JP2012144311A - 用紙処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】省エネルギー化を図りつつ、折りが施された用紙をローラ対で搬送することができる用紙処理装置を提供する。
【解決手段】折りが施された用紙を搬送するローラ対と、ローラ対の少なくとも一方のローラを駆動する駆動手段と、駆動手段を制御する駆動制御手段と、用紙の位置を検知する用紙位置検知手段とを備えた用紙処理装置において、用紙折り手段により折りが施された用紙の前記ローラ対による搬送時に、用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているか、用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているかを判断する判断手段を有しており、判断手段の判断結果に基づいて駆動制御手段により、用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているときの駆動手段の駆動力を、用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているときよりも小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙に所定の処理を行う用紙処理装置に関するものである。
この種の用紙処理装置として、用紙に形成させた撓みをローラ対のニップに挟み込んで搬送することにより、用紙に折り目を形成する折り処理を行なうものが知られている。ローラ対のニップに用紙を挟み込んで搬送している際に、ローラ対の少なくとも一方のローラを駆動させる駆動源であるモータに大きな負荷がかかると、モータが脱調する虞がある。このようなモータの脱調を抑えるためには、モータにかかる負荷に打ち勝つようにモータの駆動力を大きくすれば良いが、常にモータの駆動力を大きくしていると消費電力が増大してしまう。
特許文献1に記載の用紙処理装置では、用紙先端検知センサーによる用紙先端の検知から所定時間後の用紙の位置を求め、ローラ対のニップを用紙が通過しているときにモータの駆動力を、用紙が前記ニップを通過していないときよりも大きくしている。これにより、モータの脱調を抑えつつ、常にモータの駆動力を大きくする場合よりも消費電力が抑えられ省エネルギー化を図ることができるとされている。
しかしながら、用紙に施される後処理として折り処理が施された用紙では、図14に示すように単一の用紙において、用紙が2枚以上重なった箇所と、用紙が重なっておらず1枚の箇所とが、ローラ対210のニップを通過する場合がある。前記1枚の箇所が前記ニップを通過するときにモータにかかる負荷は、前記2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過するときよりも小さくなる。そのため、前記1枚の箇所が前記ニップを通過するときに、前記2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過するときと同じ大きさの駆動力でモータによりローラを駆動させると、過剰な駆動力の分だけ消費電力が増大するといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、省エネルギー化を図りつつ、折りが施された用紙をローラ対で搬送することができる用紙処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、折りが施された用紙を搬送するローラ対と、前記ローラ対の少なくとも一方のローラを駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、前記用紙の位置を検知する用紙位置検知手段とを備え、前記用紙位置検知手段の検知結果に基づいて前記駆動制御手段により、前記ローラ対のニップを前記用紙が通過していないときの前記駆動手段の駆動力を、前記ニップを前記用紙が通過しているときよりも小さくする用紙処理装置において、前記ローラ対による前記用紙の搬送時に、前記用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているか、前記用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているかを判断する判断手段を有しており、前記判断手段の判断結果に基づいて前記駆動制御手段により、前記用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているときの前記駆動手段の駆動力を、前記用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているときよりも小さくすることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の用紙処理装置において、上記用紙位置検知手段は、ローラの回転速度を取得する回転速度取得手段と、用紙先端を検知する用紙先端検知手段と、前記用紙先端検知手段の検知結果と前記回転速度取得手段の取得情報とから、前記用紙先端検知手段により用紙先端が検知されてから所定時間経過毎の用紙先端位置を判定する用紙位置判定手段とからなることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の用紙処理装置において、上記判断手段は、用紙サイズ情報を取得する用紙サイズ情報取得手段と、用紙に施される折り処理の種類に対応した折りモード情報を取得する折りモード情報取得手段と、前記用紙サイズ情報と前記折りモード情報とから折りが施された用紙の2枚以上重なっている箇所と1枚の箇所とを把握する用紙状態把握手段とからなり、上記用紙位置検知手段の検知結果と前記用紙情報把握手段の把握した情報とから、上記ローラ対のニップに前記用紙の2枚以上重なった箇所が挟み込まれているか、前記用紙の1枚の箇所が挟み込まれているかを判断することを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の用紙処理装置において、上記ローラ対に用紙が進入するときに上記駆動制御手段によって上記駆動手段の駆動力を上昇させることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項2、3または4の用紙処理装置において、上記駆動手段はステッピングモータであり、前記駆動手段のクロック数を計測するクロック数計測手段を有しており、上記用紙位置検知手段は前記クロック数計測手段の計測結果と前記用紙先端検知手段の検知結果とから用紙位置を検知することを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項2、3、4または5の用紙処理装置において、上記駆動制御手段は、上記回転速度取得手段が取得した上記ローラの回転速度に応じて上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の用紙処理装置において、用紙の種類を検出する用紙種類検出手段を有しており、前記用紙種類検出手段により検出された用紙の種類に応じて上記駆動制御手段により上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の用紙処理装置において、上記ローラの回転速度と用紙の種類とに応じて上記駆動制御手段により上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の用紙処理装置において、上記駆動手段はステッピングモータであり、上記駆動制御手段が定電圧駆動方式のステッピングモータドライバ回路であることを特徴とするものである。
本発明においては、ローラ対のニップを用紙が通過していないときだけではなく、前記ニップを折り処理が施された用紙の1枚の箇所が通過するときにも、前記ニップを用紙の2枚以上重なった箇所が通過するときより駆動手段の駆動力を小さくする。これにより、前記用紙の2枚以上重なった箇所が通過しているよりも駆動手段にかかる負荷が小さい、前記用紙の1枚の箇所が通過しているときの駆動手段の駆動力が、過剰な大きさになるのを抑制することができる。よって、前記用紙の1枚の箇所が通過しているときと、前記用紙が2枚以上重なった箇所が通過しているときとで、駆動手段の駆動力が同じ大きさの場合よりも、前記用紙の1枚の箇所が通過しているときに駆動力を小さくする分、省エネルギー化を図ることができる。
以上、本発明によれば、省エネルギー化を図りつつ、折りが施された用紙をローラ対で搬送することができるという優れた効果がある。
REF電圧制御のフローチャート。 実施形態に係る用紙折り装置の概略構成図。 Z折り動作の説明図。 内三つ折り動作の説明図。 定電流駆動方式におけるステッピングモータ制御回路のブロック図。 第1紙有無センサー周辺の拡大図。 DCモータの速度制御回路図。 用紙先端を何回も折る動作(増し折り動作)を行なう場合の説明図。 REF電圧制御のフローチャート。 搬送モータの回転速度と、消費電力の低減と脱調レスを両立することが可能なREF電圧との関係を示すグラフ。 用紙の種類と最適なREF電圧との関係を示すグラフ。 搬送モータ回転速度及び用紙の種類と、最適なREF電圧との関係を示すグラフ。 定電圧駆動方式におけるステッピングモータ制御回路のブロック図。 単一の用紙において用紙の2枚以上重なった箇所と1枚の箇所とがローラ対のニップを通過する場合の説明図。
図2は、本実施形態に係る用紙に折り処理を施す用紙折り装置の概略構成図である。
この用紙折り装置は、用紙を搬送するための搬送路として、第一ストッパー搬送路101、第二搬送路102、第二ストッパー搬送路103、第四搬送路104、第五搬送路105、ストレート搬送路106を有する。なお、ストレート搬送路106は、用紙搬入口から用紙を受け入れ用紙を折らずに用紙折り装置よりも用紙搬送方向下流側にある後処理装置へ排紙するための搬送路である。各搬送路は、用紙の搬送を案内するためのガイド板が用紙の厚さ方向両側に所定の隙間距離を設けて配置されることで形成される。各搬送路は、搬送路同士が直接あるいは2つの折りローラからなるローラ対を挟んで配置される。また、搬送経路を切り替えるよう各搬送路へ用紙の案内する、第一切替爪301、第二切替爪302、内三つめくれ防止爪303が設けられている。また、第一ストッパー搬送路101、第二ストッパー搬送路103の搬送路内には、搬送されてきた用紙の先端を当接停止させる停止部材として、第一ストッパー401、第二ストッパー402がそれぞれ設けられている。また、第一折りローラ201と第二折りローラ202とが、第三折りローラ203と第四折りローラ204とが、それぞれ折りローラ対を構成している。
このような構成により、各折りモード(Z折り、内三つ折り)での用紙折り処理動作が可能となる。以下、各折り処理動作を説明する。
図3は、Z折り動作の説明図である。
本体より受け入れた用紙は、第1切替爪301によって第1ストッパ搬送路101へ案内される。第1ストッパ搬送路101内の第1ストッパ401に用紙先端を突き当てて撓ませ、第1搬送ローラ対201によって形成される第1ニップで1回目の折りを行なう。1回目折り完了後、第2搬送路102から第2ストッパ搬送路103へ搬送され、第2ストッパ搬送路103内の第2ストッパ402に用紙先端を突き当てて撓ませ、第2搬送ローラ対202によって形成される第2ニップで2回目の折りを行ない、Z折り完了となる。折り完了後、第2切替爪302によって第4搬送路104へ案内され、下流機へ搬送される。
図4は、内三つ折り動作の説明図である。
本体より受け入れた用紙は、第1切替爪301によって第1ストッパ搬送路101へ案内される。第1ストッパ搬送路101内の第1ストッパ401に用紙先端を突き当てて撓ませ、第1搬送ローラ対201によって形成される第1ニップで1回目の折りを行なう。1回目折り完了後、第2搬送路102から第2ストッパ搬送路103へ搬送され、第2ストッパ搬送路103内の第2ストッパ402に用紙先端を突き当てて撓ませ、第2搬送ローラ対202によって形成される第2ニップで2回目の折りを行なう。この時、内三つめくれ防止爪303によって、内側へ折り込まれた用紙先端を、第2ニップへガイドしながら折りを行ない、内三つ折り完了となる。折り完了後、第2切替爪302によって第5搬送路105へ案内され、機内スタッカー500へ搬送される。
図5は、用紙折り装置の制御部を示すブロック図である。
CPU5110、ROM5120、RAM5130等で構成されるCPU回路部5100は、通信IC5140を介して画像形成装置のCPU回路部150と通信してデータの交換を行ない、ROM5120に格納されている各種プログラムに従って制御を行なう。
符号5200は定電流駆動方式のステッピングモータドライバ回路である。定電流駆動方式のステッピングモータドライバ回路5200はCPU回路部5100から、ステッピングモータドライバ回路5200を初期化する為のRESET信号、モータの動作周波数を決定するCLK信号、モータの回転方向を選択するCW/CCW信号、2相励磁や1−2相励磁といったモータの励磁方法を選択するMODE信号、モータを動作可能にするENABLE信号、及び、モータへ流す電流値を選択するREF信号などの信号が送られる。
また、符号701は第1搬送ローラ対201(図2参照)の駆動源である第1搬送モータであり、符号702は第2搬送ローラ対202(図2参照)の駆動源である第2搬送モータである。第1搬送モータ701や第2搬送モータ702はステッピングモータであり、ステッピングモータドライバ回路5200は上記の信号を受けることで、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702が駆動する第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202を様々な速度で回転させることができる。
なお、REF信号の電圧値により、第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力を変えることが可能となる。本実施形態のステッピングモータドライバ回路5200は、REF電圧を上げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増え、REF電圧を下げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が減るものを使用している。
画像形成装置のCPU回路部150から、CPU回路部5100に送られる用紙サイズ情報や折り動作(Z折りや内三つ折りなど)を決める折りモード情報などのデータから、折り動作後の用紙が2枚重なっている距離と、1枚の距離との演算を行なう。
表1に用紙サイズ情報の一例を示す。
Figure 2012144311
表2に、Z折りモードと内三つ折りモードについて、1回目の折りと、2回目の折り動作後の用紙状態とを示す。
Figure 2012144311
表2からわかるように、Z折りモードでは、1回目の折りを行なうと、用紙が2枚重なる箇所と1枚の箇所とがあることが分かる。また、2回目の折りを行なうと、用紙が3枚重なる箇所と1枚重なる箇所とがあることが分かる。一方、内三つ折りモードでは、1回目の折りを行なうと、用紙が2枚重なる箇所と1枚の箇所とがあることが分かる。また、2回目の折りを行なうと、用紙が3枚重なる箇所のみであることがわかる。
表1と表2とから、1回目の折りと、2回目の折り動作後において用紙が2枚以上重なっている距離と、1枚の距離との演算を行なう。表3に、A3サイズでの一例を示す(折りモードはZ折り、内三つ折りである)。
Figure 2012144311
このように用紙サイズ情報と折りモード情報とから、折り動作後の用紙が2枚以上重なる距離と1枚の距離とを算出することが可能である。なお、用紙がA3サイズ以外のサイズでも同様に算出可能なため説明は省略する。
図6は、図2に示した第1紙有無センサー601の周辺を拡大したものである。
画像形成装置のCPU回路部150(図5参照)からCPU回路部5100(図5参照)に送信される、1秒当りの第1搬送ローラ対201の回転速度[rps]は数1を用いることで、第1搬送ローラ対201による用紙送り線速[mm/s]に変換することができる。
Figure 2012144311
例えば、第1搬送ローラ対201の回転速度[rps]が5[rps]であり、ステッピングモータを1回転するのに必要なクロック数[CLK]が200[CLK]であり、1クロック当りの第1搬送ローラ対201の移動量が0.1[mm/CLK]の場合、第1搬送ローラ対201による用紙送り速度[mm/sec]は100[mm/sec]であることが分かる。
また、第1搬送ローラ対201による用紙送り速度[mm/sec]と、第1紙有無センサー601の用紙検知情報とから、数2を用いることで、第1紙有無センサー601〜時間経過毎の用紙先端位置の判定を行なうことができる。
Figure 2012144311
例えば、第1搬送ローラ対201による用紙送り速度[mm/sec]が100[mm/sec]であり、第1紙有無センサー601がONしてからの経過時間が3.0[sec]の場合、用紙先端位置は第1紙有無センサー601から用紙搬送方向へ300[mm]離れた位置であると判定できる。
図1は、本実施形態の用紙折り装置でのZ折りモード時におけるタイミングチャートである。なお、1回目の折りと、2回目の折りとを行った後の用紙状態は表2、表3に示した通りである。また、第1紙有無センサー601または第2紙有無センサー602の位置から時間経過毎の用紙先端位置の判定は、数2を用いて行っている。REF電圧と搬送ローラ対の駆動力との関係は、前述したようにREF電圧を上げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増え、REF電圧を下げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増える。
図1において、第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602のHレベルは用紙を検出している状態であり、Lレベルは用紙を検出していない状態である。ここでは、REF電圧の制御方法について、1回目の折り動作と2回目の折り動作とで別けて説明する。
なお、図1に示す時間t1〜時間t4の区間において、第1搬送ローラ対201のニップに進入する用紙の状態は表4の通りである。また、時間t5〜時間t8の区間において、第2搬送ローラ対202のニップへの用紙の状態は表5の通りである。
Figure 2012144311
Figure 2012144311
<1回目の折り動作>
第1搬送モータ701によって第1搬送ローラ対201を駆動させて1回目の折りを行なう。第1搬送モータ701のREF電圧は、第1紙有無センサー601が用紙を検出していない状態でV1に設定される。そして、第1紙有無センサー601が用紙の先端を検出してから時間t1後に、REF電圧はV1より大きい値のV3に設定される。REF電圧をV3にしてから時間t2後に、REF電圧はV2(V1≦V2≦V3)に設定される。更に、REF電圧がV2に設定されてから時間t3後に、REF電圧はV1に設定される。つまり、時間t1の区間ではREF電圧がV1であり、時間t2の区間ではREF電圧がV3であり、時間t3の区間ではREF電圧がV2であり、時間t4の区間ではREF電圧がV1である。
よって、第1搬送ローラ対201のニップに進入する用紙が2枚である時間t2の区間よりも第1搬送モータ701にかかる負荷が小さい、第1搬送ローラ対201のニップに進入する用紙が1枚である時間t3の区間に、時間t2の区間よりもREF電圧を小さくして第1搬送モータ701の駆動力を小さくする。これにより、時間t3の区間に時間t2の区間と同じ駆動力で第1搬送モータ701を駆動させる場合よりも、消費電力を低減させることができる。
また、時間t3の区間よりも第1搬送モータ701にかかる負荷が小さい、第1搬送ローラ対201のニップに進入する用紙が0枚すなわち前記ニップに用紙が進入しない時間t1の区間や時間t4の区間に、時間t3の区間よりもREF電圧を小さくして第1搬送モータ701の駆動力を小さくする。これにより、時間t1の区間や時間t4の区間に時間t2の区間や時間t3の区間と同じ駆動力で第1搬送モータ701を駆動させる場合よりも、消費電力を低減させることができる。
<2回目の折り動作>
第2搬送モータ702によって第2搬送ローラ対202を駆動させて2回目の折りを行なう。第2搬送モータ702のREF電圧は、第2紙有無センサー602が用紙を検出していない状態でV4に設定される。そして、第2紙有無センサー602が用紙の先端を検出してから時間t5後に、REF電圧はV4より大きい値のV6に設定される。REF電圧をV6に設定してから時間t6後に、REF電圧はV5(V4≦V5≦V6)に設定される。更に、REF電圧がV5に設定されてから時間t7後に、REF電圧はV4に設定される。つまり、時間t5の区間ではREF電圧がV4であり、時間t6の区間ではREF電圧がV6であり、時間t7の区間ではREF電圧がV5であり、時間t8の区間ではREF電圧がV4である。
よって、第2搬送ローラ対202のニップに進入する用紙が3枚である時間t6の区間よりも第2搬送モータ702にかかる負荷が小さい、第2搬送ローラ対202のニップに進入する用紙が1枚である時間t7の区間に、時間t6の区間よりもREF電圧を小さくして第2搬送モータ702の駆動力を小さくする。これにより、時間t7の区間に時間t6の区間と同じ駆動力で第2搬送モータ702を駆動させる場合よりも、消費電力を低減させることができる。
また、時間t7の区間よりも第2搬送モータ702にかかる負荷が小さい、第2搬送ローラ対202のニップに進入する用紙が0枚すなわち前記ニップに用紙が進入しない時間t5の区間や時間t8の区間に、時間t7の区間よりもREF電圧を小さくして第2搬送モータ702の駆動力を小さくする。これにより、時間t5の区間や時間t8の区間に時間t6の区間や時間t7の区間と同じ駆動力で第2搬送モータ702を駆動させる場合よりも、消費電力を低減させることができる。
ここで、本実施形態においては、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702としてステッピングモータを用いることを前提として説明しているが、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702にDCモータを用いた場合でも所定の制御を行うことで脱調レスと消費電力の低減とを両立することが可能となる。
図7にDCモータの速度制御回路に一例を示す。
この速度制御回路は、モータの回転数を決定する速度指令情報と、駆動源を回転するDCモータと、DCモータの回転速度を検出する速度検出手段(例としてタコジェネレータ)と、速度指令情報と速度検出手段の情報とを比較する比較手段(例としてオペアンプ)と、比較手段の結果に基づいて速度指令情報の回転速度となるように制御するための回転速度制御回路とで構成されている。
速度指令情報の速度>速度検出手段の情報の速度の場合には、DCモータの回転速度を上げるように制御を行なう。一方、速度指令情報の速度<速度検出手段の情報の速度の場合には、DCモータの回転速度を下げるように制御を行なう。このような制御を行なうことにより、脱調レスと消費電力の低減とを両立することが可能である。
しかしながら、DCモータはステッピングモータのように、1クロックあたりの移動量が決っていないため用紙の位置精度を出すことが難しい。そのため、DCモータの回転方向を正転から逆転に変更すると用紙の先端位置を精度良く検出することができない。例えば、図8のような搬送ローラ対203や搬送ローラ対204で用紙を搬送し搬送ローラ対203で用紙先端を何回も折る動作(増し折り動作)を行なう場合、用紙の先端位置を精度良く検出できないため、増し折りができなかったり、増し折りはできるが必要以上に用紙が進むことで増し折り動作に掛かる時間が長くなったりするといった問題が発生してしまう。よって、用紙先端を何回も折る動作(増し折り動作)を行う場合は、1クロック当りの移動量が決っているステッピングモータを用いるのが良い。
図9は、用紙折り装置でのZ折りモード時における他例のタイミングチャートである。
第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202で用紙を折る瞬間に突発的な負荷が発生することがある。この場合の、REF電圧の制御方法について、図1と同様に1回目の折り動作と2回目の折り動作とで別けて説明する。
なお、1回目の折りと、2回目の折りとを行った後の用紙状態は表2、表3に示した通りである。また、第1紙有無センサー601または第2紙有無センサー602の位置から時間経過毎の用紙先端位置の判定は、数2を用いて行っている。REF電圧と搬送ローラ対の駆動力との関係は、前述したようにREF電圧を上げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増え、REF電圧を下げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増える。
図9において、第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602のHレベルは用紙を検出している状態であり、Lレベルは用紙を検出していない状態である。また、図9に示す時間t1、時間t2、時間t3、時間t4、時間taの各区間において、第1搬送ローラ対201のニップに進入する用紙の状態は表6の通りである。また、時間t5、時間t6、時間t7、時間t8、時間tbの各区間において、第2搬送ローラ対202のニップへの用紙の状態は表7の通りである。
Figure 2012144311
Figure 2012144311
<1回目の折り動作>
第1搬送モータ701によって第1搬送ローラ対201を駆動させて1回目の折りを行なう。第1搬送モータ701のREF電圧は、第1紙有無センサー601が用紙を検出していない状態でV1に設定される。そして、第1紙有無センサー601が用紙の先端を検出してから時間t1後に、REF電圧はV1より大きい値のVaに設定される。REF電圧をVaにしてから時間ta後にREF電圧はV3(V1≦V3≦Va)に設定される。REF電圧がV3に設定されてから時間t2後に、REF電圧はV2(V1≦V2≦V3)に設定される。更に、REF電圧がV2に設定されてから時間t3後に、REF電圧はV1に設定される。つまり、時間t1の区間ではREF電圧がV1であり、時間taの区間ではREF電圧がVaであり、時間t2の区間ではREF電圧がV3であり、時間t3の区間ではREF電圧がV2であり、時間t4の区間ではREF電圧がV1である。
<2回目の折り動作>
第2搬送モータ702によって第2搬送ローラ対202を駆動させて2回目の折りを行なう。第2搬送モータ702のREF電圧は、第2紙有無センサー602が用紙を検出していない状態でV4に設定される。そして、第2紙有無センサー602が用紙の先端を検出してから時間t5後に、REF電圧はV4より大きい値のVbに設定される。REF電圧をVbにしてから時間tb後にREF電圧はV6(V4≦V6≦Vb)に設定される。REF電圧がV6に設定されてから時間t6後に、REF電圧はV5(V4≦V5≦V6)に設定される。更に、REF電圧がV5に設定されてから時間t7後に、REF電圧はV4に設定される。つまり、時間t5の区間ではREF電圧がV4であり、時間tbの区間ではREF電圧がVbであり、時間t6の区間ではREF電圧がV6であり、時間t7の区間ではREF電圧がV5であり、時間t8の区間ではREF電圧がV4である。
このような制御を行うことで、第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202のニップに進入する用紙が2枚以上重なるときと、1枚のときと、用紙がないときとに加えて、第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202で用紙を折る瞬間においても、搬送ローラの駆動力を最適な値に制御することができるので、用紙を折るのに要する消費電力を更に低減をすることが可能である。
ここで、ステッピングモータは1クロックあたりの回転角度が決っているので、第1搬送ローラ対201の駆動源である第1搬送モータ701としてステッピングモータを用いた場合、数3でも第1紙有無センサー601〜用紙先端位置の判定を行なうことできる。
Figure 2012144311
例えば、1クロック当りの第1搬送ローラ対201の移動量が0.1[mm/CLK]であり、モータクロック数が3000[CLK]の場合、用紙先端位置は第1紙有無センサー601の位置から用紙搬送方向へ300[mm]離れた位置であると判定できる。
前記数2では、第1搬送ローラ対201の回転速度と、用紙先端が検知されてからの経過時間とで、用紙先端位置を判定するため、第1搬送ローラ対201の回転速度が常に同じ場合でしか判定できない。そのため、搬送ローラを加減速する場合は判定できない。一方、前記数3は、第1搬送ローラ対201の移動量と第1搬送モータ701のクロック数とで用紙先端位置を判定するため、第1搬送ローラ対201を加減速する場合でも用紙先端位置を判定することができる。
図10は第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の回転速度に対して、消費電力の低減と、脱調レスを両立することが可能な図1に示したREF電圧(V1〜V6)との関係を示したものである。
第1搬送モータ701や第2搬送モータ702としてステッピングモータを用いた場合には、回転速度が速くなると搬送ローラの駆動力(プルアウトトルク)が下がる傾向にあるため、それを考慮して本実施形態ではREF電圧を決定している。
例えば、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702の用紙送り速度が150[mm/sec]の場合にはREF電圧として、V1=0.5[V]、V2=0.7[V]、V3=0.8[V]、V4=0.6[V]、V5=0.8[V]、V6=1.0[V]を選択すればよい。
図11は用紙の種類(普通紙、厚紙)に対して、消費電力の低減と脱調レスとを両立することが可能な図1に示したREF電圧(V1〜V6)である。なお、用紙種類検出手段としては、例えば図5に示した画像形成装置のCPU回路部150であり、CPU回路部150からCPU回路部5100に用紙種類情報が送られる。
用紙の種類により第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202が必要とする駆動力が変わるため、それを考慮してREF電圧を決定すればよい。
例えば、用紙の種類が普通紙の場合にはREF電圧として、V1=0.5[V]、V2=0.7[V]、V3=0.8[V]、V4=0.6[V]、V5=0.8[V]、V6=1.0[V]を選択すればよい。一方、用紙の種類が用紙の種類が厚紙の場合には、普通紙よりも第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202に掛かる駆動力が多いため、REF電圧を普通紙の場合よりも大きく設定すればよく、V1=0.6[V]、V2=0.8[V]、V3=0.9[V]、V4=0.7[V]、V5=0.9[V]、V6=1.1[V]を選択すればよい。
図12は、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702の回転速度及び用紙の種類の組合せに対して、消費電力の低減と、脱調レスを両立することが可能な図1に示したREF電圧(V1〜V6)である。なお、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702の回転速度は、100[mm/s]〜199[mm/sec]と、200[mm/s]〜299[mm/sec]とを例にしている。また、用紙の種類は普通紙と厚紙とを例にしている。
前述したように、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702の回転速度や、用紙の種類により、第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が変わるため、それを考慮してREF電圧を決定すればよい。
例えば、搬送モータ回転速度が100〜199[mm/sec]であり、用紙の紙種が厚紙の場合にはREF電圧として、V1=0.55[V]、V2=0.75[V]、V3=0.85[V]、V4=0.65[V]、V5=0.85[V]、V6=1.05[V]を選択すればよい。
図13は、定電圧駆動方式におけるステッピングモータ制御回路について説明する図である。
CPU5110、ROM5120、RAM5130等で構成されるCPU回路部5100は、通信IC5140を介して画像形成装置のCPU回路部150と通信してデータの交換を行ない、ROM5120に格納されている各種プログラムに従って制御を行なう。
符号5300は定電圧駆動方式のステッピングモータドライバ回路であり、CPU回路部5100からステッピングモータドライバ回路5300に、ステッピングモータドライバ回路5300を初期化する為のRESET信号、モータの動作周波数を決定するCLK信号、モータの回転方向を選択するCW/CCW信号、2相励磁や1−2相励磁といったモータの励磁方法を選択するMODE信号、モータを動作可能にするENABLE信号、及び、モータに印加する駆動電圧を選択するREF信号などの信号が送られる。
また、符号701は第1搬送ローラ対201(図2参照)の駆動源である第1搬送モータであり、符号702は第2搬送ローラ対202(図2参照)の駆動源である第2搬送モータである。第1搬送モータ701や第2搬送モータ702はステッピングモータであり、ステッピングモータドライバ回路5300は上記の信号を受けることで、第1搬送モータ701や第2搬送モータ702が駆動する第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202を様々な速度で回転させることができる。また、REF信号の電圧値により、第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力を変えることが可能となる。本実施例のステッピングモータドライバ回路5300は、REF電圧を上げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が増え、REF電圧を下げると第1搬送ローラ対201や第2搬送ローラ対202の駆動力が減るものを使用している。
定電圧駆動方式のステッピングモータドライバ回路5300に対しても、図1や図9などに示したタイミングチャートに記載のREF電圧の制御を行なうことで、脱調レスと消費電力の低減とを両立した用紙折り装置を提供することが可能である。
以上、本実施形態によれば、折りが施された用紙を搬送するローラ対である第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202と、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202の少なくとも一方のローラを駆動する駆動手段である第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702と、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702を制御する駆動制御手段であるステッピングモータドライバ回路5200,5300と、用紙の位置を検知する用紙位置検知手段とを備え、用紙位置検知手段の検知結果に基づいてステッピングモータドライバ回路5200,5300により、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202のニップを用紙が通過していないときの第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力を、前記ニップを用紙が通過しているときよりも小さくする用紙折り装置において、折りが施された用紙の第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202による搬送時に、用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているか、用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているかを判断する判断手段を有しており、判断手段の判断結果に基づいてステッピングモータドライバ回路5200,5300により、用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているときの第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力を、用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているときよりも小さくする。これにより、用紙の2枚以上重なった箇所が通過しているよりも第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702にかかる負荷が小さい、用紙の1枚の箇所が通過しているときの第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力が、過剰な大きさになるのを抑制することができる。よって、用紙の1枚の箇所が通過しているときと、用紙が2枚以上重なった箇所が通過しているときとで、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力が同じ大きさの場合よりも、用紙の1枚の箇所が通過しているときに駆動力を小さくする分、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、用紙位置検知手段は、ローラの回転速度を取得する回転速度取得手段と、用紙先端を検知する用紙先端検知手段である第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602と、第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602の検知結果と回転速度取得手段の取得情報とから、第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602により用紙先端が検知されてから所定時間経過毎の用紙先端位置を判定する用紙位置判定手段とからなることで、第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602による用紙先端の検知から所定時間経過毎の用紙先端位置の判定を行なうことができる。
また、本実施形態によれば、上記判断手段は、用紙サイズ情報を取得する用紙サイズ情報取得手段と、用紙に施される折り処理の種類に対応した折りモード情報を取得する折りモード情報取得手段と、前記用紙サイズ情報と前記折りモード情報とから折りが施された用紙の2枚以上重なっている箇所と1枚の箇所とを把握する用紙状態把握手段とからなり、上記用紙位置検知手段の検知結果と前記用紙情報把握手段の把握した情報とから、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202のニップに前記用紙の2枚以上重なった箇所が挟み込まれているか、前記用紙の1枚の箇所が挟み込まれているかを判断することができる。
また、本実施形態によれば、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202に用紙が進入するときに上記ステッピングモータドライバ回路5200,5300によって第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力を上昇させることで、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202のニップに進入する用紙が2枚以上重なるときと、1枚のときと、用紙がないときとに加えて、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202に用紙が進入する瞬間においても、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力が最適値に切り換えるので、脱調レスと消費電力の低減とを両立することができる。
また、本実施形態によれば、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702はステッピングモータであり、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702のクロック数を計測するクロック数計測手段を有しており、上記用紙位置検知手段は前記クロック数計測手段の計測結果と第1紙有無センサー601及び第2紙有無センサー602の検知結果とから用紙位置を検知することで、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202を加減速させた場合でも、用紙位置を正確に検知することができる。
また、本実施形態によれば、ステッピングモータドライバ回路5200,5300は、回転速度取得手段が取得したローラの回転速度に応じて駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことで、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202の回転速度に合った第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力に設定されるため、脱調レスと消費電力の低減とを両立することができる。
また、本実施形態によれば、用紙の種類を検出する用紙種類検出手段であるCPU回路部150を有しており、CPU回路部150により検出された用紙の種類に応じて上記ステッピングモータドライバ回路5200,5300により第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力を変化させる制御を行なうことで、用紙の種類に合った第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力に設定されるため、脱調レスと消費電力の低減とを両立することができる。
また、本実施形態によれば、第1搬送ローラ対201及び第2搬送ローラ対202の搬送ローラの回転速度と用紙の種類とに応じて上記ステッピングモータドライバ回路5200,5300により第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力を変化させる制御を行なうことで、搬送ローラの回転速度と用紙の種類とに合った最適な第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702の駆動力に設定されるため、脱調レスと消費電力の低減を両立することができる。
また、本実施形態によれば、第1搬送モータ701及び第2搬送モータ702がステッピングモータであり、駆動制御手段が定電圧駆動方式のステッピングモータドライバ回路5300である場合でも、脱調レスと消費電力の低減を両立した用紙折り装置を提供することができる。
101 第1ストッパ搬送路
102 第2搬送路
103 第2ストッパ搬送路
104 第4搬送路
105 第5搬送路
150 CPU回路部
201 第1搬送ローラ対
202 第2搬送ローラ対
203 搬送ローラ対
204 搬送ローラ対
301 第1切替爪
302 第2切替爪
303 内三つめくれ防止爪
401 第1ストッパ
402 第2ストッパ
500 機内スタッカー
601 第1紙有無センサー
602 第2紙有無センサー
701 第1搬送モータ
702 第2搬送モータ
5100 回路部
5200 ステッピングモータドライバ回路
5300 ステッピングモータドライバ回路
特開2001−31281号公報

Claims (9)

  1. 折りが施された用紙を搬送するローラ対と、
    前記ローラ対の少なくとも一方のローラを駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、
    前記用紙の位置を検知する用紙位置検知手段とを備え、
    前記用紙位置検知手段の検知結果に基づいて前記駆動制御手段により、前記ローラ対のニップを前記用紙が通過していないときの前記駆動手段の駆動力を、前記ニップを前記用紙が通過しているときよりも小さくする用紙処理装置において、
    前記ローラ対による前記用紙の搬送時に、前記用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているか、前記用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているかを判断する判断手段を有しており、
    前記判断手段の判断結果に基づいて前記駆動制御手段により、前記用紙の1枚の箇所が前記ニップを通過しているときの前記駆動手段の駆動力を、前記用紙の2枚以上重なった箇所が前記ニップを通過しているときよりも小さくすることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 請求項1の用紙処理装置において、
    上記用紙位置検知手段は、
    ローラの回転速度を取得する回転速度取得手段と、
    用紙先端を検知する用紙先端検知手段と、
    前記用紙先端検知手段の検知結果と前記回転速度取得手段の取得情報とから、前記用紙先端検知手段により用紙先端が検知されてから所定時間経過毎の用紙先端位置を判定する用紙位置判定手段とからなることを特徴とする用紙処理装置。
  3. 請求項1または2の用紙処理装置において、
    上記判断手段は、
    用紙サイズ情報を取得する用紙サイズ情報取得手段と、
    用紙に施される折り処理の種類に対応した折りモード情報を取得する折りモード情報取得手段と、
    前記用紙サイズ情報と前記折りモード情報とから折りが施された用紙の2枚以上重なっている箇所と1枚の箇所とを把握する用紙状態把握手段とからなり、
    上記用紙位置検知手段の検知結果と前記用紙情報把握手段の把握した情報とから、上記ローラ対のニップに前記用紙の2枚以上重なった箇所が挟み込まれているか、前記用紙の1枚の箇所が挟み込まれているかを判断することを特徴とする用紙処理装置。
  4. 請求項1、2または3の用紙処理装置において、
    上記ローラ対に用紙が進入するときに上記駆動制御手段によって上記駆動手段の駆動力を上昇させることを特徴とする用紙処理装置。
  5. 請求項2、3または4の用紙処理装置において、
    上記駆動手段はステッピングモータであり、
    前記駆動手段のクロック数を計測するクロック数計測手段を有しており、
    上記用紙位置検知手段は前記クロック数計測手段の計測結果と前記用紙先端検知手段の検知結果とから用紙位置を検知することを特徴とする用紙処理装置。
  6. 請求項2、3、4または5の用紙処理装置において、
    上記駆動制御手段は、上記回転速度取得手段が取得した上記ローラの回転速度に応じて上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とする用紙処理装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の用紙処理装置において、
    用紙の種類を検出する用紙種類検出手段を有しており、
    前記用紙種類検出手段により検出された用紙の種類に応じて上記駆動制御手段により上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項7の用紙処理装置において、
    上記ローラの回転速度と用紙の種類とに応じて上記駆動制御手段により上記駆動手段の駆動力を変化させる制御を行なうことを特徴とする用紙処理装置。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の用紙処理装置において、
    上記駆動手段はステッピングモータであり、
    上記駆動制御手段が定電圧駆動方式のステッピングモータドライバ回路であることを特徴とする用紙処理装置。
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