JP2012140817A - 玄関庇 - Google Patents

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Abstract

【課題】防火機能の低下を抑えつつ、屋根材の積雪による撓みを防ぐことができる玄関庇を提供する。
【解決手段】玄関庇1は、四角状の枠フレーム20内に補強フレーム21〜25が設けられている。この補強フレーム21〜25には下地板6が載置されており、下地板6の上面には屋根材8が載置されている。そして、この玄関庇1では、枠フレーム20の軒元部20aと水下部20dの内側に下側挟持部材5が配置され、下地板6の軒元部6cと水下部6dの上面には上側挟持部材7が配置されて軒元部6cと水下部6dを上下から挟持し、この状態で枠フレーム20の軒元部20aと水下部20dが建物本体100の2階の床梁102、103に当接して取り付けられている。
【選択図】図6

Description

本件発明は、玄関庇に関する。
従来、玄関庇は、一般的に特許文献1に記載されているように四角状の枠フレーム内に複数の補強フレームが設けられている。この複数の補強フレームには下地板が載置されており、この下地板の上面には屋根材が載置されている。この玄関庇では、枠フレームの軒元部が、建物本体の梁に当接して取り付けられている。
しかし、特許文献1に記載されている玄関庇では、枠フレームを建物本体の梁に直接取り付けている。このため、火災時には、建物本体からの火が屋根材にまわりやすい。これを防ぐために、特許文献2に記載されているように、玄関庇を木桟を介して梁に取り付ける構成が検討されている。その他には、枠フレームの軒元部の内側に木桟を配置し、この木桟に屋根材を固定する構成が検討されている。このようにすると、建物本体からの火が屋根材にまわるのが遅れ、建物の全焼を防ぐことが可能になる。
特開2009−091753号公報 特開平6−288031号公報
しかしながら、玄関庇を木桟を介して梁に取り付ける構成や、枠フレームの軒元部の内側に木桟を配置し、この木桟に屋根材を固定する構成では、屋根材が補強フレームだけで支持されている。そのため、屋根材に雪が積もったときに、雪の重みで屋根材が撓んでしまうおそれがある。
本件発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、防火機能の低下を抑えつつ、屋根材の積雪による撓みを防ぐことができる玄関庇を提供することを目的とする。
本件発明者等は、鋭意研究の結果、前記課題を解決するために以下のような玄関庇を採用した。
本件発明の玄関庇は、四角状の枠フレーム内に複数の補強フレームが設けられ、この複数の補強フレームに下地板が載置され、この下地板の上面に屋根材が載置される玄関用庇であって、
前記枠フレームの軒元部の内側に下側挟持部材を配置し、前記下地板の軒元部の上面に上側挟持部材を配置して当該下地板の軒元部を上下から挟持し、この状態で前記枠フレームの軒元部を建物本体の梁に当接して取り付けたことを特徴としている。
ここで、玄関庇を、建物本体の外面に形成されたL字状の部分で直交する2本の梁に当接して取り付ける場合には、枠フレームの軒元部を一方の梁に当接して取り付ける。そして、枠フレームの他方の梁側部分の内側に下側挟持部材を配置し、下地板で他方の梁側部分の上面に上側挟持部材を配置して当該下地板の他方の梁側部分を上下から挟持し、枠フレームの他方の梁側部分を他方の梁に当接して取り付けることが好ましい。
また、玄関庇に縦樋を設ける場合には、複数の補強フレームを、枠フレーム内で建物本体のL字状の部分のコーナー部と対向するコーナー部を外して並設し、下地板の上面で枠フレームのコーナー部と対応する位置に縦樋を通すための挿通部を設け、屋根材で挿通部と対応する位置に縦樋を通すための挿通穴を設けることが好ましい。
また、枠フレームの他方の梁側部分を水下側、これと対向する側を水上側とした場合には、屋根材の上面を水下側が低くなるように構成しても良い。
具体的には、複数の補強フレームを水下側が低くなるように形成して下地板の水下側を低くすることにより、屋根材の上面を水下側が低くなるように構成しても良い。
また、屋根材の水下側を箱樋により構成し、この箱樋の底面に挿通穴を設けても良い。
本件発明の玄関庇では、下地板の軒元部を挟持部材で上下から挟持するようにした。これにより、屋根材が補強フレームと挟持部材とで支持されるので、屋根材に雪が積もっても、雪の重みで屋根材が撓んでしまうおそれがなくなる。また、屋根材の軒元側には挟持部材が配置されているので、建物本体で火災が発生しても屋根材に火がまわるのを遅らすことが可能になる。よって、本件発明の玄関庇は、防火機能の低下を抑えつつ、屋根材の積雪による撓みを防ぐことができる。
本件発明の第1の実施の形態の玄関庇と建物本体のL字状の部分の斜視図である。 玄関庇の分解斜視図である。 屋根材と玄関庇本体の斜視図である。 図3の玄関庇本体のB−B断面図である。 図3の玄関庇本体のC−C断面図である。 図1の玄関庇を建物本体のL字状の部分に取り付けたときのA−A断面図である。 本件発明の第2の実施の形態の玄関庇の断面図である。 本件発明の第3の実施の形態の玄関庇の分解斜視図である。 同実施の形態の屋根材と玄関庇本体の斜視図である。 図9の玄関庇本体のD−D断面図である。 図9の玄関庇本体のE−E断面図である。 図9の玄関庇本体のF−F断面図である。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本件発明の第1の実施の形態の玄関庇1と建物本体100のL字状の部分101の斜視図である。建物本体100は2階建てであり、L字状の部分101は建物本体100の外面にL字状に形成されている。玄関庇1は、L字状の部分101の2階部分で左右に直交する床梁102、103に当接して取り付けられる。
左側(桁側)の床梁102の中間部分には、それぞれ断面視L字形の取付金具110が取り付けられている。また、右側(妻側)の床梁103のコーナー部101a側と反対側の柱104にも、断面視L字形の取付金具110が取り付けられている。取付金具110は水平片111と垂直片112とを備えている。水平片111には、玄関庇1を固定するための複数のボルト孔113が設けられている。左側の取付金具110の垂直片112はボルト114により床梁102に固定されている。右側の取付金具110の垂直片112はボルト114により柱107に固定されている。また、コーナー部101a側の柱104の下端と、床梁102、103においてコーナー部101a側と反対側の下端に、玄関庇1を固定するための複数のボルト孔105が設けられている。
次に、玄関庇1の構成について説明する。図2は玄関庇1の分解斜視図である。玄関庇1は、枠体2、軒天受木桟3、軒天4、下側挟持部材5、下地板6、上側挟持部材7、屋根材8とを備えている。
枠体2は、枠フレーム20と、補強フレーム21〜25とを備えている。枠フレーム20は四角形の枠状に形成され、軒元部20a、軒先部20b、水上部20c、水下部20dを有している。なお、本実施の形態では、枠フレーム20で右側の床梁103と対応する側を水下側、これと対向する側を水上側とする。
軒元部20aは、図1に示した2階部分の左側の床梁102に当接する部分である。軒先部20bは軒元部20aと対向し、床梁102、103とは当接しない部分である。水下部20dは軒元部20aの右側に隣接し、図1に示した2階部分の右側の床梁103に当接する部分である。水上部20cは水下部20dと対向し、床梁102、103とは当接しない部分である。
補強フレーム21〜25は枠フレーム20内の水上側から水下側に並設されており、枠フレーム20の変形を防ぐものである。補強フレーム21〜25の設置に際しては、枠フレーム20内でコーナー部101aと対向するコーナー部20sに水下側の補強フレーム25が設置されないようにしている。この理由は、このコーナー部20sに縦樋(図示せず)が配置されることによる。
また、各補強フレーム21〜25は断面コ字状(C字状)に形成されており、両端が軒元部20aの内面と軒先部20bの内面とに結合されている。さらに、各補強フレーム21〜25自体は同じ高さに形成され、全体的には水上側から水下側へかけて低くなるように形成されている。
また、各補強フレーム21〜25を、水上側から順に第1補強フレーム21、第2補強フレーム22、第3補強フレーム23、第4補強フレーム24、第5補強フレーム25とする。ここで、中間に位置する第3補強フレーム23と第4補強フレーム24は高低差が大きく設定されている。なお、本実施の形態では5本の補強フレーム21〜25を使用したが、補強フレームの使用本数は特に限定されない。また、高低差を大きく設定する2本の補強フレームの設定位置も本実施の形態のように中間位置に限定しなくても良い。
一方、枠フレーム20の軒元部20aの側面には、各補強フレーム21〜25間に複数のネジ孔20fが設けられている。
また、軒先部20bと水上部20cの各上端には、上フランジ20gが内側に向けて形成されている。さらに、軒元部20a、軒先部20b、水下部20d、水上部20cの各下端には、下フランジ20hが内側に向いて形成されている。
軒元部20aに形成されている下フランジ20hには、高低差が大きい第3補強フレーム23と第4補強フレーム24との間に複数のボルト孔20iが設けられている。このボルト孔20iは、図1に示した左側(桁側)の取付金具110の水平片111のボルト孔113と対応するものである。
水下部20dに形成されている下フランジ20hの軒先側には、複数のボルト孔20iが設けられている(図6参照)。このボルト孔20iは、図1に示した右側(妻側)の取付金具110の水平片111のボルト孔113と対応するものである。
軒天受木桟3は棒状に形成されており、枠フレーム20の下側に補強フレーム21〜25と垂直に交差するように5本配置されるように形成されている。軒天4は平板状に形成されており、軒天受木桟3を介して枠フレーム20の下側に取り付けられるように形成されている。なお、本実施の形態では5本の軒天受木桟3を使用したが、軒天受木桟3の使用本数は特に限定されない。
下側挟持部材5、下地板6、上側挟持部材7は、枠体2内で下から順に配置される部材である。以下に、各部材を説明する。
下側挟持部材5は、断熱材5a〜5fと、下木桟5gとを備えている。
断熱材5a〜5fは、枠体2内の軒元部20a側に配置される部材である。この断熱材5a〜5fは直方体状に形成され、水上側から水下側へかけて低くなるように形成されている。各断熱材5a〜5fを、水上側から順に第1断熱材5a、第2断熱材5b、第3断熱材5c、第4断熱材5d、第5断熱材5e、第6断熱材5fとする。
第1断熱材5aは、水上部20cと第1補強フレーム21との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第2断熱材5bは、第1補強フレーム21と第2補強フレーム22との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第3断熱材5cは、第2補強フレーム22と第3補強フレーム23との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。
第4断熱材5dは、第3補強フレーム23と第4補強フレーム24との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第5断熱材5eは、第4補強フレーム24と第5補強フレーム25との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第6断熱材5fは、第5補強フレーム25と水下部20dとの間の軒元部20a側の下フランジ20hに配置されるように形成されている。
下木桟5gは、枠体2内の水下部20d側に配置される部材である。この下木桟5gは棒状に形成されており、枠フレーム20の水下部20dに形成されている下フランジ20hに配置されるように形成されている。
下地板6は、断熱材5a〜5fおよび下木桟5gの上側に配置される。この下地板6は、水上側から水下側にかけての方向で2分割したもの(第1下地板6a、第2下地板6b)から構成されている。
第1下地板6aは矩形の平板状に形成されており、第1補強フレーム21〜第3補強フレーム23と第1断熱材5a〜第3断熱材5cに載置される。また第1下地板6aは、これらの部材に載置されたときには、その高低差を利用して水上側から水下側へ傾斜して配置される。
第2下地板6bは平板状に形成されており、第4補強フレーム24〜第5補強フレーム25と、第4断熱材5d〜第6断熱材5fと、下木桟5gとに載置される。また、第2下地板6bは、これらの部材に載置されたときには、その高低差を利用して水上側から水下側へ傾斜して配置される。また、第2下地板6bには、枠フレーム20のコーナー部20sと対応する位置に、縦樋(図示せず)を通すための挿通部として切欠き6sが形成されている。
上側挟持部材7は、第1上木桟7aと、第2上木桟7bと、第3上木桟7cとを備えている。
第1上木桟7aは棒状に形成されており、第1下地板6aの軒元部6cの上面に載置される。ここで第1下地板6aは水上側から水下側に傾斜している。このため、第1上木桟7aは、載置時に上面が軒先側の上フランジ20gの上面と同じ高さになるように、水上側から水下側へかけて高くなるように形成されている。
第2上木桟7bは棒状に形成されており、第2下地板6bの軒元部6cの上面に載置される。ここで第2下地板6bは水上側から水下側に傾斜している。このため、第2上木桟7bは、載置時に、その上面が枠フレーム20の軒先側の上フランジ20gの上面と同じ高さになるように、水上側から水下側へかけて高くなるように形成されている。
第3上木桟7cは棒状に形成されており、第2下地板6bの水下部6dの上面に載置される。ここでの水下部6dの上面は傾斜していない。このため、第3上木桟7cは、載置時に、その上面が枠フレーム20の水上側の上フランジ20gの上面と同じ高さになるように、全体にわたって同じ高さに形成されている。
屋根材8は、水上側から水下側にかけての方向で2分割したもの(第1屋根材8a、第2屋根材8b)から構成されている。
第1屋根材8aは、第1下地板6aを覆うように平板状に形成されている。第1屋根材8aの軒元側には、第1上木桟7aを覆うフランジ8cが起立して形成されている。また、第1屋根材8aの軒先側には、枠フレーム20の軒先側の上フランジ20gを覆うフランジ8dが起立して形成されている。双方のフランジ8c、8dには、複数のネジ孔8kが設けられている。さらに、第1屋根材8aの水上側には、枠フレーム20の水上側の上フランジ20gを覆うフランジ8eが形成されている。また、第1屋根材8aの水下側には、第1下地板6aの水下側の端面を覆うフランジ8iが形成されている。
第2屋根材8bは、第2下地板6bを覆うように箱樋から構成されている。第2屋根材8bの軒元側には、第2上木桟7bを覆うフランジ8fが形成されている。また、第2屋根材8bの軒先側には、枠フレーム20の軒先側の上フランジ20gを覆うフランジ8gが形成されている。さらに、第2屋根材8bの水下側には、第3上木桟7cを覆うフランジ8hが形成されている。各フランジ8f〜8hには、複数のネジ孔8kが設けられている。第2屋根材8bの水上側には、第1屋根材8aの水下側のフランジ8iと接合するフランジ8jが形成されている。
また、第2屋根材8bの底面には、第2下地板6bの切欠き6sと対応する位置に、縦樋(図示せず)を通すための挿通穴8sが形成されている。
次に、玄関庇1の組立方法について説明する。玄関庇1の組立は、下側挟持部材設置工程、軒天設置工程、下地板設置工程、上側挟持部材設置工程、屋根材設置工程の順に行う。以下に、各工程について説明する。
(下側挟持部材設置工程)
断熱材5a〜5fと下木桟5gを枠体2内の軒元側と水下側にそれぞれ入れ、枠体2の外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して、断熱材5a〜5fと下木桟5gを枠体2内に固定する。
(軒天設置工程)
枠体2を裏返し、補強フレーム21〜25に軒天受木桟3を介して軒天4を載せ、ネジ(図示せず)を用いて軒天4を補強フレーム21〜25に固定する。
(下地板設置工程)
枠体2を表に戻し、第1下地板6aを補強フレーム21〜23と断熱材5a〜5cに載せて枠体2内に配置し、ネジ(図示せず)を用いて補強フレーム21〜23に固定する。
次に、第2下地板6bを補強フレーム24、25と断熱材5d〜5fに載せて枠体2内に配置し、ネジ(図示せず)を用いて補強フレーム24、25に固定する。
(上側挟持部材設置工程)
第1上木桟7aを第1下地板6aの軒元部6cの上面に載せて枠体2内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。
次に、第2上木桟7bを第2下地板6bの軒元部6cの上面に載せて枠体2内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。
最後に、第3上木桟7cを第2下地板6bの水下部6dの上面に載せて枠体2内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。この結果、玄関庇1は、図3に示すように、屋根材8と、玄関庇本体9とになる。
図4は図3の玄関庇本体9のB−B断面図、図5は玄関庇本体9のC−C断面図である。図4と図5に示すように玄関庇本体9は、下地板6の軒元部6cと水下部6dとが挟持部材5、7により上下から挟持された状態になる。
(屋根材設置工程)
第1屋根材8aを第1下地板6aの上面に載せて、双方のフランジ8c、8dの内側から各ネジ孔8kにネジ10(図6参照)を通し、第1屋根材8aを第1上木桟7aと上フランジ20gに固定する。
次に、第2屋根材8bを第2下地板6bの上面に載せて、フランジ8jを第1屋根材8aのフランジ8iに接合させる。そして、残りのフランジ8f〜8hの内側から各ネジ孔8kにネジ10(図6参照)を通し、第2屋根材8bを第2上木桟7b、上フランジ20g、第3上木桟7cに固定する。
以上の工程を経て玄関庇1が完成する(図1参照)。この玄関庇1は、屋根材8の上面8tが水上側から水下側部へ傾斜している。次に、玄関庇1を建物本体100のL字状の部分101に取り付ける方法について図1、図6を用いて説明する。
最初に、枠体2の軒元側および水下側の下フランジ20hをそれぞれ取付金具110の水平片111に載せる。そして、水平片111のボルト孔113と下フランジ20hのボルト孔20iとを合わせつつ、軒元部20aと水下部20dを床梁102、103に当接させる。
次に、水平片111の下側からボルト11を水平片111のボルト孔113と下フランジ20hのボルト穴20iとに通し、枠体2の軒元部20aと水下部20dをそれぞれ取付金具110に固定する。ここで双方の取付金具110、110の垂直片112、112は床梁102、103に固定されている。したがって、玄関庇1は、軒元側と水下側が取付金具110、110を介して床梁102、103に当接して取り付けられる。さらに、床梁102、103の内側からそれぞれボルト(図示せず)をボルト孔105に通し、枠体2の軒元部20aと水下部20dを床梁102、103に固定する。
以上のようにして玄関庇1が床梁102、103に固定された状態では、図4〜図6に示すように下地板6の軒元部6cと、下地板6の水下部6dがそれぞれ挟持部材5、7により上下から挟持されている。これにより屋根材8は、図6に示すように補強フレーム21〜25と挟持部材5、7とで支持される。したがって、屋根材8に雪が積もっても、従来のように雪の重みで屋根材8が撓んでしまうおそれがなくなる。
また、屋根材8の軒元側および水下側には挟持部材5、7が配置されているため、建物本体100で火災が発生しても屋根材8に火がまわるのを遅らすことが可能になる。よって、本実施の形態の玄関庇1は、防火機能の低下を抑えつつ、屋根材8の積雪による撓みを防ぐことができる。
また、本実施の形態の玄関庇1では、縦樋(図示せず)を設ける場合に、補強フレーム21〜25を枠フレーム2内でL字状の部分101のコーナー部101aと対向するコーナー部20sを外して並設し、下地板6の上面でコーナー部20sと対応する位置に縦樋を通すための切欠き(挿通部)6sを設け、屋根材8で切欠き6sと対応する位置に縦樋を通すための挿通穴8sを設けた。これにより、縦樋の設置位置が玄関の奥側になるので、玄関の見栄えの低下を抑えることができる。
また、本実施の形態の玄関庇1では、枠フレーム2で右側の床梁103と対応する側を水下側、これと対向する側を水上側とし、屋根材8の上面8tを水上側から水下側部へ傾斜するように構成した。これにより、屋根材8の挿通穴8sに雨水が流れ込みやすくなるので、雨水を効率良く建物の外へ排出することができる。
また、本実施の形態の玄関庇1では、2つの取付金具110、110と、L字状の部分101のコーナー部101aの3点で位置決めを行うため、玄関庇1の取付時の施工精度
を高めることができる。
なお、屋根材8の傾斜角度(勾配の大きさ)は特に限定しなくても良く、本実施の形態の屋根材8よりも傾斜角度をゆるく設定しても良い(例えば1/100〜1/200)。また、図示しないが、屋根材8を傾斜させる場合には、下地板6と各補強フレーム21〜25との間にスペーサを入れることが好ましい。スペーサを入れることにより屋根材8の設置状態を安定することができる。
また、本実施の形態の玄関庇1では、補強フレーム21〜25を水上側から水下側へ低くなるように形成し、下地板6を補強フレーム21〜25の高低差を利用して水上側から水下側部へ傾斜させることにより、屋根材8の上面8tを水上側から水下側部へ傾斜するようにした。したがって、補強フレーム21〜25の高さを調整するだけで屋根材8を簡単に傾斜させることが可能になるので、雨水を効率良く排出するためのコストを抑えることができる。
また、本実施の形態の玄関庇1では、屋根材8の水下側を箱樋8b(第2屋根材)により構成し、箱樋8bの底面に挿通穴8sを設けた。これにより、屋根材の水下側から雨水が溢れてしまうのを防ぐことができ、雨水をより効率良く建物の外へ排出できる。
(第2の実施の形態)
図7は、本件発明の第2の実施の形態を示す玄関庇51の断面図である。図7では、第1の実施の形態と同様の部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
第1の実施の形態の玄関庇1では屋根材8が傾斜するように構成したが、本実施の形態の玄関庇51では、屋根材108を傾斜させずに水平になるように構成されている。
具体的には、第1補強フレーム121〜第3補強フレーム123の高さを同じ高さに設定して第1屋根材108aを水平に配置する。そして、第4補強フレーム124、第5補強フレーム125を同じ高さで、且つ、第1補強フレーム121〜第3補強フレーム123の高さよりも低く設定して、第2屋根材108bを第1屋根材108aよりも低く水平に配置する。なお、図7では、第1補強フレーム121、第2補強フレーム122は図示していないが、第3補強フレーム123と同じものである。
このように、本実施の形態の玄関庇51では、玄関庇51に使用する補強フレームの種類を2種類に抑えることができるので、補強フレームにかかるコストが抑えられ、全体の製造コストを抑えることができる。
(第3の実施の形態)
図8は、本件発明の第3の実施の形態を示す玄関庇201の分解斜視図である。図8では、第1の実施の形態と同様の部分には同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態の玄関庇201は、枠体202、軒天受木桟3、軒天4、下側挟持部材205、下地板206、上側挟持部材207、屋根材208とを備えている。この中で、軒天受木桟3と軒天4は第1の実施の形態で説明しているので、本実施の形態ではそれ以外の部材の構成を説明する。
枠体202は、第1の実施の形態で説明した枠フレーム20と、5本の補強フレーム221を備えている。補強フレーム221は枠フレーム20内の水上側から水下側に並設されており、枠フレーム20の変形を防ぐものである。
各補強フレーム221の設置に際しては、枠フレーム20内の軒先側の左コーナー部220sに補強フレーム221が設置されないようにしている。この理由は、左コーナー部220sに縦樋(図示せず)が配置されることによる。
各補強フレーム221は断面コ字状(C字状)に形成されており、両端が軒元部20aの内面と軒先部20bの内面とに結合されている。さらに各補強フレーム221は、軒先側の部分221bが切り欠かれて軒元側の部分221aよりも低く形成されている。また、軒元側の部分221aと軒先側の部分221bの上面は水平に形成されている。
下側挟持部材205、下地板206、上側挟持部材207は、枠体202内で下から順に配置される部材である。以下に、各部材を説明する。
下側挟持部材205は、断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205g、軒先側下木桟205hを備えている。
断熱材205a〜205fは、枠体2内の軒元部20a側に配置される部材である。この断熱材205a〜205fは直方体状に形成されている。各断熱材205a〜205fを、水上側から順に第1断熱材205a、第2断熱材205b、第3断熱材205c、第4断熱材205d、第5断熱材205e、第6断熱材205fとする。
第1断熱材205aは、水上部20cと、水上側から1番目の補強フレーム221との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第2断熱材205bは、水上側から1番目の補強フレーム221と2番目の補強フレーム221との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第3断熱材205cは、水上側から2番目の補強フレーム221と3番目の補強フレーム221との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。
第4断熱材205dは、水上側から3番目の補強フレーム221と4番目の補強フレーム221との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第5断熱材205eは、水上側から4番目の補強フレーム221と5番目の補強フレーム221との間の下フランジ20hに配置されるように形成されている。第6断熱材205fは、水上側から5番目の補強フレーム221と6番目の補強フレーム221との間の軒元部20a側の下フランジ20hに配置されるように形成されている。
また、断熱材205a〜205fは高さが同じに形成されている。さらに、断熱材205a〜205fは、上記の所定位置に配置されたときに、5本の補強フレーム221と高さが同じになるように形成されている。
軒元側下木桟205gは、枠フレーム20の水下部20d側の下フランジ20hにおいて、補強フレーム221の軒元側の部分221aと並列して配置されるように形成されている。また、軒元側下木桟205gの高さは、軒元側の部分221aの高さと同じに設定されている。
軒先側下木桟205hは、枠フレーム20の水下部20d側の下フランジ20hにおいて、補強フレーム221の軒先側の部分221bと並列して配置されるように形成されている。また、軒先側下木桟205hの高さは、軒先側の部分221bの高さと同じに設定されている。
下地板206は、下側挟持部材205(断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205g、軒先側下木桟205h)の上側に配置される。この下地板206は、軒元側から軒先側にかけての方向で2分割したもの(第1下地板206a、第2下地板206b)から構成されている。
第1下地板206aは矩形の平板状に形成されており、各補強フレーム221の軒元側の部分221a、断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205gに載置される。ここで、軒元側の部分221a、断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205gは同じ高さを有しているので、第1下地板206aは水平に載置される。
第2下地板206bは平板状に形成されており、各補強フレーム221の軒先側の部分221bと軒先側下木桟205hに載置される。また、第2下地板206bには、枠フレーム20の左コーナー部220sと対応する位置に、縦樋(図示せず)を通すための挿通部として切欠き206sが形成されている。ここで、軒先側の部分221bと軒先側下木桟205hは同じ高さを有しているので、第2下地板206bは水平に載置される。
上側挟持部材207は、第1上木桟207aと、第2上木桟207bと、第3上木桟207cとを備えている。
第1上木桟207aは棒状に形成されており、第1下地板206aの軒元部206cの上面に載置される。第2上木桟207bは棒状に形成されており、第1下地板206aの水下部206dの上面に載置される。第3上木桟207cは棒状に形成されており、第2下地板206bの水下部206eの上面に載置される。
また、第1上木桟207aと第2上木桟207bの高さは同じに設定されている。一方、第3上木桟207cは、第1下地板206aよりも高さ位置が低い第2下地板206bに載置されるので、載置時に第1上木桟207aおよび第2上木桟207bと高さ位置が同じなるように、第1上木桟207aと第2上木桟207bよりも高さが大きく設定されている。
屋根材208は、軒元側から軒先側にかけての方向で2分割したもの(第1屋根材208a、第2屋根材208b)から構成されている。
第1屋根材208aは、第1下地板206aに載置されるように平板状に形成されている。第1屋根材208aの軒元側には、載置時に第1上木桟207aの内側面に当接するフランジ208cが形成されている。第1屋根材208aの軒先側には、載置時に第1下地板206aの軒先側の端面を覆うフランジ208dが形成されている。
第1屋根材208aの水上側には、枠フレーム20の水上側の上フランジ20gを覆うフランジ208eが形成されている。第1屋根材208aの水下側には、第2上木桟207bを覆うフランジ208fが形成されている。また、各フランジ208c、208e、208fには、複数のネジ孔(図示せず)が設けられている。
第2屋根材208bは、第2下地板206bに載置される箱樋から構成されている。第2屋根材208bの軒元側には、第1屋根材208aの軒先側のフランジ208dと接合するフランジ208gが形成されている。第2屋根材208bの軒先側には、枠フレーム20の軒先側の上フランジ20gを覆うフランジ208hが形成されている。第2屋根材208bの水上側には、枠フレーム20の水上側の上フランジ20gを覆うフランジ208iが形成されている。第2屋根材208bの水下側には、第3上木桟207cを覆うフランジ208jが形成されている。
また、第2屋根材208bの底面には、第2下地板206bの切欠き206sと対応する位置に、縦樋(図示せず)を通すための挿通穴208sが形成されている。また、各フランジ208i、208j、208hには、複数のネジ孔(図示せず)が設けられている。
次に、本実施の形態の玄関庇201の組立方法について説明する。玄関庇201の組立は、第1の実施の形態の玄関庇1と同様に、下側挟持部材設置工程、軒天設置工程、下地板設置工程、上側挟持部材設置工程、屋根材設置工程の順に行う。以下に、各工程について説明する。
(下側挟持部材設置工程)
断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205g、軒先側下木桟205hを枠体202内の軒元側と水下側にそれぞれ入れ、枠体202の外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して、断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205g、軒先側下木桟205hを枠体202内に固定する。
(軒天設置工程)
枠体202を裏返し、5本の補強フレーム221に軒天受木桟3を介して軒天4を載せ、ネジ(図示せず)を用いて軒天4をこれらの補強フレーム21に固定する。
(下地板設置工程)
枠体202を表に戻し、第1下地板206aを、各補強フレーム221の軒元側の部分221a、断熱材205a〜205f、軒元側下木桟205gに載せて枠体202内に配置し、ネジ(図示せず)を用いて各補強フレーム221に固定する。
次に、第2下地板206bを、各補強フレーム221の軒先側の部分221bと軒先側下木桟205hに載せて枠体202内に配置し、ネジ(図示せず)を用いて各補強フレーム221に固定する。
ここで、上記で述べたように各補強フレーム221の軒先側の部分221bと軒先側下木桟205hは、軒元側の部分221aと軒元側下木桟205gよりも高さが低いので、第2下地板206bは第1下地板206aよりも高さ位置が低くなる。
(上側挟持部材設置工程)
第1上木桟207aを第1下地板206aの軒元部206cの上面に載せて枠体2内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。
次に、第2上木桟207bを第1下地板206aの水下部206dの上面に載せて枠体202内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。
最後に、第3上木桟207cを第2下地板206bの水下部206eの上面に載せて枠体202内に配置し、外側からネジ10(図6参照)をネジ孔20fに通して固定する。この結果、玄関庇201は、図9に示すように、屋根材208と、玄関庇本体209とになる。
図10は図9の玄関庇本体209のD−D断面図、図11は玄関庇本体209のE−E断面図、図12は玄関庇本体209のF−F断面図である。図10〜図12に示すように玄関庇本体209は、下地板206の軒元部206cと水下部206d、206eとが挟持部材205、207により上下から挟持された状態になる。
(屋根材設置工程)
第1屋根材208aを第1下地板206aの上面に載せて、各フランジ208c、208e、208fの内側から各ネジ孔(図示せず)にネジ10(図6参照)を通し、第1屋根材208aを第1上木桟207a、第2上木桟207b、上フランジ20gに固定する。
次に、第2屋根材208bを第2下地板206bの上面に載せて、フランジ208gを第1屋根材208aのフランジ208dに接合させる。そして、残りのフランジ208i、208j、208hの内側から各ネジ孔(図示せず)にネジ10(図6参照)を通し、第2屋根材208bを第3上木桟207c、上フランジ20gに固定する。
以上の工程を経て玄関庇201が完成する。この玄関庇201は、屋根材208の上面208tの軒先側が軒元側よりも低く形成されている。この玄関庇201を建物本体100の2階の床梁102、103(図1参照)に取り付ける方法については、第1の実施の形態で説明した通りである。
玄関庇201が床梁102、103に固定された状態では、図10〜図12に示すように下地板206(第1下地板206a、第2下地板206b)の軒元部206c、水下部206d、206eがそれぞれ挟持部材205、207により上下から挟持されている。したがって屋根材208は、5本の補強フレーム221と挟持部材205、207とで支持されるので、屋根材208に雪が積もっても、従来のように雪の重みで屋根材208が撓んでしまうおそれがなくなる。
また、屋根材208の軒元側および水下側には挟持部材205、207が配置されているため、建物本体100で火災が発生しても屋根材208に火がまわるのを遅らすことが可能になる。よって、本実施の形態の玄関庇201は、防火機能の低下を抑えつつ、屋根材208の積雪による撓みを防ぐことができる。
また、本実施の形態の玄関庇201では、屋根材208の上面208tの軒先側を低く形成した。これにより、軒先側に形成されている挿通穴208sに雨水が流れ込みやすくなるので、雨水を効率良く建物の外へ排出することができる。
また、本実施の形態の玄関庇201では、各補強フレーム221の軒元側の部分221aと軒先側の部分221bの上面を水平に形成したが、これらの上面を軒元側から軒先側へ傾斜するように形成しても良い。この場合には、屋根材208が軒元側から軒先側へ向けて傾斜するので、軒先側の挿通穴208sに雨水がより流れ込みやすくなり、雨水をさらに効率良く建物の外へ排出することができる。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、この実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、本実施の形態の玄関庇では、下地板の軒元部と水下部を挟持部材で上下から挟持するようにしたが、少なくとも軒元部を挟持すれば良い。この場合でも、屋根材の軒元側が、複数の補強フレームと軒元側の上下の挟持部材とで支持されるので、屋根材の積雪による撓みを防ぐことができ、防火機能の低下を抑えることができる。
以上説明したように本件発明の玄関庇は、防火機能の低下を抑えつつ、屋根材の積雪による撓みを防ぐことができる。したがって、本件発明は、玄関庇の技術分野で十分に利用することができる。
1 玄関庇
5 下側挟持部材
5a〜5f 断熱材
5g 下木桟
6 下地板
6a 第1下地板
6b 第2下地板
6c 軒元部
6d 水下部
6s 挿通部
7 上側挟持部材
7a 第1上木桟
7b 第2上木桟
7c 第3上木桟
8 屋根材
8b 箱樋
8s 挿通穴
8t 上面
20 枠フレーム
20a 軒元部
20d 水下部
20s コーナー部
21〜25 補強フレーム
51 玄関庇
100 建物本体
101 L字状の部分
101a コーナー部
102、103 2階の床梁
201 玄関庇
205 下側挟持部材
205a〜205f 断熱材
205g 軒元側下木桟
205h 軒先側下木桟
206 下地板
206a 第1下地板
206b 第2下地板
206c 軒元部
206d 水下部
206e 水下部
206s 挿通部
207 上側挟持部材
207a 第1上木桟
207b 第2上木桟
207c 第3上木桟
208 屋根材
208b 箱樋
208s 挿通穴
208t 上面
221 補強フレーム

Claims (6)

  1. 四角状の枠フレーム内に複数の補強フレームが設けられ、この複数の補強フレームに下地板が載置され、この下地板の上面に屋根材が載置される玄関用庇であって、
    前記枠フレームの軒元部の内側に下側挟持部材を配置し、前記下地板の軒元部の上面に上側挟持部材を配置して当該下地板の軒元部を上下から挟持し、この状態で前記枠フレームの軒元部を建物本体の梁に当接して取り付けたことを特徴とする玄関庇。
  2. 請求項1に記載の玄関庇において、
    当該玄関庇を、前記建物本体の外面に形成されたL字状の部分で直交する2本の梁に当接して取り付ける場合には、前記枠フレームの軒元部を一方の梁に当接して取り付ける一方、前記枠フレームの他方の梁側部分の内側に下側挟持部材を配置し、前記下地板で他方の梁側部分の上面に上側挟持部材を配置して当該下地板の他方の梁側部分を上下から挟持し、前記枠フレームの他方の梁側部分を他方の梁に当接して取り付けたことを特徴とする玄関庇。
  3. 請求項2に記載の玄関庇において、
    当該玄関庇に縦樋を設ける場合には、前記複数の補強フレームを、前記枠フレーム内で前記建物本体の前記L字状の部分のコーナー部と対向するコーナー部を外して並設し、前記下地板の上面で前記枠フレームの前記コーナー部と対応する位置に前記縦樋を通すための挿通部を設け、前記屋根材で前記挿通部と対応する位置に前記縦樋を通すための挿通穴を設けたことを特徴とする玄関庇。
  4. 請求項3に記載の玄関庇において、
    前記枠フレームの他方の梁側部分を水下側、これと対向する側を水上側とした場合には、前記屋根材の上面を水下側が低くなるように構成したことを特徴とする玄関庇。
  5. 請求項4に記載の玄関庇において、
    前記複数の補強フレームを水下側が低くなるように形成して前記下地板の水下側を低くすることにより、前記屋根材の上面を水下側が低くなるように構成したことを特徴とする玄関庇。
  6. 請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載の玄関庇において、
    前記屋根材の水下側を箱樋により構成し、この箱樋の底面に前記挿通穴を設けたことを特徴とする玄関庇。
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