JP2012124748A - ネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法 - Google Patents

ネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サーバと再生装置との間の新たな接続が不要で、コンテンツデータのシーク可能範囲を取得し、適切なシーク要求を行うことができるネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法を提供する。
【解決手段】サーバは、時系列データであるコンテンツデータを分割し、複数の部分データと、複数の部分データ毎のサイズ情報とを作成し、コンテンツデータの内、記録している範囲を示すシーク可能範囲情報をサイズ情報に付加し、部分データと、シーク可能範囲情報が付加されたサイズ情報とを送信する。再生装置は、サーバから、部分データと、シーク可能範囲情報を付加されたサイズ情報とを受信し、コンテンツデータの内、シーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求するリクエストを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リアルタイムに記録されるコンテンツデータを、ネットワークを介して再生するネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法に関する。
所定の範囲の機器を統合して管理する、所謂ホームネットワークにおいて、動画、音声等のマルチメディアコンテンツの送受信を行う場合、記録中のコンテンツデータをタイムシフト再生しようとすると、容易にシーク可能範囲を把握することができない。DLNA(Digital Living Network Alliance)ガイドラインに従った実装では、再生装置(DMP:Digital Media Player)がコンテンツデータの取得と平行して、シーク可能範囲をサーバ(DMS:Digital Media Server)に要求し、サーバがそれに応答することで、シーク可能範囲を取得することができる。
ところで、スタンドアロン型のHDDレコーダなどでは一般的になってきている「タイムシフト再生」あるいは「追っかけ再生」と呼ばれる技術がある。これまで記録中のコンテンツデータが再生可能となるのは記録が完了してからであったが、タイムシフト再生は記録中のコンテンツデータであったとしても、現在の記録地点までの視聴や早送り/巻戻しといったシーク制御も可能にする。記録している間は視聴可能な範囲、即ち、シーク可能な範囲は刻々と変化する。また、チューナからの記録だけではなく、インターネット経由で入手するコンテンツデータについてもダウンロードしながらの再生が可能となっている。
このタイムシフト再生をネットワーク機器間においても実現する試みがされている。先のDLNAガイドラインでは、ライブ・ストリーミングのようにシーク可能な範囲が限定されるコンテンツを“Limited Random Access Data Availability”モデルと呼んでいる。
しかしながら、DLNAガイドラインの方法では、シーク可能範囲の取得を行うたびに、割り込みイベントによる新たな接続のオープン、クローズを繰り返すことになり、サーバ、再生装置の両方にとって、大きな負荷となっていた。また、サーバや再生装置がコンテンツデータの送受信を優先するように制御している場合、シーク可能範囲の要求、取得が、随時に行われないという問題があった。
一方、再生装置が一度のイベント要求を行い、以降は、コンテンツデータの受信と、シーク可能範囲の取得だけを行えば良く、新たな接続のオープン、クローズも頻繁に発生しない技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第4305004号公報
しかしながら特許文献1の技術においても、コンテンツデータのシーク可能範囲を取得するためには、コンテンツの送受信の接続とは別の接続が必要である。
このように、コンテンツの送受信の接続とは別の接続を必要とすることは、同時接続するコンテンツの数が増えるほど、これらのコンテンツを送受信するサーバ、再生装置にとって大きな負荷となる。また、再生装置が家電機器のような組み込み機器である場合、リソース不足を招く要因となっていた。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、サーバと再生装置との間でコンテンツの送受信の接続以外の新たな接続を必要とすることなく、コンテンツデータのシーク可能範囲の取得を可能とし、適切なシーク要求を行うことができるネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、時系列データであるコンテンツデータを記録する記録部(12)、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、複数の部分データ毎のサイズ情報を作成する分割部(14)、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報をサイズ情報に付加する付加部(15)、コンテンツデータを再生する再生装置(20)から送信されるリクエストに応じて、部分データと、シーク可能範囲情報が付加された、部分データのサイズ情報とを送信する送信部(16)を備えるサーバ(10)と、サーバ(10)にコンテンツデータを要求するリクエストを送信する送信部(21)、リクエストに応じてサーバ(10)から送信される、部分データと、シーク可能範囲情報が付加された、部分データのサイズ情報とを受信する受信部(22)、受信した部分データを再生する再生部(25,26)、コンテンツデータの内、リクエストによって取得したシーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求するリクエストを作成する要求作成部(24)を備える再生装置(20)とを備えるネットワークシステムであることを要旨とする。
本発明の第2の態様は、時系列データであるコンテンツデータを記録する記録部(12)と、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、複数の部分データ毎のサイズ情報を作成する分割部(14)と、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報をサイズ情報に付加する付加部(15)と、コンテンツデータを再生する再生装置(20)から送信される要求に応じて、部分データと、シーク可能範囲情報が付加された、部分データのサイズ情報とを再生装置(20)に送信する送信部(16)とを備えることを特徴とするサーバであることを要旨とする。
本発明の第3の態様は、時系列データであるコンテンツデータを記録するサーバ(10)にコンテンツデータを要求するリクエストを送信する送信部(21)と、リクエストに応じてサーバ(10)から送信される、コンテンツデータの一部である部分データと、コンテンツデータの内、サーバ(10)に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報が付加された、部分データのサイズ情報とを受信する受信部(22)と、受信部(22)が受信した部分データを再生する再生部(25,26)と、コンテンツデータの内、リクエストによって取得したシーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求するリクエストを作成する要求作成部(24)とを備える再生装置であることを要旨とする。
本発明の第4の態様は、サーバ(10)が、時系列データであるコンテンツデータを記録部(12)に記録するステップと、サーバ(10)が、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、複数の部分データ毎のサイズ情報を作成するステップと、サーバ(10)が、コンテンツデータの内、記録部(12)に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報をサイズ情報に付加するステップと、コンテンツデータを再生する再生装置(20)要求に応じて、部分データと、シーク可能範囲情報が付加された、部分データのサイズ情報とを送信するステップと、再生装置(20)が、サーバ(10)にコンテンツデータを要求するリクエストを送信するステップと、再生装置(20)が、リクエストに応じてサーバ(10)から送信される、部分データと、シーク可能範囲情報を付加された、部分データのサイズ情報とを受信するステップと、再生装置(20)が、受信した部分データを再生するステップと、再生装置(20)が、コンテンツデータの内、リクエストによって取得したシーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求する新たなリクエストを作成するステップとを含むコンテンツ再生方法であることを要旨とする。
本発明によれば、サーバと再生装置との間でコンテンツの送受信の接続以外の新たな接続を必要とすることなく、コンテンツデータのシーク可能範囲の取得を可能とし、適切なシーク要求を行うことができるネットワークシステム、サーバ、再生装置及びコンテンツ再生方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムの基本的な構成を説明する模式的なブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバの動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムに用いるデータ量対時間情報を図示した一例である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバ及び再生装置の動作を説明するシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバ及び再生装置を説明するフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて送受信されるデータの構造を図示した一例である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を説明するために、送受信されるデータの構造を図示した一例である。 本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を説明するために、送受信されるデータの構造を図示した一例である。 従来のコンテンツ再生方法を説明するシーケンス図である。 従来のコンテンツ再生方法を説明するシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムの基本的な構成を説明する模式的なブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバ及び再生装置の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を説明するために、送受信されるデータの構造を図示した一例である。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を説明するために、送受信されるデータの構造を図示した一例である。 本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を説明するために、送受信されるデータの構造を図示した一例である。
次に、図面を参照して、本発明の第1及び第2の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係るネットワークシステムは、図1に示すように、音声データ、動画データ等の時系列データであるコンテンツデータを記録、転送するサーバ10と、ネットワーク30を介してサーバ10と通信可能に接続され、サーバ10に記録されるコンテンツデータの再生を行う再生装置20とを備える。サーバ10、再生装置20の間の通信は、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP:Hyper Text Transfer Protocol)により行われる。
図2は、コンテンツデータを記録する際の、サーバ10の動作を説明するフローチャートである。
ステップS11において、サーバ10の外部コンテンツ取得部11は、種々の放送を受信するチューナ、インターネット等から、コンテンツデータを取得する。その他、外部コンテンツ取得部11が取得するコンテンツデータは、図示を省略した他の再生装置により再生される音声、動画、或いは図示を省略した撮影装置により撮影される動画等であっても良い。
ステップS12において、外部コンテンツ取得部11は、取得したコンテンツデータを順次、記録部12に記録させる。記録部12は、例えば、SRAM、DRAM等の揮発性の記憶装置や、ハードディスク(HD)等の磁気ディスク、磁気テープ、光ディスク、光磁気ディスク等の不揮発性の記憶装置から構成できる。記録部12は、その他、RAMディスク、ICカード、フラッシュメモリカード、USBフラッシュメモリ、フラッシュディスク(SSD)等を採用可能である。
記録部12に記録されるコンテンツデータは、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)、モーションJPEG(Motion Joint Photographic Experts Group)、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T)のHシリーズ規格等の種々の方式で処理された音声、動画等のデジタルデータである。
ステップS13において、データ量対時間情報作成部13は、外部コンテンツ取得部11により取得され、記録部12に記録されたコンテンツデータを読み出し、コンテンツデータの先頭からコンテンツデータ中の或る論理位置までのデータ量と、再生時間とを対応付けた情報であるデータ量対時間情報を作成する。データ量対時間情報は、例えば、図3に示すように、データ量の値と再生時間とを対応付けたテーブル形式の情報とすることができる。
ステップS14において、外部コンテンツ取得部11は、コンテンツデータ全体の記録が完了したか否かを判定する。コンテンツデータ全体の記録が完了していない場合は、ステップS11〜ステップS13の処理を繰り返す。コンテンツデータ全体の記録が完了した場合は、終了する。
第1の実施の形態に係るネットワークシステムの動作を図4及び図5を用いて説明する。
図4は、サーバ10と再生装置20との間のデータの送受信のシーケンスを示す図である。図5は、サーバ10及び再生装置20の動作の各ステップを示すフローチャートである。以降の説明では、図5を主として用いる。
先ず、ステップS101において、再生装置20の要求送信部21は、サーバ10の記録部12に記録されているコンテンツデータを要求するリクエストヘッダを、サーバ10に送信する。リクエストヘッダは、GETメソッドを含むHTTPリクエストメッセージである。
要求送信部21は、例えば、図6に示すように、ファイル名「movie.mpg」のコンテンツデータBを、統一資源識別子(URI)「192.169.0.100」のサーバ10に、「HTTP/1.1」のプロトコルで要求する場合、
GET /movie.mpg HTTP/1.1
Host: 192.169.0.100
のような記述を含むリクエストヘッダをサーバ10に送信する。
ステップS102において、サーバ10の要求通信部17は、再生装置20の要求送信部21から送信される、コンテンツデータBを要求するリクエストヘッダを受信する。
ステップS103において、要求通信部17は、リクエストヘッダに対するレスポンスヘッダを、再生装置20に送信する。
例えば、再生装置20から送信されるリクエストヘッダが、既に記録部12に全体を記録され、全体のサイズが既知であるコンテンツデータBを要求する場合、要求通信部17は、図6(A)に示すように、レスポンスヘッダに、コンテンツデータB全体のサイズを示す「Content−Length」ヘッダを含める。
再生装置20から送信されるリクエストヘッダが、記録部12に全体を記録されず、全体のサイズが未知であるコンテンツデータBを要求する場合、要求通信部17は、図6(B)に示すように、レスポンスヘッダに、コンテンツデータBをチャンク形式で再生装置20に送信する旨を示す「Transfer−Encoding: chunked」ヘッダを含める。
ステップS104において、再生装置20は、サーバ10の要求通信部17から送信されるレスポンスヘッダを受信する。
ステップS105において、コンテンツ分割部14は、コンテンツデータBの、記録部12に記録されている部分を取得し、取得したコンテンツデータBを、複数の部分データb,b,…,b(m:正の整数)に分割する。コンテンツ分割部14は、部分データb(i:1〜mの整数)と、部分データbのデータ量であるサイズ情報sとからなるチャンク形式の分割コンテンツを作成する。
ステップS106において、シーク可能範囲情報付加部15は、データ量対時間情報作成部13からシーク可能範囲情報を取得し、コンテンツ分割部14が分割した部分データbのサイズ情報sに、シーク可能範囲情報を付加する。
シーク可能範囲情報は、データ量対時間情報作成部13が、作成したデータ量対時間情報に基づいて作成する情報であり、コンテンツデータBの内、再生装置20による巻き戻し、早送り等のシーク操作が可能な範囲を示す、或る時点において記録部12に記録されるコンテンツデータBのデータ量及び再生時間の情報である。
例えば、コンテンツデータBの再生時間が0.0秒から3.0秒、データ量が0バイトから2880000バイトの範囲をシーク可能範囲とすると、シーク可能範囲情報は、
2BF200;npt=0.0−3.0 bytes=0−2880000
のように、「;(セミコロン)」の後に、「npt=」、「bytes=」等の文字列によって、部分データbのサイズ情報s=2BF200バイト(10進数で2880000バイト)に付加される。
HTTP通信において、一般に「;(セミコロン)」は、デリミタ(区切り文字)であり、セミコロン以降の文字は、一般にコメントとして無視される。よって、第1の実施の形態に係るネットワークシステムが備えるサーバ10は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムの再生装置20でない、HTTPプロトコルによりのコンテンツデータを取得、再生する他の再生装置であっても、コンテンツデータの取得、再生が可能であり、汎用性が高い。
ステップS107において、分割コンテンツ送信部16は、部分データbと、シーク可能範囲情報付加部15によりシーク可能範囲情報を付加された、部分データbのサイズ情報sとからなる分割コンテンツを、リクエストヘッダに対するレスポンスボディの一部として、再生装置20に送信する。
ステップS108において、分割コンテンツ送信部16は、部分データb〜bをすべて送信したか否かを判定する。未だ部分データb〜bをすべて送信していないと判定する場合は、ステップS105に戻り、ステップS105〜ステップS107の処理を繰り返す。
部分データb〜bをすべて送信したと判定する場合、ステップS109において、シーク可能範囲情報付加部15は、サイズ情報s=0に、コンテンツデータB全体のデータ量及び再生時間を、シーク可能範囲情報として付加する。
ステップS110において、分割コンテンツ送信部16は、コンテンツデータB全体のシーク可能範囲情報が付加されたサイズ情報sを、再生装置20に送信する。サイズ情報sは、再生装置20に受信されることにより、再生装置20に、サーバ10が部分データb〜bをすべて送信したことを通知する。
ステップS111において、再生装置20の分割コンテンツ受信部22は、サーバ10から送信されるレスポンスボディとして、部分データbと、シーク可能範囲情報が付加された部分データbのサイズ情報sとからなるチャンク形式の分割コンテンツ、またはシーク可能範囲情報が付加されたサイズ情報sを受信する。
分割コンテンツ受信部22は、その他、サーバ10から送信されるレスポンスヘッダ等、サーバ10から送信されるデータを受信する。
ステップS112において、シーク可能範囲情報解析部23は、分割コンテンツ受信部22が受信した部分データbのサイズ情報s、またはサイズ情報sの後に記述される「;(セミコロン)」以降を認識し、シーク可能範囲情報が付加されているか否かを判定する。シーク可能範囲情報が付加されない場合、ステップS114に進む。
シーク可能範囲情報が付加される場合、ステップS113において、シーク可能範囲情報解析部23は、サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報のデータ量及び再生時間を解析し、保持する。これにより、サーバ10から再生装置20にコンテンツデータBのシーク可能範囲情報が順次通知される。
ステップS114において、サイズ情報がs=0であるか否かを判定する。サイズ情報がs=0である場合は、再生装置20は、部分データb〜bをすべて受信したと判定し、ステップS111における分割コンテンツの受信を終了する。
サイズ情報がs=0でない場合、ステップS115において、順次、再生部(25,26)のデコード部25が部分データbをデコードし、ステップS116において、再生部(25,26)の出力部26が、デコード部25のデコード結果を出力することにより、コンテンツデータBの再生を行い、ステップS111に戻る。
また、適宜ステップS117において、シーク要求作成部24は、コンテンツデータの巻き戻し、早送り等のシーク操作に応じて、サーバ10の記録部12に記録されるコンテンツデータB中の任意の位置からの送信を、サーバ10に対して要求するシーク要求を作成する。
シーク要求作成部24は、シーク可能範囲情報解析部23から、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報を読み出し、シーク可能範囲情報の範囲内の論理位置を示す、コンテンツデータBのデータ量または再生時間を含むシーク要求を作成する。シーク操作は、ユーザの操作に応じて、図示を省略した入力装置からシーク要求作成部24に入力され、シーク可能範囲情報が示す範囲内の、コンテンツデータBのデータ量または再生時間をシーク要求作成部24に指定する。
シーク要求作成部24が作成するシーク要求により、再生装置20は、サーバ10が全体を記録していないコンテンツデータBの再生時、サーバ10に割り込み処理をさせることなく、巻き戻し、早送り等のシーク操作が可能である。
図7は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、サーバ10によるコンテンツデータBの記録の開始直後に、再生装置20によるコンテンツデータBの再生を開始する場合を説明する図である。コンテンツデータBは、外部コンテンツ取得部11により取得され、記録部12に記録中のデータであり、記録が終了していないデータである。
図7(A)に示すコンテンツデータBは、サーバ10の外部コンテンツ取得部11により、コンテンツデータBの実際の再生時間と等倍となる記録速度で、記録部12への記録を開始される。コンテンツ分割部14は、再生装置20から送信されるリクエストヘッダに応じて、先ず、記録部12に記録されるコンテンツデータBから、部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを作成する。
シーク可能範囲情報付加部15は、コンテンツ分割部14により作成された部分データbのサイズ情報sに、データ量対時間情報作成部13により作成されたシーク可能範囲情報「npt=0.0−3.0 bytes=0−2880000」を付加する。分割コンテンツ送信部16は、シーク可能範囲情報を付加された、部分データbのサイズ情報sと、部分データbとを、再生装置20に送信する。
再生装置20の分割コンテンツ受信部22は、サーバ10から送信されたコンテンツデータBの部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを受信する。シーク可能範囲情報解析部23は、部分データbのサイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報を取得し、保持する。
図7(B)に示すように、再生装置20が受信したレスポンスボディに含まれる、部分データbのサイズ情報sは、「2BF200(10進数で2880000バイト)」であり、「;」の後に、サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、「npt=0.0−3.0 bytes=0−2880000」である。サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、コンテンツデータBの再生時間が0.0秒から3.0秒、データ量の値が0バイトから2880000バイトの範囲で、シーク操作が可能であることを示している。
よって、例えば再生装置20が、図7(B)に示す時刻tにおいて、部分データbの内容を再生している場合、時刻tにおいてシーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内の位置を再生するシーク操作を行うことができる。シーク要求作成部24は、アドレスが「192.168.0.100」であるサーバ10に記録される、「movie.mpg」というコンテンツデータBのうち、先頭からの再生時間1秒の位置を再生するために、例えば、
GET /movie.mpg HTTP/1.1
Host: 192.169.0.100
TimeSeekRange.dlna.org: npt=1.0−
のような記述を含む、DLNAガイドラインに従ったシーク要求を作成でき、要求送信部21は、シーク要求作成部24が作成したシーク要求をリクエストヘッダとしてサーバ10に送信する。
また、サーバ10に記録されるコンテンツデータBのうち、データ量の値が先頭から1440000バイトの位置から再生するシーク操作を行う場合、シーク要求作成部24は、例えば
GET /movie.mpg HTTP/1.1
Host: 192.169.0.100
RANGE: bytes=1440000−
のような記述を含む、DLNAガイドラインに従ったシーク要求を作成し、要求送信部21は、シーク要求作成部24は、要求送信部21が作成したシーク要求をリクエストヘッダとしてサーバ10に送信する。
同様に、図7(B)に示す時刻tにおいて、コンテンツデータBの部分データbi−1の内容の再生時、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報は「npt=0.0−147.0 bytes=0−141120000」であり、再生装置20は、コンテンツデータBの再生時間が0秒から147秒まで、データ量の値が0バイトから141120000バイトまでの範囲で、それぞれを指定するシーク操作が可能であることを示している。また、コンテンツデータBの再生時間147秒直前を再生している場合、早送り方向のシーク再生ができず、再生時間0秒までの巻き戻し方向のシーク操作が可能であることを示している。
再生装置20は、コンテンツデータBの再生時間や、データ量の値を、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内で任意に指定するシーク操作を行うことができる。
図8は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、サーバ10によるコンテンツデータBの記録の開始から30秒後に、再生装置20によるコンテンツデータBの再生を開始する場合を、図7に関する説明と同様に説明する図である。
図8(A)に示すコンテンツデータBは、サーバ10の外部コンテンツ取得部11により、コンテンツデータBの実際の再生時間と等倍となる記録速度で、記録部12への記録を開始される。コンテンツ分割部14は、コンテンツデータBの記録開始から30秒後に再生装置20から送信されるリクエストヘッダに応じて、記録部12に記録されるコンテンツデータBから、部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを作成する。
図8(B)に示すように、再生装置20が受信したレスポンスボディに含まれる、部分データbのサイズ情報sは、「2BF200(10進数で2880000バイト)」であり、サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、「npt=0.0−30.0 bytes=0−28800000」である。サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、コンテンツデータBの再生時間が0.0秒から30.0秒、データ量の値が0バイトから28800000バイトの範囲で、シーク操作が可能であることを示している。
よって、例えば再生装置20が、図8(B)に示す時刻tにおいて、部分データbの内容を再生している場合、時刻tにおいてシーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内の位置でシーク操作を行うことができる。コンテンツデータBの再生時間3秒の位置を再生している場合、再生時間30秒までの早送り方向のシーク操作と、再生時間0秒までの巻き戻し方向のシーク操作が可能であることを示している。
同様に、図8(B)に示す時刻tにおいて、コンテンツデータBの部分データbi−1の内容の再生時、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報は「npt=0.0−147.0 bytes=0−141120000」であり、再生装置20は、コンテンツデータBの再生時間が0秒から147秒まで、データ量の値が0バイトから141120000バイトまでの範囲で、それぞれを指定するシーク操作が可能であることを示している。
また、サーバ10は、サーバ10の記録部12がコンテンツデータを循環的に一時記憶するバッファリングをしながら、再生装置20にコンテンツデータを送信するストリーミングを行うようにしても良い。例えば、記録部12は、コンテンツデータの記録を目的とせず、コンテンツデータを分割して送信するための揮発性の記憶装置とすることができる。
例えば、放送されるコンテンツデータを、記録部12に300秒分だけバッファリングしながら、リアルタイムに再生装置20へのストリーミングを行う場合、シーク可能範囲情報付加部15が部分データbのサイズ情報sに付加するシーク可能範囲情報は、
npt=0.0−300.0 bytes=0−288000000
npt=10.0−310.0 bytes=9600000−297600000
npt=20.0−320.0 bytes=19200000−307200000
のように、シーク可能範囲情報の再生時間及びデータ量の値は、開始、終了の値のいずれも刻々と変化する。
DLNAガイドラインに従った従来の実装では、図9に示すように、再生装置200がコンテンツデータの再生と平行してシーク可能範囲をサーバに要求し、サーバがそれに応答することでシーク可能範囲の取得が可能となる。但し、この方法では、シーク可能範囲の取得を行うたびに、図9に示すように、コンテンツデータの送受信を行う接続C1と別の、割り込みイベントによる新たな接続C2のオープン、クローズを繰り返すことになり、再生装置200、サーバ100の両方にとって大きな負荷となっていた。また、サーバ100や再生装置200がコンテンツデータの送受信を優先するように制御している場合には、シーク可能範囲の要求・取得が適時に行われないという問題もあった。
また、特許文献1(特許4305004号)に記載の技術も同様に、図10に示すように、再生装置200が一度のイベント要求を行うだけで、サーバ100が定期的にシーク可能範囲を通知するが、コンテンツデータの送受信を行う接続C1と別の、割り込みイベントによる新たな接続C2が必要となる。
第1の実施の形態に係るネットワークシステムによれば、再生装置がサーバへ問い合わせを繰り返し行う必要がなく、また割り込みイベントによる、コンテンツ送受信とは別の新たな接続が不要で、適切な範囲内でのシーク要求を行うことができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係るネットワークシステムは、サーバ10が部分サイズ決定部18を備え、サーバ10と再生装置20との間の通信速度等によって、部分データbのサイズを変更する点において第1の実施の形態と異なる。
図12は、第2の実施の形態に係るネットワークシステムのサーバ10が、コンテンツデータを記録する際の動作を説明するフローチャートである。
ステップS21において、サーバ10の外部コンテンツ取得部11は、チューナ、インターネット等から、音声データ、動画データ等のコンテンツデータを取得する。
ステップS22において、外部コンテンツ取得部11は、取得したコンテンツデータを順次、記録部12に記録させる。
ステップS23において、データ量対時間情報作成部13は、外部コンテンツ取得部11により取得され、記録部12に記録されたコンテンツデータを読み出し、コンテンツデータの先頭からコンテンツデータ中の或る論理位置までのデータ量と、再生時間とを対応付けた情報であるデータ量対時間情報を作成する。
ステップS24において、データ量対時間情報作成部13は、記録部12に記録されているコンテンツデータの記録に要した時間Tと、記録部12に記録されているコンテンツデータを再生する際の実際の再生時間Tの比である記録倍率Rを算出する。記録倍率Rは、式(1)から算出される。
=T/T …(1)
コンテンツデータ全体の記録が完了した場合には、記録倍率R=0とする。
記録倍率Rは、チューナからの記録のように放送される音声、動画データをリアルタイムに記録する場合には等倍(1倍)となるが、例えばインターネットから取得する場合には、その通信速度により異なる倍率となる。インターネット回線が早い場合には、記録倍率Rは2倍、遅い場合には1/2倍となることもある。
ステップS25において、外部コンテンツ取得部11は、コンテンツデータ全体の記録が完了したか否かを判定する。コンテンツデータ全体の記録が完了していない場合は、ステップS21〜ステップS24の処理を繰り返す。コンテンツデータ全体の記録が完了した場合は、終了する。
第2の実施の形態に係るネットワークシステムが備えるサーバ10及び再生装置20の動作を、図13のフローチャートを用いて説明する。
先ず、ステップS201において、再生装置20の要求送信部21は、サーバ10の記録部12に記録されているコンテンツデータを要求するリクエストヘッダを、サーバ10に送信する。
ステップS202において、サーバ10の要求通信部17は、再生装置20の要求送信部21から送信される、コンテンツデータBを要求するリクエストヘッダを受信し、ステップS203において、要求通信部17は、リクエストヘッダに対するレスポンスヘッダを、再生装置20に送信する。
ステップS204において、再生装置20は、サーバ10の要求通信部17から送信されるレスポンスヘッダを受信する。
ステップS205において、サーバ10の部分サイズ決定部18は、再生装置20に送信する部分データbのデータ量(サイズ情報s)を決定する。
部分サイズ決定部18は、先ず、送信済の部分データbの送信に要した時間Tと、送信済の部分データbを再生する際の実際の再生時間Tの比である送信倍率Pを算出する。送信倍率Pは、式(2)から算出される。
=T/T …(2)
部分データbの実際の再生時間Tは、データ量対時間情報作成部13が作成するデータ量対時間情報から求めることができる。送信開始の段階では、送信済の部分データbが存在しないため、送信倍率をP=1と仮定すれば良い。
例えば、サーバ10が、再生時間30秒分の部分データbを10秒で送信した場合には、P=30/10=3となる。また、送信倍率Pは、再生装置20の部分データbの受信時間と、再生時間との倍率とすることもでき、再生装置20の再生速度に応じて、部分データbの受信時間が変化することになる。
部分サイズ決定部18は、更に、記録中のコンテンツデータの記録倍率Rと、送信倍率Pとに基づいて、間隔時間Tを決定する。間隔時間Tは、式(3)から算出される。
=T×(P/R) …(3)
式(2)の基準時間Tは、記録倍率R=送信倍率Pという条件において、サーバ10がシーク可能範囲情報を再生装置20に通知する間隔である。
部分サイズ決定部18は、間隔時間Tを、データ量対時間情報作成部13が保持するデータ量対時間情報と照会し、再生装置20に送信する部分データbのデータ量(サイズ情報s)を決定する。
サーバ10において、コンテンツデータの記録が終了した場合は、記録倍率R=0、間隔時間T=∞となるため、サイズ情報sの、残りの全ての部分データbを再生装置20に送信する。
例えば、基準時間T=3秒とすると、記録倍率Rと送信倍率Pとが等しければ、送信する部分データbのサイズ情報sは、実際の再生時間が3秒分の部分データbのサイズ情報sとなり、シーク可能範囲情報は、サーバ10から3秒間隔で再生装置20に通知されることになる。
また、記録倍率R=2、送信倍率P=1の場合、間隔時間T=3×(1/2)=1.5秒となり、サーバ10は、シーク可能範囲情報を1.5秒間隔で再生装置20に通知する。なお、シーク可能範囲情報が示す再生時間の範囲は、3秒間ずつ広がる。
同様に、記録倍率R=1、送信倍率P=2倍の場合、間隔時間T=3×(2/1)=6となり、サーバ10は、シーク可能範囲情報を6秒間隔で再生装置20に通知する。
ステップS206において、コンテンツ分割部14は、コンテンツデータを分割し、部分サイズ決定部18が決定したサイズ情報s、サイズ情報sの部分データbを作成
する。
図13に示すステップS207以降の処理は、第1の実施の形態において説明した図5に示すステップS106以降の処理と、実質的に同様であるので、重複する説明を省略する。
図14は、第2の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、サーバ10によるコンテンツデータBの記録の開始から30秒後に、再生装置20によるコンテンツデータBの再生を開始する場合を説明する図である。
図14(A)に示すコンテンツデータBは、サーバ10の外部コンテンツ取得部11により、コンテンツデータBの実際の再生時間と等倍となる記録速度で、記録部12への記録を開始される。基準時間Tを3秒とすると、部分サイズ決定部18は、記録倍率R=1、初回の送信倍率P=1となるので、間隔時間T=3×(1/1)=3秒を算出し、間隔時間Tに基づいてサイズ情報sを決定する。コンテンツ分割部14は、コンテンツデータBの記録開始から30秒後に再生装置20から送信されるリクエストヘッダに応じて、記録部12に記録されるコンテンツデータBから、部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを作成する。
図14(B)に示すように、再生装置20が受信したレスポンスボディに含まれる、部分データbのサイズ情報sは、「2BF200(10進数で2880000バイト)」であり、サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、「npt=0.0−30.0 bytes=0−28800000」である。サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、コンテンツデータBの再生時間が0.0秒から30.0秒、データ量の値が0バイトから28800000バイトの範囲で、シーク操作が可能であることを示している。
よって、例えば再生装置20が、図14(B)に示す時刻tにおいて、部分データbの内容を再生している場合、時刻tにおいてシーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内の位置でシーク操作を行うことができる。コンテンツデータBの再生時間3秒の位置を再生している場合、再生時間30秒までの早送り方向のシーク操作と、再生時間0秒までの巻き戻し方向のシーク操作が可能であることを示している。
同様に、図14(B)に示す時刻tにおいて、コンテンツデータBの部分データbの内容の再生時、コンテンツデータB全体の記録が完了しており、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報は「npt=0.0−150.0 bytes=0−144000000」である。再生装置20は、コンテンツデータB全体の再生時間0秒から150秒まで、データ量の値0バイトから144000000バイトまでの範囲で、それぞれを指定するシーク操作が可能であることを示している。
図14(A)に示すように、サーバ10は、コンテンツデータBの記録を記録開始から150秒で終了している。この場合、再生装置20がコンテンツデータBの再生時間120秒付近を再生中に、サーバ10はコンテンツデータBの記録を終了するため、間隔時間T=3×(1/0)=∞となり、図14(B)に示すように、サーバ10は、未だ送信されていないコンテンツデータBの残りすべてを、サイズ情報s=20F5800(10進数で34560000バイト)の部分データbとして送信する。このときのシーク可能範囲情報「npt=0.0−150.0 bytes=0−144000000」は、コンテンツデータB全体の再生時間及びデータ量の値を示す。
図14(B)に示すように、サーバ10は、最後の部分データbを送信後、分割コンテンツの送信が完了したことを示すサイズ情報s=0を送信する。サイズ情報s=0に付加されるシーク可能範囲情報は、直前に送信されたシーク可能範囲情報と同一である。
図15は、第2の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、サーバ10によるコンテンツデータBの記録の開始直後に、再生装置20によるコンテンツデータBの再生を開始する場合を説明する図である。
図15(A)に示すコンテンツデータBは、サーバ10の外部コンテンツ取得部11により、コンテンツデータBの実際の再生時間と2倍となる記録速度(記録倍率R=2)で、記録部12への記録を開始される。基準時間Tを3秒とすると、部分サイズ決定部18は、記録倍率R=2、初回の送信倍率P=1となるので、間隔時間T=3×(1/2)=1.5秒を算出し、間隔時間Tに基づいてサイズ情報sを決定する。コンテンツ分割部14は、コンテンツデータBの記録開始から30秒後に再生装置20から送信されるリクエストヘッダに応じて、記録部12に記録されるコンテンツデータBから、部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを作成する。
図15(B)に示すように、再生装置20が受信したレスポンスボディに含まれる、部分データbのサイズ情報sは、「15F900(10進数で1440000バイト)」であり、図7(B)に示す例の1/2倍となっており、サーバ10は、図7(B)に示す例の1/2倍の間隔でシーク可能範囲情報を送信していることが分かる。サイズ情報sに付加されるシーク可能範囲情報は、「npt=0.0−30.0 bytes=0−28800000」であり、図7(B)に示す例と変わらない。
例えば再生装置20が、図15(B)に示す時刻tにおいて、部分データbの内容を再生している場合、時刻tにおいてシーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内の位置でシーク操作を行うことができる。コンテンツデータBの再生時間3秒の位置を再生している場合、再生時間3秒までの早送り方向のシーク操作と、再生時間0秒までの巻き戻し方向のシーク操作が可能であることを示している。
同様に、図15(B)に示す時刻tにおいて、コンテンツデータBの部分データbi−1の内容の再生時、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報は「npt=0.0−297.0 bytes=0−286560000」であり、再生装置20は、コンテンツデータBの再生時間が0秒から297秒まで、データ量の値が0バイトから286560000バイトまでの範囲で、それぞれを指定するシーク操作が可能であることを示している。
図16は、第2の実施の形態に係るネットワークシステムにおいて、サーバ10によるコンテンツデータBの記録の開始から30秒後に、再生装置20によるコンテンツデータBの2倍速再生を開始する場合を説明する図である。
図16(A)に示すコンテンツデータBは、サーバ10の外部コンテンツ取得部11により、コンテンツデータBの実際の再生時間と等倍となる記録速度(記録倍率R=1)で、記録部12への記録を開始される。基準時間Tを3秒とすると、部分サイズ決定部18は、記録倍率R=1、初回の送信倍率P=1から、間隔時間T=3×(1/1)=3秒を算出し、間隔時間Tに基づいてサイズ情報sを決定する。コンテンツ分割部14は、コンテンツデータBの記録開始から30秒後に再生装置20から送信されるリクエストヘッダに応じて、記録部12に記録されるコンテンツデータBから、部分データbと、部分データbのサイズ情報sとを作成する。
図16(B)に示すように、再生装置20が受信したレスポンスボディに含まれる、部分データbのサイズ情報sは、「22BF200(10進数で2880000バイト)」である。部分データbのサイズ情報sは、送信倍率P=2となるため、「57E400(10進数で5760000バイト)」、付加されるシーク可能範囲情報は、「npt=0.0−31.5 bytes=0−30240000」である。
シーク可能範囲情報の増加分は、図7(B)に示す例の1/2倍となっており、サーバ10は、図7(B)に示す例の2倍の間隔でシーク可能範囲情報を送信している。
例えば再生装置20が、図16(B)に示す時刻tにおいて、部分データbの内容を再生している場合、時刻tにおいてシーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報の範囲内の位置でシーク操作を行うことができる。コンテンツデータBの再生時間3秒の位置を再生している場合、再生時間30秒までの早送り方向のシーク操作と、再生時間0秒までの巻き戻し方向のシーク操作が可能であることを示している。
同様に、図16(B)に示す時刻tにおいて、コンテンツデータBの部分データbi−1の内容の再生時、シーク可能範囲情報解析部23が保持するシーク可能範囲情報は「npt=0.0−58.5 bytes=0−56160000」であり、再生装置20は、コンテンツデータBの再生時間が0秒から58.5秒まで、データ量の値が0バイトから56160000バイトまでの範囲で、それぞれを指定するシーク操作が可能であることを示している。
図16に示す例では、再生装置20が、コンテンツデータBの再生を2倍速で行っているので、再生時間が60秒に達する時点で、コンテンツデータBの内、サーバ10が記録している位置に追いつき、送信倍率Pmと記録倍率Rmとが一致するため、部分データbのサイズ情報sは「22BF200(10進数で2880000バイト)」となる。
第2の実施の形態に係るネットワークシステムの他の説明は、第1の実施の形態に係るネットワークシステムの説明と実質的に同様であるので、重複する説明を省略する。
第2の実施の形態に係るネットワークシステムが備えるサーバ10によれば、記録倍率Rが高くシーク可能範囲情報が急激に変化する状況においてはより小さな間隔で、送信倍率Pが高くシーク可能範囲情報の通知が頻繁に必要ない状況においては大きな間隔で、また、記録が終了してシーク可能範囲情報が変化しない状況も考慮して、シーク可能範囲情報の通知間隔を自動調整することができる。
また、第2の実施の形態に係るネットワークシステムによれば、再生装置がサーバへ問い合わせを繰り返し行う必要がなく、また割り込みイベントによる、コンテンツ送受信とは別の新たな接続が不要で、適切な範囲内でのシーク要求を行うことができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
既に述べた第1及び第2の実施の形態においては、ネットワークシステム及びサーバの各機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを用いて実現されてもよい。すなわち、第1及び第2の実施の形態に係るネットワークシステム及びサーバの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムを含む。そのプログラムは、記録媒体から読み取られてコンピュータに取り込まれてもよいし、ネットワークを介して伝送されてコンピュータに取り込まれてもよい。
上記の他、第1及び第2の実施の形態を応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10…サーバ
11…外部コンテンツ取得部
12…記録部
13…データ量対時間情報作成部
14…コンテンツ分割部
15…シーク可能範囲情報付加部
16…分割コンテンツ送信部
17…要求通信部
18…部分サイズ決定部
20…再生装置
21…要求送信部
22…分割コンテンツ受信部
23…シーク可能範囲情報解析部
24…シーク要求作成部
25…デコード部
26…出力部
30…ネットワーク
100…サーバ
200…再生装置

Claims (8)

  1. 時系列データであるコンテンツデータを記録する記録部、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、前記複数の部分データ毎のサイズ情報を作成する分割部、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報を前記サイズ情報に付加する付加部、
    前記コンテンツデータを再生する再生装置から送信されるリクエストに応じて、前記部分データと、前記シーク可能範囲情報が付加された、前記部分データのサイズ情報とを送信する送信部を備えるサーバと、
    前記サーバに前記リクエストを送信する送信部、
    前記リクエストに応じて前記サーバから送信される、前記部分データと、前記シーク可能範囲情報が付加された、前記部分データのサイズ情報とを受信する受信部、
    前記受信した前記部分データを再生する再生部、
    前記コンテンツデータの内、前記リクエストによって取得した前記シーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求する新たな前記リクエストを作成する要求作成部を備える前記再生装置と
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記サーバ、前記再生装置の間の通信は、HTTPプロトコルにより行われることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 時系列データであるコンテンツデータを記録する記録部と、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、前記複数の部分データ毎のサイズ情報を作成する分割部と、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報を前記サイズ情報に付加する付加部と、
    前記コンテンツデータを再生する再生装置から送信される要求に応じて、前記部分データと、前記シーク可能範囲情報が付加された、前記部分データのサイズ情報とを前記再生装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とするサーバ。
  4. 前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲の記録に要した時間と前記範囲を再生する際の再生時間との比である記録倍率と、前記送信部が送信した部分データの送信に要した時間と前記部分データを再生する際の再生時間の比である送信倍率とに基づいて、前記部分データのサイズ情報を決定する決定部を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のサーバ。
  5. 前記シーク可能範囲情報は、前記サイズ情報記述後のデリミタの後に記述することを特徴とする請求項3又は4に記載のサーバ。
  6. 前記デリミタは、セミコロンであることを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
  7. 時系列データであるコンテンツデータを記録するサーバに前記コンテンツデータを要求するリクエストを送信する送信部と、
    前記リクエストに応じて前記サーバから送信される、前記コンテンツデータの一部である部分データと、前記コンテンツデータの内、前記サーバに記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報が付加された、前記部分データのサイズ情報とを受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記部分データを再生する再生部と、
    前記コンテンツデータの内、前記リクエストによって取得した前記シーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求する新たな前記リクエストを作成する要求作成部と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  8. サーバが、
    時系列データであるコンテンツデータを記録部に記録するステップと、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を分割して複数の部分データを作成し、前記複数の部分データ毎のサイズ情報を作成するステップと、
    前記コンテンツデータの内、前記記録部に記録されている範囲を示すシーク可能範囲情報を前記サイズ情報に付加するステップと、
    前記コンテンツデータを再生する再生装置から送信されるリクエストに応じて、前記部分データと、前記シーク可能範囲情報が付加された、前記部分データのサイズ情報とを送信するステップと
    前記再生装置が、
    前記サーバに前記コンテンツデータを要求する前記リクエストを送信するステップと、
    前記リクエストに応じて前記サーバから送信される、前記部分データと、前記シーク可能範囲情報を付加された、前記部分データのサイズ情報とを受信するステップと、
    前記受信した前記部分データを再生するステップと、
    前記コンテンツデータの内、前記リクエストによって取得したシーク可能範囲情報が示す範囲内の論理位置からの再生を要求する新たな前記リクエストを作成するステップと
    を含むことを特徴とするコンテンツ再生方法。
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