JP3201249U

JP3201249U - 波力を風力に変換しタービンを回転運動に変換する装置。

Info

Publication number: JP3201249U
Application number: JP2015001800U
Authority: JP
Inventors: 信博伊東
Original assignee: 信博伊東
Priority date: 2015-03-24
Filing date: 2015-03-24
Publication date: 2015-12-03
Anticipated expiration: 2025-03-24

Abstract

【課題】波力を風力に変換しタービンを回転運動に変換させる装置の提供。【解決手段】空気室の上部をしぼり波の上昇に伴い圧力がかかる構造にし、又波の下降に伴い空気室の空気が稀薄になり、風速が高まるようにし、空気室に圧がかかると第１の排気弁１が開き第２の吸気弁４が閉じ第２の排気弁３が開き波の上昇で空気室の空気が流れ、排気され又、波の下降時には第１の排気弁１が閉じ第２の吸気弁４が開き第２の排気弁３が閉じ、第１の吸気弁２が開き矢印ように外気が吸気され、空気室へ吸気され、この加速された空気の流れでタービン５が連続回転する仕組みとする。【選択図】図２

Description

本考案は、波力を風力に変換しタービンを回転運動に変換する装置に関する。

従来、この種の波力を風力に変換しタービンを回転運動に変換する装置は複雑で大掛りであった。

特開２００２−３０３２４２

考案が解決しようとする課題

従来の波力を風力に変換しタービンを回転運動に連続回転運動に変換する装置は制作するには特殊な材料が必要で既存の材料出来ず、又構造が複雑で保守管理も容易でなかった。

問題を解決しようとする手段

上記の問題を解決する為に、本考案は、波力を風力に変換しタービンを回転運動に変換する装置であって、波の上下運動を風力に変換し、この風力でタービンを回転させる為に、本装置を図２示すように空気室の上部をしぼり波の上昇に伴い圧力がかかる構造にし、又波の下降に伴い空気室の空気が稀薄になり、風速が高まるようにし、空気室に圧がかかると第１の排気弁（１）が開き第２の吸気弁（４）が閉じ第２の排気弁（３）が開き波の上昇で空気室の空気が図２（左）の矢印のように流れ、排気され又、波の下降時には図２（右）のように第１の排気弁（１）が閉じ第２の吸気弁（４）が開き第２の排気弁（３）が閉じ、第１の吸気弁（２）が開き矢印ように外気が吸気され、空気室へ吸気され、この加速された空気の流れでタービン（５）が連続回転する仕組みを特徴とする、又構造が極めて簡単で製作に当たり既存の材料でき経費軽減出来保守管理も容易である。

考案の効果

本考案に係る波力を風力に変換しタービン（５）を回転運動に変換する装置は上述したように空気室の空気が排気口を通り風洞を通りタービン（５）を回転させ第２の排気弁（３）（排気口）より外気へ排気し、又波の下降時に外気を第１の吸気弁（２）（吸気口）より吸気しタービン（５）を回転させ空気室へ吸気されることで、タービン（５）を効率よく連続回転できる。

本装置の波力を風力に変換しタービン（５）を回転運動に変換する装置の見取図である。左図は波の上昇時を示し、右図は下降時を示す図である。本装置を岸壁に装着した図で、左から満潮時潮位、中央は中潮位、右は干潮時潮位を表す図である。本装置を海上に設置した図で、潮位の変化に連動する様子を表す図である。

以下、本考案に係る実施の形態を図面に基ずき説明する。

図１、図２は本装置の仕組みを示し、図３は岸壁にレールを取り付け、本装置を装着し、該装置が前後左右に移動せず潮位のみの変化に連動する装置であり、図４は海底に基部（１５）を固定しワイヤ（１３）を接続し、抵抗板（１０）に取り付けた滑車（１１），滑車（１２）を介し、錘（１４）を吊り海面上に浮かべた装置と図３に示したように支柱（７）で連結し地震、津波等の異変以外は概ね潮位と連動し波の上下運動には影響されない装置で、保守管理も容易である。

本考案は、真珠、牡蠣、魚類養殖等の作業に必要な電力の発電の動力源として利用可能。又、船舶交通の頻繁な港湾に大型の筏を浮かべ、本装置を複数装着し発電機の動力源として利用できる。

１第１の排気弁
２第１の吸気弁
３第２の排気弁
４第２の吸気弁
５タービン
６浮力材
７支柱
８抵抗板兼錘
９レール
１０抵抗板
１１滑車
１２滑車
１３ワイヤ
１４錘
１５基部
１６風洞

Claims

波力を風力に変換しタービン（５）を回転運動に変換する装置であって、波の上昇に伴い空気室の上部がしぼられているので空気圧が高まり、第一の排気弁（１）が開き、圧力がかかった空気が、風洞（１６）を通り第２の排気弁（３）を開き、外へ排出され、風洞に設けられたタービン（５）を回転させ第２の排気弁（３）を開き外へ排出する、波が下降始めると空気室の空気が稀薄となり、第２の吸気弁（４）が開き第２の排気弁（３）、第１の排気弁（１）が閉じ、第１の吸気弁（２）が開き外気が吸気されタービン（５）を回転させ空気室へ流入する装置。
請求項１の装置を岸壁に固定したレールに装着し、装置が前後左右に移動せず潮位のみの変化に連動する仕組みで、装置本体（含む浮力材）（６）を海面上に浮かべ、抵抗版兼錘（８）を、波の上下運動に影響されない距離をとり支柱（７）で連結し海中に吊り、安定した位置を保つ装置。
請求項１の装置を海上に設置する場合、海底に固定した基部（１５）にワイヤ（１３）を接続し、抵抗板（１０）に取り付けた滑車（１１）、滑車（１２）を介し、錘（１４）を吊り、本装置が潮位の変化に連動し常に海底に対し垂直になるように働く仕組みで、抵抗板（１０）により波の上下連動に左右されない安定した位置を保つ装置。