JP2012127067A - 魚類侵入防止装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 電源の確保が困難な場所であっても、取水口への魚類の侵入防止効果を高める。
【解決手段】 取水口8の下流側へ魚類が侵入するのを防止する魚類侵入防止装置であって、取水口8の上流側に配設されるとともに、特定の魚類が嫌う色が施され、取水口8に向かって流れる水によって回転可能なプロペラ5と、プロペラ5に連結され、取水口8に向かって流れる水の水位の変化に応じて上下方向に移動可能なフロート2と、を備え、プロペラ5は、フロート2の移動に伴って取水口8に向かって流れる水の水面に対して常時所定の深さに位置する、ことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、取水口に魚類が侵入するのを防止するための魚類侵入防止装置に関する。
水力発電所においては、貯水池などに開口された取水口から水を取り込み、取水口から取り込んだ水を利用して水車を回転させ、この水車に連結された発電機によって電力を発生させている。取水源となる貯水池などには、遡上した魚など多数の魚類が生息しており、これらの魚類の取水口への侵入は、魚類の育成などの影響を与える可能性がある。
そこで、取水口への魚類の侵入を防止するために、カーテンを水路等を横切って張設し、魚類の視覚を刺激して、カーテンに魚類を近づけないようにする魚類迷入防止装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、プロペラ式水流発生装置で発生した海洋生物排除用水流に気泡を混入させ、水流で押し流すとともに気泡で驚かせて、海水取水口に流入するのを防止する海洋生物流入防止装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
また、取水口または放水路の手前で揺動部材を強制的に動かすことで、金属管と金属鎖が接触する際に生じる金属音と揺動部材の動きとにより魚を脅す技術(例えば、特許文献3参照。)や、金属板と管体又は金属板と金属板とが衝突して打撃音を発生させ、魚類の取水口への迷入を忌避する技術が知られている(例えば、特許文献4参照。)。さらに、取水路を流れる水流によって回転羽根部材を支持軸回りに回転させることにより魚類が回転羽根部材を忌避する、魚類迷入防止装置に関する技術が知られている(例えば、特許文献5参照。)。
特開平08−317744号公報 特開平10−298964号公報 特開2005−226321号公報 特開2010−024695号公報 特開平09−074938号公報
ところで、魚類は種類ごとに生息する水深が決まっていることが知られていて、例えば鮎の場合は、水面から数10cm程度の深さに生息しているが、特許文献1ないし5に記載された技術は、無電源で取水口の水位の変化に追従することができず、魚類の取水口への侵入を確実に防止することができないという問題がある。すなわち、貯水池などの水位は、降水量などによって著しく変化するので、魚類の侵入を確実に防止するためには、水位に変化に追従して魚類侵入防止装置の位置を変化させる必要があるが、取水口が設置されている場所は、電源の確保が困難な山間部であることも多いため、上記の従来技術では対応することができない。したがって、電源の確保が困難な場所であっても、取水口への魚類の侵入防止効果を高めることが可能な魚類侵入防止装置の開発が望まれる。
そこで、この発明は、電源の確保が困難な場所であっても、取水口への魚類の侵入防止効果を高めることが可能な魚類侵入防止装置を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するために、請求項1の発明は、取水口の下流側へ魚類が侵入するのを防止する魚類侵入防止装置であって、前記取水口の上流側に配設されるとともに、特定の魚類が嫌う色が施され、前記取水口に向かって流れる水によって回転可能な回転体と、前記回転体に連結され、前記取水口に向かって流れる水の水位の変化に応じて上下方向に移動可能なフロートと、を備え、前記回転体は、前記フロートの移動に伴って前記取水口に向かって流れる水の水面に対して常時所定の深さに位置する、ことを特徴とする。
この発明によれば、回転体は、フロートの移動に伴って上下方向に移動可能であるので、水路の水位にかかわらず水面から所定の深さに位置するようになっている。
請求項2の発明は、請求項1に記載の魚類侵入防止装置において、前記回転体およびフロートは、前記取水口の上方に設けられた昇降手段によって前記水面から引き上げ可能である、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の魚類侵入防止装置において、前記回転体の回転駆動力を利用して前記取水口の上流側の水中に気泡を発生させる気泡発生手段を備える、ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、水位の変化に応じてフロートが上下方向に移動することで、回転体が上下方向に移動するので、回転体の水面からの深さを常に一定に保つことができ、取水口への魚類の侵入防止効果を高めことができる。すなわち、魚類が嫌がる色や魚類が嫌がる物体に似た色が施された回転体は常に水面に対して所定の水深に位置するので、所定の水深に生息する魚類が取水口に侵入しにくくなり、魚類の取水口への侵入防止効果を高めることができる。
また、回転体は、フロートの浮力を利用して上下動するとともに、取水口に向う水流によって回転するので、回転体の上下方向の位置調整と回転駆動のための電源は不要となり、電源の確保が困難な山間部でも使用が可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、回転体およびフロートは、取水口の上方に設けられた昇降手段によって水面から引き上げ可能であるので、陸側での点検、整備が可能となり、保守が容易となる。
請求項3に記載の発明によれば、取水口の上流側の水中に気泡を発生することができるので、魚類が嫌う気泡を取水口の近くに作り出すことができ、魚類の取水口への侵入効果をさらに高めることができる。
この発明の実施の形態1に係る魚類侵入防止装置を取水口に設置した状態を示す断面図である。 図1の魚類侵入防止装置が設けられる取水口の正面図である。 図1の魚類侵入防止装置の水中での稼動状態を示す拡大図である。 この発明の実施の形態2に係る魚類侵入防止装置の水中での稼動状態を示す拡大断面図である。
つぎに、この発明の実施の形態について図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図3は、この発明の実施の形態1を示している。図1、図2に示すように、ダムの堤体よりも上流側に位置する貯水池Rには発電所へ水を供給するための取水口8が設けられている。取水口8の上流側には、取水口スクリーンSが設置されている。取水口スクリーンSは、取水口8の左右方向端部にそれぞれ設けられた取水口ピラーPの間に位置している。そして、魚類侵入防止装置1は、スクリーンSの上流側に配設されている。
魚類侵入防止装置1は、貯水池Rの魚類などをスクリーンSの下流側へ侵入させないようにするものである。この魚類侵入防止装置1は、図1に示すように、主として、フロート2と、昇降手段4と、プロペラ5と、連結部材6とを備え、左右の取水口ピラーPの間に配設された取水口スクリーンSの上流側に配設されている。フロート2は、水に浮く浮遊体であって、貯水池Rの水位に応じて上下方向に移動するもので、図2、図3に示すように、梯子状の枠体21と、枠体21の両端部に配設された浮き袋22とを有している。このフロート2は、水に浮くように、フロート2の浮力および自重と、後述するプロペラ5および連結部材6の自重が設定されている。
このフロート2の両端部の背面2b中央部には、リング状の先端部を有するガイドリング23(被ガイド部)が取り付けられ、各ガイドリング23にガイドワイヤ3が挿入されている。すなわち、ガイドワイヤ3は、取水口ピラーPに沿って上下方向に延びるように配設されており、上下端部が取水口8側に取付けられたアンカーフック31を介して取水口ピラーPに固定されている。ガイドワイヤ3には、ガイドリング23が上下方向に移動自在に保持されている。ガイドワイヤ3は、フロート2の下流側(背面2b側)に位置するようになっており、取水口8の上流側から見た場合、ガイドワイヤ3の水面近傍はフロート2の前面2aで隠れるようになっている。魚類侵入防止装置1では、フロート2がガイドワイヤ3に沿って昇降可能となっていることにより、フロート2が取水口8に向かって流れる水に対して下流側に流されるのが阻止されている。
昇降手段4は、図1、図2に示すように、各取水口ピラーPの頂部に一台配設され、フレーム41と、ウインチ42と、固定滑車43と、移動滑車44と備えている。フレーム41は、取水口ピラーPの頂部に垂直に設置された第1フレームピラー411と第2フレームピラー412と、このフレームピラー411、412の頂部に架設された水平アーム413から構成されている。また、第2フレームピラー412は、2本のピラー材から構成されている。水平アーム413は、取水口8側から所定距離だけ貯水池Rの上流側に張り出しており、先端部には固定滑車43を支持するための滑車取付フックが取り付けられている。移動滑車44は、第2フレームピラー412の2本のピラー材間に配設されている。水平アーム413の第1フレームピラー411と第2フレームピラー412との間には、ウインチカバー(図示略)が設けられ、このウインチカバー内にウインチ42が取り付けられている。
ウインチ42のワイヤ422は、移動滑車44および固定滑車43にかけられており、その先端部がフロート2の端部に連結されている。すなわち、固定滑車43は滑車取付フックに取り付けられることにより位置が固定されており、移動滑車44は、ワイヤ422の張力によって宙に浮いた状態となっている。これにより、後述するように、フロート2が昇降するのに伴って、あるいはワイヤ422が巻き上げまたは巻き下げられるのに伴って、移動滑車44が上下方向に移動するようになっている。さらに、移動滑車44の重量は、ワイヤ422を常時張った状態にするのに要する重量(荷重)に設定されている。そして、このような移動滑車44と固定滑車43とを介して、ワイヤ422の先端部がフロート2に連結されている。
回転体としてのプロペラ5は、この実施の形態では、図1、図3に示すように、フロート2から所定距離だけ下方に、つまり、水面から所定距離だけ下方に上下方向に2つ並んで配設されている。このプロペラ5は、図3に示すように、取水口スクリーンSの幅方向に沿って、所定間隔で複数組が配設されている。このプロペラ5の水面からの距離は、生息する魚類の性質に合わせて設定され、例えば、河川Rに鮎が多く生息している場合には、鮎の生息する水深、例えば60〜70cmと同程度になるように設定されている。また、プロペラ5とスクリーンSとの距離は、貯水池Rの水が取水口8に流入する際の流入抵抗を考慮して所定の距離、例えば1〜2mに設定されている。
ここで、プロペラ5は、後述する連結部材6にネジなどの締結部材によって固定され、必要に応じでフロート2からの距離を調節可能となっている。このプロペラ5は、主として、2枚の回転羽根51と、回転軸52とを有し、回転羽根51がスクリーンSの上流側に位置するように配置されている。回転羽根51は回転軸52を軸として水流によって回転可能であり、わずかな水流であっても回転可能なように形状や重量などが設定されている。また、回転羽根51は、プロペラ5の回転中心に対して互いに対向するように回転軸52に固定されている。つまり、回転羽根51は、回転方向に2等分された位置に配置されており、回転羽根同士のなす角が略180°となるように回転軸52に固定されている。さらに、回転羽根51は、特定の魚類の嫌う色や忌避に効果的な色が施されており、例えば、上側のプロペラ5の回転羽根51を赤色に、下側のプロペラ5の回転羽根51を白色とするのが望ましい。ここで、魚類は動くものに対して警戒心が強く、逃げる性質を有していることが知られている。また、魚類によって特定の色を嫌う性質を有することが知られていて、例えば鮎は赤色を嫌うことが知られている。また、例えば鮎は気泡を嫌い、気泡を想起させる(気泡と錯覚する)白色の物体を嫌うことが知られている。プロペラ5は、棒状の連結部材6を介して、フロート2の枠体21と連結されており、フロート2の上下方向の移動に追従して上下方向に移動するようになっている。
次に、このような構成の魚類侵入防止装置1の作動および作用について説明する。
貯水池Rの水位が上ると、フロート2がガイドワイヤ33に沿って上昇し、プロペラ5もフロート2の移動に伴って上昇する。また、フロート2の上昇に伴って、ワイヤ422が張った状態を維持するよう移動滑車44が下降しワイヤ422が巻き上げられる。この状態では、プロペラ5とフロート2との距離は一定に保たれているため、貯水池Rの水位が上昇した場合であっても、プロペラ5を水面から所定の深さに位置させることが可能となる。
一方、貯水池Rの水位が下がると、フロート2がガイドワイヤ33に沿って下降し、プロペラ5も下降する。そして、フロート2の下降に伴って、ワイヤ422が張った状態を維持するよう移動滑車44が上昇し、ワイヤ422が巻き下げられる。この状態では、プロペラ5とフロート2との距離が一定であるので、貯水池Rの水位が下がった場合であっても、プロペラ5は水面から所定の深さに位置することになる。
このように、フロート2は、貯水池Rの水位の変化によって上下方向に移動し、フロート2に追従してプロペラ5も上下方向に移動し、常に水面から所定の深さに位置するようなる。このため、スクリーンSに接近してきた鮎などの魚類は、プロペラ5の回転や、回転羽根51に施された魚類が嫌う赤色や、魚類が嫌う気泡を想起する白色に驚いて上流側に逃げることになる。つまり、取水口8に向かう魚類は、プロペラ5の動きおよび特有の色によってスクリーンSから離れる方向に逃げることになる。
以上のように、この魚類侵入防止装置1によれば、貯水池Rの水位が変化しても、水位の変化に応じてフロート2が上下方向に移動することで、プロペラ5が上下方向に移動するので、プロペラ5の水面からの深さを常に一定に保つことができ、取水口8への魚類の侵入防止効果を高めことができる。すなわち、魚類が嫌がる色が施されたプロペラ5は常に水面に対して所定の水深に位置するので、所定の水深に生息する魚類が取水口8に侵入しにくくなり、魚類の取水口8への侵入防止効果を高めることができる。
また、プロペラ5は、フロート2の浮力を利用して上下動するとともに、取水口8に向う水流によって回転するので、プロペラ5の上下方向の位置調整と回転駆動のための電源は不要となり、電源の確保が困難な山間部でも使用が可能となる。
また、プロペラ5およびフロート2は、取水口8の上方に設けられた昇降手段4によって水面から引き上げ可能であるので、陸側での点検、整備が可能となり、保守が容易となる。
さらに、プロペラ5は取水口スクリーンSの幅方向に複数配設されているので、取水口8の幅が広い場合であっても、魚類の取水口8への侵入を防止することが可能となる。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2を示している。この実施の形態2は、気泡発生手段7を備える点でのみ実施の形態1と構成が相違し、その他の部分は実施の形態1に準じるので、準じる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準じる部分の説明を省略する。
図4に示すように、気泡発生手段7は、主として、エアーポンプ70と、空気を取り込むパイプ71と、気泡送出孔72とを備えている。エアーポンプ70は、プロペラ5に連結されており、プロペラ5によって圧縮空気を作るための回転軸(図示略)が駆動されるようになっている。
この実施の形態2においては、プロペラ5の回転によってエアーポンプ70が回転駆動され、エアーポンプ70の作動によって圧縮空気が作り出される。この圧縮空気は、気泡送出孔72から水中に放出されることにより、微小な気泡Aとなり、水中ではこの気泡Aは魚類が嫌うものである。上述したように、魚類は気泡を嫌うので、取水口8の上流側で気泡Aを発生させることにより、魚類の取水口8への侵入防止効果をさらに高めることが可能となる。
また、エアーポンプ70は、プロペラ5の回転を利用して回転駆動させるようにしているので、エアーポンプ70を動かすための電力は不要となり、電力がなくとも気泡Aを発生させることが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、2つのプロペラ5を上下方向に配置したが、プロペラ5は1つであっても3つ以上であってもよい。また、プロペラ5は、水流と直交する向きに配置し、水流との直交面上を回転するようにして説明したが、例えば、水流と同一方向の平面上を回転するようにしても、任意の平面上で回転するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態において、魚類侵入防止装置1を水力発電用の貯水池Rの取水口8に適用する場合を説明したが、魚類侵入防止装置1は貯水池Rの取水口8に限定されることはなく、河川や水路に設けられた取水口に適用できることは勿論である。
1 魚類侵入防止装置
2 フロート
23 ガイドリング
3 ガイドワイヤ
4 昇降手段
41 フレーム
422 ワイヤ
43 固定滑車
44 移動滑車
5 プロペラ(回転体)
51 回転羽根
6 連結部材
7 気泡発生手段
8 取水口
S 取水口スクリーン
P 取水口ピラー
R 貯水池

Claims (3)

  1. 取水口の下流側へ魚類が侵入するのを防止する魚類侵入防止装置であって、
    前記取水口の上流側に配設されるとともに、特定の魚類が嫌う色が施され、前記取水口に向かって流れる水によって回転可能な回転体と、
    前記回転体に連結され、前記取水口に向かって流れる水の水位の変化に応じて上下方向に移動可能なフロートと、
    を備え、
    前記回転体は、前記フロートの移動に伴って前記取水口に向かって流れる水の水面に対して常時所定の深さに位置する、
    ことを特徴とする魚類侵入防止装置。
  2. 前記回転体およびフロートは、前記取水口の上方に設けられた昇降手段によって前記水面から引き上げ可能である、ことを特徴とする請求項1に記載の魚類侵入防止装置。
  3. 前記回転体の回転駆動力を利用して前記取水口の上流側の水中に気泡を発生させる気泡発生手段を備える、ことを特徴とする請求項1または2に記載の魚類侵入防止装置。
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