JP2012165998A - 洗濯容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、小さい力で操作可能であり、低コストの洗濯容器を提供することを課題とする。特別な用途として、砂・泥のついた衣服、洗車用洗剤・ワックスのついたウェス、調理用のクロス、鉄粉・油汚れのついた作業服など、洗濯物に付着する汚れ物質が家庭用洗濯機での洗濯に適さないものも簡単に洗濯できる洗濯容器を提供することを課題とする。
【解決手段】洗濯容器1は、汚れ物質3の付着した洗濯物2を洗濯するための容器であり、容器10、蓋20、洗濯棒30、洗濯板40を具備する。容器10は、洗濯物2および洗濯用水を収容する筒状部材である。蓋20は、洗濯棒30が貫通可能な貫通孔21と、給水口22とを具備する。洗濯棒30は、洗濯物2を押圧し、容器10内に水流を発生させる押圧板31を具備する。洗濯板40は、開口42を有する平板部41と保持部43とを具備する。押圧板31は、水が通過可能な開口部32を具備する。
【選択図】図1
【解決手段】洗濯容器1は、汚れ物質3の付着した洗濯物2を洗濯するための容器であり、容器10、蓋20、洗濯棒30、洗濯板40を具備する。容器10は、洗濯物2および洗濯用水を収容する筒状部材である。蓋20は、洗濯棒30が貫通可能な貫通孔21と、給水口22とを具備する。洗濯棒30は、洗濯物2を押圧し、容器10内に水流を発生させる押圧板31を具備する。洗濯板40は、開口42を有する平板部41と保持部43とを具備する。押圧板31は、水が通過可能な開口部32を具備する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電力を使わずに洗濯するための洗濯容器に関する。
従来、電力を使わずに屋外又は屋内で洗濯するための一般的な方法としては、バケツ、タライ等の普通の容器に水を張り、その中で洗い、すすぎを行う等の手段がとられていた。しかし、手洗い作業は煩わしく、かつ洗濯水を飛び散らさずに洗い作業を行うことも難しい。また、洗い時、すすぎ時に水を入れ替える作業が煩雑であり、労力を要する。
また、砂・泥のついた衣服、洗車用洗剤・ワックスのついたウェス、調理用のクロス、鉄粉・油汚れのついた作業服などを洗濯する場合は、洗濯機の詰まり、他の洗濯物への汚れ移り、臭い移り等を考慮する必要があり、付着する汚れ物質の処理に困ることが多いため家庭用洗濯機での洗濯に適さない。このため、家庭用洗濯機での使用の前段階として下洗いの用途、又は一般の衣類とは一緒に洗濯したくない汚れ物を洗濯するための簡易な洗濯装置が求められている。
例えば、特許文献1には、密閉可能な装置本体の内部を、仕切壁を用いて二つの空間に仕切り、容積変動可能な洗濯室と、容積変動不可能な補助室とを形成し、補助室内に洗濯液を入れた状態で、洗濯室の容積を変動させることによって補助室内から仕切壁の貫通穴を通じて洗濯室内に洗濯液を噴出させて洗濯物を洗濯する手動式の洗濯装置が開示されている。
この洗濯装置は、装置本体の洗濯室部分を伸縮自在に構成し、本体の伸縮による内圧の変動を利用して、補助室内の洗濯液を洗濯室内に噴出させて供給するとともに、係る噴出時に洗濯液の攪拌を行うことによって、効率的に洗濯する点に特徴を有する。
この洗濯装置は、装置本体の洗濯室部分を伸縮自在に構成し、本体の伸縮による内圧の変動を利用して、補助室内の洗濯液を洗濯室内に噴出させて供給するとともに、係る噴出時に洗濯液の攪拌を行うことによって、効率的に洗濯する点に特徴を有する。
しかしながら、洗濯室を伸縮させる際に内圧の変化に応じて加える力が大きくなるため、使用時に非常に大きな力が必要になる点、装置本体内部への洗濯用水の供給方法が考慮されていない点で改良の余地が残されている。
さらには、装置本体の内部構成が複雑になるという問題、特に洗濯物に付着する汚れ物質が堆積しやすい補助室内のメンテナンス性に劣るという問題がある。また、洗濯装置を構成するコストがかさむという問題がある。
さらには、装置本体の内部構成が複雑になるという問題、特に洗濯物に付着する汚れ物質が堆積しやすい補助室内のメンテナンス性に劣るという問題がある。また、洗濯装置を構成するコストがかさむという問題がある。
本発明は、洗濯作業に大きな力が必要なく、手軽に利用でき、かつ、低コストの洗濯容器を提供することを課題とする。また、特別な用途として、砂・泥のついた衣服、洗車用洗剤・ワックスのついたウェス、調理用のクロス、鉄粉・油汚れのついた作業服など、洗濯物に付着する汚れ物質によって家庭用洗濯機での洗濯に適さないものも気を遣わずに簡単に洗濯できる洗濯容器を提供する。
本発明は、汚れ物質が付着した洗濯物を洗濯するための洗濯容器に関する。洗濯容器は、取り外し可能な蓋を有し、内部に前記洗濯物および水(洗濯用水)を収容する容器と、前記蓋を貫通し、容器の深さ方向に往復動可能な洗濯棒と、前記容器の底に配置され、容器の深さ方向に水が通過可能な開口を含む平板部、および、当該平板部を容器の底から離間した位置に保持する保持部を有する洗濯板と、を具備する。
本発明の一実施形態において、前記洗濯棒の先端には、洗濯物を前記洗濯板の平板部に押し付けるとともに、容器内に水流を発生させるための押圧板が設けられるとともに、当該押圧板には、往復動する方向に沿って貫通する開口部が形成され、前記容器の蓋には、内部に水を供給するための給水口が、容器の底部には、水を排出するための排水口がそれぞれ形成される。
これによれば、洗濯棒を往復動させることによって、洗濯物を洗濯板の平板部に押し付けて押洗い・もみ洗いできるとともに、容器内に水流を発生させて、洗濯物を水流洗いすることができるため、効果的に洗濯を実施できる。また、洗濯棒の押圧板に開口部を設けて、押圧板が受ける水の抵抗を小さくすることにより、洗濯棒の往復動に必要な力、つまり洗濯作業に必要な力を低減することができる。
さらに、シンプルな構成の洗濯容器を提供できるため、コスト的にも有利である。
本発明の一実施形態において、前記洗濯棒の先端には、洗濯物を前記洗濯板の平板部に押し付けるとともに、容器内に水流を発生させるための押圧板が設けられるとともに、当該押圧板には、往復動する方向に沿って貫通する開口部が形成され、前記容器の蓋には、内部に水を供給するための給水口が、容器の底部には、水を排出するための排水口がそれぞれ形成される。
これによれば、洗濯棒を往復動させることによって、洗濯物を洗濯板の平板部に押し付けて押洗い・もみ洗いできるとともに、容器内に水流を発生させて、洗濯物を水流洗いすることができるため、効果的に洗濯を実施できる。また、洗濯棒の押圧板に開口部を設けて、押圧板が受ける水の抵抗を小さくすることにより、洗濯棒の往復動に必要な力、つまり洗濯作業に必要な力を低減することができる。
さらに、シンプルな構成の洗濯容器を提供できるため、コスト的にも有利である。
前記洗濯板は、容器に対して回転不能、かつ、移動不能に固定可能であることが好ましい。例えば、容器の内側面から内側に突出して設けられる係合爪と、洗濯板の保持部の一部とが係合することによって、固定される構成が好ましい。
これによれば、洗濯棒の押圧面を洗濯板の平板部に押し付ける際に、洗濯板を安定的に固定することが可能となる。
これによれば、洗濯棒の押圧面を洗濯板の平板部に押し付ける際に、洗濯板を安定的に固定することが可能となる。
前記洗濯棒の押圧板の周縁部は、前記蓋側に向けて反った形状に形成されることが好ましい。ここでの洗濯棒から見た「蓋側」とは、容器の開口側を意味し、洗濯板が配置される底側と反対側を指す。
これによれば、洗濯棒を容器の開口側から底側へ移動させる際に押圧板が受ける抵抗を低減できるとともに、底側から開口側へ移動させる際には、反り形状によって大きな水流を発生させることができ、洗濯効果を向上できる。また、反り形状に形成される押圧板の周縁部に洗濯物を引っ掛けることができ、洗濯物を洗濯棒から大きく離れないように保持できる。
これによれば、洗濯棒を容器の開口側から底側へ移動させる際に押圧板が受ける抵抗を低減できるとともに、底側から開口側へ移動させる際には、反り形状によって大きな水流を発生させることができ、洗濯効果を向上できる。また、反り形状に形成される押圧板の周縁部に洗濯物を引っ掛けることができ、洗濯物を洗濯棒から大きく離れないように保持できる。
前記洗濯棒の押圧板の側方には、往復動時に洗濯物を引っ掛けるための爪が設けられることが好ましい。この爪は、押圧板の側方から容器の蓋側に向かって湾曲する形状を有することが特に好ましい。
これによれば、洗濯棒を往復動させる際に爪で洗濯物を掛止でき、洗濯物が洗濯棒から大きく離れてしまうことを防止できるため、洗濯棒の押圧板による押洗い効果が損なわれることがない。特に、洗濯物を洗濯ネットに入れて、爪に洗濯ネットを引っ掛けることで、より確実な効果が得られる。
これによれば、洗濯棒を往復動させる際に爪で洗濯物を掛止でき、洗濯物が洗濯棒から大きく離れてしまうことを防止できるため、洗濯棒の押圧板による押洗い効果が損なわれることがない。特に、洗濯物を洗濯ネットに入れて、爪に洗濯ネットを引っ掛けることで、より確実な効果が得られる。
さらに、前記排水口は、容器の底面から離間して設けられることが好ましい。
これによれば、洗濯物に付着する汚れ物質を排水口から排出させずに、容器の底部に一時的に留めることができ、水と一緒に排出することが好ましくないものの処理に困ることがない。また、汚れ物質の種類によっては、排水口に汚れ物質捕集用のフィルタ等のトラップを設ける必要がなくなりコスト的にも有利となる。
これによれば、洗濯物に付着する汚れ物質を排水口から排出させずに、容器の底部に一時的に留めることができ、水と一緒に排出することが好ましくないものの処理に困ることがない。また、汚れ物質の種類によっては、排水口に汚れ物質捕集用のフィルタ等のトラップを設ける必要がなくなりコスト的にも有利となる。
前記洗濯棒の押圧板に形成される開口部は、当該押圧板の30%から70%程度の割合で開口することが好ましい。言い換えれば、押圧板の開口割合の下限値(ここでは30%)は、洗濯棒を往復動させる時の水の抵抗を考慮して決定されており、弱い力でも洗濯棒を良好に往復動可能な程度に設定されることが好ましく、上限値(ここでは70%)は、洗濯棒による押し付けによって押圧板が変形しない程度、すなわち押圧板の剛性を十分に確保できる程度に設定されることが好ましい。
本発明によれば、小さい力で操作可能であり、低コストで構成可能な洗濯容器を提供できる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
まず、図1から図3を参照して、第一実施形態に係る洗濯容器1の構成について説明する。洗濯容器1は、内部に洗濯物2を入れ、水および洗剤を入れた状態で容器を閉じて、容器内で洗濯物2を押洗いおよび水流洗いすることによって洗濯するための容器である。
洗濯物2は、汚れ物質3の付着した汚れ物であり、例えば着用後の汗・皮脂の付いた服、泥汚れ、油汚れの付いた衣服、ワックスの付いたウェス、魚の鱗・血の付いたクロス、鉄粉・切り粉の付着した作業服等である。
汚れ物質3としては、日常生活で生じ得る汗・皮脂・ほこり等の汚れに加えて、一般的な家庭用洗濯機での洗濯に適さないもの、つまり、洗濯機の詰まり、他の洗濯物への汚れ移り、臭い移り等の不具合を引き起こすものも含む。
洗濯物2は、汚れ物質3の付着した汚れ物であり、例えば着用後の汗・皮脂の付いた服、泥汚れ、油汚れの付いた衣服、ワックスの付いたウェス、魚の鱗・血の付いたクロス、鉄粉・切り粉の付着した作業服等である。
汚れ物質3としては、日常生活で生じ得る汗・皮脂・ほこり等の汚れに加えて、一般的な家庭用洗濯機での洗濯に適さないもの、つまり、洗濯機の詰まり、他の洗濯物への汚れ移り、臭い移り等の不具合を引き起こすものも含む。
図1から図3に示すように、洗濯容器1は、容器10、蓋20、洗濯棒30、洗濯板40を具備し、それぞれが分割可能に組み付けられることにより構成される。容器10は上面が開口しており、蓋20を容器10に取り付けることによってその開口が塞がれ、洗濯容器1内に密閉空間が形成される。洗濯棒30は、蓋20を貫通して設けられ、容器10内で上下方向に往復動可能である。洗濯板40は、容器10内の底に配置される。
洗濯容器1を構成する容器10、蓋20、洗濯棒30、洗濯板40は、それぞれ所定温度での耐熱性、洗剤に対する耐性を有する部材によって構成される。洗濯容器1の素材としては、コスト的な観点、強度的な観点、重量的な観点等から決定されることが好ましいが、例えば汎用のプラスチックが挙げられる。
洗濯容器1を構成する容器10、蓋20、洗濯棒30、洗濯板40は、それぞれ所定温度での耐熱性、洗剤に対する耐性を有する部材によって構成される。洗濯容器1の素材としては、コスト的な観点、強度的な観点、重量的な観点等から決定されることが好ましいが、例えば汎用のプラスチックが挙げられる。
容器10は、一面が開口する有底筒状の部材であり、上面が開口面として形成される。容器10は、所定の容積を有する大きさに形成される。容器10には、一つまたは複数の洗濯物2を収容可能であるが、洗濯物2の大きさ、一度に洗濯する分量等の用途に応じてその大きさは適宜選択可能である。
容器10の底部の側壁には、排水口11が設けられる。排水口11を通じて容器10の内外が連通可能であり、容器10内に貯溜される水は排水口11を介して排出される。排水口11は、容器10の底面から若干離れた位置に形成されている。このため、排水口11から水を排出する際に、排水に含まれる汚れ物質3のうち、砂、石、鉄粉等、粒子が大きく堆積するものは排水口11よりも下方に溜まり、容器10内に留められる。
容器10の底部の側壁には、排水口11が設けられる。排水口11を通じて容器10の内外が連通可能であり、容器10内に貯溜される水は排水口11を介して排出される。排水口11は、容器10の底面から若干離れた位置に形成されている。このため、排水口11から水を排出する際に、排水に含まれる汚れ物質3のうち、砂、石、鉄粉等、粒子が大きく堆積するものは排水口11よりも下方に溜まり、容器10内に留められる。
洗濯容器1を用いて洗濯する際には、排出口11には、蓋12が取り付けられる。蓋12は、容器10から水が漏れないように排出口11を塞ぐための蓋であり、排出口11に対してパッキン等のシール部材を介して取り付けられる。
また、排水口11は、ねじ穴として形成されることが好ましい。これにより、排水口11に弁機能を持ったジョイント、ホースジョイント等を容易に接続可能となり、洗濯容器1の汎用性を向上できる。
特に、蓋12に替えて、排水口11の開口面積を調整できる弁を有する排水ジョイントを取り付けることによって、排出口11の開閉を自在に切り替えることができ、排水機能を向上できるとともに、給水と排水のバランスを簡単に調整でき、すすぎ機能を向上できる。
また、排水口11は、ねじ穴として形成されることが好ましい。これにより、排水口11に弁機能を持ったジョイント、ホースジョイント等を容易に接続可能となり、洗濯容器1の汎用性を向上できる。
特に、蓋12に替えて、排水口11の開口面積を調整できる弁を有する排水ジョイントを取り付けることによって、排出口11の開閉を自在に切り替えることができ、排水機能を向上できるとともに、給水と排水のバランスを簡単に調整でき、すすぎ機能を向上できる。
蓋20は、容器10の開口に応じた形状を有し、容器10に着脱可能に構成される。蓋20と容器10の接触面にはパッキン等のシール部材が設けられ、その接触面を密封可能である。このような蓋20を容器10に取り付けることにより、容器10内を密閉された空間として形成することができ、容器10内の水が外部に漏れなくなる。
例えば、蓋20の側部に容器10の側壁を挟持する取付爪、又は容器10に設けられる突起に係合する係合爪を設ける構成が適用可能である。
例えば、蓋20の側部に容器10の側壁を挟持する取付爪、又は容器10に設けられる突起に係合する係合爪を設ける構成が適用可能である。
蓋20の中央部には、厚み方向に貫通する貫通孔21が形成されている。貫通孔21の内側は、洗濯棒30が通過可能であり、その周縁部には水漏れを防止するためのゴム製のカバー部材23が取り付けられている。このカバー部材23は、洗濯棒30の上下運動を阻害することなく、かつ、容器10内の水の飛散を防止するものであり、例えば菊割のゴムカバー等が適用可能である。
蓋20の周縁部には、給水のための給水口22が設けられる。蓋20を開けた状態、つまり容器10を上方に開口させた状態でも給水可能であるが、蓋20を閉めた状態でも給水口22を介して給水可能である。例えば、追加の給水、すすぎ用の給水のために給水口22を利用可能であり、蓋20を開けずに給水する際に好適である。
また、給水口22は、ねじ穴として形成されることが好ましい。これにより、給水口22に弁機能を持ったジョイント、ホースジョイント等を容易に接続可能となり、洗濯容器1の汎用性を向上できる。特に、給水口22にホースジョイントを取り付けることによって、すすぎ時に洗濯容器1を持ち運ぶ必要がなくなるため、実用性に富む。
蓋20の周縁部には、給水のための給水口22が設けられる。蓋20を開けた状態、つまり容器10を上方に開口させた状態でも給水可能であるが、蓋20を閉めた状態でも給水口22を介して給水可能である。例えば、追加の給水、すすぎ用の給水のために給水口22を利用可能であり、蓋20を開けずに給水する際に好適である。
また、給水口22は、ねじ穴として形成されることが好ましい。これにより、給水口22に弁機能を持ったジョイント、ホースジョイント等を容易に接続可能となり、洗濯容器1の汎用性を向上できる。特に、給水口22にホースジョイントを取り付けることによって、すすぎ時に洗濯容器1を持ち運ぶ必要がなくなるため、実用性に富む。
洗濯棒30は、容器10の深さ方向(上下方向)に延びる棒状の部材であり、蓋20の貫通孔21を貫通して蓋20に取り付けられる。洗濯棒30は蓋20に対して棒の軸方向に対して往復動可能、かつ、軸方向回りに回転可能に取り付けられる。
洗濯棒30は、軸方向の長さを複数段に調整可能または伸縮自在に構成されていることが好ましい。例えば、洗濯棒30の軸を大径部と、大径部内に挿入される小径部とに分割して、大径部の外側から圧力を加えることで小径部を固定し、軸方向の長さを変更する機構等を採用可能である。
洗濯棒30は、軸方向の長さを複数段に調整可能または伸縮自在に構成されていることが好ましい。例えば、洗濯棒30の軸を大径部と、大径部内に挿入される小径部とに分割して、大径部の外側から圧力を加えることで小径部を固定し、軸方向の長さを変更する機構等を採用可能である。
洗濯棒30の先端には押圧板31が設けられる。押圧板31は、容器10の深さ方向と直交する方向に配置される平面であり、容器10の内径に対して30%から70%程度の外径を有する。言い換えれば、押圧板31は、洗濯物2を洗濯板40に対して押圧するための平面であり、そのために十分な外径(容器10の内径に対して30%から80%)を有する。
押圧板31は、開口部32を有する。開口部32は、押圧板31の面積に対して30%から70%程度の開口となるように設けられる複数の穴であり、押圧板31の面積を低減するために設けられる。言い換えれば、開口部32は、押圧板31の強度を確保できる程度の大きさ(70%程度)にて形成されるとともに、押圧板31にかかる水の抵抗を十分に低減できる程度の大きさ(30%程度)にて形成される。
押圧板31は、開口部32を有する。開口部32は、押圧板31の面積に対して30%から70%程度の開口となるように設けられる複数の穴であり、押圧板31の面積を低減するために設けられる。言い換えれば、開口部32は、押圧板31の強度を確保できる程度の大きさ(70%程度)にて形成されるとともに、押圧板31にかかる水の抵抗を十分に低減できる程度の大きさ(30%程度)にて形成される。
洗濯棒30の基端側は、容器10の外側に延出されており、延出端部にグリップ33が設けられる。グリップ33は、洗濯作業時、洗濯棒30を動かす際に持つための持ち手であり、持ちやすいように滑り止め用の凹凸等が表面に設けられる。
なお、グリップ33の外径は蓋20の貫通孔21の内径よりも小さく設定される。これにより、洗濯棒30の基端側から(グリップ33側から)貫通孔21に通すことによって、簡単に洗濯棒30を蓋20に取り付けることができ、かつ、取り外してメンテナンスする際も簡単に分解できる。
なお、グリップ33の外径は蓋20の貫通孔21の内径よりも小さく設定される。これにより、洗濯棒30の基端側から(グリップ33側から)貫通孔21に通すことによって、簡単に洗濯棒30を蓋20に取り付けることができ、かつ、取り外してメンテナンスする際も簡単に分解できる。
洗濯板40は、容器10の底面から所定距離だけ離れた位置で洗濯棒30の押圧を受けるための部材であり、容器10の底面に配置される。洗濯板40は、洗濯棒30の押圧板31に対応する平面である平板部41と、平板部41を容器10の底面から離した位置に保持するための保持部43を有する。
平板部41は、上下方向に貫通する開口42を含み、開口42を通じて水が上下方向に通過可能である。開口42は、例えば平板部41に設けられる複数のスリットによって構成可能である。
平板部41に開口42を設けることによって、平板部41に向かう水流の逃げ場を平板部41の背面側(下方側)に設けている。これにより、洗濯物2を平板部41に押し付ける際の水の抵抗を低減し、操作に必要な力を低減している。
平板部41に開口42を設けることによって、平板部41に向かう水流の逃げ場を平板部41の背面側(下方側)に設けている。これにより、洗濯物2を平板部41に押し付ける際の水の抵抗を低減し、操作に必要な力を低減している。
また、押圧板31の下面、および平板部41の上面に突起を設けて、洗濯時の押洗い能力を向上する構成としても良い。このように洗濯物2と接触する部位に突起を設けることによって、突起による押洗い効果を向上できる。
保持部43は、平板部41を容器10の底面よりも上方に保持するとともに、平板部41にかかる圧力を受けるための足である。言い換えれば、保持部43は、上下方向の力に対して十分な強度を有するとともに、上下方向に所定の長さを有する部材によって構成される保持部材である。例えば、平板部41の下面から下方に突出する複数の円柱部材によって保持部43を構成可能である。
洗濯板40の保持部43によって、洗濯棒30の押圧板31と対向して設けられる平板部41を容器10の底から離間した位置に保持して底上げすることにより、容器10の底部に沈殿、堆積する汚れ物質3との接触を回避できるようにしている。
洗濯板40の保持部43によって、洗濯棒30の押圧板31と対向して設けられる平板部41を容器10の底から離間した位置に保持して底上げすることにより、容器10の底部に沈殿、堆積する汚れ物質3との接触を回避できるようにしている。
洗濯板40は、容器10に対して回転不能、かつ、移動不能に固定されていることが好ましい。例えば、容器10の内側面に係合爪を設け、洗濯板40の平板部41または保持部43の側面に係合爪を設けて、容器10に対して洗濯板40を係合させて係止することによって実現可能である。
このように、洗濯板40の回転および移動を制止することにより、洗濯時の安定性を確保できる。
このように、洗濯板40の回転および移動を制止することにより、洗濯時の安定性を確保できる。
次に、図4を用いて、洗濯容器1を使って汚れ物質3の付着した洗濯物2を洗濯する際の洗い作業の一例について説明する。
図4(a)に示すように、洗濯板40を容器10内にセットして、蓋20および洗濯棒30を外した状態で容器10内に水を溜める。そして、容器10内に洗濯物2および洗濯洗剤等を入れて蓋20を取り付ける。
なお、容器10内に水を溜める順序は洗濯物2を入れた後でも構わない。この場合、洗濯物2を容器10の洗濯板40上に乗せて、蓋20を容器10に取り付けた後に、蓋20の給水口22を介して給水する。
なお、容器10内に水を溜める順序は洗濯物2を入れた後でも構わない。この場合、洗濯物2を容器10の洗濯板40上に乗せて、蓋20を容器10に取り付けた後に、蓋20の給水口22を介して給水する。
図4(b)および図4(c)に示すように、洗濯棒30を上下に往復動させる。
図4(b)に示すように、洗濯棒30を容器10の底側(下方)に移動させることによって、洗濯物2を洗濯板40に押し付ける。この洗濯棒30の移動に伴って、押圧板31によって下方に向かう水流が発生する。押圧板31によって発生する水流は、洗濯板40の開口41を通じて容器10の底面に達して底面から側方に向かう流れに変わる。さらに、側壁に当たって、そのまま側壁に沿って上方に向けた水流が発生する。
このとき、洗濯棒30には、開口部32が設けられているため、水の逃げ場として機能して、水の抵抗が減り、洗濯棒30を下方へ移動する際に必要な力が小さくて済む。
また、洗濯棒30を軸方向に回転させながら平板部31によって洗濯物2を洗濯板40に押し付けることにより、もみ洗いすることも可能である。
図4(b)に示すように、洗濯棒30を容器10の底側(下方)に移動させることによって、洗濯物2を洗濯板40に押し付ける。この洗濯棒30の移動に伴って、押圧板31によって下方に向かう水流が発生する。押圧板31によって発生する水流は、洗濯板40の開口41を通じて容器10の底面に達して底面から側方に向かう流れに変わる。さらに、側壁に当たって、そのまま側壁に沿って上方に向けた水流が発生する。
このとき、洗濯棒30には、開口部32が設けられているため、水の逃げ場として機能して、水の抵抗が減り、洗濯棒30を下方へ移動する際に必要な力が小さくて済む。
また、洗濯棒30を軸方向に回転させながら平板部31によって洗濯物2を洗濯板40に押し付けることにより、もみ洗いすることも可能である。
図4(c)に示すように、洗濯棒30を蓋20側(上方)に移動させることによって、押圧板31によって、容器10内に上方に向けた水流を発生させる。このように、押圧板31によって発生する水流は水面で反射して、押圧板31の側方から下方に向けた水流に転換する。下方に向かう水流は容器10の底面で反射し、上方へ向けた水流となり、洗濯物2を上方へ押し上げる。また、押圧板31の移動の背面側(押圧板31の下面側)には圧力損失が生じるため、押圧板31の移動に伴って洗濯物2が上方へ引っ張られる。
このとき、洗濯棒30の上方への移動に伴って洗濯物2も上方へ移動するため、洗濯物2は、洗濯棒30の往復動時、常に押圧板31の付近に位置することとなる。これにより、押洗い効果が損なわれることがなく、効率的に洗濯できる。
また、洗濯棒30には、開口部32が設けられているため、水の逃げ場として機能して、水の抵抗が減り、洗濯棒30を上方へ移動する際にも必要な力が小さくて済む。
このとき、洗濯棒30の上方への移動に伴って洗濯物2も上方へ移動するため、洗濯物2は、洗濯棒30の往復動時、常に押圧板31の付近に位置することとなる。これにより、押洗い効果が損なわれることがなく、効率的に洗濯できる。
また、洗濯棒30には、開口部32が設けられているため、水の逃げ場として機能して、水の抵抗が減り、洗濯棒30を上方へ移動する際にも必要な力が小さくて済む。
以上のように、洗濯棒30を上下に往復動させることによって押圧面31によって洗濯物2を洗濯板40の平板部41に押し付けて押洗い・もみ洗いするとともに、水流を発生させることによって水流洗いすることが可能であり、洗濯物2を良好に洗うことが可能である。
図4(d)に示すように、容器10の蓋12を外し、排水口11を通じて洗濯作業が終了した後の洗濯水を排出する。
このとき、排水口11は容器10の底面から若干離れた位置に設けられているため、洗濯物2から取り除かれた汚れ物質3のうち、粒子が大きいもの、質量が大きいものは排水口11よりも下方に堆積し、洗濯水とともに排出されることが防止される。
このとき、排水口11は容器10の底面から若干離れた位置に設けられているため、洗濯物2から取り除かれた汚れ物質3のうち、粒子が大きいもの、質量が大きいものは排水口11よりも下方に堆積し、洗濯水とともに排出されることが防止される。
以上のように、洗濯容器1によれば、大きな力を必要としない簡単な操作で手軽に良好な洗い作業を実施できる。さらに、洗濯容器1は、簡単な装置構成によって実現可能であるため、低コストであるとともに、容易に分解可能であるため、全体の丸洗い・分解洗浄が簡単であり、衛生的にも優れている。
また、洗濯容器1を使用すれば、直接水に触れる必要がないため、冷水・高温水等の水温調整が自在であるという利点、特殊な汚れ専用の洗濯洗剤の使用が自由であるという利点を有し、手荒れ等の心配をすることなく洗濯物2および汚れ物質3の種類に応じた洗濯が可能である。
また、汚れ物質3を容器10内に留めることができるため、様々な用途に用いることができる。言い換えれば、洗濯物2および汚れ物質3の種類を選ばず、汎用性の高い洗濯容器を提供できる。
また、一般的な容器を用意した場合にも、容器の底部側面に排水口11を設けて、その内部に洗濯板40を入れ、洗濯棒30をセットした蓋20にて容器を塞ぐことによって、本実施形態の洗濯容器1を実現することができる。すなわち、既存の容器を用意して、簡単な改造を行うことによって、洗濯容器1とすることが可能であり、応用性に富む。
また、洗濯容器1を使用すれば、直接水に触れる必要がないため、冷水・高温水等の水温調整が自在であるという利点、特殊な汚れ専用の洗濯洗剤の使用が自由であるという利点を有し、手荒れ等の心配をすることなく洗濯物2および汚れ物質3の種類に応じた洗濯が可能である。
また、汚れ物質3を容器10内に留めることができるため、様々な用途に用いることができる。言い換えれば、洗濯物2および汚れ物質3の種類を選ばず、汎用性の高い洗濯容器を提供できる。
また、一般的な容器を用意した場合にも、容器の底部側面に排水口11を設けて、その内部に洗濯板40を入れ、洗濯棒30をセットした蓋20にて容器を塞ぐことによって、本実施形態の洗濯容器1を実現することができる。すなわち、既存の容器を用意して、簡単な改造を行うことによって、洗濯容器1とすることが可能であり、応用性に富む。
また、図5(a)から(c)に示すように、洗い作業の他にも洗濯容器1を用いて、すすぎ、脱水、つけおき等の各作業を実施できる。
図5(a)に示すように、すすぎ作業は、給水口22にホースジョイントを取り付けて連続的に給水するとともに、排水口11の蓋12を取り外し、または排水口11にホースジョイントを取り付けて、排水と給水量のバランスを取りつつ、容器10内の水を入れ替えることによって行う。
図5(b)に示すように、脱水作業は、洗濯棒30の押圧板31と、洗濯板40の平板部41との間に洗濯物2を挟み込み、洗濯棒30を押し付けて洗濯物2を平板部41に押し付けることによって行う。洗濯物2から出る水は、洗濯板40の開口42、平板部41の側方等から下に落ちて、容器10の底に溜まる。
図5(c)に示すように、つけおきは、容器10に蓋20および蓋12を取り付け、容器10内に水を溜めた状態で一定時間放置することによって行う。このとき、洗濯物2または汚れ物質3の特性に応じて、専用洗剤等を用いて漂白・除菌することも可能である。また、つけおき後に蓋20を取り付けたまま給水口22を介して内部に水を供給でき、洗濯物2に触れなくても作業できるため、特別な洗剤を使用した場合でも手荒れ等の心配が不要である。
以下、図6および図7を用いて、洗濯棒30の別実施形態についてそれぞれ説明する。
図6に示すように、洗濯棒30の押圧板31の周縁部は、蓋20側(図示における上方)に向けて反り上がる形状に形成されることが好ましい。つまり、押圧板31の周縁部を容器10の開口側に向けて反らせることが好ましい。
これにより、洗濯棒30を下方に向けて移動する際に、押圧板31の周縁部の反り形状によって水の流れがスムーズになり、抵抗が低減される。また、洗濯棒30を上方に向けて移動する際に、押圧板31の周縁部での抵抗が増大され、より大きな水流を発生させることができる。
図6に示すように、洗濯棒30の押圧板31の周縁部は、蓋20側(図示における上方)に向けて反り上がる形状に形成されることが好ましい。つまり、押圧板31の周縁部を容器10の開口側に向けて反らせることが好ましい。
これにより、洗濯棒30を下方に向けて移動する際に、押圧板31の周縁部の反り形状によって水の流れがスムーズになり、抵抗が低減される。また、洗濯棒30を上方に向けて移動する際に、押圧板31の周縁部での抵抗が増大され、より大きな水流を発生させることができる。
図7に示すように、洗濯棒30の押圧板31の周縁部から側方に向けて複数の爪34・34・・・を設けることが好ましい。爪34は、押圧板31の側部から蓋20側(図示における上方)に向けて突出して設けられる。
これにより、洗濯棒30を上方に向けて移動する際に、洗濯物2を爪34に引っ掛けることができる。
また、図7(b)に示すように、洗濯物2を洗濯ネット4に入れ、洗濯ネット4を爪34・34に引っ掛けることによって、洗濯棒30と洗濯ネット4の動きを連動させる構成とすることも可能である。この場合、特に洗濯物2と押圧板31とを確実に一体的に動かすことができるため、洗濯機能を最大限に利用できる。
これにより、洗濯棒30を上方に向けて移動する際に、洗濯物2を爪34に引っ掛けることができる。
また、図7(b)に示すように、洗濯物2を洗濯ネット4に入れ、洗濯ネット4を爪34・34に引っ掛けることによって、洗濯棒30と洗濯ネット4の動きを連動させる構成とすることも可能である。この場合、特に洗濯物2と押圧板31とを確実に一体的に動かすことができるため、洗濯機能を最大限に利用できる。
次に、図8を用いて、洗濯容器の第二実施形態に係る洗濯容器50について説明する。
洗濯容器50は、複数に分割可能な洗濯棒60を具備する点で上述の洗濯容器1と異なる。つまり、洗濯容器50は、洗濯容器1における洗濯棒30に替えて洗濯棒60を具備する。
洗濯容器50は、複数に分割可能な洗濯棒60を具備する点で上述の洗濯容器1と異なる。つまり、洗濯容器50は、洗濯容器1における洗濯棒30に替えて洗濯棒60を具備する。
図8(a)に示すように、洗濯棒60は、基端部61、中央部62、先端部63の三段階に分割可能であり、持ち手64を含む基端部61、中央部62、押圧板65を含む先端部63を連結することによって構成される。中央部62の両端にはおねじが形成され、基端部61、先端部63にはめねじが形成される。そして、中央部62を基端部61および先端部63にねじ込むことによって、洗濯棒60となる。
また、図8(b)に示すように、中央部62と先端部63の間に、補助板66を取り付け可能である。補助板66は、押圧板65と略同様の形状を有する平板であり、厚み方向に貫通する複数の開口部66a・66aを含む。補助板66は、中心部に中央部62のねじが貫通可能な孔を有し、中央部62のおねじ部に補助板66を取り付けた状態で、先端部63にねじ込むことによって洗濯棒60に補助板66を設置可能である。
また、図8(b)に示すように、中央部62と先端部63の間に、補助板66を取り付け可能である。補助板66は、押圧板65と略同様の形状を有する平板であり、厚み方向に貫通する複数の開口部66a・66aを含む。補助板66は、中心部に中央部62のねじが貫通可能な孔を有し、中央部62のおねじ部に補助板66を取り付けた状態で、先端部63にねじ込むことによって洗濯棒60に補助板66を設置可能である。
このように、洗濯棒60を三段階に分割可能にし、中央部62と先端部63の間に補助板66を設置可能とすることによって、すすぎ時に、補助板66を設置した状態で、押圧板65の上面と補助板66の間に洗濯物2を挟み込むことで、給水・排水による水流の影響等が洗濯物2におよぶことがなく、良好にすすぎ作業を完遂できるという利点を有する。
また、中央部62の長さを変更することにより、洗濯棒60の長さを変更することができ、各作業に適した長さを選択することが可能となる。
また、中央部62の長さを変更することにより、洗濯棒60の長さを変更することができ、各作業に適した長さを選択することが可能となる。
以上の実施形態では、容器10は円筒形状のものとして説明しているが、これに限定されることはなく、例えば、図9(a)に示す角型容器、図9(b)に示すバケツ型容器でも良い。
また、洗濯板40をスリット状の開口42を含む平板部41と、足状の保持部43とを具備するすのこ状のものとして説明しているが、これに限定されることはなく、例えば、図10に示すように、ざる状の洗濯板70としても良い。
ざる状の洗濯板70は、上部に平板部71、および平板部71を容器10の底から離間させるための保持部73を具備する。さらに、平板部71には、網目状の開口72が形成されている。つまり、洗濯板70は、一般的なざるを逆さ向けにしたような形状を有する。
洗濯板70は、平板部71に網目状の開口72を有することにより、平板部71に洗濯物2を押圧する際に、網目によって洗濯機能を向上できるという効果を奏するとともに、汚れ物質3を網目の隙間から下方に落とすことが可能である。
ざる状の洗濯板70は、上部に平板部71、および平板部71を容器10の底から離間させるための保持部73を具備する。さらに、平板部71には、網目状の開口72が形成されている。つまり、洗濯板70は、一般的なざるを逆さ向けにしたような形状を有する。
洗濯板70は、平板部71に網目状の開口72を有することにより、平板部71に洗濯物2を押圧する際に、網目によって洗濯機能を向上できるという効果を奏するとともに、汚れ物質3を網目の隙間から下方に落とすことが可能である。
また、保持部73の底部の側端部(ざるの鍔部)には、側方に出っ張る係合爪74・74・74・74を有しており、容器10に設けられる係合爪75・75・75・75とそれぞれ係合可能である。係合爪75は、容器10の底面から係合爪74の高さ分だけ離れた位置に配置されており、各係合爪74・75は、周方向に沿って等間隔に設けられる。そして、洗濯板70を容器10の底に付けた状態で周方向に回転させることによって係合爪74・75がそれぞれ係合する。
このように、洗濯板70を容器10に対して係合させることで、移動不能、かつ、回転不能に固定可能である。
このように、洗濯板70を容器10に対して係合させることで、移動不能、かつ、回転不能に固定可能である。
1:洗濯容器、 2:洗濯物、 3:汚れ物質、 10:容器、 11:排水口、 20:蓋、 22:給水口、 30:洗濯棒、 31:押圧板、 32:開口部、 40:洗濯板、 41:平板部、 42:開口、 43:保持部
Claims (3)
- 汚れ物質が付着した洗濯物を洗濯するための洗濯容器であって、
取り外し可能な蓋を有し、内部に前記洗濯物および水を収容する容器と、
前記蓋を貫通し、容器の深さ方向に往復動可能な洗濯棒と、
前記容器の底に配置され、容器の深さ方向に水が通過可能な開口を含む平板部、および、当該平板部を容器の底から離間した位置に保持する保持部を有する洗濯板と、を具備し、
前記洗濯棒の先端には、洗濯物を前記洗濯板の平板部に押し付けるとともに、容器内に水流を発生させるための押圧板が設けられるとともに、当該押圧板には、往復動する方向に沿って貫通する開口部が形成され、
前記容器の蓋には、内部に水を供給するための給水口が、容器の底部には、水を排出するための排水口がそれぞれ形成されることを特徴とする洗濯容器。 - 前記洗濯棒の押圧板の周縁部は、前記蓋側に向けて反った形状に形成される請求項1に記載の洗濯容器。
- 前記洗濯棒の押圧板の側方には、当該洗濯棒の往復動時に洗濯物を引っ掛けるための爪が設けられる請求項1又は2に記載の洗濯容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011046945A JP2012165998A (ja) | 2011-02-15 | 2011-02-15 | 洗濯容器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113026287A (zh) * | 2019-12-24 | 2021-06-25 | 佛山市顺德海尔电器有限公司 | 一种洗衣机及其控制方法 |
CN113388999A (zh) * | 2020-03-12 | 2021-09-14 | 青岛海尔洗衣机有限公司 | 一种往复式洗衣机 |
-
2011
- 2011-02-15 JP JP2011046945A patent/JP2012165998A/ja not_active Withdrawn
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