JP2012136198A - ロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法およびロータリーベーン式舵取機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部の複数箇所の各々にシール2、3、4、5、6、7を配置したアクチュエーター1と、アクチュエーター1へ作動油を送油し、アクチュエーター1からの排出作動油がリターンフィルターを通して油タンクへ戻る油圧装置を備えるロータリーベーン式舵取機において、各シールに配置部位別の異なる識別色を与え、シールの摩耗により生じた粒子、あるいはシールの破損により生じた砕片をリターンフィルターで捕捉し、捕捉した前記粒子あるいは前記砕片の識別色により前記粒子あるいは前記砕片の発生源を識別して、アクチュエーター1の作動不良を惹起しているシールの箇所を外部において認知する。
【選択図】図1
Description
ローター12の各ベーン12dは、上端面に形成した上部横スリット12e内に、トップカバー13の裏面に摺接する上部横シール12fを保持し、下端面に形成した下部横スリット12g内に、ハウジング11の内底面に摺接する下部横シール12hを保持し、半径方向の先端面に形成した縦スリット12i内に、ハウジング11の内周面に摺接する縦シール12jを保持している。
油圧ポンプ21は一方向一定吐出量型であり、油圧ポンプ21からの吐出油によりアクチュエーター1を取舵側に回転させる場合と面舵側に回転させる場合との流路の切換えを方向切換弁22によって行う。方向切換弁22はまた、アクチュエーター1を作動させないとき、油圧ポンプ21からの吐出油を油タンク28に戻す作用も行う。
作動油室15a、15b、15c、15dの油密を確保するために設けられているシール、すなわち、ローターベーン12dの上部横シール12f、下部横シール12hおよび縦シール12j、ハウジングセグメントllbの縦シール11d、下部リングシール11fおよび上部リングシール13bのそれぞれが、相手面に対して摺動することにより摩耗してシーリング機能を損なうに至ることである。
各シールに配置部位別の異なる識別色を与え、シールの摩耗により生じた粒子、あるいはシールの破損により生じた砕片をリターンフィルターで捕捉し、捕捉した前記粒子あるいは前記砕片の識別色により前記粒子あるいは前記砕片の発生源を識別して、アクチュエーターの作動不良を惹起しているシールの箇所を外部において認知することを特徴とする。
油圧装置が、一方向吐出型の油圧ポンプと、アクチュエーターへの作動油の送油方向を切り換えるとともに、アクチュエーターからの排出作動油を常に油タンクに戻す方向切換弁と、方向切換弁から油タンクへの戻り油ラインにおいて排出作動油を濾過するリターンフィルターを設けてなることを特徴とする。
また、他の実施の形態として、上記のごとき各シールの交換あるいは補修に要する作業の難易性に鑑み、各シールを四つのグループ、すなわち、下部リングシール7を第1グループ、ローターベーン12dの下部横シール4を第2グループ、ローターベーン12dの縦シール3とハウジングセグメント11bの縦シール5とを第3グループ、上部リングシール6とローターベーン12dの上部横シール2とを第4グループにそれぞれ区分し、そして、例えば、第1グループのシール7は黒色、第2グループのシール4は青色、第3グループのシール3、5は白色、第4グループのシール6、2は黄色にする。
2 ローターべーン上部横シール
3 ローターベーン縦シール
4 ローターベーン下部横シール
5 ハウジングセグメント縦シール
6 上部リングシール
7 下部リングシール
11 ハウジング
11a ボス部
11b セグメント
11c 縦スリット
11d 縦シール
11e 下部リングスリット
11f 下部リングシール
11g リングシール面(下部リングシール11fの)
11h 内周側上端縁(セグメント縦シール11dの)
11i 外周縁部(リングシール面11gの)
11j 内周側下端縁(セグメント縦シールl1dの)
11k 油室連通孔(セグメント11bの)
11m 油路
12 ローター
12a 下部軸部
12b 上部軸部
12c 内部貫通孔
12d べーン
12e 上部横スリット
12f 上部横シール
12g 下部横スリット
12h 下部横シール
12i 縦スリット
12j 縦シール
12k 内周側上端縁(上部横シール12fの)
12m 内周側下端縁(下部横シール12hの)
12n 油室連通孔(ベーン12dの)
12o バランス孔
13 トップカバー
13a 上部リングスリット
13b 上部リングシール
13c リングシール面(上部リングシール13bの)
13d 外周縁部(リングシール面の)
13e 油路
14a、14b ラジアル軸受
14c スラスト軸受
15 油室用空間
15a、15b、15c、15d 作動油室
16 圧力バルブ
17 舵軸
17a 軸頭
21 油圧ポンプ
22 方向切換弁
23 電磁弁
24 パイロット逆止弁(取舵側)
25 パイロット逆止弁(面舵側)
26 流量調整弁(取舵側)
27 流量調整弁(面舵側)
28 油タンク
29 主油圧ライン(取舵側)
30 主油圧ライン(面舵側)
31、32 防衝弁
33 制御油ポンプ
34 リターンフィルター
Claims (4)
- 内部の複数箇所の各々にシールを配置したアクチュエーターと、アクチュエーターへ作動油を送油し、アクチュエーターからの排出作動油がリターンフィルターを通して油タンクへ戻る油圧装置を備えるロータリーベーン式舵取機において、
各シールに配置部位別の異なる識別色を与え、シールの摩耗により生じた粒子、あるいはシールの破損により生じた砕片をリターンフィルターで捕捉し、捕捉した前記粒子あるいは前記砕片の識別色により前記粒子あるいは前記砕片の発生源を識別して、アクチュエーターの作動不良を惹起しているシールの箇所を外部において認知することを特徴とするロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法。 - 捕捉した前記粒子あるいは前記砕片の性状からその発生原因を特定して、アクチュエーターの作動不良を惹起している原因を外部において認知することを特徴とする請求項1に記載のロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法。
- アクチュエーターが、舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、ベーンとセグメントによって前記油室用空間を複数の油室に区画し、ローターの各ベーンに、トップカバーの裏面およびハウジングの内周面と内底面にそれぞれ対向するように、その半径方向先端面および上下端面にそれぞれスリットを形成し、前記トップカバーの裏面に対向するスリット内に弾性材料よりなる上部横シールを保持し、前記ハウジングの内底面に対向するスリット内に弾性材料よりなる下部横シールを保持し、前記ハウジングの内周面に対向するスリット内に弾性材料よりなる縦シールを、その上端面と下端面がそれぞれ上部横シールと下部横シールの裏面に接触するように保持し、ハウジングのセグメントに、半径方向の先端面に縦スリットを形成し、縦スリットに縦シールを保持し、トップカバーの裏面に上部リングシールを装着し、ハウジングの内底面に下部リングシールを装着し、上部横シール、下部横シール、双方の縦シール、上部リングシール、下部リングシールに配置部位別の異なる識別色を与えてなり、油圧装置が、一方向吐出型の油圧ポンプと、アクチュエーターへの作動油の送油方向を切り換えるとともに、アクチュエーターからの排出作動油を常に油タンクに戻す方向切換弁と、方向切換弁から油タンクへの戻り油ラインにおいて排出作動油を濾過するリターンフィルターを設けてなることを特徴とする請求項1に記載のロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法。
- アクチュエーターと、アクチュエーターへ作動油を送油する油圧装置を備え、
アクチュエーターが、舵軸に嵌合装着するローターと、ローターを収納してローターの周囲に油室用空間を形成するハウジングと、ハウジングの上部開口に配置する環状のトップカバーとを有し、ローターの外周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のベーンを配置し、ハウジングの内周面の周方向に沿った等間隔の位置に複数のセグメントを配置し、ベーンとセグメントによって前記油室用空間を複数の油室に区画し、ローターの各ベーンに、トップカバーの裏面およびハウジングの内周面と内底面にそれぞれ対向するように、その半径方向先端面および上下端面にそれぞれスリットを形成し、前記トップカバーの裏面に対向するスリット内に弾性材料よりなる上部横シールを保持し、前記ハウジングの内底面に対向するスリット内に弾性材料よりなる下部横シールを保持し、前記ハウジングの内周面に対向するスリット内に弾性材料よりなる縦シールを、その上端面と下端面がそれぞれ上部横シールと下部横シールの裏面に接触するように保持し、ハウジングのセグメントに、半径方向の先端面に縦スリットを形成し、縦スリットに縦シールを保持し、トップカバーの裏面に上部リングシールを装着し、ハウジングの内底面に下部リングシールを装着し、上部横シール、下部横シール、双方の縦シール、上部リングシール、下部リングシールに配置部位別の異なる識別色を与えてなり、
油圧装置が、一方向吐出型の油圧ポンプと、アクチュエーターへの作動油の送油方向を切り換えるとともに、アクチュエーターからの排出作動油を常に油タンクに戻す方向切換弁と、方向切換弁から油タンクへの戻り油ラインにおいて排出作動油を濾過するリターンフィルターを設けてなることを特徴とするロータリーベーン式舵取機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010291418A JP2012136198A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | ロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法およびロータリーベーン式舵取機 |
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JP2010291418A JP2012136198A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | ロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法およびロータリーベーン式舵取機 |
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JP2010291418A Pending JP2012136198A (ja) | 2010-12-28 | 2010-12-28 | ロータリーベーン式舵取機のシールの監視方法およびロータリーベーン式舵取機 |
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JP (1) | JP2012136198A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2010
- 2010-12-28 JP JP2010291418A patent/JP2012136198A/ja active Pending
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