JP2012124597A - 撮像装置および画像処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像データが出力される状況に応じて、画像の良し悪しを適切に判定することができる。
【解決手段】被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、撮像手段による撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出手段と、画像データを出力するときの画素数に基づいて、被写界深度の範囲外の被写体を被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置および画像処理プログラムに関する。
従来から、複数の顔を検出し、被写界深度内にある顔をユーザに知らせるデジタルカメラが知られている(特許文献1)。
特開2007−274587号公報
しかしながら、出力される画像データの画素数によっては、被写体が単に被写界深度の範囲内に含まれているか否かのみに基づいて画像の良し悪しを判定することは必ずしも適切ではないおそれがある。
本発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段による撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出手段と、前記画像データを出力するときの画素数に基づいて、前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、画像データの撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出工程と、前記画像データを出力するときの画素数に基づいて、前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明に係る撮像装置および画像処理プログラムによれば、画像データが出力される状況に応じて、画像の良し悪しを適切に判定することができる。
本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの主要部を示すブロック図である。 図1に示したデジタルカメラの動作原理を示す説明図である。 図1に示したデジタルカメラの合焦判定処理を示すフローチャートである。 図3に示した仮想被写界深度設定ルーチンを示すフローチャートである。 図1に示したデジタルカメラの背面カラーモニタに表示される一例を示した説明図である。 複数検出された顔の測距ルーチンの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の一実施の形態によるデジタルカメラの全体構成図である。撮像レンズ10および絞り12を通して撮像素子14上に結像された被写体像は、A/Dコンバータ16によりデジタル画像信号に変換される。なお、撮像レンズ10は、ズームレンズ・フォーカスレンズを含む複数のレンズで構成されているが、1枚のレンズで示してある。A/Dコンバータ16から出力されたデジタル画像信号は画像処理部18に入力され、予め決められた手順に従って補間処理および色処理などの各種画像処理が行われる。
本デジタルカメラの背面に設けられているカラーモニタ20は、A/Dコンバータ16から得られたデジタル画像信号に所定の信号処理を施したライブビュー(リアルタイム)画像のほか、撮影後の確認画像およびメモリカード50Bに格納されている撮影済み画像をバス(図示せず)経由で受信して表示する。カラーモニタ20は、さらに、操作用メニューおよびエラーメッセージなどの文字情報表示および警告表示・動作状態表示を行うことにより、ユーザインターフェースの一部として機能する。
本デジタルカメラの基本的制御手順を決めるファームウェアはフラッシュメモリ50Cに記憶されている。このファームウェアは、外部インタフェース42を介して外部のコンピュータと通信を行うことにより、更新することが可能である。制御ユニット40は、予め記憶されているファームウェアに基づいて、後に詳述する各種の処理を行う。なお、図1では顔検出処理部40Aおよび測距処理部40Bを破線で示してあるが、これは、顔検出処理および測距処理は所定のアルゴリズムを実行するハードウェアで実行してもよいことを表している。
制御ユニット40には、画像処理部18,背面カラーモニタ20,電子ビューファインダ22,半押しスイッチおよび全押しスイッチ(図示せず)を備えているレリーズ釦28,カメラ背面に設けてある十字キーおよび各種ボタン(いずれも図示せず)を有する操作部30,外部インタフェース42,バッファメモリ50A,カードメモリ50B,フラッシュメモリ50Cのほか、撮像レンズ10を駆動するフォーカスドライバ24および絞り12を調節する絞りコントローラ26が接続されている。
制御ユニット40の顔検出処理部40Aで行う顔検出処理は、撮像素子14から得られるスルー画像データを入力し、このスルー画像データを予め記憶されている顔データと比較することにより、スルー画像中の顔を検出する。複数の被写体人物がいる場合は、全員の顔を個別に検出する。予め記憶されている顔データとして、例えば、眉、眼、鼻、唇の形状に関する特徴点のデータを用いる。顔検出処理として、例えば、特開2001−16573号公報に開示されている検出アルゴリズムを用いることができる。この検出アルゴリズムは、入力画像中から特徴点を抽出して被写体の顔領域、顔の大きさ等を検出するものである。特徴点としては、眉、眼、鼻、唇の各端点、および顔の輪郭点、例えば頭頂点や顎の下端点が挙げられる。
他の顔検出アルゴリズムとしては、例えば、特開2005−157679号公報に開示されているアルゴリズムを用いることができる。この検出アルゴリズムは、まず入力画像中の2画素間の輝度差を特徴量として学習しておき、その特徴量に基づいて入力画像中の所定領域に顔が存在するか否かを示す推定値を算出し、推定値が1以上のときにその所定領域に顔が存在すると判別するものである。なお、これらのアルゴリズムに基づいて顔検出処理を行う顔検出処理部40Aは、既述の通り、ソフトウェアで実現するばかりでなく、ハードウェアで実現してもよいことは勿論である。
次に、撮像素子14で撮像した画像をカードメモリ50Bに記録するための記録モードについて説明する。操作部材30として備えられているモード切換えスイッチ(図示せず)が記録モード側に操作されると、制御ユニット40は記録モード用のプログラムを起動する。レリーズボタン28が半押しされると半押し操作信号が制御ユニット40に入力され、制御ユニット40は画像処理部18に対して制御信号を出力する。画像処理部18は、撮像素子14のドライバ(図示せず)を制御する。制御ユニット40はさらに、撮像レンズ10の焦点調節状態に基づいて、フォーカスドライバ24に駆動信号を出力する。フォーカスドライバ24は撮像レンズ10を駆動してピント調節を行う。また、制御ユニット40は、不図示の測光装置によって検出される被写体輝度に基づいて所定の露出演算を行う。
半押しスイッチ(図示せず)の操作信号に続いて全押しスイッチ(図示せず)からの操作信号が制御ユニット40に入力されると、撮像素子14から出力されたアナログ画像信号はA/Dコンバータ16に入力され、デジタル変換された画像信号が画像処理部18に入力される。画像処理部18では、輪郭補償やガンマ補正,色温度調整,色空間変換処理などの画像前処理が行われる。画像前処理済みの画像データは、バッファ用メモリであるメモリ50Aに一旦格納される。バッファメモリ50Aに格納された画像前処理済みの画像データは、画像処理部18により表示用の画像データとして処理され、カラーモニタ20あるいは電子ビューファインダ22に撮影確認画像として表示される。その画像データ処理には、バッファメモリ50Aが作業用メモリとして用いられる。なお、カラーモニタ20は、本デジタルカメラの背面に設けられている小型の液晶表示器であるので、撮像素子14で撮像される画素数に対して表示画素数が少ない。そこで、撮像素子14で撮像された被写体像をカラーモニタ20に表示する際には、カラーモニタ20の表示解像度に合わせて所定の割合で間引きを行い、表示用の画像データとして用いる。
上述した画像前処理が行われた画像データに対して、画像処理部18はJPEG圧縮のためのフォーマット処理(画像後処理)を行う。画像処理部18は、画像後処理済みの画像データをJPEG方式で所定の比率にデータ圧縮する。JPEG方式にデータ圧縮を受けた画像データは、制御ユニット40により所定のファイル名が付与されてフラッシュメモリなどの着脱可能な不揮発性記録媒体であるカードメモリ50Bに記録される。
フラッシュメモリ50Cには、制御ユニット40が上述した処理を行うためのプログラムが格納されている。制御ユニット40は、フラッシュメモリ50Cからプログラムを読み出し、バッファ用メモリ50Aを作業用メモリとしてプログラムを実行する。
次に、AF動作について説明する。制御ユニット40は、撮像素子14により撮像されてバッファメモリ50Aに格納されている画像データのうち、設定されているフォーカスエリアに対応するデータからコントラストを検出する。そして、検出したコントラストに基づいて撮像レンズ10による焦点位置の調節状態を検出する。制御ユニット40は、被写体像のコントラストが最高となるように、いわゆる山登り法により焦点位置の調節状態を検出し、フォーカスドライバ24を駆動して撮像レンズ10の焦点位置を調整する。絞り12を調節する絞りコントローラ26も、制御ユニット40からの制御信号を受けて動作するが、本発明とは直接関係がないので、詳細な説明は省略する。
図2は、図1に示したデジタルカメラの動作原理を示す説明図である。本図において、Face1〜Face5は顔検出処理により検出された5つの顔を示す。D1〜D5は顔Face1〜Face5までの被写体距離である。これらの被写体距離D1〜D5を測定するために、制御ユニット40は検出された顔Face1〜Face5が在る領域を順にフォーカスエリアとして指定し、AF動作として先に説明したいわゆる山登り法を用いて被写体距離を測定する。
5つの顔Face1〜Face5は、ライブビュー画像としてカラーモニタ20に表示される。いま、ユーザが操作部30の十字キー(図示せず)を操作して、顔Face1をフォーカスポイントとして指定したものとする。すると、制御ユニット40はフォーカスドライバ24に対して、顔Face1に合焦するような制御信号を送出する。図2において、顔Face1までの被写体距離はD1であるので、レンズの焦点距離および絞り値に基づいて前端距離LDOFfおよび後端距離LDOFrが算出される。すなわち、顔Face1に合焦しているときの被写界深度DOFは、前側被写界深度DOFと後側被写界深度DOFとの和となる。
その結果として、被写界深度DOF内に入っている顔Face1〜Face4は合焦状態となるが、顔Face5までの距離D5は被写界深度DOFの外側にあるので、合焦からはずれた(いわゆる、ピンボケ)状態となる。こういった合焦状態の判定、すなわち被写界深度DOF内に入っているか否かという判定は、メモリカード50Bに記録される画像の記録画素数とは関係なく行われているのが現状である。
いま説明の都合上、本デジタルカメラの標準記録画素数は10メガピクセルであるが、5つの顔Face1〜Face5を撮像しているときには、記録画素数が1メガピクセルに設定されていると仮定する。このような画素数設定がなされているときには、顔Face5が被写界深度DOF内に入っていないとしても、記録画像を再生したときには、ピントはずれの問題は事実上生じないことが多い。そこで、本実施の形態では、記録画素数に応じて、被写界深度DOFがVDOFまで広がったものと想定して合焦判定を行う。このVDOFを、本明細書では、仮想被写界深度と呼ぶ。
記録画素数がさらに小さいとき、例えば携帯電話の壁紙などデータ量を極端に小さくしたいときには、仮想被写界深度VDOFをさらに深く(大きく)することにより、実際の画像再生状態に則した適切な合焦判定が可能となる。制御ユニット40は、仮想被写界深度VDOFから外れている被写体には、所定の警告マークを付してライブビュー表示をさせるよう、カラーモニタ20の表示形態を制御する。
なお、これまで説明した仮想被写界深度VDOFは、カードメモリ50Bに記録される画像の記録画素数が標準記録画素数より小さい場合に、仮想被写界深度VDOFを拡大するものであった(VDOF=k・DOF)が、その拡大係数(k)を連続的に変化させることなく、記録画素数に応じて段階的に変化させてもよい。つぎに、フローチャートを参照しながら、具体的な合焦判定処理を説明する。
図3は、図1に示したデジタルカメラによる合焦判定処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1において、レリーズ釦28が半押しされることにより半押し操作信号が制御ユニット40に入力されるのを待機する。レリーズボタン28の半押しが検出されると、ステップS2において既述の顔検出処理を実行する(顔検出処理部40Aによる顔検出処理)。顔検出処理の結果として複数の顔が検出されたとき(ステップS3:YES)には、ステップS4において、それぞれの顔までの距離を測定する(測距処理部40Bによる距離測定)。この距離とは、図2のD1〜D5に相当する。次のステップS5において、被写界深度DOFを算出する。被写界深度DOFは、実際に演算をすることにより算出するほか、テーブルの形態でROMに記憶させておくことも可能である。
ステップS6では、図2において説明した通り、記録画素数に応じて仮想被写界深度VDOF(VDOF=k・DOF)を設定する。換言すると、記録画素数に応じて拡大係数(k)を変化させる。ステップS7では、検出されたそれぞれの顔までの距離と仮想被写界深度VDOFとを比較することにより、仮想被写界深度VDOF外の顔の有無を判定する。その判定結果として、仮想被写界深度VDOF外の顔がある場合(図2のFace5に相当する顔がある場合)には、カラーモニタ20に表示されているライブビュー画像に顔検出マークを表示させると同時に、合焦範囲からはずれていることを示す警告マークを表示する。この警告マークとして、本実施の形態では、図5に示すような三角マークを顔に重ねて表示する。他方、仮想被写界深度VDOF内にある顔には正方形マークを顔に重ねて表示する。
ステップS3において、複数の顔が検出されなかったとき(ステップS3:NO)には、ステップS10において一つの顔か検出されたか否かを判定する。その判定結果として否定判定が得られたとき(ステップS10:NO)には、一つも顔が検出されなかったことになるので、本実施の形態における合焦判定処理を終了する。他方、肯定判定が得られたとき(ステップS10:YES)には検出された顔の個数が一つだけであるので、ステップS9において、その顔に合焦するようフォーカスドライバ24を制御すると同時に顔検出マーク(図5の正方形マーク)を表示する。以上で、図1に示したデジタルカメラによる合焦判定処理を終了する。
図4は、図3に示したステップS6(仮想被写界深度設定ルーチン)の一例を示すフローチャートである。まずステップS20では、最大出力画素数Pmaxと設定画素数Psetとの比R(R=Pmax/Pset)を求める。ここでいう最大出力画素数Pmaxとは、既述の標準記録画素数10メガピクセルに相当し、設定画素数Psetとは既述の1メガピクセルに相当する。ステップS21においては、算出された比Rが閾値Rthより大きいか否かを判定する。その判定結果として、比Rが閾値Rthより大きいと判定されたとき(ステップS21:YES)には、被写界深度DOFを用いて合焦判定をすることなく仮想被写界深度VDOFを用いたほうが現実的に適切であるので、ステップS22に制御を進める。
ステップS22では、被写界深度DOFをk倍する演算(VDOF=k・DOF)を行う。ここで、拡大係数kは比Rの関数として予め設定しておく。すなわち、設定画素数Psetが小さくなるほど比Rは大きくなるので、拡大係数kも大きな値とすることが可能である。他方、ステップS21において否定判定(ステップS21:NO)が得られたときには、敢えて被写界深度DOFを変更する必要がないと判断して、k=1に設定する。ステップS22またはステップS23が終了したときには、図3のメインルーチンにリターンする。
−実施の形態1による作用効果−
本実施の形態によれば、以下のような作用効果を奏することができる。
(1)撮像素子14から画像信号を入力して顔が複数個検出されたときには、選択された一つの被写体像に基づいて被写界深度DOFを求めるステップS5を実行し、さらにカードメモリ50Bに記録する画像データの記録画素数に基づいて被写界深度DOFを仮想被写界深度VDOFに変更するステップS6を実行し、仮想被写界深度VDOF内に含まれない顔を被写体像を特定するステップS7を実行する制御ユニット40を備えているので、記録する画像の大きさに応じて、現実に則した適切な合焦判定を行うことができる。
(2)顔を検出する顔検出処理部40Aは、所定のアルゴリズムに基づいて顔を抽出すればよいので、ソフトウェアで実現するばかりでなく、ハードウェアで実現してもよい。
(3)撮像素子14から出力された画像信号をリアルタイムで表示するカラーモニタ20を備えているので、変更された被写界深度(仮想被写界深度VDOF)内に含まれない顔には三角マーク(図5参照)を付加した表示を行うことができる。
(4)カラーモニタ20によりリアルタイム表示される顔のいずれか一つを選択する十字キー(操作部材30)を備えているので、十字キーの操作により選択された一つの顔に基づいて被写界深度DOFを求めることができる。
<実施の形態2>
本発明は、画像処理プログラムにも適用することができる。換言すると、デジタルカメラなどの撮像装置に限らず、画像データを処理するプログラムにも適用可能である。より具体的には、プログラムは、画像データの撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出工程と、画像データを出力するときの画素数に基づいて、被写界深度の範囲外の被写体を被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定工程とをコンピュータに実行させる。
−実施の形態2による作用効果−
本実施の形態2によれば、画像データの撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出工程と、前記画像データを出力するときの画素数に基づいて、前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定工程とをコンピュータに実行させるので、撮影後であっても、被写体像の合焦判定を適切に行うことができる。
<その他の変形例>
(1)実施の形態1では、十字キーを操作することによりフォーカスポイントとする顔を選択しているが、デジタルカメラが自動的に選択することもできる。例えば、ライブビュー画面の中央付近にある顔を自動選択する、あるいは、もっともコントラストが高い顔を自動選択するなどの制御を行うことができる。
(2)実施の形態1では、カードメモリ50Bに記録される画像の記録画素数に基づいて被写界深度を変更しているが、外部インタフェース42から出力される外部モニタ信号の出力解像度に応じて被写界深度を変更してもよい。あるいは、外部インタフェース42から出力されるプリンタ用データ・プロジェクタ用データ・モニタ表示用データの大きさに応じて被写界深度を変更してもよい。
(3)実施の形態1では、検出された顔それぞれについて測距処理を行っているが、検出された顔の占有面積を表すデータに基づいて各被写体像までの距離を推定することもできる。図6は、複数顔までの測距ルーチンの一例を示す。ステップS30では、フォーカスポイントとなる顔マークを指定する。この指定は、ユーザによる指定、あるいはデジタルカメラによる自動指定のいずれでもよい。ステップS31では、指定されたフォーカスポイントまでの距離Dを求める。この測距には、既述のいわゆる山登り法を用いる。ステップS32では、フォーカスポイントとなる顔の大きさ(ピクセル数P)およびn個の他の顔の大きさ(ピクセル数P:i=1〜n)を検出する。ステップS33では、フォーカスポイントとなる顔のピクセル数Pを基準として、他の顔マークまでの距離Dを求める。ここで、D=k・Dであり、kはPとPの関数となる。以上により、複数顔までの測距ルーチンを終了する。このような測距ルーチンのほかに、特開2003−75717号公報に記載されている距離検出装置を用いることができる。
(4)実施の形態1では、所定の特徴を有する被写体像の一例として顔を検出したが、顔に限らず、所定の特徴(色,形)を有するものであれば、どのような被写体でもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上述した実施の形態および変形例に限定されるものではない。
実施の形態と変形例の一つとを組み合わせること、もしくは、実施の形態と変形例の複数とを組み合わせることも可能である。
変形例同士をどのように組み合わせることも可能である。
さらに、本発明の技術的思想の範囲内で考えられる他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
10 撮像レンズ
12 絞り
14 撮像素子
16 A/Dコンバータ
18 画像処理部
20 背面カラーモニタ
22 電子ビューファインダ
24 フォーカスドライバ
26 絞りコントローラ
28 レリーズ釦
30 操作部
40 制御ユニット
40A 顔検出処理部
40B 測距処理部
42 外部インタフェース
50A バッファメモリ
50B カードメモリ
50C フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出手段と、
    前記画像データを出力するときの画素数に基づいて、前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記画像データを出力するときの画素数は、記録媒体、プリンタおよび表示装置のいずれかに出力される画像データについて指定された画素数であることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記算出手段は、特定の被写体に基づいて前記被写界深度の範囲を算出することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項3に記載の撮像装置において、
    顔を検出する顔検出手段をさらに備え、
    前記特定の被写体は、前記顔検出手段により検出された顔を含む被写体であることを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記被写界深度の範囲内の被写体と前記判定手段により前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定した被写体とを使用者が認識できるように表示装置に表示させる表示制御手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記画像データを出力するときの画素数に応じて、前記判定手段により前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定基準を変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  7. 画像データの撮像条件に基づいて被写界深度の範囲を算出する算出工程と、
    前記画像データを出力するときの画素数に基づいて、前記被写界深度の範囲外の被写体を前記被写界深度の範囲内に含まれているものと判定する判定工程とをコンピュータに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
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