JP2012151684A - ファンフィルタユニットを具えた電気機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタのメンテナンスを長期に亘って不要とすることのできるファンフィルタユニットを具えた電気機器を提供する。
【解決手段】発熱体を内部に収容する筺体2と、該筺体の内部に形成され、空気が流通することで発熱体を冷却する通気用通路70と、筺体の外部と通気用通路との接続部分に設けられ、筺体の外部の空気を通気用通路に導入するファンフィルタユニット30と、を具え、ファンフィルタユニットは、空気中に含まれる塵埃を回収するフィルタ41と、フィルタに空気を導通させるファン32と、ファンを回転させるファン駆動機構31と、ファン駆動機構を制御するファン制御部80と、具え、ファン制御部は、通気用通路に向けて筺体の外部の空気を吸い込む方向にファンを回転させる吸気モードと、通気用通路の空気をフィルタを介して逆向きに排気させる方向にファンを回転させる清掃モードとを切り替え可能にファン駆動機構を作動させる。
【選択図】図13

Description

本発明は、ファンフィルタユニットを具えた電気機器に関するものである。
画像表示パネルを筺体に収容し、該筺体に設けられた画像表示窓を介して画像表示パネルを外部から視認可能とした画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の画像表示装置の用途として、例えば、屋外設置や屋外に設置される自動販売機等の他の装置や他のケーシングの内部に搭載されることが考えられる。
このような場合、画像表示装置には、画像表示パネル等の内部の発熱体からの発熱だけでなく、画像表示窓から入射する太陽光等によって、画像表示パネルの画面が高温に曝されることがある。画面や画像表示パネルが過度に昇温すると、これらの動作や品質に異常が生ずる虞がある。
そこで、特許文献1では、筺体の内部に外気を導入する複数のファンを配備し、筺体内部に外気を導入することで、筺体内部や画像表示パネル等の冷却を図っている。
特開2010−175853号公報
しかしながら、塵埃などをファンから筺体内に外気と一緒に吸い込んでしまい、ファンの吸気性能が低下したり、筺体内部の画像表示パネルや回路基板などの発熱体に付着して、十分な冷却性能を維持できないことがある。
特に、屋外設置される電気機器では、屋内に比して外気に塵埃が多く含まれるから、ファンの吸気性能が低下しやすい。
そこで、外気の吸気部に塵埃を捕捉するフィルタを設けることが考えられるが、フィルタが電気機器の筺体内部に収容されていたり、さらに、当該電気機器自体が他の装置などの内部に組み込まれているなど、フィルタに外部から容易にアクセスできない場合には、フィルタの交換等のメンテナンスが困難であった。
本発明の目的は、フィルタのメンテナンスを長期に亘って不要とすることのできるファンフィルタユニットを具えた電気機器を提供することである。
本発明のファンフィルタユニットを具えた電気機器は、
発熱体を内部に収容する筺体と、
該筺体の内部に形成され、空気が流通することで発熱体を冷却する通気用通路と、
筺体の外部と通気用通路との接続部分に設けられ、筺体の外部の空気を通気用通路に導入するファンフィルタユニットと、
を具え、
ファンフィルタユニットは、
空気中に含まれる塵埃を回収するフィルタと、
該フィルタに空気を導通させるファンと、
該ファンを回転させるファン駆動機構と、
該ファン駆動機構を制御するファン制御部と、
を具え、
ファン制御部は、通気用通路に向けて筺体の外部の空気を吸い込む方向にファンを回転させる吸気モードと、通気用通路の空気をフィルタを介して逆向きに排気させる方向にファンを回転させる清掃モードとを切り替え可能にファン駆動機構を作動させるようにしたものである。
ファン制御部は、筺体内に配備され、筺体内の状態を検知するセンサに電気的に接続されており、該センサにより検知された状態量に基づいてファン駆動機構を清掃モードで作動させることが望ましい。
本発明のファンフィルタユニットを具えた電気機器によれば、ファン制御部は、ファン駆動機構を通常モードで作動させることにより、筺体の外部から吸気口及びフィルタを介して通気用通路に空気を導入し、フィルタによって空気に含まれる塵埃を回収、濾過できるから、筺体内部を清浄に保つことができ、また、発熱体を効果的に冷却することができる。
また、フィルタに塵埃が詰まり、フィルタ性能が落ちた場合には、ファン制御部は、ファン駆動機構を清掃モードで作動させて、フィルタに吸い込み方向とは逆の排気方向の空気を当てることで、フィルタに付着した塵埃を吸気口から筺体の外部に排出することができる。
フィルタの詰まりを解消することができるから、長期に亘ってフィルタユニットの吸気性能を維持して、発熱体の冷却を効率的に行なうことができ、また、フィルタの交換等のメンテナンスを長期に亘って不要としたり、その回数を低減することができる。
本発明は、屋外設置される電気機器や、自動販売機等の他の装置に搭載される電気機器、天井等の高い位置に設置される電気機器など、フィルタの交換やメンテナンスの実施が困難な電気機器に好適である。
電気機器としては、画像表示パネルを具えた画像表示装置、液晶プロジェクタを例示することができる。
筺体内の状態を検知するセンサにより温度や空気流量などの状態量を検知し、該状態量に基づいて通常モードと清掃モードの切り替えを行なうようにすることで、フィルタの詰まり状態に応じてフィルタの清掃を行なうことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置を前面側から見た斜視図である。 図2は、該画像表示装置を背面側から見た斜視図である。 図3は、該画像表示装置の背面図である。 図4は、該画像表示装置を前面側から見た分解斜視図である。 図5は、該画像表示装置を背面側から見た分解斜視図である。 図6は、図3に示されるA−A線に沿う断面図である。 図7は、図6に示されるB領域の拡大図である。 図8は、図6に示されるC領域の拡大図である。 図9は、ファンフィルタユニットの分解斜視図である。 図10は、該ファンフィルタユニットのフィルタの分解斜視図である。 図11は、ファンフィルタユニットを取り付けた画像表示装置を拡大して示す斜視図である。 図12は、ファンフィルタユニットの制御部のブロック図である。 図13は、ファンフィルタユニットを清掃モードで作動させた、図6に示されるB領域の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
なお、本実施形態では、電気機器として、画像表示装置(1)を例に挙げ、発熱体として画像表示パネル(12)や回路基板(16)等を例に挙げて説明を行なうが、本発明が適用される電気機器及び発熱体は、これらに限定されるものではいことは勿論である。
また、本実施形態に係る画像表示装置(1)は、自動販売機等の他の装置に内蔵することができる装置であるが、本画像表示装置(1)を他の装置に内蔵するのではなく、単体で使用したり、外部をディスプレイ用やスタンド用のケーシング等に収容して使用することもできる。
さらに、本実施形態に係る画像表示装置(1)は、屋外に設置されることを想定したものであるが、屋内に設置できることは勿論である。
図1及び図2はそれぞれ、本発明の一実施形態に係る画像表示装置(1)を前面側及び背面側から見た斜視図である。図3は、該画像表示装置(1)の背面図である。図4及び図5はそれぞれ、該画像表示装置(1)を前面側及び背面側から見た分解斜視図である。また、図6は、図3の線A−Aに沿う断面図、図7及び図8は、夫々図6のB領域、C領域の拡大図である。
図4に示すように、画像表示装置(1)は、前面に画像表示窓(22)の形成された筺体(2)の内部に画像表示パネル(12)と、吸気側及び排気側のファンフィルタユニット(3)(5)を収容して構成される。
図1等を参照し、筺体(2)は、略矩形の画像表示窓(22)が中央に形成された前側の前側ケース半体(21)と、該前側ケース半体(21)に接合される後側ケース半体(23)を具える。
画像表示窓(22)には、透明なガラス板(25)が嵌まり、後側ケース半体(23)には、左右にファンフィルタユニット(3)(5)が嵌まる縦長の開口(26)(27)が開設されている。
図7及び図8に示すように、ガラス板(25)は、筺体(2)の画像表示窓(22)よりも大きい寸法を有しており、外縁に押さえ金具(25a)とシール部材(25b)が装着され、画像表示窓(22)の背面側周縁に気密に取り付けられている。なお、ガラス板(25)の前面又は背面には、透明のシート部材により構成される静電容量式のタッチパネルが貼り付けられていてもよい。
画像表示ユニット(10)は、前面に画面(14)を具えた画像表示パネル(12)と、画像表示パネル(12)の背面側に配備され、画像表示パネル(12)を制御する回路基板(16)を有する。画像表示パネル(12)として液晶表示パネルを例示することができる。
画像表示パネル(12)には、図5及び図6に示すように、夫々通気用通路(70)の一部を構成する吸気側流路形成部材(71)と排気側流路形成部材(76)が取り付けられている。
吸気側流路形成部材(71)及び排気側流路形成部材(76)は、画像表示パネル(12)を左右から把持するような形状に夫々形成されている。
図5を参照し、吸気側流路形成部材(71)は、背面側に後述する吸気側のファンフィルタユニット(3)と連通する複数の吸気側開口(72)を有する。また、図6及び図7を参照し、吸気側流路形成部材(71)は、吸気側開口(72)と連通し、画面(14)の前側にて画面(14)と平行な向きに開口する前側開口(73)と、画像表示パネル(12)の背面にて画像表示パネル(12)と平行な向きに開口する後側開口(74)を夫々具える。
また、図5を参照し、排気側流路形成部材(76)は、背面側に後述する排気側のファンフィルタユニット(5)と連通する複数の排気側開口(77)を有する。また、図6及び図8を参照し、排気側流路形成部材(76)は、該排気側開口(77)と連通し、画面(14)の前側にて画面(14)と平行な向きに開口する前側開口(78)と、画像表示パネル(12)の背面にて画像表示パネル(12)と平行な向きに開口する後側開口(79)を夫々具える。
図6を参照し、画像表示ユニット(10)は、左右に前記吸気側流路形成部材(71)と排気側流路形成部材(76)を装着した状態で、筺体(2)の内部に収容される。具体的には、画像表示ユニット(10)は、前面側の画面(14)が前記前側ケース半体(21)に嵌められたガラス板(25)との間に隙間S1を存し、背面側は、後側ケース半体(23)との間に隙間S2を存するように収容される。
画像表示ユニット(10)が筺体(2)に収容された状態で、吸気側流路形成部材(71)の前面開口(73)と画面(14)の前側の隙間S1は連通し、また、該隙間S1と排気側流路形成部材(76)の前側開口(78)が連通し、吸気側流路形成部材(71)の吸気側開口(72)から隙間S1を通って、排気側流路形成部材(76)の排気側開口(77)に達する前側通気用通路(70a)が形成される。
同様に、吸気側流路形成部材(71)の後側開口(74)と画像表示パネル(12)の背面の隙間S2は連通し、該隙間S2と排気側流路形成部材(76)の後側開口(79)が連通し、吸気側流路形成部材(71)の吸気側開口(72)から隙間S2を通って、排気側流路形成部材(76)の排気側開口(77)に達する後側通気用通路(70b)が形成される。
これら前側通気用通路(70a)と後側通気用通路(70b)によって、筺体(2)の通気用通路(70)が形成される。
前側通気用通路(70a)は、内部を流通する空気によって、主として、画像表示パネル(12)の画面(14)及びガラス板(25)を冷却し、後側通気用通路(70b)は、内部を流通する空気によって、主として、画像表示パネル(12)の背面及び回路基板(16)を冷却する。
筺体(2)の背面左右に形成された縦長の開口(26)(27)には、ファンフィルタユニット(3)(5)が取り付けられる。
背面側から見て右側の開口(26)は、吸気側ファンフィルタユニット(3)が取り付けられ、左側の開口(27)には、排気側ファンフィルタユニット(5)が取り付けられる。
吸気側ファンフィルタユニット(3)は、図9に示すように、吸気側ケーシング(34)の内部に複数のファンユニット(30)(図示では3つ)と、複数のフィルタユニット(40)(図示では2つ)を収容している。
ファンユニット(30)は、ファン(32)と該ファン(32)を回転させるモータ等の図示省略する吸気側ファン駆動機構(吸気側ファン駆動機構(31)の電気的接続については図12参照)を内蔵している。
フィルタユニット(40)は、図10等に示すように、空気中の塵埃を回収可能な吸気側フィルタ(41)と、該吸気側フィルタ(41)を支持する支持枠(42)、及びフィルタユニット(40)を吸気側ケーシング(34)に取り付ける取付部材(43)を有する。
吸気側フィルタ(41)は、山形状のフィルタ材(41a)と、フィルタ材(41a)よりも目の粗いメッシュ(41b)を重ね合わせて構成することができる。図示の吸気側フィルタ(41)は、上下方向に長い形状をしている。なお、メッシュ(41b)は、吸気側フィルタユニット(40)を筺体(2)に取り付けたときに、フィルタ材(41a)よりも外側、即ち、ファン(32)とはフィルタ材(41a)を挟んで逆側となる吸気口(44)側に位置するよう設けられている。
上記のような山形状フィルタ(41a)によれば、フィルタの表面積が向上するので、集塵性を高めることができる。
支持枠(42)は、吸気側フィルタ(41)に空気の流通が可能となる開口を有したフレームであって、図示の実施例では、2つの半体(42a)(42a)により、フィルタ材(41a)とメッシュ(41b)を重ねた状態で挟み込む構成としている。
取付部材(43)は、上下方向に長いフレームであって、吸気側フィルタ(41)を収容した支持枠(42)を把持する突起(43a)(43a)を上下に有し、側面の一方には、吸気側ケーシング(34)に固定するための鍔部(43b)が突設されている。
再び図9を参照し、上記ファンユニット(30)及びフィルタユニット(30)を収容する吸気側ケーシング(34)は、前記吸気側流路形成部材(71)の吸気側開口(72)と連通する複数の開口(36)を有しており、各開口(36)にファンユニット(30)が取り付けられている。また、吸気側ケーシング(34)は、右側面に吸気口(44)、背面に挿入窓(35)が開設されており、吸気側フィルタユニット(40)は、挿入窓(35)から吸気側ケーシング(34)の内部に挿入され、吸気側フィルタ(34)が吸気口(44)を塞ぐように配備される。
吸気側ケーシング(34)の背面には、図9及び図11に示すように、吸気側フィルタユニット(40)の脱落を防止する取付機構を有する。取付機構は、例えば、各挿入窓(35)の近傍の上下2箇所に枢支されたアーム部(45)(45)を具える。アーム部(45)は、鍔部(43b)に1つずつ対応して設けられ、挿入窓(35)から吸気側フィルタユニット(40)が挿入された状態で、各アーム部(45)を回転させることで、図11に示すように、アーム部(45)は対応する鍔部(43b)に外側から重なり、吸気側フィルタユニット(40)を筺体(2)に固定することができる。
なお、アーム部(45)の自由端側に、アーム部(45)の回転を阻止する係止凹部(46)を設け、吸気側ケーシング(34)の背面に係止突起(46a)を設けて、アーム部(45)が図11に示すように回転した状態で、係止凹部(46)と係止突起(46a)とを係合し、アーム部(45)の回動を阻止して、吸気側フィルタユニット(40)を脱落不能に固定した状態で維持する構成としてもよい。
また、各アーム部(45)の先端部には、ユーザ操作のための摘み部(45a)を設けることもできる。
上記構成の吸気側ファンフィルタユニット(3)は、吸気側ファン(32)が吸気側フィルタ(41)から空気を吸い込む方向に回転するよう吸気側ファン駆動機構(31)を作動させることで、図7中矢印に示すように、筺体(2)の外部から吸気口(44)及び吸気側フィルタ(41)を通過し、通気用通路(70)へ空気を導入する方向の空気流を生じさせる。
また、詳細は後述するが、吸気側ファン駆動機構(31)を逆方向に作動させることで、図13中矢印に示すように、吸気側フィルタ(41)から外部に向けて排気する方向の空気流を生じさせる。
排気側ファンフィルタユニット(5)も、図4に示すように、排気側ケーシング(54)の内部に複数のファンユニット(50)(図示は3つ)と、フィルタユニット(60)(図5)を収容している。
排気側ケーシング(54)は、前記排気側流路形成部材(76)の排気側開口(77)と連通する複数の開口(56)を有しており(図8)、各開口(56)にファンユニット(50)が配備され、該ファンユニット(50)の下流側にフィルタユニット(60)が配備された排気口(64)を有する。
ファンユニット(50)は、ファン(52)と該ファン(52)を回転させるモータ等の図示省略する吸気側ファン駆動機構(排気側ファン駆動機構(51)の電気的接続については図12参照)を内蔵している。
フィルタユニット(60)は、図8に示すように、空気中の塵埃を回収可能な排気側フィルタ(61)を具える。
排気側フィルタ(61)は、吸気側フィルタ(41)に比して集塵性は重要視されないため、吸気側フィルタ(41)よりも目の粗いフィルタやメッシュから構成することができる。
なお、排気側には一見、フィルタは不要のように思われる。しかし、通気用通路(70)内での送風をオフにしているときは、塵埃が外部から侵入する虞があるので、本ユニット(10)は、排気側にもフィルタ(61)を採用している。但し、吸気側フィルタ(41)のように目の細かいもの又は山形状のものを採用した場合、フィルタ部で風速が低下するので、通気用通路(70)内での送風に支障をきたす虞もある。よって、目の粗いフィルタを採用するのが最適である。
排気側ファンフィルタユニット(5)のその他の構成や取付機構については前記吸気側ファンフィルタユニット(3)と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
上記構成の排気側ファンフィルタユニット(5)は、排気側ファン(52)が排気側フィルタ(61)側へ向けて空気を吐き出す方向に回転するよう排気側ファン駆動機構(51)を作動させることで、図8中矢印に示すように、筺体(2)の内部の空気を排気側フィルタ(61)を通過して排気する方向の空気流を生じさせる。
上記構成のファンフィルタユニット(3)(5)を筺体(2)に装着することにより、筺体(2)には、図6乃至図8に示すように、吸気口(44)から排気口(64)へ至る通気用通路(70)が構成される。
より具体的には、通気用通路(70)は、吸気側ファン駆動機構(31)をファン(32)の吸込み方向に作動させ、排気側ファン駆動機構(51)をファン(52)の吐き出し方向に作動させることで、筺体(2)の外部から吸気口(44)、吸気側フィルタユニット(40)、吸気側ファンユニット(30)を通り、吸気側流路形成部材(71)にて前側通気用通路(70a)と後側通気用通路(70b)に分岐し、通路内にて画像表示パネル(12)、ガラス板(25)及び回路基板(16)等の発熱体を冷却し、排気側流路形成部材(76)にて合流して、排気側ファンユニット(50)、排気側フィルタユニット(60)及び排気口(64)を通って、筺体(2)の外部に排気される通路をなす。
図12は、ファンフィルタユニット(3)(5)を制御するファン制御部(80)のブロック図である。
ファン(32)(52)を回転させるファン駆動機構(31)(51)は、筺体(2)の内部の適所(例えば、回路基板(16))に配備されたファン制御部(80)によって、その動作が制御される。
ファン制御部(80)には、ファン駆動機構(31)(51)の駆動回路を含み、さらに、図12に示すように、筺体(2)の内部の状態を検知するセンサ(81)(82)(83)とメモリ(84)が電気的に接続されている。
センサとして、画像表示パネル(12)の温度情報を取得する温度センサ(81)、吸気口(44)を通過する空気の速度情報を取得する吸気側風速センサ(82)、排気口(64)を通過する空気の速度情報又は風量情報を取得する排気側風速センサ(83)を例示することができる。
例えば、温度センサ(81)は、図6に示すように、画像表示パネル(12)の近傍に配備することができ、吸気側風速センサ(82)は、図7に示すように、吸気側ファンフィルタユニット(3)の吸気側ケーシング(34)の内部、排気側風速センサ(83)は、図8に示すように、排気側ファンフィルタユニット(5)の排気側ケーシング(54)の内部に配備することができる。
メモリ(84)には、予め設定された温度及び風速に関する各種状態量が記憶されている。なお、メモリ(84)に記憶される状態量は、画像表示装置(1)を屋内又は屋外の一定位置に設置した後、該画像表示装置(1)を最初に駆動させたとき、温度センサ(81)及び風速センサ(82)(83)によって取得された温度情報及び風速情報を初期の状態量として記録するようにしてもよい。
メモリ(84)には、さらに、画像表示装置(1)を後述する清掃モードで作動させるための切替温度と切替風速と、画像表示装置(1)を強制的にシャットダウンする異常温度及び異常風速が記憶されている。
また、メモリ(84)には、後述する清掃モードに切り替えられた時間や回数、そのときの温度や風速等を記録可能としてもよい。
ファン制御部(80)は、画像表示装置(1)を作動させた状態で、温度センサ(81)及び風速センサ(82)(83)から取得された状態量と、メモリ(84)に記憶された状態量とを比較して、画像表示装置(1)の冷却に関する異常、具体的には、吸気側フィルタ(41)の目詰りを検知して、後述するように、清掃モードで吸気側ファン駆動機構(31)を作動させる。
具体的には、ファン制御部(80)は、風速センサ(82)(83)によって検知された吸気口(44)又は排気口(64)の風速が設定速度より小さいと判断した場合には、清掃モードで吸気側ファン駆動機構(31)を作動する構成とすることができる。
また、吸気側ファン(32)を駆動しているのにも関わらず温度センサ(81)によって検知された画像表示パネル(12)の温度が設定温度よりも低くならない場合、吸気側フィルタ(41)が詰まっていることにより通気用通路(70)での空気の流通が十分にできていないと考えられるため、清掃モードに切り替わる構成としてもよい。
なお、清掃モードで吸気側ファン駆動機構(31)を作動させても、温度センサ(81)の検知温度や風速センサ(82)(83)の検知風速が改善されない場合には、ファン制御部(80)は、画像表示パネル(12)等を保護するために、強制的にこれらへの通電を遮断するように構成することもできる。
<通常モード>
画像表示装置(1)に通電が行なわれると、画像表示パネル(12)等に通電が行われると共に、ファン制御部(80)は、ファン駆動機構(31)(51)を作動させ、吸気側ファン駆動機構(31)をファン(32)の吸込み方向、排気側ファン駆動機構(51)をファン(52)の吐き出し方向に作動させる。
これにより、筺体(2)の外部の空気が、筺体(2)の外部から吸気口(44)、吸気側フィルタユニット(40)、吸気側ファンユニット(30)を通り、吸気側流路形成部材(71)にて前側通気用通路(70a)と後側通気用通路(70b)に分岐し、通路内にて画像表示パネル(12)、ガラス板(25)及び回路基板(16)等の発熱体と熱交換を行ない、排気側流路形成部材(76)にて合流して、排気側ファンユニット(50)、排気側フィルタユニット(60)及び排気口(64)を通って、筺体(2)の外部に排気される。
上記により、吸気側フィルタ(41)にて塵埃が回収された清浄な空気が、通気用通路(70)を流れて、画像表示パネル(12)等の発熱体を冷却することができる。
<清掃モード>
画像表示装置(1)を長時間使用すると、外気の塵埃状況にも左右されるが、吸気側フィルタ(41)に塵埃が目詰りし、所望の吸気性能を維持できなくなる。
吸気性能の低下は、画像表示パネル(12)等の発熱体の冷却性能の低下となり、画像表示装置(1)の動作や品質に異常が生ずることがある。
そこで、本発明では、吸気側ファン(32)を逆回転させることで、吸気側フィルタ(41)に吸気とは逆方向の空気流を流し、吸気側フィルタ(41)に詰まった塵埃を強制的に筺体(2)の外部に排出して、吸気側フィルタ(41)を清掃するモードを有している。
吸気側フィルタ(41)の目詰りは、温度センサ(81)及び風速センサ(82)(83)により検知される温度の上昇又は風速の低下として検出される。ファン制御部(80)は、これらの状態量をメモリ(84)に記憶されている切替温度及び切替風速と比較し、検知温度が切替温度を異常となるか、吸気側又は排気側の検知風速が切替風速以下となった場合には、清掃モードで吸気側ファン駆動機構(31)を作動させる。
清掃モードでは、ファン制御部(80)は、吸気側ファン駆動機構(31)を吸気時とは逆方向に作動させて、吸気側ファン(32)を逆回転させる。これにより、図13に示すように、吸気側フィルタ(41)の吸気口(44)側に溜まった塵埃(90)は、矢印方向に示す空気流によって筺体(2)の外部に飛散し、吸気側フィルタ(41)を清浄にすることができる。
なお、清掃モードでは、排気側ファン駆動機構(51)は動作を停止させることが望ましい。
排気側ファン駆動機構(51)を排気口(64)からの吐き出す方向に作動させると、通気用通路(70)が負圧となって、吸気側ファン(32)から吸気側フィルタ(41)への空気流が減少して、吸気側フィルタ(41)を十分に清掃できないからである。
また、清掃モードで排気側ファン駆動機構(51)を逆方向に回転させて、排気口(64)から吸気を行なうことも可能ではある、排気側フィルタ(61)の目詰りや、目の粗い排気側フィルタ(61)から筺体(2)への塵埃の流入するため、上記のとおり、排気側ファン駆動機構(51)は停止させることが望ましい。
所定時間清掃モードで運転することで、吸気側フィルタ(41)の目詰りは解消されるから、再度、通常モードでファン駆動機構(31)(51)を作動させることで、発熱体の冷却を行なうことができる。
なお、上記では、センサ(81)(82)(83)により検知された状態量に基づいて、清掃モードへの切替えを行なっているが、通常モードでの作動時間を積算し、所定時間毎に清掃モードに移行するようにしてもよい。
また、清掃モードへの切替えは、画像表示装置(1)を使用していない、即ち、画像表示パネル(12)に通電が行われていない状態で行なうことが望ましい。これにより、画像表示装置(1)の使用の妨げになることを防止するためである。この場合、センサ(81)(82)(83)により検知された温度が切替温度以上となったり、風速が切替風速以下となったことをメモリ(84)に記憶しておき、画像表示パネル(12)への通電が遮断された状態で清掃モードへ切り替えるようにすればよい。
清掃モードで運転しても、センサ(81)(82)(83)により検知された温度が切替温度以上であったり、風速が切替風速以下のままである場合には、その旨を視覚的に報知できるようにすることもできる。
さらに、センサ(81)(82)(83)により検知された温度が異常温度以上になったり、風速が異常風速以下になった場合には、清掃モードの実施前、実施中又は実施後の如何に関わらず、画像表示装置(1)への通電を遮断するようにしてもよい。これにより、画像表示パネル(12)等の発熱体の動作不良や品質低下を防止できる。
本発明は、フィルタの目詰りを解消して、フィルタを長期に亘りメンテナンス不要とすることのできる画像表示装置などの電気機器に好適である。
(1) 画像表示装置
(10) 画像表示ユニット
(12) 画像表示パネル
(16) 回路基板
(2) 筐体
(25) ガラス板
(3) 吸気側ファンフィルタユニット
(30) 吸気側ファンユニット
(31) 吸気側ファン駆動機構
(32) 吸気側ファン
(40) 吸気側フィルタユニット
(41) 吸気側フィルタ
(44) 吸気口
(5) 排気側ファンフィルタユニット
(50) 排気側ファンユニット
(51) 排気側ファン駆動機構
(52) 排気側ファン
(60) 排気側フィルタユニット
(61) 排気側フィルタ
(64) 排気口
(70) 通気用通路
(80) ファン制御部

Claims (3)

  1. 発熱体を内部に収容する筺体と、
    該筺体の内部に形成され、空気が流通することで発熱体を冷却する通気用通路と、
    筺体の外部と通気用通路との接続部分に設けられ、筺体の外部の空気を通気用通路に導入するファンフィルタユニットと、
    を具え、
    ファンフィルタユニットは、
    空気中に含まれる塵埃を回収するフィルタと、
    該フィルタに空気を導通させるファンと、
    該ファンを回転させるファン駆動機構と、
    該ファン駆動機構を制御するファン制御部と、
    を具え、
    ファン制御部は、通気用通路に向けて筺体の外部の空気を吸い込む方向にファンを回転させる通常モードと、通気用通路の空気をフィルタを介して逆向きに排気させる方向にファンを回転させる清掃モードとを切り替え可能にファン駆動機構を作動させること、
    を特徴とするファンフィルタユニットを具えた電気機器。
  2. ファン制御部は、筺体内に配備され、筺体内の状態を検知するセンサに電気的に接続されており、該センサにより検知された状態量に基づいてファン駆動機構を清掃モードで作動させる請求項1に記載のファンフィルタユニットを具えた電気機器。
  3. 筺体の内部の空気を通気用通路から排出する排気側ファンと、該排気側ファンを回転させる排気側ファン駆動機構と、該排気側ファン駆動機構を制御する排気側ファン制御部と、を有する排気側ファンフィルタユニットをさらに具えており、
    排気側ファン制御部は、前記通常モードでは、筺体の内部の空気を排出する方向に排気側ファンを回転させ、前記清掃モードでは、排気側ファンを停止するよう排気側ファン駆動機構を制御する、請求項1又は請求項2に記載のファンフィルタユニットを具えた電気機器。
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