JP2012158929A - 吊り下げ式生コンクリートバケツ - Google Patents

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Abstract

【課題】生コンクリートが低スランプであっても、クレーン等の運搬機に吊り下げて生コンクリートを運搬することができ、かつ、生コンクリートの残留を抑えて排出することができる吊り下げ式生コンクリートバケツを提供する。
【解決手段】本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツは、バケツの本体1が、略円錐形のホッパー部2と、ホッパー部の先端付近に設けられた生コンクリートを排出するための排出口3と、バケツの本体1の内側であって排出口3の上方に生コンクリートの流動を制限するための傘状の部材4とを備える。傘状の部材4により生コンクリートを受け流して生コンクリートの圧密を緩和することで生コンクリートの残留を抑えることができる。バケツの本体1は、内側に着脱可能な低スランプ用内部ホッパー5やバイブレーター6を備えていることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クレーン等の運搬機に吊り下げて生コンクリートを運搬することができ、特に、低スランプの生コンクリートに好適な吊り下げ式生コンクリートバケツに関する。
吊り下げ式生コンクリートバケツは、ミキサー車等から生コンクリートの状態(性状)をほとんど変えずに高所等様々な場所に生コンクリートを運搬するために用いられる。この生コンクリートバケツを用いると、生コンクリートを運搬するためのポンプ及び配管が不要となり、低コスト化にも有効である。そのため、従来から様々な吊り下げ式生コンクリートバケツが開発されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
従来の吊り下げ式生コンクリートバケツは、主に、下方にホッパー部を有するバケツの本体(以下、単に「バケツ本体」という。)と、そのホッパー部に接続されたバルブと、バルブの開閉手段と、バルブに接続されたホースと、バケツ本体のホルダーとから構成されている。この生コンクリートバケツは、ホルダーの下部にスタンドを接続して接地することもできる。従来の吊り下げ式生コンクリートバケツは、バルブを閉じた状態で生コンクリートをバケツ本体の上方から流し込んでバケツ本体の内部に生コンクリートを受け入れ、クレーン等で吊り下げて所定の場所に移動させた後、バルブを開いてホッパー部の先端に設けられた排出口から生コンクリートを排出する。
実公平7−28306号公報 特開平8−99725号公報
従来の吊り下げ式生コンクリートバケツは、生コンクリートがホッパー部の内壁に残留してホッパー部の排出口から生コンクリートを排出し難くするといった問題があった。さらに、この症状が悪化すると、ホッパー部の排出口が閉塞して生コンクリートを排出できなくなる現象、いわゆるブリッジが生じるといった問題があった。特に、生コンクリートが硬くて流動性の悪い、いわゆる、低スランプである場合に、このような問題が生じ易かった。そのため、従来の吊り下げ式生コンクリートバケツは、低スランプの生コンクリートを排出するには不向きであった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、主に、生コンクリートが低スランプであっても、クレーン等の運搬機に吊り下げて生コンクリートを運搬することができ、かつ、生コンクリートの残留を抑えて排出することができる吊り下げ式生コンクリートバケツを提供することを目的とする。
本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツは、バケツの本体1が、略円錐形のホッパー部2と、ホッパー部の先端付近に設けられた生コンクリートを排出するための排出口3と、バケツの本体1の内側であって排出口3の上方に生コンクリートの流動を制限するための傘状の部材4とを備えることを特徴とする。
この構成によると、排出口3に向かって流動する生コンクリートを傘状の部材4により一端受け流すことで生コンクリートの圧密を緩和することができ、その結果、生コンクリートを下方の排出口3に流し易くして生コンクリートの残留を抑えることができる。
バケツの本体1は、内側にバイブレーター6をさらに備えてもよい。この構成によると、バイブレーター6で生コンクリートを振動することにより、生コンクリートを排出口3に流し易くして生コンクリートの残留を抑えることができる。バイブレーター6は、排出口3と傘状の部材4との間に配置されることが好ましく、圧密を緩和した生コンクリートを振動することでより効果的に生コンクリートの残留を抑えることができる。
本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツは、バケツの本体1の内側に着脱可能な低スランプ用内部ホッパー5をさらに備え、低スランプ用内部ホッパーの内側であって排出口の上方に傘状の部材を配置するようにしてもよい。この構成によると、低スランプ用内部ホッパー5の着脱だけで、生コンクリートの性状、具体的に、生コンクリートが通常のスランプである場合と低スランプである場合とに応じて切り替えが簡単にでき、より効率良く生コンクリートを排出することができる。
低スランプ用内部ホッパー5は、内側にバイブレーター6をさらに備え、バイブレーターを排出口と傘状の部材との間に配置してもよい。低スランプ用内部ホッパー5は、低スランプの生コンクリートに対して残留を抑えるために有効な構成、具体的に、低スランプ用内部ホッパー5は、傾斜角度(θ2)をバケツの本体のホッパー部の傾斜角度(θ1)よりも大きくするとともに、バケツの本体のホッパー部との間に空隙Sを有することが好ましい。この構成によると、バイブレーター6で低スランプ用内部ホッパー5の内側の面と接する生コンクリートを振動させてより効果的に生コンクリートの残留を抑えることができる。また、摩擦係数の少ない材料で内側の面を形成する等といった構成を備えることが好ましい。なお、生コンクリートが通常のスランプである場合は、重量、生コンクリートを運搬する容積、バイブレーター6の電源やコスト等の観点から、傘状の部材4、バイブレーター6や低スランプ用内部ホッパー5は、バケツの本体1から取り外されることが好ましい。
本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツによれば、簡単な構造で軽量にすることができるため、クレーン等の運搬機に吊り下げて生コンクリートを運搬することができる。また、生コンクリートが低スランプであっても、傘状の部材、バイブレーター及び低スランプ用内部ホッパーにより生コンクリートがホッパーに残留することを抑えて生コンクリートをホッパーの排出口から排出することができる。また、生コンクリートの性状に応じて傘状の部材、バイブレーター及び低スランプ用内部ホッパーを着脱することで、様々な生コンクリートに用いることができる。本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツは、特に、通常の生コンクリートに用いる場合と低スランプの生コンクリートに用いる場合との切り替えが簡単に実施できる。
第1の実施形態のバケツ本体を示す概略図であり、(a)は上方から見た図、(b)は図1(a)のA−Aの断面を矢印の方向に見た矢視図。 第1の実施形態を説明する図であり、(a)は図1(b)から低スランプ用内部ホッパーを除いたバケツ本体の断面図、(b)は図2(a)のバケツ本体に低スランプ用内部ホッパーを着脱する状態を示す断面図。 第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツを示す概略図。 第2の実施形態のバケツ本体を示す概略図であり、(a)は上方から見た図、(b)は図4(a)のB−Bの断面を矢印の方向に見た矢視図。 生コンクリートの残留を示す断面図。
(第1の実施形態)
図3は、第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツを示す概略図である。なお、図3は、吊り下げ式生コンクリートバケツの一部を正面から見た図であり、上下関係は図の通りである。吊り下げ式生コンクリートバケツ10は、排出口3を有するバケツ本体1と、バケツ本体1を支持するバケツホルダー12と、ピンチバルブ13と、ピンチバルブ13を開閉するバルブ開閉機構14と、ホース15と、バケツホルダー12の下部に接続されるスタンド16と、バケツホルダー12の上端に設けられる吊り手17と、吊り手17に接続されたワイヤー18とを備える。
ピンチバルブ13は、一端をバケツ本体1の排出口3に、他端を管径を変更する部材を介してホース15にそれぞれ接続されている。バルブ開閉機構14は、ピンチバルブ13の管路を開閉するものであればよく、例えば、電動シリンダや手動ハンドルによりピンチバルブ13を両側から挟んで閉じる構造等が挙げられる。
吊り下げ式生コンクリートバケツ10は、ミキサー車等から生コンクリートをバケツ本体1に受け入れ、クレーンのフックにワイヤー18を掛けて吊り下げ、生コンクリートを目的の場所に運搬することができる。そして、吊り下げ式生コンクリートバケツ10は、バルブ開閉機構14でピンチバルブ13を開閉することにより、バケツ本体1内の生コンクリートを、排出口3からピンチバルブ13を介してホース15の先端部より排出する。
図1は、第1の実施形態のバケツ本体を示す概略図である。図1(a)は、上方から見た図であり、図1(b)は、図1(a)のA−Aの断面を矢印の方向に見た矢視図である。バケツ本体1は、上部に円筒部1aと、下部に略円錐形のホッパー部2と、ホッパー部2の先端付近に設けられた排出口3と、略円錐形の低スランプ用内部ホッパー5とを備える。なお、バケツ本体1は、例えば、円筒部1aの中心軸に対して対称な形状である。例えば、バケツ本体1は、直径1600[mm]、厚さ4[mm]の円筒部1aと、厚さ4[mm]のホッパー部2とから構成され、排出口3の直径は125[mm]以上200[mm]以下であり、ホッパー部2の傾斜角θ1は60度である。
低スランプ用内部ホッパー5は、略円錐形の先端付近に排出口5bと、内側に傘状の部材4と傘状の部材4を支持するための4つの支持部材5aと2つのバイブレーター6とを備える。低スランプ用内部ホッパー5はバケツ本体1の内側に配置される。具体的に、低スランプ用内部ホッパー5の上端部は、バケツ本体1の円筒部1aに隙間無く内接するように配置され、その下端部である排出口5bは、バケツ本体1の排出口3の内側であって各先端部を揃えるように配置されている。なお、バケツ本体1の円筒部1a、バケツ本体1のホッパー部2、バケツ本体1の排出口3、傘状の部材4、低スランプ用内部ホッパー5及び低スランプ用内部ホッパー5の排出口5bは、水平方向の断面がそれぞれ同心円状となっている。また、低スランプ用内部ホッパー5の傾斜角θ2は、バケツ本体1のホッパー部2の傾斜角θ1よりも大きくしている(θ1<θ2)。
生コンクリートの状態(性状)は、JISで定められたコンクリートのスランプ試験により生コンクリートのスランプの値を測定して判断されることが多い。生コンクリートのスランプの値は、スランプコーンに充填された生コンクリートがスランプコーンを取り除いたときに生コンクリートの上端の中央部が下がる長さであり、この値により生コンクリートの軟らかさや流動性を判断して生コンクリートを様々な用途に用いる。例えば、土木用生コンクリートは、スランプの値が18[cm]以下のもの、鉄筋等の使用状況や構造によって異なるが、具体的に、スランプの値が5[cm]以上12[cm]以下である、いわゆる、低スランプの生コンクリートが用いられる。スランプの値が低くなると、生コンクリートがバケツ本体1のホッパー部2や低スランプ用内部ホッパー5の内部に残留し易くなることが判明している。
ホッパー部2の傾斜角θ1や低スランプ用内部ホッパー5の傾斜角θ2が、90度である場合、当然ながら、生コンクリートの残留は少なくなるがそれに伴って生コンクリートの運搬できる容量も少なくなる。そのため、スランプの値に応じて低スランプ用内部ホッパー5の傾斜角θ2を定めることで、低スランプの生コンクリートを効率良く運搬し排出することができる。傾斜角θ2は、上記低スランプ用内部ホッパー5を除いたバケツ本体1を用いて生コンクリートの残留が形成される排出口3からの傾斜角の範囲を測定することで決定することができる。
図5は、生コンクリートの残留を示す断面図である。図5に示すように、例えば、上記低スランプ用内部ホッパー5を除いたバケツ本体1の排出口3からスランプの値が10[cm]である低スランプの生コンクリートを排出する場合、その生コンクリートは残留物Lのように残留する。残留物Lは、排出口3からの傾斜角θL、具体的に、69度程までの範囲に残留する。このことから、低スランプ用内部ホッパー5は、傾斜角θ2を69度以上とすることで、スランプの値が10[cm]である低スランプの生コンクリートの残留を抑えることができる。また、傾斜角θ2を69度とすると、バケツ本体1に受け入れる生コンクリートの容積も比較的大きくすることができる。
傘状の部材4は、いわゆる陣笠状のものであり、バケツ本体1の排出口3及び排出口5bの上方に配置されている。傘状の部材4は、裏側に4つの支持部材4aが設けられ、支持部材4aと低スランプ用内部ホッパー5の支持部材5aとを2つのねじ等の留め具7でそれぞれ固定して低スランプ用内部ホッパー5の内側に配置されている。傘状の部材4の下縁と低スランプ用内部ホッパー5の内壁とは、支持部材4a、5a以外の全周囲に亘って(ドーナツ状の)空間を有して配置されており、矢印Tに示すように生コンクリートが上方からその空間を通って排出口3、5bに流れるようになっている。傘状の部材4は、上方から流れてくる生コンクリートを傘部で受け流すことにより生コンクリートの圧密の状態を緩和することができる。
バイブレーター6は、振動する機器であれば充電式や電源を必要とするもの等何を用いてもよい。バイブレーター6は、例えば、振動部が細長い充電式ハンドバイブレーターを用いることもできる。バイブレーター6は、低スランプ用内部ホッパー5の内側に溶接やねじ等の留め具等により固定されている。また、バイブレーター6は、使用する際にその都度、外部から所定の場所に配置してもよい。バイブレーター6は、生コンクリートを振動することにより下方に流れ易くすることができる。バイブレーター6は、傘状の部材4と排出口5bとの間、具体的に、傘状の部材4よりも下方であって排出口5bよりも上方に配置することが好ましい。このようにすると、傘状の部材4で圧密の状態が緩和された生コンクリートを振動させるため、より効果的に生コンクリートを下方に流れ易くすることができる。
低スランプ用内部ホッパー5は、バケツ本体1との間に空隙Sを設けて配置されている。バケツ本体1の内側をこのような二重構造とすることで、低スランプ用内部ホッパー5の内側の面は、バケツ本体1と低スランプ用内部ホッパー5とを隙間無く重ね合わせた構造よりも振動し易くなり、バイブレーター6により低スランプ用内部ホッパー5の内側の面で生コンクリートを振動することができる。
また、低スランプ用内部ホッパー5の傾斜角θ2は、バケツ本体1のホッパー部2の傾斜角θ1よりも大きくしているため、低スランプ用内部ホッパー5の上端は、バケツ本体1の円筒部1aの内側に隙間無く接するように配置されている。そのため、図1に示すように、低スランプ用内部ホッパー5は、傾斜部の辺5sの長さがホッパー部2の傾斜部の辺2sの長さよりも大きくなるため、傾斜部の辺5sは傾斜部の辺2sよりもバイブレーター6による振動が大きくなり易くなる。さらに、低スランプ用内部ホッパー5は、バケツ本体1のホッパー部2よりも傾斜部の面積が大きくなるため、バイブレーター6により傾斜部に残留する生コンクリートをより効率良く振動させることができる。なお、バケツ本体1の円筒部1aは、生コンクリートが垂直に移動して元々残留し難いため、バイブレーター6による振動させる範囲を大きくしてもあまり効果的を期待できない。
傘状の部材4、バイブレーター6及び低スランプ用内部ホッパー5は、簡単に着脱できる器具を用いてそれぞれ配置してもよい。
図2は、第1の実施形態を説明する図である。図2(a)は、図1(b)から低スランプ用内部ホッパーを除いたバケツ本体の断面図であり、図2(b)は、図2(a)のバケツ本体に低スランプ用内部ホッパーを着脱する状態を示す断面図である。図2(a)に示すように、図1(b)に示すバケツ本体1は、低スランプ用内部ホッパー5を除くと、従来のバケツ本体と同様の構成である。また、図2(b)に示すように、バケツ本体1は、低スランプ用内部ホッパー5を矢印Fの方向に着脱することができ、それにより簡単にバケツ本体1と従来のバケツ本体との切り替えができる。
なお、傘状の部材4、バイブレーター6及び低スランプ用内部ホッパー5は、生コンクリートの性状に応じてそれぞれを適宜着脱させてもよい。また、バケツ本体1のホッパー部2や低スランプ用内部ホッパー5の内側の面は、摩擦係数の少ない材料で構成してもよい。また、排出口3や排出口5bの大きさは、適宜変更してもよい。
第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツ1は、低スランプ用内部ホッパー5により傾斜角を従来よりも大きくし、傘状の部材4により生コンクリートの圧密の状態を緩和し、バイブレーター6及びバケツ本体1と低スランプ用内部ホッパー5との間に空隙Sを有することにより生コンクリートを下方に流れ易くすることで、生コンクリートがホッパー部2に残留することを抑えて生コンクリートを排出口3、5bから排出することができる。また、第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツ1は、低スランプ用内部ホッパー5の着脱により、生コンクリートの性状に応じて通常(中高スランプ)の生コンクリートや低スランプの生コンクリートに対応できるバケツ本体に簡単に切り替えることができる。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態のバケツ本体を示す概略図である。図4(a)は、上方から見た図であり、図4(b)は、図4(a)のB−Bの断面を矢印の方向に見た矢視図である。第2の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツは、第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツとは主にバケツ本体の構造、具体的には、低スランプ用内部ホッパーの有無の点で異なっており、その他の構成は第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツと同一である。バケツ本体11は、上部に円筒部1aと、下部に略円錐形のホッパー部2と、ホッパー部2の先端付近に設けられた排出口3と、内側に傘状の部材4と傘状の部材4を支持するための4つの支持部材2aと2つのバイブレーター6とを備える。バケツ本体11は、低スランプ用内部ホッパーが無いため、バケツ本体11のホッパー部2の内側に傘状の部材4及びバイブレーター6とをそれぞれ配置している。バイブレーター6は、傘状の部材4と排出口3との間、具体的に、傘状の部材4よりも下方であって排出口3よりも上方に配置することが好ましい。それ以外の構成は、第1の実施形態のバケツ本体1と同様であるため、説明を省略する。
第2の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツは、低スランプ用内部ホッパーが無いため、第1の実施形態の吊り下げ式生コンクリートバケツよりもより軽量かつ低コストにすることができる。
本発明に係る吊り下げ式生コンクリートバケツは、工事現場での作業性を大きく向上させるとともにコストを大幅に改善するものとして、その産業上の利用可能性は極めて大きい。
1 バケツ本体
1a 円筒部
2 ホッパー部
3 排出口
4 傘状の部材
4a 支持部材
5 低スランプ用内部ホッパー
5a 支持部材
5b 排出口
6 バイブレーター
7 留め具
10 吊り下げ式生コンクリートバケツ
11 バケツ本体
12 バケツホルダー
13 ピンチバルブ
14 バルブ開閉機構
15 ホース
16 スタンド
17 吊り手
18 ワイヤー

Claims (5)

  1. 吊り下げ式生コンクリートバケツであって、
    前記バケツの本体(1)は、
    略円錐形のホッパー部(2)と、
    前記ホッパー部の先端付近に設けられた
    生コンクリートを排出するための排出口(3)と、
    前記バケツの本体の内側であって前記排出口の上方に
    前記生コンクリートの流動を制限するための傘状の部材(4)とを備える
    ことを特徴とする吊り下げ式コンクリートバケツ。
  2. 前記バケツの本体は、内側にバイブレーター(6)をさらに備え、
    前記バイブレーターは、前記排出口と前記傘状の部材との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ式コンクリートバケツ。
  3. 前記バケツの本体は、内側に着脱可能な低スランプ用内部ホッパー(5)をさらに備え、
    低スランプ用内部ホッパーの内側であって
    前記排出口の上方に前記傘状の部材を配置する
    ことを特徴とする請求項1記載の吊り下げ式コンクリートバケツ。
  4. 前記低スランプ用内部ホッパーは、内側にバイブレーター(6)をさらに備え、
    前記バイブレーターは、前記排出口と前記傘状の部材との間に配置される
    ことを特徴とする請求項3記載の吊り下げ式コンクリートバケツ。
  5. 前記低スランプ用内部ホッパーは、傾斜角度(θ2)を前記ホッパー部の傾斜角度(θ1)よりも大きくするとともに、前記バケツの本体のホッパー部との間に空隙(S)を有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の吊り下げ式コンクリートバケツ。
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