JP2012140794A - 遠隔操作式排水栓装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部とその取付箇所の間に、フランジ部等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くできる遠隔操作式排水栓装置を提供する。
【解決手段】槽体の底面に設けられた排水口1を遠隔的に開閉する遠隔操作式排水栓装置について、遠隔操作式排水栓装置の操作部を、筒形状を成す操作部本体2と、操作部本体2内部に収納される操作軸支持部3と、操作部本体2を取り付ける任意の壁面に設けた操作部取付孔と、操作軸支持部3に接続される操作部取付孔内側面とほぼ同じ形状を成す操作体4と、操作部取付孔の周囲に備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5と、から構成し、筒状部5に操作部本体2を取り付け固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は洗面台、流し台、浴槽などの槽体の底面に設けられた排水口を、遠隔操作により開閉する、遠隔操作式排水栓装置に関するものであって、更に詳しくは、遠隔操作式排水栓装置の操作部の取り付け構造に関するものである。
従来より、本発明は洗面台、流し台、浴槽などの槽体の底面には、排水を下水側に排出するために、排水口を備えた排水装置が備えられている。これらのうち、特に排水口から離れた場所に備えた操作部に操作を加えることで、排水口の開閉を行う事が出来る排水装置を、特に、遠隔操作式排水栓装置と呼ぶ。以下に遠隔操作式排水栓装置の従来例を、図18を参照しつつ説明する。
図18に図示した操作部を採用した従来例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した排水栓本体、弁部材、弁支持部材、レリースワイヤ、操作部、エルボ部材、より構成されてなる。
排水栓本体は、内部に排水口を形成する略円筒形状の部材であって、その外側面に雄ネジを備えてなる。
弁部材は、上記排水口を閉口する円盤状の弁体と、該弁体の下面中央に設けられた弁嵌合部よりなる。
弁支持部材は、排水口内に収納固定される部材であって、後述するレリースワイヤの端部を固定した状態で、排水口内に収納固定される。
レリースワイヤは、側面方向に可撓性を備え軸方向に剛性を備えた中空のアウターチューブと、該アウターチューブ内部に収納され、軸方向に摺動自在に動作するインナーワイヤと、インナーワイヤの一方の端部に備えられ、その先端が上記弁体の嵌合部に嵌合する弁軸部と、インナーワイヤを操作部側に付勢するスプリング部材(図示せず)と、からなる。
エルボ部材は、排水栓本体の雄ネジと螺合する雌ネジを設けた開口部、前記排水口から流れ込む排水を下水側に排出するための排出口、及びレリースワイヤを挿通する挿通筒を備えてなる。
操作部は、以下に記載する操作部本体と、ナット部材と、操作軸支持部と、操作体からなる。
操作部本体は、略円筒形状にして、円筒形状の上端部分の外側面には周縁に沿って連続して外側方向に突出したフランジ部を、円筒形状の下端部分の内側面には周縁に沿って連続して内側方向に突出した突出部分を、それぞれ設けてなる。また、操作部本体の側面であって、フランジ部の下方に雄ネジ部を備えてなる。
ナット部材は、操作部本体の雄ネジ部と螺合する雌ネジ部を備えてなる。
操作軸支持部は、棒状の操作軸と、筒状のケーシングであって、該操作軸を軸方向にスライド可能に収納する軸収納部と、から構成される。また、操作軸支持部の下端にはレリースワイヤのアウターチューブを接続固定する事が可能に構成されている。操作軸支持部の下端にアウターチューブを接続固定した際には、インナーワイヤ端部が、操作軸下端に対向して当接するように配置される。
更にこの従来例では、上記軸収納部に、スラストロック機構と呼ばれる、操作軸に押し込み操作を加える毎に、操作軸を前進(降下)して固定/固定を解除してレリースワイヤのインナーワイヤに付勢されて後退(上昇)、を繰り返す機械的機構部を備えてなる。
操作体は、円盤状の部材であって、その外側面の形状は、操作部本体の内側面にほぼ合致すると共に、その下面中央に操作軸部先端と嵌合する操作体嵌合部を備えてなる。
また、上記各部材からなる遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載したような槽体である浴槽に施工される。
浴槽は、上方が開口した箱体であって、底面には排水栓を取り付ける排水栓取付孔を、上方の開口の周縁には操作部を取り付ける操作部取付孔を、それぞれ設けてなる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置を槽体である浴槽に取り付ける場合、まず、浴槽等に設けた排水栓取付孔の周縁を介して排水栓本体とエルボ部材を螺合させ、排水栓取付孔に排水栓本体とエルボ部材を取り付け固定する。
次に、浴槽上縁部に設けられた操作部取付孔に、操作部本体を挿通し、操作部取付孔の周縁上面に、操作部本体のフランジ部下面が当接した状態で、下方からナット部材を操作部本体に螺合させて、操作部取付孔の周縁をフランジ部とナット部材とで挟持させて、操作部本体を操作部取付孔に取り付け固定する。
更にレリースワイヤを、操作軸支持部材に接続した上で、弁軸側から操作部本体に挿入し、操作部本体内に操作軸支持部材を収納固定する。
また、レリースワイヤの先端を、エルボ部材の挿通筒に挿通した上で、排水口内部から、ラジオペンチなどの治具を利用しつつ、浴槽内部側に引き上げる。
この状態より、レリースワイヤの端部を弁支持部材に接続し、更に弁支持部材を排水口内に取り付け固定する。その後、インナーワイヤ端部の弁軸部を、弁部材の弁嵌合部に嵌合させる。
更に操作軸の上端に、操作体の操作体嵌合部を嵌合させて、遠隔操作式排水栓装置の取り付けが完了する。
上記従来例の遠隔操作式排水栓装置を使用する場合、まず操作部の操作体に操作を加えて弁体が排水口を閉口した状態、即ちレリースワイヤのインナーワイヤが操作部側に後退し、弁部材が降下した状態とする。この状態より操作体に押し込み操作を加えて、インナーワイヤを排水口側に前進させると、インナーワイヤ先端の弁軸部が上昇して弁部材を押上げ、弁体が上昇して排水口を開口する。この開口状態は、スラストロック機構によって操作軸が降下した状態で固定され、操作軸下端がインナーワイヤ端部を前進させた状態で当接することで維持される。
この状態より操作体に再度押し込み操作を加えてスラストロック機構の操作軸の固定状態を解除すると、弁部材の自重や戻りスプリングの作用により、インナーワイヤが操作部側に後退し、弁軸部が下降するため、弁軸部に押し上げられていた弁部材も降下して弁体が排水口を閉口する。以後この操作を繰り返すことで排水口の開閉を自在に操作することができる。
特開2002−88853号公報
上記従来例の手法によれば、操作部を取り付ける操作部取付孔を備えた壁面と、操作部本体(特にフランジ部)との間に、継ぎ目部分が生じることとなる。
フランジ部分と槽体内面とは素材が異なる場合が多く、色調、質感に相違が生じて意匠性が悪くなる。また、継ぎ目部分はデザイン的には不要な凹凸であり、決して見栄えが良い物ではなく、この点でも意匠性が悪化する。
また、この継ぎ目部分に槽体内の排水などが触れると、表面張力によってそのまま排水が残り、排水が蒸発した時排水中のゴミや塵芥などが付着する、といった問題がある。また継ぎ目部分の端部は小さな段差になり、ブラシ等が入れにくく、清掃性がきわめて悪くなる、といった問題もあった。
本発明は、上記の課題に鑑みて成されたものであり、その目的とする処は、遠隔操作式排水栓装置において、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くできる遠隔操作式排水栓装置を提供することである。
請求項1に記載の本発明は、槽体の底面に設けられた排水口1を遠隔的に開閉する、遠隔操作式排水栓装置であって、遠隔操作式排水栓装置の操作部を、
筒形状を成す操作部本体2と、操作部本体2内部に収納される操作軸支持部3と、操作部本体2を取り付ける任意の壁面に設けた操作部取付孔Hと、操作軸支持部3に接続される操作部取付孔H内側面とほぼ同じ形状を成す操作体4と、該操作部取付孔Hの周囲に備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5と、から成り、該筒状部5に操作部本体2を取り付け固定したことを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置である。
尚、本発明でいう、「外側面(又は内側面)と合致する形状」とは必ずしも同一/又は類似、当接する形状のみに限定する表現ではなく、発明の主旨に応じて槽体と排水器本体との接続を支障無く行うことができる全ての形状を示す表現である。
請求項2に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
筒状部5の内側面に、周縁に沿って突出部分5aを設け、操作部本体2の外側面に沿ってフランジ部6を設けて、突出部分5aにフランジ部6を当接した状態で係止させることを特徴とする、段落0008に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項3に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
筒状部5の内側面が、操作部取付孔Hの内側面と合致すると共に、操作部本体2内部に、筒状部5を収納可能とし、操作部本体2内側面に筒状部5外側面を係止させるように構成したことを特徴とする、段落0008に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項4に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
筒状部5内部に、操作部本体2を収納可能とし、操作部取付孔Hの内側面を、操作部本体2側面と同じか、それよりも内側に突出させると共に、筒状部5内側面に操作部本体2外側面を係止させるように構成したことを特徴とする、段落0008に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項5に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
筒状部5の側面に凹部分を設け、操作部本体2の上方に爪部分7を設けて、凹部分に爪部分7を嵌合させた後、爪部分7が凹部分より抜脱しないように固定することを特徴とする、段落0011又は段落0012に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項6に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
操作部本体2又は筒状部5の内、内側に配置される部材の外側面に凹部を設け、外側に配置される部材に貫通孔8を設けると共に、貫通孔8を貫通し、凹部を係止した状態で固定される係止部材を備えたことを特徴とする、段落0011又は段落0012に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項7に記載の本発明は、上記遠隔操作式排水栓装置において、
貫通孔8に雌ネジ部9を設けると共に、係止部材を該雌ネジ部9と螺合する雄ネジ部10を備えたビス部材11とすることを特徴とする、段落0013に記載の遠隔操作式排水栓装置である。
請求項8に記載の本発明は、段落0008乃至段落0014のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置において、
操作部本体2と筒状部5の当接する側面同士のいずれか一方、又は両方に、周縁に沿って環状溝部12を設け、該環状溝部12に環状パッキングPを収納して、該環状パッキングPが側面方向にて操作部本体2と筒状部5に当接することで、操作部本体2と筒状部5とを水密的に接続することを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置である。
本発明においては、遠隔操作式排水栓装置において、操作部本体を取り付ける筒状部を、任意の壁面の裏側に設けてなる。これによって、壁面の表側等、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くすることができるようになった。
第一実施例の遠隔操作式排水栓装置を示す、一部を切り欠きした参考図である。 第一実施例の操作部近傍を示す、一部を切り欠きした参考図である。 図2の参考図において、操作体が押し込まれた状態を示す参考図である。 第一実施例の操作部の、部材構成を示す参考図である。 第二実施例の操作部近傍を示す、一部を切り欠きした参考図である。 図5の参考図において、操作体が押し込まれた状態を示す参考図である。 第二実施例の操作部の、部材構成を示す参考図である。 第三実施例の操作部近傍を示す、一部を切り欠きした参考図である。 図8の参考図において、操作体が押し込まれた状態を示す参考図である。 第三実施例の操作部の、部材構成を示す参考図である。 第三実施例の操作部本体の、一部を切り欠きした斜視図である。 第四実施例の遠隔操作式排水栓装置を示す、一部を切り欠きした参考図である。 第四実施例の操作部近傍を示す、一部を切り欠きした参考図である。 図13の参考図において、操作体が押し込まれた状態を示す参考図である。 第四実施例の操作部の、部材構成を示す参考図である。 第四実施例の操作部本体の、一部を切り欠きした斜視図である。 図13のA−A断面図である。 従来の遠隔操作式排水栓装置を示す、一部を切り欠きした参考図である。
図1乃至図4に図示した操作部を採用した第一実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した排水栓本体13、弁部材14、弁支持部材15、レリースワイヤ16、操作部、エルボ部材17、より構成されてなる。
排水栓本体13は、内部に排水口1を形成する略円筒形状の部材であって、その外側面に雄ネジを備えてなる。
弁部材14は、上記排水口1を閉口する円盤状の弁体14aと、該弁体14aの下面中央に設けられた弁嵌合部14bよりなる。
弁支持部材15は、排水口1内に収納固定される部材であって、後述するレリースワイヤ16の端部を固定した状態で、排水口1内に収納固定される。
レリースワイヤ16は、側面方向に可撓性を備え軸方向に剛性を備えた中空のアウターチューブ16aと、該アウターチューブ16a内部に収納され、軸方向に摺動自在に動作するインナーワイヤ16bと、インナーワイヤ16bの一方の端部に備えられ、その先端が上記弁体14aの嵌合部に嵌合する弁軸部16cと、インナーワイヤ16bを操作部側に付勢するスプリング部材(図示せず)と、からなる。
エルボ部材17は、排水栓本体13の雄ネジと螺合する雌ネジを設けた開口部、前記排水口1から流れ込む排水を下水側に排出するための排出口18、及びレリースワイヤ16を挿通する挿通筒19を備えてなる。
操作部は、以下に記載する操作部本体2と、ナット部材20と、操作軸支持部3と、操作体4と、操作部本体2を取り付ける浴槽Bの一部から構成される。
操作部本体2は、略円筒形状にして、円筒形状の上端部分の外側面には周縁に沿って連続して外側方向に突出したフランジ部6を、円筒形状の下端部分の内側面には周縁に沿って連続して内側方向に突出した突出部分5aを、それぞれ設けてなる。また、操作部本体2の側面であって、フランジ部6の下方に雄ネジ部10を備えてなる。
ナット部材20は、操作部本体2の雄ネジ部10と螺合する雌ネジ部9を備えてなる。
操作軸支持部3は、棒状の操作軸21と、筒状のケーシングであって、該操作軸21を軸方向にスライド可能に収納する軸収納部22と、から構成される。また、操作軸支持部3の下端にはレリースワイヤ16のアウターチューブ16aを接続固定する事が可能に構成されている。操作軸支持部3の下端にアウターチューブ16aを接続固定した際には、インナーワイヤ16b端部が、操作軸21下端に対向して当接するように配置される。更にこの実施例では、上記軸収納部22に、スラストロック機構と呼ばれる、操作軸21に押し込み操作を加える毎に、操作軸21を前進(降下)して固定/固定を解除してレリースワイヤ16のインナーワイヤ16bに付勢されて後退(上昇)、を繰り返す機械的機構部を備えてなる。
操作体4は、円盤状の部材であって、その外側面の形状は、後述する浴槽Bの筒状部5の内側面形状にほぼ合致すると共に、その下面中央に操作軸21部先端と嵌合する操作体嵌合部4aを備えてなる。
また、上記各部材からなる遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載したような槽体である浴槽Bに施工される。
浴槽Bは、上方が開口した箱体であって、底面には排水栓を取り付ける排水栓取付孔を備えてなる。また、浴槽Bの上方の開口の周縁には、操作部本体2を取り付けるために、任意の壁面に設けた操作部取付孔Hと、該操作部取付孔Hの周囲に沿って備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5と、筒状部5の下方内側面に、周縁に沿って突出部分5aを設けてなる。該突出部分5aの内径は、操作部本体2の外側面よりも大径で、フランジ部6の外側面よりも小径である。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置を槽体である浴槽Bに取り付ける場合、まず、浴槽B等に設けた排水栓取付孔の周縁を介して排水栓本体13とエルボ部材17を螺合させ、排水栓取付孔に排水栓本体13とエルボ部材17を取り付け固定する。
次に、浴槽B上縁部に設けられた操作部取付孔Hから、突出部分5aの内側部分を介して、操作部本体2を挿通し、突出部分5aの周縁上面に、操作部本体2のフランジ部6下面が当接した状態で、下方からナット部材20を操作部本体2に螺合させて、突出部分5aの周縁をフランジ部6とナット部材20とで挟持させて、操作部本体2を槽体の筒状部5に取り付け固定する。
更にレリースワイヤ16を、操作軸支持部3材に接続した上で、弁軸側から操作部本体2に挿入し、操作部本体2内に操作軸支持部3材を収納固定する。
また、レリースワイヤ16の先端を、エルボ部材17の挿通筒19を介してエルボ部材17内部に挿通した上で、排水口1内部から、ラジオペンチなどの治具を利用しつつ、浴槽B内部側に引き上げる。
この状態より、レリースワイヤ16の端部を弁支持部材15に接続し、更に弁支持部材15を排水口1内に取り付け固定する。その後、インナーワイヤ16b端部の弁軸部16cを、弁部材14の弁嵌合部14bに嵌合させる。
更に操作軸21の上端に、操作体4の操作体嵌合部4aを嵌合させて、遠隔操作式排水栓装置の取り付けが完了する。
上記第一実施例の遠隔操作式排水栓装置を使用する場合、まず操作部の操作体4に操作を加えて弁体14aが排水口1を閉口した状態、即ちレリースワイヤ16のインナーワイヤ16bが操作部側に後退し、弁部材14が降下した状態とする。この状態より操作体4に押し込み操作を加えて、インナーワイヤ16bを排水口1側に前進させると、インナーワイヤ16b先端の弁軸部16cが上昇して弁部材14を押上げ、弁体14aが上昇して排水口1を開口する。この開口状態は、スラストロック機構によって操作軸21が降下した状態で固定され、操作軸21下端がインナーワイヤ16b端部を前進させた状態で当接することで維持される。
この状態より操作体4に再度押し込み操作を加えてスラストロック機構の操作軸21の固定状態を解除すると、弁部材14の自重や戻りスプリングの作用により、インナーワイヤ16bが操作部側に後退し、弁軸部16cが下降するため、弁軸部16cに押し上げられていた弁部材14も降下して弁体14aが排水口1を閉口する。以後この操作を繰り返すことで排水口1の開閉を自在に操作することができる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置においては、操作部本体2はフランジ部6を備えているものの、操作体4と浴槽Bの周縁の壁面等の影となり、使用者から目視することはできない。このため、壁面の表側等、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部6等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くすることができるようになった。
次に、本発明の第二実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図5乃至図7に図示した操作部を採用した第二実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0018に記載した、第一実施例の排水栓本体13、弁部材14、弁支持部材15、レリースワイヤ16、エルボ部材17と同じ各部材と、以下に記載する、浴槽Bを含む操作部より構成されてなる。(尚、排水栓本体13など、排水口1の近傍は第一実施例と同様のため、5乃至図7は操作部とその近傍のみ図示してなる。)
操作部は、以下に記載する操作部本体2と、ナット部材20と、操作軸支持部3と、操作体4と、操作部本体2を取り付ける浴槽Bの一部から構成される。
操作部本体2は、略円筒形状にして、円筒形状の上端部分の外側面には周縁に沿って連続して外側方向に突出したフランジ部6を、円筒形状の下端部分の内側面には周縁に沿って連続して内側方向に突出した突出部分5aを、それぞれ設けてなる。
操作軸支持部3は、棒状の操作軸21と、筒状のケーシングであって、該操作軸21を軸方向にスライド可能に収納する軸収納部22と、から構成される。
また、操作軸支持部3の下端にはレリースワイヤ16のアウターチューブ16aを接続固定する事が可能に構成されている。操作軸支持部3の下端にアウターチューブ16aを接続固定した際には、インナーワイヤ16b端部が、操作軸21下端に対向して当接するように配置される。
更にこの実施例では、上記軸収納部22に、第一実施例に記載したスラストロック機構を備えてなる。
操作体4は、円盤状の部材であって、その外側面の形状は、後述する浴槽Bの筒状部5の内側面にほぼ合致すると共に、その下面中央に操作軸21部先端と嵌合する操作体嵌合部4aを備えてなる。
また、上記各部材からなる遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載したような槽体である浴槽Bに施工される。
浴槽Bは、上方が開口した箱体であって、底面には排水栓を取り付ける排水栓取付孔を備えてなる。また、浴槽Bの上方の開口の周縁には、操作部本体2を取り付けるために、任意の壁面に設けた操作部取付孔Hと、該操作部取付孔Hの周囲に沿って備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5と、筒状部5の下方内側面に、周縁に沿って突出部分5aを設けてなる。該突出部分5aの内径は、操作部本体2のフランジ部6の外側面の周縁よりも小径である。
また、筒状部5の外側面の下方に雄ネジ部10を備えてなる。
ナット部材20は、断面L字形状を成す、袋ナットと呼ばれる形状の部材であって、筒状部5の雄ネジ部10と螺合する雌ネジ部9を備えてなる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置を槽体である浴槽Bに取り付ける場合、まず、浴槽B等に設けた排水栓取付孔の周縁を介して排水栓本体13とエルボ部材17を螺合させ、排水栓取付孔に排水栓本体13とエルボ部材17を取り付け固定する。
次に、浴槽B裏側側面から、操作部本体2のフランジ部6上面を、突出部分5aの周縁下面に当接させた状態で、下方からナット部材20を操作部本体2に螺合させる。これにより、図5に示したように、操作部本体2のフランジ部6を、突出部分5aの下面とナット部材20とで挟持させて、操作部本体2を槽体の筒状部5に取り付け固定する。
更にレリースワイヤ16を、操作軸支持部3材に接続した上で、弁軸側から操作部本体2に挿入し、操作部本体2内に操作軸支持部3材を収納固定する。
また、レリースワイヤ16の先端を、エルボ部材17の挿通筒19を介してエルボ部材17内部に挿通した上で、排水口1内部から、ラジオペンチなどの治具を利用しつつ、浴槽B内部側に引き上げる。
この状態より、レリースワイヤ16の端部を弁支持部材15に接続し、更に弁支持部材15を排水口1内に取り付け固定する。その後、インナーワイヤ16b端部の弁軸部16cを、弁部材14の弁嵌合部14bに嵌合させる。
更に操作軸21の上端に、操作体4の操作体嵌合部4aを嵌合させて、遠隔操作式排水栓装置の取り付けが完了する。
上記第二実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0020に記載した、第一実施例の遠隔操作式排水栓装置と同様に操作を行い、遠隔操作により排水口1を開閉することができる。また、壁面の表側等、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部6等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くすることができるようになった。
次に、本発明の第三実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図8乃至図11に図示した操作部を採用した第三実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0018に記載した、第一実施例の排水栓本体13、弁部材14、弁支持部材15、レリースワイヤ16、エルボ部材17と同じ各部材と、以下に記載する、浴槽Bを含む操作部より構成されてなる。(尚、排水栓本体13など、排水口1の近傍は第一実施例と同様のため、8乃至図11は操作部とその近傍のみ図示してなる。)
操作部は、以下に記載する操作部本体2と、ナット部材20と、操作軸支持部3と、操作体4と、操作部本体2を取り付ける浴槽Bの一部から構成される。
操作部本体2は、図11等に示したように、略円筒形状にして、円筒形状の上端部分に周縁に沿って、先端が内側に突出する突起7aを備えた爪部分7を備えてなる。当該爪部分7には上下方向(円筒の軸方向)に切り欠き23を設けて拡径可能に構成すると共に、その外側面に雄ネジ部10を形成してなる。また、円筒形状の下端部分の内側面には周縁に沿って連続して内側方向に突出した突出部分5aを、それぞれ設けてなる。
操作軸支持部3は、棒状の操作軸21と、筒状のケーシングであって、該操作軸21を軸方向にスライド可能に収納する軸収納部22と、から構成される。また、操作軸支持部3の下端にはレリースワイヤ16のアウターチューブ16aを接続固定する事が可能に構成されている。操作軸支持部3の下端にアウターチューブ16aを接続固定した際には、インナーワイヤ16b端部が、操作軸21下端に対向して当接するように配置される。
更にこの実施例では、上記軸収納部22に、第一実施例に記載したスラストロック機構を備えてなる。
操作体4は、円盤状の部材であって、その外側面の形状は、後述する浴槽Bの筒状部5の内側面にほぼ合致すると共に、その下面中央に操作軸21部先端と嵌合する操作体嵌合部4aを備えてなる。
また、上記各部材からなる遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載したような槽体である浴槽Bに施工される。
浴槽Bは、上方が開口した箱体であって、底面には排水栓を取り付ける排水栓取付孔を備えてなる。また、浴槽Bの上方の開口の周縁には、操作部本体2を取り付けるために、任意の壁面に設けた操作部取付孔Hと、該操作部取付孔Hの周囲に沿って備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5を設けてなる。
該筒状部5の外径は、操作部本体2の内径とほぼ同じ計であり、操作部本体2内部に筒状部5が収納可能なように若干だけ操作部本体2の内径の方が大径である。また、筒状部5の外側面に、上下幅が爪部分7の先端とほぼ同じ幅の環状溝部12を、周縁に沿って連即して備えてなる。
ナット部材20は、操作部本体2の雄ネジ部10と螺合する雌ネジ部9を備えてなる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置を槽体である浴槽Bに取り付ける場合、まず、浴槽B等に設けた排水栓取付孔の周縁を介して排水栓本体13とエルボ部材17を螺合させ、排水栓取付孔に排水栓本体13とエルボ部材17を取り付け固定する。
次に、浴槽B裏側側面から、操作部本体2を、操作部本体2内部に筒状部5が収納されるように挿入する。この時爪部分7の先端が筒部分に接触するが、切り欠き23によって爪部分7は拡径可能となっているため、爪部分7が支障無く拡径して、操作部本体2内部に筒状部5を挿入することができる。挿入を続けると、爪部分7の先端が環状溝部12に入り込んで嵌合する。この状態から爪部材の拡径を防ぎ、爪部材を環状溝部12に固定するために、爪部材の外側面の雄ネジ部10に、ナット部材20を螺合させて固定する。
更にレリースワイヤ16を、操作軸支持部3材に接続した上で、弁軸側から操作部本体2に挿入し、操作部本体2内に操作軸支持部3材を収納固定する。
また、レリースワイヤ16の先端を、エルボ部材17の挿通筒19を介してエルボ部材17内部に挿通した上で、排水口1内部から、ラジオペンチなどの治具を利用しつつ、浴槽B内部側に引き上げる。
この状態より、レリースワイヤ16の端部を弁支持部材15に接続し、更に弁支持部材15を排水口1内に取り付け固定する。その後、インナーワイヤ16b端部の弁軸部16cを、弁部材14の弁嵌合部14bに嵌合させる。
更に操作軸21の上端に、操作体4の操作体嵌合部4aを嵌合させて、遠隔操作式排水栓装置の取り付けが完了する。
上記第二実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0020に記載した、第一実施例の遠隔操作式排水栓装置と同様に操作を行い、遠隔操作により排水口1を開閉することができる。また、壁面の表側等、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部6等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くすることができるようになった。
次に、本発明の第四実施例を、図面を参照しつつ説明する。
図12乃至図17に図示した操作部を採用した第四実施例の遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載した排水栓本体13、弁部材14、弁支持部材15、レリースワイヤ16、操作部、エルボ部材17、チューブ菅、より構成されてなる。
排水栓本体13は、内部に排水口1を形成する略円筒形状の部材であって、その外側面に雄ネジを備えてなる。
弁部材14は、上記排水口1を閉口する円盤状の弁体14aと、該弁体14aの下面中央に設けられた弁嵌合部14bよりなる。
弁支持部材15は、排水口1内に収納固定される部材であって、後述するレリースワイヤ16の端部を固定した状態で、排水口1内に収納固定される。
レリースワイヤ16は、側面方向に可撓性を備え軸方向に剛性を備えた中空のアウターチューブ16aと、該アウターチューブ16a内部に収納され、軸方向に摺動自在に動作するインナーワイヤ16bと、インナーワイヤ16bの一方の端部に備えられ、その先端が上記弁体14aの嵌合部に嵌合する弁軸部16cと、インナーワイヤ16bを操作部側に付勢するスプリング部材(図示せず)と、からなる。
エルボ部材17は、排水栓本体13の雄ネジと螺合する雌ネジを設けた開口部、前記排水口1から流れ込む排水を下水側に排出するための排出口18、及びレリースワイヤ16を挿通する挿通筒19を備えてなる。
チューブ菅は、側面方向に可撓性を備え、軸方向に剛性を備えた中空の管体であって、一端は操作部本体2の下方外側面に、他端は挿通筒19の外側面に、それそれ水密的に接続される。
操作部は、以下に記載する操作部本体2と、ナット部材20と、操作軸支持部3と、操作体4と、操作部本体2を取り付ける浴槽Bの一部から構成される。
操作部本体2は、図16等に示したように、略円筒形状にして、円筒形状の外側面には周縁に沿って連続して2ヶ所環状溝部12を備えてなる。また内側面には周縁に沿って連続して内側方向に突出した突出部分5aを設けてなる。
また2つの環状溝部12のうち、上方の環状溝部12には、操作部本体2側面より若干突出する環状パッキングPを備えてなる。また下方の環状溝部12は凹部として機能する。
操作軸支持部3は、棒状の操作軸21と、筒状のケーシングであって、該操作軸21を軸方向にスライド可能に収納する軸収納部22と、から構成される。
また、操作軸支持部3の下端にはレリースワイヤ16のアウターチューブ16aを接続固定する事が可能に構成されている。操作軸支持部3の下端にアウターチューブ16aを接続固定した際には、インナーワイヤ16b端部が、操作軸21下端に対向して当接するように配置される。
更にこの実施例では、上記軸収納部22に、第一実施例に記載したスラストロック機構を備えてなる。
操作体4は、円盤状の部材であって、その外側面の形状は、操作部取付孔Hの内側面にほぼ合致すると共に、その下面中央に操作軸21部先端と嵌合する操作体嵌合部4aを備えてなる。
また、上記各部材からなる遠隔操作式排水栓装置は、以下に記載したような槽体である浴槽Bに施工される。
浴槽Bは、上方が開口した箱体であって、底面には排水栓を取り付ける排水栓取付孔を備えてなる。また、浴槽Bの上方の開口の周縁には、操作部本体2を取り付けるために、任意の壁面に設けた円形の操作部取付孔Hを備えてなる。更に、該操作部取付孔Hの壁面の裏側には、その内側面の径が操作部本体2の外側面の径とほぼ同じで、環状パッキングPの外側面の周縁より若干小径となる略円筒形状を成す筒状部5を備えてなる。筒状部5と操作部取付孔Hは同心円上に配置されているが、操作部取付孔Hの内側面の径は操作部本体2の内側面の径と同じように設けられている。
また、筒状部5の外側面には同じ高さ位置に3ヶ所、雌ネジ部9を有した貫通孔8を備えてなる。
また、該雌ネジ部9と螺合する雄ネジ部10を備えた、係止部材としてのビス部材11を備えてなる。
上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置を槽体である浴槽Bに取り付ける場合、まず、浴槽B等に設けた排水栓取付孔の周縁を介して排水栓本体13とエルボ部材17を螺合させ、排水栓取付孔に排水栓本体13とエルボ部材17を取り付け固定する。
次に、浴槽B裏側側面から、操作部本体2を、筒状部5内部に操作部本体2が収納されるように挿入する。操作部本体2を挿通し、凹部として機能する下方の環状溝部12が、貫通孔8と同じ高さ位置となった状態で、貫通孔8にビス部材11を裸合させると、ビス部材11の先端が環状溝部12内に突出し、筒状部5内側面に操作部本体2外側面が係止固定される。更にチューブ菅の一端を操作部本体2の下方外側面に、他端を挿通筒19の外側面に、それそれ接続させる。
更にレリースワイヤ16を、操作軸支持部3材に接続した上で、弁軸側から操作部本体2に挿入し、操作部本体2内に操作軸支持部3材を収納固定する。
この時、レリースワイヤ16はチューブ管24にガイドされ、レリースワイヤ16の先端が、挿通筒19を介しエルボ部材17内部に突出する。この状態より、レリースワイヤ16の先端を、排水口1内部から、ラジオペンチなどの治具を利用しつつ、浴槽B内部側に引き上げる。
この状態より、レリースワイヤ16の端部を弁支持部材15に接続し、更に弁支持部材15を排水口1内に取り付け固定する。その後、インナーワイヤ16b端部の弁軸部16cを、弁部材14の弁嵌合部14bに嵌合させる。
更に操作軸21の上端に、操作体4の操作体嵌合部4aを嵌合させて、遠隔操作式排水栓装置の取り付けが完了する。
上記第四実施例の遠隔操作式排水栓装置は、段落0020に記載した、第一実施例の遠隔操作式排水栓装置と同様に操作を行い、遠隔操作により排水口1を開閉することができる。また、壁面の表側等、遠隔操作式排水栓装置の操作部とその取付箇所の間に、フランジ部6等の段差部分を生じさせることなく操作部を取り付け、色調・質感の差異や段差など、清掃性や意匠性の悪化を生じさせる構造を無くし、ゴミや、汚水等が溜まり難く、ひいては清掃性が良く、且つ意匠性を良くすることができるようになった。
更に、上記のように構成した遠隔操作式排水栓装置では、レリースワイヤ16が破損等して交換が必要になった場合、操作体4と弁部材14を取り外し、弁支持部材15からレリースワイヤ16を取り外して、操作部側から引き出すことで、破損したレリースワイヤ16を取り外す事ができる。この後、取り付け時の手順を繰り返すことで、レリースワイヤ16を破損したものから、破損のない新しいレリースワイヤ16に交換できる。この破損したレリースワイヤ16の取り外しと交換作業は、全て浴槽Bの表側から行うことができ、浴槽Bを一部解体して浴槽Bの裏側に手を加えるなどの必要がなく、メンテナンスを容易に行うことができる。また、環状パッキングPを利用して操作部からチューブ管24、エルボ部材17まで漏水が生じないように構成しているため、浴槽B下の床面等、浴槽Bの裏面側に漏水が生じる事が無く、漏水よってカビが生じたり、床面が痛む、と言った問題が生じない。
本発明の実施例は以上のようであるが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、主旨を変更しない範囲において自由に変更が可能である。
例えば、上記実施例では、排水配管が備えられる槽体を浴槽Bとしているが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、洗面台の洗面ボウル、流し台のシンクなど他の槽体に使用してももちろん構わない。
また上記実施例の遠隔操作式排水栓装置では、スラストロック機構を備え、操作体4を押し込むことで排水口1の開閉を行うように構成されているが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、スラストロック機構を省略し、操作体4から操作軸21、インナーワイヤ16b、弁軸、弁部材14までを嵌合などにより固定させ、操作体4を押し引きすることで排水口1を開閉するように構成しても良い。
1 排水口
2 操作部本体
3 操作軸支持部
4 操作体
4a 操作体嵌合部
5 筒状部
5a 突出部分
6 フランジ部
7 爪部分
7a 突起
8 貫通孔
9 雌ネジ部
10 雄ネジ部
11 ビス部材
12 環状溝部
13 排水栓本体
14 弁部材
14a 弁体
14b 弁嵌合部
15 弁支持部材
16 レリースワイヤ
16a アウターチューブ
16b インナーワイヤ
16c 弁軸部
17 エルボ部材
18 排出口
19 挿通筒
20 ナット部材
21 操作軸
22 軸収納部
23 切り欠き
24 チューブ菅
B 浴槽
H 操作部取付孔
P 環状パッキング

Claims (8)

  1. 槽体の底面に設けられた排水口1を遠隔的に開閉する、遠隔操作式排水栓装置であって、
    遠隔操作式排水栓装置の操作部を、
    筒形状を成す操作部本体2と、
    操作部本体2内部に収納される操作軸支持部3と、
    操作部本体2を取り付ける任意の壁面に設けた操作部取付孔Hと、
    操作軸支持部3に接続される操作部取付孔H内側面とほぼ同じ形状を成す操作体4と、
    該操作部取付孔Hの周囲に備えた、壁面の裏側に突出する筒状部5と、から成り、
    該筒状部5に操作部本体2を取り付け固定したことを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置。
  2. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    筒状部5の内側面に、周縁に沿って突出部分5aを設け、
    操作部本体2の外側面に沿ってフランジ部6を設けて、
    突出部分5aにフランジ部6を当接した状態で係止させることを特徴とする、請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  3. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    筒状部5の内側面が、操作部取付孔Hの内側面と合致すると共に、
    操作部本体2内部に、筒状部5を収納可能とし、
    操作部本体2内側面に筒状部5外側面を係止させるように構成したことを特徴とする、
    請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  4. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    筒状部5内部に、操作部本体2を収納可能とし、
    操作部取付孔Hの内側面を、操作部本体2側面と同じか、それよりも内側に突出させると共に、
    筒状部5内側面に操作部本体2外側面を係止させるように構成したことを特徴とする、
    請求項1に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  5. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    筒状部5の側面に凹部分を設け、
    操作部本体2の上方に爪部分7を設けて、
    凹部分に爪部分7を嵌合させた後、爪部分7が凹部分より抜脱しないように固定することを特徴とする、
    請求項4又は請求項5に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  6. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    操作部本体2又は筒状部5の内、内側に配置される部材の外側面に凹部を設け、
    外側に配置される部材に貫通孔8を設けると共に、
    貫通孔8を貫通し、凹部を係止した状態で固定される係止部材を備えたことを特徴とする、請求項4又は請求項5に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  7. 上記遠隔操作式排水栓装置において、
    貫通孔8に雌ネジ部9を設けると共に、係止部材を該雌ネジ部9と螺合する雄ネジ部10を備えたビス部材11とすることを特徴とする、請求項6に記載の遠隔操作式排水栓装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の遠隔操作式排水栓装置において、
    操作部本体2と筒状部5の当接する側面同士のいずれか一方、又は両方に、周縁に沿って環状溝部12を設け、
    該環状溝部12に環状パッキングPを収納して、該環状パッキングPが側面方向にて操作部本体2と筒状部5に当接することで、
    操作部本体2と筒状部5とを水密的に接続することを特徴とする、遠隔操作式排水栓装置。
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