JP2012155460A - 画像処理装置、画像表示システム及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、画像表示システム及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単純な手法でバンクの競合を回避できる技術を提供する。
【解決手段】画像表示システムでは、フレームメモリ24が、連続する識別番号が割り振られた複数のバンクB1〜B4を有している。画像書込部41は、第1選択値V1に対応する識別番号のバンクにフレームを周期的に書き込む。一方で、画像読出部43は、第2選択値V2に対応する識別番号のバンクからフレームを周期的に読み出す。また、書込カウンタ42は、画像書込部41がフレームを書き込むごとに第1選択値V1を番号順に変更する。そして、読出設定部44が、この第1選択値V1に一定のオフセット値を加算した値を第2選択値V2に設定することで、バンクの競合を回避する。したがって、第1選択値V1に一定のオフセット値を加算するという単純な手法で、バンクの競合を回避できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像を処理する技術に関する。
表示装置への表示に用いる映像信号は、画像(フレーム)を所定の周期で含んでいる。このような映像信号を処理対象とする画像処理装置は、映像信号の同期タイミングを調整するために、画像を記憶するフレームメモリを一般に利用する。例えば、画像処理装置は、映像信号に含まれる画像をフレームメモリに周期的に書き込む。そして、画像処理装置は、このフレームメモリから所定のタイミングで画像を周期的に読み出すことにより、映像信号の同期タイミングを調整することができる。
フレームメモリには、それぞれ画像を記憶可能な複数のバンクが設けられる。画像処理装置は、画像の書き込み対象とするバンクと、画像の読み出し対象とするバンクとを異ならせることで、書き込み途中の画像を読み出すことを防止するようにしている。
なお、本明細書で説明する技術に関連する技術を開示した文献として特許文献1がある。
特開2001−356961号公報
ところで、フレームメモリへの画像の書き込みタイミングを規定する同期信号と、画像の読み出しタイミングを規定する同期信号とは異なる水晶振動子に基づいて生成される。水晶振動子には個体差がある。このため、画像の書き込み周期と画像の読み出し周期とを設計上において一致させたとしても、画像の書き込みタイミングと画像の読み出しタイミングとの相対関係は時間経過に伴って変化する。
このようなタイミングの変化に起因して、画像の書き込み対象とするバンクと、画像の読み出し対象とするバンクとが競合する(すなわち、同一となる)可能性がある。このようなバンクの競合が発生すると、書き込み途中の不完全な画像を読み出す恐れがある。
このため、従来の画像処理装置では、書き込み対象とするバンクと読み出し対象とするバンクとが競合するか否かを常時に監視して、競合する場合は読み出し対象とするバンクを他のバンクに変更するという複雑な手法によってこのような競合を回避するようにしていた。
しかしながら、このような複雑な手法を採用した場合、フレームメモリを制御する制御部の回路規模が大きくなり、コストの上昇や回路の設計ミスに繋がる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、単純な手法でバンクの競合を回避できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、画像を処理する画像処理装置であって、連続する識別番号が割り振られた複数のバンクを有するメモリと、前記複数のバンクのうち第1選択値に対応する識別番号のバンクに、画像を周期的に書き込む書込手段と、前記複数のバンクのうち第2選択値に対応する識別番号のバンクから前記画像を周期的に読み出す読出手段と、前記書込手段が前記画像を書き込むごとに前記第1選択値を番号順に変更する変更手段と、前記第1選択値に一定のオフセット値を加算した値を、前記第2選択値に設定する設定手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記オフセット値は−1である。
また、請求項3の発明は、画像処理装置であって、複数のバンクを有するメモリと、前記複数のバンクのうちの一のバンクである書込対象バンクに、画像を周期的に書き込む書込手段と、前記複数のバンクのうちの一のバンクである読出対象バンクから前記画像を周期的に読み出す読出手段と、前記書込手段が前記画像を書き込むごとに前記書込対象バンクを変更する変更手段と、前記複数のバンクのうち前記書込手段による前記画像の書き込みが直近に完了したバンクを、前記読出対象バンクに設定する設定手段と、を備えている。
また、請求項4の発明は、画像を表示する画像表示システムであって、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置と、前記画像処理装置の前記読出手段に読み出された画像を表示する表示手段と、を備えている。
また、請求項5の発明は、画像を処理する画像処理方法であって、(a)メモリが備える連続する識別番号が割り振られた複数のバンクのうち第1選択値に対応する識別番号のバンクに、画像を周期的に書き込む工程と、(b)前記複数のバンクのうち第2選択値に対応する識別番号のバンクから前記画像を周期的に読み出す工程と、(c)前記工程(a)で前記画像を書き込むごとに前記第1選択値を番号順に変更する工程と、(d)前記第1選択値に一定のオフセット値を加算した値を、前記第2選択値に設定する工程と、を備えている。
また、請求項6の発明は、画像を処理する画像処理方法であって、(a)メモリが備える複数のバンクのうちの一のバンクである書込対象バンクに、画像を周期的に書き込む工程と、(b)前記複数のバンクのうちの一のバンクである読出対象バンクから前記画像を周期的に読み出す工程と、(c)前記工程(a)で前記画像を書き込むごとに前記書込対象バンクを変更する工程と、(d)前記複数のバンクのうち前記工程(a)の前記画像の書き込みが直近に完了したバンクを、前記読出対象バンクに設定する工程と、を備えている。
請求項1ないし5の発明によれば、第1選択値に一定のオフセット値を加算した値を第2選択値に設定するため、単純な手法でバンクの競合を回避できる。
また、特に請求項2の発明によれば、第1選択値に1を減算した値を第2選択値として設定するため、画像の書き込みが直近に完了したバンクから画像を読み出すことができ、画像を速やかに処理することができる。
また、特に請求項3の発明によれば、書込手段による画像の書き込みが直近に完了したバンクを読出対象バンクに設定するため、単純な手法でバンクの競合を回避できる。
図1は、画像表示システムの概略構成を示す図である。 図2は、画像処理装置の詳細な構成を示す図である。 図3は、メモリ制御部の書き込み側の処理部の処理の流れを示す図である。 図4は、連続するフレームが書き込まれるバンクを示す図である。 図5は、メモリ制御部の読み出し側の処理部の処理の流れを示す図である。 図6は、書込対象バンクと読出対象バンクとの関係の一例を示す図である。 図7は、書込対象バンクと読出対象バンクとの関係の他の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.システムの構成>
図1は、本実施の形態の画像表示システム10の概略構成を示す図である。この画像表示システム10は、自動車などの車両に搭載され、当該車両の周辺の様子を示す画像を車室内に表示する機能を有している。より具体的には、画像表示システム10は、車両の後方に設けられる車載カメラ1と車室内に設けられる表示装置3とを備えており、車載カメラ1で取得された車両の後方を示す画像を表示装置3に表示するバックモニタシステムとして機能する。
画像表示システム10は、車載カメラ1と表示装置3とともに、画像処理装置2を備えている。画像処理装置2は、車載カメラ1で取得された画像を表示に適合するように調整して、表示装置3に表示させる。画像処理装置2は、画像取得部21、メモリ制御部22、画像出力部23及びフレームメモリ24を備えている。
画像取得部21は、車載カメラ1からアナログの画像を所定の周期で取得し、その画像をデジタルの画像に変換(A/D変換)する。これにより、画像取得部21は、デジタルの画像を所定の周期で含む映像信号を出力する。この映像信号は、インターレース方式に対応しており、一つおきに水平ラインを有するインターレース画像(フィールド)を所定の周期で含んでいる。
メモリ制御部22は、例えば、ASICなどの集積回路である。メモリ制御部22は、フレームメモリ24を利用して、インターレース方式に対応した映像信号を、プログレッシブ方式の映像信号に変換する。これとともに、メモリ制御部22は、映像信号の同期タイミングを、表示装置3の同期タイミングに適合するように調整する。これにより、メモリ制御部22は、全ての水平ラインを有するプログレッシブ画像(フレーム)を所定の周期で含み、表示に適合するように同期タイミングが調整された映像信号を出力する。
画像出力部23は、メモリ制御部22から出力された映像信号を、表示装置3に出力する。これにより、車両の後方の様子を示す画像が表示装置3に表示される。
また、画像表示システム10は、システム全体を統括的に制御するシステム制御部5を備えている。システム制御部5は、車両に設けられるシフトセンサ9から車両のシフトポジション(”P(駐車)”,”D(前進)”,”N(中立)”,”R(後退)”など)を示す信号を受信する。そして、システム制御部5は、シフトポジションが”R(後退)”となった場合に、車載カメラ1、画像処理装置2及び表示装置3を起動し、車両の後方の様子を示す画像を表示装置3に表示させる。これにより、ユーザは、車両を後退させる場合に車両の後方の様子を略リアルタイムに確認できるようになっている。
<2.画像処理装置>
次に、画像処理装置2についてさらに詳細に説明する。図2は、画像処理装置2の詳細な構成を示す図である。
図に示すように、フレームメモリ24は、4つのバンクB1〜B4を備えている。これら4つのバンクB1〜B4はそれぞれフレームメモリ24の記憶領域の一部であり、これらは互いに異なる部分に設定される。4つのバンクB1〜B4はそれぞれ、映像信号の一のフレームを記憶可能な記憶容量を有している。
また、4つのバンクB1〜B4にはそれぞれ異なる識別番号が割り振られている。4つのバンクB1〜B4に割り振られた4つの識別番号には連続した整数が採用される。例えば、第1バンクB1の識別番号は「1」、第2バンクB2の識別番号は「2」、第3バンクB3の識別番号は「3」、第4バンクB4の識別番号は「4」となっている。
また、図に示すように、メモリ制御部22は、画像書込部41と、書込カウンタ42と、画像読出部43と、読出設定部44とを備えている。
画像書込部41は、画像取得部21から出力された映像信号(以下、「入力映像信号」という。)に含まれる画像をフレームメモリ24に周期的に書き込む。前述のように、入力映像信号は、インターレース方式に対応し、奇数フィールドと偶数フィールドとを交互に含んでいる。これら奇数フィールドと偶数フィールドとを合わせたものが一のフレームとなる。入力映像信号には、例えば1/60秒ごとにフィールドが含まれている。したがって、入力映像信号には、1/30秒ごとにフレームが含まれる。
画像書込部41は、入力映像信号に含まれるフレームをフレームメモリ24に周期的(1/30秒ごと)に書き込む。画像書込部41は、奇数フィールドと偶数フィールドとの一組を書き込むことにより、一のフレーム(奇数フィールドと偶数フィールドとの組からなるプログレッシブ画像)をフレームメモリ24に書き込む。画像書込部41は、一のフレームを、4つのバンクB1〜B4のいずれか一のバンクに書き込む。
画像読出部43は、フレームメモリ24に形成されたプログレッシブ画像を、フレームメモリ24から周期的に読み出す。このように画像読出部43に読み出された画像を含む映像信号が画像出力部23を介して表示装置3に出力され、映像信号(以下、「出力映像信号」という。)に含まれる画像が表示装置3に表示される。
画像読出部43は、4つのバンクB1〜B4のいずれかから、表示装置3の同期タイミングに合わせて1/30秒ごとにフレーム(プログレッシブ画像)を読み出す。これにより、画像読出部43は、1/30秒ごとにフレームを含み、表示に適合するように同期タイミングが調整された出力映像信号を生成する。
書込カウンタ42は、画像書込部41が画像の書き込み対象とするバンクの選択に用いる変数である第1選択値V1を変更する。書込カウンタ42は、画像書込部41が一のフレームを書き込むごとに、第1選択値V1を番号順に1ずつ増加させる。具体的には、書込カウンタ42は、第1選択値V1を「1」、「2」、「3」、「4」の順で変更し、第1選択値V1が「4」の場合は「1」に変更する。
画像書込部41は、第1選択値V1に対応する識別番号のバンクに、フレームを書き込む。具体的には、画像書込部41は、第1選択値V1が「1」のときは識別番号が「1」の第1バンクB1にフレームを書き込む。同様に、画像書込部41は、第1選択値V1が「2」のときは第2バンクB2、第1選択値V1が「3」のときは第3バンクB3、第1選択値V1が「4」のときは第4バンクB4にそれぞれフレームを書き込むことになる。
また、読出設定部44は、画像読出部43がフレームの読み出し対象とするバンクの選択に用いる変数である第2選択値V2を設定する。画像読出部43は、読出設定部44が設定した第2選択値V2に対応する識別番号のバンクからフレームを読み出す。具体的には、画像読出部43は、第2選択値V2が「1」のときは識別番号が「1」の第1バンクB1からフレームを読み出す。同様に、画像読出部43は、第2選択値V2が「2」のときは第2バンクB2、第2選択値V2が「3」のときは第3バンクB3、第2選択値V2が「4」のときは第4バンクB4からそれぞれフレームを読み出すことになる。
画像書込部41がフレームを書き込む周期と、画像読出部43がフレームを読み出す周期とは、ともに設計上において1/30秒となっている。このため、理論的には、フレームの書き込みタイミングとフレームの読み出しタイミングとの相対関係は一定となり、タイミング相互の間隔に変化が生じることはない。しかしながら、フレームの書き込みタイミングを規定する同期信号と、フレームの読み出しタイミングを規定する同期信号とは異なる水晶振動子に基づいて生成される。そして、水晶振動子には個体差があるため、フレームを書き込む周期とフレームを読み出す周期とに僅かな差が発生し、フレームの書き込みタイミングとフレームの読み出しタイミングとの相対関係は時間経過に伴って変化する。
このようなタイミングの変化に起因して、フレームの書き込み対象とするバンクとフレームの読み出し対象とするバンクとが競合する(すなわち、同一となる)と、画像書込部41が書き込み途中の不完全な画像を画像読出部43が読み出す恐れがある。例えば、奇数ラインが上書き後のデータである一方で、偶数ラインが上書き前のデータとなる画像を画像読出部43がフレームとして読み出す可能性がある。
読出設定部44は、このようなバンクの競合を回避するように、第1選択値V1に基づいて第2選択値V2を設定する。具体的には、読出設定部44は、第1選択値V1に一定のオフセット値を加算した値を第2選択値V2に設定することになるが詳細は後述する。
<3.処理>
次に、メモリ制御部22の処理の流れを具体的に説明する。まず、メモリ制御部22の書き込み側の処理部(画像書込部41及び書込カウンタ42)の処理の流れについて説明する。図3は、メモリ制御部22の書き込み側の処理部の処理の流れを示す図である。
まず、入力映像信号の同期信号に基づいて、入力映像信号の一のフレームを書き込むべき書込タイミングであるか否かが判断される(ステップS11)。
書込タイミングの場合は(ステップS11にてYes)、まず、書込カウンタ42が第1選択値V1を1増加する(ステップS12)。続いて、画像書込部41が、この第1選択値V1に対応する識別番号のバンクに、一のフレームを書き込む。すなわち、画像書込部41は、入力映像信号の奇数フィールドと偶数フィールドとの一組を一のバンクに書き込む(ステップS13)。
このようなメモリ制御部22の書き込み側の処理部の処理(ステップS12,S13)は、書込タイミングごと(1/30秒ごと)に繰り返される。
図4は、入力映像信号に含まれる連続するフレームFが書き込まれるバンクを示すタイムチャートである。書込カウンタ42は、書込タイミングごと、すなわち、画像書込部41が一のフレームFを書き込むごとに、第1選択値V1を番号順(「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、「2」…)に変更する。これにより、書込カウンタ42は実質的に、画像書込部41が書き込み対象とするバンク(以下、「書込対象バンク」)を変更する。
したがって、書込対象バンクは、4つのバンクB1〜B4の識別番号の番号順に変更される。すなわち、図4に示すように、画像書込部41は、入力映像信号に含まれる連続するフレームF(奇数フィールドと偶数フィールドとの組)を、識別番号の順(「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、「2」…)に、4つのバンクB1〜B4に順次に書き込むことになる。
次に、メモリ制御部22の読み出し側の処理部(画像読出部43及び読出設定部44)の処理の流れについて説明する。図5は、メモリ制御部22の読み出し側の処理部の処理の流れを示す図である。
まず、表示装置3に同期タイミングに合わせた同期信号に基づいて、出力映像信号の一のフレームを読み出すべき読出タイミングであるか否かが判断される(ステップS21)。
読出タイミングの場合は(ステップS21にてYes)、まず、読出設定部44が第1選択値V1に基づいて第2選択値V2を設定する。具体的には、読出設定部44は、その時点における書込対象バンクを示す第1選択値V1を、書込カウンタ42から取得する。そして、読出設定部44は、第1選択値V1に一定のオフセット値である「+3」を加算した値を第2選択値V2に設定する(ステップS22)。
なお、第1選択値V1に「3」を加算した結果が「4」を超える場合は、読出設定部44は、その結果からバンクの総数「4」を減算した値を第2選択値V2に設定する。したがって、第1選択値V1が「1」の場合は第2選択値V2は「4」、第1選択値V1が「2」の場合は第2選択値V2は「1」、第1選択値V1が「3」の場合は第2選択値V2は「2」、第1選択値V1が「4」の場合は第2選択値V2は「3」にそれぞれ設定される。
そして、画像読出部43が、この第2選択値V2に対応する識別番号のバンクから、出力映像信号の一のフレームを読み出すことになる(ステップS23)。
このようなメモリ制御部22の読み出し側の処理部の処理(ステップS22,S23)は、読出タイミングごと(1/30秒ごと)に繰り返される。
上記では、第1選択値V1にオフセット値「+3」を加算した値を第2選択値V2に設定すると説明したが、この処理は、第1選択値V1にオフセット値「−1」を加算した値を第2選択値V2に設定することと同義である。換言すれば、この処理は、第1選択値V1からオフセット値「+1」を減算した値を第2選択値V2に設定することであるともいえる。
すなわち、読出設定部44は実質的に、その時点の書込対象バンクに対して識別番号の番号順で1つ前となるバンクを、画像読出部43が読み出し対象とするバンク(以下、「読出対象バンク」という。)に設定することになる。前述のように、書込対象バンクは4つのバンクB1〜B4の識別番号の番号順に変更される。したがって、読出設定部44は、フレームFの書き込みが直近に完了したバンク(前回の書込対象バンク)を読出対象バンクに設定することになる。
画像表示システム10では、このように読出設定部44が第1選択値V1に一定のオフセット値を加算した値を第2選択値V2に設定することで、バンクの競合が回避される。
図6は、画像書込部41がフレームを書き込む周期が、画像読出部43がフレームを読み出す周期よりも短い場合における、書込対象バンクと読出対象バンクとの関係を示すタイムチャートである。なお、説明の便宜上、図中では、フレームを書き込む周期とフレームを読み出す周期とに明確な差を設けているが、実際にはこれらの差は微差である。
第1選択値V1は書込タイミングごとに番号順(「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、「2」…)に変更されることから、書込対象バンクは4つのバンクB1〜B4の識別番号の番号順に変更される。
一方、読出対象バンクは、読出タイミングとなる時点T11〜T14における第1選択値V1に基づいて設定される。
時点T11では、第1選択値V1は「1」であるため第2選択値V2は「4」となり、読出対象バンクは第4バンクB4となる。時点T12では、第1選択値V1は「2」であるため第2選択値V2は「1」となり、読出対象バンクは第1バンクB1となる。時点T13では、第1選択値V1は「4」であるため第2選択値V2は「3」となり、読出対象バンクは第3バンクB3となる。時点T14では、第1選択値V1は「1」であるため第2選択値V2は「4」となり、読出対象バンクは第4バンクB4となる。
このように、読出タイミングとなる時点T11〜T14のいずれであっても、フレームFの書き込みが直近に完了したバンク(前回の書込対象バンク)が読出対象バンクに設定される。このため、バンクの競合が発生することはない。なお、時点T13においては、読出対象バンクが、第1バンクB1から第3バンクB3に移り、第2バンクB2に記録されたフレームが間引きされている。
図7は、画像書込部41がフレームを書き込む周期が、画像読出部43がフレームを読み出す周期よりも長い場合における、書込対象バンクと読出対象バンクとの関係を示すタイムチャートである。なお、説明の便宜上、図中では、フレームを書き込む周期とフレームを読み出す周期とに明確な差を設けているが、実際にはこれらの差は微差である。
この場合も、第1選択値V1は書込タイミングごとに番号順(「1」、「2」、「3」、「4」、「1」、「2」…)に変更されることから、書込対象バンクは4つのバンクB1〜B4の識別番号の番号順に変更される。
また、読出対象バンクは、読出タイミングとなる時点T21〜T26における第1選択値V1に基づいて設定される。
時点T21では、第1選択値V1は「1」であるため第2選択値V2は「4」となり、読出対象バンクは第4バンクB4となる。時点T22では、第1選択値V1は「2」であるため第2選択値V2は「1」となり、読出対象バンクは第1バンクB1となる。時点T23では、第1選択値V1は「3」であるため第2選択値V2は「2」となり、読出対象バンクは第2バンクB2となる。時点T24では、第1選択値V1は「3」であるため第2選択値V2は「2」となり、読出対象バンクは第2バンクB2となる。時点T25では、第1選択値V1は「4」であるため第2選択値V2は「3」となり、読出対象バンクは第3バンクB3となる。時点T26では、第1選択値V1は「1」であるため第2選択値V2は「4」となり、読出対象バンクは第4バンクB4となる。
このように、読出タイミングとなる時点T21〜T26のいずれであっても、フレームFの書き込みが直近に完了したバンク(前回の書込対象バンク)が読出対象バンクに設定される。このため、バンクの競合が発生することはない。なお、時点T24においては、読出対象バンクが第2バンクB2のまま維持されており、第2バンクB2に記録されたフレームが重複して読み出されている。
以上説明したように、画像表示システム10では、フレームメモリ24が、連続する識別番号が割り振られた複数のバンクB1〜B4を有している。画像書込部41は、第1選択値V1に対応する識別番号のバンクにフレームを周期的に書き込む。一方で、画像読出部43は、第2選択値V2に対応する識別番号のバンクからフレームを周期的に読み出す。また、書込カウンタ42は、画像書込部41がフレームを書き込むごとに第1選択値V1を番号順に変更する。そして、読出設定部44が、この第1選択値V1に一定のオフセット値を加算した値を第2選択値V2に設定することで、バンクの競合を回避する。したがって、第1選択値V1に一定のオフセット値を加算するという非常に単純な手法で、バンクの競合を回避できる。その結果、フレームメモリ24を制御するメモリ制御部22の回路規模を小さくできるため、コストを減少できるとともに、回路の設計ミスを防止できる。
また、読出設定部44は、第1選択値V1にオフセット値として「−1」を加算した値を第2選択値V2に設定する。すなわち、読出設定部44は、画像書込部41によるフレームの書き込みが直近に完了したバンクを読出対象バンクに設定する。このため、単純な手法でバンクの競合を回避できるとともに、書き込みが完了したフレームを速やかに処理することができる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、オフセット値は「+3」あるいは「−1」であると説明したが、他の値であってもよい。
また、上記実施の形態では、フレームを書き込む周期とフレームを読み出す周期とは設計上において一致されていると説明したが、これらの周期が異なる場合であっても、上記で説明した技術を適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、車両に搭載される画像表示システム10について具体的に説明したが、フレームメモリを利用する画像処理装置であればどのようなものであっても、上記で説明した技術を採用することが可能である。
3 表示装置
22 メモリ制御部
24 フレームメモリ
41 画像書込部
42 書込カウンタ
43 画像読出部
44 読出設定部
B1〜B4 バンク
F フレーム

Claims (6)

  1. 画像を処理する画像処理装置であって、
    連続する識別番号が割り振られた複数のバンクを有するメモリと、
    前記複数のバンクのうち第1選択値に対応する識別番号のバンクに、画像を周期的に書き込む書込手段と、
    前記複数のバンクのうち第2選択値に対応する識別番号のバンクから前記画像を周期的に読み出す読出手段と、
    前記書込手段が前記画像を書き込むごとに前記第1選択値を番号順に変更する変更手段と、
    前記第1選択値に一定のオフセット値を加算した値を、前記第2選択値に設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記オフセット値は−1であることを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    複数のバンクを有するメモリと、
    前記複数のバンクのうちの一のバンクである書込対象バンクに、画像を周期的に書き込む書込手段と、
    前記複数のバンクのうちの一のバンクである読出対象バンクから前記画像を周期的に読み出す読出手段と、
    前記書込手段が前記画像を書き込むごとに前記書込対象バンクを変更する変更手段と、
    前記複数のバンクのうち前記書込手段による前記画像の書き込みが直近に完了したバンクを、前記読出対象バンクに設定する設定手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 画像を表示する画像表示システムであって、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置の前記読出手段に読み出された画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
  5. 画像を処理する画像処理方法であって、
    (a)メモリが備える連続する識別番号が割り振られた複数のバンクのうち第1選択値に対応する識別番号のバンクに、画像を周期的に書き込む工程と、
    (b)前記複数のバンクのうち第2選択値に対応する識別番号のバンクから前記画像を周期的に読み出す工程と、
    (c)前記工程(a)で前記画像を書き込むごとに前記第1選択値を番号順に変更する工程と、
    (d)前記第1選択値に一定のオフセット値を加算した値を、前記第2選択値に設定する工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像を処理する画像処理方法であって、
    (a)メモリが備える複数のバンクのうちの一のバンクである書込対象バンクに、画像を周期的に書き込む工程と、
    (b)前記複数のバンクのうちの一のバンクである読出対象バンクから前記画像を周期的に読み出す工程と、
    (c)前記工程(a)で前記画像を書き込むごとに前記書込対象バンクを変更する工程と、
    (d)前記複数のバンクのうち前記工程(a)の前記画像の書き込みが直近に完了したバンクを、前記読出対象バンクに設定する工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理方法。
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