JP2012164421A - 面光源素子及びそれを備えた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】互いに平行な出射面6と底面7と、それらに直交する側面を備えた導光板1と、導光板1の側面(入射端面8a)に光源4(4a〜4d)を備えたエッジライト方式の面光源素子10である。底面7には、V字状の凹条9を備えたパターン(底面パターン)を有し、出射面6には、台形状の凹条3および台形状の凸条2を備えたパターン(出射面パターン)を有し、出射面6に形成された台形状の凸条2のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値は、30度から63度内に傾斜され、光源4は、Y方向に向けた光量がX方向に沿って変化させて独立して制御可能に構成されている。
【選択図】 図1
Description
該導光板の一側面または互いに対向する両側面を入射端面として該入射端面に向けて配設された光源とを備えたエッジライト方式の面光源素子であって、
X軸と、X軸に直交するY軸で構成されるXY平面の法線をZ軸として、
前記出射面および底面は前記XY平面に平行であり、
前記入射端面は前記XZ平面に平行であり、
前記底面には、X方向に平行な斜面により形成された凹条からなり、YZ平面により切断した切断面には前記底面に向けて広がるV字状の凹条を備えたパターン(底面パターン)を有し、
前記出射面には、Y方向に平行な面により形成された凸条および凹条からなり、XZ平面により切断した切断面が台形状の凸条および台形状の凹条を備えたパターン(出射面パターン)を有し、
該出射面に形成された台形状の凸条のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値は、30度から63度内に傾斜され、
前記光源は、Y方向に向けた光量がX方向に沿って独立して制御可能に構成されていることを特徴としている。
0<IB /IA <0.3 …条件2
0<Φcenter/Φin <0.3 …条件3
但し、I(IP、IMAX、IB 及びIA):X方向に沿っては、入射端面の中央位置に属し、かつY方向に沿っては、導光板の互いに対向する入射端面間を10分割した場合の各交点における導光板の出射面から出射される光の輝度であり、
IMAX:光源を全点灯させた時、双方の入射端面から入射した光が中間点である5/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
IA:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面から入射した光が4/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度であり、
IB:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面から入射した光が6/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度であり、
Φinは、片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面を通過する全光量であり、Φcenterは、片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面を通過した光が入射端面と対向面との中間に位置する導光板内のXZ平面を通過した全光量である
条件1を満たすことにより有効発光エリア中央部の輝度確保と全面における輝度の均一性が確保される。なお、この条件1では、有効発光エリア中央部の輝度であるIMAXは最大輝度を示すことになる。
0<Φout/Φin <0.3 …条件3´
但し、I(IP及びIcenter):X方向に沿っては、入射端面の中央位置に属し、かつY方向に沿っては、導光板の互いに対向する入射端面と対向面間を10分割した場合の入射端面からの各位値における導光板の出射面から出射される光の輝度であり、
Icenter:光源を全点灯させた時、入射端面から入射した光が入射端面と対向面との中間点である5/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度であり、
IP:光源を全点灯させた時、入射端面から入射した光が入射端面から1/10または9/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度である。
また、Φin:光源を全点灯させた時、入射端面を通過した全光量であり、Φout:光源を全点灯させた時、入射端面に平行な対向面を通過して導光板から出た全光量である。
前記底面に形成されたV字状の凹条のY軸に対する傾斜角度Rの絶対値は20度以上30度以下、前記底面に形成されたV字状凹条の頂角Qは、120度以上140度以下である。
前記底面に形成されたV字状の凹条のY軸に対する傾斜角度Rの絶対値は35度よりも大きく45度以下の範囲内、前記底面に形成されたV字状凹条の頂角Qは、110度よりも小さく90度以上である。
範囲内であると説明されている。ここで、これらの数値は、入射端面から入射した光を導光板の中央へと導く役目を担いつつ、出射面から出射される輝度分布の中で出射面に直交する正面方向(法線方向)の輝度を高める場合の好ましい範囲であって、本願発明で重要視されたX方向への拡散が制御された結果から得られるY方向への直進性は考慮されていない。
底面7と出射面6との間で全反射を繰り返しつつY方向に沿って伝播する光の内、本発明にかかる出射面6では、底面7により全反射された光線は、幅W2を有する凸条2の天端面2a、幅W3を有する凹条3の天端面3a、及び台形斜面2b、2cにより全反射を繰り返しつつY方向に沿って伝播するが、ここで、入射端面から入射して導光板1内をY方向に沿って伝播する光の中で、X方向に大きく偏向した光が不要光線になりにくい特徴を有する。
また、凹条3の天端面3aに入射した光は、そのままX方向に進んでしまうが、出射面の面積に対して幅W3の占める割合が僅かであるため、出射面6を構成する凹条3の天端面3aと底面7との間で全反射を繰り返す確率は極めて小さく、全反射を繰り返す間には凸条2を形成する斜面2b、2cで全反射される確率が高い。このため、X方向への光の拡散が抑制される。
条件2 ・・・ 0<I B/ I A<0.3
条件3 ・・・ 0<Φ Center/ Φ in<0.3
図6は独立制御可能な光源4、4´をすべて点灯した時、I(I p、I Max、I B及びI A)は、導光板のX方向の中央線と導光板の互いに対向する入射端面8a、8a間を10分割した場合の各交点Pにおける導光板の出射面からZ方向に出射される光の輝度である。
I Max:光源を全点灯させた時、双方の入射端面8a、8a´から入射した光が中間点である5/10の位置P5の出射面6からZ方向に出射される光の輝度。
I p:光源を全点灯させた時、双方の入射端面から入射した光が入射端面から1/10または9/10の位置(P1またはP9)の出射面6からZ方向に出射される光の輝度。
I A:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面8a(または8a´)から入射した光が4/10の位置P4(または6/10の位置P6)の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
I B:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面8a(または8a´)から入射した光が6/10の位置P6(または4/10の位置P4)の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
Φ in:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面8aまたは8a´を通過する全光量。
Φ Center:片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面8aまたは8a´を通過した光が入射端面と対向面との中央部(P5)に位置する導光板1内のXZ平面を通過する全光量(内部透過光束)。
ここで、これらの条件1から条件3は、Y方向への2分割ローカルディミングを行った場合においても、出射面6の全面の輝度を適切に維持するための条件である。
また、図2に示す面光源素子では、以下の条件1´および条件3´を満たしている。
条件3´ ・・・ 0<Φ Out/ Φ in<0.3
図2に示す独立して制御可能な光源4をすべて点灯した時、I(Ip及びI Center)は、X方向に沿っては入射端面の中央位置に属し、かつY方向に沿っては導光板の互いに対向する入射端面と対向面間を10分割した場合の各交点における導光板の出射面からZ方向に出射される光の輝度であり、
I p:入射端面から入射した光が入射端面から1/10または9/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
I Center:入射端面から入射した光が入射端面と対向面との中間点である5/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
Φ in:入射端面を通過する全光量。
Φ Out:入射端面に平行な対向面を通過する全光量である。
光学シートを配設した実施例は、例えば、図8に示されている。この図において、符号5aは拡散シートであり、符号5bは、プリズムシートであり、符号5cは反射シートである。
ここで、本発明に係る面光源素子とは、所定の斜面を備えた出射面を備える面光源素子であり、出射面6に形成された台形状の凸条のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値が30度から63度に傾斜されている。
このように、出射面から見て、入射端面に概ね直交する伝播光(光線A)は、凹条9の斜面にて、概ねZY平面上、Z方向(正面方向)に対してY方向に20度傾いた方向に偏向され、天端面2aから概ねZY平面上、Z方向(正面方向)に対してY方向に30度傾いた方向に出射させることができる。この出射光は拡散シートを透過しても主方向を維持しプリズムシートの底面に向けて出射して、プリズムシートの出射面側に配設されているプリズムパターンにより、正面方向へ偏向されるため、正面方向に輝度向上に繋がっている。
ここで、本発明に係る面光源素子とは、所定の斜面を備えた出射面を備える面光源素子であり、出射面6に形成された台形状の凸条のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値が30度から63度に傾斜されている。
WO2006/013969の実施例に記載の方法に準じて、高さH0.02mmで天端面2aに0.02mmの平坦部をもち、3aに0.006mmの平坦部をもち、傾斜角θtが55°の台形状のパターンを形成し、出射面側のスタンパ1を作製した。
このようにして形成したバックライト装置において、各発光ユニットに対して低電流回路から25mAの電流を印加して輝度性能を測定した。
輝度ムラ=最小輝度/最大輝度
ここで、最小輝度は測定した9点のうち最も低い値であり、最大輝度は測定した9点のうちで最も高い輝度である。
この結果、面内輝度平均は3581cd/m2、輝度ムラは0.828であり、両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.829であった。
表面目視では、Y軸方向の中央において明暗2分割となり、上下2分割ディミングが行える装置としての有効性が確認された。
表面目視では、発光させた5つの発光ユニットの幅をほぼ保持したまま、導光板の中央部まで直線的に出射されており、X軸方向の分割ディミングが行える装置としての有効性が確認された。
実施例1において、出射側のスタンパに形成された凸条の台形パターンにおいて、X軸とのなす傾斜角度θtのみを種々変更して、面光源素子を作製した。
得られた面光源素子の輝度を測定して、面内平均輝度を表1に示すと共に、さらに、X軸に平行な片側の発光ユニットの内、連続する5つの発光ユニットと当該5つの発光ユニットと対向する発光ユニット(合計10個の発光ユニット)のみ点灯させて、バックライトの出射面から出射する光の直進性を確認した。光の直進性を判定するために、Y軸中央における断面輝度分布(X軸と平行な直線上の輝度分布)を測定して、最大輝度の場所から半分の輝度に下がる場所までの振幅の倍(半値幅と定義)を表1に示した。
その結果、面内平均輝度は実施例1とほぼ同等性能を有することが示された。また、表面目視で、発光ユニットが点灯された位置に相当して、正面方向に発光されているのが目視され、これにより、このような面光源素子は、発光ユニットと平行なX軸方向に分割が行える装置としての有効性が確認された。
WO2006/013969の実施例に記載の方法に準じて、高さH0.02mmで天端面2aに0.02mmの平坦部をもち、3aに0.006mmの平坦部をもち、傾斜角θtが55°の台形状のパターンを成形し、出射面側のスタンパ3を作製した。
このようにして形成したバックライト装置において、各発光ユニットに対して低電流回路から25mAの電流を印加して輝度性能を測定した。
この結果、面内輝度平均は1044cd/m2、輝度ムラは0.863であり、両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.904であった。
その結果、表面目視で、発光ユニットが点灯された位置に相当して、正面方向に発光されている領域が矩形状に目視され、これにより、このような面光源素子は、発光ユニットと平行なX軸方向に分割が行える装置としての有効性が確認された。
WO2006/013969の実施例に記載の方法に準じて、高さH0.02mmで天端面2aに0.02mmの平坦部をもち、3aに0.006mmの平坦部をもち、傾斜角θtを30°、35°、55°、60°に種々変更した台形状のパターンを形成し、出射面側のスタンパ5から8を作製した。
さらに、X軸に平行な片側の発光ユニット39個のみ点灯させた場合の条件2(=Ia/Ib)および、内部透過光束の中心での残存率(条件3=Φcenter/Φin)を求めた。これらのデータを表2に示した。
この実施例は、入射端面が1面のみの場合である。
WO2006/013969の実施例に記載の方法に準じて、高さH0.02mmで天端面2aに0.002mmの平坦部をもち、3aに0.0015mmの平坦部をもち、傾斜角を40°に変更した台形状のパターンを形成し、出射面側のスタンパ10を作製した。
条件1´および条件3´は、
IP /Icenter =0.846 …条件1´
Φout/Φin =0.038 …条件3´
であり、いずれの条件も満たしていた。
この比較例は、PMMA製の平板(板厚3mm)の底面に印刷ドットを付与して、実施例1と同じ大きさの導光板を作製して、実施例1のバックライトに組み込んだ場合である。
また、実施例1と同じく、X軸に平行な片側の発光ユニットの内、連続する5つの発光ユニットと当該5つの発光ユニットと対向する発光ユニット(合計10個の発光ユニット)のみ点灯させて、バックライトの出射面から出射する光の直進性を確認し、評価したところ、半値幅は247mmであった。Y軸中央では光が拡散されていた。
その結果、表面目視で、発光ユニットが点灯された位置に相当して、正面方向に発光されている領域が放射状に広がって目視され、Y軸中央では出射領域が広くX方向に分散されており、このような面光源素子では、発光ユニットと平行なX軸方向に分割が行えない装置であることが確認された。
この比較例は2つの対向する入射端面を有する導光板であって、条件1、2、3はいずれも満たすものの、出射面の台形形状の凸条および凹条の斜面がX軸となす傾斜角度が請求範囲外の場合の例である。
実施例1の出射側のスタンパに形成された凸条の台形パターンにおいて、X軸とのなす傾斜角度(底角θt)を20°に変更して面光源素子を作製した。
この面光源素子を実施例1と同じバックライト装置に組み込んで、所定の測定を実施した。
両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.888であった。
X軸に平行な片側の発光ユニットのみ点灯を実施した場合の条件2(=Ia/Ib)は0.051であった。内部透過光束の中心での残存率(条件3=Φcenter/Φin)は、0.068であり、共に条件を満たしており、2分割ディミングは実施できることを確認した。
また、X軸に平行な片側の発光ユニットの内、連続する5つの発光ユニットと当該5つの発光ユニットと対向する発光ユニット(合計10個の発光ユニット)のみ点灯させて、バックライトの出射面から出射する光の直進性を確認した。光の直進性を判定するために、Y軸中央における断面輝度分布(X軸と平行な直線上の輝度分布)の測定から半値幅を求めたところ217mmであった。実施例1の半値幅と比較して96mm広くなり、発光ユニットと平行なX軸方向の分割が行えなかった。
さらに、このように得られた面光源素子の面内平均輝度を測定したところ、3377cd/m2であり、実施例1と比較して5.7%低下していた。
この比較例は2つの対向する入射端面を有する導光板であって、条件1、2、3はいずれも満たすものの、出射面の台形形状の凸条および凹条の斜面がX軸となす傾斜角度が請求範囲外の場合である。
実施例1の出射側のスタンパに形成された凸条の台形パターンにおいて、X軸とのなす傾斜角度(底角θt)を65°に変更して面光源素子を作製した。
この面光源素子を実施例1と同じバックライト装置に組み込んで、所定の測定を実施した。
両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.829であり、X軸に平行な片側の発光ユニットのみ点灯した場合の条件2(=Ia/Ib)は0.063であった。内部透過光束の中心での残存率(条件3=Φcenter/Φin)は、0.073であり、すべての条件を満たしており、2分割ディミングは実施できることが確認された。
また、X軸に平行な片側の発光ユニットの内、連続する5つの発光ユニットと当該5つの発光ユニットと対向する発光ユニット(合計10個の発光ユニット)のみ点灯させて、バックライトの出射面から出射する光の直進性を確認した。光の直進性を判定するために、Y軸中央における断面輝度分布(X軸と平行な直線上の輝度分布)の測定から半値幅を求めたところ150mmであった。実施例1の半値幅と比較して30mm広くなったものの、発光ユニットと平行なX軸方向に分割が行えるレベルであった。
しかし、このように得られた面光源素子の面内平均輝度を測定したところ、3458cd/m2であり、実施例1と比較して3.4%低下していた。
この比較例は、実施例3の底面側のV字状凹条の頂角を100°から130°に変更させた例である。
しかし、面内平均輝度は776cd/m2であり、実施例3と比べて26%低下していた。
実施例1において、底面のV字状凹条の本数を低下させた場合であって、条件2および3を満たさない場合の例である。
出射面側はスタンパ1を用い、底面側のスタンパ(以下スタンパ13)は、V字状の凹条の高さが0.014mm、頂角が130°(傾斜角R=25°)のプリズムパターンを所定の間隔で配列させ、同様に、ニッケル電鋳層を形成し、この原盤を剥離して作製した。
これらのスタンパ1及びスタンパ13を転写型として射出成形機の金型固定側キャビティと金型可動側キャビティに組み込み、射出成形法にて46インチ液晶テレビ用の微細構造を持つ導光板を得た。得られた導光板の外寸は横×縦×高さが1040×595×3mmであった。
実施例1と同様のバックライトに組み込んで光学性能を測定したところ、
面内輝度平均は3409cd/m2、であり、実施例1と比較して約5%低下した。
輝度ムラは0.885であった。
両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.888であった。
実施例4において、底面のV字状凹条の本数を低下させた場合であって、条件2および3を満たさない場合の例である。
出射面側はスタンパ7を用い、底面側のスタンパ(以下スタンパ14)は、V字状の凹条の高さが0.014mm、頂角が100°(傾斜角R=40°)のプリズムパターンを所定の間隔で配列させ、同様に、ニッケル電鋳層を形成し、この原盤を剥離して作製した。
実施例4と同様のバックライトに組み込んで光学性能を測定したところ、面内輝度平均は1040cd/m2であり、実施例4の同形状の出射面パターンを用いた場合と比較すると平均輝度は9%低下していた。輝度ムラは0.800であった。
また、両側から点灯を実施した場合の条件1(=Ip/Imax)は0.811で、条件を満たしていたが、片側のみ点灯を実施した場合の条件2(=Ia/Ib)は0.598であり、内部透過光束の中心での残存率(条件3=Φcenter/Φin)は、0.355であり、共に条件を満たしていなかった。
また、X軸方向における部分点灯(実施例4と同じ条件)を行ったところ、半値幅は154mmであり、実施例4の同形状を用いた導光板と比べて9mm程度しか広がっていなかったが、さらにX軸方向の半値幅より外側の領域において、Y軸中央までに出射されなかった伝播光がY軸中央を越えて徐々に出射された影響でやや輝度が高くなり、本来黒くしたい部分が明るくなってしまいコントラストを悪化させた。
実施例5の出射側のスタンパに形成された凸条の台形パターンのX軸とのなす傾斜角度(底角R)のみ20°と65°に変更して、面光源素子を作製した。得られた導光板を実施例5と同じバックライト装置に組み込み、X軸に平行な発光ユニットの内、連続する5つの発光ユニットのみ点灯させて、バックライトの出射面から出射する光の直進性を確認した。
入光端面からY軸方向に294.5mm入った導光板の中央における半値幅および入射端面から9/10の位置である530.0mm入った断面輝度分布から半値幅を表3に記載した。
実施例5において、底面のV字状凹条の本数を減らした場合であって、条件3´を満たさない場合の例である。
出射面側はスタンパ10を用い、底面側のスタンパ(以下スタンパ15)は、V字状の凹条の高さが0.014mm、頂角が130°(傾斜角R=25°)のプリズムパターンを所定の間隔で配列させ、同様に、ニッケル電鋳層を形成し、この原盤を剥離して作製した。
また、条件1´(=Ip/Icenter)は0.857であったが、入射端面と対向する端面を通して導光板から出て行く内部透過光束の残存率(条件3´=Φout/Φin)は、0.310であり、条件を満たしていなかった。
入光端面からY軸方向に294.5mm入った導光板の中央における半値幅は 126.9mmであり、入射端面から9/10の位置である530.0mm入った断面輝度分布から半値幅は175.6mmで、実施例5の場合と比較して14.4mm悪化していた。
表面目視では、発光ユニットが点灯された位置の導光板の入射端面と対向する反入射端面近傍においてX軸方向に明るい領域が広がり、本来黒くしたい領域が明るくなってしまいコントラストを悪化させた。
2:凸条
2a:(凸条の)天端面
2b、2c:台形斜面
3:凹条
3a:凹条の天端面
4:一次光源
5:反射シート
5a:拡散シート
5b:プリズムシート
5c:鏡面反射シート
6:出射面
7:底面
8:側面
9:V字状凹条
10:面光源素子
11:光源リフレクタ−
12:支持枠
13:金属フレーム
20:制御部
Claims (4)
- 出射面、該出射面に平行して対向する底面、及び前記出射面および底面に直交しかつ互いに直交する二対の側面を備えた導光板と、
該導光板の一側面または互いに対向する両側面を入射端面として該入射端面に向けて配設された光源とを備えたエッジライト方式の面光源素子であって、
X軸と、X軸に直交するY軸で構成されるXY平面の法線をZ軸として、
前記出射面および底面は前記XY平面に平行であり、
前記入射端面は前記XZ平面に平行であり、
前記底面には、X方向に平行な斜面により形成された凹条からなり、YZ平面により切断した切断面には前記底面に向けて広がるV字状の凹条を備えたパターン(底面パターン)を有し、
前記出射面には、Y方向に平行な面により形成された凸条および凹条からなり、XZ平面により切断した切断面が台形状の凸条および台形状の凹条を備えたパターン(出射面パターン)を有し、
該出射面に形成された台形状の凸条のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値は、30度から63度内に傾斜され、
前記光源は、Y方向に向けた光量がX方向に沿って独立して制御可能に構成させていることを特徴として、
前記入射端面が、互いに平行に対向する両側面に設けられており、
以下の条件1〜3のいずれをも満たすことを特徴とする面光源素子。
1>IP /IMAX >0.7 …条件1
0<IB /IA <0.3 …条件2
0<Φcenter/Φin <0.3 …条件3
但し、I(IP 、IMAX、IB 及びIA):X方向に沿っては、入射端面の中央位置に属し、かつY方向に沿っては、導光板の互いに対向する入射端面間を10分割した場合の各交点における導光板の出射面から出射される光の輝度であり、
IMAX :光源を全点灯させた時、双方の入射端面から入射した光が中間点である5/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
IP :光源を全点灯させた時、双方の入射端面から入射した光が入射端面から1/10または9/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
IA :片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面から入射した光が4/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
IB :片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面から入射した光が6/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
Φin :片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面を通過した全光量。
Φcenter :片側の光源のみ全点灯させた時、点灯側の入射端面を通過した光が入射端面と対向面との中間に位置する導光板内のXZ平面を通過した全光量。 - 出射面、該出射面に平行して対向する底面、及び前記出射面および底面に直交しかつ互いに直交する二対の側面を備えた導光板と、
該導光板の一側面または互いに対向する両側面を入射端面として該入射端面に向けて配設された光源とを備えたエッジライト方式の面光源素子であって、
X軸と、X軸に直交するY軸で構成されるXY平面の法線をZ軸として、
前記出射面および底面は前記XY平面に平行であり、
前記入射端面は前記XZ平面に平行であり、
前記底面には、X方向に平行な斜面により形成された凹条からなり、YZ平面により切断した切断面には前記底面に向けて広がるV字状の凹条を備えたパターン(底面パターン)を有し、
前記出射面には、Y方向に平行な面により形成された凸条および凹条からなり、XZ平面により切断した切断面が台形状の凸条および台形状の凹条を備えたパターン(出射面パターン)を有し、
該出射面に形成された台形状の凸条のX軸に対する傾斜角度θtの絶対値は、30度から63度内に傾斜され、
前記光源は、Y方向に向けた光量がX方向に沿って独立して制御可能に構成させていることを特徴として、
前記入射端面が、一側面のみに設けられており、
以下の条件1´および条件3´のいずれをも満たすことを特徴とする面光源素子。
1>IP /Icenter >0.7 …条件1´
0<Φout/Φin <0.3 …条件3´
但し、I(IP 及びIcenter):X方向に沿っては、入射端面の中央位置に属し、かつY方向に沿っては、導光板の互いに対向する入射端面と対向面間を10分割した場合の入射端面からの各交点における導光板の出射面から出射される光の輝度であり、
Icenter :光源を全点灯させた時、入射端面から入射した光が、入射端面と対向面との中間点である5/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
IP :光源を全点灯させた時、入射端面から入射した光が、入射端面から1/10または9/10の位置の出射面からZ方向に出射される光の輝度。
Φin :光源を全点灯させた時、入射端面を通過した全光量。
Φout :光源を全点灯させた時、入射端面に平行な対向面を通過して導光板から出た全光量。 - 請求項1又は請求項2に記載の導光板であって、当該導光板の上方に配設され、
一方向に平行なプリズムを備えることにより前記出射面から出射される光を正面方向に集光させて、正面方向の輝度を向上させるための光学シートを備えた面光源素子であって、
前記光学シートのプリズムがX方向に平行に配設される場合には、
前記底面に形成されたV字状の凹条のY軸に対する傾斜角度Rの絶対値は20度以上30度以下、前記底面に形成されたV字状凹条の頂角Qは、120度以上140度以下であり、
前記光学シートのプリズムがY方向に平行に配設される場合には、
前記底面に形成されたV字状の凹条のY軸に対する傾斜角度Rの絶対値は35度よりも大きく45度以下の範囲内、前記底面に形成されたV字状凹条の頂角Qは、110度よりも小さく90度以上であることを特徴とする面光源装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の面光源素子の出射面側に透過型表示素子を備え、
該透過型表示素子において表示する画像の画像データに対応して前記光源からY方向に向けた光量がX方向に沿って独立して制御されることを特徴とする画像表示装置。
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