JP2012133105A - 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶表示素子の製造歩留まりを向上させること。
【解決手段】第1の基板上に構造体を形成する工程と、前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、を備える液晶表示素子の製造方法。
【選択図】図7
【解決手段】第1の基板上に構造体を形成する工程と、前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、を備える液晶表示素子の製造方法。
【選択図】図7
Description
本発明は、液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子に関する。
例えばフルカラー型の電子ペーパーに使用される反射型の液晶表示パネルは、異なる帯域の波長(RGB : Red- Green-Blue)を反射する液晶材料が注入された、3種の液晶表示素子を備えている。3種の液晶表示素子は、個別に製造されたあと、相互に積層され、電子ペーパーなどの液晶表示パネルとなる。このため、液晶表示パネルの厚さは、液晶表示素子単体の厚さの3倍程度となり、又、液晶表示パネルの製造コストは、液晶表示素子単体の製造コストの3倍程度となる。
そこで、液晶表示パネルの厚さ及び製造コストを低減するために、例えば1枚の液晶表示素子に、RGBのうち少なくとも2以上の液晶材料を注入して、液晶表示素子枚数を削減させた、いわゆる共用型の液晶表示素子が開発されている。共用型の液晶表示素子は、2枚の液晶基板と、液晶基板間に配置され、該液晶基板間の隙間を複数の空間に分離する壁部と、を備え、複数の液晶空間に、それぞれ異なる帯域の波長を反射する液晶材料が注入されている。
ところで、共用型の液晶表示素子に用いられる壁部は、非常に微細なものであるため、しばしば欠損が生じることがある。壁部に欠損が生じて、隣接する液晶空間が連通すると、共用型の液晶表示素子に注入された複数の液晶材料が混じり合い、液晶表示パネルの表示品質を劣化させる。従って、液晶表示パネルを製造する際に、壁部に欠損が発見されると、共用型の液晶表示素子を廃棄せざるを得ない。
本発明は、液晶表示素子の製造歩留まりが向上する液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子を提供する。
開示の技術の一観点によれば、第1の基板上に構造体を形成する工程と、前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、を備える液晶表示素子の製造方法が提供される。
開示の技術によれば、液晶表示素子の製造歩留まりを向上させることができる。
[第1の実施形態]
先ず、図1〜図11を参照しながら、第1の実施形態を説明する。
[液晶表示装置の構成]
図1は、第1の実施形態にかかる液晶表示装置の概略図である。図2は、第1の実施形態にかかる液晶表示装置の断面図である。
先ず、図1〜図11を参照しながら、第1の実施形態を説明する。
[液晶表示装置の構成]
図1は、第1の実施形態にかかる液晶表示装置の概略図である。図2は、第1の実施形態にかかる液晶表示装置の断面図である。
図1、図2に示すように、液晶表示装置は、第1の液晶表示素子10Aと、第2の液晶表示素子10Bと、可視光吸収層30と、走査電極駆動回路40と、データ電極駆動回路50と、制御回路60と、を備える。液晶表示装置としては、例えば電子ペーパーなどを想定しているが、本発明は、これに限定されるものではなく、他の液晶表示装置であっても良い。
第1、第2の液晶表示素子10A、10Bは、相互に積層され、1枚の液晶表示パネルを構成している。第1、第2の液晶表示素子10A、10Bは、シール部材13(後述する)の内側に、それぞれ同数の画素領域Rpを具備する。第1の液晶表示素子10Aの画素領域Rpと、第2の液晶表示素子10Bの画素領域Rpは、相互に対向していて、液晶表示パネルの1画素を構成している。第1の液晶表示素子10Aは、液晶表示パネルの表側、即ち各種情報の表示面側に配置され、第2の液晶表示素子10Bは、液晶表示パネルの裏側、即ち各種情報の表示面側とは逆側に配置される。
可視光吸収層30は、必要に応じて、第2の液晶表示素子10Bの裏側に配置される。可視光吸収層30の材料は、特に限定されるものではないが、少なくとも可視光(波長帯域:360nm〜830nm)を吸収できる黒色材料を用いている。従って、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bを透過してきた可視光は、可視光吸収層30に吸収され、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bが配置される液晶表示パネルの表側に反射されることはない。
走査電極駆動回路40は、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの走査電極11a、11a(後述する)に接続され、該走査電極11a、11aに駆動電圧を印加する。データ電極駆動回路50は、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bのデータ電極12a、12a(後述する)に接続され、該データ電極12a、12aに駆動電圧を印加する。なお、本実施形態にかかる走査電極駆動回路40は、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの双方の走査電極11a、11aに接続され、データ電極駆動回路50は、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの双方のデータ電極12a、12aに接続されている。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bのそれぞれに、別個の走査電極駆動回路40、40及びデータ電極駆動回路50、50を接続しても良い。この場合、走査電極駆動回路40、40及びデータ電極駆動回路50、50の配置をずらして、相互に重合しないように配慮することで、液晶表示パネルの厚さを抑えることができる。
制御装置60は、走査電極駆動回路40及びデータ電極駆動回路50に接続されている。制御装置60は、走査電極駆動回路40及びデータ電極駆動回路50を制御して、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの走査電極11a、11a及びデータ電極12a、12aに駆動電圧を印加させる。
[第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの構成]
図3は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの平面図である。図4は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの部分断面図であって、図3のIV−IV線における断面を示している。
[第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの構成]
図3は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの平面図である。図4は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの部分断面図であって、図3のIV−IV線における断面を示している。
第1、第2の液晶表示素子10A、10Bは、第1、第2の空間14a、14b(後述する)に注入される液晶材料の種類を除き、基本的に同一の構成を備える。従って、本明細書では、第1の液晶表示素子10Aの構成を詳細に説明し、第2の液晶表示素子10Bの、第1の液晶表示素子10Aとの相違点を補足的に説明することにする。
図3に示すように、第1の液晶表示素子10Aは、相互に対向する第1の基板11及び第2の基板12と、第1、第2の基板11、12間に配置され、第1、第2の基板11、12間を封止するシール部材13と、第1、第2の基板11、12間に配置される壁部(構造体)14と、を備える。図3に示される第1、第2の基板11、12の寸法と、壁部14の寸法との比率は、実物の第1の液晶表示素子10Aとは異なるものである。
第1、第2の基板11、12は、それぞれ長方形状に形成され、第1、第2の基板11、12間には、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2(後述する)を収容するための隙間Gが形成されている。第1、第2の基板11、12の隙間Gの寸法、即ち第1、第2の基板11、12の間隔は、特に限定されるものではないが、例えば1μm〜10μmとしても良い。なお、本実施形態では、第1、第2の基板11、12の隙間Gの寸法を約5μmとしている。第1、第2の基板11、12の材料は、特に限定されるものではないが、例えばポリエチレンテレフタラート(PET; Poly Ethylene Terephthalate)、ポリカーボネート(PC; Poly Carbonate)、ポリエチレンナフタレート(PEN; Poly Ethylene Naphthalate)、又はポリエーテルスルホン(PES; Poly Ether Sulfone)などの樹脂材料、又はガラス材料を用いても良い。又、第1、第2の基板11、12の厚さは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、約100μmとしている。
第1の基板11は、第1の液晶表示素子10Aにおける、液晶表示パネルの表側に配置され、第2の基板12と対向する内面には、複数の走査電極11aが配置されている(図1を参照)。複数の走査電極11aは、相互に間隔をあけて平行に延び、それぞれに走査電極駆動回路40が接続されている。走査電極11aの材料としては、例えば酸化インジウム(ITO: Indium Tin Oxide)などの透明性を有する金属酸化物、もしくは他の金属含有物を用いても良い。
第2の基板12は、第1の液晶表示素子10Aにおける、液晶表示パネルの裏側に配置され、第1の基板11と対向する内面には、複数のデータ電極12aが配置されている(図1を参照)。複数のデータ電極12aは、相互に間隔をあけて平行に延び、それぞれにデータ電極駆動回路50が接続されている。データ電極12aの材料としては、例えば酸化インジウム(ITO: Indium Tin Oxide)などの透明性を有する金属酸化物、もしくは他の金属含有物を用いても良い。
データ電極12a及び走査電極11aは、相互に交差していて、走査電極11a及びデータ電極12a間に、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2(後述する)を挟み込んでいる。従って、走査電極11a及びデータ電極12aに駆動電圧が印加されると、走査電極11a及びデータ電極12a間に位置する第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に制御電圧が印加され、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の液晶分子の配列が制御変更される。
なお、第1の基板11の内面に、液晶分子の配列を制御するための配向膜(図示しない)を、走査電極11aを被覆するように形成しても良い。同様に、第2の基板12の内面に、液晶分子の配列を制御するための配向膜(図示しない)を、データ電極12aを被覆するように形成しても良い。配向膜の材料としては、例えばポリイミド樹脂などを用いても良い。
シール部材13は、第1、第2の基板11、12間に配置され、第1、第2の基板11、12の隙間Gを液密に封止している。シール部材13は、第1、第2の基板11、12の縁辺の近傍を、第1、第2の基板11、12の縁辺と平行に延びている。但し、液晶表示パネルの4つの隅部のうち、相互に対向する第1の隅部15a及び第2の隅部15bには、該シール部材13が存在しないシール欠損部13a、13bが配置されている。本実施形態にかかるシール欠損部13a、13bは、液晶表示パネルの、相互に対向する第1、第2の隅部15a、15bに配置されているが、本発明は、これに限定されるものではない。即ち、液晶表示パネルの何れの箇所にシール欠損部13a、13bを配置しても良い。シール部材13の材料は、特に限定されるものではないが、例えばアクリル系の樹脂材料を用いても良い。
壁部14は、第1、第2の基板11、12間に配置され、液晶表示パネルの、第1の隅部15aから第2の隅部15bにかけて蛇行状に延びている。これにより、壁部14は、第1、第2の基板11、12の隙間Gに、相互に交噛する櫛歯形状の第1、第2の空間14a、14bを画定している。壁部14の材料は、特に限定されるものではないが、例えばアクリル系レジスト材料などの感光性樹脂を用いても良い。壁部14の幅は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、約10μmに設定される。
壁部14は、第1、第2の基板11、12の双方の内面に密着していて、第1、第2の空間14a、14bを液密に隔離している。第1、第2の空間14a、14bは、それぞれ、相互に異なる種類の液晶材料、即ち第1の液晶材料Lq1及び第2の液晶材料Lq2が注入されている。壁部14の両端は、第1、第2の基板11、12の縁辺に到達していて、それぞれシール部材13と協働して、第1の液晶材料Lq1の第1の注入口16aと、第2の液晶材料Lq2の第2の注入口16bと、を画定している。即ち、第1の空間14a及び第2の空間14bは、液晶表示パネルの、第1、第2の隅部15a、15bに対応する位置に、それぞれ第1の液晶材料Lq1の第1の注入口16aと、第2の液晶材料Lq2の第2の注入口16bと、を備える。
第1、第2の注入口16a、16bは、それぞれ封止部材17a、17bで封止され、第1、第2の空間14a、14bからの第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の流出が防止されている。封止部材17a、17bの材料は、特に限定されるものではないが、例えばエポキシ樹脂を用いても良い。
第1、第2の空間14a、14bの配列方向(図3中の矢印X方向)における、第1の空間14aの幅寸法W1は、第2の空間14bの幅寸法W2の約半分に設定されている。従って、図4に示すように、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの画素領域Rpにおける、第1の液晶材料Lq1の占有面積は、第2の液晶材料Lq2の占有面積の約半分となる。但し、第1、第2の空間14a、14bの幅寸法W1、W2は、これに限定されるものではない。
以上のような第1、第2の空間14a、14bには、それぞれ第1の液晶材料Lq1、第2の液晶材料Lq2が注入されている。第1の液晶材料Lq1及び第2の液晶材料Lq2としては、例えばコレステリック液晶が用いられる。コレステリック液晶(カイラルネマティック液晶)は、ネマティック液晶にキラル製の添加剤(カイラル材)を添加したものであり、液晶分子のそれぞれが、入射光を反射させるプレーナ状態と、入射光を透過させるフォーカルコニック状態と、の何れかの配向状態で安定する特性を具備する。本実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2としては、赤色(R: Red)、青色(B: Blue)、緑色(G: Green)の帯域の波長を反射する3種の液晶材料のうち、相互に異なる液晶材料が用いられる。
ところで、壁部14は、非常に微細なものであるため、しばしば欠損18が発生する。欠損18は、第1、第2の空間14a、14bを連通させ、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2が混合する原因となる。しかし、本実施形態では、壁部14に発生した欠損18に、光硬化性樹脂が硬化した物質を含む硬化体19が埋め込まれている。即ち、壁部14に発生した欠損18は、UVキュアラブル液晶の硬化体19で閉塞されている。これにより、第1、第2の空間14a、14bは、液密に分離され、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の混合が防止されている。光硬化性樹脂は、後述するように、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に混入されるものである。光硬化性樹脂としては、例えばUVキュアラブル液晶を用いても良い。UVキュアラブル液晶は、それぞれの液晶分子が側鎖を持ち、全体として紫外線硬化性を有する液晶材料である。UVキュアラブル液晶の具体例としては、例えば、大日本インキ化学工業(DIC)のUCL−001、UCL−002などが挙げられる。
なお、本実施形態にかかる硬化体19は、フォーカルコニック状態、プレーナ状態、ホメオトロピック状態、他の状態の何れであっても良い。又、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、未硬化のUVキュアラブル液晶を含有していても良い。但し、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の全体に占める未硬化のUVキュアラブル液晶の割合は、例えば10重量%未満であることが好ましい。未硬化のUVキュアラブル液晶の割合が10重量%未満であれば、液晶表示パネルの完成後に、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に紫外線が照射されても、液晶表示パネルの表示品質に影響が生じにくい。
次に、第2の液晶表示素子10Bの、第1の液晶表示素子10Aとの相違点を説明する。
図2に示すように、第2の液晶表示素子10Bは、第1の液晶表示素子10Aの表裏を反転させたものである。従って、第2の液晶表示素子10Bの第1、第2の空間14a、14bの配置は、第1の液晶表示素子10Aの第1、第2の空間14a、14bの配置と反転している。即ち、第1の液晶表示素子10Aの第1の空間14aは、画素領域Rpの図中左側に位置しているが、第2の液晶表示素子10Bの第1の空間14aは、画素領域Rpの図中右側に位置している。
以上のような第2の液晶表示素子10Bの第1、第2の空間14a、14bには、それぞれ第1、第3の液晶材料Lq1、Lq3が注入されている。即ち、第2の液晶表示素子10Bの第1の空間14aと、第1の液晶表示素子10Aの第1の空間14aは、共通の液晶材料、即ち第1の液晶材料Lq1が注入されているが、第2の液晶表示素子10Bの第2の空間14bは、第1の液晶表示素子10Aの第2の空間14bに注入されている第2の液晶材料Lq2とは異なる第3の液晶材料Lq3が注入されている。第3の液晶材料Lq3としては、赤色(R: Red)、青色(B: Blue)、緑色(G: Green)の帯域の波長を反射する3種の液晶材料のうち、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2とは異なる液晶材料が用いられる。
従って、第1の液晶表示素子10Aの画像領域Rpと、第2の液晶表示素子10Bの画像領域Rpとで構成される液晶表示パネルの1画素に着目すれば、第1、第2、第3の液晶材料Lq1、Lq2、Lq3の占有面積は、同等となる。
[第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの製造工程]
図5は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図6は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図7は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図8は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の壁部と、フォトマスクの開口との関係の説明図である。図9は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料の注入工程の説明図である。図10は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料の注入工程の説明図である。
[第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの製造工程]
図5は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図6は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図7は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図8は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の壁部と、フォトマスクの開口との関係の説明図である。図9は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料の注入工程の説明図である。図10は、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料の注入工程の説明図である。
図5(a)に示すように、先ず、第1の基板11上に、複数の走査電極11aを形成する。走査電極11aの形成方法は、特に限定されるものではないが、例えば第1の基板11上に、酸化インジウムなどの金属膜を蒸着した後、該金属膜をエッチングによりパターニングしても良い。
次に、図5(b)に示すように、第1の基板11上に、例えばアクリル系のレジスト材料を塗布し、これを加熱により硬化させて、約5μmの厚さを有する感光性のレジスト膜(感光膜)14mを形成する。塗布法は、特に限定されるものではないが、例えばスピンコーティングを用いても良い。加熱温度や加熱時間は、特に限定されるものではなく、レジスト材料に応じて適宜選択すれば良い。なお、レジスト膜14mの形成前に、第1の基板11上に、複数の走査電極11aを被覆する配向膜(図示しない)を形成しても良い。
次に、図5(c)に示すように、フォトマスク(露光用マスク)M1を用いて、第1の基板11上に形成されたレジスト膜14mを露光する。フォトマスクM1は、例えば石英板の表面に、クロム(Cr)などの遮光膜(図示しない)を形成したものを用いても良い。該遮光膜は、壁部14の形状、即ち蛇行状に延びる開口Mo1を有している。従って、該フォトマスクM1を用いて、レジスト膜14mを露光すると、蛇行状に延びる開口Mo1を透過した光がレジスト膜14mに照射されて、レジスト膜14mに、壁部14に対応するジグザグ形状の露光パターンが形成される。このとき、レジスト膜14m上に、例えばパーティクルなどの遮光物が存在すると、レジスト膜14mが充分に露光されないことがある。フォトマスクM1の開口Mo1の各種寸法は、フォトマスクM1とレジスト膜14mとの間隔、即ちプリントギャップに応じて設定すれば良い。
次に、図5(d)に示すように、レジスト膜14m上に現像液を供給して、レジスト膜14mの未露光部を除去する。これにより、第1の基板11上に、露光パターンに対応した、即ちフォトマスクM1の開口Mo1に対応する壁部14が形成される。但し、レジスト膜14mを露光したときに、レジスト膜14m上に遮光物Oが存在していると、遮光物O下に位置するレジスト膜14mは、充分に露光されないことがある。このため、遮光物O下に位置するレジスト膜14mは、現像液の供給時に、未露光部として第1の基板11上から除去され、壁部14に欠損18が発生することがある。
次に、図5(e)に示すように、第1の基板11の縁辺に、第1の基板11の縁辺と平行なシール部材13を形成する。第1、第2の基板11、12の隙間Gが約5μmであれば、シール部材13の高さは、5μmより大きく設定される。シール部材13の形成方法としては、ディスペンス法を用いても良い。
次に、図6(f)に示すように、第1の基板11上に形成されたシール部材13及び壁部14上に第2の基板12を搭載する。第2の基板11は、別途に用意されるものであり、複数のデータ電極12aが形成されている。複数のデータ電極12aの形成方法は、複数の走査電極11aと同等でも良い。続いて、第1、第2の基板11、12を加熱及び加圧することで、第1、第2の基板11、12を貼り合せ、第1、第2の基板11、12の隙間Gに、相互に隔離された第1の空間14a及び第2の空間14bを画定する。但し、壁部14に欠損18が存在すると、第1、第2の空間14a、14bが該欠損18を通じて連通することになる。なお、第1、第2の基板11、12を貼り合せる前に、第1、第2の基板11、12上の何れかに、複数の球状スペーサ(図示しない)を散布しても良い。複数の球状スペーサが散布されていれば、第1の液晶表示素子10Aを湾曲させたときに、第1、第2の基板11、12の隙間Gが変化しにくいので、第1、第2の空間14a、14bに注入された第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2が大きく流動することを防止できる。さらに、第1、第2の基板11、12を貼り合せる前に、第1、第2の基板11、12上の何れかに、粘着性を有する柱状スペーサ(図示しない)を配置しても良い。柱状スペーサが配置されていれば、第1、第2の基板11、12が柱状スペーサに接着されるので、第1、第2の基板11、12を強固に貼り合わせることができる。
次に、図7(g)に示すように、第1、第2の基板11、12の貼合体を、チャンバC内に配置する。続いて、チャンバC内を減圧して、真空状態とする。続いて、図8に示すように、レジスト膜14mの露光時に使用したフォトマスクM1を用いて、第1、第2の基板11、12の貼合体に紫外線を照射する。これにより、レジスト膜14mに形成された露光パターンと同等の領域に、即ち壁部14を形成すべき領域に紫外線が選択的に照射される。壁部14に欠損18が発生していれば、該欠損18にも紫外線が照射される。即ち、フォトマスクM1を用いることで、第1、第2の空間14a、14bの境界部に選択的に紫外線を照射することができる。紫外線の波長は、特に限定されるものではないが、例えば254nm以上とすれば良い。さらに、紫外線の帯域を越える波長、例えば365nm、又はそれ以上の波長としても良い。365nm以上の波長を用いれば、液晶材料の破壊を抑制することができる。そして、紫外線の照射中に、第1、第2の注入口16a、16bを、それぞれ、液晶槽中に貯留された第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に浸漬して、チャンバC内を大気圧に開放する。これにより、液晶槽中の第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、大気圧に加圧され、図9に示すように、徐々に第1、第2の空間14a、14b内に拡散する。第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、光硬化性樹脂を含有している。光硬化性樹脂としては、例えばUVキュアラブル液晶を用いても良い。UVキュアラブル液晶は、それぞれの液晶分子が側鎖を持ち、全体として紫外線硬化性を有する液晶材料である。UVキュアラブル液晶の具体例としては、例えば、大日本インキ化学工業(DIC)のUCL−001、UCL−002などが挙げられる。そして、図10に示すように、第1の液晶材料Lq1又は第2の液晶材料Lq2が欠損18に到達すると、該第1の液晶材料Lq1又は第2の液晶材料Lq2が、欠損18に照射されている紫外線に暴露される。これにより、第1の液晶材料Lq1又は第2の液晶材料Lq2中のUVキュアラブル液晶が硬化して、欠損18に硬化体19が形成される。このように、本実施形態では、レジスト膜14mの露光時に使用したフォトマスクM1を用いて、第1、第2の基板11、12の貼合体に紫外線を照射するので、欠損18を狙って局所的に紫外線を照射する必要が無い。このため、欠損18に硬化体19を埋め込むために、煩雑な作業を追加する必要が無い。
なお、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に占めるUVキュアラブル液晶の割合を決定する場合、先ず、1枚の第1の液晶表示素子10Aに含まれる欠損18の個数及び平均体積を割り出して、該欠損18の個数及び平均体積に基づき、第1の液晶表示素子10Aに含まれる欠損18の総体積を見積もる。そして、欠損18の総体積を充分に埋め込むことができる程度のUVキュアラブル液晶の割合を決定する。例えば、第1の液晶表示素子10Aに占める壁部14の割合と、壁部14の近傍にUVキュアラブル液晶が存在する確率と、に基づき、UVキュアラブル液晶の割合を決定しても良い。具体的には、1画素分の長さを150μm、壁部14の幅を10μm、とした場合、第1の液晶表示素子10Aに占める壁部14の割合は、15%程度となる。従って、壁部14の近傍にUVキュアラブル液晶が存在する確率を50%とすれば、UVキュアラブル液晶の割合が5%〜15%、より好ましくは7%〜10%とすれば良い。
次に、図7(h)に示すように、第1、第2の空間14a、14bに第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2が充填されたら、第1、第2の注入口16a、16bに封止部材17a、17bを注入して、第1、第2の空間14a、14bを完全に密閉する。封止部材17a、17bの充填法としては、例えば、第1、第2の注入口16a、16bに、流動性のあるエポキシ樹脂などを充填して、加熱ヘッドなどで熱硬化させても良い。
以上で、第1の液晶表示素子10Aが完成する。第2の液晶表示素子10Bの製造工程も、第1の液晶表示素子10Aと同等である。
図11は、UVキュアラブル液晶を紫外線で硬化させる実験の結果であって、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2と同等の割合でUVキュアラブル液晶を含有する液晶材料の流速と、UVキュアラブル液晶の硬化状態との関係図である。本実験では、紫外線の照射量を500mJ/cm2、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2中のUVキュアラブル液晶の割合を10重量%としている。
図11に示すように、液晶材料の流速が2mm/sec以上だと、液晶材料が充分に硬化しないが、液晶材料の流速が1mm/sec以下であれば、液晶材料が充分に硬化することがわかる。従って、第1の液晶表示素子10Aに第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2を注入するときに、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の流速を1mm/sec以下にすれば、欠損18に到達した第1の液晶材料Lq1又は第2の液晶材料Lq2に含まれるUVキュアラブル液晶が充分に硬化され、該欠損18を液密に封止することができる。但し、本実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の流速は、必ずしも、1mm/sec以下である必要はない。即ち、紫外線の照射量又は第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2に占めるUVキュアラブル液晶の割合に応じて、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の流速を決定しても良い。
なお、第1の実施形態では、第1、第2の液量材料Lq1、Lq2の双方がUVキュアラブル液晶を含有していた。しかし、本実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の何れかにのみ、UVキュアラブル液晶を含有させても良い。但し、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の何れかにのみ、UVキュアラブル液晶を含有させる場合、第1、第2の液晶材料Lq1、Lqw2のうち、UVキュアラブル液晶を含有させた液晶材料が壁部14の欠損18に先に到達する必要がある。従って、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2を第1、第2の空間14a、14bに同時に注入するのではなく、好ましくは、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2のうち、UVキュアラブル液晶を含有させた液晶材料を事前に注入すべきである。
又、第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、UVキュアラブル液晶を含有しているが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、紫外線の照射により硬化する材料であれば、他の紫外線硬化性樹脂を用いても良い。さらに、紫外線の照射により硬化するものではなく、例えば加熱により硬化する、熱硬化性樹脂などを用いても良い。
[第2の実施形態]
次に、図12−14を参照しながら、第2の実施形態を説明する。
[第2の実施形態]
次に、図12−14を参照しながら、第2の実施形態を説明する。
図12は、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の平面図である。図13は、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。図14は、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子の壁部と、フォトマスクの開口との関係図である。
第1の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、未硬化のUVキュアラブル液晶を含有している。このため、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの完成後に、紫外線が照射されると、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の未硬化のUVキュアラブル液晶が硬化することがある。このとき、UVキュアラブル液晶が添加された液晶がフォーカルコニック状態であれば、生成される硬化体もフォーカルコニック状態となるため、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bのコントラストが高まる。又、UVキュアラブル液晶が添加された液晶がプレーナ状態であれば、生成される硬化体もプレーナ状態となるため、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの明度が高まる。即ち、未硬化のUVキュアラブル液晶が残留していると、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの完成後、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの明度やコントラストが変化することがある。
しかし、図12に示すように、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶表示素子20A、20Bでは、未硬化のUVキュアラブル液晶を壁部14の内面に析出させ、硬化体29としている。従って、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの完成後に、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの明度やコントラストが変化することがない。
このため、第2の実施形態では、第1、第2の注入口16a、16bを封止部材17a、17bで封止した後、図13に示すように、紫外線照射用のフォトマスク(硬化用マスク)M2を用いて、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を照射している。
ここで使用する紫外線照射用のフォトマスクM2は、図14に示すように、フォトマスクM1の開口Mo1よりも幅広の開口Mo2を有している。従って、該フォトマスクM2を用いて、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を照射すると、壁部14(欠損18を含む)だけでなく、壁部14の側面近傍にも、紫外線を照射することができる。
このため、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の液晶分子の熱運動に付随して、壁部14の側面にUVキュアラブル液晶が接近してきたときに、該UVキュアラブル液晶が壁部14の側面近傍に照射されている紫外線に暴露され、壁部14の内面に硬化体29として析出することになる。これにより、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、壁部14と、壁部14の内面に析出した硬化体29と、で隔離されることとなる。
なお、フォトマスクM2の開口Mo2の各種寸法は、フォトマスクM2と第1、第2の液晶表示素子20A、20Bとの間隔、即ちプリントギャップに応じて設定すれば良いが、例えば、該フォトマスクM2を用いて、紫外線を照射したときに、壁部14の側面から約2〜3μmの範囲内に紫外線が照射されるように設定しても良い。フォトマスクM2は、フォトマスクM1のマスクデータを用いれば、比較的容易に製造することができるので、フォトマスクM2の製造コストが問題になることもない。
又、紫外線の波長は、特に限定されるものではないが、硬化体19を形成するために使用した紫外線と同等、即ち254nm以上としても良い。但し、紫外線の帯域を越える波長、例えば365nm、又はそれ以上の波長としても良い。365nm以上の波長を用いれば、液晶材料の破壊を抑制することができる。
又、硬化体29は、フォーカルコニック状態、プレーナ状態、ホメオトロピック状態、他の状態の何れであっても良い。但し、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの明度を高めるために、硬化体29を積極的にプレーナ状態としても良い。又、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bのコントラストを高めるために、硬化体29を積極的にフォーカルコニック状態としても良い。硬化体29をプレーナ状態又はフォーカルコニック状態とするには、例えば試験機(図示しない)により、走査電極11a及びデータ電極12aに駆動電圧を印加して、未硬化のUVキュアラブル液晶が添加された液晶材料をプレーナ状態又はフォーカルコニック状態としながら、壁部14の近傍に紫外線を照射すれば良い。
以上のように、第2の実施形態にかかる第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、未硬化のUVキュアラブル液晶を含有しないので、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの完成後に、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの明度やコントラストが変化することがない。
[第2の実施形態の変形例]
次に、図15を参照しながら、第2の実施形態の変形例を説明する。
[第2の実施形態の変形例]
次に、図15を参照しながら、第2の実施形態の変形例を説明する。
図15は、第2の実施形態の変形例にかかる第1、第2の液晶表示素子の製造工程の説明図である。
第2の実施形態では、第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2の注入後、フォトマスクM2を用いて、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を照射している。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、図15に示すように、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を全面照射しても良い。硬化体は、高分子であるUVキュアラブル液晶分子が相互に連結して、流動性を喪失しているが、UVキュアラブル液晶分子間に存在する第1、第2の液晶材料Lq1、Lq2は、外部からの駆動電圧に対応する配向状態をとることができる。従って、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を全面照射して、UVキュアラブル液晶を硬化させても、第1、第2の液晶表示素子10A、10Bの駆動に影響は生じない。
紫外線の波長は、特に限定されるものではないが、硬化体19を形成するために使用した紫外線と同等、即ち254nm以上としても良い。但し、紫外線の帯域を越える波長、例えば365nm、又はそれ以上の波長としても良い。365nm以上の波長を用いれば、液晶材料の破壊を抑制することができる。
又、硬化体(図示しない)は、フォーカルコニック状態、プレーナ状態、ホメオトロピック状態、他の状態の何れであっても良い。但し、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bの明度を高めるために、硬化体を積極的にプレーナ状態としても良い。又、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bのコントラストを高めるために、硬化体を積極的にフォーカルコニック状態としても良い。
以上のように、第1、第2の液晶表示素子20A、20Bに紫外線を全面照射すれば、フォトマスクM2を用意する必要が無いので、未硬化のUVキュアラブル液晶を簡単に硬化させることができる。
上述の実施形態を、以下に付記として記載する。
(付記1)
第1の基板上に構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記2)
付記1に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記3)
付記2に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記構造体の壁面近傍に存在する前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を選択的に照射することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記4)
付記1に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料は、光硬化性樹脂を含有していて、前記第1の液晶材料と同時に、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に注入されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記5)
付記4に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第2の液晶材料の注入後、前記第2の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記6)
付記5に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料の注入後、前記構造体の壁面近傍に存在する前記第2の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を選択的に照射することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記7)
第1の基板上に感光膜を形成する工程と、
露光用マスクを用いて、前記感光膜を露光することにより、前記感光膜に露光パターンを形成する工程と、
前記感光膜を現像して、前記第1の基板上に、前記感光膜の露光パターンに対応する構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合せて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び前記第2の空間を形成する工程と、
前記露光用マスクを用いて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記8)
付記7に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記9)
付記8に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記露光用マスクとは異なる硬化用マスクを用いて、前記構造体及び前記構造体の壁面近傍に存在する第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を選択的に照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記10)
付記8に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料は、光硬化性樹脂を含有していて、前記第1の液晶材料と同時に、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に注入されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記11)
付記1乃至10のいずれかに記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記12)
互いに対向する第1の基板及び第2の基板と、
前記第1の基板及び前記第2の基板間に設けられ、前記第1の基板及び前記第2の基板間を第1の空間及び第2の空間に分離する構造体と、
前記第1の空間に注入された第1の液晶材料と、
前記第2の空間に注入された第2の液晶材料と、を備え、
前記構造体の少なくとも一部は、光硬化性樹脂の硬化体で形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
(付記13)
付記12に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂の硬化体は、前記構造体の壁面に形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
(付記14)
付記12又は13に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子。
(付記1)
第1の基板上に構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記2)
付記1に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記3)
付記2に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記構造体の壁面近傍に存在する前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を選択的に照射することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記4)
付記1に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料は、光硬化性樹脂を含有していて、前記第1の液晶材料と同時に、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に注入されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記5)
付記4に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第2の液晶材料の注入後、前記第2の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記6)
付記5に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料の注入後、前記構造体の壁面近傍に存在する前記第2の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を選択的に照射することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記7)
第1の基板上に感光膜を形成する工程と、
露光用マスクを用いて、前記感光膜を露光することにより、前記感光膜に露光パターンを形成する工程と、
前記感光膜を現像して、前記第1の基板上に、前記感光膜の露光パターンに対応する構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合せて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び前記第2の空間を形成する工程と、
前記露光用マスクを用いて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記8)
付記7に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記9)
付記8に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記露光用マスクとは異なる硬化用マスクを用いて、前記構造体及び前記構造体の壁面近傍に存在する第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を選択的に照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記10)
付記8に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第2の液晶材料は、光硬化性樹脂を含有していて、前記第1の液晶材料と同時に、前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に注入されることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記11)
付記1乃至10のいずれかに記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
(付記12)
互いに対向する第1の基板及び第2の基板と、
前記第1の基板及び前記第2の基板間に設けられ、前記第1の基板及び前記第2の基板間を第1の空間及び第2の空間に分離する構造体と、
前記第1の空間に注入された第1の液晶材料と、
前記第2の空間に注入された第2の液晶材料と、を備え、
前記構造体の少なくとも一部は、光硬化性樹脂の硬化体で形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
(付記13)
付記12に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂の硬化体は、前記構造体の壁面に形成されていることを特徴とする液晶表示素子。
(付記14)
付記12又は13に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子。
10A:第1の液晶表示素子(液晶表示素子)
10B:第2の液晶表示素子(液晶表示素子)
11:第1の基板
12:第2の基板
14:壁部(構造体)
14a:第1の空間
14b:第2の空間
14m:レジスト膜(感光膜)
19:硬化体
29:硬化体
Lq1:第1の液晶材料
Lq2:第2の液晶材料
M1:フォトマスク(露光用マスク)
M2:フォトマスク(硬化用マスク)
10B:第2の液晶表示素子(液晶表示素子)
11:第1の基板
12:第2の基板
14:壁部(構造体)
14a:第1の空間
14b:第2の空間
14m:レジスト膜(感光膜)
19:硬化体
29:硬化体
Lq1:第1の液晶材料
Lq2:第2の液晶材料
M1:フォトマスク(露光用マスク)
M2:フォトマスク(硬化用マスク)
Claims (10)
- 第1の基板上に構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合わせて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び第2の空間を形成する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の境界部に選択的に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 請求項1に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 請求項2に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記構造体の壁面近傍に存在する前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化するための光を選択的に照射することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 第1の基板上に感光膜を形成する工程と、
露光用マスクを用いて、前記感光膜を露光することにより、前記感光膜に露光パターンを形成する工程と、
前記感光膜を現像して、前記第1の基板上に、前記感光膜の露光パターンに対応する構造体を形成する工程と、
前記構造体上に第2の基板を貼り合せて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に、前記構造体により隔離された第1の空間及び前記第2の空間を形成する工程と、
前記露光用マスクを用いて、前記第1の基板及び前記第2の基板間に光を照射しながら、前記第1の空間及び前記第2の空間の一方に、光硬化性樹脂を含有する第1の液晶材料を注入する工程と、
前記第1の空間及び前記第2の空間の他方に、前記第1の液晶材料とは異なる第2の液晶材料を注入する工程と、
を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 請求項4に記載の液晶表示素子の製造方法において、
さらに、前記第1の液晶材料の注入後、前記第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 請求項5に記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記第1の液晶材料の注入後、前記露光用マスクとは異なる硬化用マスクを用いて、前記構造体及び前記構造体の壁面近傍に存在する第1の液晶材料に、前記光硬化性樹脂を硬化させるための光を選択的に照射する工程を備えることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示素子の製造方法において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子の製造方法。 - 互いに対向する第1の基板及び第2の基板と、
前記第1の基板及び前記第2の基板間に設けられ、前記第1の基板及び前記第2の基板間を第1の空間及び第2の空間に分離する構造体と、
前記第1の空間に注入された第1の液晶材料と、
前記第2の空間に注入された第2の液晶材料と、を備え、
前記構造体の少なくとも一部は、光硬化性樹脂の硬化体で形成されていることを特徴とする液晶表示素子。 - 請求項8に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂の硬化体は、前記構造体の壁面に形成されていることを特徴とする液晶表示素子。 - 請求項8又は9に記載の液晶表示素子において、
前記光硬化性樹脂は、UVキュアラブル液晶であることを特徴とする液晶表示素子。
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