JP2012128010A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メインミラーの振動を効率的に減衰させることができる撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮影装置10は、メインミラー31と、第1層342、第2層343、及び制御信号により粘度が変化する制振材料を含むとともに第1層342と第2層343との間に介在する制振層344からなる三層構造341を有するメインミラー保持部34を含み、メインミラー31を移動させる駆動機構33と、メインミラー31がミラーアップ又はミラーダウンした際に、駆動機構33又はメインミラー31と衝突してメインミラー31を位置決めする当接部21と、メインミラー31の振動を抑制可能な粘度を制振材料に対して与える制御信号に関する信号情報を記憶する記憶部52と、記憶部52に記憶された信号情報を用いて、制御信号を制振材料に与える制御部50と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮影装置に関するものである。
撮影装置は、撮影光路から退避するミラーアップ状態と、撮影光路内に配置されるミラーダウン状態との間で移動するメインミラーを備えている。メインミラー又はメインミラー保持部は、ミラーアップ又はミラーダウンした際に、メインミラーを位置決めするための当接部に衝突する。そのため、メインミラーは、当接部への衝突により振動する。
従来、当接部との衝突により生じたメインミラーの振動を減衰させるために、メインミラーとメインミラーを保持するメインミラー保持部との間に、振動吸収部材を備える撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−189539号公報
しかし、撮影装置の機種ごとに、メインミラーやメインミラー保持部材の形状、大きさ、材質などが異なるため、メインミラーの振動の特性が異なる可能性がある。そのため、特許文献1の振動吸収部材では、好適にメインミラーの振動を減衰させることができない可能がある。
本発明の課題は、メインミラーの振動を効率的に減衰させることができる撮影装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、撮影光路から退避するミラーアップ状態と、該撮影光路内に配置されるミラーダウン状態との間で移動するメインミラー(31)と、第1層(342)、第2層(343)、及び制御信号により粘度が変化する制振材料を含むとともに該第1層(342)と該第2層(343)との間に介在する制振層(344)からなる三層構造(341)を有するメインミラー保持部(34)を含み、前記メインミラー保持部(34)を駆動して前記メインミラー(31)を移動させる駆動機構(33)と、前記メインミラー(31)がミラーアップ又はミラーダウンした際に、前記駆動機構(33)又は前記メインミラー(31)と衝突して前記メインミラー(31)を位置決めする当接部(21)と、前記当接部(21)との衝突により生じた前記メインミラー(31)の振動を抑制可能な粘度を前記制振材料に対して与える前記制御信号に関する信号情報を記憶する記憶部(52)と、前記記憶部(52)に記憶された前記信号情報を用いて、前記制御信号を前記制振材料に与える制御部(50)と、を備えることを特徴とする撮影装置(10)である。
請求項2に記載の発明は、撮影光路から退避するミラーアップ状態と、該撮影光路内に配置されるミラーダウン状態との間で移動するメインミラー(31)と、メインミラー保持部(34)を含み、前記メインミラー保持部(34)を駆動して前記メインミラー(31)を移動させる駆動機構(33)と、第1層(342)、第2層(343)、及び制御信号により粘度が変化する制振材料を含むとともに該第1層(342)と該第2層(343)との間に介在する制振層(344)からなる三層構造(341)を有し、前記メインミラー(31)がミラーアップ又はミラーダウンした際に、前記駆動機構(33)又は前記メインミラー(31)と衝突して前記メインミラー(31)を位置決めする当接部(21)と、前記当接部(21)との衝突により生じた前記メインミラー(31)の振動を抑制可能な粘度を前記制振材料に対して与える前記制御信号に関する信号情報を記憶する記憶部(52)と、前記記憶部(52)に記憶された前記信号情報を用いて、前記制御信号を前記制振材料に与える制御部(50)と、を備えることを特徴とする撮影装置(10)である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の撮影装置(10)であって、前記当接部(21)は、前記三層構造(341)を有すること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮影装置(10)であって、前記当接部(21)は、前記ミラーアップ状態において前記駆動機構(33)又は前記メインミラー(31)が当接する第1当接部(22)、又は前記ミラーダウン状態において前記駆動機構(33)又は前記メインミラー(31)が当接する第2当接部(23)であること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮影装置(10)であって、前記メインミラー(31)の移動により連動して移動するサブミラー(32)を備え、前記駆動機構(33)は、前記三層構造(341)を有するサブミラー保持部(35)を有すること、を特徴とする撮影装置(10)である。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮影装置(10)であって、前記制振材料は、電気粘性流体又は磁気粘性流体であること、を特徴とする撮影装置(10)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、メインミラーの振動を効率的に減衰させることができる撮影装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を適用したカメラのメインミラーがミラーダウン状態にある場合の断面図である。 本発明の一実施形態を適用したカメラのメインミラーがミラーアップ状態にある場合の断面図である。 ミラーユニットの全体構成を示す斜視図である。 メインミラーがメインミラー保持部に保持されている状態を示す断面図である。 三層構造を有するメインミラー保持部を示し、(a)は、メインミラー保持部の電極に電圧が印加されていない状態を示す図、(b)は、メインミラー保持部の電極に電圧が印加された状態を示す図である。 三層構造を有するメインミラー保持部を示し、(a)は、メインミラー保持部が振動していない状態を示す図、(b)は、メインミラー保持部の振動が減衰する状態を示す図である。 ミラー駆動機構の制御構成を示すブロック図である。 メインミラーの振動を抑制可能な制振材料に与える制御信号の一例を示す図であって、(a)は、メインミラーの振動波形、(b)は、制振材料に与えられる電圧波形を示す図である。 (a)及び(b)は、他の実施形態を示す図であって、制振材料を磁気粘性流体(MR流体)により構成する場合を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態を適用したカメラのメインミラーがミラーダウン状態にある場合の断面図である。図2は、本発明の一実施形態を適用したカメラのメインミラーがミラーアップ状態にある場合の断面図である。図3は、ミラーユニットの全体構成を示す斜視図である。
なお、以下の図において、説明と理解を容易にするために、適宜直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Aを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラ10の位置(以下、通常の撮影位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向とする。また、通常の撮影位置において上側に向かう方向をY軸プラス方向、通常の撮影位置において被写体に向かう方向をZ軸プラス方向とする。
カメラ10は、デジタル一眼レフカメラであり、カメラ本体部11、液晶モニタ12、マウント部20、ミラーユニット30、ファインダ部40、測距センサ部60、シャッタ部70、撮像部80を備えている。
カメラ本体部11は、カメラ10の各部が固定されるメインフレームであり、被写体側の端面にマウント部20が設けられている。マウント部20には、撮影レンズや絞りユニットなどを備えた不図示のレンズ鏡筒が着脱自在に装着される。
液晶モニタ12は、カメラ本体部11の背面に設けられ、撮像部80で撮影した静止画像やライブビュー画像のほか、操作に関連した情報などを表示する液晶ディスプレイによって構成されている。
ミラーユニット30は、メインミラー31、サブミラー32及び後述のミラー駆動機構33を備えている。メインミラー31及びサブミラー32は、撮影時以外は定位置に保持されており、撮影時に所定方向に回動するように構成されている。このミラーユニット30は、マウント部20に装着された不図示のレンズ鏡筒を通過した被写体光が入射する位置に設けられ、被写体光をファインダ部40、又はシャッタ部70及び撮像部80に入射させる機能を備えている。
メインミラー31は、被写体光をファインダ部40に反射させる反射材であり、後述のメインミラー保持部34に保持されている。このメインミラー31の中央部には光の一部を透過させる特性を有する半透過ミラーが用いられている。メインミラー31は、被写体光の一部を透過させてサブミラー32に被写体光を入射させるようになっている。
サブミラー32は、メインミラー31を透過した被写体光の一部を測距センサ部60に反射させる反射材であり、後述のサブミラー保持部35に保持されている。サブミラー32は、サブミラー保持部35を介してメインミラー31に対して回動可能に取り付けられており、メインミラー31の移動により連動して移動する。サブミラー32は、その回動によりメインミラー31に折り畳まれた状態及びメインミラー31の裏側で起立した状態となる。
メインミラー31及びサブミラー32は、撮影前においては、図1に示す定位置であるミラーダウン状態にある。このミラーダウン状態において、メインミラー31及びサブミラー32は、被写体光をファインダ部40及び測距センサ部60へそれぞれ反射している。このうち、ファインダ部40への反射により、撮影者は、接眼ユニット17を通じて被写体を観察できる状態となる。
そして、静止画撮影のために不図示のレリーズボタンが押されると、後述するミラー駆動機構33によりメインミラー31が上方に回動してペンタプリズム16側へミラーアップし、それと連動するようにサブミラー32も上方に回動してメインミラー31に重なるように折り畳まれ、図2に示すミラーアップ状態に移動する。
これにより、被写体光がミラーユニット30の後側に配置されているシャッタ部70及び撮像部80に入射されて撮影が可能となる。そして、撮影終了後には、後述するミラー駆動機構33によりメインミラー31及びサブミラー32がともに下方に回動して、図1に示す定位置であるミラーダウン状態に復帰(移動)する。ミラー駆動機構33は、後述する制御部50によって駆動が制御される。
ミラー駆動機構33は、図3に示すように、メインミラー保持部34及びサブミラー保持部35を備える。ミラー駆動機構33は、不図示の撮影レンズから出射される被写体光が入射する位置に設けられている。
ミラー駆動機構33は、メインミラー保持部34及びサブミラー保持部35を駆動することで、メインミラー31を、不図示の撮影レンズと撮像部80とを結ぶ撮影光路内に光軸Aに対して約45°の姿勢で撮影光路内に配置されるミラーダウン状態(観察状態)、及び前記撮影レンズと撮像部80とを結ぶ撮影光路の上側(撮影光路外)に略水平に位置させて撮影光路から退避するミラーアップ状態(撮像状態)との間で移動させる。
メインミラー保持部34は、メインミラー31を保持する部材であり、図3に示すように、板状の底部34A及び板状の一対の枠部34B、34Bにより構成される。メインミラー保持部34の底部34Aは、外形がメインミラー31と略同じ大きさの略矩形形状であり、略中央において矩形形状の開口34Cを有している。一対の枠部34B、34Bは、ミラーダウン状態において、底部34Aの被写体光が入射する側の面(以後、表面という)側に、底部34AにおけるX軸方向の両方の外縁において表面側に立設されている。
メインミラー保持部34の底部34Aにおける表面側には、メインミラー31が配置されている。メインミラー31は、図4に示すように、一対の枠部34B、34Bの間において、メインミラー保持部34の開口34Cを塞ぐように接着剤311で固定されている。
図1及び図2に示すように、メインミラー保持部34は、メイン支軸36によりカメラ本体部11などに回動自在に支持されている。メイン支軸36には、コイルバネ等からなる不図示のリターンバネが設けられている。メインミラー保持部34は、このリターンバネによりメイン支軸36を中心として反時計回りに付勢されている。メインミラー保持部34は、ミラーアップ時にはリターンバネの付勢力に抗して上方に跳ね上がり、ミラーダウン時にはリターンバネの付勢力により下方に押し戻される。
メインミラー保持部34に保持されるメインミラー31は、ミラーアップ又はミラーダウンにおいて当接部21によって位置決めされる。具体的には、メインミラー31は、ミラーアップ状態ではアップ側受けピン22によって、ミラーダウン状態ではダウン側受けピン23によって、それぞれ位置が規制される。
本実施形態においては、メインミラー31が図1に示すミラーダウン状態から図2に示すミラーアップ状態に移動する際、前述のように、メインミラー保持部34が不図示のリターンバネの付勢力に抗して上方に跳ね上がる。これにより、メインミラー保持部34に保持されたメインミラー31は、その先端がアップ側受けピン22の第1当接面22Aに衝突して位置決めされる。すなわち、アップ側受けピン22は、メインミラー31がミラーアップした際に、メインミラー31と衝突してメインミラー31を位置決めする。
また、メインミラー31が図2に示すミラーアップ状態から図1に示すミラーダウン状態に移動する際、前述のように、メインミラー保持部34がリターンバネの付勢力により下方に戻される。これにより、メインミラー31は、メインミラー保持部34の先端がダウン側受けピン23の第2当接面23Aに衝突して位置決めされる。すなわち、ダウン側受けピン23は、メインミラー31がミラーダウンした際に、メインミラー保持部34と衝突してメインミラー31を位置決めする。
そして、メインミラー31は、ミラーアップ又はミラーダウンした際において、メインミラー31又はメインミラー保持部34が当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)に衝突することにより振動する。
ここで、メインミラー保持部34は、三層構造341(図4等参照)を有している。詳細については後述するが、この三層構造341は、衝突により生じたメインミラー保持部34の振動を効率よく減衰させることで、メインミラー31の振動を効率よく減衰させることができる。メインミラー保持部34の三層構造341については後述する。
サブミラー保持部35は、サブミラー32を保持する部材である。サブミラー保持部35は、サブ支軸37によりメインミラー保持部34に軸支されており、メインミラー保持部34に対して回動可能に取り付けられている。サブ支軸37には、トグルバネ等の不図示のリターンバネが設けられている。サブミラー保持部35は、このリターンバネによりサブ支軸37を中心として時計回り又は反時計回りに付勢されている。
サブミラー保持部35は、ミラーアップ時に、メインミラー保持部34に対する角度が所定角度未満になると、リターンバネにより時計回りに付勢され、図2に示すように、メインミラー保持部34と重なる位置まで回動する。また、ミラーダウン時に、メインミラー保持部34に対する角度が所定角度以上になると、リターンバネにより反時計回りに付勢され、図1に示すように、メインミラー保持部34から離れた所定位置まで回動してメインミラー31の裏側で起立した状態となる。
ファインダ部40は、ファインダスクリーン15、ペンタプリズム16及び接眼ユニット17を備えている。ファインダスクリーン15は、ミラーユニット30の上方に配置された光学部材であり、ミラーユニット30で反射された被写体光が結像することにより像が形成される。ファインダスクリーン15上の被写体光は、ペンタプリズム16によって接眼ユニット17に導かれる。これにより、撮影者はファインダ18を覗いて被写体光による像を観察することができる。
ペンタプリズム16は、ファインダスクリーン15の上方に配置され、ファインダスクリーン15上に結像された被写体光による像を接眼ユニット17へ出射するガラス製のプリズムにより構成されている。接眼ユニット17は、ペンタプリズム16から出射された被写体光が入射する位置に配置された光学部材であり、被写体光による像を所定の倍率に拡大する部分である。ファインダ18は、接眼ユニット17の後方側に配置された接眼光学系であり、撮影者が目視する部分である。
測距センサ部60は、サブミラー32で反射した被写体光を入射して、位相差検出方式により被写体光のデフォーカス量を検出する部分であり、不図示の集光レンズ、セパレータレンズ、ラインセンサにより構成されている。この測距センサ部60は、サブミラー32の下方に固定配置されている。測距センサ部60により検出された被写体のデフォーカス量に基づいて、不図示の合焦レンズ群により焦点調整が行われる。
シャッタ部70は、ミラーユニット30の後方に配置されており、撮影時におけるメインミラー31及びサブミラー32がミラーアップしたときに被写体光が入射される。シャッタ部70は不図示の複数のシャッタ羽根を備えており、レリーズボタンなどによる撮影指示に応じてシャッタ羽根を開閉させて、撮像部80に被写体光を入射する。
撮像部80は、被写体光による像を撮像する撮像手段であり、シャッタ部70を通過した被写体光が入射する位置に設けられている。撮像部80は、ローパスフィルタ81及び撮像素子82を備えている。撮像素子82は、ローパスフィルタ81の後方に規則的に配置されたフォトダイオード及びCCD又はCMOSなどで構成されている。
撮影者によってレリーズスイッチが操作されると、ミラーユニット30におけるメインミラー31及びサブミラー32が揺動して光路の上側にミラーアップし、被写体像光は撮像部80の撮像素子82へ到達可能となる。そして、シャッタ部70が所定時間(露光時間)開き、撮像素子82が像光に露光される。撮像部80は、撮像素子82によって像光を電気信号に変換し、その電気的な画像情報を画像処理回路が画像処理して、液晶モニタ12に画像として表示し、また、撮像画像情報をメモリに記憶(すなわち撮影)する。
次に、メインミラー保持部34の三層構造341について説明する。図4は、メインミラーがメインミラー保持部に保持されている状態を示す断面図である。図5は、三層構造を有するメインミラー保持部を示し、(a)は、メインミラー保持部の電極に電圧が印加されていない状態を示す図、(b)は、メインミラー保持部の電極に電圧が印加された状態を示す図である。図6は、三層構造を有するメインミラー保持部を示し、(a)は、メインミラー保持部が振動していない状態を示す図、(b)は、メインミラー保持部の振動が減衰する状態を示す図である。
メインミラー保持部34は、図4に示すように、第1層342、第2層343及び制振層344からなる三層構造341を有している。メインミラー保持部34は、底部34A及び枠部34Bの略全域において三層構造341を有している。
第1層342及び第2層343は、互いが所定距離だけ離間して重なるように対向して配置されている。第1層342は、メインミラー保持部34の表面側の層であり、第2層343は、メインミラー保持部34の裏面側の層である。第1層342及び第2層343は、略同じ大きさの導電体からなる金属板により形成され、電圧を印加可能な電極を構成する。第1層342と第2層343との間には、制振層344が介在している。
制振層344は、後述する制御部50の制御信号により粘度が変化する制振材料を含んで構成される。制振材料としては、電気粘性流体(ER流体:Electrorheological Fluid)や磁気粘性流体(MR流体:Magnetorheological fluid)が挙げられる。本実施形態においては、制振材料は、電気粘性流体(ER流体)により構成される。そのため、図5に示すように、第1層342及び第2層343における互いに対向する外縁は、制振層344を構成する電気粘性流体の外部への流出を防止するためのシール部材345によりシール処理が施されている。
電気粘性流体(ER流体)には、専用流体(均一系、例えば液晶など)と、絶縁体の微粒子を絶縁流体に加えた流体(分散系)とがある。本実施形態における電気粘性流体(ER流体)は、分散系であり、例えば、平均数μm程度の絶縁体の微粒子(ガラスビーズ、コンスターチなど)346を絶縁液体(機械オイル、シリコンオイル、流動パラフィンなど)347に加えることにより構成された流体である。電気粘性流体(ER流体)は、電場が印加又は除去されることによって粘度を変化させることができる。
図5(a)及び(b)に示す三層構造341における第1層342と第2層343とからなる電極には、粘度可変回路部38により電圧を印加可能である。
図5(a)に示す第1層342と第2層343とからなる電極に電圧が印加されていない状態から図5(b)に示す第1層342と第2層343とからなる電極に電圧が印加されると、電極間に配置される電気粘性流体(ER流体)には、電場が印加される。電気粘性流体(ER流体)は、電気粘性流体(ER流体)に印加された電場に反応して、分散した微粒子346が静電誘導により電極間に鎖状のクラスタを形成する。そして、この鎖状のクラスタが電気粘性流体(ER流体)の流動抵抗となるため、電気粘性流体(ER流体)の流動が妨げられる。これにより、第1層342と第2層343とからなる電極に電圧を印加することで、電気粘性流体(ER流体)の粘度を高くすることができる。
また、電場の強さにより微粒子346のクラスタの結合状態が変化するため、電極間に印加する電圧を後述する制御部50により制御することで、電気粘性流体の粘度の高さを制御することができる。ここで、電極間に印加される電圧を大きくすると、電気粘性流体の粘度を高くすることができる。また、電極間に印加される電圧を小さくすると、電気粘性流体の粘度を低くすることができる。
そして、制振材料としての電気粘性流体(ER流体)の粘度を変化させることで、メインミラー保持部34の振動を効率よく減衰させることができる。
具体的には、三層構造341は、第1層342と第2層343とにより、制振層344を挟み込んでいる。制振層344は、粘度を変化可能な流動性の制振材料を含んでいる。
図6(a)に示す状態のメインミラー保持部34が図6(b)に示すように振動した場合に、制振層344の制振材料の粘度を、最も効率的に振動を減衰させることができる粘度になるように高くする。ここで、制振材料は、振動により弾性変形するとともに、制振層344と第1層342との間、及び制振層344と第2層343との間において互いの動きを拘束している。これにより、第1層342、第2層343及び制振層344は、メインミラー保持部34の振動を互いに吸収しあって効率よく振動を減衰させることができる。なお、制振層344の制振材料の粘度は、メインミラー31やメインミラー保持部34の振動の状態に応じて、後述の制御部50により、最も効率的に振動を減衰させることができる最適な粘度に適宜調整することができる。
また、前述のように、サブミラー保持部35は、メインミラー保持部34に取り付けられているため、衝突により生じたメインミラー31の振動が伝達される。また、サブミラー保持部35に保持されたサブミラー32にも、衝突により生じたメインミラー31の振動が伝達される。本実施形態においては、メインミラー保持部34は、前述のように三層構造341を有している。そのため、メインミラー保持部34の三層構造341がメインミラー保持部34の振動を効率よく減衰させることで、メインミラー保持部34だけでなく、メインミラー31、サブミラー保持部35及びサブミラー32の振動を全体的に短時間に減衰させることができる。
次に、ミラー駆動機構33の制御ブロックについて説明する。図7は、ミラー駆動機構の制御構成を示すブロック図である。図8は、メインミラーの振動を抑制可能な制振材料に与える制御信号の一例を示す図であって、(a)は、メインミラーの振動波形、(b)は、制振材料に与えられる電圧波形を示す図である。
制御部50は、図7のブロック図に示すように、後述の記憶部52に記憶された信号情報を用いて、第1層342及び第2層343からなる電極に印加する電圧波形である制御信号を、粘度可変回路部38を介して制振材料に与えることが可能である。
本実施形態において、第1層342及び第2層343からなる電極に印加する制御信号(電圧波形)は、事前の解析結果等に基づいて電圧波形として算出して記憶部52に記憶されている。制御部50は、この信号情報を用いて、電極に印加する制御信号の大きさ及び印加時間を、適宜経時的に変化させることができる。これにより、メインミラー31の経時的な振動の変化(振動波形)に応じて、制振材料の粘度を最も効率的に振動を減衰させることができる最適な粘度に経時的に変化させることができる。
例えば、制御部50は、当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)に衝突した直後のメインミラー31における最も大きな振幅の振動を減衰させる電圧を所定時間だけ印加する。その後、メインミラー31の振動の振幅が小さくなったら、振幅の動作に合わせて印加する電圧を適宜調整することで、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。なお、電極に電圧が印加されてから電気粘性流体(ER流体)が最も効率的に振動を減衰させることができる粘度になるまでの反応時間は、約10mS程度である。そのため、解析結果等に基づく粘度を経時的に変化させる調整を容易に行うことができる。
なお、第1層342及び第2層343からなる電極への電圧の印加は、制振材料の粘度が所定の粘度になるまでの反応時間を考慮して、少なくともメインミラー31又はミラー駆動機構33が当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)に当接する際に、制振材料が最も効率的に振動を減衰させることができる粘度になっていればよい。
記憶部52は、アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23とメインミラー31又はメインミラー保持部34との衝突により生じたメインミラー31の振動を抑制可能な粘度を制振材料に対して与える制御信号に関する信号情報(電圧波形)を記憶している。具体的には、記憶部52に記憶される信号情報として、減衰させたいメインミラー31やメインミラー保持部34の振動の固有振動数や振幅などを考慮して、事前の実験などの解析結果に基づいて最も効果的に振動が減衰される信号情報(電圧波形)が記憶される。
例えば、図8(a)に示すように、メインミラー31の振動は、当接部21への衝突の直後が最も大きく、その後に徐々に減衰する振動波形を有している。そして、図8(b)に示すような階段状に徐々に減衰する制御信号に関する信号情報(電圧波形)を制振材料に与えることでメインミラー31の振動を効率的に減衰できるという解析結果を得ている。この場合には、記憶部52には、その制御信号に関する信号情報(電圧波形)を記憶させる。
次に、メインミラー31、サブミラー32及びミラー駆動機構33の動作について説明する。ここでは、被写体を高速連写撮影する場合の動作について説明する。
まず、図1に示すミラーダウン状態において、撮影者により不図示のレリーズボタンが押されると、メインミラー31及びサブミラー32は、ミラー駆動機構33によりミラーアップ状態になるように駆動される。これにより、図2に示すように、メインミラー31及びサブミラー32がミラーアップにより上方に跳ね上がり、メインミラー31は、光軸A(光路)から退避してアップ側受けピン22に衝突する。
このメインミラー31のアップ側受けピン22への衝突により、メインミラー31、メインミラー保持部34、サブミラー保持部35及びサブミラー32は、振動する。
ここで、メインミラー保持部34の三層構造341における第1層342及び第2層343からなる電極へ印加される電圧は、制御部50に与えられる制御信号により制御されている。そのため、三層構造341の制振層344の制振部材の粘度は、メインミラー31がアップ側受けピン22に衝突する際には、制御部50により制御信号に基づいて最も効率的に振動を減衰させることができる粘度になっている。
これにより、メインミラー保持部34は、メインミラー31がアップ側受けピン22に衝突することにより生じたメインミラー31の振動を減衰させることができる。特に、記憶部52は、メインミラー31の振動を抑制可能な粘度を制御材料に対して与える制御信号に関する信号情報を記憶している。そのため、制御部50は、記憶部52に記憶される信号情報に基づいて、メインミラー31に生じた振動を効率よく減衰させることができる。従って、アップ側受けピン22との衝突により生じたメインミラー31の振動を効率よく短時間に減衰させることができる。
そして、メインミラー31の振動の大きさが所定量以下になったミラーアップ状態で、シャッタ部70が開くことにより、入射した被写体光が撮像部80に導かれ、被写体光による像が撮像される。ここで、メインミラー保持部34の三層構造341によりメインミラー31の振動を短時間に減衰させることができるため、被写体光による像が撮像されるまでの時間を短くすることができる。
次に、シャッタ部70が閉じて撮像部80による撮像が終了すると、次の撮像のための焦点調整を行うため、ミラー駆動機構33によりメインミラー31がミラーダウン状態になるように駆動される。これにより、メインミラー31及びサブミラー32は、ミラーダウンして下方に押し戻されて、メインミラー保持部34は、ダウン側受けピン23に衝突する。
このメインミラー保持部34のダウン側受けピン23への衝突により、メインミラー31及びサブミラー32は、振動する。
ここで、メインミラー保持部34の三層構造341における第1層342及び第2層343からなる電極へ印加される電圧は、制御部50に与えられる制御信号により制御されている。そのため、三層構造341の制振層344の制振部材の粘度は、メインミラー保持部34がダウン側受けピン23に衝突する際には、制御部50による制御信号により最も効率的に振動を減衰させることができる粘度になっている。これにより、前述のミラーアップの際に生じたメインミラー31の振動を効率よく減衰することができることと同様に、メインミラー31がダウン側受けピン23へ衝突することにより生じたメインミラー31の振動を効率よく短時間に減衰させることができる。
また、メインミラー保持部34の振動を減衰させることで、メインミラー保持部34に取り付けられたサブミラー保持部35の振動を減衰させることができるとともに、サブミラー保持部35に保持されたサブミラー32の振動を減衰させることができる。
振動が減衰されたメインミラー31は、図1に示すように、光軸A(光路)上に配置されている。また、サブミラー32は、サブミラー保持部35の回動により、リターンバネにより反時計回りに付勢されているため、メインミラー保持部34から離れた所定位置に配置されている。
そして、メインミラー31及びサブミラー32の振動が所定量以下になった状態で、次の撮像のために、測距センサ部60は、被写体光のデフォーカス量を検出する。ここで、メインミラー保持部34の三層構造341によりメインミラー31及びサブミラー32の振動を短時間に減衰させることができるため、測距センサ部60による被写体光のデフォーカス量を検出するまでの時間を短くすることができる。
以上のように、メインミラー31及びサブミラー32の振動を短時間に減衰させることができるため、高速連写撮影を行うことができる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)制御部50は、記憶部52に記憶された情報を用いて、当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)との衝突により生じたメインミラー31の振動を抑制可能な粘度を、三層構造341の制振材料に対して与えることができる。これにより、メインミラー31やメインミラー保持部34が当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)との衝突により生じたメインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。
(2)また、メインミラー31の振動は、メインミラー31の形状や大きさ、メインミラー保持部34の形状や大きさにより、カメラの機種ごとにより異なる。しかし、本実施形態によれば、メインミラー31やメインミラー保持部34の振動特性に対応した制御信号を制振材料に与えることで、制振材料の粘度を変化させることが可能である。そのため、粘度を変化させることができない振動吸収部材などを使用する場合に比べて、メインミラー31及びメインミラー保持部34の様々な形状により生じる様々な振動特性に対応して振動を効率的に減衰させることができる。
(3)また、制振材料の粘度を経時的に変化させることができるので、メインミラー31の振動を効率よく経時的に減衰させることができる。これにより、当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)との衝突により生じたメインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。
(4)また、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることで、メインミラー31の振動が許容範囲に減速させるまでの時間を短くすることができる。そのため、高速連写撮影に対応することができる。
(5)また、サブミラー32は、サブミラー保持部35を介してメインミラー保持部34に取り付けられている。そのため、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることにより、サブミラー32の振動を効率的に減衰させることができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)前述の実施形態では、三層構造341を有するメインミラー保持部34とした。しかし、これに加えて、三層構造341を有するサブミラー保持部35を更に備えていてもよい。この場合、サブミラー保持部35が三層構造341を有することにより、メインミラー保持部34がメインミラー31の振動を効率的に減衰させることができると共に、サブミラー保持部35がサブミラー32の振動を効率的に減衰させることができる。これにより、ミラー駆動機構33の全体の振動を効率的に減衰させて、メインミラー31及びサブミラー32の振動を一層効率的に減衰させることができる。
(2)また、前述の実施形態では、メインミラー保持部34が三層構造341を有する構成とした。しかし、これに限らず、メインミラー保持部34が三層構造341を有することに代えて、当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)が三層構造341を有していてもよい。
この場合、当接部21(アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23)が三層構造を有することにより、メインミラー31又はメインミラー保持部34がアップ側受けピン22又はダウン側受けピン23に衝突する際に、制振材料の粘度を変化させることで、メインミラー31の振動を当接部21により吸収させることができる。これにより、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。
また、メインミラー31又はメインミラー保持部34は、アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23に衝突して振動が吸収された後に、跳ね返され、リターンバネの付勢力により、再び、アップ側受けピン22又はダウン側受けピン23に衝突する可能性がある。ここで、メインミラー31又はメインミラー保持部34に再度衝突する際の制振材料の粘度を、残留した振動特性に応じて効果的に変化させることができる。これにより、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。
(3)また、前述の実施形態では、制振層344における制振材料を電気粘性流体(ER流体)とした。しかし、これに限らず、制振層344の制振材料は、磁気粘性流体(MR流体:Magnetorheological fluid)であってもよい。図9(a)及び(b)は、他の実施形態を示す図であって、制振材料を磁気粘性流体(MR流体)により構成する場合を示す図である。
制振材料が磁気粘性流体(MR流体)の場合には、図9(a)及び(b)に示すように、第1層342及び第2層343を、例えば金属製の導電体やフェライトコア等の磁性体により構成する。そして、シール部材345の外周にコイル42を巻回することで、三層構造341は、全体として電磁石を構成する。これにより、コイル42に印加される電流を制御することで、磁場強度を変化させて、第1層342及び第2層343に介在される磁気粘性流体(MR流体)の粘度を制御部50により調整することができる。
この磁気粘性流体(MR流体)は、油系の溶媒中に高い透磁率を持つ鉄等の平均数μm程度の微粒子を一様に分散させた流体で、図9(a)の状態から図9(b)の状態にコイル42に電流を印加して発生する磁場が作用すると、鉄等の微粒子を磁化させて磁場方向に鎖状にクラスタを形成する。そして、磁気粘性流体(MR流体)は、この鎖状のクラスタが流動抵抗となることで、磁気粘性流体(MR流体)の流動が妨げられて粘度が高くなるように変化される。従って、制振層344における制振材料を磁気粘性流体(MR流体)とすることで、前述の電気粘性流体(ER流体)とした場合と同様に制振材料の粘度を変化させて、メインミラー31の振動を効率的に減衰させることができる。
(4)また、前述の実施形態では、アップ側受けピン22は、メインミラー31がミラーアップ状態に移動された際、メインミラー31と衝突する。しかし、これに限らず、アップ側受けピン22は、メインミラー保持部34に衝突する構成としてもよい。
また、ダウン側受けピン23は、メインミラー31がミラーダウン状態に移動された際、メインミラー保持部34と衝突する。しかし、これに限らず、ダウン側受けピン23は、メインミラー31に衝突する構成としてもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
10:カメラ、21:当接部、22:アップ側受けピン、23:ダウン側受けピン、30:ミラーユニット、31:メインミラー、32:サブミラー、33:ミラー駆動機構、34:メインミラー保持部、35:サブミラー保持部、50:制御部、52:記憶部、341:三層構造、342:第1層、343:第2層、344:制振層

Claims (6)

  1. 撮影光路から退避するミラーアップ状態と、該撮影光路内に配置されるミラーダウン状態との間で移動するメインミラーと、
    第1層、第2層、及び制御信号により粘度が変化する制振材料を含むとともに該第1層と該第2層との間に介在する制振層からなる三層構造を有するメインミラー保持部を含み、前記メインミラー保持部を駆動して前記メインミラーを移動させる駆動機構と、
    前記メインミラーがミラーアップ又はミラーダウンした際に、前記駆動機構又は前記メインミラーと衝突して前記メインミラーを位置決めする当接部と、
    前記当接部との衝突により生じた前記メインミラーの振動を抑制可能な粘度を前記制振材料に対して与える前記制御信号に関する信号情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記信号情報を用いて、前記制御信号を前記制振材料に与える制御部と、を備えることを特徴とする撮影装置。
  2. 撮影光路から退避するミラーアップ状態と、該撮影光路内に配置されるミラーダウン状態との間で移動するメインミラーと、
    メインミラー保持部を含み、前記メインミラー保持部を駆動して前記メインミラーを移動させる駆動機構と、
    第1層、第2層、及び制御信号により粘度が変化する制振材料を含むとともに該第1層と該第2層との間に介在する制振層からなる三層構造を有し、前記メインミラーがミラーアップ又はミラーダウンした際に、前記駆動機構又は前記メインミラーと衝突して前記メインミラーを位置決めする当接部と、
    前記当接部との衝突により生じた前記メインミラーの振動を抑制可能な粘度を前記制振材料に対して与える前記制御信号に関する信号情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記信号情報を用いて、前記制御信号を前記制振材料に与える制御部と、を備えることを特徴とする撮影装置。
  3. 請求項1に記載の撮影装置であって、
    前記当接部は、前記三層構造を有すること、
    を特徴とする撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮影装置であって、
    前記当接部は、前記ミラーアップ状態において前記駆動機構又は前記メインミラーが当接する第1当接部、又は前記ミラーダウン状態において前記駆動機構又は前記メインミラーが当接する第2当接部であること、
    を特徴とする撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮影装置であって、
    前記メインミラーの移動により連動して移動するサブミラーを備え、
    前記駆動機構は、前記三層構造を有するサブミラー保持部を有すること、
    を特徴とする撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮影装置であって、
    前記制振材料は、電気粘性流体又は磁気粘性流体であること、
    を特徴とする撮影装置。
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