JP2012145612A - 光学式読取モジュールおよび光学式読取装置 - Google Patents

光学式読取モジュールおよび光学式読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】平面的に現わされる画像情報がホログラフィックに記録されたホログラムから画像情報を取得できる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置。
【解決手段】光学式読取モジュールは、ホログラムに記録された情報を再生するための再生照明光を照射する照明用光源と、ホログラムから再生される情報を撮像する撮像素子と、撮像対象に光学的ガイド形成用の光を投射する投光部とを備える。撮像対象であるホログラムに記録される情報は、予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される。
【選択図】図1

Description

本願開示は、光学式読取モジュールおよび光学式読取装置に関する。特に、文字やバーコードなど、平面的に現わされる画像情報を含むホログラムに対する光学式読取モジュールおよび光学式読取装置に関する。
立体表示が可能なホログラムは、クレジットカード、身分証明書などの真贋判定のために使用されている。ホログラムの中でも、近年では、干渉パターンを記録層内部の屈折率の差として記録する体積型ホログラムが使用されることが多い。これは、体積型ホログラムの偽造には、記録画像の制作に高度な技術が要求されることと、記録材料が入手困難なことによる。
しかしながら、体積型ホログラムの複製技術も日々進歩しており、ホログラムが、より高度な真贋判定機能および偽造防止対策を有していることが望まれている。ホログラムに対して、より高度な真贋判定機能を与える方法として、例えば、下記の特許文献1には、観察方向によって再生される画像が切り替わる画面切替え型ホログラムが開示されている。
ホログラムに対して、より高度な真贋判定機能を与えたいという要求がある一方で、ホログラムに記録された情報を機械読み取りするなど、真贋判定を簡便に行いたいという要求が存在する。例えば、ホログラフィックに記録された情報を再生させて撮像素子などによって光電変換し、機械読み取りを行いたいという要求が存在する。
真贋判定を簡便に行いたいという要求に対して、例えば、特許文献1に開示される画面切替え型ホログラムでは、記録された複数の画像情報を目視により確認する必要があり、利便性に欠ける面があった。
特開2008−122670号公報
ホログラフィックに記録された情報を取得できる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置を提供することを目的とする。
本出願人らは、従来技術が有する上述の課題を解決すべく、鋭意検討を行った。その結果、本出願人らは、再生される画像の回折光強度の半値全幅が規定されたホログラム記録媒体を見出した。該ホログラム記録媒体は、画像情報を複数記録することができ、例えば、ホログラム記録媒体を照明する照明光の方向を変更することにより、記録された画像情報のうちの一つを選択的に再生させることができる。本出願人らは、さらに、該ホログラム記録媒体によれば、記録されている画像情報が文字やバーコードなどの平面的に現わされる画像情報であっても、撮像の角度および距離を規定することにより、該画像情報を機械読み取りさせることが可能であることを見出した。
そこで本出願人らは、検討を重ね、所定の方向から所定の照明光を照射し、ホログラム記録媒体に記録された個々の画像情報を選択的に再生させ、再生される画像情報を簡便、迅速かつ確実に観察することができるホログラム再生装置を見出した。該ホログラム再生装置は、ホログラム記録媒体に対する照明光の照射方向および観察方向(撮像の方向)を規定することができ、ホログラムの撮像用の治具として好適である。
本出願人らが見出したホログラム記録媒体およびホログラム再生装置によれば、ホログラフィックに記録された文字やバーコードなどを機械読み取りさせることが可能である。ここで、上述したホログラム再生装置は、据え置き型の再生装置であるが、ハンドヘルドタイプの装置により、ホログラフィックに記録された画像情報の読み取りをさらに簡便に行いたいという要求が存在した。
そこで、本出願人らは、さらに検討を重ね、ホログラフィックに記録された文字情報やバーコード情報などを取得できる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置を見出すに至った。
光学式読取モジュールの好ましい実施の態様は、以下のとおりである。
予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される情報が少なくとも一つ記録されたホログラムを含む撮像対象に、ホログラムに記録された情報を再生するための再生照明光を照射する第1の照明用光源と、
ホログラムから再生される情報を撮像する撮像素子と、
撮像対象に第1の光学的ガイド形成用の光を投射する第1の投光部と
を備え、
撮像対象に映し出される第1の光学的ガイドの形状が、予め定められた角度とホログラムに対する再生照明光の照射角度とが等しくなるときに予め定められた形状となるように設定され、
撮像対象に映し出される第1の光学的ガイドの形状における予め定められた形状からの歪みにより、撮像対象の観察者に、ホログラムに対する再生照明光の照射角度と予め定められた角度との間のずれを知覚させる。
光学式読取装置の好ましい実施の態様は、以下のとおりである。
予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される情報が少なくとも一つ記録されたホログラムを含む撮像対象に、ホログラムに記録された情報を再生するための再生照明光を照射する照明用光源と、
ホログラムから再生される情報を撮像する撮像素子を含む撮像部と、
撮像対象に光学的ガイド形成用の光を投射する投光部と、
撮像部により、ホログラムから再生された情報の取得を開始するためのスイッチを備えるグリップ部と、
を備え、
撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状が、予め定められた角度とホログラムに対する再生照明光の照射角度とが等しくなるときに予め定められた形状となるように設定され、
撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状における予め定められた形状からの歪みにより、撮像対象の観察者に、ホログラムに対する再生照明光の照射角度と予め定められた角度との間のずれを知覚させる。
光学式読取モジュールまたは光学式読取装置が、ホログラムに対する再生照明光の照射角度と予め定められた角度との間のずれを知覚させる光学的ガイドに加え、撮像対象に第2の光学的ガイド形成用の光を投射する第2の投光部を備えることが好ましい。撮像対象の観察者が、撮像素子の撮像面とホログラムとの距離が適正であるか否かを、撮像対象に映し出される2つの光学的ガイドの形状が重なり合うか否かによりさらに知覚することができるからである。
ホログラムの中心および第1の投光部を結ぶ直線とホログラムの中心に立てた法線とのなす角、またはホログラムの中心および第2の投光部を結ぶ直線とホログラムの中心に立てた法線とのなす角のうち、少なくとも一方の角度が、15°以上90°未満であることが好ましい。ホログラムに対する再生照明光の照射角度と予め定められた角度との間のずれに対して、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状における予め定められた形状からの歪みの度合いを大きくできるからである。
光学式読取モジュールまたは光学式読取装置が、複数個の照明用光源を備え、複数個の照明用光源から撮像対象に照射される再生照明光の照射角度が、それぞれ異なる角度とされることが好ましい。複数個の照明用光源のうち、いずれの照明用光源から撮像対象に再生照明光が照射されるかが切り替えられることにより、ホログラムに記録された情報を選択的に再生させることができるからである。
光学式読取装置に備えられたグリップ部が、操作者が片手で保持できる形状であることが好ましい。光学式読取装置の操作が容易となるほか、例えば、撮像対象が水平に配置されていなくても、情報の取得が行いやすいからである。
光学式読取モジュールの好ましい実施の態様または光学式読取装置の好ましい実施の態様によれば、ホログラムを含む撮像対象に光学的ガイド形成用の光が投射され、撮像対象に光学的ガイドが映し出される。ここで、ホログラムには、予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される情報が少なくとも一つ記録されている。撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状は、予め定められた角度とホログラムに対する再生照明光の照射角度とが等しくなるときに予め定められた形状となるように設定されている。撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状は、予め定められた角度とホログラムに対する再生照明光の照射角度とのずれに応じて変形し、予め定められた形状から歪む。すなわち、撮像対象の観察者は、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状における予め定められた形状からの歪みにより、ホログラムに対する再生照明光の照射角度と予め定められた角度との間のずれを知覚する。
撮像対象の観察者が、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状を予め定められた形状となるようにすることで、撮像対象と光学式読取モジュールまたは光学式読取装置との間の相対位置関係が、情報の取得に適した相対位置関係となる。撮像対象と光学式読取モジュールまたは光学式読取装置との間の相対位置関係が適切となることで、ホログラムが所定の角度から確実に照明され、ホログラムに記録された情報が確実に再生される。さらに、ホログラムから予め定められた角度範囲において再生される情報が確実に撮像素子に入射することになり、ホログラムから再生された情報が確実に取得される。
少なくとも1つの実施例によれば、ホログラフィックに記録された情報を簡便、迅速かつ確実に取得できる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置を提供することができる。
図1Aは、第1の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を示す断面模式図である。図1Bは、第1の実施形態にかかる光学式読取装置によるホログラムに記録された二次元情報の読み取りを説明するための図である。 図2A〜図2Fは、光学的ガイド形成用の光の投射角度と、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。 図3Aは、第2の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を示す断面模式図である。図3Bは、第2の実施形態にかかる光学式読取装置によるホログラムに記録された二次元情報の読み取りを説明するための図である。 図4A〜図4Iは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離と、撮像対象に映し出される第1および第2の光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。 図5A〜図5Iは、撮像対象に映し出される第2の光学的ガイドの形状を一定に保った場合における、光学式読取装置および撮像対象の間の距離と、撮像対象に映し出される第1および第2の光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。 図6Aは、第3の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を模式的に示す上面図である。図6Bおよび図6Cは、複数個の画像情報が記録されたホログラムから個々の画像情報を選択的に再生させて情報の取得を行う場合における、再生照明光と回折光との関係を説明するための略線図である。 図7は、第3の実施形態にかかる光学式読取モジュールが組み込まれた定置式の光学式読取装置の構成例を示す斜視図である。 図8Aは、二次元バーコードを光学的に読み取るバーコードリーダの一例を示す斜視図である。図8Bは、図8Aに示すバーコードリーダを横から見たときの略線図である。 図9Aは、一次元バーコードが印刷されたラベルと、撮像素子との間の相対位置関係を説明するための平面図である。図9Bは、チルト角の説明に用いる略線図である。図9Cは、ピッチ角の説明に用いる略線図である。図9Dは、ピッチ角を大きくしたときにディスプレイに表示される画像の例を示す模式図である。図9Eは、スキュー角の説明に用いる略線図である。図9Fは、スキュー角を大きくしたときにディスプレイに表示される画像の例を示す模式図である。 図10Aは、二次元情報がホログラフィックに記録されたホログラムの再生照明光と回折光との関係を説明するための略線図である。図10Bは、規格化された回折光強度を角度βの関数として表わしたグラフと、回折光強度の再生角半値全幅との関係を示す図である。
以下、光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の実施形態について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
<0.バーコードリーダおよび二次元情報が記録されたホログラム>
<1.第1の実施形態>
<2.第2の実施形態>
<3.第3の実施形態>
<4.変形例>
なお、以下に説明する実施形態は、光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の好適な具体例である。以下の説明においては、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の例は、以下に示す実施形態に限定されないものとする。
<0.バーコードリーダおよび二次元情報が記録されたホログラム>
実施形態の理解を容易とするため、実施形態の説明の前に、一般的なバーコードリーダの構成および二次元情報が記録されたホログラムの概要について説明する。
[バーコードリーダ]
図8Aは、二次元バーコードを光学的に読み取るバーコードリーダの一例を示す斜視図である。図8Bは、図8Aに示すバーコードリーダを横から見たときの略線図である。なお、図8Bにおいては、結像光学系の図示は省略されている。
図8Aおよび図8Bに示すように、バーコードリーダ151は、例えば、撮像対象96の撮像を行うためのヘッド部hと、操作者がバーコードリーダ151を保持するためのグリップ部gとを備える。グリップ部gには、例えば、バーコードリーダ151に対して、二次元バーコードBtの読み取りの開始を指示するためのトリガスイッチ153が設けられる。ディスプレイ154は、バーコードリーダ151に必要に応じて設けられ、例えば、撮像素子105により撮像された二次元バーコードBtを画像として表示する。
図8Aに示す撮像対象96は、例えば、印刷などによりバーコードが現されたラベルである。バーコードが商品の包装に直接印刷され、商品の包装が撮像対象とされる場合もある。図8Aに示す例では、撮像対象96の表面に、二次元バーコードBtが印刷されている。
操作者がトリガスイッチ153を押下することにより、レーザダイオード103が点灯し、レーザダイオード103から出射された光が二次元バーコードBtを照明する。すると、二次元バーコードBtから反射した光の強弱が撮像素子105により撮像され、二次元バーコードBtに記録された情報の取得が行われる。
バーコードリーダ151により、二次元バーコードBtに記録された情報を取得するためには、二次元バーコードBtに対してヘッド部hを対向させ、二次元バーコードBtからの反射光を撮像素子105に確実に入射させなければならない。操作者がバーコードリーダ151を手に持ってバーコードリーダ151の操作を行う場合、撮像素子105に対する二次元バーコードBtからの反射光の入射角が、設計上の理想的な角度となることはまれである。そのため、撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の相対位置関係には、ある程度の許容範囲が設定されている。
撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の相対位置関係は、例えば、撮像素子105の撮像面の中心にたてた法線を、バーコードの中心を通るように延長した直線Cと、バーコードの中心に立てた法線Nとのなす角により表現できる。このとき、撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の相対位置関係は、例えば、チルト角θt、ピッチ角θpおよびスキュー角θsの組により表現することができる。以下、図8Aに示すように、撮像対象に現された画像情報、例えば、二次元バーコードBtの横方向をX方向、二次元バーコードBtの縦方向をX方向に直交するY方向とし、XY平面の法線方向をZ方向とする。
図9Aは、一次元バーコードが印刷されたラベルと、撮像素子との間の相対位置関係を説明するための平面図である。図9Aに示すように、撮像対象96の表面には一次元バーコードBoが印刷されているものとし、撮像対象96の中心と撮像素子105の中心とを一致させ、撮像対象96の表面と撮像素子105の撮像面とを平行とした場合を基準にとるものとする。また、矩形形状とされた撮像素子105の横方向および縦方向が、X方向およびY方向に一致しているものとする。
図9Bは、チルト角の説明に用いる略線図である。図9Bに示すように、チルト角θtは、バーコードと撮像素子との間のZ軸を中心とする回転を表す。
図9Cは、ピッチ角の説明に用いる略線図である。図9Dは、ピッチ角を大きくしたときにディスプレイに表示される画像の例を示す模式図である。図9Cに示すように、ピッチ角θpは、バーコードと撮像素子との間の左右の傾きを表す。
図9Eは、スキュー角の説明に用いる略線図である。図9Fは、スキュー角を大きくしたときにディスプレイに表示される画像の例を示す模式図である。図9Eに示すように、スキュー角θpは、バーコードと撮像素子との間の前後の傾きを表す。
撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の相対位置関係に設定される許容範囲としては、例えば、一次元バーコードを読み取りの対象とする場合、θt:±15°、θp:±50°〜70°、θs:±50°〜70°の程度である。
撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の相対位置関係としては、チルト角θt、ピッチ角θpおよびスキュー角θsの組のほか、撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の距離がある。バーコードの読み取りに際しては、撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の距離を、バーコードが読み取り可能な距離となるようにする必要がある。上述の読み取り可能な距離は、読取距離または読取深度と呼ばれ、20mm〜150mmの程度とされる。なお、レーザースキャナなどでは、撮像素子105の撮像面と、撮像対象96の表面との間の距離が大きくなるほど、バーコードの読み取りに必要とされる分解能が高くなるため、細かなバーコードが読み取りにくくなる傾向がある。したがって、一般的なバーコードリーダでは、この読取距離は、バーコードリーダの分解能から決まることになる。
[二次元情報が記録されたホログラム]
次に、本出願人らが見出した、二次元情報が記録されるホログラムの概要について説明する。該ホログラムは、多重記録により、複数個の画像情報の記録も可能である。多重記録された複数個の画像情報は、例えば、該ホログラムを照明する照明光の方向を変更することにより、個々の画像情報を選択的に再生させることができる。なお、本明細書中における二次元情報とは、文字やバーコードなど、平面的に現わされる画像情報をいうものとする。二次元情報としては、例えば、文字、番号、記号、図形、模様、一次元バーコード、二次元バーコードまたはこれらの結合が挙げられる。
図10Aは、二次元情報がホログラフィックに記録されたホログラムの再生照明光と回折光との関係を説明するための略線図である。図10Aに示すホログラム98には、例えば、二次元情報として一次元バーコードBohがホログラフィックに記録されている。二次元情報が記録されるホログラムの記録媒体は、例えば、干渉パターンを記録層内部の屈折率の差として記録する体積型ホログラムである。図10Aでは、矢印DLは、ホログラム98に対して専用照明用光源3から再生照明光ILを入射させたときに、ホログラム98からの回折光強度が極大となる方向を模式的に表している。また、円錐Ccは、ホログラム98に対して専用照明用光源3から再生照明光ILを入射させたときに、ホログラフィックに記録された一次元バーコードBohを観察できる範囲を模式的に表している。
二次元情報のホログラフィック記録の工程において、二次元情報を重畳させた物体光の拡散角度を調整することにより、ホログラム98を観察したときに二次元情報が観察される視野角を調整することができる。ここで、物体光の結像光学系の拡散角度を狭角に規定して二次元情報の記録を行い、ホログラム98から観察される二次元情報の視野角を狭角とすることにより、二次元情報の再生像を、シャープネスが高く、明るい画像とすることが可能である。
二次元情報の記録に際しては、二次元情報がホログラム98の記録面からごく浅い位置に直接定位するようにされる。二次元情報を定位させる位置がホログラム98の記録面上から大きく離れていると、拡散光源によりホログラム98を照明したときに多重像が再生され、再生像のシャープネスが劣化するため、二次元情報を機械読み取りすることが困難となるからである。なお、二次元情報を定位させる奥行きは、画像処理や拡散板の位置により自由に設定することが可能である。
図10Bは、規格化された回折光強度を角度βの関数として表わしたグラフと、回折光強度の再生角半値全幅との関係を示す図である。ここで、ホログラム98からの回折光強度が極大となる方向と、ホログラム98を観察する方向とのなす角を角度βとした。回折光強度の再生角半値全幅(半値全幅:full width at half maximum(FWHM))とは、回折光強度を、角度βの関数として表わしたときに、最大値の半分の値をとる角度を2倍した角度範囲のことを指す。図10Bに示す例では、回折光強度Iは、角度±γで最大値の半分となっている。したがって、このときの半値全幅は2γである。拡散角度が規定された物体光により二次元情報が記録されたホログラム98では、2γ≦8°の程度とされる。
ここで、再生像の視野角が狭角とされたホログラム98に記録された二次元情報を観察するには、(ホログラムに立てた法線の方向,ホログラムを照明する再生照明光の方向,ホログラムを観察する方向)の組を、適切な組み合わせとしなければならない。例えば、ホログラフィックに記録された二次元情報を機械読み取りするには、ホログラム98を所定の角度から確実に照明して、記録された二次元情報を確実に再生させ、ホログラム98からの回折光が、撮像素子5に確実に入射するようにしなければならない。言い換えれば、ホログラフィックに記録された二次元情報を機械読み取りするには、専用照明用光源3、ホログラム98および撮像素子5が、適切な相対位置関係となるようにする必要がある。
通常、二次元バーコードは、チルト角θtがどの角度であっても情報の取得ができるように構成されている。そのため、一次元バーコードBohにかえて、二次元バーコードを記録する場合には、チルト角θtについては問題ないように思われるが、ホログラフィックに記録された二次元バーコードを再生するには、再生照明光の方向を適切な方向とする必要がある。上述したように、二次元情報のホログラフィック記録の工程では、物体光の結像光学系の拡散角度が、狭角に規定されている。したがって、バーコードリーダなどの光学式読取装置に専用照明用光源3を組み込み、ホログラム98を照明してホログラフィックに記録された二次元情報の読み取りを行う場合には、チルト角θtの許容値が、一般的なバーコードリーダに比して小さくなる。
また、ホログラム98の回折光強度の再生角半値全幅は、上述したピッチ角θpおよびスキュー角θsの一般的な許容値に比して小さい。そのため、バーコードリーダなどの光学式読取装置により、ホログラフィックに記録された二次元情報の取得を行うには、光学式読取装置の操作者が、光学式読取装置と撮像対象との間の相対位置関係が適切であるかどうかを判断できることが望ましい。
これまでにも、LED(Light Emitting Diode)から出射させた光やレーザにより、撮像対象上にバーコードを狙うための光学的ガイドを映し出すハンドヘルドタイプのバーコードリーダは存在した。しかしながら、従来の光学的ガイドは、バーコードの現された位置を狙う目的であり、バーコードリーダの傾きを直感的に理解できるようなものにはなっていなかった。これは、チルト角θt、ピッチ角θpおよびスキュー角θsの許容範囲が、数十度と比較的大きく、印刷により記録されたバーコードの読み取りを行う場合には、バーコードリーダの傾きが大きな問題とならなかったことによる。
<1.第1の実施形態>
図1Aは、第1の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を示す断面模式図である。図1Bは、第1の実施形態にかかる光学式読取装置によるホログラムに記録された二次元情報の読み取りを説明するための図である。
図1Aに示すように、第1の実施形態では、専用照明用光源3、撮像素子5および第1の投光部7により、光学式読取モジュール1が構成される。光学式読取モジュール1は、例えば、筺体52に格納され、光学式読取装置51として、ホログラムに記録された情報の読み取りに用いられる。図1Aに示すグリップ部Gは、光学式読取装置51の操作者が、光学式読取装置51を保持する部分であり、操作者が片手で保持できる形状とされる。グリップ部Gには、ホログラム98から再生された情報の取得を開始するためのスイッチ53が設けられている。ディスプレイ54は、光学式読取装置51に必要に応じて設けられ、光学式読取装置51への指示に対する結果や、取得した情報の内容などを表示する。なお、図1Aでは、撮像対象99と撮像素子5との間に配置される結合光学系や、撮像素子5により撮像された画像の処理を行う画像処理部などの図示は省略されている。
図1Aでは、撮像対象99が、被着体97にホログラム98が貼り付けられて一体とされた構成とされているが、もちろん、ホログラム98の単体が撮像対象とされてもよい。ホログラム98には、例えば、二次元バーコードBthなどの二次元情報が記録されている。被着体97は、例えば、商品や商品の包装、ホログラム98と一体とされて使用される身分証明書などであり、特に限定されるものではない。
以下、専用照明用光源3、撮像素子5および第1の投光部7について、順に説明する。
(専用照明用光源)
専用照明用光源3は、所定の角度方向から、撮像対象99に含まれるホログラム98を照明し、ホログラム98に記録された情報を再生させるための光源である。専用照明用光源3としては、例えば、LED光源や蛍光灯、ハロゲンランプ、キセノンランプ、クリプトンランプ、EL(Electro Luminescence)光源などが挙げられる。LED光源としては、蛍光体励起型LEDを用いてもよい。光ファイバーなどによって導光された光を専用照明用光源3としてもよい。
専用照明用光源3は、ホログラム98における二次元情報が記録された領域の全体を照明できることが好ましい。ホログラム98に記録された二次元情報の全体が明るく再生され、再生された二次元情報を一度に読み取ることができるからである。ホログラム98に記録された二次元情報の全体を明るく再生させる観点から、専用照明用光源3とホログラム98の中心を結ぶ線上に、拡散板やコリメーションレンズなどを配置するようにしてもよい。または、専用照明用光源3に対してホログラム98とは反対側に、反射板を配置したり、専用照明用光源3を複数個の光源の群として構成したりしてもよい。
専用照明用光源3からホログラム98に向けて照射される再生照明光の波長に関しては、ホログラム98に情報を記録に用いるレーザ光の波長と必ずしも同一でなくともよい。ホログラム98に情報を記録に用いるレーザ光の波長成分が再生照明光に含まれていれば、ホログラム98に記録された情報の再生が可能である。
再生照明光の照射角度としては、ホログラム98の表面の法線方向から撮像する場合には、ホログラム98の中心および専用照明用光源3を結ぶ直線と、ホログラム98の中心に立てた法線とのなす角が、10°以上35°以下の範囲とされることが好ましい。専用照明用光源3と撮像素子5とを干渉しないように配置でき、光学式読取モジュール1を小型に構成できるからである。
(撮像素子)
撮像素子5は、専用照明用光源3からの再生照明光を受けたホログラム98から回折されて出射される回折光を受光し、光電変換を行って、回折光の強弱を電気信号として出力するための素子である。撮像素子5としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などに代表される素子が挙げられるが、もちろん、これらに限定されるものではない。
後述するように、撮像素子5は、ホログラム98からの回折光が撮像素子5に確実に入射するように配置される。なお、撮像素子5には、専用照明用光源3からの再生照明光、後述する第1の投光部7からの第1の光学的ガイド形成用の光、およびホログラム98の表面または裏面で正反射した光が入射しないようにして筺体52に配置される。
(第1の投光部)
第1の投光部7は、撮像対象99に第1の光学的ガイド形成用の光を投射するための光源である。第1の投光部7は、具体的には、例えば、光学的ガイド形成用光源7aおよびフィルタ7bから構成される。
光学的ガイド形成用光源7aとしては、例えば、LED光源、半導体レーザなどを用いることができる。フィルタ7bは、光学的ガイド形成用光源7aから出射された光を分散させ、所定の形状の光学的ガイドとして撮像対象に映し出すために配置される光学素子である。光学素子としては、例えば、回折光学素子や屈折光学素子を挙げることができる。光学的ガイド形成用光源7aおよびフィルタ7bの組にかえて、走査光学系により、撮像対象上に光学的ガイドを映し出すようにしてもよい。
光学的ガイド形成用光源7aから出射され、フィルタ7bを通過した光は、図1Bに示すように、撮像対象上で所定の形状の光学的ガイドog1を形成する。撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1の形状は、例えば、四辺形とされるが、もちろん、光学的ガイドog1の形状は、四辺形に限定されるものではない。
撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1は、光学式読取装置51と撮像対象99との間の相対位置関係が、ホログラム98から再生される二次元情報の読み取りに適切な相対位置関係になっているかどうかを操作者に知覚させるためのガイドである。言い換えれば、光学的ガイドog1は、専用照明用光源3、ホログラム98および撮像素子5の間の相対位置関係が、ホログラム98から再生される二次元情報の読み取りに適切な相対位置関係となっているかどうかを、操作者に知覚させるためのガイドである。
撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1は、専用照明用光源3から出射される再生照明光の照射角度が、ホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度であるときに、例えば、正方形となるように設定される。これは、再生照明光の照射角度がホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度からずれたときに、操作者が、撮像対象上に映し出された光学的ガイドog1の形状が歪んだことを直観的に認識しやすいからである。
したがって、光学的ガイドog1の形状としては、正方形に限られず、撮像対象上に映し出された光学的ガイドog1の形状が、例えば、正方形など、予め設定された形状から歪んだことを操作者に直観的に認識させられればよい。例えば、予め設定される形状が正方形である場合には、再生照明光の照射角度がホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度からずれると、撮像対象上に映し出された光学的ガイドog1の形状が、正方形から台形状に連続的に歪むことになる。
予め設定される形状としては、例えば、正方形や多角形、円形、十字形などを挙げることができる。予め設定される形状を円形とする場合には、チルト角θpのずれを認識できるように、例えば、円の一部分を直線状にしておくといったことや、円の一部分を欠けさせておくといったことが考えられる。このように、撮像対象上に映し出したときに、光学的ガイドog1の形状が全て線でつながっている必要はなく、例えば、正方形の4つの角部だけを分割して映し出すようにしてもよい。そのほか、ドットの集合や線分の集合を撮像対象上に映し出すことにより、光学的ガイドog1を構成してもよく、上述した形状の例を組み合わせてもよい。
図2A〜図2Fは、光学的ガイド形成用の光の投射角度と、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。再生照明光の照射角度が二次元情報の再生に適した角度からずれたことを操作者に知覚させる観点からすると、再生照明光の照射角度のずれに対して、撮像対象に映し出される光学的ガイドog1の形状の変化の程度が大きいことが好ましい。図2A〜図2Fでは、専用照明用光源3から出射される再生照明光の照射角度が、ホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度であるときに、撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1が正方形となるように設定されているものとする。
図2Aは、ホログラム98の法線方向に第1の投光部7を配置し、光学式読取装置51に対してスキュー角を与えた場合を示している。このとき、撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1の形状は、図2Bに示すように、正方形から台形状に歪む。
図2Cは、ホログラム98の中心に立てた法線Nと、ホログラム98の中心および第1の投光部7を結ぶ直線Mとのなす角度をζ1とし、光学式読取装置51に対して図2Aに示した例と同様のスキュー角を与えた場合を示している。このときに撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1の形状を図2Dに示す。また、図2Eは、ホログラム98の中心に立てた法線Nと、ホログラム98の中心および第1の投光部7を結ぶ直線Mとのなす角度をζ2とし、光学式読取装置51に対して図2Aに示した例と同様のスキュー角を与えた場合を示している。このときに撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1の形状を図2Fに示す。ここでは、0°<ζ1<ζ2<90°とした。
図2A〜図2Fに示すように、光学式読取装置51に対して同じスキュー角を与えた場合、ホログラム98の中心に立てた法線Nと、ホログラム98の中心および第1の投光部7を結ぶ直線Mとのなす角度が大きいほど、光学的ガイドog1の歪みが大きい。なお、図2A〜図2Fでは、光学式読取装置51に対して同じスキュー角を与えた場合を例示したが、光学式読取装置51に対して同じ大きさのピッチ角を与えたときも同様である。
したがって、光学的ガイド形成用の光が、撮像対象に斜め方向から投射されることが好ましく、ホログラムの中心および第1の投光部を結ぶ直線と、ホログラムの中心に立てた法線とのなす角は、好ましくは15°以上90°未満の範囲とされる。このとき、台形歪(キーストン歪み)を事前に補正しておくことにより、再生照明光の照射角度が二次元情報の再生に適した角度であるときに、光学的ガイドog1が予め設定された形状となるようにすることができる。
上述したように、撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1は、専用照明用光源3から出射される再生照明光の照射角度が、ホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度であるときに、例えば、正方形となる。このとき、例えば、ホログラム98からの回折光強度が極大となる方向が、撮像素子5の撮像面に対するホログラム98からの回折光の入射方向となるようにされる。すなわち、撮像対象上に映し出される光学的ガイドog1の形状が正方形であるときに、ホログラム98からの回折光が、撮像素子5に確実に入射するようにされる。
第1の実施形態によれば、光学式読取装置51の操作者は、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状の歪みにより、撮像対象と光学式読取装置51との間の相対位置関係が適切であるかどうかを判断することができる。また、撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状を予め定められた形状に近づけることにより、撮像対象と光学式読取装置51との間の相対位置関係を情報の取得に適した相対位置関係に調整することができる。したがって、光学式読取装置51の操作者は、ホログラム98を所定の角度から確実に照明してホログラム98に記録された情報を確実に再生させたうえで、スイッチ53を押下し、情報の取得を行うことができる。なお、ホログラム98からの回折光を撮像素子5に確実に入射させることができてしまえば、既存のソフト、アルゴリズムなどに大きな変更を加える必要もない。
<2.第2の実施形態>
図3Aは、第2の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を示す断面模式図である。図3Bは、第2の実施形態にかかる光学式読取装置によるホログラムに記録された二次元情報の読み取りを説明するための図である。
図3Aに示すように、第2の実施形態では、光学式読取モジュール11は、専用照明用光源3、撮像素子5および第1の投光部7を備え、光学的ガイド形成用光源8aおよびフィルタ8bから構成される第2の投光部8をさらに備えている。したがって、第2の実施形態にかかる光学式読取装置61は、第1の実施形態にかかる光学式読取装置51と比較して、光学的ガイド形成用光源8aおよびフィルタ8bから構成される第2の投光部8をさらに備えている。光学的ガイド形成用光源8aおよびフィルタ8bとしては、光学的ガイド形成用光源7aおよびフィルタ7bと同様の構成をそれぞれ用いることができる。なお、図3Aでは、撮像対象99と撮像素子5との間に配置される結合光学系や、撮像素子5により撮像された画像の処理を行う画像処理部などの図示は省略されている。
第2の実施形態では、図3Bに示すように、第2の投光部8から投射される第2の光学的ガイド形成用の光により、撮像対象99には、第1の光学的ガイドog1に加え、第2の光学的ガイドog2がさらに映し出される。図3Bに示す例では、撮像対象上に映し出される第2の光学的ガイドog2の形状を四辺形としているが、これに限定されるものではない。
撮像対象上に映し出される第2の光学的ガイドog2は、光学式読取装置61と撮像対象99との間の距離が、ホログラム98から再生される二次元情報の読み取りに適切な読取距離になっているかどうかを操作者に知覚させるためのガイドである。言い換えれば、撮像素子5の撮像面と、撮像対象99の表面との間の距離が、ホログラム98から再生される二次元情報の読み取りに適切な読取距離となっているかどうかを、操作者に知覚させるためのガイドである。光学式読取装置61と撮像対象99との間の距離が適切でないと、二次元情報が記録されていない領域を照明してしまう。または、二次元情報が記録された領域のうちの限られた部分のみが明るく再生され、記録されている二次元情報を一度に読み取ることが難しくなってしまう。
撮像対象上に映し出される第2の光学的ガイドog2は、専用照明用光源3から出射される再生照明光の照射角度が、ホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した角度であるときに、予め定められた形状となるように設定される。ここで、第2の光学的ガイドog2における予め定められた形状としては、例えば、正方形など、第1の光学的ガイドog1における予め定められた形状と同様に構成することができる。第2の光学的ガイドog2における予め定められた形状は、第1の光学的ガイドog1における予め定められた形状と同一とされてもよいし、異なっていてもよい。例えば、一方を正方形とし、他方を正方形の4つの角部だけとすることもできる。
撮像対象上に映し出される第2の光学的ガイドog2は、さらに、光学式読取装置61と撮像対象99との間の距離が、ホログラム98に記録された二次元情報の再生に適した読取距離であるときに、第1の光学的ガイドog1と重なり合うように設定される。すなわち、光学式読取装置61の操作者は、撮像対象上に映し出される2つの光学的ガイドが重なり合うか否かにより、撮像素子5の撮像面と、撮像対象99の表面との間の距離が適切であるかどうかを判断することができる。
図4A〜図4Iは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離と、撮像対象に映し出される第1および第2の光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。
図4A〜図4Cは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離よりも大きい場合を示している。図4Aは、光学式読取装置61に対して正のスキュー角を与えた場合を示し、図4Cは、光学式読取装置61に対して負のスキュー角を与えた場合を示している。図4A〜図4Cに示すいずれの場合も、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2は重なり合わない。
図4D〜図4Fは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離である場合を示している。なお、図4D〜図4Fでは、説明の都合上、第1の光学的ガイドog1の大きさと第2の光学的ガイドog2の大きさを僅かにかえて図示している。
図4Eに示す場合は、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2は、予め定められた形状、例えば正方形であり、互いに重なり合っている。すなわち、図4Eは、撮像対象と光学式読取装置61との間の相対位置関係が、角度、距離ともに適切となっている場合を示している。一方、図4Dは、光学式読取装置61に対して正のスキュー角を与えた場合を示し、図4Fは、光学式読取装置61に対して負のスキュー角を与えた場合を示している。図4Dおよび図4Fに示す場合では、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2は重なり合っているが、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2の形状は、正方形から歪み、台形となっている。したがって、図4Dおよび図4Fに示す場合には、光学式読取装置61の操作者は、撮像対象と光学式読取装置61との間の相対位置関係が距離については適切であるが、角度については適切でないことを認識することができる。
図4G〜図4Iは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離よりも小さい場合を示している。図4Gは、光学式読取装置61に対して正のスキュー角を与えた場合を示し、図4Iは、光学式読取装置61に対して負のスキュー角を与えた場合を示している。図4G〜図4Iに示すいずれの場合も、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2は重なり合わない。
第1の投光部7に加えて、第2の投光部8をさらに設ける場合には、光学的ガイド形成用光源7aから出射された光を分散させる拡散角と、光学的ガイド形成用光源8aから出射された光を分散させる拡散角とを異ならせることが好ましい。または、第1の光学的ガイド形成用の光の投射角度と、第2の光学的ガイド形成用の光の投射角度を異ならせることが好ましい。撮像対象に映し出される光学的ガイドの形状の変化を、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2の間で異ならせることができるからである。なお、第1の光学的ガイド形成用の光および第2の光学的ガイド形成用の光の少なくとも一方を、撮像対象に対して垂直に投射するようにしてもよい。
光学的ガイド形成用光源7aから出射される光の波長と、光学的ガイド形成用光源8aから出射される光の波長を異なる波長としてもよい。このようにすることで、撮像対象に映し出される第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2の色みをそれぞれ異ならせることができる。したがって、光学式読取装置61の操作者は、撮像対象に映し出される第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2を区別して認識することができる。
そのほか、第2の投光部8が、光学式読取装置61の傾きに対して、常に同じ姿勢を保つようにしてもよい。このとき、光学式読取装置61を傾けた場合にも、撮像対象に対する第2の光学的ガイド形成用の光の投射角度を常に一定とすることができ、撮像対象に映し出される第2の光学的ガイドog2の形状を一定に保つことができる。
図5A〜図5Iは、撮像対象に映し出される第2の光学的ガイドの形状を一定に保った場合における、光学式読取装置および撮像対象の間の距離と、撮像対象に映し出される第1および第2の光学的ガイドの形状との間の関係を説明するための略線図である。図5A〜図5Cは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離よりも大きい場合を示している。図5D〜図5Fは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離である場合を示している。図5G〜図5Iは、光学式読取装置および撮像対象の間の距離が、適切な読取距離よりも小さい場合を示している。なお、図5D〜図5Fでは、説明の都合上、第1の光学的ガイドog1の大きさと第2の光学的ガイドog2の大きさを僅かにかえて図示している。
図5A〜図5Iに示すように、撮像対象に映し出される第2の光学的ガイドの形状を一定に保った場合には、撮像対象と光学式読取装置61との間の相対位置関係が、角度、距離ともに適切となっている場合にのみ、2つのガイドが互いに重なり合う。
第2の実施形態によれば、光学式読取装置61の操作者は、撮像対象に映し出される2つの光学的ガイドの形状の歪みと、撮像対象に映し出される2つの光学的ガイドが重なり合うか否かを認識することができる。したがって、光学式読取装置61の操作者は、撮像対象と光学式読取装置61との間の相対位置関係が適切であるかどうかを判断することができる。
<3.第3の実施形態>
図6Aは、第3の実施形態にかかる光学式読取モジュールおよび光学式読取装置の構成を模式的に示す上面図である。図6Bおよび図6Cは、複数の二次元情報が記録されたホログラムに対する個々の二次元情報の読み取りを説明するための図である。
図6Aに示すように、第3の実施形態では、光学式読取モジュール21は、ホログラムを照明するための光源を複数個備えている。具体的には、例えば、専用照明用光源3aおよび3b、撮像素子5、ならびに第1の投光部7および第2の投光部8により、光学式読取モジュール21が構成される。したがって、第3の実施形態にかかる光学式読取装置71は、第2の実施形態にかかる光学式読取装置61と比較して、例えば、2つの専用照明用光源を備えている。上述した複数個の専用照明用光源、例えば、専用照明用光源3aおよび3bは、撮像対象への再生照明光の照射角度が、相異なる角度となるように配置される。なお、専用照明用光源の個数は、2つに限られない。
上述したように、ホログラム98を、複数個の画像情報が記録されたホログラムとすることもできる。第3の実施形態にかかる光学式読取モジュール21および光学式読取装置71は、ホログラム98に記録された個々の画像情報を選択的に再生させ、情報の取得を行う。
図6Bおよび図6Cは、複数個の画像情報が記録されたホログラムから個々の画像情報を選択的に再生させて情報の取得を行う場合における、再生照明光と回折光との関係を説明するための略線図である。図6Bおよび図6Cに示す例では、ホログラム98には、例えば、二次元バーコードBthおよび一次元バーコードBohが多重記録されている。複数個の画像情報が記録されたホログラム98は、例えば、ホログラム98を照明する再生照明光の方向を変更することにより、記録された画像情報のうちの一つを選択的に再生させることができる。
画像情報のうちの一つを選択的に再生可能なホログラム98は、ホログラム98への画像情報の記録において、二次元バーコードBthの記録の際の参照光の照射角度と、一次元バーコードBohの記録の際の参照光の照射角度とを異ならせることにより製作できる。図6Bに示すように、例えば、専用照明用光源3aのみを点灯させ、ホログラム98に対して専用照明用光源3aから再生照明光ILaを照射すると、ホログラム98から二次元バーコードBthが再生される。ホログラム98から再生された二次元バーコードBthの回折光DLaは、撮像素子5に入射する。また、図6Cに示すように、例えば、専用照明用光源3bのみを点灯させ、ホログラム98に対して専用照明用光源3bから再生照明光ILbを照射すると、ホログラム98から一次元バーコードBohが再生される。ホログラム98から再生された一次元バーコードBohの回折光DLbは、撮像素子5に入射する。
第3の実施形態によれば、第3の実施形態にかかる光学式読取モジュール21および光学式読取装置71が複数個の専用照明用光源を備えるので、複数個の画像情報が記録されたホログラム98から個々の画像情報を選択的に再生させることができる。さらに、選択的に再生させた画像情報の取得を行うことができる。
なお、光学式読取モジュール21および光学式読取装置71が、複数個の専用照明用光源の点灯を切り替えるための切り替えスイッチや制御用回路を備えていることが好ましい。複数個の画像情報の取得に際しては、複数個の専用照明用光源を順次点灯させて選択的に再生された個々の画像情報を連写するように設定するなどして、複数個の画像情報を取得するようにしてもよい。撮像対象に映し出される2つの光学的ガイドの形状から、操作者が撮像対象と光学式読取装置71との間の相対位置関係を適切な相対位置関係とすれば、操作者にストレスを与えずに、連写機能により自動的に複数個の画像情報を取得することができる。ホログラム98に記録された複数個の画像情報が、互いに関連付けされている場合には、取得された個々の画像情報の間の照合を行うようにしてもよい。
[第3の実施形態の変形例]
図7は、第3の実施形態にかかる光学式読取モジュールが組み込まれた定置式の光学式読取装置の構成例を示す斜視図である。図7に示すように、光学式読取装置81は、その内部に第3の実施形態にかかる光学式読取モジュール21が組み込まれている。さらに、例えば、その前面にディスプレイ84が設けられ、光学式読取装置81への指示内容および該指示内容に対する結果や、取得された情報などが表示される。ディスプレイ84を、タッチパネルを備えるディスプレイとし、操作パネルとして構成してもよい。光学式読取装置81は、例えば、磁気カード97にホログラム98が被着されて構成されたクレジットカード99が光学式読取装置81の前面にかざされることにより、ホログラム98に記録された画像情報の取得を行う。
撮像対象であるクレジットカード99には、第1の投光部7および第2の投光部8からの第1の光学的ガイド形成用の光および第2の光学的ガイド形成用の光がそれぞれ投射される。したがって、クレジットカード99上には、第1の光学的ガイドog1および第2の光学的ガイドog2が映し出される。クレジットカード99の所有者は、クレジットカード99の傾きを調整することにより、クレジットカード99と光学式読取装置81との間の相対位置関係を適切な相対位置関係とすることができる。
クレジットカード99と光学式読取装置81との間の相対位置関係が、情報の取得に適切な相対位置関係となると、例えば、専用照明用光源3aおよび3bから再生照明光が順次照射され、ホログラム98からの回折光が、窓部Wを介して撮像素子5に入射する。このとき、ホログラム98から再生される二次元情報の視野角が狭範囲とされているため、ホログラム98に記録された二次元情報を他人に覗き見されるおそれが少ない。
<4.変形例>
以上、好適な実施形態について説明したが、好適な具体例は、上述した説明に限定されるものではない。例えば、専用照明用光源を走査光学系により構成したり、光学式読取モジュールにオートフォーカス機能を付与したりしてもよい。また、例えば、データ送受信部を設け、取得した情報を情報端末やサーバとの間でやり取りできるようにしてもよい。
また、例えば、光学式読取モジュールは、携帯情報端末(personal digital assistance(PDA))や携帯電話、スマートフォン、電子手帳、ラップトップ型コンピュータなどの電子機器に組み込むほか、換装可能なアタッチメントとして電子機器と組み合わせて使用するようにしてもよい。
上述した実施形態では、筺体の形状を略直方体形状としたが、これに限られない。例えば、光学式読取装置をハンドガン型の光学式読取装置として構成してもよい。グリップ部Gは、片手で保持できる形状であればよく、グリップ部Gをハンドル状としてもよいし、グリップ部Gにベルトなどを設けてもよい。また、例えば、光学式読取装置に指示を与えるためのテンキーをグリップ部に設けるようにしてもよい。また、例えば、安全のため、情報の取得を開始するためのスイッチのほか、光学的ガイド形成用の光の投射を開始するためのスイッチを別に設けるようにしてもよい。また、例えば、ディスプレイを、タッチパネルを備えるディスプレイとし、操作パネルとして構成してもよい。
また、上述した実施形態では、光学式読取装置の背面と撮像対象とを対向させ、光学式読取装置の背面から再生照明光を照射する構成としたが、これに限られない。例えば、光学式読取装置の側面と撮像対象とを対向させるようにしてもよい。
上述した第2および第3の実施形態では、撮像対象に映し出された第1および第2の光学的ガイドが重なり合うか否かにより、光学式読取装置と撮像対象との間の距離が適切であるかどうかを判断できるようにしたが、この例に限られない。例えば、印刷などにより、撮像対象にガイド用のマークを記録しておき、撮像対象に映し出された第1の光学的ガイドがガイド用のマークに重なり合うか否かにより、光学式読取装置と撮像対象との間の距離が適切であるかどうかを判断できるようにしてもよい。または、ホログラムの外形をガイド用のマークとして機能させるようにしてもよい。
少なくとも1つの実施例によれば、ホログラフィックに記録された情報を簡便、迅速かつ確実に取得できるので、バーコードリーダのほか、スキャナや光学的文字読取装置(optical character reader(OCR))、光学式マーク読取装置(optical mark reader(OMR))、印章認識用の装置、指紋照合装置、貨幣識別装置、またはこれらの組み合わせなどに応用することができる。
1 ・・・光学式読取モジュール
3 ・・・専用照明用光源
3a,3b・・・専用照明用光源
5 ・・・撮像素子
7 ・・・第1の投光部
7a ・・・光学的ガイド形成用光源
7b ・・・フィルタ
8 ・・・第2の投光部
8a ・・・光学的ガイド形成用光源
8b ・・・フィルタ
11 ・・・光学式読取モジュール
21 ・・・光学式読取モジュール
51 ・・・光学式読取装置
53 ・・・スイッチ
61 ・・・光学式読取装置
71 ・・・光学式読取装置
81 ・・・光学式読取装置
97 ・・・被着体
98 ・・・ホログラム
99 ・・・撮像対象
og1 ・・・第1の光学的ガイド
og2 ・・・第2の光学的ガイド
G ・・・グリップ部

Claims (6)

  1. 予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される情報が少なくとも一つ記録されたホログラムを含む撮像対象に、前記ホログラムに記録された情報を再生するための再生照明光を照射する第1の照明用光源と、
    前記ホログラムから再生される情報を撮像する撮像素子と、
    前記撮像対象に第1の光学的ガイド形成用の光を投射する第1の投光部と
    を備え、
    前記撮像対象に映し出される前記第1の光学的ガイドの形状が、前記予め定められた角度と前記ホログラムに対する前記再生照明光の照射角度とが等しくなるときに予め定められた形状となるように設定され、
    前記撮像対象に映し出される前記第1の光学的ガイドの形状における前記予め定められた形状からの歪みにより、前記撮像対象の観察者に、前記ホログラムに対する前記再生照明光の照射角度と前記予め定められた角度との間のずれを知覚させる光学式読取モジュール。
  2. 前記撮像対象に第2の光学的ガイド形成用の光を投射する第2の投光部をさらに備え、
    前記撮像対象に映し出される前記第1の光学的ガイドの形状および前記第2の光学的ガイドの形状が、重なり合うか否かにより、前記撮像対象の観察者に、前記撮像素子の撮像面と前記ホログラムとの距離が適正であるか否かをさらに知覚させる
    請求項1に記載の光学式読取モジュール。
  3. 前記ホログラムの中心および前記第1の投光部を結ぶ直線と前記ホログラムの中心に立てた法線とのなす角、または前記ホログラムの中心および前記第2の投光部を結ぶ直線と前記ホログラムの中心に立てた法線とのなす角のうち、少なくとも一方の角度が、15°以上90°未満である
    請求項2に記載の光学式読取モジュール。
  4. 前記第1の照明用光源とは異なる一以上の照明用光源をさらに備え、
    前記第1の照明用光源を含む複数個の照明用光源から前記撮像対象に照射される再生照明光の照射角度が、それぞれ異なる角度とされ、
    前記第1の照明用光源を含む前記複数個の照明用光源のうち、いずれの照明用光源から前記撮像対象に再生照明光が照射されるかが切り替えられることにより、前記ホログラムに記録された情報を選択的に再生させる
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学式読取モジュール。
  5. 予め定められた角度から照明された際に予め定められた角度範囲において再生される情報が少なくとも一つ記録されたホログラムを含む撮像対象に、前記ホログラムに記録された情報を再生するための再生照明光を照射する照明用光源と、
    前記ホログラムから再生される情報を撮像する撮像素子を含む撮像部と、
    前記撮像対象に光学的ガイド形成用の光を投射する投光部と、
    前記撮像部により、前記ホログラムから再生された情報の取得を開始するためのスイッチを備えるグリップ部と、
    を備え、
    前記撮像対象に映し出される前記光学的ガイドの形状が、前記予め定められた角度と前記ホログラムに対する前記再生照明光の照射角度とが等しくなるときに予め定められた形状となるように設定され、
    前記撮像対象に映し出される前記光学的ガイドの形状における前記予め定められた形状からの歪みにより、前記撮像対象の観察者に、前記ホログラムに対する前記再生照明光の照射角度と前記予め定められた角度との間のずれを知覚させる光学式読取装置。
  6. 前記グリップ部が、操作者が片手で保持できる形状である
    請求項5に記載の光学式読取装置。
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