JP2012127533A - ダクト型空気調和機の室内機 - Google Patents

ダクト型空気調和機の室内機 Download PDF

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Abstract

【課題】電装品を容易に十分冷却でき、また、電装品室内に水分が入らないようにしたダクト型空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】筐体内を左右に区画する仕切板106を設け、前面板102の裏面に仕切板の片端を固定し、熱交換器140の配管出口側に熱交換器を縦姿勢に保持させるための熱交側板141を配置し、該熱交側板の一端を背面板に固定し、熱交側板の他端と仕切板の他端を相互に固定して熱交側板と仕切板を一列に立設して区画壁とし、前記区画壁で区画された一側に送風装置150および熱交換器を配置する送風室120を形成し、前記区画壁で区画された他側に電装品室と配管室を形成し、配管室に吸込口に通じる開口を形成し、吸込口に吸い込まれる空気の一部を開口から配管室を経由して電装品室に導きさらに該電装品室から送風室に導く空気通路を形成した。
【選択図】図9

Description

本発明は、電装品室の冷却構造について改良を図ったダクト型空気調和機の室内機に関する。
従来のダクト型空気調和機の室内機として、天井裏に設置し、室内機本体内に送風ファンを備え、室内機本体内または外に電装品室を備え、電装品室内の発熱部品により発生した熱を冷却するため、天井裏の空気を電装品室に設けた吸込口から送風ファンによって吸引し、冷却するものがある。しかしながら、天井裏の雰囲気温度は最高で60℃程度になるので、電装品室内を十分に冷却することができない。この問題を解決するものとして、図12に示すように、室内機本体200の筐体210の内部に送風ファン220と熱交換器230を配置し、側面板211における送風ファン220の吸込口近傍に開口211aを設けておき、電装品室240の基板背面に通気孔(図示せず)を設けた突出部241を、その開口211aに合わせることで、その通気孔から突出部241内を通り抜ける室内機本体内で熱交換された空気により、電装品室240内の電装品を冷却するようにしたものがある(特許文献1)。
また、図13に示すように、送風装置310と熱交換器320を備えた室内機本体300の吸込口301の側に外気導入ユニット400を設けて、この外気導入ユニット400の室内空気吸込口401から室内空気を吸い込む他に、換気のために外気吸込口402から室内機本体300の外側の外気を吸い込み、全体の吸い込み量を調整するため、室内空気の吸い込み側に吸い込み量を調整する調整装置を設け、吸込空気の不足分を外気によって補うものが知られている(特許文献2)。
特開2009−030829号公報 特開2006−207955号公報
ところが、特許文献1では、電装品室240の基板の一部の背面だけを空気が通過することになり、電装品室240内に配置された発熱部品であるリアクタやコンデンサ等で発生した熱を冷却するには十分ではない。ここで特許文献1の従来技術である電装品室240に吸込口を設けて天井裏からの空気を吸い込むことが考えられるが、その場合は、電装品室240内に空気通路ができ発熱部品から発生した熱を冷却することはできるものの、先に説明したように天井裏は最高で60℃程度になるので、このような空気を吸い込んでも電装品室240内を十分に冷却はできない。また、特許文献1では、電装品室240の基板の一部が送風通路に開放されることになるため、熱交換器で発生した水分が電装品室240内に入る可能性があり、回路のショートや部品の損傷につながる恐れがある。
また、特許文献2では、外気を取り込んで換気するものであり、電装品を効果的に冷却することはできない。
本発明の目的は、電装品を容易に十分冷却でき、また、電装品室内に水分が入らないようにしたダクト型空気調和機の室内機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、少なくとも、吹出口を有する前面板と、吸込口を有する背面板と、底面板を兼ねるセーフティドレンパンと、全体の上面を覆う天板と、前記前面板の片端と前記背面板の片端を接続する側面板とで筐体を構成し、前記前面板の裏面に送風装置を固定し、前記背面側の裏面に熱交換器を配置して、室内機本体を構成したダクト型空気調和機の室内機において、前記筐体内を左右に区画する仕切板を設け、前記仕切板の片端を前記前面板の裏面に固定し、前記熱交換器の配管出口側に前記熱交換器を縦姿勢に保持するための熱交側板を配置し、該熱交側板の一端を前記背面板に固定し、前記熱交側板の他端と前記仕切板の他端を相互に固定し、前記熱交側板と前記仕切板を一列に立設して区画壁とし、前記区画壁で区画された一側に前記送風装置および前記熱交換器を配置する送風室を形成し、前記区画壁で区画された他側に電装品室と配管室を形成し、前記配管室に前記吸込口に通じる開口を形成し、前記吸込口に吸い込まれる空気の一部を前記開口から前記配管室を経由して前記電装品室に導きさらに該電装品室から前記送風室に導く空気通路を形成したことを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のダクト型空気調和機において、前記吸込口は、前記熱交側板により一方が送風室吸込口となり、他方が前記開口となるように区画したことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載のダクト型空気調和機の室内機において、前記電装品室を、前記仕切板に並行配置された電装品室側板と、該電装品室側板に対してL字形状に曲折して連続する電装品室背面板と、前記セーフティドレンパンに対して上げ底形状に配置された電装品室底面板と、前記電装品室を外部に対して閉じる電装品室蓋と、前記天板の一部と、前記前面板の一部とで閉じられる空間として構成し、且つ、前記電装品室底面板と前記前面板の一部との間に第1の隙間を形成し、前記配管室と前記電装品室底面板の底面との間に第2の隙間を形成し、前記電装品室側板と前記仕切板に相互に連通する通孔をそれぞれ形成し、前記空気通路が、前記配管室の前記開口、前記配管室の内部、前記第2の隙間、前記電装品室底面板の下面、前記第1の隙間、前記電装品室の内部、前記それぞれの通孔を順次経由する通路であることを特徴とする。
請求項4にかかる発明は、請求項1、2又は3に記載のダクト型空気調和機の室内機において、前記電装品室の前記通孔の近傍に、少なくともリアクタとコンデンサを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、吸込口から吸い込まれた空気の一部が、配管室の開口から電装品室に取り込まれ、送風室に吸引されるようにしたので、電装品室内に存在する発熱部品が効果的に冷却される。また、送風経路によって電装品室に水分が入ることを防止することもできる。
本実施例のダクト型空気調和機の室内機の配置の側面図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の斜視図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の天板を取り外した状態の平面図である。 図3のA−A線の断面図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の送風装置の組立の説明図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の天板を取り外した状態の電装品室と配管室の近傍の部分斜視図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の天板を取り外した状態の電装品室と配管室の部分平面図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の電装品室近傍のフレーム構成の説明図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の電装品冷却空気通路の説明のための部分斜視図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の背面図である。 本実施例のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の吸込空気取り込みの説明図である。 従来のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の一部分解斜視図である。 従来の別のダクト型空気調和機の室内機の室内機本体の一部分解斜視図である。
図1に本発明の1つの実施例のダクト型空気調和機の室内機の側面から見た取り付け状態を示す。1は室内機本体であり、その吸込口1aに吸込ダクト2Aの一端が取り付けられ、その吸込ダクト2Aの他端は吸込グリル3Aにより室内空間4に通じている。また、室内機本体1の吹出口1bに吹出ダクト2Bの一端が取り付けられ、その吹出ダクト2Bの他端は吹出グリル3Bにより室内空間4に通じている。室内機本体1は、天井空間5において、建屋の天井板6に床置き設置されている。室内機本体1は、建屋天井から吊り下げられる場合もある。
室内機本体1は、図2および図3に示すように、底面板を兼ねるセーフティドレンパン101と、吹出口1bを備えた前面板102と、吸込口1aを備えた背面板103と、前面板102と背面板103をつなぐ左側の側面板104と、天板105とによって、その筐体が構成されている。前面板102と、背面板103と、側面板104と、前面板102に取り付けられる仕切板106は、セーフティドレンパン101から立設し、筐体骨組αを形成している。セーフティドレンパン101は、筐体骨組αより一回り大きく、本体内の水を外部に漏らさないように周囲に枠101aを備えている。この枠101aと前面板102及び背面板103とを固定することで、筐体骨組αにセーフティドレンパン101が取り付けられている。そして、前面板102には吹出ダクト2Bを取り付ける吹出ダクト取付枠108が設けられ、背面板103には吸込ダクト2Aを取り付ける吸込ダクト取付枠107が設けられている。
室内機本体1の内部は、図3に示すように、仕切板106と後述する熱交側板141を一列に立設することによって区画壁βを構成し、その区画壁βで区画された一側が送風室120となり、他側が電装品室130と配管室160となる。仕切板106は、図5〜図7、図9に示すように、前面板102の裏面に、側面板104と並行な向きでその前面板102に直交するように、つまり上面から見てT字形状に片端が固定され、筐体内を左右に区画している。そして、電装品室130と配管室140は、その電装品室130の電装品室背面板131によって区画されている。送風室120内には、前面板102の吹出口1bの背面に送風装置150が直接取り付けられ、背面板103の近傍に熱交換器140が縦姿勢で配置されている。この構成により、送風装置150によって吸込口1aから吸い込まれる空気は、室内空間4から吸込グリル3Aと吸込ダクト2Aを通り、冷媒と熱交換器140で熱交換された後、吹出口1bから吹出ダクト2Bと吹出ダクト3Bを通過して、室内空間4に吹き出される。
熱交換器140は、筐体骨組αに固定するための熱交側板141を備えており、この熱交側板141の一方を仕切板106に、他方を背面板103に取付けることで、筐体骨組αに固定される。送風装置150は、回転軸151に送風ファン152を2台結合して構成され、回転軸151の片端にはモータ支持具153で支持されたモータ154を備え、他端には軸固定台155で支持された軸受具156を備える。送風ファン152は、その送風ファン152を囲い、それぞれ上下に分割でき、前面板102の吹出口1b内に開口するファンケーシング157を備える。モータ支持具153は、前面板102に取り付けるための取付基台158を備える。送風装置150は、軸固定台155、ファンケーシング157、取付基台158を前面板102に取り付けることで、前面板102に固定されている。
この送風装置150を組み立てる際は、まず、前面板102に対し、表面(本体外側)に、吹出ダクト取付枠108を、裏面(本体内側)に、仕切板106、軸固定台155、モータ支持具153を固定した取付基台158等を、それぞれ固定する。次に、前面板102の表面を底にして、モータ154、ファンケーシング157、軸受具156、回転軸151等を、それぞれ所定の位置に合わせて固定する。このとき、モータ154は、前面板102に対して、仕切板106の側に偏った位置に取り付けられる。そして、図5に示すように、天地を逆さにした天板105の上に、前面板102を起こす。天板105には、その天板105の補強および筐体骨組αを固定するための天板枠105aを備えている。この天板枠105aに前面板102を固定する。
このときは、まだ、側面板104は取り付けられていないため、前面板102は天板105の天板枠105aと固定されただけとなり、前面板102の裏面に取り付けられた重量の大きな送風装置150の影響により不安定となる可能性があるが、前面板102に対して上面から見てT字形状となるように仕切板106の片端が固定されているので、仕切板106が天板105で支持され、前面板102は安定して起きた状態を維持できる。さらに、仕切板106は、送風装置150のうち、最も重量が大きいモータ154側に偏った位置に取り付けているので、前面板102の荷重は仕切板106にバランスよくかかり、安定して縦姿勢を維持できる。同様に、背面板103に対し、表面(本体外側)に吸込ダクト取付枠107を、裏面(本体内側)に熱交換器140を取り付ける。熱交換器140は、その熱交換器140に備えられた熱交側板141の一側を背面板103に固定することで取り付けられる。前面板102が取り付けられた天板105内に背面板103を配置し、天板枠105aに背面板103を固定する。次に、熱交側板141の他側を仕切板106の前面板102と固定されない側に固定する。さらに、前面板102と背面板103を繋ぐように、側面板104を取り付け、続いて後述する電装品室130を構成する部材を取り付け、最後にセーフティドレンパン101を被せて取付けることにより、組立が完了する。
このように、組立途中では図5に示したように、送風装置150が仕切板106によって支えられるため、その他の部品の取り付けをスムーズに行うことができ、組立性が向上する。また、熱交側板141と仕切板106を一列に繋ぐことで、送風室120が電装品室130および配管室160から分離されているので、送風が電装品室130や配管等の影響をうけることなく、送風効率が向上し、吸い込んだ空気によって電装品室130が冷やされて結露することがない。
電装品室130は、図6〜図9でに示すように、2方を囲うように立設された上面から見てL字形状の一片の電装品室背面板131と他片の電装品室側板132と、その開放した一方の面(電装品室側板132の対面)を外部に対して閉じる電装品室蓋133と、他方の面(前面)を覆う前面板102の一部とで周囲が閉じられ、天板105の一部で上面が閉じられ、上げ底(図8参照)の電装品室底面板134で底面が閉じられた構成となっている。なお、電装品室背面板131には、引出線挿通用の2個の通孔131aが形成されているが、それぞれの通孔131aは引出線通過用の+形状の切り込みが形成されたゴムカバーで閉じられている。そして、電装品室側板132と仕切板106の間に装着された電装品室取付具135により、電装品室側板132と仕切板106が並列配置され、その間に間隔Xが形成されている(図6参照)。そして、電装品室130の内部にはリアクタ136やコンデンサ137やその他の電装品が取り付けられている。なお、リアクタ136やコンデンサ137は、前面板102とは逆の奥上方角部に配置されている。
この構成により、仕切板106の送風室120側の電装品室130近傍は熱交換された空気が流れており、電装品室130にはリアクタ136やコンデンサ137等の発熱部品があるため、送風室120と電装品室130には温度差があり、仕切板106に露が発生する場合もあるが、その場合は、仕切板106の電装品室130の側に露が付き、仕切板106についた露はセーフティドレンパン101に流れる。一方、電装品室130は、仕切板106から間隔Xだけ離れているため、送風機室120および仕切板106の温度の影響を受けず、電装品室130の外側に露が発生することはない。また、電装品室130が上げ底となっているため、セーフティドレンパン101に露が溜まっても、電装品への影響は無い。
熱交換器140は、セーフティドレンパン101に縦姿勢で配置されている。熱交換器140の配管出口側を支える熱交側板141は、一側を背面板103に固定され、他側を仕切板106に固定されている。また、熱交換器140は、その熱交換器140の底面とセーフティドレンパン101との間に熱交換器140の露を受けるドレンパン142を備え、このドレンパン142は熱交側板141の下を通って配管室160内まで配置され、配管室160の配管の露受けを兼ねている。
さらに、配管室160は、熱交換器140の配管部分を内包するように、熱交側板141と、その熱交側板141と一列に繋がれた仕切板106の一部と、電装品室130の電装品室背面板131と、背面板103の一部とで周囲が囲まれることで形成されている。この配管室160の開放面(側面)には、図2、図3、図6、図7および図11に示すように、着脱自在の配管室蓋161が取り付けられる。また、配管室蓋161には、メンテナンス用に開口(図示せず)が設けられていて、その開口は着脱自在の配管カバー162で閉じられるようになっている。さらに、配管室160内には、熱交換器140から伸びる冷媒配管163、サーミスタ164、電子膨張弁(図示せず)等が配置されている。サーミスタ164は、棒形状であって、銅板を折り曲げて形成した装着用の筒形状のサーミスタ取付カバーを備えており、冷媒配管163の冷媒温度を正確に検知できるように、その冷媒配管163にそのサーミスタ取付カバーによって取り付けられている。そして、室外機に対して冷媒を導出/導入する熱交換器140の外部接続配管165は、配管室蓋161および配管カバー162の切欠き部(図示せず)を通って引き出されている。
これにより、送風室120や電装品室130と区切られた配管室160内のサーミスタ取付カバーを備えたサーミスタ164は、熱交側板141とその熱交側板141と一列に繋がれた仕切板106とにより送風室120から分離されているため、熱交換器140を通る空気の影響を受けず、また、電装品室130と配管室160を区切る電装品室背面板131は、熱交側板141とその熱交側板141と一列に繋がれた仕切板106の繋ぎ目ではなく、仕切板106側に配置されているため、電装品室130の温度の影響を受けることがなく、冷媒配管163を流れる冷媒温度を正確に検知する。また、背面板103の吸込口1aから取り込まれて送風室120に至る空気は、配管室160の影響を受けずに、熱交換器140を通過した空気だけとなるため、効率のよい送風が可能となる。また、配管室蓋161は、天板105の側面や電装品室蓋133の上からネジ等で固定される(図11)ので、配管のメンテナンス時には、配管室蓋161の取り外し/取り付けが簡単となり、メンテナンスの作業性が向上する。また、配管室蓋161は、天板105の下に差し込むように構成することでも、同様な効果を得ることができる。
また、図9に示すように、電装品室130の電装品室側板132には、リアクタ136の上近傍(電装品室130の奥上方角部)に電装品室通孔132aが形成され、仕切板106にも、図5に示すように、この電装品室通孔132aに対応して連通する仕切板通孔106aが形成されている。なお、電装品室通孔132aと仕切板通孔106aとの間は、筒形状のガイド(図示せず)によって接続されている。さらに、吸込口1aの外枠となる吸込取付枠107は、熱交換器140のフィン面積部分よりも大きく、その熱交換器140の配管室160側の一部の配管部分までも含むような大きさに形成されている。これにより、背面板103の吸込口1aは、図11に示すように、熱交側板141により、一方を送風室吸込口1a1とし、他方を開口166とするように、区画されている。このため、図11に示すように、吸込ダクト2Aで吸い込まれた室内空気(たとえば、雰囲気温度35℃)の内のほとんどの空気流F1は吸込口1aから直接熱交換器140に吸い込まれるが、残りの空気流F2は配管室160の開口166から配管室160に吸い込まれる。また、電装品室底面板134は、電装品室側板132の前後幅よりも狭く形成され、このため、図9に示すように、前面板102の裏面と電装品室底面板134との簡に隙間G1が形成されている。また、図9に示すように、電装品室背面板131の下部には、配管室160と電装品室底面板134の下面とが通じるような隙間G2が形成されている。
このような構成により、吸込ダクト2Aから開口166に吸い込まれた空気流F2は、配管室160からドレンパン142と電装品室背面板131の間を通り、隙間G2を経由し、電装品室底面板134の下面とセーフティドレンパン101との間を通り、前面板102との間の隙間G1から電装品室130の内部に入り、電装品室側板132の電装品室通孔132a、仕切板106の同様な仕切板通孔106aを通過し、送風室120の送風装置150の送風ファン152に吸引される。この結果、電装品室130内に、図9に矢印で示すように、前面板102側の下方角部から前面板102と逆側の奥上方角部に向かう空気通路が形成され、電装品室130内の全体が効果的に冷却される。また、発熱部品であるリアクタ136やコンデンサ137は空気通路の出口である電装品室通孔132aの近傍にあるため、リアクタ136やコンデンサ137で発生した熱は、電装品室130内には流れず、そのまま電装品室通孔132aから出ることになり、他の部品に影響を与えることがない。また、配管室150内には配管163があり、その配管163には結露による水滴が付き、通常この水滴はドレインパン142に滴下するが、開口166から吸い込まれた空気流F2によって、運ばれることもある。運ばれた水滴は、空気通路が、隙間G2を経由し、電装品室底面板134の下面とセーフティドレンパン101との間を通るため、セーフティドレンパン101内に滴下する。さらに、隙間G2がセーフティドレンパン101の上方に配置されている。以上から、その水滴が電装品室130に入ることはない。
1:室内機本体、1a:吸込口、1b:吹出口、2A:吸込ダクト、2B:吹出ダクト、3A:吸込グリル、3B:吹出グリル、4:室内空間、5:天井空間、6:天井
101:セーフティドレンパン、101a:枠、102:前面板、103:背面板、104:側面板、105:天板、106:仕切板、106a:仕切板通孔、107:吸込ダクト取付枠、108:吹出ダクト取付枠
120:送風室
130:電装品室、131:電装品室背面板、132:電装品室側板、132a:電装品室通孔、133:電装品室蓋、134:電装品室底面板、135:電装品室取付具、136:リアクタ、137:コンデンサ
140:熱交換器、141:熱交側板、142:ドレンパン
150:送風装置、151:回転軸、152:送風ファン、153:モータ支持具、154:モータ、155:軸受固定台、156:軸受具、157:ファンケーシング、158:取付基台
160:配管室、161:配管室蓋、162:配管カバー、163:冷媒配管、164:サーミスタ、165:外部接続配管、166:開口
200:室内機本体
210:筐体、211:側面板、211a:開口
220:送風ファン
230:熱交換器
240:電装品室、241:突出部
300:室内機本体
310:送風装置
320:熱交換器
400:外気導入ユニット、401:室内空気吸込口、402:外気吸込口

Claims (4)

  1. 少なくとも、吹出口を有する前面板と、吸込口を有する背面板と、底面板を兼ねるセーフティドレンパンと、全体の上面を覆う天板と、前記前面板の片端と前記背面板の片端を接続する側面板とで筐体を構成し、前記前面板の裏面に送風装置を固定し、前記背面側の裏面に熱交換器を配置して、室内機本体を構成したダクト型空気調和機の室内機において、
    前記筐体内を左右に区画する仕切板を設け、前記仕切板の片端を前記前面板の裏面に固定し、前記熱交換器の配管出口側に前記熱交換器を縦姿勢に保持するための熱交側板を配置し、該熱交側板の一端を前記背面板に固定し、前記熱交側板の他端と前記仕切板の他端を相互に固定し、前記熱交側板と前記仕切板を一列に立設して区画壁とし、前記区画壁で区画された一側に前記送風装置および前記熱交換器を配置する送風室を形成し、前記区画壁で区画された他側に電装品室と配管室を形成し、前記配管室に前記吸込口に通じる開口を形成し、
    前記吸込口に吸い込まれる空気の一部を前記開口から前記配管室を経由して前記電装品室に導きさらに該電装品室から前記送風室に導く空気通路を形成したことを特徴とするダクト型空気調和機の室内機。
  2. 請求項1に記載のダクト型空気調和機において、
    前記吸込口は、前記熱交側板により一方が送風室吸込口となり、他方が前記開口となるように区画したことを特徴とするダクト型空気調和機。
  3. 請求項1または2に記載のダクト型空気調和機の室内機において、
    前記電装品室を、前記仕切板に並行配置された電装品室側板と、該電装品室側板に対してL字形状に曲折して連続する電装品室背面板と、前記セーフティドレンパンに対して上げ底形状に配置された電装品室底面板と、前記電装品室を外部に対して閉じる電装品室蓋と、前記天板の一部と、前記前面板の一部とで閉じられる空間として構成し、
    且つ、前記電装品室底面板と前記前面板の一部との間に第1の隙間を形成し、前記配管室と前記電装品室底面板の底面との間に第2の隙間を形成し、前記電装品室側板と前記仕切板に相互に連通する通孔をそれぞれ形成し、
    前記空気通路が、前記配管室の前記開口、前記配管室の内部、前記第2の隙間、前記電装品室底面板の下面、前記第1の隙間、前記電装品室の内部、前記それぞれの通孔を順次経由する通路であることを特徴とするダクト型空気調和機の室内機。
  4. 請求項1、2又は3に記載のダクト型空気調和機の室内機において、
    前記電装品室の前記通孔の近傍に、少なくともリアクタとコンデンサを配置したことを特徴とするダクト型空気調和機の室内機。
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