JP2012150303A - トナー補給装置及び現像装置、画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及び現像装置、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】トナーの状態に関わらず、トナーの補給量を高精度に制御して補給するトナー補給装置、および、現像装置内の現像剤濃度を一定にし、出力画像の濃度ばらつきを抑えることができる現像装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】 感光体3上に現像するためのトナーを現像装置40に搬送するトナー搬送経路81と、前記トナーを搬送するトナー搬送手段82と、前記トナー搬送経路81に設けられた現像剤搬送を塞き止めるシャッタ83と、前記トナー搬送手段82に設置されたフィルタ88と、前記トナー搬送経路81で、前記トナー搬送手段82と前記シャッタ83とで形成されるトナー圧縮部87に連通するように設置された脱気ポンプ84とを備えるトナー補給装置80において、前記脱気ポンプ84と前記トナー搬送手段82とで圧縮及び脱気されたトナーを補給する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、FAXなどのトナー補給装置及び画像形成装置に係り、詳しくは、現像装置へトナーを供給するトナー補給装置及びこのトナー補給装置を備える現像装置、画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置に用いられる2成分現像方式の現像装置では、形成する画像に応じて現像装置中のトナーが消費されるため、現像装置へトナーを供給する必要がある。現像剤のトナー濃度は出力される画像の濃淡に影響するため、出来るだけ一定であるのが好ましい。そのため現像装置へのトナー供給は、消費されたトナーと同量であるのが理想的であるので、狙いのトナー量を高精度に供給できるようにする必要がある。これまでも、モーノポンプやオーガなどを使用したりするなどして、トナー量を高精度に供給する技術がある。
しかし、従来のモーノポンプを使用した方式では、トナーの状態によって供給量が異なってしまうという不具合があった。
モーノポンプ方式では、トナーと空気とを混合した混合体をモーノポンプにより搬送している。しかし、トナーと空気との混合率が、温度・湿度等の環境条件、モーノポンプ等の装置の使用条件、使用方法等に大きく影響される。モーノポンプにより搬送される単位体積当たりのトナー重量は、温度・湿度等の環境条件によって空気の体積が変わるために、一定の混合率にすることが難しい。具体的には、搬送される単位体積当たりのトナー重量は、空気の割合が高いほど小さくなる。したがって、そのときのこれらの条件によって、供給されるトナーの混合体の単位体積当たりのトナー重量が変化してしまうという不具合がある。モーノポンプ搬送方式は、このように、搬送体積を制御しトナー供給量精度を確保するというものであるため、搬送体の混合率が変化すると、それに伴い現像装置へ供給されるトナー量がばらついてしまう。このばらつきが、供給量狙い値とのずれを生じさせ、結果として現像装置内の現像剤トナー濃度のばらつきにつながり、最終的には出力される画像の濃度に影響を与える。
また、オーガでの搬送方式でも、トナーと空気の混合体を搬送することになるので、混合体の単位体積当たりのトナー重量が変化してしまうと供給するトナー量がばらついてしまい、モーノポンプでの搬送方式と同様に現像剤トナー濃度のばらつきを生じさせてしまうという不具合があった。
したがって、これらの不具合を解消するために引用文献1では、トナー補給の安定性を高める目的で、モーノポンプ及びトナーカートリッジ内に空気を供給する空気供給手段を有したトナー補給装置について開示され、トナーカートリッジ内に空気を送り込み、空気とトナーの混合体を作り出し、それをモーノポンプで搬送するという方法が開示されている。しかしながら、トナー補給量がばらつくという問題は解消できていない。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その課題は、トナーの状態に関わらず、トナーの補給量を高精度に制御して補給するトナー補給装置を提供することである。
また、トナーの補給量を高精度に制御して、現像装置内の現像剤濃度を一定にし、出力画像の濃度ばらつきを抑えることができる現像装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決する手段である本発明の特徴を以下に挙げる。
本発明のトナー補給装置は、像担持体上に現像するためのトナーを現像装置に搬送するトナー搬送経路と、前記トナーを搬送するトナー搬送手段と、前記トナー搬送経路に設けられた現像剤搬送を塞き止めるシャッタと、前記トナー搬送手段に設置されたフィルタと、前記トナー搬送経路で、前記トナー搬送手段と前記シャッタとで形成されるトナー圧縮部に連通するように設置された脱気ポンプとを備えるトナー補給装置において、前記トナー補給装置は、前記脱気ポンプと前記トナー搬送手段とで圧縮及び脱気されたトナーを補給することを特徴とする。
また、本発明のトナー補給装置は、さらに、前記トナー搬送手段はフィルタを備え、前記フィルタを介して前記トナー圧縮部にあるトナーを前記脱気ポンプで脱気することを特徴とする。
また、本発明のトナー補給装置は、さらに、前記シャッタの開閉と前記トナー搬送手段の移動量とによってトナー供給量を制御することを特徴とする。
本発明の現像装置は、像担持体に対向して配置され、前記像担持体上の潜像をトナーで現像する現像装置において、前記現像装置は、上記のいずれかに記載のトナー補給装置によって、トナー補給カートリッジから補給されることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、潜像を形成する像担持体と、前記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、前記像担持体表面を露光して潜像を形成する露光装置と、前記潜像にトナーを用いて現像しトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を中間転写体を介して、又は、直接に記録媒体に転写する転写装置と、前記像担持体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材を備えるクリーニング装置と、前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着装置とを少なくとも有する画像形成装置において、前記画像形成装置が、上記のいずれかに記載のトナー補給装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、さらに、少なくとも像担持体を一体に支持して、着脱可能なプロセスカートリッジを備えることを特徴とする。
上記課題を解決する手段である本発明によって、以下のような特有の効果を奏する。
本発明のトナー補給装置は、トナーの状態に関わらず、狙いのトナー供給量を供給できるようにすることで、現像剤濃度を一定にし、出力画像の濃度ばらつきを抑えることができる。
また、本発明の現像装置及び画像形成装置は、現像装置内の現像剤濃度を一定にし、出力画像の濃度ばらつきを抑えることができる。
本発明のトナー補給装置を適用する画像形成装置の内部の構成を示す概略図である。 4つのプロセスカートリッジのうち1つを拡大して、その構成を示す概略図である。 本発明のトナー補給装置の構成を示す概略図である。 本発明のトナー補給装置のトナーの圧縮動作を説明する概略図である。 本発明のトナー補給装置のトナーの圧縮動作を説明する概略図である。 本発明のトナー補給装置のトナーの圧縮動作を説明する概略図である。 本発明のトナー補給装置で、現像装置にトナーの補給動作を説明する概略図である。 本発明のトナー補給装置で、現像装置にトナーの補給動作を説明する概略図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。なお、いわゆる当業者は特許請求の範囲内における本発明を変更・修正をして他の実施形態をなすことは容易であり、これらの変更・修正はこの特許請求の範囲に含まれるものであり、以下の説明はこの発明における最良の形態の例であって、この特許請求の範囲を限定するものではない。
本発明のトナー補給装置80は、現像装置40にトナーを供給するトナー補給装置80であって、トナー補給装置80に設けられた密閉空間においてトナーと空気の混合体に対して脱気を行い、単位体積当たりの重量を一定にした上で現像装置40へトナーの補給を行う。
図1は、本発明のトナー補給装置を適用する画像形成装置の内部の構成を示す概略図である。
本発明に係る画像形成装置1は、上の方から、置かれた原稿を自動的に搬送する自動原稿搬送装置(ADF)5と、原稿を読み取る読取装置4、トナー画像を形成する画像形成部6、そして、その下に給紙装置70が配置されている。その他に、読取装置4と画像形成部6との間に、画像が形成された記録部材9を積載する排紙装置90は配置されている。
画像形成装置1は、その中央部に画像形成部6が配置されている。画像形成部6では、その内部の略中央に、プロセスカートリッジとしてのプロセスカートリッジ2をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナーに対応した4つを並列に並べたタンデム型に配列している。その上に、ポリイミドやポリアミド等の耐熱性材料からなり、中抵抗に調整された基体からなる無端状ベルトで、4つのローラ531、532、533、534に掛け回して支持され、図中矢印A方向に回転駆動する中間転写ベルト51を備えている。
また、図1を参照すると、4つのプロセスカートリッジの下方には、帯電した各感光体3の表面に各色の画像データに基づいて露光をし、潜像を形成する露光装置9が備えられている。中間転写ベルト51を挟んで、各感光体3と対向する位置には、感光体3上に形成されたトナー像を中間転写ベルト51上に一次転写する一次転写ローラ52がそれぞれ配置されている。一次転写ローラ52は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。
中間転写ベルト51の支持ローラ532で支持された部分の外側には、二次転写ローラ54が圧接されている。二次転写ローラ54は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。二次転写ローラ54と中間転写ベルト51との接触部が二次転写部であり、中間転写ベルト51上のトナー像が記録部材9に転写される。
中間転写ベルト51の支持ローラ531で支持された部分の外側には、二次転写後の中間転写ベルト51の表面をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置55が設けられている。
二次転写部の上方には、記録部材9上のトナー像を記録部材9に半永久的に定着させる定着装置70が備えられている。定着装置70は、定着ローラ71と、これに対向し、圧接して配置される、内部にハロゲンヒータを有する加圧ローラ72とから構成されている。この他に、定着ローラ71の代わりに、図示しないが、内部にハロゲンヒータを有する加熱ローラ及び定着ローラに巻き掛けられた無端の定着ベルトを用いても良い。
画像形成装置の下部には、記録部材9を載置し、二次転写部に向けて記録部材9を送り出す給紙装置60が備えられている。
図2は、4つのプロセスカートリッジのうち1つを拡大して、その構成を示す概略図である。いずれのプロセスカートリッジでも同様の構成であるので、この図においては、色の区別を示すY、M、C、Kの表示を省略する。各プロセスカートリッジは感光体3Y、3M、3C、3Kを有し、各感光体3の周りには、感光体3表面に電荷を与える帯電装置10、感光体3表面に形成された潜像を各色トナーで現像してトナー像とする現像装置40、感光体3表面に潤滑剤32を塗布する潤滑剤塗布装置30、トナー像転写後の感光体3表面のクリーニングをするクリーニング装置20がそれぞれ配置されている。
上述した各装置は、さらに、帯電装置10は、帯電ローラ11と帯電ローラ加圧バネ12と帯電クリーナローラ13とから構成されている。潤滑剤塗布装置30は、潤滑剤32と潤滑剤加圧バネ33と潤滑剤を塗布するブラシローラ31と潤滑剤を均す潤滑剤塗布ブレード34とから構成されている。現像スリーブ41、現像スリーブ41上の現像剤量を規制する現像規制部材41等から構成されている。クリーニング装置20は、クリーニングブレード21と廃トナー回収コイル22とから構成されている。
図2では、これで、一つのプロセスカートリッジ2を形成しているが、プロセスカートリッジ2は、感光体3と、帯電装置10、現像装置40、クリーニング装置20、潤滑剤塗布装置のいずれか1つ以上を一体的に支持していて、画像形成装置1に着脱可能になっていればよく、本実施形態のプロセスカートリッジ2に限定するものではない。
感光体3は、有機感光体であり、ポリカーボネート系の樹脂で表面保護層が形成されている。
帯電装置10は、帯電部材として導電性芯金の外側に中抵抗の弾性層を被覆して構成される帯電ローラ11を備える。帯電ローラ11は、図示しない電源に接続されており、所定の電圧が印加される。帯電ローラ11は、感光体3に対して微小な間隙をもって配設される。この微小な間隙は、例えば、帯電ローラ11の両端部の非画像形成領域に一定の厚みを有するスペーサ部材を巻き付けるなどして、スペーサ部材の表面を感光体3表面に当接させることで、設定することができる。また、帯電ローラ11は、感光体に接触させずに、近接させても良い。ローラ形状であり、感光体3に近接している部分で、放電して、感光体3を帯電させることができる。また、非接触にすることで、帯電ローラ11の転写残トナーによる汚れの発生を抑えることができる。また、帯電ローラ11には、帯電ローラ11表面に接触してクリーニングする帯電クリーナローラ13が設けられている。
現像装置40は、感光体3と対向する位置に、図示しないが内部に磁界発生手段を備える現像スリーブ41が配置されている。現像スリーブ41の下方には、図示しないトナーボトルから投入されるトナーを現像剤と混合し、攪拌しながら現像スリーブへ汲み上げる機構を併せて有する2つの攪拌・搬送スクリュー43、44が備えられている。現像スリーブ41によって搬送されるトナーと磁性キャリアからなる現像剤は、規制部材42によって所定の現像剤層の厚みに規制され、現像スリーブ41に担持される。現像スリーブ41は、感光体3との対向位置において同方向に移動しながら、現像剤を担持搬送し、トナーを感光体3の潜像面に供給する。また、未使用のトナーが収納された各色のトナーカートリッジ31Y、31C、31M、31Kが、着脱可能に感光体3上部の空間に収納される。図示しないモーノポンプやエアーポンプなどのトナー搬送手段により、各現像装置5に必要に応じトナーを供給するようになっている。消耗の多いブラックトナー用のトナーカートリッジ31Kを、特に大容量としておくことも可能である。
クリーニング装置20は、クリーニングブレード21が感光体3と当接・離間する機構を備え、画像形成装置本体の制御部にて、任意に当接・離間させることができる。クリーニングブレード21をカウンタ方式で、感光体3に当接し、これによって、感光体3上に残留するトナー、汚れとして付着している記録部材のタルク、カオリン、炭酸カルシウム等の添剤を感光体3から除去してクリーニングする。除去したトナー等は、廃トナー回収コイル22で、図示しない廃トナー容器に搬送し、貯留する。
潤滑剤塗布装置30は、固定されたケースに収容された固形潤滑剤32と、固形潤滑剤32に接触して潤滑剤を削り取り、感光体3に塗布するブラシローラ31とブラシローラ31で塗布された潤滑剤を均す潤滑剤塗布ブレード34を備える。固形潤滑剤32は、直方体状に形成されており、加圧バネ33によってブラシローラ31側に付勢されている。固形潤滑剤32はブラシローラ31によって削り取られ消耗し、経時的にその厚みが減少するが、加圧バネ33で加圧されているために常時ブラシローラ31に当接している。ブラシローラ31は、回転しながら削り取った潤滑剤を感光体3表面に塗布する。
本実施形態においては、上記ブラシローラ31による潤滑剤塗布位置に対して移動方向の下流側の感光体表面に潤滑剤均し手段としての潤滑剤塗布ブレード34を当接させている。潤滑剤塗布ブレード34は弾性体であるゴムから構成されているものであり、クリーニング手段としての機能も持たせ、感光体3の移動方向に対してカウンタ方向に当接してある。
図3は、本発明のトナー補給装置の構成を示す概略図である。
図3に示すように、トナー補給装置80は、トナー搬送経路81とトナー搬送手段82とトナー塞き止めシャッタ13と脱気ポンプ84とフィルタ88から構成されている。ピストン状のトナー搬送手段82は図中のトナー搬送経路81の軸方向に往復運動可能となっており、この往復運動によってトナーを現像装置40の方へ搬送する。
また、このトナー補給装置80は、モーノポンプ86を介してトナー補給カートリッジ45に繋がっている。
したがって、トナー補給カートリッジ45から補給されるトナーT0を、モーノポンプ86によって本発明のトナー補給装置80に供給されて、さらに、現像装置40へと供給する。
図4ないし6は、本発明のトナー補給装置のトナーの圧縮動作を説明する概略図である。
まず、本発明のトナー補給装置80で、トナー搬送手段82が、図4に示すように、トナー供給口85よりも左にある時に、トナー補給カートリッジ45から、モーノポンプ86を介して新たなトナーT0がトナー搬送経路81に供給される。
次に、トナー搬送手段82が、図5に示すように、右に移動しながら軸方向に新たなトナーT0を搬送していく。更に、トナー搬送手段82が動作を続け既にトナー搬送経路81内にある脱気トナーT1と一緒に押し固められながら押し込まれる。
次ぎに、図6に示すように、トナー搬送経路81で、トナー搬送手段82とシャッタ83とでトナー圧縮部87が形成される。このトナー圧縮部87は、トナー供給口85に通じないように形成される。さらに、トナー搬送手段82を移動させることで、新たなトナーT0を圧縮する。そして、トナー搬送手段82を移動させると同時に、トナー搬送手段82に配置されているフィルタ88によって、トナーT0を吸引することなく脱気ポンプ84が空気の吸引を行い、トナーT0と空気の混合体から空気を取り除いて脱気されたT1を形成する。このように、トナー搬送手段82にフィルタ88を設置することにより、吸引時に空気のみ吸引するようにすることができる。
以上の動作により、トナー圧縮部87の密閉空間内でトナーT0は、空気が除かれ密度一定の状態の脱気されたトナーT1に押し固められることになる。
図7及び8は、本発明のトナー補給装置で、現像装置にトナーの補給動作を説明する概略図である。
図7に示すように、トナーT1を現像装置40中に供給する際には、上下にスライドするシャッタ13が上方向にスライドして開き、トナー圧縮部87内のトナーT1がトナー搬送手段82に押し出される。
次ぎに、図8に示すように、所望のトナー量が押し出されたところでシャッタ83が閉じられる。このように、押し固められ密度一定となった脱気状態のトナーT1を、トナー搬送手段82とシャッタ13とで押し出し量を制御しながら現像装置40へと供給することで、現像装置40に供給するトナーT2を所望量に制御することができる。
これにより、従来技術で課題であった、供給するトナーの単位体積当たりのトナー量に起因する供給量ばらつきが抑えられる。その結果、現像装置40中の現像剤トナー濃度の変動が抑えられ、出力される画像の濃度ばらつきを抑えることができる。
シャッタ83の動作については、本発明では上下方向に動作しているが、左右方向であったりしてもよく、動作方向やシャッタ83の動作手段を特に限定するものではない。
また、以下に画像形成装置の画像形成動作について説明する。
図2を参照して、プロセスカートリッジ2は、像担持体としての感光体3と、感光体3の周囲に配設された帯電装置10、現像装置40、クリーニング装置20等で構成されている。感光体3上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)が行われ、感光体3上に所望のトナー像が形成される。
プロセスカートリッジ2を構成する帯電装置10、現像装置40、クリーニング装置20は、それぞれ、画像形成装置1に対して着脱自在に設置できるように構成されている。
そして、それぞれが、寿命に達したときに、新品のものに交換される。この場合、プロセスカートリッジ2のメンテナンスをおこなう際の作業性が向上する。
図1を参照して、感光体3は、不図示の駆動部によって図1中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置10の位置で、感光体3の表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体3の表面は、不図示の露光部から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体3の表面は、現像装置40との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される(現像工程である。)。
ここでは、図示していないが、トナーカートリッジ45Y、45M、45C、45Kとプロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2K内の現像装置40Y、40M、40C、40Kとの間に、それぞれの各色に対応してトナー補給装置80が配置されている。したがって、現像装置40Y、40M、40C、40Kのトナーが消耗して、現像装置40Y、40M、40C、40K内のトナーが少なくなると、トナー補給装置80によってトナーカートリッジ45Y、45M、45C、45Kから補給される。
その後、感光体3の表面は、中間転写ベルト51及び一次転写ローラ52との対向位置に達して、この位置で感光体3上のトナー像が中間転写ベルト51上に転写される(1次転写工程である。)。
このとき、感光体3上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体1の表面は、クリーニング装置20との対向位置に達して、この位置で感光体3上に残存した未転写トナーがクリーニングブレード21によって回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体3の表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体3上の残留電位が除去される。
こうして、感光体3上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、4つのプロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kで、それぞれおこなわれる。
すなわち、図1を参照して、作像部の下方に配設された露光装置7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kの感光体3Y、3M、3C、3K上に向けて照射される。
詳しくは、露光装置7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体3上に照射する。その後、現像工程を経て各感光体3上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト51上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト51上にカラー画像が形成される。
4つの1次転写バイアスローラ52Y、52M、52C、52Kは、それぞれ、中間転写ベルト51を感光体3Y、3M、3C、3Kとの間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ52Y、52M、52C、52Kに、トナーの極性とは逆極性の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト51は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ52Y、52M、52C、52Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体3Y、3M、3C、3K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト51上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト51は、二次転写ローラ54との対向位置に達する。この位置では、二次転写バックアップローラともなっている中間転写ベルト51の支持ローラ532が、二次転写ローラ54との間に中間転写ベルト51を挟み込んで二次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト51上に形成されたカラートナー像は、この二次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録部材9上に転写される。このとき、中間転写ベルト51には、記録部材9に転写されなかった未転写トナーが残存する。
中間転写ベルト51上に残存する未転写トナーは、クリーニング装置20によって除去されることで初期状態に復帰する。
こうして、中間転写ベルト51上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、二次転写ニップの位置に搬送された記録部材9は、画像形成装置1の下方に配設された給紙装置60にある給紙カセット61から、給紙ローラ62やレジストローラ対63等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙装置60には、転写紙等の記録部材9が複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ62が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録部材9がレジストローラ対63のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対63に搬送された記録部材9は、回転駆動を停止したレジストローラ対63のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト51上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対63が回転駆動されて、記録部材9が二次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録部材9上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、二次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録部材9は、定着装置70の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録部材9上に定着される。
その後、記録部材9は、排紙ローラ対93のローラ間を経て、画像形成装置1の外へと排出される。
排紙ローラ対93によって画像形成装置1外に排出された記録部材9は、出力画像として、排紙部91上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
1 画像形成装置
2 プロセスカートリッジ
3 像担持体/感光体
4 読取装置
5 自動原稿搬送装置(ADF)
6 画像形成部
7 露光装置
9 記録部材
10 帯電装置
11 帯電ローラ
20 クリーニング装置
21 クリーニングブレード
22 廃トナー回収コイル
30 潤滑剤塗布装置
31 ブラシローラ
32 潤滑剤
33 加圧バネ
34 潤滑剤塗布ブレード
40 現像装置
41 現像スリーブ
42 規制部材
43、44 攪拌・搬送スクリュー
45 トナー補給カートリッジ
50 転写装置
51 中間転写ベルト
52 一次転写ローラ
531、532、533、534 支持ローラ
54 二次転写ローラ
55 中間転写ベルトクリーニング装置
60 給紙装置
61 給紙カセット
62 給紙ローラ
63 レジストローラ
64 排紙ローラ
70 定着装置
80 トナー補給装置
81 トナー搬送経路
82 トナー搬送手段
83 シャッタ
84 脱気ポンプ
85 トナー供給口
86 モーノポンプ
87 トナー圧縮部
88 フィルタ
90 排紙装置
91 排紙部
92 排紙口
93 排紙ローラ
T トナー
T0 補給トナー
T1 脱気トナー
T2 供給トナー
特許3734092

Claims (6)

  1. 像担持体上に現像するためのトナーを現像装置に搬送するトナー搬送経路と、
    前記トナーを搬送するトナー搬送手段と、
    前記トナー搬送経路に設けられた現像剤搬送を塞き止めるシャッタと、
    前記トナー搬送手段に設置されたフィルタと、
    前記トナー搬送経路で、前記トナー搬送手段と前記シャッタとで形成されるトナー圧縮部に連通するように設置された脱気ポンプとを備えるトナー補給装置において、
    前記トナー補給装置は、前記脱気ポンプと前記トナー搬送手段とで圧縮及び脱気されたトナーを補給する
    ことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー搬送手段はフィルタを備え、前記フィルタを介して前記トナー圧縮部にあるトナーを前記脱気ポンプで脱気する
    ことを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1又は2に記載のトナー補給装置において、
    前記トナー補給装置は、前記シャッタの開閉と前記トナー搬送手段の移動量とによってトナー供給量を制御する
    ことを特徴とするトナー補給装置。
  4. 像担持体に対向して配置され、前記像担持体上の潜像をトナーで現像する現像装置において、
    前記現像装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のトナー補給装置によって、トナー補給カートリッジから補給される
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 潜像を形成する像担持体と、
    前記像担持体表面を帯電させる帯電装置と、
    前記像担持体表面を露光して潜像を形成する露光装置と、
    前記潜像にトナーを用いて現像しトナー像を形成する現像装置と、
    前記トナー像を中間転写体を介して、又は、直接に記録媒体に転写する転写装置と、
    前記像担持体上に残留するトナーをクリーニングするクリーニング部材を備えるクリーニング装置と、
    前記記録媒体に転写された転写像を定着させる定着装置とを少なくとも有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、請求項1ないし4のいずれかに記載のトナー補給装置を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において、
    前記画像形成装置が、少なくとも像担持体を一体に支持して、着脱可能なプロセスカートリッジを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016090934A (ja) * 2014-11-10 2016-05-23 キヤノン株式会社 現像剤補給容器、現像剤補給装置、及び、画像形成装置
CN108107695A (zh) * 2017-11-29 2018-06-01 谢小起 一种碳粉填充装置

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