JP2012152402A - シャトルコック用羽根及びシャトルコック - Google Patents

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Abstract

【課題】シャトルコックの飛行特性が比較的短期間で急速に低下することを防止・抑制可能なシャトルコック用羽根、及びこのようなシャトルコック用羽根を備えたシャトルコックを提供する。
【解決手段】バドミントンのシャトルコックに適用され、台に直接取り付けられる羽根として、基端側領域(下端側領域)を台に差し込んだ状態で台に直接固定される軸部21と、軸部21の先端側領域(上端側領域)に取り付けられる羽部22とを備え、羽部22の先端部分及び軸部21の先端部分に、接着処理によって補強した補強領域221を設けたものを適用する。
【選択図】図6

Description

本発明は、バドミントンで用いられるシャトルコック、特にシャトルコックの羽根に関するものである。
バドミントンは、概略半球状をなすコルク製の台に複数の羽根を接着剤等で固定したシャトルコックを競技者がラケットで打ち合う競技(スポーツ)であり、また、年齢や性別を問わず誰にでも比較的簡単にできるレクリエーションとしても広く知られている。バドミントンに用いられるシャトルコックは、ガチョウ等の水鳥の羽根(以下、「天然の羽根」あるいは「天然羽根」と称する場合がある)を台のうち底部とは反対側の上面に固定したものが一般的である。
また、近時では、天然の羽根を用いたシャトルコックは、鳥インフルエンザ等の病気や気候の影響に伴う養殖の生産量の変化等によって天然羽根の安定した供給を維持できない場合には高価格化を招来するという一面があるため、天然の羽根に模した人工羽根を合成樹脂等で形成して台に固定したシャトルコックも開発されている(例えば下記特許文献1参照)。
特開2008−206970号公報
ところで、ラケットでシャトルコックを打撃する際、シャトルコックの各羽根には瞬間的に大きな風圧が作用する。天然羽根のシャトルコックでは、シャトルコックを打った際に生じる風を各羽根が適度にばらけることによって逃がすことができる。使用当初のシャトルコックでは、風を逃がすために一旦ばらけた羽根が直ぐに元の形状または元の形状に近い形状に戻り得るが、シャトルコックの打ち返しが何度も繰り返されると、一旦ばらけた羽根が元の形状に戻らずにばらけたままとなり、飛行性能が低下し、シャトルコックとしての使用に耐え得ないものとなってしまい、廃棄されることになる。
また、人工羽根を台に固定したシャトルコックであっても、ラケットでの打ち返しを繰り返すうちに、やがて各人工羽根際がばらけたままの状態となってしまい、競技での使用には適さず、廃棄されることになる。
これまでは、ラケットによる打撃を重ねることで各羽根がばらけてしまうことはやむを得ず、その不具合をシャトルコックの量産で補うという思考であったが、本発明者は、当該不具合を改善すべく熟慮し、研究開発を行った結果、シャトルコックの飛行特性が比較的短期間で急速に低下することを防止・抑制可能なシャトルコック用羽根、及びこのようなシャトルコック用人工羽根を備えたシャトルコックを案出するに至った。
すなわち本発明は、バドミントンのシャトルコックに適用され、台に取り付けられる羽根に関するものであり、基端側領域を台に差し込んだ状態で台に直接固定される軸部と、軸部の先端側領域に取り付けられる羽部とを備え、少なくとも羽部の先端部分を接着処理によって補強していることを特徴としている。
ここで、本発明における「接着処理」は、接着剤を利用した処理の他、熱溶着処理や超音波溶着処理、含浸剤(含浸液)を利用した含浸処理を包含する概念である。特に、接着剤の種類は限定されることなく、接着性を有するものであればどのようなものであってもよく、合成樹脂系接着剤(合成系接着剤)は勿論のこと、天然系接着剤であっても構わない。また、本発明の「接着処理」には、対象物(請求項1では羽部の先端部分)に付着させて硬化させる前の時点では液体状をなす接着剤による接着処理の他、テープ状の媒体に接着剤を塗布・浸漬させた接着テープを用いた接着処理も含まれる。
そして、本発明に係るシャトルコック用羽根は、少なくとも羽部の先端部自体を接着処理で補強しているため、羽部の先端部が簡単にばらけることを防止することができる。したがって、このようなシャトルコック用羽根を備えたシャトルコックをラケットで打撃した際に、風圧によって羽部の先端部がばらけることを防止・抑制することができ。なお、接着処理による補強であってもラケットでの打ち返しを繰り返すうちに、やがて「ばらけ」が生じ得るものの、「ばらけ」が生じるまでのラケットによる打ち返し数は従来品の2倍以上になるという結果を発明者は実験で得ている。
このように、少なくとも羽部の先端部を接着処理で補強することによって、所期の飛行特性を従来よりも長期間に亘って維持することができ、耐久性が格段に向上する。
また、本発明者は、シャトルコック用羽根のうち特に羽部の先端部で「ばらけ」が生じ易いという不具合に着目したことから、本発明では、「少なくとも羽部の先端部を接着処理で補強した」点であることを限定したが、当該記載によって、本発明に係るシャトルコック用羽根が羽部の先端部のみを接着処理で補強したものに限定されるわけではない。つまり、本発明のシャトルコック用羽根は、例えば羽部全体を接着処理で補強したものや、羽部の上半部領域を接着処理で補強したもの、あるいは羽部の先端部を含めた外縁部全体または外縁部のうち先端部を含む所定領域を接着処理で補強したものなど、接着処理で補強する部分を適宜変更したものを包含する。
特に、羽部とともに軸部の先端部分も接着処理で補強したシャトルコック用羽根であれば、ラケットによる打撃時の風圧によって割れ(裂け)ることが多い軸部の先端部分の補強も接着処理によって施すことができ、このような軸部と少なくとも先端部分を接着処理で補強した羽部とが相俟って羽根全体の耐久性をさらに向上させることができる。
本発明のシャトルコック用羽根は、軸部及び羽部が天然羽根の軸部及び羽部に模した人工羽根、または軸部及び羽部が天然羽根の軸部及び羽部である天然羽根の何れであっても上述した作用効果を奏するものとなる。
また、本発明に係るシャトルコックは、底部が半円球状をなす台と、台のうち底部の反対側である平坦な上面に取り付けた上述した構成を有する複数のシャトルコック用羽根とを備えていることを特徴としている。
このようなシャトルコックであれば、上述したシャトルコック用羽根に基づく種々の作用効果を発揮し、耐久性に優れたシャトルコックとなる。なお、本発明に係るシャトルコックは、全ての羽根が少なくとも羽部の先端部分を接着処理で補強した人工羽根である態様、全ての羽根が少なくとも羽部の先端部分を接着処理で補強した天然羽根である態様、このような人工羽根と天然羽根とを共用した(混在させた)態様、これら全ての態様を含む。人工羽根と天然羽根とを混在させた態様では、人工羽根と天然羽根とを交互に配置すれば、シャトルコック全体のバランスを容易に良好なものとすることができる。
さらに、本発明のシャトルコックにおいて、隣り合うシャトルコック用羽根同士を相互に接着していない構成を採用すれば、各羽根の集まりからなるスカート部分を、ラケットによる打撃時の瞬間的な風圧を受けて適切に拡げることができ、風を好適に逃がすことができる。
本発明によれば、少なくとも羽部の先端部分を接着処理で補強することによって、ラケットでの打撃時による風圧で羽部の先端部分が比較的簡単且つ早期にばらけてしまい、シャトルコックの飛行特性が比較的短期間で急速に低下するという従来の不具合を防止・抑制可能なシャトルコック用羽根、及びこのようなシャトルコック用人工羽根を備えたシャトルコックを提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシャトルコックの全体概略図。 同実施形態に係るシャトルコック用人工羽根の全体図。 図2のa―a線断面模式図。 同実施形態における軸部を形成する過程を模式的に示す図。 同実施形態におけるシャトルコック用人工羽根を台に固定した状態の断面模式図。 同実施形態におけるシャトルコック用人工羽根の補強領域を説明する図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るシャトルコック用羽根2(以下では、単に「羽根2」と記載する場合もある)は、図1に示すように、底部が半円球状をなす台3のうち底部とは反対側となる平坦な上面に所定数取り付けられて、台3とともにシャトルコック1を構成するものである。
羽根2は、図1及び図2に示すように、基端側領域(下端側領域)を台3に差し込んだ状態で台3に直接固定される軸部21と、軸部21の先端側領域(上端側領域)に取り付けられる羽部22とを備えたものである。本実施形態に係る羽根2は、天然羽根の軸部及び羽部に模した軸部21及び羽部22とを備えた人工羽根である。
軸部21は、図2及び図3に示すように、合成樹脂から形成した中空の管状部材21aからなり、基端側領域及び先端側領域をそれぞれ軸心方向2Aに対して任意の角度で斜めに切除している。なお、図2では説明の便宜上、切除した部分にパターンを付している。基端側領域の切除部分は、軸部21を台3に差し込む際に差込部211として機能し、上端側領域の切除部分は、軸部21と羽部22とを接着して固定する際に接着面212として機能する。本実施形態では、軸部21全体に占める接着面212の割合(軸部21の軸心方向2Aに沿った全長)を差込部211よりも大きく設定している。また、本実施形態では、図4に示すように、1つの円筒部材21Pの中央部分を所定角度で切断することによって、それぞれ接着面212を有する2つの軸部21を同時に得ることができるようにしている。なお、図4は、切断処理する前の時点における円筒部材21Pの模式図であり、切断箇所を1点鎖線で示している。なお、円筒部材21Pから2本の軸部21を切断により得る場合、切断面は上述のように接着面212としてもよいし、差込部211としてもよい。
羽部22は、例えば合成繊維または天然繊維で織成されたシート状部材にポリウレタン又はアクリル樹脂を塗布(コーティング加工)したものである。このような素材からなる羽部22は良好な剛性及び弾力性(弾性復帰力)を有する。この羽部22のうち幅方向中央部分全体を軸部21に例えば接着剤で貼り付けている。本実施形態では、羽部22のうち軸部21に重なる領域の大部分を軸部21の接着面212に密着させた状態で接着剤により羽部22を軸部21に貼り付けて固定している。なお、軸部21と羽部22との接着は、接着剤を利用した処理の他にも、熱溶着処理や超音波溶着処理、あるいは含浸処理を用いてもよい。
このようにして軸部21及び羽部22を分離不能に一体化した本実施形態に係る人工羽根2は、図3に示すように、軸部21の差込部211を台3に差し込み、接着剤によって台3に固定することができる。
そして、本実施形態に係る羽根2は、羽部22の先端部分及び軸部21の先端部分を接着剤で補強している。図6では、説明の便宜上、接着剤で補強した領域221(補強領域221)と接着剤で補強していない領域(非補強領域)との境界ラインを2点鎖線で示し、補強領域221にパターンを付している。羽根2全体の先端に相当する軸部21の先端から基端側に向かって数mm〜数十mm(軸心方向2Aに沿って)移動したポイントを通るラインを補強領域221と非補強領域との境界ラインに設定している。本実施形態では、羽部22の外縁のうち先端(上縁)と両側縁との境界部分である左右の湾曲部分を通るラインを、補強領域221と非補強領域との境界ラインに設定し、軸部21の先端を挟む位置にある羽部22の上縁及び境界ラインによって囲まれ、軸部21の先端を頂点とする略三角形の領域を、接着処理を施した補強領域221に設定している。なお、左右の湾曲部分を通るラインよりも羽根2の先端側あるいは基端側に変位したラインを境界ラインに設定することも可能である。本実施形態では、羽根2全体のうち、その先端、つまり軸部21の先端から基端側に向かって5mm〜7mm移動したラインが境界ラインとなっている。
また、本実施形態に係る羽根2は、合成系接着剤で羽部22の先端部分及び軸部21の先端部分を補強している。合成系接着剤としては、周知のように水分散型(エマルジョン型)や溶剤型などが挙げることができ、その組成も様々であるが、接着性及び弾性に優れたアクリル系、酢酸ビニル系、ウレタン系などが好適であり、複数系を混和させたものであってもよい。また、接着剤を羽根2に付着させる態様としては、刷毛や筆などの道具を用いて接着剤に羽根2に塗布する態様も挙げられるが、作業効率の良い方法として、所定の容器に貯留した液体状の接着剤に羽根2の先端部分を浸す態様を採用することもできる。また、軸部21の先端部分に付ける接着剤と羽部22の先端部分に付ける接着剤との種類を異ならせてもよいが、本実施形態では、軸部21の先端部分及び羽部22の先端部に同種の接着剤を付けている。これにより、同じ接着工程(接着処理)で軸部21の先端部分及び羽部22の先端部に同時に接着剤を付けることができ、作業効率が向上する。
台3は、図1及び図5に示すように、半球状の底部とは反対側である上面を平坦面に形成したコルク製の台本体31と、台本体31のうち平坦面以外を被覆する被覆部材32とを備えた周知のものである。
シャトルコック1は、このような台3に所定数(財団法人日本バドミントン協会の規定では16枚)の羽根2を取り付けたものである。そして、各羽根2によって台3側(基端側)よりもその反対側(先端側)が拡がったスカート部分を形成している。
上述した羽部22の先端部分及び軸部21の先端部分を接着剤で補強する処理は、台3に取り付ける前の羽根2に対して行うことも可能であるが、本実施形態では、台3に取り付けた後の羽根2に対して行っている。これにより、同一の台3に取り付けられる各羽根2の補強領域221を効率良く同程度に設定することができ、各羽根の補強領域が不均一である場合に生じ得る不具合、すなわち重量がアンバランスなシャトルコックとなってしまうという不具合を回避することができる。
また、各羽根2の一部が周方向に並ぶ羽根2の一部と重なるように台3に取り付けられるが、本実施形態では、周方向に隣り合う羽根2同士が補強領域221を介して相互に接着しないように設定している。したがって、本実施形態に係るシャトルコック1では、周方向に隣り合う羽根2同士が、相対的に接離動作可能であり、個々に台3の径方向にも移動可能である。
シャトルコック1は、各羽根2の下端部分(基端部分)同士によって形成される円形状(台3のうち台本体31が露出している面に形成される円形状)が上端(先端)同士によって形成される円形状(羽部22によって形成されるスカート部分の円形状)よりも大きくなるように、各羽根2の軸部21の下端側領域を所定の角度で台3に差し込んでいる。この際、軸部21の下端側領域に形成した差込部211により、任意の角度で軸部21を台3に差し込む作業を容易且つスムーズに行うことができる。また、本実施形態では、台3に取り付けた各人工羽根2のうち軸部21の所定部分(例えば羽部22と重なっていない部分)同士を1又は複数の紐状部材4で繋いでいる(図1参照)。このように構成されたシャトルコック1は、羽根2の本数に加えて、各部の長さ、大きさ、重量を財団法人日本バドミントン協会、その他の競技団体における競技規則に対応させることで、それぞれ公式シャトルコックとして認可されるものとなる。
ここで、従来のシャトルコックはラケットによる打撃を繰り返すうちに比較的早期に羽部がばらけてしまい、飛行特性が低下するという不具合があったが、本実施形態のシャトルコック1は、羽部22の先端部を接着剤で補強しているため、ラケットによる打撃を繰り返しても従来よりも羽部22の先端部がばらけ難く、所期の飛行特性を従来品よりも長期間維持することができる。
また、従来のシャトルコックはラケットによる打撃を繰り返すうちに比較的早期に軸部が先端部分から裂けたり割れることがあり、このこともまた所期の飛行特性が低下する一要因であった。しかしながら、本実施形態の羽根2は、軸部21の先端部分を接着剤で補強しているため、ラケットによる打撃時に軸部21の先端部分が割れたり、裂けることを防止・抑制することができる。
このように、本実施形態に係る羽根2は、羽部22の先端部分や軸部21の先端部分を接着剤で補強することによって従来品よりも所期の飛行特性を長期間に亘って維持することができ、耐久性が格段に向上したものとなる。
さらに、本実施形態に係るシャトルコック1では、周方向に隣り合う羽根2同士を接着することなく相対的に接離可能に設定しているため、各羽根2がラケットによる打撃時の瞬間的な風圧を受けた場合に、各羽根2が個々に台3の径方向や周方向に移動し、各羽根2の集まりからなるスカート部分が適切に拡がることによって打ち返し時に生じる風を適切に逃がすことができる。
また、本実施形態のシャトルコック1は、台3に直接固定される軸部21を合成樹脂で形成した人工羽根2を備えているため、天然の羽根と比較して、耐久性に優れ、安定供給も可能になる。しかも、本実施形態のシャトルコック用羽根2は、軸部21として中空の管状部材21aを適用しているため、内部の詰まった中実の部材で軸部を構成した場合と比較して、軸部21が過度に硬質になることを回避することができ、天然羽根と同様ないし略同様のしなやかさ(弾力性)及び軽量性、飛行特性を得ることができる。なお、人工羽根2の軸部21として、例えば発泡スチロールなどに代表される発泡プラスチック(発泡状または多孔質形状に成形されたもの)製のものを適用することもできる。発泡プラスチック製の軸部21であっても、内部の詰まった軸部と比較して、軸部21が過度に硬質になることを回避することができ、天然羽根と同様ないし略同様のしなやかさ及び軽量性、飛行特性を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態では、接着処理として、接着剤を利用した処理を例示したが、熱溶着処理、超音波溶着処理、含浸剤(含浸液)を利用した含浸処理、これらのうち適宜選択した処理によって、羽根のうち補強領域となる部分を接着することも可能である。
また、上述した実施形態では、羽部の先端部及び軸部の先端部を接着処理で補強した態様を例示したが、羽部の先端部のみを接着剤で補強した羽根であってもよい。
また、羽部のうち接着処理で補強する補強領域は、上述した略三角形状に限らず、例えば羽部全体を接着処理で補強したり、羽部の上半部領域を接着処理で補強したり、あるいは羽部の先端部を含めた外縁部全体をライン状に、または外縁部のうち先端部を含む所定領域をライン状に接着処理で補強する補強領域にすることもできる。
また、羽根として、ガチョウ等の水鳥の羽根(シャトルコック用天然羽根)を適用してもよい。この場合も、接着処理による補強領域は少なくとも羽部の先端部分を含む領域であれば適宜変更することができる。
さらに、上述したシャトルコックは、全ての羽根を人工羽根で構成したものであるが、全ての羽根を天然羽根で構成したシャトルコックや、人工羽根と天然羽根とを混在させたシャトルコックであっても構わない。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…シャトルコック
2…羽根
21…軸部
22…羽部
3…台

Claims (6)

  1. シャトルコックに適用され、台に取り付けられる羽根であって、
    基端側領域を前記台に差し込んだ状態で当該台に直接固定される軸部と、
    当該軸部の先端側領域に取り付けられる羽部とを備え、
    少なくとも前記羽部の先端部分を接着処理によって補強していることを特徴とするシャトルコック用羽根。
  2. 前記軸部の先端部分を接着処理によって補強している請求項1に記載のシャトルコック用羽根。
  3. 前記軸部及び前記羽部が天然羽根の軸部及び羽部に模したものである請求項1又は2に記載のシャトルコック用羽根。
  4. 前記軸部及び前記羽部が天然羽根の軸部及び羽部である請求項1又は2に記載のシャトルコック用羽根。
  5. 底部が半円球状をなす台と、
    当該台のうち平坦な上面に取り付けた請求項1乃至4に記載の複数のシャトルコック用羽根とを備えていることを特徴とするシャトルコック。
  6. 隣り合う前記シャトルコック用羽根同士は相互に接着していない請求項5に記載のシャトルコック。
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