JP2012163798A - 蛍光体封入用毛細管及び波長変換部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】波長変換部材を用いた光源を高輝度化し得る波長変換部材及びそれに用いる蛍光体封入用毛細管を提供する。
【解決手段】毛細管20は、第1及び第2の主壁部20a、20bと、第1の側壁部20cと、第2の側壁部20dと、第1の端壁部20fとを備えている。第1及び第2の主壁部20a、20bのそれぞれは、幅方向及び長さ方向に沿って延び、厚み方向において互いに対向している。第1の側壁部20cは、第1の主壁部20aの幅方向の一方側の端部と第2の主壁部20bの幅方向の一方側の端部とを接続している。第2の側壁部20dは、第1の主壁部20aの幅方向の他方側の端部と第2の主壁部20bの幅方向の他方側の端部とを接続している。第1の側壁部20cの外表面20c1と第2の側壁部20dの外表面20d1とのうちの少なくとも一方は、外側に向かって突出する凸状である。
【選択図】図9

Description

本発明は、蛍光体封入用毛細管及び波長変換部材に関する。
近年、例えば、液晶ディスプレイのバックライトなどの用途に用いられる白色光源の開発が盛んに行われている。そのような白色光源の一例として、例えば下記の特許文献1には、青色光を出射するLED(Light Emitting Diode)の光出射側にLEDからの光の一部を吸収し、黄色の光を出射する波長変換部材を配置した光源が開示されている。この光源からは、LEDから出射され波長変換部材を透過した青色光と、波長変換部材から出射された黄色光との合成光である白色光が出射される。
特開2007−25285号公報 特開2007−225462号公報
ところで、液晶ディスプレイのバックライトには、直下型とエッジライト型とがある。直下型のバックライトは、比較的高い輝度が得られやすいという利点を有する反面、面状光源と拡散板とが積層されるため、厚さ寸法が大きくなりやすいという欠点を有する。それに対して、エッジライト型のバックライトでは、光源が導光体の側方に配置される。このため、エッジライト型のバックライトには、直下型のバックライトよりも薄型化しやすいという利点がある。従って、エッジライト型のバックライトは、携帯電話機用液晶ディスプレイや、ノート型パソコン用液晶ディスプレイなどの薄型であることが強く求められる用途に多用されている。
このエッジライト型のバックライトでは、輝度むらが小さく均一な面状光を得るために、導光体の側面に対して均一に光を入射させる必要がある。このため、エッジライト型のバックライトでは、白色の線状光源が好適に用いられる。
白色の線状光源としては、例えば、直線状に配置された青色光を出射する複数のLED(以下、「青色LED」とする。)と、複数の青色LEDの前方に配置されている線状の波長変換部材とを備えるものが考えられる。線状の波長変換部材としては、例えば、毛細管と、毛細管内に封入された蛍光体とを備えるものが考えられる。
近年、液晶表示装置の高輝度化に伴い、このようなLEDと波長変換部材とを用いた線状光源に対する高輝度化の要求がさらに高まってきている。
本発明は、斯かる点に鑑みて成されたものであり、波長変換部材を用いた光源を高輝度化し得る波長変換部材及びそれに用いる蛍光体封入用毛細管を提供することにある。
本発明に係る蛍光体封入用毛細管は、第1及び第2の主壁部と、第1の側壁部と、第2の側壁部と、第1の端壁部とを備えている。第1及び第2の主壁部のそれぞれは、幅方向及び長さ方向に沿って延びている。第1及び第2の主壁部は、厚み方向において互いに対向している。第1の側壁部は、第1の主壁部の幅方向の一方側の端部と第2の主壁部の幅方向の一方側の端部とを接続している。第2の側壁部は、第1の主壁部の幅方向の他方側の端部と第2の主壁部の幅方向の他方側の端部とを接続している。第1の端壁部は、第1及び第2の主壁部と第1及び第2の側壁部とにより構成された長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、長さ方向の一方側の開口部を塞いでいる。本発明に係る蛍光体封入用毛細管の長さ方向の他方側の端部が開口している。本発明に係る蛍光体封入用毛細管は、他方側の端部から蛍光体が封入される蛍光体封入用毛細管である。第1の側壁部の外表面と第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方は、外側に向かって突出する凸状である。
第1の側壁部の内表面と第2の側壁部の内表面とのうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状であることが好ましい。
第1の側壁部の内表面と第2の側壁部の内表面とのうちの少なくとも一方が平面状であってもよい。
第1の側壁部の外表面と第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方の横断面が円弧状であることが好ましい。
第1の端壁部の外表面は、外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。
第1の端壁部の内表面は、外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。
本発明に係る波長変換部材は、蛍光体封入用毛細管と、蛍光体封入用毛細管内に封入された蛍光体とを備える波長変換部材である。蛍光体封入用毛細管は、第1及び第2の主壁部と、第1の側壁部と、第2の側壁部と、第1の端壁部と、第2の端壁部とを備えている。第1及び第2の主壁部のそれぞれは、幅方向及び長さ方向に沿って延びている。第1及び第2の主壁部は、厚み方向において互いに対向している。第1の側壁部は、第1の主壁部の幅方向の一方側の端部と第2の主壁部の幅方向の一方側の端部とを接続している。第2の側壁部は、第1の主壁部の幅方向の他方側の端部と第2の主壁部の幅方向の他方側の端部とを接続している。第1の端壁部は、第1及び第2の主壁部と第1及び第2の側壁部とにより構成された長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、長さ方向の一方側の開口部を塞いでいる。第2の端壁部は、第1及び第2の主壁部と第1及び第2の側壁部とにより構成された長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、長さ方向の他方側の開口部を塞いでいる。第1の側壁部の外表面と第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方は、外側に向かって突出する凸状である。
第1及び第2の端壁部の少なくとも一方の外表面は、外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。
第1及び第2の端壁部の少なくとも一方の内表面は、外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。
本発明によれば、波長変換部材を用いた光源を高輝度化し得る波長変換部材及びそれに用いる蛍光体封入用毛細管を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る波長変換部材の略図的斜視図である。 図1の線II−IIにおける略図的断面図である。 図1の線III−IIIにおける略図的断面図である。 図1の線IV−IVにおける略図的横断面図である。 両端が開口した毛細管の略図的斜視図である。 毛細管の製造工程を説明するための略図的横断面図である。 毛細管の略図的断面図である。 図7の線VIII−VIIIにおける略図的断面図である。 図7の線IX−IXにおける略図的断面図である。 第1の変形例に係る毛細管の略図的横断面図である。 第2の変形例に係る毛細管の略図的横断面図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、以下の実施形態は、単なる一例であり、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されない。
図1は、本実施形態に係る波長変換部材の略図的斜視図である。図2は、図1の線II−IIにおける略図的断面図である。図3は、図1の線III−IIIにおける略図的断面図である。図4は、図1の線IV−IVにおける略図的横断面図である。
(波長変換部材1)
まず、図1〜図4を参照しながら、波長変換部材1について説明する。波長変換部材1は、細長形状である。波長変換部材1は、例えば、導光体の側面に対向するように配置される部材である。具体的には、波長変換部材1は、後述する第1の主壁部10aの外表面10a1が導光体の側面に対向するように配置される部材である。このため、外表面10a1が光出射面となる。
波長変換部材1は、光源から出射される励起光を受光し、その励起光とは波長が異なる光を出射させる部材である。波長変換部材1は、励起光の一部を透過させるものであってもよいし、励起光を透過させないものであってもよい。波長変換部材1が励起光の一部を透過させるものである場合は、波長変換部材1からは、波長変換部材1からの蛍光と、波長変換部材1を透過した励起光との合成光が出射されることとなる。
波長変換部材1は、両端が塞がれた毛細管10を備えている。毛細管10には、蛍光体30が封止されている。蛍光体30は、励起光を受光し、励起光とは異なる波長の光を出射するものである。
蛍光体30の種類は特に限定されない。蛍光体は、例えば、無機蛍光体粉末を含むものであってもよい。波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると青色の発光を発する無機蛍光体の具体例としては、Sr(POCl:Eu2+、(Sr、Ba)MgAl1017:Eu2+などが挙げられる。波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると緑色の蛍光(波長が500nm〜540nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、SrAl:Eu2+、SrGa:Eu2+などが挙げられる。波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると緑色の蛍光(波長が500nm〜540nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、SrAl:Eu2+、SrGa:Eu2+などが挙げられる。波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると黄色の蛍光(波長が540nm〜595nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、ZnS:Eu2+などが挙げられる。波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると黄色の蛍光(波長が540nm〜595nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、Y(Al、Gd)12:Ce2+などが挙げられる。波長300〜440nmの紫外〜近紫外の励起光を照射すると赤色の蛍光(波長が600nm〜700nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、GdGa12:Cr3+、CaGa:Mn2+などが挙げられる。波長440〜480nmの青色の励起光を照射すると赤色の蛍光(波長が600nm〜700nmの蛍光)を発する無機蛍光体の具体例としては、MgTiO:Mn4+、KSiF:Mn4+などが挙げられる。
また、無機蛍光体粉末は、例えば、量子ドットであってもよい。量子ドットは、励起光が入射したときに、励起光とは異なる波長の光を出射するものである。量子ドットから出射される光の波長は、量子ドットの粒子径に依存する。すなわち、量子ドットの粒子径を変化させることにより得られる光の波長を調整することができる。量子ドットの具体例としては、CdSeの微結晶等が挙げられる。
毛細管10は、ガラス製である。もっとも、本発明において、蛍光体封入用毛細管は、励起光及び蛍光を透過させるものである限りにおいて特に限定されない。蛍光体封入用毛細管は、例えば、樹脂製やセラミックス製であってもよい。また、蛍光体封入用毛細管は、互いに異なる材料からなる複数の部材により構成されていてもよい。例えば、蛍光体封入用毛細管の一部が樹脂製であり、残りの一部がガラス製であってもよい。
毛細管10は、第1及び第2の主壁部10a、10bと、第1及び第2の側壁部10c、10dと、第1及び第2の端壁部10e、10fとを備えている。これら第1及び第2の主壁部10a、10bと、第1及び第2の側壁部10c、10dと、第1及び第2の端壁部10e、10fとによって、蛍光体を封入するための内部空間10Aが構成されている。
第1及び第2の主壁部10a、10bのそれぞれは、幅方向Wと、幅方向Wに対して垂直な長さ方向Lとに沿って延びている。第1及び第2の主壁部10a、10bのそれぞれは、幅方向Wと長さ方向Lとのそれぞれに対して垂直な厚み方向Tにおいて互いに対向している。第1の主壁部10aと第2の主壁部10bとは、平行である。
第1及び第2の主壁部10a、10bのそれぞれは、長手方向が長さ方向Lに沿う矩形平板状である。すなわち、本実施形態においては、第1及び第2の主壁部10a、10bの外表面10a1、10b1及び内表面10a2、10b2のそれぞれは、平面状である。
但し、本発明は、この構成に限定されない。本発明においては、第1及び第2の主壁部の外表面及び内表面のそれぞれの形状は特に限定されない。第1及び第2の主壁部の外表面及び内表面のそれぞれは、例えば、外側に向かって突出する凸状または外側に向かって凹む凹状である曲面状であってもよい。
但し、波長変換部材と導光体とを近接して配置できるようにする観点からは、第1の主壁部の外表面は平面状であることが好ましい。また、波長変換部材からの光の輝度むらの発生等を抑制する観点からは、本実施形態のように第1及び第2の主壁部の外表面及び内表面のそれぞれを平面状にすることが好ましい。
第1の主壁部10aの幅方向WにおけるW1側端部と、第2の主壁部10bの幅方向WにおけるW1側端部とは、第1の側壁部10cにより接続されている。一方、第1の主壁部10aの幅方向WにおけるW2側端部と、第2の主壁部10bの幅方向WにおけるW2側端部とは、第2の側壁部10dにより接続されている。
第1及び第2の主壁部10a、10bと、第1及び第2の側壁部10c、10dにより構成された長さ方向LのL1側開口は、第1の端壁部10eにより塞がれている。一方、第1及び第2の主壁部10a、10bと、第1及び第2の側壁部10c、10dにより構成された長さ方向LのL2側開口は、第2の端壁部10fにより塞がれている。
ところで、例えば、第1及び第2の側壁部の外表面が長さ方向及び厚み方向に沿った平面状である場合は、蛍光体から幅方向の外側に向かう光は、第1及び第2の側壁部の外表面を透過しやすい。このため、外表面において反射された光は、光出射面である第1の主壁部の外表面から出射され難い。よって、光出射面からの光の出射効率を十分に高くすることができない。
それに対して、本実施形態では、第1及び第2の側壁部10c、10dの外表面10c1、10d1のうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である。具体的には、本実施形態においては、外表面10c1、10d1の両方が外側に向かって突出する凸状である。このため、蛍光体30から幅方向Wの外側に向かう光は、外表面10c1,10d1に対する入射角が大きく、外表面10c1,10d1において反射されやすい。また、蛍光体30から幅方向Wの外側に向かう光は、外表面10c1、10d1において反射され、厚み方向Tを向くベクトル成分を有する反射光となる。よって、外表面10c1、10d1における反射光は、光出射面である外表面10a1から出射しやすい。その結果、光出射面である外表面10a1からの光の出射効率を高めることができる。従って、本実施形態の波長変換部材1を用いることによって、波長変換部材を用いた光源の高輝度化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1及び第2の側壁部10c、10dの内表面10c2、10d2の少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である。具体的には、本実施形態では、内表面10c2、10d2の両方が外側に向かって突出する凸状である。このため、蛍光体30からの光の内表面10c2,10d2における反射率が高い。また、内表面10c2、10d2における反射光も、光出射面である外表面10a1から出射しやすい。その結果、光出射面である外表面10a1からの光の出射効率をより高めることができる。従って、本実施形態の波長変換部材1を用いることによって、波長変換部材を用いた光源のさらなる高輝度化を図ることができる。
なお、第1及び第2の側壁部10c、10dの外表面10c1、10d1及び内表面10c2、10d2のそれぞれは、外側に向かって突出する凸面である限りにおいて特に限定されない。第1及び第2の側壁部10c、10dの外表面10c1、10d1及び内表面10c2、10d2のそれぞれは、例えば横断面円弧状であってもよい。その場合において、円弧の中心角は、180度未満であってもよいし、180度以上であってもよい。
さらに、本実施形態においては、第1及び第2の端壁部10e、10fの外表面10e1、10f1の少なくとも一方が外側に向かって突出するドーム状である。具体的には、本実施形態においては、外表面10e1、10f1の両方が外側に向かって突出するドーム状である。このため、蛍光体30からの光の外表面10e1,10f1における光反射率は、端壁部の外表面が平面状である場合よりも高い。また、外表面10e1、10f1における反射光は、光出射面である外表面10a1から出射しやすい。その結果、光出射面である外表面10a1からの光の出射効率を高めることができる。
また、本実施形態においては、第1及び第2の端壁部10e、10fの内表面10e2、10f2の少なくとも一方が外側に向かって突出するドーム状である。具体的には、本実施形態においては、内表面10e2、10f2の両方が外側に向かって突出するドーム状である。このため、蛍光体30からの光の内表面10e2、10f2における光反射率は、端壁部の外表面が平面状である場合よりも高い。また、内表面10e2、10f2における反射光は、光出射面である外表面10a1から出射しやすい。その結果、光出射面である外表面10a1からの光の出射効率を高めることができる。
なお、第1の主壁部と第2の主壁部とは対称形でなくてもよい。第1の側壁部と第2の側壁部とも対称形でなくてもよい。第1の端壁部と第2の端壁部とも対称形でなくてもよい。
(波長変換部材1の製造方法)
次に、波長変換部材1の製造方法の一例について、図5〜図9を参照しながら詳細に説明する。
まず、図5に示す、両端が開口しているガラス製の毛細管20を用意する。この毛細管20は、第1及び第2の主壁部20a、20bと、第1及び第2の側壁部20c、20dとを有する。第1及び第2の主壁部20a、20bは、第1及び第2の主壁部10a、10bを構成するための部分である。第1及び第2の主壁部20a、20bのそれぞれは、平板状である。一方、第1及び第2の側壁部20c、20dは、第1及び第2の側壁部10c、10dを構成するための部分である。第1及び第2の側壁部20c、20dの外表面及び内表面のそれぞれは、外側に向かって突出する凸状とされている。
この毛細管20は、例えば以下の要領で作成することができる。まず、円筒状の毛細管40を用意する。その毛細管40の内部に毛細管20の内表面に対応した形状の外表面を有する棒41を挿入する。その状態で、毛細管40の内部を減圧しながら加熱し、毛細管40を加熱する。そうすると、毛細管40が棒41に沿った形状に変形し、その後、冷却することにより毛細管20を得ることができる。
次に、毛細管20の長さ方向LのL2側端部を塞ぐ。これにより、図7〜9に示す、長さ方向Lの一方側端部が塞がれた毛細管21を得る。この毛細管21は、上記第1及び第2の主壁部20a、20bと、第1及び第2の側壁部20c、20dと、L2側の開口部を塞ぐ端壁部20fとを有する。本実施形態においては、第2の側壁部20c、20dの外表面20c1、20d1及び内表面20c2、20d2のそれぞれが外側に向かって突出する凸状である。また、端壁部20fの外表面20f1及び内表面20f2のそれぞれが外側に向かって突出するドーム状である。
なお、毛細管20の長さ方向LのL2側端部を塞ぐ方法は特に限定されない。例えば、毛細管20のL2側端部を加熱して軟化させることにより塞ぐことができる。
次に、毛細管20内に蛍光体を封入することにより波長変換部材1を製造することができる。具体的には、まず、蛍光体を毛細管20内に注入する。蛍光体の注入方法は、特に限定されないが、毛細管20内を減圧した状態で蛍光体を供給することにより蛍光体を毛細管20内に注入することができる。その後、毛細管20のL2側端部を、例えば加熱して軟化させることにより塞ぎ、毛細管10を作製する。以上の工程により、波長変換部材1を製造することができる。
以上のように、第1及び第2の側壁部20c、20dの外表面20c1、20d1のうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である毛細管20を用いることにより、上記光出射面からの光出射効率が高い波長変換部材を好適に製造することができる。
また、光出射効率がさらに高い波長変換部材を得る観点からは、第1及び第2の側壁部20c、20dの外表面20c1、20d1の両方が外側に向かって突出する凸状であることが好ましい。
第1及び第2の側壁部20c、20dの内表面20c2、20d2の少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状であることが好ましい。第1及び第2の側壁部20c、20dの内表面20c2、20d2の両方が外側に向かって突出する凸状であることがより好ましい。
端壁部20fの外表面20f1が外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。端壁部20fの内表面20f2が外側に向かって突出するドーム状であることが好ましい。
(変形例)
以下、上記実施形態の変形例について説明する。以下の説明において、上記実施形態と実質的に同様の機能を有する部材を同様の符号で参照し、説明を省略する。
図10は、第1の変形例に係る毛細管の略図的横断面図である。図11は、第2の変形例に係る毛細管の略図的横断面図である。
上記実施形態では、第1及び第2の側壁部20c、20d、10c、10dの外表面20c1、20d1、10c1、10d1と共に、内表面20c2、20d2、10c2、10d2も外側に向かって突出する凸状である例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば図10及び図11に示すように、内表面20c2,20d2を平面状とし、内表面10c2,10d2を平面状としてもよい。
また、第1の変形例では、外表面20c1、20d1、10c1、10d1の横断面が、中心が側壁部20c、20d、10c、10d中に位置する円弧状である例について説明した。但し、本発明は、この構成に限定されない。図11に示すように、外表面20c1、20d1の横断面を、中心Cが内部空間に位置する円弧状とし、外表面10c1,10d1を、中心Cが内部空間に位置する円弧状としてもよい。
1…波長変換部材
10,20,21,40…毛細管
10A…内部空間
10a…第1の主壁部
10a1…第1の主壁部10aの外表面
10a2…第1の主壁部10aの内表面
10b…第2の主壁部
10b1…第2の主壁部10bの外表面
10b2…第2の主壁部10bの内表面
10c…第1の側壁部
10c1…第1の側壁部10cの外表面
10c2…第1の側壁部10cの内表面
10d…第2の側壁部
10d1…第2の側壁部10dの外表面
10d2…第2の側壁部10dの内表面
10e…第1の端壁部
10e1…第1の端壁部10eの外表面
10e2…第1の端壁部10eの外表面
10f…第2の端壁部
10f1…第2の端壁部10fの外表面
10f2…第2の端壁部10fの内表面
20a…第1の主壁部
20a1…第1の主壁部20aの外表面
20a2…第1の主壁部20aの内表面
20b…第2の主壁部
20b1…第2の主壁部20bの外表面
20b2…第2の主壁部20bの内表面
20c…第1の側壁部
20c1…第1の側壁部20cの外表面
20c2…第1の側壁部20cの内表面
20d…第2の側壁部
20d1…第2の側壁部20dの外表面
20d2…第2の側壁部20dの内表面
20f…端壁部
20f1…端壁部20fの内表面
30…蛍光体
41…棒

Claims (9)

  1. 幅方向及び長さ方向に沿って延び、厚み方向において互いに対向する第1及び第2の主壁部と、
    前記第1の主壁部の前記幅方向の一方側の端部と前記第2の主壁部の前記幅方向の一方側の端部とを接続している第1の側壁部と、
    前記第1の主壁部の前記幅方向の他方側の端部と前記第2の主壁部の前記幅方向の他方側の端部とを接続している第2の側壁部と、
    前記第1及び第2の主壁部と前記第1及び第2の側壁部とにより構成された前記長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、前記長さ方向の一方側の開口部を塞ぐ第1の端壁部と、
    を備え、
    前記長さ方向の他方側の端部が開口しており、前記他方側の端部から蛍光体が封入される蛍光体封入用毛細管であって、
    前記第1の側壁部の外表面と前記第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である、蛍光体封入用毛細管。
  2. 前記第1の側壁部の内表面と前記第2の側壁部の内表面とのうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である、請求項1に記載の蛍光体封入用毛細管。
  3. 前記第1の側壁部の内表面と前記第2の側壁部の内表面とのうちの少なくとも一方が平面状である、請求項1または2に記載の蛍光体封入用毛細管。
  4. 前記第1の側壁部の外表面と前記第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方の横断面が円弧状である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の蛍光体封入用毛細管。
  5. 前記第1の端壁部の外表面は、外側に向かって突出するドーム状である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の蛍光体封入用毛細管。
  6. 前記第1の端壁部の内表面は、外側に向かって突出するドーム状である、請求項5に記載の蛍光体封入用毛細管。
  7. 蛍光体封入用毛細管と、前記蛍光体封入用毛細管内に封入された蛍光体とを備える波長変換部材であって、
    前記蛍光体封入用毛細管は、
    幅方向及び長さ方向に沿って延び、厚み方向において互いに対向する第1及び第2の主壁部と、
    前記第1の主壁部の前記幅方向の一方側の端部と前記第2の主壁部の前記幅方向の一方側の端部とを接続している第1の側壁部と、
    前記第1の主壁部の前記幅方向の他方側の端部と前記第2の主壁部の前記幅方向の他方側の端部とを接続している第2の側壁部と、
    前記第1及び第2の主壁部と前記第1及び第2の側壁部とにより構成された前記長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、前記長さ方向の一方側の開口部を塞ぐ第1の端壁部と、
    前記第1及び第2の主壁部と前記第1及び第2の側壁部とにより構成された前記長さ方向の一方側及び他方側の開口部のうち、前記長さ方向の他方側の開口部を塞ぐ第2の端壁部と、
    を備え、
    前記第1の側壁部の外表面と前記第2の側壁部の外表面とのうちの少なくとも一方が外側に向かって突出する凸状である、波長変換部材。
  8. 前記第1及び第2の端壁部の少なくとも一方の外表面は、外側に向かって突出するドーム状である、請求項7に記載の波長変換部材。
  9. 前記第1及び第2の端壁部の少なくとも一方の内表面は、外側に向かって突出するドーム状である、請求項8に記載の波長変換部材。
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