JP2012148809A - 緩衝材 - Google Patents
緩衝材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012148809A JP2012148809A JP2011009901A JP2011009901A JP2012148809A JP 2012148809 A JP2012148809 A JP 2012148809A JP 2011009901 A JP2011009901 A JP 2011009901A JP 2011009901 A JP2011009901 A JP 2011009901A JP 2012148809 A JP2012148809 A JP 2012148809A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- cushioning material
- sheet
- line
- stored
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
- Packaging Frangible Articles (AREA)
Abstract
【解決手段】平面視で多角形状をなす一枚のシートであって、該シートを折り曲げてなる、容器内への配置姿勢で、容器の底面に敷設される底部相当部分2と、該底部相当部分2に連続して、容器の各側面に沿って延びる側部相当部分3〜6とを有してなり、容器内への収納物を衝撃から保護する緩衝材1であって、前記多角形状シートを、軟質ウレタンフォームにて構成するとともに、多角形状シートの各隅部に、平面視で、前記側部相当部分3〜6と底部相当部分2との境界位置に形成される折り曲げ線Rの相互の交点を頂点とするV字状の切欠き部分7〜10を設けてなる。
【選択図】図1
Description
なおここで好ましくは、傾斜切込み部の延在長さを、該傾斜切込み部を形成した側部相当部分の幅の、30%〜50%の範囲内とする。
このことに加えて、とくに、5mm以上の厚みの厚いシート状緩衝材においては、線上切込み部での、側部相当部分側の切込み面が、それに対向する、底部相当部分側の切込み面ないしは、その切込み縁に引っ掛かることになって、かかる引っ掛かりが、容器内での緩衝材の折り曲げ姿勢を維持するべく機能することになる。
これらの結果として、たとえば、シート厚みが5mm以上で、上述したような復元力が大きくなる緩衝材であっても、上述した作業能率の低下防止効果を、より一層高めることができる。
これを言い換えれば、傾斜切込み部の延在長さを、該傾斜切込み部を形成した側部相当部分の幅の30%未満とした場合は、緩衝材の、容器底面からの浮き上がりを生じさせる復元力を、十分に軽減することができないことから、緩衝材の厚みや、緩衝材表面への凹凸形状の有無によっては、収納物を容器内に収納するための作業能率の低下を招くおそれがあり、この一方で、傾斜切込み部の延在長さを、該傾斜切込み部を形成した側部相当部分の幅の50%を超えるものとした場合は、側部相当部分内での、傾斜切込み部の延在長さが長すぎることによって、軟質ウレタンフォームからなる緩衝材の形状が不安定となる結果、緩衝材が、容器内に嵌め合わせた際に、容器の内面に十分に沿った姿勢とならず、この場合もまた、収納作業能率が低下する懸念がある。
図1に、平面図で示すところにおいて、1は、平面視で長方形状とすることができる一枚のシートとしての緩衝材を示す。
なお、緩衝材1は、図示は省略するが、正方形状シートとすることができる他、六角形状等の、方形以外の多角形状に形成することも可能である。
ここで、緩衝材1は、図2に示す、容器100の内面に接触させた配置姿勢で、容器100の底面上に敷設される底部相当部分2と、底部相当部分2に連続して、容器100の各側面に沿って延びる側部相当部分3〜6とを有する。
このポリオールは、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタエリスリトールなどの低分子ポリオール;エチレンジアミン、4,4’−メチレン−ビス−2−クロロアニリン、4,4’−メチレン−ビス−2−エチルアニリンなどのアミン化合物又は低分子ポリオール若しくはアミン化合物にエチレンオキシド、プロピレンオキシドなどのアルキレンオキシドを付加重合して得られる、ビスフェノールのプロピレンオキシド付加物などのポリエーテルポリオール;更には、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオールなどの多価アルコールとフタル酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、テレフタル酸などの多塩基酸との縮合重合物であって末端に水酸基を有するポリエステルポリオール、アクリルポリオール、ヒマシ油、トール油などを用いることができる。
そして、この結果として、収納物の、容器100内への収納作業を、極めて容易に行うことができ、作業能率の低下を有利に防止することができる。
なお、V字状の切欠き部分は、緩衝材1の、容器内への配置姿勢での、側部相当部分の相互の重なり領域を小さくできるものであればよいので、図3に、部分拡大平面図で誇張して示すように、V字状の切欠き部分17を構成する各切断面17a、17bの、それぞれが隣接する折り曲げ線Rからの立ち上がり角度α、βを、互いに相違させることもできる。
このことによれば、緩衝材21を、容器内に嵌め合わせた際に、折り曲げ線R上の、隣り合う線上切込み部31a、31bの間に位置する連続部分32だけに、側部相当部分23〜26を、嵌め合わせ前の姿勢に戻そうとする復元力が生じることになって、そのような復元力を大きく軽減できるので、容器内への嵌め合わせ姿勢のさらなる安定化をもたらすことができ、その結果として、収納作業の能率を向上させる効果がより一層高まることになる。
ここで、かかる復元力は、図示のような、平面視で長方形状をなす緩衝材21で、シート厚みが3mm以上であって、長辺側の側部相当部分23、25の幅Jが、底部相当部分22の短辺の長さKの40%未満である場合に、とくに大きなものとなるため、このような場合に、上述したような、復元力を軽減させる線上切込み部31a、31bを形成することが、収納作業能率を有効に向上させるとの観点から効果的である。
なお、図示は省略するが、折り曲げ線上に形成する線上切込み部分は、両端部分の線上切込み部31bまたは、中間部分の線上切込み部31aのいずれか一方のみとすることもできる。
また、同様の観点から、線上切込み部31a、31bの間の連続部分32の、折り曲げ線R上の長さLcは、中間部分の線上切込み部31aの延在長さLaの、25〜35%とすることが好ましい。
なお、先に述べた復元力は、シートの厚みが厚くなるに従って増大することから、緩衝材20のシート厚みに応じて、線上切込み部31a、32bの延在長さLa、Lbや形成本数を選択することが好ましい。
なお、傾斜切込み部は、線上切込み部一本当り三本以上形成することも可能である。
一方、短辺側の側部相当部分44に形成した傾斜切込み部の延在長さは、その側部相当部分44の幅の、30〜50%とすることが、同様の観点から好ましい。
なお、図5に示すように、各線上切込み部51aにつき、傾斜切込み部53を二本形成したときは、二本の傾斜切込み部53のそれぞれの延在態様を、平面視で、線上切込み部51aに向かうに従い相互に接近する姿勢とすることができる。
このことによれば、凹状部分74を形成したことに基き、果実表面の、緩衝材60との総接触面積が低減される一方で、果実表面の大部分が接触することになる、厚みが厚い凸状部分75が、大きな緩衝機能を発揮することになり、果実の衝突衝撃を有効に緩和させるとともに、果実の自重を効果的に分散支持することができるので、果実への損傷の発生のおそれを、より確実に取り除くことが可能となる。
なお、図7、8に示すものよりも先に述べた実施形態において、シート表面に、このような凹凸形状を付与する場合で、「シート厚み」というときは、凸状部分75での最大シート厚みTmaxを意味するものとする。
また、かかる凹状部分74および凸状部分75の曲率半径は、たとえば、3mm〜50mmとすることができる。
2、12、22、42、62 底部相当部分
3〜6、13、16、23〜26、43〜46、63〜66 側部相当部分
7〜10、27〜30、43〜50、67〜70 切欠き部分
17a、17b 切断面
31a、51a、31b、51b 線上切込み部
32、52 連続部分
42a、45a 切込み面
65 凸状部分
66 凹状部分
100 容器
R 折り曲げ線
A〜D 折り曲げ線の交点
α、β 切断面の立ち上がり角度
J 側部相当部分の幅
K 底部相当部分の短辺の長さ
L 折り曲げ線の全長
La、Lb 線上切込み部の延在長さ
Lc 連続部分の長さ
Tmax 最大シート厚み
Tmin 最小シート厚み
Claims (5)
- 平面視で多角形状をなす一枚のシートであって、該シートを折り曲げてなる、容器内への配置姿勢で、容器の底面に敷設される底部相当部分と、該底部相当部分に連続して、容器の各側面に沿って延びる側部相当部分とを有してなり、容器内への収納物を衝撃から保護する緩衝材であって、前記多角形状シートを、軟質ウレタンフォームにて構成するとともに、多角形状シートの各隅部に、平面視で、前記側部相当部分と底部相当部分との境界位置に形成される折り曲げ線の相互の交点を頂点とするV字状の切欠き部分を設けてなる緩衝材。
- 前記側部相当部分と底部相当部分との境界位置に形成されるそれぞれの折り曲げ線上に、シートの厚み方向に貫通する少なくとも一本の線上切込み部を形成してなる請求項1に記載の緩衝材。
- 前記側部相当部分に、線上切込み部の所定の位置から、前記折り曲げ線に対して傾斜して延びるとともに、シートの厚み方向に貫通する傾斜切込み部を形成してなる請求項2に記載の緩衝材。
- 傾斜切込み部の延在長さを、該傾斜切込み部を形成した側部相当部分の幅の、30%〜50%の範囲内としてなる請求項3に記載の緩衝材。
- 底部相当部分および各側部相当部分の、収納物が接触する表面に、凹凸形状を付与してなる請求項1〜4のいずれかに記載の緩衝材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011009901A JP5656663B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011009901A JP5656663B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 緩衝材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012148809A true JP2012148809A (ja) | 2012-08-09 |
JP5656663B2 JP5656663B2 (ja) | 2015-01-21 |
Family
ID=46791503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011009901A Expired - Fee Related JP5656663B2 (ja) | 2011-01-20 | 2011-01-20 | 緩衝材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5656663B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015153476A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 電池パック収納ケース |
KR20180125394A (ko) * | 2017-05-15 | 2018-11-23 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 수송 용기 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS624531Y2 (ja) * | 1979-07-09 | 1987-02-02 | ||
JPH0618290U (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | 株式会社ジェイエスピー | 作物の貯蔵・運搬用コンテナー |
-
2011
- 2011-01-20 JP JP2011009901A patent/JP5656663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS624531Y2 (ja) * | 1979-07-09 | 1987-02-02 | ||
JPH0618290U (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | 株式会社ジェイエスピー | 作物の貯蔵・運搬用コンテナー |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015153476A (ja) * | 2014-02-10 | 2015-08-24 | 三菱電機株式会社 | 電池パック収納ケース |
KR20180125394A (ko) * | 2017-05-15 | 2018-11-23 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 수송 용기 |
KR102271925B1 (ko) * | 2017-05-15 | 2021-07-01 | 아사히 가세이 가부시키가이샤 | 수송 용기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5656663B2 (ja) | 2015-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1657166B1 (en) | Suspension packaging system | |
US7604120B2 (en) | Cushion structure | |
US20120043252A1 (en) | Foldable packaging member and packaging system using foldable packaging members | |
US20140360913A1 (en) | Suspension packaging system | |
US7418761B2 (en) | Grille cleaning sponge | |
US20140183097A1 (en) | Suspension packaging structures and methods of making and using the same | |
US20050023163A1 (en) | Packaging for fragile items | |
US8875889B2 (en) | Packaging cushion structure made from stiff paper-board sheets | |
JP5656663B2 (ja) | 緩衝材 | |
WO2006125107A2 (en) | Corner restraint for securing articles on a shipping and/or storage rack | |
US20030209463A1 (en) | Delicate product packaging system | |
US8282324B2 (en) | Liner for cushioning and securing rolled coils and other cylindrical objects in a transverse trough of a railway car | |
US7757861B2 (en) | Package assembly with cross-shaped retaining member | |
CN101391680B (zh) | 轻质产品缓冲装置 | |
JP5649923B2 (ja) | 板状体の搬送用容器 | |
CN201148247Y (zh) | 缓冲垫体 | |
US8317441B2 (en) | Liner for cushioning and securing rolled coils and other cylindrical objects in a transverse trough of a railway car | |
US10189629B2 (en) | Paper based cellulosic dunnage | |
US20070000981A1 (en) | Box divider unit and method for its manufacture | |
KR102306529B1 (ko) | 코너 모서리 보호구 | |
JP3139973U (ja) | 輸送用緩衝材 | |
JP5701726B2 (ja) | 板状体の搬送用容器 | |
EP1985553A1 (en) | Packaging set with buffer means | |
JP3177073U (ja) | 仕切体及びこれを備える球体収納箱 | |
US20110062040A1 (en) | Edge protector |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131204 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140728 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141002 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5656663 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |