JP2012152184A - 液状栄養組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】外科手術患者や低栄養状態の患者などに対して、効率的に熱量、窒素源、糖質、ミネラル、およびビタミンの補給ができ、かつ、摂取しやすいように冷蔵保存されても白濁しない液状のペプチド含有栄養組成物を提供するものである。
【解決手段】実質的に脂質を含有しない液状の栄養組成物であって、ミネラルとして少なくともカルシウムを含有するとともに、平均分子量500〜1500のペプチドを3〜5重量%と、アミロース含量が20%未満である澱粉を由来とするDE10〜20のデキストリン、またはアミロース含量が20%以上である澱粉を由来とするDE15〜20のデキストリンを計18〜27重量%と、リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸、グルコン酸およびアジピン酸からなる群より選ばれた酸味料を計0.1〜0.5重量%とを含有することを特徴とする栄養組成物が、上記課題を解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は、栄養補給を必要とする外科手術患者や低栄養状態の患者などに対して効率的に熱量、蛋白、糖質、ミネラル、およびビタミンの補給ができる液状の栄養組成物に関する。
栄養不良の外科手術患者や低栄養状態の患者は、筋肉量の減少、術後創傷の回復遅延、免疫機能の低下などを招き、合併症発症率は通常の患者より高くなる。また、それゆえに入院期間の延長、医療費の増加、死亡率の上昇などの不利益が生じる。
栄養補給を必要とする栄養不良の外科手術患者や低栄養状態の患者などの栄養管理には通常、蛋白質・糖質・脂質の三大栄養素がバランス良く配合された半消化態栄養剤が広く利用されているが、甘味が非常に強く摂取しにくい、高浸透圧または脂質により下痢を生じる等の問題がある。
これに対し、脂質を含まない液状の栄養剤は、半消化態栄養剤と比較して経口摂取しやすい利点がある。このような液状の栄養剤には通常窒素源として乳清蛋白分離物(WPI)が利用されるが、WPIを配合すると、配合可能な多量ミネラルが制限される、収斂味があるなどの問題点があった。さらに、pH3付近でなければ、澄明性を有さないことから、酸味料を多量に使用し、浸透圧が上昇するなどの問題点があった。
液状の栄養剤の糖質源としては、グルコースと比較して緩やかに吸収される点からデキストリンが選択されることが多い。しかしながら、デキストリンを用いた場合には冷蔵保存により栄養剤が白濁して澄明性が失われ、患者が経口で摂取することを拒否してしまうことがある。
さらに、液状の栄養剤の窒素源としては、蛋白と比較して消化吸収性の点で優れていること、澄明性を有していることからペプチドが用いられる。しかしながら、ペプチドは他の蛋白源を用いたものより苦味、生臭さ、硫黄臭などがあり、経口摂取時の味覚的な抵抗が非常に大きい。したがって、経口摂取しやすいように各種フレーバーの添加による風味の調整が必要となるが、この場合フレーバーの添加によって調整の手間やコストがかかる、浸透圧が更に上昇するなどの問題がある。
上記の冷蔵保存による白濁の問題に対して、本願出願人は、特定のデキストリンを用いることで解決し得ることを提案している(特許文献1)。しかしながら、患者の満足度の観点からは更に風味の良好な栄養剤が求められている。
特開2009−131184
本願発明の目的は、栄養不良の患者に対して栄養分や水分の補給及び電解質バランス維持が可能である、過剰な血糖上昇が起きない程度の炭水化物が含まれており術後の耐糖能が改善される、消化・吸収が速やかであり下痢等が発生しにくいといった医学的・栄養学的機能を備えることに加え、さらに風味が良く経口摂取しやすい液状の栄養剤(栄養組成物)を提供することである。
前記の目的を達成すため鋭意研究を重ねた結果、ミネラルとしてカルシウムを含有する栄養組成物において、平均分子量500〜1500のペプチドを3〜5重量%、アミロース含量が20%未満である澱粉を由来とするDE10〜20のデキストリンまたはアミロース含量が20%以上である澱粉を由来とするDE15〜20のデキストリンを計18〜27重量%、リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸、グルコン酸およびアジピン酸からなる群より選ばれた酸味料を計0.1〜0.5重量%含有することで、澄明で清涼感を有し、冷蔵保存しても白濁を生じず、さらに風味が良好で経口摂取しやすい液状の栄養組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(10)に示したものである。
(1)実質的に脂質を含有しない液状の栄養組成物であって、
ミネラルとして少なくともカルシウムを含有するとともに、
平均分子量500〜1500のペプチドを3〜5重量%と、
アミロース含量が20%未満である澱粉を由来とするDE10〜20のデキストリン、またはアミロース含量が20%以上である澱粉を由来とするDE15〜20のデキストリンを計18〜27重量%と、
リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸、グルコン酸およびアジピン酸からなる群より選ばれた酸味料を計0.1〜0.5重量%とを含有することを特徴とする栄養組成物。
(2)pHが4〜5.5、1mLあたりの熱量が0.8〜1.2kcal、粘度が5mPa・s以下、浸透圧が550mOsm/L以下、かつ波長720nmの光線の透過率が60%T以上である(1)に記載の栄養組成物。
(3)前記酸味料がリンゴ酸である(1)または(2)に記載の栄養組成物。
(4)さらに甘味料を0.1〜3.0重量%含有する(1)ないし(3)のいずれかに記載の栄養組成物。
(5)上記ペプチドが乳清ペプチドである(1)ないし(4)のいずれかに記載の栄養組成物。
(6)上記デキストリンが、アミロース含量が20%未満であるタピオカ澱粉またはワキシーコーン澱粉を由来とするものである(1)ないし(5)のいずれかに記載の栄養組成物。
(7)上記デキストリンが、アミロース含量が20%以上であるコーン澱粉を由来とするものである(1)ないし(5)のいずれかに記載の栄養組成物。
(8)さらにナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素、クロムおよびモリブデンのうち1種または2種以上のミネラルを含有する(1)ないし(7)のいずれかに記載の栄養組成物。
(9)さらにビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKのうち1種以上を含有する(1)ないし(8)のいずれかに記載の栄養組成物。
(10)(1)ないし(9)のいずれかに記載の栄養組成物を容器に充填し、UHT殺菌法、レトルト殺菌法、およびホットパック殺菌法のいずれかの方法により加熱殺菌したことを特徴とする栄養剤。
本発明の栄養組成物によれば、栄養不良の患者に対して、栄養分や水分の補給及び電解質バランスの維持が可能である、過剰な血糖上昇が起きない程度の炭水化物が含まれており術後の耐糖能が改善される、消化・吸収が速やかであり下痢等が発生しにくいといった医学的・栄養学的機能を備えることに加え、さらに風味が良く経口摂取しやすい液状の栄養組成物を提供することができる。
以下、本発明の栄養組成物を詳細に説明する。
本明細書において「液状」とは、栄養組成物に不溶性の沈殿物や凝集物の発生のない状態を意味する。
本明細書において「冷蔵」とは、0〜10℃の温度範囲に置くことを意味する。
本明細書において「澄明」とは、波長720nmの光線の透過率が60%T以上の状態を意味する。
本発明の栄養組成物で使用するペプチドとしては、従来から食品に慣用されるペプチドであれば特に限定されずに使用することができる。ペプチドの由来としては、乳清、カゼイン、乳蛋白濃縮物(TMP)などの乳蛋白、卵白、コラーゲン、プロタミンなどの動物性蛋白、大豆、小麦、とうもろこしなどを由来とする植物性蛋白などがあるが、乳清由来のペプチド(乳性ペプチド)が最も好ましい。乳清ペプチドは、乳清を部分加水分解して得られるペプチドで、アミノ酸組成に優れているためアミノ酸を追加配合して成分調整を図る必要がなく、栄養学的に優れたペプチドである。さらに、乳清ペプチドは他の蛋白源を用いたものより、生臭さ、硫黄臭などがなく、経口摂取時の抵抗が少なく、また各種フレーバー等の調味剤による味の調整も容易であるため、味覚的にも優れたものである。
乳清ペプチドの原料となる乳清は従来の方法によって製造されるものが使用でき、チーズホエイ(酸ホエイ)、スイートホエイ、脱乳糖ホエイ、脱塩ホエイ、などから適宜選択することができる。乳清ペプチドは、例えばチーズやカゼインの製造工程で副生成物として得られた乳清をスプレードライ、真空濃縮法、浸透膜法、逆浸透(RO)法、限界濾過(UF)法、極微濾過法、電気透析法、イオン交換法、結晶化等の加工法で蛋白成分を分離し、これをペプシンやトリプシン等の酵素を用いて加水分解することによって得ることができる。また、乳清蛋白濃縮物(WPC)、乳清蛋白単離物(WPI)、α−ラクトアルブミン、β―ラクトグロブリン、ラクトフェリン等乳清から加工・製造されたものを乳清蛋白として用いることができる。
本発明の栄養組成物で使用するペプチドの平均分子量はとしては、500〜1500ダルトン、好ましくは500〜1200ダルトンのペプチドである。また、平均分子量の異なるペプチドを組み合わせて使用しても良い。なお、本発明において平均分子量とは、重量平均分子量を意味する。ペプチドの平均分子量が500ダルトンより小さいと、アミノ酸に近くなり、消化吸収性に劣り、風味が悪くなる。ペプチドの平均分子量が1500ダルトンより大きいと、摂取後に消化を必要とし、残渣が多くなるばかりでなく、製造時に酸添加後や加熱殺菌後に栄養組成物は澄明とならず、場合によっては不溶性の凝集物や沈殿物を生じて液状でなくなるので経管投与の際にチューブ閉塞の原因となり、投与が困難となる。
本発明において、ペプチドの平均分子量を求める方法は、当該技術分野における慣用技術ならびに知識がそのまま、もしくは適宜変更を加えた形で適用され、代表的にはゲルろ過クロマトグラフィーが挙げられる。すなわち、高速液体クロマトグラフィー装置に紫外可視分光検出器を連結し、ペプチドをゲルろ過カラムに供し、溶離液を流すことによって溶離したペプチドを分析する方法である。この方法を用いた場合、ペプチドの平均分子量は、紫外可視分光検出器の感度から高速液体クロマトグラフィー装置のデータ処理装置にしたがって計算することにより求めることができる。
本発明の栄養組成物のペプチドの含有量は、3〜5重量%、好ましくは3.5〜4.5重量%の範囲内である。ペプチドの含有量が3重量%より少ないと、窒素源として栄養学的に不十分である。ペプチドの含有量が5重量%より多いと、窒素源として過剰摂取となる。
本発明の栄養組成物には、アミノ酸を配合させてもよい。アミノ酸としては、必須アミノ酸または非必須アミノ酸などの各種アミノ酸が挙げられる。具体的には、例えば、イソロイシン、ロイシン、バリン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、トリプトファン、アルギニン、ヒスチジン、グリシン、アラニン、プロリン、アスパラギン酸、セリン、チロシン、グルタミン酸、システイン、タウリン、カルニチン、オルニチンなどが挙げられる。これらのアミノ酸は、必ずしも遊離アミノ酸の形で含有されている必要はなく、無機酸塩(例えば、L−リジン塩酸塩等)、有機酸塩(例えば、L−リジン酢酸塩、L−リジンリンゴ酸塩等)、生体内で加水分解可能なエステル体(例えば、L−チロシンメチルエステル、L−メチオニンメチルエステル、L−メチオニンエチルエステル等)、N−置換体(例えば、N−アセチル−L−トリプトファン、N−アセチル−L−システイン、N−アセチル−L−プロリン等)などの形で配合されていてもよい。
本発明の栄養組成物には、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、すなわち、8週間冷蔵保存後における720nmにおける透過率が60%T未満とならない程度であれば、蛋白を配合させてもよい。蛋白としては、乳清蛋白単離物(WPI)などが挙げられる。
本発明の栄養組成物で使用するデキストリンは、アミロース含量が20%未満の澱粉を由来とするDE10〜20、またはアミロース含量が20%以上の澱粉を由来とするDE15〜20のデキストリンである。アミロース含量が20%未満である澱粉としては、ワキシーコーン澱粉、タピオカ澱粉を、アミロース含量が20%以上である澱粉としてコーン澱粉を挙げることができるが、これに限定されず、異なる由来のデキストリンを組み合わせて使用してもよい。デキストリンのDEが上記所定値より小さいと栄養組成物が白濁する。デキストリンのDEが20より大きいと、栄養組成物の浸透圧が高くなり、550mOsmを超えてしまうおそれがある。
また、本発明の栄養組成物で使用するデキストリンは、これらの澱粉をα−アミラーゼなどの酵素で処理するなどの従来の方法によって製造されるものが使用できる。
ここで、デキストリンのDEとは、Dextrose Equivalentの略称で、デキストリンの加水分解の程度を意味し、次の式で表される。
DE=直接還元糖(グルコース換算)/固形分×100
デキストリンのDEを求める方法は、当該技術分野における慣用技術ならびに知識がそのまま、もしくは適宜変更を加えた形で適用され、代表的にはソモジ法が挙げられる。
本発明の栄養組成物のデキストリンの含有量は、18〜27重量%、好ましくは20〜24重量%の範囲内である。デキストリンの含有量が18重量%より少ないと、栄養学的に糖質摂取量として不十分である。デキストリンの含有量が27重量%より多いと、栄養組成物の加熱殺菌後の粘度が高くなり、5mPa・sを超えてしまうおそれがある。
本発明の栄養組成物にミネラルとして配合されるカルシウムは、無機電解質成分でも良いし、有機電解質成分でもよい。無機電解質成分としては、例えば、塩化物などのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩類が挙げられる。また、有機電解質成分としては、有機酸、例えば乳酸と、アルカリ金属、アルカリ土類金属などの無機塩基との塩類を使用することができ、例えばグリセロリン酸カルシウムが挙げられる。
また、本発明の栄養組成物に用いるカルシウムの含有量は特に限定されないが、栄養組成物100mLあたり10〜2300mgとするのが好ましく、25〜600mgとするのがより好ましい。
本発明の栄養組成物で使用する酸味料は、食品に酸味の付与または調整、味の調和のために使用されるものの総称を指し、従来から食品に慣用される酸味料であれば特に限定されるものではない。このような酸味料としては、リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸、グルコン酸、アジピン酸などあるが、最も好ましくは爽快な酸味のあるリンゴ酸が挙げられ、これらの2種類以上を組み合わせ使用してもよい。また、クエン酸はカルシウムと反応し沈澱を生じることから好ましくない。
本発明の栄養組成物で使用する酸味料の含有量は、0.1〜0.5重量%の範囲内である。酸味料の含有量が0.1重量%より少ないと、味覚に対して酸味を感じさせない。酸味料の含有量が0.5重量%より多いと、味覚に対して強烈な酸味を感じさせ、風味が良くないだけでなく、栄養組成物の加熱殺菌後の浸透圧が高くなる。
本発明の栄養組成物には、デキストリン以外の糖質、例えば、単糖類、二糖類、オリゴ糖類を配合させてもよい。単糖類としては、ブドウ糖、果糖、ガラクトース、糖アルコール、マンニトール、キシリトール、イノシトール、ソルビトールなどが挙げられる。二糖類としては、ショ糖、乳糖、麦芽糖、トレハロースなどが挙げられる。オリゴ糖としては、上記の単糖類の3〜6単位程度の重合体が挙げられる。
本発明の栄養組成物で使用する甘味料は、味覚に対して甘味を感じさせる調味料および食品添加物の総称を指す。甘味料には大別して天然甘味料と人工甘味料があるが、従来から食品に慣用される甘味料であれば特に限定されるものではない。天然甘味料としては砂糖、蜂蜜、ブドウ糖、果糖、麦芽糖、マルチトール、乳糖、甘葛、甘茶、甘草、グリチルリチン、ステビアシドなどがある。人工甘味料としてはサッカリンナトリウム、アスパルテーム、ソルビトール、キシリトール、スクラロースなどがある。また、天然甘味料または人工甘味料の中から2種類以上を組み合わせて使用してもよい。また、上述の糖質のうち甘味を呈するものが配合される場合には、それを甘味料としてもよい。
本発明の栄養組成物で使用する甘味料の含有量は、0.1〜3重量%、好ましくは0.1〜2.5重量%の範囲内である。甘味料の含有量が0.1重量%より少ないと、味覚に対して甘味を感じさせない。甘味料の含有量が3重量%より多いと、味覚に対して強烈な甘味を感じさせ、風味が良くないだけでなく、栄養組成物の加熱殺菌後の浸透圧が高くなる。
本発明の栄養組成物は実質的に脂質を含まないが、各原料由来の夾雑物や脂溶性ビタミンなど、少量の脂質の含有を排除するものではなく、従来栄養剤として使用されているものはいずれも許容される。すなわち、「実質的に脂質を含まない」とは、脂質そのものを積極的に成分として配合しないことを意味する。
本発明の栄養組成物の粘度としては、5mPa・s以下、好ましくは4mPa・s以下である。栄養組成物の粘度が、5mPa・sより高いと、経口摂取の際にべとつきや不快感を伴う。5mPa・s以下であれば、さらっとして経口摂取しやすくなる。
本発明の栄養組成物の浸透圧としては、550mOsm/L以下、好ましくは500mOsm/L以下である。栄養組成物の浸透圧が550mOsm/Lより高いと下痢の原因となる。
本発明の栄養組成物における波長720nmの光線の透過率は60%T以上、好ましくは65%T以上である。波長720nmの光線の透過率が60%Tより低いと、澄明であるとは感じにくい。
本発明の栄養組成物に配合するカルシウム以外のミネラルとしては、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素、クロムおよびモリブデン等が挙げられ、これら複数をできる限り組み合わせて配合するのが好ましい。これらは、無機電解質成分として配合されていても良いし、有機電解質成分として配合されていてもよい。無機電解質成分としては、例えば、塩化物、硫酸化物、炭酸化物、リン酸化物などのアルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩類が挙げられる。また、有機電解質成分としては、有機酸、例えばクエン酸、乳酸、アミノ酸(例えばグルタミン酸、アスパラギン酸など)、アルギン酸、リンゴ酸またはグルコン酸と、無機塩基、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属との塩類が挙げられる。また、微量元素については、微量元素蓄積性を有する微生物を高濃度の微量元素化合物を含有する培地内で培養して得られたものを用いても良い。
ミネラルの含有量としては、栄養組成物100mLあたり、下記の範囲が適当である。
ナトリウム 5〜6000mg、好ましくは10〜3500mg
カリウム 1〜3500mg、好ましくは25〜1800mg
マグネシウム 1〜740mg、好ましくは25〜300mg
カルシウム 10〜2300mg、好ましくは250〜600mg
リン 1〜3500mg、好ましくは25〜1500mg
鉄 0.1〜55mg、好ましくは1〜10mg
銅 0.01〜10mg、好ましくは0.1〜6mg
亜鉛 0.1〜30mg、好ましくは1〜15mg
マンガン 0.01〜11mg、好ましくは0.1〜4mg
セレン 0.1〜450μg、好ましくは1〜35μg
クロム 0.1〜40μg、好ましくは1〜35μg
ヨウ素 0.1〜3000μg、好ましくは1〜150μg
モリブデン 0.1〜320μg、好ましくは1〜25μg
本発明の栄養組成物に用いるビタミンとしては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKなどが挙げられ、これら複数をできる限り組み合わせて配合するのが好ましい。また、ビタミンとしてビタミン誘導体を使用してもよい。
ビタミンの含有量としては、栄養組成物100mLあたり、下記の範囲が適当である。
ビタミンB1 0.1〜40mg、好ましくは0.3〜25mg
ビタミンB2 0.1〜20mg、好ましくは0.33〜12mg
ビタミンB6 0.1〜60mg、好ましくは0.3〜10mg
ビタミンB12 0.1〜100μg、好ましくは0.6〜60μg
ナイアシン 1〜300mg、好ましくは3.3〜60mg
パントテン酸 0.1〜55mg、好ましくは1.65〜30mg
葉酸 10〜1000μg、好ましくは60〜200μg
ビオチン 1〜1000μg、好ましくは14〜500μg
ビタミンC 10〜2000mg、好ましくは24〜1000mg
ビタミンA 0〜3000μg、好ましくは135〜600μg
ビタミンD 0.1〜50μg、好ましくは1.5〜5.0μg
ビタミンE 1〜800mg、好ましくは2.4〜150mg
ビタミンK 0.5〜1000μg、好ましくは2〜700μg
本発明の栄養組成物の1mLあたりの熱量としては、0.8〜1.2kcal、好ましくは0.9〜1.1kcalである.栄養組成物の1mLあたりの熱量が0.8kcalより低いと、栄養学的に十分な熱量が得られない。栄養組成物の1mLあたりの熱量が、1.2kcalより高いと、栄養組成物の浸透圧が高くなるばかりでなく、風味が良くない。
本発明の栄養組成物におけるペプチドとデキストリンの含有量の比率は特に限定されるものではないが、非蛋白熱量/窒素比から設定することができ、好ましくは80〜200である。非蛋白熱量/窒素比が80より低いと、侵襲時において窒素源の利用効率が最適とならない。非蛋白熱量/窒素比が200より高いと、正常時において窒素源の利用効率が最適とならない。
ここで、非蛋白熱量/窒素比は、次の式で表される。
非蛋白熱量/窒素比=蛋白源以外の成分の総熱量(kcal)/蛋白源の窒素含量(g)
また、本発明の栄養組成物には、必要に応じて、他の成分類や添加剤などを添加してもよい。例えば、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、アラビアゴム、色素、香料、保存剤など、通常の食品原料として使用されている添加剤を適宜添加することができる。
本発明の栄養組成物は、容器に充填された状態で栄養剤として流通するものである。容器への充填は常法に従って行うことができる。容器に充填した場合、栄養組成物をあらかじめ加熱殺菌した後に無菌的に容器に充填する方法、例えば、UHT殺菌法とアセプティック充填法を併用する方法や、栄養組成物を容器に充填した後に容器と一緒に加熱殺菌する方法、例えばレトルト殺菌法などを採用することができる。なお、UHT殺菌法は、間接加熱方式および直接加熱方式のどちらでも行うことができる。加熱殺菌処理方法には、高圧蒸気殺菌、熱水殺菌、熱水シャワー殺菌などの公知の方法を適宜採用することができ、例えば、レトルト殺菌を採用する場合は、110〜120℃、10〜30分程度の加熱処理が好適である。UHT殺菌法を採用する場合は、130〜150℃、2〜120秒程度の加熱処理が好適である。また、殺菌方法の操作条件、例えば殺菌時間、殺菌温度などは通常のこの種の殺菌操作条件などと同様のものとすることができる。さらに、上記充填・加熱殺菌は、必要に応じて窒素などの不活性ガス雰囲気中で行うことができる。
本発明の栄養組成物を収容する容器としては特に限定されず、軟質または硬質の合成樹脂、金属、紙などでできた公知の容器を使用することができる。
本発明の栄養組成物を収容する容器に用いられる軟質合成樹脂としては、食品用容器などに通常使用されているもの、例えば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン類にスチレン−ブタジエン共重合体やスチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体等のスチレン系熱可塑性エラストマーあるいはエチレン−プロピレン共重合体やエチレン−ブテン共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体等のオレフィン系熱可塑性エラストマーをブレンドし柔軟化した軟質樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、ポリアミド、ポリエステルなど、およびこれらの少なくとも1つを含むフィルムシートなどからの構成包装材、またこれらの素材に酸化ケイ素、酸化アルミ、アルミニウムなどのガスバリアー性物質を蒸着処理した包装材およびこれらの素材を組み合わせた多層フィルムなどが挙げられる。また、紙にアルミ箔、更に容器の内表面側に合成樹脂(例えばポリエチレン)をラミネートした素材により形成された容器等も使用することができ、このラミネート容器は、アセプティック包装法に好適である。
このようにして得られた本発明の栄養組成物は、効率的に熱量、窒素源、糖質、ミネラル、およびビタミンを補給でき、澄明で清涼感を有し、さらに、冷蔵保存しても白濁しない澄明な液状のペプチド含有栄養組成物として、栄養補給を必要とする外科手術患者や低栄養状態の患者などが抵抗なく経口摂取できるものである。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
表1および2に示す原料および配合量で栄養組成物を調製法1の方法により調製した。
Figure 2012152184
※1)Lacprodan(登録商標) DI−3065:アーラフーズイングレディエンツジャパン株式会社
※2)TK−16、松谷化学工業株式会社
Figure 2012152184
(調製法1)
約70℃の温水を撹拌しながら、ペプチド(Lacprodan DI−3065、平均分子量910ダルトン、乳清由来、アーラフーズイングレディエンツジャパン株式会社)およびデキストリン(TK−16、DE18、タピオカ澱粉由来、松谷化学工業株式会社)を少しずつ投入した。その後、クエン酸ナトリウム、塩化カリウム、グリセロリン酸カルシウム、塩化マグネシウム、リンゴ酸を投入した。クエン酸鉄、グルコン酸亜鉛、グルコン酸銅、およびスクラロースを砂糖と粉体混合して投入した。次に、約20℃まで冷却した後、パイナップルフレーバー、ビタミンミックス、およびアスコルビン酸ナトリウムを投入して撹拌保持した。さらに、水を加え、全量を12Lにして、150kg/cmで高圧ホモジナイザー処理した。142℃、4秒でUHT殺菌処理を行った後、放冷して栄養組成物を得た。該組成物におけるペプチドの含有量は3.6重量%、デキストリンの含有量は20.8重量%、リンゴ酸の含有量は0.2重量%、砂糖の含有量は0.6%重量であった。
(実施例2)
実施例1において、デキストリンをパインデックス#2(DE11、タピオカ澱粉由来、松谷化学工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例3)
実施例1において、デキストリンをサンデック(登録商標)#150(DE15、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例4)
実施例1において、デキストリンをサンデック#185N(DE19、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例5)
実施例1において、ペプチドをWE80BG(平均分子量570、乳清由来、日本新薬株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例6)
実施例1において、デキストリンの含有量を20.4%、リンゴ酸の含有量を0.5%、砂糖の含有量を1%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例7)
実施例1において、ペプチドの含有量を3%、デキストリンの含有量を26.4%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(実施例8)
実施例1において、デキストリンをサンデック#150(DE15、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)、デキストリンの含有量を23.3%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例1)
実施例1において、デキストリンをパインデックス#1(DE8、タピオカ澱粉由来、松谷化学工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例2)
実施例1において、デキストリンをサンデック#100(DE10、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例3)
実施例1において、デキストリンをサンデック#250(DE25、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例4)
実施例1において、ペプチドをCE90STL(平均分子量380、カゼイン由来、日本新薬株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例5)
実施例1において、ペプチドをWE90F(平均分子量7400、乳清由来、日本新薬株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例6)
実施例1において、ペプチドをWPI8855(乳清蛋白分離物、フォンテラジャパン株式会社)に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例7)
実施例1において、リンゴ酸をクエン酸に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例8)
実施例1において、リンゴ酸を含有しない以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例9)
実施例1において、デキストリンをパインデックス#2(DE11、タピオカ澱粉由来、松谷化学工業株式会社)、デキストリンの含有量を20.4%、酸味料の含有量を0.8%、砂糖の含有量を1%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例10)
実施例1において、ペプチドの含有量を3%、デキストリンの含有量を28.9%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(比較例11)
実施例1において、ペプチドの含有量を8.5%、デキストリンをサンデック#150(DE15、コーン澱粉由来、三和澱粉工業株式会社)、デキストリンの含有量を20.9%に変更した以外、実施例1と同じ調製法により栄養組成物を得た。
(評価方法)
実施例1〜8と比較例1〜10の栄養組成物の加熱殺菌後、粘度はB型粘度計(RB−80L、東機産業株式会社)で測定した。浸透圧は、浸透圧計(3D−3、アドバンス社)、加熱殺菌後、凍結融解20回、および4℃、8週間保存後の720nmにおける透過率(%T)は、紫外可視分光光度計(V−650、日本分光株式会社)で測定した。
官能評価は、パネル10名を用いて、以下の表3に示す基準で評価を行った。
Figure 2012152184
測定した結果は、表5に示す。
実施例1〜8の栄養組成物は、粘度が5mPa・s以下、浸透圧が550mOsm/L以下、凍結融解20回および4℃、8週間保存で720nmにおける透過率は60%T以上となり、白濁することなく澄明を維持し、風味も良好で、経口摂取しやすかった。
比較例1の栄養組成物は、凍結融解20回および4℃、8週間保存で720nmにおける透過率が60%T未満となり、透明性が維持されなかった。
比較例2の栄養組成物は、凍結融解20回および4℃、8週間保存で720nmにおける透過率が60%T未満となり、透明性が維持されなかった。
比較例3の栄養組成物は、浸透圧が550mOsm/Lを超え、また風味が悪く経口摂取しにくかった。
比較例4の栄養組成物は、浸透圧が550mOsm/Lを超え、また風味が悪く経口摂取しにくかった。
比較例5の栄養組成物は、調製するとともに白濁した。
比較例6の栄養組成物は、調製するとともに白濁した。
比較例7の栄養組成物は、凍結融解20回および4℃、8週間保存時の720nmにおける透過率は60%T以下となり、かつクエン酸カルシウムの沈澱を生じた。また風味がやや悪く、やや経口摂取しにくかった。
比較例8の栄養組成物は、pHが5.5を超え、また風味が悪く経口摂取しにくかった。
比較例9の栄養組成物は、酸味が非常に強く、経口摂取しにくかった。
比較例10の栄養組成物は、1mLあたりの熱量が1.2kcalを超え、粘度が5mPa・sを超え、浸透圧が550mOsm/Lを超え、かつ風味が悪く経口摂取しにくかった。
比較例11の栄養組成物は、粘度が5mPa・sを超え、浸透圧が550mOsm/Lを超え、かつ風味が悪く経口摂取しにくかった。
Figure 2012152184
Figure 2012152184

Claims (10)

  1. 実質的に脂質を含有しない液状の栄養組成物であって、
    ミネラルとして少なくともカルシウムを含有するとともに、
    平均分子量500〜1500のペプチドを3〜5重量%と、
    アミロース含量が20%未満である澱粉を由来とするDE10〜20のデキストリン、またはアミロース含量が20%以上である澱粉を由来とするDE15〜20のデキストリンを計18〜27重量%と、
    リンゴ酸、L−酒石酸、乳酸、コハク酸、リン酸、グルコン酸およびアジピン酸からなる群より選ばれた酸味料を計0.1〜0.5重量%とを含有することを特徴とする栄養組成物。
  2. pHが4〜5.5、1mLあたりの熱量が0.8〜1.2kcal、粘度が5mPa・s以下、浸透圧が550mOsm/L以下、かつ波長720nmの光線の透過率が60%T以上である請求項1に記載の栄養組成物。
  3. 前記酸味料がリンゴ酸である請求項1または2に記載の栄養組成物。
  4. さらに甘味料を0.1〜3.0重量%含有する請求項1ないし3のいずれかに記載の栄養組成物。
  5. 上記ペプチドが乳清ペプチドである請求項1ないし4のいずれかに記載の栄養組成物。
  6. 上記デキストリンが、アミロース含量が20%未満であるタピオカ澱粉またはワキシーコーン澱粉を由来とするものである請求項1ないし5のいずれかに記載の栄養組成物。
  7. 上記デキストリンが、アミロース含量が20%以上であるコーン澱粉を由来とするものである請求項1ないし5のいずれかに記載の栄養組成物。
  8. さらにナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、ヨウ素、クロムおよびモリブデンのうち1種または2種以上のミネラルを含有する請求項1ないし7のいずれかに記載の栄養組成物。
  9. さらにビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKのうち1種以上を含有する請求項1ないし8のいずれかに記載の栄養組成物。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の栄養組成物を容器に充填し、UHT殺菌法、レトルト殺菌法、およびホットパック殺菌法のいずれかの方法により加熱殺菌したことを特徴とする栄養剤。
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