JP2012132190A - 無筋コンクリート、ひび割れ抑制方法、及び構築方法 - Google Patents

無筋コンクリート、ひび割れ抑制方法、及び構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業性良く行うことが出来、かつ、所望の位置に埋設することが出来、しかもひび割れ抑制が効果的に発揮される無筋コンクリートを提供することである。
【解決手段】無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法であって、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式を満足するよう配設される。
1≦T/G≦12.5
T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ
【選択図】図2

Description

本発明は無筋コンクリートに関する。
無筋コンクリートは、一般的には、仕上げ的な意味合いで使用されている。例えば、コンクリートのかぶり厚(鉄筋表面からコンクリート表面までの厚さ)の仕上げ・調整や、表面増厚の仕上げ・調整として打設される。ところで、無筋コンクリートは、基本的に、ひび割れが発生し易い。このひび割れを防ぐ方法としては、無収縮モルタル(コンクリート)の使用や、養生をしっかり行なう等が提案されている。とは言うものの、無筋コンクリートにおけるひび割れ防止は非常に困難であった。そして、かぶり厚部分のモルタル(コンクリート)にひび割れが生じると、このひび割れ箇所から水分が侵入し、鉄筋表面に水分が付くことになる。この結果、鉄筋には錆が発生し、コンクリートの耐久性が低下する。
上記ひび割れに対処する方法として、大別して、「ひび割れの発生自体を防止する手法」と、「ひび割れ幅を制御(抑制)する手法」とが有る。
前者の「ひび割れ発生防止」は、例えばコンクリートのみによって水密性・気密性を確実に確保しなければならない場合、或はコンクリート構造物の美観・価値を著しく損なう恐れが有る場合には、それなりの対処が必要となる。この対処は、例えば低熱セメントや、膨張材、収縮低減剤などの使用により、技術的には可能であるかも知れない。しかしながら、コンクリート組成物の成分配合の自由度が極めて小さく、又、その他の理由によって、コストが嵩むであろうことは十分に予想できる。
後者の「ひび割れ幅の制御(抑制)」は、景観が低下する問題を横に置くならば、ひび割れが小さいのであるならば、コンクリートにおける強度低下の問題は、実質上、無いとも言える。そして、前者の如く、ひび割れを皆無とするものでは無いから、コスト的に非常に有利である。この技術には、ひび割れ用誘発目地を施してひび割れを該目地箇所に集中させる手法や、繊維補強シート等を用いてひび割れを分散させる手法(ひび割れ幅を制御する方法)が知られている。
さて、誘発目地を施して「ひび割れを集中させる前者の手法」は、誘発目地による制御技術が未だ完全では無く、技術の蓄積が少ないことから、現在では、実用化の段階には至ってない。
これに対して、「ひび割れ幅を制御する後者の手法」は、ひび割れの発生を許容する。しかしながら、適切な管理で、ひび割れ部位の特定やひび割れ幅を小さくすることが可能である。すなわち、ひび割れを適切な範囲内のものとすることで、ひび割れ部位が簡単に特定され、簡単に補修でき、かつ、コンクリートに致命的なひび割れ(補修を必要とするひび割れ幅は0.05mm以上)の発生が抑制される。従って、非常に経済的である。そして、ひび割れ幅を制御することを目的として、繊維補強シート等を設置することが、一般的に、行われている。
ところで、生コンクリート中に含有される水分の蒸発速度を遅くさせると共に蒸発量を低減させ、生コンクリートの収縮作用を抑制してコンクリートのひび割れ防止を目的として、流し込まれた生コンクリートの表面上に、合成樹脂等で形成された薄厚な複数の長帯と短帯とを直交させて目の粗い網状に編み、交差する長帯と短帯との所定の接触面を融着や接着等して一体的に連結したシートを生コンクリートの表面に覆い被せ、その上から押圧機で押圧することによって、少なくとも生コンクリートの表面から若干内部に沈み込んで生コンクリートの表面に前記シートが浮き出て現われていない状態で敷設させ、その状態の下で前記生コンクリートを固化させるようにするシートを用いたコンクリートひび割れ防止方法が提案(特開平8−120927号公報)されている。
特開平8−120927号公報
しかしながら、前記特許文献1の技術では、コンクリートとの一体感が乏しい。例えば、シート沈み込ませ長(埋設深さ)が浅い場合には、コンクリートの一体性が大きく損なわれる。例えば、シートの上側の上層(表層)コンクリートが剥離し易くなることは容易に判る。特に、特許文献1におけるシートは、生コンクリート中の水分の蒸発を遅くする為のものである。従って、前記シートが長帯と短帯とを交差させて構成されたものであるとしても、特許文献1の図2からも判る通り、長帯と短帯とで囲まれる開口部の面積は小さい。なぜならば、前記開口部の面積が大きなものであると、生コンクリート中の水分の蒸発を遅くすることは出来ず、特許文献1が目的とした効果が奏し得なくなるからである。ところが、前記開口部の面積が小さいと、シートの下側の下層コンクリーと上側の上層(表層)コンクリートとの一体性が欠けてしまう。特に、上層(表層)コンクリートの厚さが薄ければ薄い程、表層コンクリートが簡単に剥離してしまう。更には、特許文献1では、押圧機で押圧することにより、生コンクリートの表面からシートを内部に沈み込ませている。この為、ある程度の深さまでシートを沈み込ませるのは殆ど不可能と言っても過言では無い。すなわち、シートの埋設深さは浅くならざるを得ない。このようなことからも、特許文献1のものでは、表層コンクリートが簡単に剥離してしまう。又、特許文献1の技術が採用された場合、その作業性は悪い。又、押圧機で押圧することにより、生コンクリートの表面からシートを内部に沈み込ませた場合、このシートは凸凹になっており、平坦性に劣っている。又、押圧機で押圧することによってシートを沈み込ませていることから、シートの沈み込ませ位置が設計通りのものとなり難い。
従って、本発明が解決しようとする課題は、前記の問題点を解決することである。特に、作業性良く行うことが出来、かつ、所望の位置に埋設することが出来、しかもひび割れ抑制が効果的に発揮される無筋コンクリートを提供することである。
前記の課題は、
無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法であって、
耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設される
ことを特徴とする無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法によって解決される。
前記の課題は、
無筋コンクリートであって、
耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設されてなる
ことを特徴とする無筋コンクリートによって解決される。
前記の課題は、
無筋コンクリートの構築方法であって、
型枠内にコンクリートが充填される第1コンクリート充填工程と、
前記第1コンクリート充填工程の後、該コンクリート層の表面に耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが配置される耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程と、
前記耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程の後、該耐アルカリ性ガラス繊維製ネット上にコンクリートが充填されて下記式(1)を満足する無筋コンクリート層が形成される第2コンクリート充填工程
とを具備することを特徴とする無筋コンクリートの構築方法によって解決される。
式(1)
1≦T/G≦12.5
T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ
上記の本発明において、好ましくは、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが75cm以内の間隔を開けて設けられる。
上記の本発明において、好ましくは、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットの幅が10cm〜50cmである。
上記の本発明において、好ましくは、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、第1の糸と該第1の糸より長さが長い第2の糸とが用いられてネット状に構成されたものであり、(前記第1の糸の引張剛性)/(前記第2の糸の引張剛性)=1.5〜30である。
上記の本発明において、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、好ましくは、(ネットにおける開口部の中の縦10mm以上で横10mm以上の大きさの開口部の全面積)/(ネットの全面積)が0.2〜0.9である。
上記の本発明において、好ましくは、無筋コンクリートは鉄筋コンクリートの表層に設けられる。
無筋コンクリートにおけるひび割れが大幅に抑制できた。しかも、その為の作業性は非常に良い。
ネットの一部平面図 無筋コンクリートの平面図および断面図
第1の本発明は無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法である。本方法は、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設されるものである。
第2の本発明は無筋コンクリートである。本無筋コンクリートは耐アルカリ性ガラス繊維製ネットを具備する。この耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設されている。
第3の本発明は無筋コンクリートの構築方法である。本構築方法は、型枠内にコンクリート(生コンクリート)が打設される第1コンクリート充填工程を具備する。本構築方法は、前記第1コンクリート充填工程の後、該コンクリート層の表面に耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが配置される耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程を具備する。このネット配置工程は、好ましくは、前記前記第1コンクリート充填工程で打設された生コンクリートが固化する前に行われる。本構築方法は、前記耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程の後、該耐アルカリ性ガラス繊維製ネット上にコンクリートが打設されて下記式(1)を満足する無筋コンクリート層が形成される第2コンクリート充填工程を具備する。この第2コンクリート充填工程は、好ましくは、前記前記第1コンクリート充填工程で打設された生コンクリートが固化する前に行われる。
式(1)
1≦T/G≦12.5
T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ
尚、T/Gは、好ましくは、7.5以下であった。更には、5以下であった。
本発明で設けられる(埋設される)耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、一層のみであっても、十分なひび割れ抑制効果が奏される。但し、作業性が低下するものの、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが二層、三層と言った如く、複数の層となるよう設けられることを妨げるものでは無い。
本発明で用いられる(埋設される)耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、コンクリート層の全表面に亘るように設けられても良い。しかしながら、コンクリート層の全表面に亘って耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが設けられずとも、ひび割れ抑制効果は十分に奏された。例えば、複数枚の耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが間隔を開けて設けられるようにしても良い。好ましくは、間隔(水平方向における間隔)が75cm以内(好ましくは20cm以上)の間隔を開けて、コンクリート表面に配置されることが好ましい。その理由は、間隔が開きすぎると、ひび割れ抑制効果が小さくなったからである。
本発明で用いられる耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、その幅が10cm〜50cmである。前記ネット幅が短すぎると、それだけ数多くのネットを用いないと、ひび割れ抑制効果が少ない。数多くの枚数のネットを使用しなければならないと、それだけ作業性が低下する。逆に、前記ネット幅が長すぎると、コンクリート打設時の充填性が低下した。このようなことから、前記のような大きさの耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが好ましかった。
本発明で用いられる耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、好ましくは、第1の糸と該第1の糸より長さが長い第2の糸とが用いられてネット状に構成されたものである。そして、(前記第1の糸の引張剛性)/(前記第2の糸の引張剛性)=1.5〜30であった。前記ネットは、少なくとも二つの方向に存する糸(単に、糸と称しているが、これは、繊維そのものであったり、複数本の繊維が撚られたものであったり、或いは複数本の繊維が撚られたものが更に撚られたものであったり、或いは紐や幅狭なシート状のものであったりする。)が、交差した網状のものである。この交差点(交点)によって囲まれる形状(開口部形状:窓部の形状)は、例えば正方形、菱形、或いは長方形である。勿論、前記の如きの四角形のみならず、その他の多角形であっても良いが、四角形以外の形状のものとなるネットを作製しようとすると、コストが高くなることから、好ましくは開口部形状が四角形(正方形または長方形。特に、長方形)のネットである。前記ネットにおける二つの方向に存する糸の第1の方向に存する糸(第1の糸)と第2の方向に存する糸(第2の糸:第1の糸より長さが短い第2の糸)とは、好ましくは、次の関係を持つ。二つの方向とは、例えば縦方向と横方向とである。ネットを作製しようとした場合、一般的には、長手方向の糸が縦糸であり、短手方向の糸が横糸である。(第1の糸(例えば、縦方向の糸:縦糸)の引張剛性)/(第2の糸(例えば、横方向の糸:横糸)の引張剛性)=1.5〜30。より好ましくは、該値が1.8以上である。更に好ましくは、該値が5以上であった。より好ましくは、該値が25以下であった。更に好ましくは、該値が20以下であった。すなわち、(第1の糸の引張剛性)/(第2の糸の引張剛性)が上記値となるように構成させたネットによる無筋コンクリートのひび割れ抑制効果は大きかった。しかも、糸量も少なくて済む。尚、糸の引張剛性は(糸の弾性係数)×(糸の断面積)で求められる。数本の繊維が撚られて糸が出来ている場合、断面を取った場合、該断面には繊維間に隙間が有ることから、本来ならば、断面積には斯かる隙間を除外しなければならないが、(縦糸の引張剛性)/(横糸の引張剛性)にあっては、糸の断面積において前記隙間を無視しても殆ど差し支えが無く、従って糸の断面積は断面における外形によって決まる面積で求めた値である。ネットにおける(第1の糸の引張剛性)/(第2の糸の引張剛性)が上記値となるように構成させる為には、引張剛性比が上記値となるような糸を各々選定することでも達成できるが、同等な糸を用いる場合にあっては、糸の幅や糸の本数を考慮することによって達成できる。例えば、実質上同じ糸を用いる場合には、第1の糸を複数本用いることで達成できる。すなわち、第2の糸1本に対して第1の糸をN(Nは2以上の整数)本の割合で用いてネットに編むことで達成できる。
本発明で用いられる耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、好ましくは、(ネットにおける開口部の中の縦10mm以上で横10mm以上の大きさの開口部の全面積)/(ネットの全面積)が0.2〜0.9であった。すなわち、ひび割れ抑制効果の点から、前記ネットは、好ましくは、(ネットにおける開口部の中の縦10mm以上で横10mm以上の大きさの開口部の全面積)/(ネットの全面積)が0.2〜0.9であった。更に好ましくは該値が0.4以上のものであった。該値が0.8以下のものであった。縦10mm以上で横10mm以上の開口部の大きさ(矩形換算面積)が、好ましくは、100mm2〜10000mm2であった。特に、長方形状に換算した場合、その長辺が、好ましくは10mm以上であった。そして、400mm以下であった。更に好ましくは15mm以上であった。そして、300mm以下であった。特に好ましくは20mm以上であった。そして、200mm以下であった。ひび割れ抑制効果の点から、前記ネットは、好ましくは、第1の糸と第2の糸との交点が10cm四方当たり四つ以上有るネットであった。更に好ましくは、20以上であった。そして、500以下であった。特に好ましくは、40以上であった。そして、300以下であった。これは、開口部が上記のような大きさの場合に、コンクリート等の充填に悪影響を及ぼし難いからによる。又、好ましくは、糸の幅が0.1〜30mm程度のものであった。更に好ましくは1mm以上であった。そして、10mm以下であった。すなわち、幅が小さ過ぎる糸では強度がそれだけ乏しくなることから、逆に、幅が大き過ぎる糸では、これによってひび割れ抑制材の両側に位置するコンクリートの一体性がそれだけ乏しくなることから、上記寸法の幅の糸が好ましいものであった。交点において、長さが短い第2の糸(横糸)を波打たせるようにして、長さが長い第1の糸(縦糸)の上下に位置させることから、又、第1の糸(縦糸)の中を通すようにすることから、第1の糸(縦糸)の厚みを第2の糸(横糸)の厚みより厚くしている方が好ましかった。又、第1の糸(縦糸)の幅を第2の糸(横糸)の幅より広くしている方が好ましかった。
ネットは、例えばアラミド繊維などの合成繊維、炭素繊維、ガラス繊維などで構成される。好ましくは、弾性係数が高い繊維を用いて構成される。セメントとの親和性やコストを鑑みると、ガラス繊維製の糸を用いて構成されたネットが好ましかった。中でも、耐アルカリ性のガラス繊維(例えば、酸化ジルコニウム(ZrO)を14質量%以上含有するガラス繊維)製のネットが好ましかった。
そして、上記本実施形態の発明によれば、経済的、かつ、効率的に、ひび割れ幅を抑制できた。そして、コンクリート打設前にひび割れ抑制の為の作業が行われる為、打設後に養生シートで覆うと言った後作業が行われる場合の問題点が改善される。特に、特許文献1が持つ前記問題点が大きく解決されている。更には、上記実施形態の耐アルカリ性ガラス繊維ネットは、一軸配行連続繊維であり、補強効率が極めて高く、引張抵抗力の向上によるひび割れ抑制と応力の均一分散効果により、ひび割れ幅の抑制効果が高いものであった。例えば、3次元ランダム配行である繊維補強コンクリートに比べて、補強効率が5倍も高いものであった。そして、無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制効果は著しいものであった。特に、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが比較的平坦に配設された本発明にあっては、ひび割れ抑制効果が著しいものであった。そして、ひび割れが発生したとしても、補修をしなくても済むひび割れ幅(0.05mm以内)に抑制できた。更には、耐アルカリ性ガラス繊維製ネットの両側に在るコンクリートの一体性が高い。従って、表層コンクリートの剥離が起き難い。又、施工性・作業性・経済性に優れていた。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明が説明される。但し、この実施例によって本発明は限定されるものでは無い。
図1はネット1の一部の平面図である。図2(a)(b)は無筋コンクリートの平面図および断面図である。尚、図2(a)に示される平面図は、ネットが配置されているものの、ネット上に無筋コンクリートが打設されていない状態時での平面図である。
先ず、本実施例で用いられたネット(耐アルカリ性ガラス繊維製ネット)が詳細に説明される。
1はネットである。ネット1は、その短手方向(図1中、左右方向)の長さ(幅)が10〜50cm、例えば約25cmである。ネット1は、図1から判る通り、縦方向(図1中、上下方向)には、3本の固まった(3本が一組に纏まった)ガラス繊維(耐アルカリ性のガラス繊維)製の糸(糸幅:約3mm、糸厚:約0.7mm)が約17〜19mmの間隔(図1、左右方向において約17〜19mmの間隔)を開けて設けられている。固まって設けられている3本の糸は、互いに、接していても良い。従って、糸幅が約3mmの糸を3本用いる代わりに、糸幅が9mmの糸を用いても良い。但し、本実施形態では、図1から判る通り、糸幅が約3mmの糸を3本用いたことから、3本の糸が固まっているとは言うものの、現実的には、縦糸間に、僅かな隙間、例えば1mm程度の隙間が設けられている。このような僅かと雖も隙間の有る方が、該隙間を介してひび割れ抑制材の両側のセメント組成物同士が一体化するので、ひび割れ抑制の観点から好ましかった。図1中、左側から1,2,3番目の糸が固まって縦方向に設けられ、4番目の糸が3番目の糸とは約17〜19mmの間隔を開けて縦方向に設けられ、そして4,5,6番目の糸が、また、同様に固まって縦方向に設けられ、又、7番目の糸が6番目の糸とは約17〜19mmの間隔を開けて縦方向に設けられ、そして7,8,9番目の糸が、また、同様に固まって縦方向に設けられた。更に、図1における右側に、同様に、糸が配置された。横方向(図1中、左右方向)には、ガラス繊維(耐アルカリ性のガラス繊維)製の糸(糸幅:約2.3mm、糸厚:約0.5mm、糸長:約155mm)1本が約30〜32mmの間隔(図1中、上下方向において約30〜32mmの間隔)を開けて設けられている。この横方向の糸は、上記縦方向の糸(3本の糸)に対して、順に、裏・表となるように配されている。すなわち、左から1,2,3番目の縦糸の上(表面上)に横糸が配されているとすると、左から4,5,6番目の縦糸の下(裏面下)に横糸が配され、そして左から7,8,9番目の縦糸の上(表面上)に横糸が配され、次の10,11,12番目の縦糸の下(裏面下)に横糸が配されている。以下同様である。又、上記の横糸に隣接する横糸は、左から1,2,3番目の縦糸の下(裏面下)に横糸が配されているとすると、左から4,5,6番目の縦糸の上(表面上)に横糸が配され、そして左から7,8,9番目の縦糸の下(裏面下)に横糸が配され、次の10,11,12番目の縦糸の上(表面上)に横糸が配されている。以下、同様である。上記の上下関係は、3本の糸が一塊では無く、1本1本が順に交互と言った形態でも差し支え無い。縦糸や横糸は複数の繊維で出来ており、従って縦糸と横糸との交点においては、縦糸の間を横糸が抜けるようになっている。すなわち、縦糸の繊維間を横糸が抜けるように縦糸と横糸とは編まれている。そして、縦糸と横糸との交点には樹脂が含浸させられていて、縦糸と横糸とは交点でズレが起きないように互いに接着されている。上記の如くに縦糸と横糸とが編まれていることから、縦糸と横糸との4個の交点で形成される開口部(窓部)は、その形状が、略長方形(長手方向寸法:30〜32mm、短手方向寸法:約17〜19mm)である。そして、(前記第1の糸の引張剛性)/(前記第2の糸の引張剛性)は約5.5であった。
2a,2bは型枠である。尚、2aは木枠であり、2bは鉄製型枠である。
3は無筋コンクリート層である。この無筋コンクリート層3は鉄筋コンクリート層の表層に設けられたものである。尚、図2中、符号4で示す部分は、無筋コンクリート層であっても良く、鉄筋コンクリート層であっても良い。すなわち、打設直後で未だ固化していない状態のコンクリート層(無筋コンクリート層、或いは鉄筋コンクリート層)4の表面に、ネット1が配置され、この直後にコンクリートが打設されて無筋コンクリート層3が構成されたものである。この無筋コンクリート層3は、厚さが2cmであった。無筋コンクリート層3を構成するコンクリートに含まれた最大骨材の直径は2cmであった。従って、T(耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚)/G(無筋コンクリート層3を構成するコンクリートにおける骨材の最大骨材の大きさ)は1であった。
次に、工法について説明する。
先ず、図示されて無いが、所定の配筋が行われた。又、型枠2a,2bが設けられた。この後、型枠2a,2b内の鉄筋配置部分の型枠内にコンクリートが打設された。これにより、固化していないものの、鉄筋コンクリート層4が構成された。
鉄筋コンクリート層4が未固化の状態時に、鉄筋コンクリート層4表面に、図2(a)に示される如く、2枚のネット1,1が所定のパターンで配置された。すなわち、25cm幅のネット1と25cm幅のネット1との間の寸法(内寸法)が50cmであるよう、かつ、25cm幅のネット1の外縁と木枠2a内縁との寸法が25cmであるように配置された。
この後、即ち、鉄筋コンクリート層4のコンクリートが未固化の状態において、コンクリートが打設され、無筋コンクリート層3が構成された。このコンクリート打設後に、振動機によって締固めがおこなわれた。この時のかぶり厚Tは2cmであった。この時に用いられた無筋コンクリート層3を構成するコンクリートにおける骨材の最大骨材の大きさ(打設コンクリート層3における最大骨材の上下方向における寸法:最大骨材を球形とした場合、前記寸法は前記球形における直径)は2cmであった。すなわち、大きさが2cmの最大骨材が用いられたコンクリートが打設されて無筋コンクリート層3が構成されたものである。
上記実施例1に準じて行われた。上記実施例1ではネット1のかぶり厚Tが2cm(T/G=1)であったが、本実施例2ではかぶり厚Tが10cm(T/G=5)であった。かぶり厚が異なる以外は同様に行われた。
上記実施例1に準じて行われた。上記実施例1ではネット1のかぶり厚Tが2cm(T/G=1)であったが、本実施例3ではかぶり厚Tが15cm(T/G=7.5)であった。かぶり厚が異なる以外は同様に行われた。
上記実施例1に準じて行われた。上記実施例1ではネット1のかぶり厚Tが2cm(T/G=1)であったが、本実施例4ではかぶり厚Tが25cm(T/G=12.5)であった。かぶり厚が異なる以外は同様に行われた。
上記実施例1に準じて行われた。本実施例5ではネット1のかぶり厚Tが2cmであったが、無筋コンクリート層3を構成するコンクリートにおける骨材の最大骨材の大きさが1.5cmであった。従って、T/G=1.33であった。
上記実施例1に準じて行われた。本実施例6ではネット1のかぶり厚Tが15cmであったが、無筋コンクリート層3を構成するコンクリートにおける骨材の最大骨材の大きさが1.5cmであった。従って、T/G=10であった。
実施例7は、25cm幅のネット1と25cm幅のネット1との間の寸法(内寸法)が75cmであるよう、かつ、25cm幅のネット1の外縁と木枠2a内縁との寸法が12.5cmであるように配置された以外は、実施例1に準じて行われた。
上記実施例1に準じて行われた。上記実施例1ではネット1のかぶり厚Tが2cm(T/G=1)であったが、本比較例1ではかぶり厚Tが28cm(T/G=14)であった。かぶり厚が異なる以外は同様に行われた。
上記実施例1に準じて行われた。上記実施例1ではネット1のかぶり厚Tが2cm(T/G=1)であったが、本比較例2ではかぶり厚Tが1.6cm(T/G=0.8)であった。かぶり厚が異なる以外は同様に行われた。
上記実施例1に準じて行われた。但し、本比較例3はネット1が全く用いられなかった例である。
上記実施例1〜実施例8で得られた無筋コンクリート構造体、及び上記比較例1〜比較例3で得られた無筋コンクリート構造体について、各種の特性が調べられたので、その結果が表1に示される。ひび割れの観察は、無筋コンクリート打設6カ月経過後に行われた。
表1
T/G 作業性 ひび割れ特性
ひび割れ 最大ひび割れ幅 ひび割れ本数
実施例1 1 優 無 − 0
実施例2 5 優 有 0.01mm 1本
実施例3 7.5 優 有 0.02mm 1本
実施例4 12.5 優 有 0.05mm 1本
実施例5 1.33優 無 − 0
実施例6 10 優 有 0.04mm 1本
実施例7 1 優 無 − 0
比較例1 14 優 有 0.10mm 1本
比較例2 0.8 悪 有 0.06mm 1本
比較例3 − 優 有 0.30mm 1本
*作業性:コンクリート充填性
*ひび割れ箇所はネット1とネット1との間の中央部であった。
表1から、本発明になるものは、ひび割れが大幅に抑制されていることが判る。特に、T(耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚)/G(無筋コンクリート層3を構成するコンクリートにおける骨材の最大骨材の大きさ)が1〜12.5であるようにさせたから、ひび割れ特性を大幅に向上させることが出来た。尚、ひび割れ特性の改善度は、T/Gが7.5以下の場合に一層大きいことも判る。
これに対して、比較例1から判る通り、T/Gが12.5を越えていた場合には、ネット1が設けられていても、ひび割れ特性の改善度が小さかった。これは、ネット1の埋設深さが深すぎる為、ネット1による無筋コンクリート層3における表層部でのコンクリート収縮歪を抑制する効果が小さかった為であると推察された。
それでは、ネット1の埋設深さが浅ければ良いかと言うと、そうでもなかった。すなわち、ネット1の埋設深さが浅すぎた場合、比較例2から判る通り、埋設されたネット1がネット1上部に存した骨材によって、恰も、部分的に押し込まれたかの如くになり、配設されたネット1に凸凹が出来てしまい、ネット1の平坦性(水平性)が失われた結果、ネット1によるコンクリート収縮歪を抑制する効果が小さくなった為であろうと推察された。
又、本発明のネット1が用いられた場合、ネット1の開口面積が大きいことから、コンクリート充填性が良いものであった。かつ、ネット1の上下のコンクリートの一体性が高い。例えば、特許文献1の如きのシートが用いられた場合には、コンクリート充填性が悪いと考えられる。
又、本発明にあっては、ネット1を配置した後、無筋コンクリートを構成する為の生コンクリートを流し込むに過ぎないから、作業性が非常に高い。
1 耐アルカリ性ガラス繊維製ネット
3 無筋コンクリート層

Claims (10)

  1. 無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法であって、
    耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設される
    ことを特徴とする無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法。
    式(1)
    1≦T/G≦12.5
    T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
    G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ
  2. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが75cm以内の間隔を開けて設けられる
    ことを特徴とする請求項1の無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法。
  3. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、その幅が10cm〜50cmである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法。
  4. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、第1の糸と該第1の糸より長さが長い第2の糸とが用いられてネット状に構成されたものであり、(前記第1の糸の引張剛性)/(前記第2の糸の引張剛性)=1.5〜30である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの無筋コンクリートにおけるひび割れ抑制方法。
  5. 無筋コンクリートであって、
    耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが下記式(1)を満足するよう配設されてなる
    ことを特徴とする無筋コンクリート。
    式(1)
    1≦T/G≦12.5
    T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
    G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ
  6. 鉄筋コンクリートの表層に設けられてなる無筋コンクリートである
    ことを特徴とする請求項5の無筋コンクリート。
  7. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが75cm以内の間隔を開けて設けられる
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6の無筋コンクリート。
  8. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、その幅が10cm〜50cmである
    ことを特徴とする請求項5〜請求項7いずれかの無筋コンクリート。
  9. 耐アルカリ性ガラス繊維製ネットは、第1の糸と該第1の糸より長さが長い第2の糸とが用いられてネット状に構成されたものであり、(前記第1の糸の引張剛性)/(前記第2の糸の引張剛性)=1.5〜30である
    ことを特徴とする請求項5〜請求項8いずれかの無筋コンクリート。
  10. 請求項5〜請求項9いずれかの無筋コンクリートの構築方法であって、
    型枠内にコンクリートが充填される第1コンクリート充填工程と、
    前記第1コンクリート充填工程の後、該コンクリート層の表面に耐アルカリ性ガラス繊維製ネットが配置される耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程と、
    前記耐アルカリ性ガラス繊維製ネット配置工程の後、該耐アルカリ性ガラス繊維製ネット上にコンクリートが充填されて下記式(1)を満足する無筋コンクリート層が形成される第2コンクリート充填工程
    とを具備することを特徴とする無筋コンクリートの構築方法。
    式(1)
    1≦T/G≦12.5
    T=耐アルカリ性ガラス繊維製ネットのかぶり厚
    G=無筋コンクリート層を構成するコンクリートにおける最大骨材の大きさ

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