JP2012134874A - Tv会議システム - Google Patents

Tv会議システム Download PDF

Info

Publication number
JP2012134874A
JP2012134874A JP2010286559A JP2010286559A JP2012134874A JP 2012134874 A JP2012134874 A JP 2012134874A JP 2010286559 A JP2010286559 A JP 2010286559A JP 2010286559 A JP2010286559 A JP 2010286559A JP 2012134874 A JP2012134874 A JP 2012134874A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
layer
unit
type
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010286559A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5740969B2 (ja
Inventor
Tetsuo Yamashita
哲生 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2010286559A priority Critical patent/JP5740969B2/ja
Publication of JP2012134874A publication Critical patent/JP2012134874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5740969B2 publication Critical patent/JP5740969B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートにより映像データを送信することが可能なTV会議システムを提供する。
【解決手段】従来の構成に、夫々の端末Aにカメラ104により撮影した映像の種類を検知して、この映像の種類に係る情報をサーバー106に送信する映像種類検知部(映像種類検知手段)200を更に備え、サーバー106に映像種類検知部200により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかをレイヤー切り出し部102に指示する優先レイヤー指定部(優先レイヤー指定手段)201を更に備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、TV会議システムに関して、さらに詳しくは、TV会議システムのようなリアルタイムで映像を送受信するシステムにおいて、端末と端末間を中継するサーバーが行う送信映像の調整技術に関するものである。
TV会議システムでは、映像データと音声データをリアルタイムに送受信する必要があるため、使用するネットワークの品質が保証されていない場合であっても送受信を中断することができず、そのときは十分な性能を発揮できないことがある。そこで、端末と端末間の通信を中継するサーバーが、通信パケットの損失や通信遅延時間などの情報を交換し、使用しているネットワークの状態を検知して、そのネットワークの状態に合わせて、端末が送受信する映像の解像度やフレームレートを調整するといったことが行われている。尚、スケーラブル映像符号化技術を用いて送信先である各端末とネットワークの状態に合わせて、映像データ量をサーバーで調節する技術は既に知られている。
図3は、従来のTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。図3では、従来のH.264/SVC(スケーラブル映像符号化)を用いたTV会議システムにおける端末Aと端末B間を中継するサーバーの構成を表している。TV会議システム110は、カメラ104、ディスプレイ105、端末A、B及びサーバー106により構成されている。カメラ104は、TV会議をしている際の映像を撮影する。ディスプレイ105は他拠点の映像を表示する。端末A、Bは、画像データ等の通信を行う。サーバー106は映像データの中継と送信データ量の調整を行う。端末A、Bには、カメラ104とディスプレイ105が接続されており、H.264/SVCエンコーダー100、H.264デコーダー101を備えている。サーバー106にはネットワーク状態、受信端末状態検知部103とレイヤー切り出し部102を備えている。
端末A、BのH.264/SVCエンコーダー100は、カメラ104で撮影された自拠点の映像をスケーラブル圧縮符号化し、サーバー106に送信する。H.264/SVCを用いた映像符号化は解像度、フレームレート、画質の情報を粗い情報から細かい情報へと階層化(レイヤー化)して符号化することにより、解像度、フレームレート、画質のスケーラビリティを実現することが知られている。サーバー106はネットワーク状態、受信端末状態検知部103で、受信側のネットワークの状態(使用可能な通信帯域、パケット損失率など)、端末状態(処理性能、現在の稼働率など)を端末A、Bと情報をやりとりし、受信した映像データの調整をする。この調整の際には、レイヤー切り出し部102を用いて、受信した映像データからレイヤーを切り出し、受信側端末B(A)に送信する。端末B(A)は受信した映像データをデコーダー101によって復号化する。これを双方向に行うことにより、互いの映像を送受信している。
図4は、従来のTV会議システムでの映像データに対する処理を説明するフローチャートである。従来のH.264/SVCを用いたTV会議システム110では、端末Aは撮影した映像をH.264/SVCで符号化する(S100)。次に端末Aは符号化された映像データをサーバー106に送信する(S101)。サーバー106は受信側端末の状態、ネットワークの状態から送信可能なデータ量を検知する(S102)。そして、サーバー106は受信した映像データをレイヤー切り出しにより、ステップS102で検知した送信可能なデータ量に調整する(S103)。そしてサーバー106は各端末に映像データを送信する(S104)。端末Bは受信した映像データを復号化して(S105)、端末Aは復号化した映像データをディスプレイ105に表示する(S106)。
このような構成においては、サーバー106でのレイヤー切り出しによる映像データ量の調整は、その映像データの種類を考慮しないため、解像度や画質が重要な映像において、時間レイヤーよりも空間レイヤー、SNRレイヤーを切り出して解像度、画質を下げることで、利用するネットワーク帯域を減らす方法をとるため、その結果、必ずしも最適ではない調整が行われてしまうという問題がある。
特許文献1には、音声品質の劣化や遅延を抑える目的で、映像音声制御装置がネットワークの状態や各クライアントのCPUの状態の変化によって、クライアントまたは各サーバーに対してビットレート、フレームレート、解像度およびフレーム間引きの少なくとも1つを含む映像の品質を調整するように制御する構成が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、本発明とは確かに映像の品質を調整させる点では類似しているが、最適でない映像により調整が行われるという問題については解消されていない。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、スケーラブルに符号化された映像データの特徴を用いて行われる送信データ量の調整によるネットワーク帯域制御技術と、送信する映像の種類を検知する画像認識技術を組み合わせることにより、映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートにより映像データを送信することが可能なTV会議システムを提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、少なくとも2箇所の拠点間の画像データを双方向通信して会議を行うTV会議システムであって、前記各拠点で撮影された映像の種類を検知して、該検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートの何れが重要かを判断すると共に、受信端末のネットワーク状態を検知し、前記解像度・画質又はフレームレートを優先的に残して送信可能なデータ量に調整して送信することを特徴とする。
本発明の最も大きな特徴は、撮影された映像の種類を検知して、検知された映像の種類に基づいて、解像度・画質とフレームレートのどちらが重要かを判断して、重要である方を残すようにして、ネットワーク状態に基づいた送信可能なデータ量に調整することである。これにより、映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートで映像データを送信することができる。
請求項2は、前記拠点に夫々備えられて映像を撮影する撮像手段と、前記拠点に夫々備えられて復号化された映像を表示する表示手段と、前記拠点に夫々備えられて前記撮像手段により撮影された自拠点の映像をスケーラブル圧縮符号化するエンコーダー、及び前記表示手段に表示するための映像データを復号化するデコーダーを有する端末と、前記エンコーダーから受信した映像データからレイヤーを切り出して受信端末に送信するレイヤー切り出し手段、及び前記受信端末の状態及び使用するネットワークの状態を検知する状態検知手段を有し、夫々の前記端末から受信した前記映像データの中継及び送信データ量の調整を行うサーバーと、を備えたTV会議システムであって、夫々の前記端末に前記撮像手段により撮影した映像の種類を検知して、該映像の種類に係る情報を前記サーバーに送信する映像種類検知手段を備え、前記サーバーに前記映像種類検知手段により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかを前記レイヤー切り出し手段に指示する優先レイヤー指定手段を備えたことを特徴とする。
本発明の具体的な構成要件は、従来の端末に撮像手段により撮影した映像の種類を検知して、この映像の種類に係る情報をサーバーに送信する映像種類検知手段を備え、また、サーバーに映像種類検知手段により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかをレイヤー切り出し手段に指示する優先レイヤー指定手段を備えたことである。これにより、スケーラブルに符号化された映像データの特徴を用いて行われる送信データ調整によるネットワーク帯域制御技術と、送信する映像の種類を検知する画像認識技術を組み合わせることにより、映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートで映像データを送信することができる。
請求項3は、前記映像種類検知手段に画像認識手段を備え、前記撮像手段により撮影された映像を前記画像認識手段により人物画像であると認識した場合、前記優先レイヤー指定手段はフレームレートが重要であると判断して、優先的に時間レイヤーを残すように前記レイヤー切り出し手段に指示し、前記状態検知手段により得られた送信可能データ量に基づいて、前記レイヤー切り出し手段により指示されたレイヤーを切り出して送信データ量の調整を行うことを特徴とする。
映像種類検知手段では、既存の顔検出技術などの画像認識技術を用いて、撮影した画像の種類を検知する。例えば、顔認識技術を用いて、顔が認識されれば、映像内に人物がいると判断できるため、動きのある映像だということが分かる。このときには、優先レイヤー指定手段はフレームレートが重要であると判断し、優先的に時間レイヤーを残すようにレイヤー切り出し手段に指示する。これにより、画像が人物の場合に、解像度と画質を犠牲にして、その人物の動きを忠実に送信することができる。
請求項4は、前記撮像手段により撮影された映像を前記画像認識手段により人物画像でないと認識した場合、前記優先レイヤー指定手段は解像度、画質が重要であると判断して、優先的に空間、及びSNRレイヤーを残すように前記レイヤー切り出し手段に指示し、前記状態検知手段により得られた送信可能データ量に基づいて、前記レイヤー切り出し手段により指示されたレイヤーを切り出して送信データ量の調整を行うことを特徴とする。
映像種類検知手段では、既存の顔検出技術などの画像認識技術を用いて、撮影した画像の種類を検知する。例えば、顔認識技術を用いて、顔が検出されなければ、TV会議の場合、フレームレートよりも解像度、画質の方が重要であると判断し、優先的に空間、SNRレイヤーを残すようにレイヤー切り出し手段に指示する。これにより、画像が人物でない場合に、フレームレートを犠牲にして、解像度、画質が良い画像を忠実に送信することができる。
本発明によれば、スケーラブルに符号化された映像データの特徴を用いて行われる送信データ調整によるネットワーク帯域制御技術と、送信する映像の種類を検知する画像認識技術を組み合わせることにより、映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートで映像データを送信することができる。
本発明の実施形態に係るTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。 図1の実施形態に係るTV会議システムにおける映像データに対する処理を説明するフローチャートである。 従来のTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。 従来のTV会議システムでの映像データに対する処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係るTV会議システムにおける端末とサーバーの構成について説明する図である。同じ構成要素には図3と同じ参照番号を付して説明する。
会議の拠点に夫々備えられて映像を撮影するカメラ(撮像手段)104と、会議の拠点に夫々備えられて復号化された映像を表示するディスプレイ(表示手段)105と、会議の拠点に夫々備えられてカメラ104により撮影された自拠点の映像をスケーラブル圧縮符号化するH.264/SVCエンコーダー(以下、単にエンコーダーと呼ぶ)(エンコーダー)100、及びディスプレイ105に表示するための映像データを復号化するH.264/SVCデコーダー(以下、単にデコーダーと呼ぶ)(デコーダー)101を有する端末A、Bと、エンコーダー100から受信した映像データからレイヤーを切り出して受信端末に送信するレイヤー切り出し部(レイヤー切り出し手段)102、及び受信端末の状態及び使用するネットワークの状態を検知するネットワーク状態、受信端末状態検知部(以下、単に状態検知部と呼ぶ)(状態検知手段)103を有し、夫々の端末A、Bから受信した映像データの中継及び送信データ量の調整を行うサーバー106と、を備えたTV会議システムであって、夫々の端末A、Bにカメラ104により撮影した映像の種類を検知して、この映像の種類に係る情報をサーバー106に送信する映像種類検知部(映像種類検知手段)200を備え、サーバー106に映像種類検知部200により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかをレイヤー切り出し部102に指示する優先レイヤー指定部(優先レイヤー指定手段)201を備えて構成されている。
端末A、Bのエンコーダー100は、カメラ104で撮影された自拠点の映像をスケーラブル圧縮符号化し、サーバー106に送信する。H.264/SVCを用いた映像符号化は解像度、フレームレート、画質の情報を粗い情報から細かい情報へと階層化(レイヤー化)して符号化することにより、解像度、フレームレート、画質のスケーラビリティを実現することが知られている。以降、各レイヤーはそれぞれ、空間レイヤー(解像度)、時間レイヤー(フレームレート)、SNRレイヤー(画質)とする。
本発明のTV会議における端末と端末間を中継するサーバーの構成の特徴は、従来の構成(図3参照)に加え、端末A、Bに映像種類検知部200を、サーバー106に優先レイヤー指定部201を備えていることである。カメラ104で撮影された映像は、エンコーダー100と映像種類検知部200に入力される。ここで、映像種類検知部200は映像の種類を検知し、解像度と画質またはフレームレートのどちらが映像にとって重要であるものかを特定し、優先的にレイヤーを残すようにサーバーの優先レイヤー指定部201に伝える。優先レイヤー指定部201は送られてきた映像の種類から、この映像コンテンツにとって解像度・画質とフレームレートのどちらが重要であるかを判断し、レイヤー切り出し部102に優先レイヤーを指示する。指示された優先レイヤーを前提に、状態検知部103で得た送信可能データ量から、レイヤー切り出し部102にてレイヤーの切り出しによる送信データ量調整を行う。
尚、映像種類検知部200では、既存の顔検出技術などの画像認識技術を用いて、撮影した画像の種類を検知する。例えば、顔認識技術を用いて、顔が認識されれば、映像内に人物がいると判断できるため、動きのある映像だということが分かる。このときには、優先レイヤー指定部201はフレームレートが重要であると判断し、優先的に時間レイヤーを残すようにレイヤー切り出し部102に指示する。逆に、顔が検出されなければ、TV会議の場合、フレームレートよりも解像度、画質の方が重要であると判断し、優先的に空間、SNRレイヤーを残すようにレイヤー切り出し部102に指示する。
即ち、本実施形態の具体的な構成要件は、従来の端末にカメラ104により撮影した映像の種類を検知して、この映像の種類に係る情報をサーバー106に送信する映像種類検知部200を備え、また、サーバー106に映像種類検知部200により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかをレイヤー切り出し部102に指示する優先レイヤー指定部201を備えたことである。これにより、スケーラブルに符号化された映像データの特徴を用いて行われる送信データ調整によるネットワーク帯域制御技術と、送信する映像の種類を検知する画像認識技術を組み合わせることにより、映像の種類にとって最適な解像度/フレームレートで映像データを送信することができる。
図2は、図1の実施形態に係るTV会議システムにおける映像データに対する処理を説明するフローチャートである。ここでは、送信端末を端末A,受信端末を端末Bとして説明する。尚、双方向通信であるため、端末A,Bは夫々受信端末、及び送信端末の機能を有する。
まず、端末Aは映像種類検知部200により、撮影した映像内に人がいるかどうかを検出する(S1)。映像内に人がいる場合は(S1でYes)、端末Aは撮影した映像をエンコーダー100によりH.264/SVCで符号化する(S2)。そして、端末Aは符号化された映像データと人物検出結果をサーバー106に送信する(S3)。サーバー106の状態検知部103により、受信側端末Bの状態、ネットワークの状態から送信可能なデータ量を検知する(S4)。サーバー106は受信した映像データをレイヤー切り出し部102により、ステップS4で検知した送信可能なデータ量に調整する。そして、フレームレート優先と判断し、空間、SNRレイヤーを切り出して、送信データ量の調整を行う(S5)。サーバー106は端末Bに映像データを送信する(S6)。端末Bは受信した映像データを復号化して(S7)、端末Bは復号化した映像データをディスプレイ105に表示する(S8)。
一方、ステップS1において、映像内に人がいない場合は(S1でNo)、端末Aは撮影した映像をエンコーダー100によりH.264/SVCで符号化する(S9)。そして、端末Aは符号化された映像データと人物検出結果をサーバー106に送信する(S10)。サーバー106の状態検知部103により、受信側端末の状態、ネットワークの状態から送信可能なデータ量を検知する(S11)。サーバー106は受信した映像データをレイヤー切り出し部102により、ステップS11で検知した送信可能なデータ量に調整する。そして、解像度、画質優先と判断し、時間レイヤーを切り出して、送信データ量の調整を行う(S12)。以降、ステップS6に進む。
本実施形態では、映像内の人物を認識する画像認識技術を用いて映像の種類を検知しているが、撮影する状況、目的に合わせて他の画像認識技術に組み替えることで、様々な映像の種類を検知することが可能である。このような構成においては、映像データはネットワークの状態だけではなく、撮影した映像の種類を考慮することができるので、撮影している映像の目的に合った最適な映像データの調整を行うことができる。また、端末側においてエンコーダー100は、映像の種類に合わせてエンコードパラメータの調整を行う必要がなく、送信可能で高品質に映像を符号化しておけばよい。あとはサーバー106側が最適にデータ量の調整を行うことができるので、端末Aに追加するのは画像認識技術だけでよい。また、スケーラブル映像符号化を用いることにより、デコード、再エンコードを行わずに送信データ量の調整が行えるため、サーバー106の負荷は小さく、サーバー106で生じる遅延も短縮でき、さらに様々なネットワーク、構成を持つ端末への最適な送信データ量調整も可能になる。
即ち、映像種類検知部200では、既存の顔検出技術などの画像認識技術を用いて、撮影した画像の種類を検知する。例えば、顔認識技術を用いて、顔が認識されれば、映像内に人物がいると判断できるため、動きのある映像だということが分かる。このときには、優先レイヤー指定部201はフレームレートが重要であると判断し、優先的に時間レイヤーを残すようにレイヤー切り出し部102に指示する。これにより、画像が人物の場合に、解像度と画質を犠牲にして、その人物の動きを忠実に送信することができる。
また、顔認識技術を用いて、顔が検出されなければ、TV会議の場合、フレームレートよりも解像度、画質の方が重要であると判断し、優先的に空間、SNRレイヤーを残すようにレイヤー切り出し部102に指示する。これにより、画像が人物でない場合に、フレームレートを犠牲にして、解像度、画質が良い画像を忠実に送信することができる。
50 本発明のTV会議システム、100 H.264/SVCエンコーダー、101 H.264/SVCデコーダー、102 レイヤー切り出し部、103 ネットワーク状態、受信端末状態検知部、104 カメラ、105 ディスプレイ、106 サーバー、110 従来のTV会議システム、200 映像種類検知部、201 優先レイヤー指定部
特開2007−194823公報

Claims (4)

  1. 少なくとも2箇所の拠点間の画像データを双方向通信して会議を行うTV会議システムであって、
    前記各拠点で撮影された映像の種類を検知して、該検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートの何れが重要かを判断すると共に、受信端末のネットワーク状態を検知し、前記解像度・画質又はフレームレートを優先的に残して送信可能なデータ量に調整して送信することを特徴とするTV会議システム。
  2. 前記拠点に夫々備えられて映像を撮影する撮像手段と、
    前記拠点に夫々備えられて復号化された映像を表示する表示手段と、
    前記拠点に夫々備えられて前記撮像手段により撮影された自拠点の映像をスケーラブル圧縮符号化するエンコーダー、及び前記表示手段に表示するための映像データを復号化するデコーダーを有する端末と、
    前記エンコーダーから受信した映像データからレイヤーを切り出して受信端末に送信するレイヤー切り出し手段、及び前記受信端末の状態及び使用するネットワークの状態を検知する状態検知手段を有し、夫々の前記端末から受信した前記映像データの中継及び送信データ量の調整を行うサーバーと、を備えたTV会議システムであって、
    夫々の前記端末に前記撮像手段により撮影した映像の種類を検知して、該映像の種類に係る情報を前記サーバーに送信する映像種類検知手段を備え、
    前記サーバーに前記映像種類検知手段により検知された映像の種類に基づいて解像度・画質とフレームレートのどちらを優先するかを前記レイヤー切り出し手段に指示する優先レイヤー指定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のTV会議システム。
  3. 前記映像種類検知手段に画像認識手段を備え、前記撮像手段により撮影された映像を前記画像認識手段により人物画像であると認識した場合、前記優先レイヤー指定手段はフレームレートが重要であると判断して、優先的に時間レイヤーを残すように前記レイヤー切り出し手段に指示し、前記状態検知手段により得られた送信可能データ量に基づいて、前記レイヤー切り出し手段により指示されたレイヤーを切り出して送信データ量の調整を行うことを特徴とする請求項2に記載のTV会議システム。
  4. 前記撮像手段により撮影された映像を前記画像認識手段により人物画像でないと認識した場合、前記優先レイヤー指定手段は解像度、画質が重要であると判断して、優先的に空間、及びSNRレイヤーを残すように前記レイヤー切り出し手段に指示し、前記状態検知手段により得られた送信可能データ量に基づいて、前記レイヤー切り出し手段により指示されたレイヤーを切り出して送信データ量の調整を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のTV会議システム。
JP2010286559A 2010-12-22 2010-12-22 Tv会議システム Expired - Fee Related JP5740969B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286559A JP5740969B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 Tv会議システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010286559A JP5740969B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 Tv会議システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012134874A true JP2012134874A (ja) 2012-07-12
JP5740969B2 JP5740969B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=46649910

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010286559A Expired - Fee Related JP5740969B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 Tv会議システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5740969B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048356A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Ricoh Co Ltd Tv会議システム、映像配信装置、及びデータ処理方法
KR20140055252A (ko) * 2012-10-31 2014-05-09 삼성에스디에스 주식회사 다자간 영상 통화 장치 및 이를 이용한 다자간 영상 출력 방법
US9609387B2 (en) 2014-06-17 2017-03-28 Ricoh Company, Ltd. Communication device, communication system, and communication control method

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10178639A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像コーデック部および画像データ符号化方法
JP2004529597A (ja) * 2001-06-12 2004-09-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ モデルベースの符号化と優先順位決定手法を用いたビデオ通信システム
JP2005341075A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スケーラブル通信会議システム,サーバ装置,スケーラブル通信会議方法,スケーラブル通信会議制御方法,スケーラブル通信会議制御プログラムおよびそのプログラム記録媒体
JP2006155178A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sony Corp コンテンツ通信システム、通信装置および方法、並びにプログラム
US20080068446A1 (en) * 2006-08-29 2008-03-20 Microsoft Corporation Techniques for managing visual compositions for a multimedia conference call
US20080211901A1 (en) * 2005-07-20 2008-09-04 Mehmet Reha Civanlar System and method for scalable and low-delay videoconferencing using scalable video coding
JP2009508454A (ja) * 2005-09-07 2009-02-26 ヴィドヨ,インコーポレーテッド スケーラブルなビデオ符号化を用いたスケーラブルで低遅延のテレビ会議用システムおよび方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10178639A (ja) * 1996-12-19 1998-06-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像コーデック部および画像データ符号化方法
JP2004529597A (ja) * 2001-06-12 2004-09-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ モデルベースの符号化と優先順位決定手法を用いたビデオ通信システム
JP2005341075A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> スケーラブル通信会議システム,サーバ装置,スケーラブル通信会議方法,スケーラブル通信会議制御方法,スケーラブル通信会議制御プログラムおよびそのプログラム記録媒体
JP2006155178A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Sony Corp コンテンツ通信システム、通信装置および方法、並びにプログラム
US20080211901A1 (en) * 2005-07-20 2008-09-04 Mehmet Reha Civanlar System and method for scalable and low-delay videoconferencing using scalable video coding
JP2009508454A (ja) * 2005-09-07 2009-02-26 ヴィドヨ,インコーポレーテッド スケーラブルなビデオ符号化を用いたスケーラブルで低遅延のテレビ会議用システムおよび方法
US20080068446A1 (en) * 2006-08-29 2008-03-20 Microsoft Corporation Techniques for managing visual compositions for a multimedia conference call
JP2010503280A (ja) * 2006-08-29 2010-01-28 マイクロソフト コーポレーション マルチメディア音声会議向け視覚的構成の管理技術

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013048356A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Ricoh Co Ltd Tv会議システム、映像配信装置、及びデータ処理方法
KR20140055252A (ko) * 2012-10-31 2014-05-09 삼성에스디에스 주식회사 다자간 영상 통화 장치 및 이를 이용한 다자간 영상 출력 방법
KR101955202B1 (ko) 2012-10-31 2019-03-07 삼성에스디에스 주식회사 다자간 영상 통화 장치 및 이를 이용한 다자간 영상 출력 방법
US9609387B2 (en) 2014-06-17 2017-03-28 Ricoh Company, Ltd. Communication device, communication system, and communication control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP5740969B2 (ja) 2015-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5811641B2 (ja) Tv会議システム、映像送信方法、及び映像送信装置
US11356638B2 (en) User-adaptive video telephony
WO2010037310A1 (zh) 多路视频通信方法与系统
JP2007158410A (ja) 画像符号化装置、画像復号装置、および画像処理システム
JP2006333254A (ja) 動画像リアルタイム通信端末、動画像リアルタイム通信端末の制御方法及び動画像リアルタイム通信端末の制御プログラム
JP5891654B2 (ja) Tv会議システム、映像配信装置、及びデータ処理方法
JP2007208458A (ja) 通信システム、通信端末および通信方法
JP2008311831A (ja) 動画像通信装置、動画像通信システムおよび動画像通信用の半導体集積回路
US20130010060A1 (en) IM Client And Method For Implementing 3D Video Communication
US9749542B2 (en) Decoder and monitor system
JP4567646B2 (ja) 動画像・音声再生携帯端末、及び、動画像・音声配信端末、及び、システム
JP4768250B2 (ja) 送信装置、受信装置、送受信装置、送信方法及び伝送システム
JP5740969B2 (ja) Tv会議システム
US11297329B2 (en) Image encoding method, transmission method, and image encoder
JP2016005043A (ja) 情報処理装置およびプログラム
US20120301099A1 (en) Data processing unit and data encoding device
CN110602440A (zh) 一种音视频数据流的传输方法、装置及终端
JP4799191B2 (ja) 通信端末、通信システムおよび通信方法
KR20090125556A (ko) 영상 코덱 방법, 영상 코덱 장치 및 그 영상 서비스 시스템
JP2009118151A (ja) 通信システム、送信装置、中継装置、受信装置及び送信プログラム
JP4455405B2 (ja) 映像通信装置、映像配信サーバ、双方向映像通信システム、及びプログラム
JP5141656B2 (ja) 通信制御装置、通信制御方法、および通信制御プログラム
JP7124483B2 (ja) 通信端末、データ送信方法、プログラム
WO2010117644A1 (en) Method and apparatus for asynchronous video transmission over a communication network
JP4049378B2 (ja) 双方向画像通信システムにおけるサーバ及びその処理方法並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131111

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150413

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5740969

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees