JP2012132645A - ダクト吊り下げユニット及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】可撓性を有するフレキシブルダクトであってもたわみを抑えて建物躯体から吊り下げ支持が可能なダクト吊り下げユニット、及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造を提供する。
【解決手段】本発明に係るダクト吊り下げユニット10は、ダクトを巻回して保持する吊りバンド12と、該吊りバンド12を建物躯体8から吊り下げ支持する吊りボルト11と、吊りバンド12と建物躯体8とを鉛直方向に対して傾斜する斜め方向に連結して、ダクトに軸線方向への引っ張り力を付与するテンション付与部材13と、を備えるものである。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るダクト吊り下げユニット10は、ダクトを巻回して保持する吊りバンド12と、該吊りバンド12を建物躯体8から吊り下げ支持する吊りボルト11と、吊りバンド12と建物躯体8とを鉛直方向に対して傾斜する斜め方向に連結して、ダクトに軸線方向への引っ張り力を付与するテンション付与部材13と、を備えるものである。
【選択図】図2
Description
本発明は、ダクトを建物躯体から吊り下げ支持するためのダクト吊り下げユニット、及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造に関する。
空調用等のダクトとして、いわゆるフレキシブルダクトが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。このフレキシブルダクトは、蛇腹状に形成されダクト本体の内部に、金属製のワイヤー等が埋め込まれたものである。このように構成されるフレキシブルダクトは、ダクト本体が可撓性を有し所望の形状に変形可能であるとともに、ワイヤーによってその形状を保持可能となっている。
フレキシブルダクトとしては、その周囲に断熱材を備えるものがあり、このような断熱性のフレキシブルダクトを利用すれば、ダクトに対する保温工事が不要となる。また、蛇腹状に形成されたフレキシブルダクトは、最大限に引き伸ばした時の1/10程度の長さまで圧縮することができるので、搬送や保管に便利である。また、設置箇所の間取りに応じてダクト本体を任意に折り曲げることができるので、建物躯体から吊り下げる作業も比較的容易である。このような理由により、近年は多くの建築現場でこのフレキシブルダクトが用いられている。
このフレキシブルダクトを施工する場合、複数のダクト吊り下げユニット(以下、「吊り下げユニット」と略す)を用いてフレキシブダクトを建物躯体から吊り下げ支持するのが一般的である。ここで、この吊り下げユニット70は、図10に示すように、建物躯体から吊り下げるようにして設けられる複数の吊りボルト71と、各吊りボルト71の下端に取り付けられる環状の吊りバンド72と、を有するものである。そして、この吊り下げユニット70を構成する各吊りバンド72が、フレキシブルダクト73を巻回するようにしてそれぞれ取り付けられる。このようにして、吊り下げユニット70によってフレキシブルダクト73が所定ピッチで吊り下げ支持される。
しかし、フレキシブルダクト73は、そのダクト本体が前述のように蛇腹状に形成されて伸縮可能であるため、金属板を螺旋状に巻いて円筒形状としたスパイラルダクト等と比較すると、自重等によって各吊りバンド72の間でたわみが生じやすい。そして、このようなたわみが生じると、フレキシブルダクト73の内部における圧力損失が増加する。従って、従来の吊り下げユニット70を用いてフレキシブルダクト73を施工する場合、フレキシブルダクト73にたわみが生じないよう、スパイラルダクトを施工する場合と比較すると、短いピッチで吊り下げユニット70を設置する必要がある。これにより、従来の吊り下げユニット70では、吊り下げユニット70の数が多くなることによって、材料費と労務費がいずれも増大し、労務工数増大によって設置作業が煩雑になってしまう問題がある。
また、従来の吊り下げユニット70を用いてフレキシブルダクト73を施工する場合、曲がり部分と直線部分があると、曲がり部分は直線状に復元しようとする。このため、直線部分は、その影響で軸線方向に圧縮する力を受け、たわみが生じやすい。特に、断熱材で覆われたフレキシブルダクト73では、断熱材が必要以上に押し潰されないようにするため、吊りバンド72による締め付け力が制限され、曲がり部の影響を受けないように直線部分を保持するのは困難であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、可撓性を有するフレキシブルダクトであってもたわみを抑えて建物躯体から吊り下げ支持が可能なダクト吊り下げユニット、及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。すなわち、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、ダクトを巻回して保持する吊りバンドと、該吊りバンドを建物躯体から吊り下げ支持する吊り下げ具と、前記吊りバンドと前記建物躯体とを鉛直方向に対して傾斜する斜め方向に連結して、前記ダクトに軸線方向への引っ張り力を付与するテンション付与部材と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、ダクトに対して軸線方向への引っ張り力を付与することにより、吊りバンドと吊り下げ具だけでダクトを建物躯体から吊り下げる場合と比べて、ダクトに生じるたわみが小さくなるので、より長いピッチで吊り下げユニットを設置することができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記テンション付与部材が、前記吊りバンドの頂部に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、吊り下げ具とテンション付与部材との取り付け位置を共通にすることができ、ダクトの口径が小さい場合でも、簡略な構成でテンション付与部材によって、軸線方向への引っ張り力を付与することができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記テンション付与部材が、前記吊りバンドの両側部に取り付けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、ダクトの両側部に分配して引っ張り力を付与することにより、ダクトに大きな応力集中を発生させることなく軸線方向への引っ張り力を付与することができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記テンション付与部材が、所定の大きさ以上の張力が作用すると視覚的に確認することが可能なテンション管理部を有することを特徴とする。
このような構成によれば、テンション付与部材による引っ張り力が一定以上になるとテンション管理部で視覚的に確認することができるため、過大な引っ張り力によってダクトが破損することを未然に防止することができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記テンション管理部が、張力を受けて弾性変形可能な変形部材と、張力の大きさが閾値を越えない時は前記変形部材を視認不能に覆い、張力の大きさが閾値を越えると前記変形部材を視認可能に露呈させるカバー部材と、を具備することを特徴とする。
このような構成によれば、張力の大きさが閾値を越えない間は変形部材を視認することができず、張力の大きさが閾値を越えると変形部材を視認することができる。これにより、テンション付与部材による引っ張り力が過大であるか否かを、変形部材が視認できるか否かによって容易に判断することができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記吊りバンドが、断熱性を有する部材からなることを特徴とする。
このような構成によれば、断熱材で周囲が覆われたダクトに適用した場合、断熱材が吊りバンドによって押し潰される場合がある。このような場合でも、吊りバンド自体の断熱性により、ダクトの内部を流れる空気の熱が吊りバンドを介して外部へ逃げることが防止され、ダクトにおける結露の発生が防止される。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記吊りバンドは、その内周面が凸状の曲面に形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、吊りバンドの断面が矩形形状である場合と比較すると、押し潰された断熱材が吊りバンドの断面形状に追従して変形しやすく、吊りバンドと断熱材との間に隙間が生じにくい。これにより、断熱材が吊りバンドによって押し潰された領域において、ダクトの内部を流れる空気の熱が外部へ逃げることが防止され、ダクトにおける結露の発生が防止される。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットは、前記吊りバンドが、周方向に複数の部材に分割されたことを特徴とする。
このような構成によれば、作業者は、吊りバンドをダクトに取り付ける作業を1人で且つ簡単に行うことができる。
また、本発明に係るダクト吊り下げユニットを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造は、建物躯体から吊り下げ支持されたフレキシブルダクトのうち、直線状に延びる部分の両端部に、ダクト吊り下げユニットが、互いのテンション付与部材による引っ張り力の方向が、前記フレキシブルダクトの軸線に沿って反対向きになるように設置されたことを特徴とする。
このような構成によれば、フレキシブルダクトの直線状に延びる部分にたわみが生じるのを防止することができる。
本発明に係る吊り下げユニットによれば、吊りバンドと吊り下げ具だけでダクトを建物躯体から吊り下げる場合と比べて、より長いピッチで吊り下げユニットを設置することができるので、吊り下げユニットの数を減らすことができ、これにより材料費と労務費の削減、吊り下げユニットの設置作業の省力化を図ることができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態に係る吊り下げユニットを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造について説明する。図1は、第1実施形態に係るダクト吊り下げユニットを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造1を示す概略正面図である。フレキシブルダクトの吊り下げ構造1は、所定箇所で折り曲げられたフレキシブルダクト2と、このフレキシブルダクト2のうち直線状に延びる部分3(以下、「直線部分3」と略す)の両端部に設置された吊り下げユニット10と、を備えるものである。尚、フレキシブルダクト2の直線部分3の長手方向中間部は、従来の吊り下げユニット70が設置されている。
フレキシブルダクト2は、図5に示すように、蛇腹状に形成されて可撓性を有するダクト本体4と、このダクト本体4に埋め込まれたワイヤー5と、ダクト本体4の外側に設けられた断熱材6と、この断熱材6の表面を覆って設けられたビニルフィルム7と、を有している。このように構成されるフレキシブルダクト2は、ダクト本体4が所定箇所で曲折可能であって、その形状がワイヤー5によって保持される。また、断熱材6及びビニルフィルム7により、ダクト本体4の内部を流れる空気の熱が外部へ逃げることが防止されている。
吊り下げユニット10は、フレキシブルダクト2の直線部分3を建物躯体8から吊り下げ支持する役割と、直線部分3に対して軸線方向に沿った引っ張りテンションを付与する役割とを果たすものである。図2は、吊り下げユニット10の構成を示す分解斜視図である。吊り下げユニット10は、軸方向一端部が建物躯体8に固定される吊りボルト(吊り下げ具)11と、この吊りボルト11の軸線方向他端部に取り付けられる吊りバンド12と、一端部が吊りバンド12に取り付けられて他端部が建物躯体8に固定されるテンション付与部材13と、を備えるものである。
吊りボルト11は、吊りバンド12を建物躯体8から吊り下げるためのものである。この吊りボルト11は、図1に示すように、その周面における軸方向一端部に雄ネジが切られたボルトである。このように構成される吊りボルト11は、その軸方向一端部が建物躯体8に固定される一方、その軸方向他端部に吊りバンド12が取り付けられる。
吊りバンド12は、フレキシブルダクト2を保持するためのものである。ここで、図3は、吊りバンド12の周辺部を示す概略斜視図である。吊りバンド12は、環状のバンド本体14と、このバンド本体14から突出して設けられたボルト螺合片15と、を有するものである。
バンド本体14は、フレキシブルダクト2にその周囲を巻回して装着するためのものである。このバンド本体14は、断熱性を有する部材が環状に形成されたものであって、図2に示すように、周方向に2分割されて基部16と蓋部17とから構成されている。尚、このバンド本体14は、図5に示すように、その周方向に直交する断面が略楕円形状であって、これにより内周面が凸状の曲面に形成されている。また、バンド本体14の厚みは径方向への弾性変形が若干許容される程度である。一方、ボルト螺合片15は、吊りボルト11の長手方向他端部を螺合させるためのものである。このボルト螺合片15は、図2に示すように、金属板等からなるL字型の部材であって、バンド本体14の周面に溶接等によって固着されている。そして、このボルト螺合片15には、ボルト挿通孔15aが貫通形成されるとともに、その表裏両面におけるボルト挿通孔15aの開口縁部には、吊りボルト11を螺合させるためのねじ孔を有するナット18,19が、溶接等によってそれぞれ固着されている。尚、説明の便宜上、図2ではボルト螺合片15とナット18,19とを離した状態で図示している。
このように構成される吊りバンド12は、図2及び図3に示すように、そのボルト挿通孔15aに吊りボルト11が挿通され、この吊りボルト11が各ナット18,19にそれぞれ螺合される。これにより、吊りボルト11の軸方向下端部に吊りバンド12が取り付けられるとともに、吊りボルト11を軸回りに回して各ナット18,19への螺合深さを調整することにより、吊りバンド12の建物躯体8からの距離を調節できるようになっている。
尚、本実施形態では、本発明に係る吊り下げ具として吊りボルト11を用いたが、吊り下げ具はボルトに限られず、例えば紐状の部材や、ネジが切られていない単なる金属棒であってもよい。但し、吊りボルト11を用いれば、吊りバンド12の建物躯体8からの距離を容易に変更することができるという利点がある。また、バンド本体14の周方向に直交する断面の形状は、楕円形状に限られず適宜設計変更が可能であり、例えば楕円を長軸方向で2分割した半楕円形状であってもよい。更に、バンド本体14は、3つ以上の部材に分割してもよい。また、ボルト螺合片15の表裏両面にナットを固着する代わりに、ボルト挿通孔15aの内周面に雌ネジを切って、吊りボルト11の長手方向他端部をボルト挿通孔15a自体に螺合させてもよい。
テンション付与部材13は、フレキシブルダクト2の直線部分3に対して引っ張りテンションを付与するためのものである。このテンション付与部材13は、図2に示すように、長尺な引っ張りボルト(連結具)20と、この引っ張りボルト20の軸方向一端部に螺合される係止金具(係止具)21と、引っ張りボルト20の軸方向他端部に螺合される固定金具(固定具)22と、を有している。
引っ張りボルト20は、吊りボルト11とは別に吊りバンド12を建物躯体8に連結するためのものである。この引っ張りボルト20は、いわゆる全ネジボルト、すなわち軸部の全長に渡って周面に雄ネジが切られたボルトである。
係止金具21は、引っ張りボルト20の軸方向一端部を吊りバンド12に係止させるためのものである。この係止金具21は、図2に示すように、金属板等からなる略S字型の部材であって、その一端部にはボルト挿通孔21aが貫通形成されるとともに、係止金具21の表裏両面であってボルト挿通孔21aの開口縁部には、引っ張りボルト20を螺合させるためのねじ孔を有するナット23,24が、溶接等によってそれぞれ固着されている。一方、係止金具21の他端部には、鉤状の引っ掛け爪21bが形成されている。尚、説明の便宜上、図2では係止金具22とナット23,24とを離した状態で図示している。
このように構成される係止金具21は、図2及び図3に示すように、そのボルト挿通孔21aに対して引っ張りボルト20が挿通され、この引っ張りボルト20がナット23,24にそれぞれ螺合される。更に、係止金具21は、その引っ掛け爪21bが、ナット19より下方に突出した吊りボルト11に係止される。このような構成によれば、引っ張りボルト20を軸回りに回して各ナット23,24への螺合深さを調整することにより、テンション付与部材13がフレキシブルダクト2に対して付与するテンションの大きさを調節できるようになっている。
固定金具22は、引っ張りボルト20の軸方向他端部を建物躯体8に固定するためのものである。この固定金具22は、図2に示すように、金属板等からなる略S字型の部材であって、その一端部にはボルト挿通孔22aが貫通形成されるとともに、固定金具22の表裏両面であってボルト挿通孔22aの開口縁部には、固定ボルト29を螺合させるためのねじ孔を有するナット25,26が溶接等によってそれぞれ固着されている。一方、固定金具22の他端部にもボルト挿通孔22bが貫通形成されるとともに、固定金具22の表裏両面であってボルト挿通孔22bの開口縁部にも、ナット27,28が溶接等によって固着されている。尚、説明の便宜上、図2では固定金具22とナット25,26,27,28とを離した状態で図示している。
このように構成される固定金具22は、図2に示すように、建物躯体8から突出して設けられた固定ボルト29がボルト挿通孔22aに挿通され、この固定ボルト29がナット25,26にそれぞれ螺合される。更に、固定金具22は、引っ張りボルト20の軸方向他端部がボルト挿通孔22bに挿通され、この引っ張りボルト20がナット27,28にそれぞれ螺合される。このような構成によれば、引っ張りボルト20を軸回りに回して各ナット27,28への螺合深さを調整することにより、テンション付与部材13によってフレキシブルダクト2に対して付与するテンションの大きさを調節できるようになっている。
尚、本実施形態では、本発明に係る連結具として引っ張りボルト20を用いたが、連結具は引っ張りボルト20に限られず、例えば紐状の部材や、ネジが切られていない単なる金属棒であってもよい。但し、引っ張りボルト20を用いれば、フレキシブルダクト2に対して付与するテンションの大きさを容易に調節することができるという利点がある。
また、係止金具21の表裏両面にナット23,24を固着する代わりに、係止金具21のボルト挿通孔21aの内周面に雌ネジを切って、引っ張りボルト20の軸方向一端部をボルト挿通孔21a自体に螺合させてもよい。同様に、固定金具22の表裏両面にナット27,28を固着する代わりに、ボルト挿通孔22bの内周面に雌ネジを切って、引っ張りボルト20をボルト挿通孔22b自体に螺合させてもよい。更に、固定金具22の表裏両面にナット25,26を固着する代わりに、ボルト挿通孔22aの内周面に雌ネジを切って、固定ボルト29をボルト挿通孔22a自体に螺合させてもよい。
次に、第1実施形態に係る吊り下げユニット10を用いたフレキシブルダクト2の施工手順、及びその作用効果について説明する。本実施形態に係る吊り下げユニット10は、口径が比較的小さいフレキシブルダクト2の施工時に好適に用いられる。フレキシブルダクト2の施工に際し、作業者は、まず図2に示すように、吊りボルト11の軸方向一端部を建物躯体8に固定した後、図4(a)に示すように、吊りボルト11の軸方向他端部に吊りバンド12の基部16を取り付ける。すなわち作業者は、吊りバンド12を基部16と蓋部17とに予め分割し、吊りボルト11を、基部16から突出したボルト螺合片15に挿通させ、ボルト螺合片15に固着されたナット18,19にそれぞれ螺合させる。
次に、作業者は、吊りバンド12でフレキシブルダクト2を仮吊りする。すなわち作業者は、図4(b)に示すように、吊りバンド12の基部16にフレキシブルダクト2を嵌め入れる。この時、基部16を弾性変形させることによって開口30を拡開させれば、フレキシブルダクト2を容易に嵌め入れることができる。
次に、作業者は、吊りバンド12の基部16に対して蓋部17を装着する。すなわち作業者は、図4(c)に示すように、蓋部17の内周面に突出して設けられた2個の凸部17aの一方を、基部16に形成された2個の凹部16aの一方に嵌合させる。そして、この状態から、開口30を狭めるように基部16を弾性変形させながら、蓋部17に突出した他方の凸部17aを、基部16に形成された他方の凹部16aに嵌合させる。これにより、図4(d)に示すように、基部16の開口30が蓋部17によって塞がれた状態となる。このように、吊りバンド12が基部16と蓋部17とに分割されているので、作業者は吊りバンド12をフレキシブルダクト2に取り付ける作業を1人で且つ簡単に行うことができる。
ここで、図5は、基部16に蓋部17を装着した状態における、吊りバンド12とフレキシブルダクト2との関係を示す概略断面図である。基部16を蓋部17に装着した状態では、吊りバンド12は、フレキシブルダクト2の断熱材6を押し潰し、ダクト本体4を締め付けた状態となっている。ここで、吊りバンド12を構成するバンド本体14は、前述のように断熱性を有する部材からなるものである。従って、バンド本体14が断熱材6を押し潰した領域においても、バンド本体14自体の断熱性により、ダクト本体4の内部を流れる空気の熱がバンド本体14を介して外部へ逃げることが防止される。
更に、吊りバンド12を構成するバンド本体14は、前述のようにその周方向に直交する断面が略楕円形状である。従って、バンド本体14の断面が矩形である場合と比較すると、押し潰された断熱材6がバンド本体14の断面形状に追従して変形しやすく、バンド本体14と断熱材6との間に隙間が生じにくい。これにより、断熱材6がバンド本体14によって押し潰された領域において、ダクト本体4の内部を流れる空気の熱が外部へ逃げることが一層防止され、フレキシブルダクト2における結露の発生が防止される。
次に、作業者は、固定金具22を建物躯体8に固定する。すなわち作業者は、図2に示すように、建物躯体8から突出して設けられた固定ボルト29を、固定金具22のボルト挿通孔22aに挿通させ、ナット25,26にそれぞれ螺合させる。これにより、固定金具22は建物躯体8から吊り下がった状態となる。
次に、作業者は、係止金具21を吊りバンド12に取り付ける。すなわち作業者は、図3に示すように、係止金具21の引っ掛け爪21bを、ナット19より下方に突出した吊りボルト11に係止させる。これにより、係止金具21は吊りバンド12に引っ掛かった状態となる。
次に、作業者は、係止金具21と固定金具22とを引っ張りボルト20で連結する。すなわち作業者は、図2に示すように、引っ張りボルト20の軸方向一端部を、係止金具21のボルト挿通孔21aに挿通させ、ナット23,24にそれぞれ螺合させる。一方、作業者は、引っ張りボルト20の軸方向他端部を、固定金具22のボルト挿通孔22bに挿通させ、ナット27,28にそれぞれ螺合させる。
最後に、作業者は、フレキシブルダクト2に付与する引っ張りテンションの大きさを調整する。すなわち作業者は、引っ張りボルト20を軸回りに回転させ、ナット23,24,27,28への螺合深さを変化させることにより、係止金具21と固定金具22との間における引っ張りボルト20の長さを調整する。そして、作業者は、以上の作業をフレキシブルダクト2の直線部分3の両端部においてそれぞれ行うことにより、フレキシブルダクト2に付与する引っ張りテンションの大きさを適宜調整する。ここで、本実施形態では、テンション付与部材13によって引っ張りテンションを付与する位置を、吊り下げた状態のフレキシブルダクト2の頂部としているが、フレキシブルダクト2の口径が比較的小さいため、大きな応力集中が起きることはない。また、本実施形態では、テンション付与部材13を吊りバンド12の頂部に設けられたボルト螺合片15に取り付けたので、吊りボルト11とテンション付与部材13の取り付け位置を共通にすることができ、吊り下げユニット10全体として構成を簡略化することができる。
ここで、図6は、第1実施形態の吊り下げユニット10の変形例を示す図である。この変形例では、テンション付与部材13を構成する引っ張りボルト31の構成だけが異なっている。具体的には、引っ張りボルト31は、軸方向の全長に渡って雄ネジが切られた第1全ネジ部32と、同じく軸方向の全長に渡って雄ネジが切られた第2全ネジ部33と、両者の間に介在されたテンション管理部34と、を有する。
テンション管理部34は、図6に示すように、弾性変形可能な変形部材35と、この変形部材35の上面及び底面を覆う上下一対のカバー部材36と、を備えている。ここで、変形部材35は、略コの字型に形成された板状の部材であって、相対向するテンション受け片35a,35bには、引っ張りボルト31の第1全ネジ部32及び第2全ネジ部33が、ナット37を介してそれぞれ固定されている。一方、上下一対のカバー部材36は、平面視または底面視で変形部材35と同程度の大きさを有する板状の部材であって、その両側部には、ナット隠し部36aがそれぞれ突出して設けられている。
図7は、テンション管理部34の動作を説明する説明図である。引っ張りボルト31に引っ張りテンションが作用しない時、または作用する引っ張りテンションの大きさが所定の閾値を越えない時は、図7(a)に示すように、変形部材35は弾性変形することなくコの字型を保持している。そしてこの時、変形部材35のテンション受け片35a,35bは、カバー部材36によって上方及び下方を覆われることにより、平面視または底面視では視認することができない。また、テンション受け片35a,35bに取り付けられたナット37も、カバー部材36のナット隠し部36aによって上方及び下方を覆われることにより、平面視または底面視では視認することができない。
一方、引っ張りボルト31に作用する引っ張りテンションの大きさが閾値を越えて過大になった時、図7(b)に示すように、変形部材35はそのテンション受け片35a,35bの間隔を広げるように弾性変形する。そうすると、テンション受け片35a,35b及びその表面に取り付けられたナット37は、カバー部材36及びナット隠し部36aより側方へ突出することにより、平面視または底面視で視認可能に露呈する。これにより、作業者は、テンション付与部材13による引っ張りテンションの大きさが過大であるか否かを、変形部材35が視認できるか否かによって容易に判断し、引っ張りテンションの大きさを適切に調節することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る吊り下げユニットを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造について説明する。第2実施形態に係るフレキシブルダクトの吊り下げ構造は、第1実施形態と比較すると、吊り下げユニットの構成が異なっている。図8は、第2実施形態に係る吊り下げユニット40の構成を示す分解斜視図である。
吊り下げユニット40は、軸方向一端部が建物躯体8に固定される吊りボルト(吊り下げ具)41と、この吊りボルト41の軸方向他端部に取り付けられる吊りバンド42と、一端部が吊りバンド12に取り付けられて他端部が建物躯体8に固定されるテンション付与部材43と、を備えるものである。尚、吊りボルト41は、第1実施形態の吊りボルト11と同じ構成であるため、ここでは説明を省略する。
図9は、吊りバンド42の周辺部を示す概略斜視図である。吊りバンド42は、第1実施形態の吊りバンド12と同様に、バンド本体44とボルト螺合片45とを有するものであるが、バンド本体44の構成が第1実施形態とは異なっている。具体的には、バンド本体44は、周方向に2分割されて基部46と蓋部47とから構成されるが、この基部46の外周面及び蓋部47の外周面に、相対向するようにして係止用突起48,49がそれぞれ設けられている。尚、吊りバンド42のそれ以外の構成は、第1実施形態の吊りバンド12と同様であるため、図2と同じ符号を付し、ここでは説明を省略する。
テンション付与部材43は、第1実施形態のテンション付与部材13と同様に、図8に示すように、引っ張りボルト(連結具)50と、係止金具(係止具)51と、固定金具(固定具)52とを有するものであるが、係止金具51の構成が第1実施形態とは異なっている。
係止金具51は、金属板等からなる略コの字型の部材であって、一対のアーム部53と、各アーム部53を連結する連結部54とを有している。ここで、各アーム部53の離間距離は、吊りバンド42の外径と略等しいか若干大きい程度となっている。そして、各アーム部材53の先端には、鉤状の引っ掛け爪53aがそれぞれ形成されている。一方、連結部54の長手方向中央部にはボルト挿通孔54aが貫通形成されるとともに、連結部54の表裏両面であってボルト挿通孔54aの開口縁部には、ナット23,24が溶接等によって固着されている。尚、テンション付与部材43のそれ以外の構成は、第1実施形態のテンション付与部材13と同様であるため、図2と同じ符号を付し、ここでは説明を省略する。
このように構成される係止金具51は、図8及び図9に示すように、そのボルト挿通孔54aに対して引っ張りボルト50が挿通され、この引っ張りボルト50がナット23,24にそれぞれ螺合される。更に、係止金具51は、各アーム部53の引っ掛け爪53aが、吊りバンド42の係止突起48,49にそれぞれ係止される。このような構成によれば、引っ張りボルト50を軸回りに回すことにより、各ナット23,24への螺合深さを調整することが可能となっている。
次に、第2実施形態に係る吊り下げユニット40を用いたフレキシブルダクト2の施工手順、及びその作用効果について説明する。本実施形態に係る吊り下げユニット40は、口径が比較的大きいフレキシブルダクト2の施工時に用いられる。
作業者は、吊りボルト41に吊りバンド42を取り付ける工程、吊りバンド42でフレキシブルダクト2を仮吊りする工程、吊りバンド42の基部46に対して蓋部47を装着する工程、固定金具52を建物躯体8に固定する工程、に至るまで第1実施形態と同様に進める。
その後、作業者は、係止金具51を吊りバンド52に取り付ける。すなわち作業者は、図9に示すように、係止金具51の各アーム部53の引っ掛け爪53aを、吊りバンド42の係止突起48,49にそれぞれ係止させる。これにより、係止金具51は吊りバンド52に引っ掛かった状態となる。
次に、作業者は、係止金具51と固定金具52とを引っ張りボルト50で連結する。すなわち作業者は、図9に示すように、引っ張りボルト50の軸方向一端部を、係止金具51のボルト挿通孔54aに挿通させ、ナット23,24にそれぞれ螺合させる。一方、作業者は、引っ張りボルト50の軸方向他端部を、固定金具52のボルト挿通孔22bに挿通させ、ナット27,28にそれぞれ螺合させる。
最後に、作業者は、第1実施形態と同様に、フレキシブルダクト2に付与する引っ張りテンションの大きさを調整する。ここで、本実施形態では、吊り下げた状態のフレキシブルダクト2の左右両側部に均等に引っ張りテンションを付与することにより、口径が比較的大きいフレキシブルダクト2であっても大きな応力集中が生じにくく、フレキシブルダクト2が破損することを未然に防止することができる。
尚、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、引っ張りボルト50の軸方向中間部にテンション管理部を介在させてもよい。
また、上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ、或いは動作手順等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
2…フレキシブルダクト(ダクト)
3…直線部分(フレキシブルダクト)
4…ダクト本体
6…断熱材
8…建物躯体
10…ダクト吊り下げユニット
11…吊りボルト(吊り下げ具)
12…吊りバンド
13…テンション付与部材
16…基部(バンド本体)
17…蓋部(バンド本体)
34…テンション管理部
35…変形部材
36…カバー部材
3…直線部分(フレキシブルダクト)
4…ダクト本体
6…断熱材
8…建物躯体
10…ダクト吊り下げユニット
11…吊りボルト(吊り下げ具)
12…吊りバンド
13…テンション付与部材
16…基部(バンド本体)
17…蓋部(バンド本体)
34…テンション管理部
35…変形部材
36…カバー部材
Claims (9)
- ダクトを巻回して保持する吊りバンドと、
該吊りバンドを建物躯体から吊り下げ支持する吊り下げ具と、
前記吊りバンドと前記建物躯体とを鉛直方向に対して傾斜する斜め方向に連結して、前記ダクトに軸線方向への引っ張り力を付与するテンション付与部材と、
を備えることを特徴とするダクト吊り下げユニット。 - 前記テンション付与部材が、前記吊りバンドの頂部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記テンション付与部材が、前記吊りバンドの両側部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記テンション付与部材が、所定の大きさ以上の張力が作用すると視覚的に確認することが可能なテンション管理部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記テンション管理部が、張力を受けて弾性変形可能な変形部材と、張力の大きさが閾値を越えない時は前記変形部材を視認不能に覆い、張力の大きさが閾値を越えると前記変形部材を視認可能に露呈させるカバー部材と、を具備することを特徴とする請求項4に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記吊りバンドが、断熱性を有する部材からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記吊りバンドは、その内周面が凸状の曲面に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のダクト吊り下げユニット。
- 前記吊りバンドが、周方向に複数の部材に分割されたことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のダクト吊り下げユニット。
- 建物躯体から吊り下げ支持されたフレキシブルダクトのうち、直線状に延びる部分の両端部に、請求項1から8のいずれか1項に記載のダクト吊り下げユニットが、互いのテンション付与部材による引っ張り力の方向が、前記フレキシブルダクトの軸線に沿って反対向きになるように設置されたことを特徴とするダクト吊り下げユニットを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010286635A JP2012132645A (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | ダクト吊り下げユニット及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造 |
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JP2010286635A JP2012132645A (ja) | 2010-12-22 | 2010-12-22 | ダクト吊り下げユニット及びそれを用いたフレキシブルダクトの吊り下げ構造 |
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Family
ID=46648438
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JP (1) | JP2012132645A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014151809A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用空調ダクト及び鉄道車両 |
JP5886406B1 (ja) * | 2014-12-04 | 2016-03-16 | 株式会社アクティオ | 伸縮ダクトに用いるダクトユニット |
-
2010
- 2010-12-22 JP JP2010286635A patent/JP2012132645A/ja active Pending
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JP2014151809A (ja) * | 2013-02-12 | 2014-08-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 車両用空調ダクト及び鉄道車両 |
US10556602B2 (en) | 2013-02-12 | 2020-02-11 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Car air conditioning duct and railcar |
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