付けられている。コイル第1部分68bは、コイル巻き付け部分68aに対して電磁誘導コイル68の一端側に延び、コイル第2部分68cは電磁誘導コイル68の一端側とは反対側である他端側に延びている。
コイル第1部分68bおよびコイル第2部分68cは、図4に示すように、制御用プリント基板18と接続されている。電磁誘導コイル68は、この制御用プリント基板18から高周波電流の供給を受ける。この制御用プリント基板18は、例えば周波数が数十kHz程度、出力が数kW程度の高周波電源から供給を受ける。そして、制御用プリント基板18は、制御部11によって制御されている。
第1フェライトケース71、第2フェライトケース72、第3フェライトケース73及び第4フェライトケース74は、平面視において外側4方向から覆う位置に配置されかつSUS管3Fb2の延びている方向に沿って延びるように配置され、SUS管3Fb2の延びる方向で第1ボビン蓋63と第2ボビン蓋64とを挟み込む。第1フェライトケース71は、第1フェライト98および第2フェライト99を収容する部分を有している。第2フェライトケース72、第3フェライトケース73、第4フェライトケース74についても、第1フェライトケース71と同様である。
この電磁誘導コイル68は、第1〜第4フェライトケース71〜74の内側に位置している。これら第1〜第4フェライトケース71〜74の第1フェライト98は、透磁率の高い素材であるフェライトによって磁束の通り道を形成しており、電磁誘導コイル68に電流を流した際に、SUS管3Fb2及び電磁誘導コイル68の外側を通る磁束が集中する。この第1フェライト98は、特に、電磁誘導加熱ユニット6の上端近傍および下端近傍の第1〜第4フェライトケース71〜74の収容部に収容される。第2フェライト99についても、配置位置および形状以外は上記第1フェライト98と同様であり、第1〜第4フェライトケース71〜74の収容部のうちボビン本体65の外側近傍の位置に配置される。電磁誘導加熱ユニット6では、電磁誘導コイル68の外側に第1フェライト98および第2フェライト99が設けられているために、電磁誘導コイル68の外側を回る磁束の多くが流れので、漏れ磁束を低減させることができている。
電磁誘導コイル68が制御用プリント基板18から高周波電流の供給を受けると、コイル巻き付け部分68aが磁束を生じる。具体的には、コイル巻き付け部分68aの内側においては、磁束の大部分が強磁性体であるSUS管3Fb2の中を通り、コイル巻き付け部分68aの外側においては、磁束の大部分が第1フェライト98、第2フェライト99および遮蔽カバー75の中を通る。そして、SUS管3Fb2から出て第1フェライト98、第2フェライト99および遮蔽カバー75を通り再びSUS管3Fb2に戻る磁束は、SUS管3Fb2と第1フェライト98及び遮蔽カバー75が近接している空気中を通る。例えば、図3に示すような第1フェライトケース71及び第3フェライトケース73を含む断面で見ると、SUS管3Fb2から出て左右に広がった磁束は、空気中を横切って先ず第1ボビン蓋63側の第1フェライト98に入り、第1フェライト98から第2フェライト99を通って第2ボビン蓋64側の第1フェライト98から空気中に出る。第2ボビン蓋64側の第1フェライト98から空気中に出た磁束の大部分は再びSUS管3Fb2の中を通って第1ボビン蓋63の方に向かう。図3の平面において略楕円形状となるように閉じた磁束が生じる。このようにして生じた磁束によって、SUS管3Fb2には、電磁誘導によって電流(渦電流)が生じ、SUS管3Fb2の表面近くで多く発熱が生じ、熱伝導性の高いSUS管3Fb2及び銅管3Fb1内を流れる冷媒に熱が伝達される。
遮蔽カバー75は、電磁誘導加熱ユニット6の最外周部分に配置されており、第1フェライト98および第2フェライト99だけでは呼び込みきれない磁束を集める。図2に示すように、遮蔽カバー75は、第1フェライトケース71に対して、ネジ70a、70b、70c、70dを介して螺着されることで固定されている。これにより、電磁誘導加熱ユニット6においては、この遮蔽カバー75の外側にはほとんど漏れ磁束が生じず、周囲への磁気の影響を防止することができる。
〔制御系統〕
図5は制御系統の構成の概略を示すブロック図である。制御部11の室外制御部12と室内制御部13は、通信線11aで接続されており(図1参照)、互いにデータの送受信を行っている。これら室外制御部12や室内制御部13は、各種センサの検出結果を受けて空気調和装置1の状態や周囲の状況や設定条件に応じて室外機2や室内機4を構成する機器に対して種々の指令を出力するために、マイクロコンピュータ(図示省略)やメモリ(図示省略)を内蔵している。
制御部11の室外制御部12には、吸入側圧力センサ31、吐出側圧力センサ32、吸入側温度センサ33、吐出側温度センサ34、熱交温度センサ35、液側温度センサ36、室外温度センサ37、流量センサ38及び主冷媒配管温度センサ39など各種のセンサが接続され、各センサにおける検出結果が入力される。
吸入側圧力センサ31は、圧縮機21の吸入側の冷媒の圧力を検出する。吐出側圧力センサ32は、圧縮機21の吐出側の冷媒の圧力を検出する。吸入側温度センサ33は、圧縮機21の吸入側の冷媒の温度を検出する。吐出側温度センサ34は、圧縮機21の吐出側の冷媒の温度を検出する。熱交温度センサ35は、室外熱交換器23内を流れる冷媒の温度を検出する。液側温度センサ36は、室外熱交換器23と室外電動膨張弁24との間にあって、室外熱交換器23の液側において冷媒の温度を検出する。室外温度センサ37は、室外機2のユニットの吸入口側に設けられ、ユニット内に流入した外気の温度を検出する。流量センサ38は、バイパス冷媒配管3Fbに流れる冷媒の流量を検出する。主冷媒配管温度センサ39は、バイパス冷媒配管3Fbが主冷媒配管3Faに合流するポイントよりも下流側に設けられ、バイパス冷媒配管3Fbの冷媒が主冷媒配管3Faの冷媒と混合された後の冷媒の温度を検出する。
また、室外制御部12には、制御用プリント基板18、圧縮機21、四路切換弁22、室外電動膨張弁24、室外ファン26、電動弁29(流量調整弁)などの機器あるいは機器の制御端末が接続され、室外機2の各種の機器が室外制御部12の制御の下で動作する。
室外制御部12から制御用プリント基板18には、電磁誘導加熱ユニット6の出力を指示する信号が与えられ、室外制御部12の指示に応じて制御用プリント基板18から電磁誘導コイル68に供給される高周波電流が増減する。それにより、SUS管3Fb2で発生する渦電流が増減してバイパス冷媒配管3Fbに流れる冷媒の加熱量が制御される。
室外制御部12にはインバータ回路(図示省略)が設けられており、インバータ回路の出力の周波数によって圧縮機21や室外ファン26の回転数が制御される。四路切換弁22は駆動部を有しており、室外制御部12は、暖房運転と冷房運転との切り換えにおいて四路切換弁22の接続を切り換えるときに四路切換弁22の駆動部に対して切換の指令を出力する。また、室外制御部12は、室外電動膨張弁24や電動弁29(流量調整弁)の弁の開度を調整するため、開度を指示する制御信号を出力する。
室内制御部13には、液側温度センサ43、ガス側温度センサ44及び室内温度センサ45が接続され、各センサにおける検出結果が入力される。液側温度センサ43は、室内熱交換器41の他端側に設けられ、室内熱交換器41の液側において冷媒の温度を検出する。ガス側温度センサ44は、室内熱交換器41の一端側に設けられ、室内熱交換器41のガス側において冷媒の温度を検出する。室内温度センサ45は、室内機4のユニットの吸入口側に設けられ、ユニット内に流入した室内空気の温度を検出する。
また、室内制御部13には、室内ファン42、風向調節機構46及び表示部47などが接続され、室内機4の各種の機器が室内制御部13の制御の下で動作する。室内制御部13にはインバータ回路(図示省略)が設けられており、インバータ回路の出力の周波数によって室内ファン42の回転数が制御される。風向調節機構46が室内機4に設けられたルーバー(図示省略)などの角度を変更することにより室内に吹き出す風の向きを調節することから、室内制御部13はルーバーの角度や動作などの制御信号を出力する。室内制御部13は、各種の表示を行うため表示部47に対して表示を指示する信号を出力する。例えば、表示部47に電磁誘導加熱ユニット6の状態を表示させることもできる。
〔冷媒回路の動作の概要〕
(暖房運転)
暖房運転時は、四路切換弁22が図1の実線で示される状態になる。即ち、圧縮機21の吐出側から吐出された冷媒は、順次、四路切換弁22、室内熱交換器41、室外電動膨張弁24、室外熱交換器23、四路切換弁22、アキュムレータ25を廻り、圧縮機21の吸入側から吸入される。このとき、戻り配管3Fを通る冷媒は、その一部がバイパス冷媒配管3Fbに導かれ、電磁誘導加熱ユニット6による加熱を受ける。冷媒回路10を循環する冷媒は、例えば二酸化炭素やHFCやHCFCなどである。
まず、圧縮機21で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を経由して、室内熱交換器41に送られる。このとき、圧縮機21の吸入側では、吸入側圧力センサ31により吸入される冷媒の圧力が検知され、吐出側では、吐出側圧力センサ32により吐出される冷媒の圧力が検知される。このとき同時に、圧縮機21の吸入側では、吸入側温度センサ33により吸入される冷媒の温度が検知され、吐出側では、吐出側温度センサ34により吐出される冷媒の温度が検知される。
効率の良い暖房を行うため、圧縮機21の回転数は、例えばリモートコントローラなどによる設定温度と室内温度との差を暖房負荷として求め、あるいは圧縮機21から吐出される冷媒の温度と室内熱交換器41の冷媒の温度とを用いるなどして暖房負荷を求め、暖房負荷に応じて制御される。また、空気調和装置1の故障などを防ぐために、吸入側圧力センサ31および吐出側圧力センサ32の検知結果に基づき、圧縮機21に吸入される冷媒の圧力は所定低圧圧力よりも高く、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力は所定高圧圧力よりも低い範囲に入るように制御される。所定高圧圧力を超えた場合には、圧縮機21の回転数を落として圧縮機21の吐出圧力を低下させる。同様の理由から、圧縮機21から吐出される冷媒の温度が所定高温より高くらないよう吐出側温度センサ34によりモニターされている。このように温度や圧力が十分に管理されなければならないことから、電磁誘導加熱ユニット6により精度よく安定して加熱を行うことによって前述の圧力や温度の制御が行い易くなることは、効率の良い暖房や空気調和装置1の故障の防止に良い影響を与える。特に、運転開始時には、電磁誘導加熱ユニット6の加熱量による温度上昇が主体的になるため、応答速度が速く、安定的で、精度の高い加熱量の制御が可能な電磁誘導加熱ユニット6を用いると有利である。
室内熱交換器41に入る前に、ガス側温度センサ44により圧縮機21から吐出された高温高圧のガス冷媒の入口温度が検出される。そして、室内熱交換器41で冷媒と室内空気との間の熱交換が行われ、冷媒は冷却される。例えば、冷媒がHFCなどの場合、ガス冷媒から気液二相の状態または液冷媒に変化する。このとき室内熱交換器41は凝縮器として機能しており、室内ファン42の回転数を制御することで、室内熱交換器41における冷媒の熱交換の状況が変わる。室内熱交換器41を出る冷媒の温度は、液側温度センサ43で検出されている。
室内熱交換器41を出た冷媒は、室外電動膨張弁24で減圧される。暖房負荷に応じて室外電動膨張弁24の開度が調整され、また減圧された冷媒が所定の過熱度を有するように、室外電動膨張弁24の開度が調整される。冷媒の過熱度は、例えば熱交温度センサ35により検出される室外熱交換器23の冷媒の温度と、吸入側温度センサ33により検出される圧縮機21に吸入される冷媒の温度との差に基づいて求められる。
室外電動膨張弁24で減圧されて気液二相状態になった冷媒は、室外熱交換器23に送られる。室外熱交換器23では、室外空気との間の熱交換により冷媒が加熱されてガス冷媒となる。このとき室外熱交換器23が蒸発器として機能しており、室外ファン26により室外空気の気流を発生して室外空気と冷媒との間の熱交換が促進されるが、室外ファン26の回転数はCOPが高くなるような熱交換が行えるように制御される。
室外熱交換器23では、冷媒の蒸発温度が0℃以下になると着霜を生じる可能性があるので、液側温度センサ36と室外温度センサ37で検出した室外熱交換器23の流入冷媒温度と外気温に基づいて着霜の有無を判断する。着霜があると熱交換の効率が低下して消費電力の増加や快適性の低下を招くので、着霜があるときには除霜運転を行う。
室外熱交換器23で蒸発したガス冷媒は、四路切換弁22を経由してアキュムレータ25に送られる。そして、アキュムレータ25の入る前の戻り配管3Fにおいて、主冷媒配管3Faを流れる冷媒から分離されて、バイパス冷媒配管3Fbを流れる冷媒が電磁誘導加熱ユニット6により加熱される。このときバイパス冷媒配管3Fbを流れる冷媒の流量は電動弁29により増減され、流量センサ38により検出される。電磁誘導加熱ユニット6で加熱された冷媒は、バイパス冷媒配管3Fbが主冷媒配管3Faに再び接続されるポイントで主冷媒配管3Faを流れる冷媒と合流して混合される。この混合された冷媒の温度は、主冷媒配管3Faに設けられた主冷媒配管温度センサ39により検出される。電磁誘導加熱ユニット6における加熱量の制御は、主冷媒配管温度センサ39により検出される温度が目標温度になるように、バイパス冷媒配管3Fbの流量と電磁誘導加熱ユニット6の出力によってフィードバック制御される。例えば、冷媒循環量と主冷媒配管温度センサ39の検出温度と目標温度について、バイパス冷媒配管3Fbの流量と電磁誘導加熱ユニット6の出力の最適な組合せを制御部11に予め記憶させておくことによって、エネルギー消費を抑えた効率的な加熱が行える。
戻り配管3Fを通過してアキュムレータ25に流入した冷媒は、アキュムレータ25において気液分離されて、圧縮機21に液冷媒が戻らないようになっている。それにより、圧縮機21で液圧縮が起こって圧縮機21が故障するのを防いでいる。
(冷房運転)
冷房運転時は、四路切換弁22が図1の点線で示される状態になる。即ち、圧縮機21の吐出側から吐出された冷媒は、順次、四路切換弁22、室外熱交換器23、室外電動膨張弁24、室内熱交換器41、四路切換弁22、アキュムレータ25を廻り、圧縮機21の吸入側から吸入される。
冷房運転の場合には、室外熱交換器23が凝縮器として機能し、室内熱交換器41が蒸発器として機能する。このように冷房運転の場合は、暖房運転に対して室外熱交換器23と室内熱交換器41の機能が入れ替わった状態になる。
まず、圧縮機21で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を経由して、室外熱交換器23に送られる。このとき、圧縮機21の吸入側では、吸入側圧力センサ31により吸入される冷媒の圧力が検知され、吐出側では、吐出側圧力センサ32により吐出される冷媒の圧力が検知される。このとき同時に、圧縮機21の吸入側では、吸入側温度センサ33により吸入される冷媒の温度が検知され、吐出側では、吐出側温度センサ34により吐出される冷媒の温度が検知される。
例えばリモートコントローラなどによる設定温度と室内温度との差を冷房負荷として求め、あるいは圧縮機21から吐出される冷媒の温度と室外熱交換器23の冷媒の温度とを用いるなどして冷房負荷を求め、冷房負荷に応じて圧縮機21の回転数が制御される。また、空気調和装置1の故障を防止するため、圧縮機21から吐出される冷媒の圧力や温度が制限されるのは暖房運転の場合と同様である。
室外熱交換器23において、冷媒と室外空気との間の熱交換が行われ、冷媒はガス冷媒から気液二相の状態または液冷媒に変化する。このとき、熱交温度センサ35により室外熱交換器23の内部を流れる冷媒の温度が検出される。また、室外ファン26の回転数を制御することで、室外熱交換器23における冷媒の熱交換の状況が変わる。そして、室外熱交換器23から室外電動膨張弁24に送られる冷媒の温度が液側温度センサ36により検出される。
室外熱交換器23から送られてきた冷媒は、室外電動膨張弁24で減圧される。このとき、冷房負荷に応じて室外電動膨張弁24の開度が調整され、また減圧された冷媒が所定の過熱度を有するように、室外電動膨張弁24の開度が調整される。冷媒の過熱度は、例えば熱交温度センサ35により検出される室外熱交換器23の冷媒の温度と、吸入側温度センサ33により検出される圧縮機21に吸入される冷媒の温度との差に基づいて求められる。
室外電動膨張弁24で減圧されて気液二相状態になった冷媒は、室内熱交換器41に送られる。室内熱交換器41では、室内空気との間の熱交換により冷媒が加熱されてガス冷媒となる。室内ファン42により室内空気の気流を発生して室内空気と冷媒との間の熱交換が促進される。
室内熱交換器41で蒸発したガス冷媒は、四路切換弁22を経由してアキュムレータ25に送られる。そして、アキュムレータ25の入る前の戻り配管3Fにおいて、主冷媒配管3Faを流れる冷媒から分離されて、バイパス冷媒配管3Fbを流れる冷媒が電磁誘導加熱ユニット6により加熱されるのは暖房運転の場合と同様である。戻り配管3Fを通過してアキュムレータ25に流入した冷媒は、アキュムレータ25において気液分離されて、圧縮機21に液冷媒が戻らないようになっている。それにより、圧縮機21で液圧縮が起こって圧縮機21が故障するのを防いでいる。
冷房においては、熱を室外に放出するような運転を行うため、電磁誘導加熱ユニット6から空気調和のための熱を供給する必要はない。しかし、電磁誘導加熱ユニット6には、空気調和装置1の故障を防止するなど目的で液バックの防止や冷媒循環量の確保を行うため、正確で安定した加熱が要求される場面がある。
(除霜運転)
暖房運転時において、外気温度が低下すると室外熱交換器23に着霜を生じる場合が出てくる。室外熱交換器23に着霜すると、室外熱交換器23における熱交換の効率が低下するため除霜運転が必要になる。そこで、暖房運転時において、例えば、室外熱交換器23の温度を熱交温度センサ35により検出し、検出された温度が所定温度以下になって着霜を生じていると判断されたときには、通常の暖房運転から除霜運転に切り換える。
加熱ユニットを持たない冷凍装置では、例えば室外熱交換器23を凝縮器として機能させ、圧縮機21から高温高圧のガス冷媒を室外熱交換器23に供給することにより、室外熱交換器23を加熱して除霜を行う。加熱ユニットを持つ場合にも、同様に、室外熱交換器23を凝縮器として機能させるように四路切換弁22を切り換え、電磁誘導加熱ユニット6を補助的に用いて室内熱交換器41において室内空気と冷媒との間の熱交換能力を抑えつつ、凝縮器である室外熱交換器23を加熱することもできる。
電磁誘導加熱ユニット6を補助的に用いて除霜を行う場合には、冷房運転時と同様に、四路切換弁22の点線の接続で冷媒が供給される。圧縮機21から吐出された高温高圧のガス冷媒は、室外熱交換器23に入り、室外熱交換器23に付着した霜との間で熱交換を行って冷却される。室外電動膨張弁24で減圧された冷媒が室内熱交換器41に入るが、暖房運転時に行う除霜運転では、室内を冷却しない方が好ましいため、室内熱交換器41での熱交換量が小さくなるように、室外電動膨張弁24の開度と圧縮機21の回転数が調整され、室内ファン42の回転数も下げられる。圧縮機21の吸入側で所定の過熱度を持つように、冷房運転時に比べて室内熱交換器41における熱交換量が低下した分だけ電磁誘導加熱ユニット6における加熱量を上げる。このとき、電磁誘導加熱ユニット6がバイパス冷媒配管3Fbに分流された冷媒を加熱するため、加熱量の制御性と応答性が高く、室外熱交換器23を凝縮器として機能させる暖房運転時の除霜運転に十分に対応することができる。
また、電磁誘導加熱ユニット6の加熱能力が十分に大きい場合には、暖房運転を行いながら室外熱交換器23の除霜を行うこともできる。暖房を行いながらの除霜運転の場合には、四路切換弁22が実線の経路に切り換えられる。また、ホットガスバイパス弁27を開いてホットガスバイパス回路3Hが開通されると共に室外電動膨張弁24が絞られて、室内熱交換器41から戻った冷媒と圧縮機21から吐出された高温高圧のガス冷媒との混合冷媒が室外熱交換器23に供給される。それにより、室外熱交換器23についた霜を溶かすことができる。一方、分岐点A1で分岐して室内熱交換器41に流れた高温高圧のガス冷媒によって、通常の暖房運転と同様に室内機4では暖房が行われる。
このとき、室外熱交換器23は蒸発器としては機能しないため、室外熱交換器23および室内熱交換器41で消費される熱量は電磁誘導加熱ユニット6から供給される。このときも、主冷媒配管温度センサ39が所定温度になるように、電磁誘導加熱ユニット6の加熱量が調整される。このような場合には、電動弁29を全開にして戻り配管3Fで戻る冷媒の大部分をバイパス冷媒配管3Fbに流すようにする。そのために、ここでは設けていないが、主冷媒配管3Faに開閉弁を設けて除霜運転時に閉じるように構成することもできる。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る空気調和装置も、図1に示す第1実施形態の空気調和装置1の構成と概略同じ構成を有しており、第2実施形態の空気調和装置が第1実施形態の空気調和装置と異なる点は、電磁誘導加熱ユニットの周辺の構成である。
図6は、第2実施形態の電磁誘導加熱ユニット6Aの周辺を示す概念図である。図6に示す主冷媒配管3Faは、図1に示す配管がなされている。そして、第2実施形態でも第1実施形態と同様に、主冷媒配管3Faに主冷媒配管圧力センサ39Aが設けられ、バイパス冷媒配管3Fcに電動弁29および逆止弁30が設けられる。
しかし、第1実施形態のバイパス冷媒配管3Fbが主冷媒配管3Faに平行に配置されていたのに対し、第2実施形態のバイパス冷媒配管3Fcは、主冷媒配管3Faから垂直に延びている直管部3Fc1と、直管部3Fc1の先でU曲げされた湾曲管部3Fc2と、さらに湾曲管部3Fc2から主冷媒配管3Faに向かって延びる直管部3Fc3とからなっている。なお、主冷媒配管3Faおよびバイパス冷媒配管3Fbにおいて冷媒が流れる方向は矢印Flで示されている。
このバイパス冷媒配管3Fcに、電磁誘導加熱ユニット6Aが矢印Dirの方向に抜差し可能に装着されている。そのため、電磁誘導加熱ユニット6Aは、平面視で略楕円状の開口部CAを備える磁性体Coと、磁性体Coの周囲に巻回された電磁誘導コイル68Aとを備えている。この電磁誘導加熱ユニット6Aは高周波電源Soから電力の供給を受ける。このように、電磁誘導加熱ユニット6Aの電磁誘導コイル68Aがバイパス冷媒配管3Fcに対して抜差し可能に装着できるため、メンテナンスが容易に行える。また、磁性体Coも電磁誘導コイル68Aと一緒に抜差しできるため一層メンテナンスし易くなっている。
図6の電磁誘導加熱ユニット6Aにおいて、磁性体Coが加熱されることから磁性体Coがバイパス冷媒配管3Fcの2本の直管部3Fc1,3Fc3に熱的に接するように設けられている。熱伝導の効果を上げるためには、磁性体Coと直管部3Fc1,3Fc3の接触面積が大きい方が好ましいため、開口部CAは直管部3Fc1,3Fc3の外周部に沿って外接するように形成されて配置されている。
電磁誘導加熱ユニット6Aで加熱された冷媒の温度について、主冷媒配管圧力センサ39Aによる検知結果から算出される温度が、目標温度範囲に対し、目標温度範囲以下または目標温度範囲以上となった場合には電動弁29の開度を制御する。すなわち、目標温度範囲以下となった場合には開度を拡大し、目標温度範囲以上となった場合には開度を縮小する。それにより、電磁誘導加熱ユニット6Aを経由する冷媒の流量を調整することで、主冷媒配管圧力センサ39Aが設けられている部位の冷媒の圧力を目標に対し適切な範囲で安定的に制御することが可能となる。
<変形例>
(a)
上記第1実施形態および第2実施形態では、加熱ユニットとして、電磁誘導加熱ユニット6を用いる場合について説明したが、加熱ユニットは電磁誘導加熱ユニットに限られない。しかし、従来に比べて加熱制御の精度が向上した上記実施形態の冷凍装置には、加熱量を精度よくコントロールできる電磁誘導加熱ユニットが好ましい。
(b)
上記第1実施形態および第2実施形態では、主冷媒配管3Faにバイパス冷媒配管3Fbが戻る位置よりも下流に設けられた状態センサとして、主冷媒配管温度センサ39で混合後の冷媒の温度を測定する場合および主冷媒配管圧力センサ39Aを用いる場合について説明した。しかし、状態センサは、主冷媒配管温度センサ39および主冷媒配管圧力センサ39Aに限られず、冷媒の密度や流量など冷媒の他の状態を測定するものであってもよい。必要な点は、測定された結果に基づいて、電磁誘導加熱ユニット6や電動弁29を制御部11により制御することである。そのためには、状態センサにおける検知結果と電磁誘導加熱ユニット6や電動弁29における制御との関係を記述したデータが制御部11に格納されていればよい。
(c)
上記第1実施形態および第2実施形態では、主冷媒配管3Faおよびバイパス冷媒配管3Fbをアキュムレータ25(圧縮機21の吸入側)の上流に位置させたが、主冷媒配管3Faおよびバイパス冷媒配管3Fbの配置位置はアキュムレータ25の上流だけに限られない。冷媒の加熱が必要なところであれば、冷媒回路のどこに設けてもよい。
(d)
上記第1実施形態および第2実施形態では、電磁誘導加熱ユニット6が二重管構造である場合について説明したが、二重管構造は必須の構造ではない。例えば、バイパス冷媒配管3Fbを磁性体のSUS管のみで構成することにより、直接バイパス冷媒配管3Fbを電磁誘導加熱することもできる。バイパス冷媒配管3Fbを設けることで、主冷媒配管3Faとは異なる電磁誘導加熱に適して構造を持たせることが容易になる。
また、磁性体はバイパス冷媒配管3Fbの内側に形成してもよく、あるいはバイパス冷媒配管3Fbの中の流路内に設けることもできる。電磁誘導加熱の場合は、電磁波が内部に通過すればよいため、電熱器やガスバーナーなどと異なり、比較的容易にバイパス冷媒配管3Fb内の冷媒流の中に電磁波によって加熱される被加熱部材を設けることができる。
(e)
上記第1実施形態および第2実施形態では、SUS管3Fb2が銅管3Fb1の外側にあって、バイパス冷媒配管3Fbとは別体のSUS管3Fb2が被加熱部材になる場合について説明したが、上述の(d)でも説明したように、バイパス冷媒配管3FbをSUS管のみで構成することもできて、この場合には、バイパス冷媒配管3Fbが被加熱部材になる。また、SUS管3Fb2を銅管3Fb1の内側に形成した場合には、周波数にもよるが、電磁誘導によってSUS管3Fb2および銅管3Fb1の両方を加熱することもできる。また、電磁誘導により配線などを設けずにバイパス冷媒配管3Fb,3Fcの中に配置した部材において渦電流を発生させることもできるので、バイパス冷媒配管3Fbの中に被加熱部材を入れることもできる。
<特徴>
(1)空気調和装置1(冷凍装置)の冷媒回路10には、主冷媒配管3Faと主冷媒配管3Faから分岐して再び主冷媒配管3Faに戻るバイパス冷媒配管3Fb,3Fcとがある。主冷媒配管3Faにおいて、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcの入口と出口にあたる2つの接続ポイントの間には、主冷媒配管3Faの管路以外には熱交換器や膨張弁などの冷媒の状態に変化を与える機器が接続されていない。そのため、電動弁29(流量調整弁)でバイパス冷媒配管3Fb,3Fcを通過する冷媒の流量調整を行いながら、電磁誘導加熱ユニット6(加熱ユニット)でバイパス冷媒配管3Fb,3Fcを通過する冷媒を加熱することにより、冷媒加熱量の制御を容易に行うことができる。
バイパス冷媒配管3Fb,3Fcに流れる流量を一定とすると、電磁誘導加熱ユニット6の加熱量の制御によってバイパス冷媒配管3Fb,3Fcの加熱量を変えてバイパス冷媒配管3Fb,3Fcから冷媒が単位時間に受け取る熱量を変化させることができる。一方、電動弁29(流量調整弁)により冷媒の流量調整を行うことで、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcにおける冷媒の流速が変化するため、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcから冷媒に熱が伝達される際の熱伝達効率を変化させることができる。バイパス冷媒配管3Fb,3Fcの流量調整が主冷媒配管3Faの温度調整に寄与するため、主冷媒配管3Faを流れる冷媒の加熱量制御が行い易くなる。
以上のことから、制御部11により、電磁誘導加熱ユニット6の加熱量と電動弁29による流量調整を組み合わせて制御することにより、一定量の冷媒が単位時間当たりに受け取る熱量をきめ細かく変化させることができることが分かる。加熱量及び流量調整弁の流量調整を同時に制御することで制御の精度が向上し、柔軟な加熱制御が可能になる。
制御部11による制御のため主冷媒配管3Faにバイパス冷媒配管3Fb,3Fcが戻る位置よりも下流に設けられた主冷媒配管温度センサ39(状態センサ)によって混合後の主冷媒配管3Faの冷媒の状態を検知し、流量調節および加熱量の制御を主冷媒配管温度センサ39の検知結果に応じて行うため、混合された後の冷媒の状態の調節を精密に行うことができる。
特に、主冷媒配管温度センサ39を用いたことによって、加熱量と相関の高い冷媒の温度による加熱制御ができるため、フィードバック制御が行い易くなって主冷媒配管3Faの冷媒の温度に応じた加熱量の制御が可能になり、混合後の冷媒の状態を所望の温度で安定させ易くなる。また、温度の代わりに、温度に換算できる圧力を主冷媒配管圧力センサ39Aにより測定する場合でも同様の安定性の向上が見込める。
例えば、図1に示すように、主冷媒配管3Faの下流に圧縮機21がある場合に、戻り配管3Fに冷媒が十分に冷却されずに高い温度状態で入ると、電磁誘導加熱ユニット6でさらに加熱されることで高温になりすぎてしまい、圧縮機21に負担をかける恐れがある。そのため、主冷媒配管3Faから下流に送られる冷媒の温度を温度センサ39で検知して、検知された温度に応じて電磁誘導加熱ユニット6による加熱を受けるためバイパス冷媒配管3Fb,3Fcに流れる冷媒の量を制限する。それにより、電磁誘導加熱ユニット6の出力を制限するよりも速く対応することができる。
また、電磁誘導加熱ユニット6への供給電力が変化した場合でも加熱能力の変化を抑制するような制御ができる。例えば通常運転時には、電磁誘導加熱ユニット6の出力をフル出力時と同じ100%とし、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcに流れる冷媒の量を全開時の50%とする。一方、エネルギー消費を抑制する運転時(以下省エネ運転時という)には、電磁誘導加熱ユニット6の出力をフル出力時の50%とし、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcに流れる冷媒の量を全開時と同じ100%とする。それにより、省エネ運転時には、冷媒の温度の変化に対する応答性能は低下するものの、電磁誘導加熱ユニット6の出力を抑制することができる。
主冷媒配管3Faにおいて、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcの入口と出口にあたる2つの接続ポイントの間には、主冷媒配管3Faの管路以外には熱交換器や膨張弁などの冷媒の状態に変化を与える機器が接続されていないが、流れをコントロールするための機器は接続することができる。例えば、バイパス冷媒配管3Fb,3Fcにおいて、電磁誘導加熱ユニット6により冷媒が加熱されてガス化すると体積が急増するため流れに変化が生じる。このとき、冷媒の逆流を許すと冷媒の加熱の均一性が崩れて安定した加熱が難しくなる。そこで、逆止弁により加熱された冷媒の逆流を防止すると、安定した加熱を行うことができ、安定した加熱量の制御が可能になる。
バイパス冷媒配管3Fb,3Fcに設けられ、バイパス冷媒配管3FB内を流れる冷媒を電磁誘導加熱により加熱する電磁誘導加熱ユニット6により冷媒が加熱されるので、電気エネルギーの量を変えることで加熱量の制御ができ、冷媒の流量の制御と合わせて電気的に加熱量の制御ができるので、より一層加熱量の制御性が向上する。
1 空気調和装置
2 室外機
3F 戻り配管
3Fa 主冷媒配管
3Fb バイパス冷媒配管
4 室内機
6,6A 電磁誘導加熱ユニット
10 冷媒回路
11 制御部
21 圧縮機
29 電動弁
特開平11‐211195号公報

Claims (6)

  1. 主冷媒配管(3Fa)と前記主冷媒配管から分岐して再び前記主冷媒配管に戻るバイパス冷媒配管(3Fb)とを有する冷媒回路(10)と、
    前記バイパス冷媒配管を通過する冷媒を加熱するための加熱ユニット(6,6A)と、
    前記バイパス冷媒配管に設けられて前記バイパス冷媒配管を通過する冷媒の流量調整を行う流量調整弁(29)と
    を備える冷凍装置。
  2. 前記加熱ユニットは、加熱量が制御可能であり、
    前記加熱ユニットの加熱量及び前記流量調整弁の流量調整を同時に制御可能な制御部(11)をさらに備える、請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記主冷媒配管に前記バイパス冷媒配管が戻る位置よりも下流に設けられ、前記主冷媒配管に流れる冷媒の状態を検出する状態センサ(29)をさらに備え、
    前記制御部は、前記状態センサの検出結果に応じて前記流量調整弁及び前記加熱ユニットのうちの少なくとも一方を制御する、請求項1または請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記状態センサは、前記主冷媒配管の冷媒の温度を測定する温度センサ(29)及び前記主冷媒配管の冷媒の圧力を測定する圧力センサ(39A)のうちの少なくとも一方を含む、請求項3に記載の冷凍装置。
  5. 前記バイパス冷媒配管に設けられ、前記バイパス冷媒配管に流れる冷媒の逆流を防止する逆止弁(30)をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の冷凍装置。
  6. 前記加熱ユニットは、前記バイパス冷媒配管に設けられ、前記バイパス冷媒配管内を流れる冷媒を電磁誘導加熱により加熱する電磁誘導加熱ユニット(6,6A)を含む、請求項1から5のいずれかに記載の冷凍装置。
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